JPH11349539A - 4−ニトロエステル化合物の製造方法 - Google Patents

4−ニトロエステル化合物の製造方法

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JPH11349539A
JPH11349539A JP15767698A JP15767698A JPH11349539A JP H11349539 A JPH11349539 A JP H11349539A JP 15767698 A JP15767698 A JP 15767698A JP 15767698 A JP15767698 A JP 15767698A JP H11349539 A JPH11349539 A JP H11349539A
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整 藤村
Kikuo Ataka
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    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医薬・農薬の原料物質及び中
間体として有用なアミノ酸誘導体である4-アミノ−
2,2−ジメチル−3−フェニル−ブタン酸メチルの製
造遺贈中間体として有用な4-ニトロエステル化合物の
新規な製法を提供する。 【解決手段】 本発明は、2−アルキルピリ
ジン化合物と超強酸との触媒の存在下、ニトロオレフ
ィン化合物とケテンシリルアセタール化合物とを反応さ
せることにより4-ニトロエステル化合物を得る方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2−アルキルピリ
ジン化合物と超強酸との塩触媒の存在下、ニトロオレフ
ィン化合物とケテンシリルアセタール化合物とを反応さ
せることによる4-ニトロエステル化合物の製法に関す
る。本発明により得られた4-ニトロエステル化合物に
おいて、例えば、2,2−ジメチル−4−ニトロ−3−
フェニル−ブタン酸は、J.Org.Chem.,第5
4巻、1018頁、(1989)の記載の方法に従っ
て、アルコール溶媒中、10%Pd/Cの存在下、水素
ガスを用いた接触水素添加法により、医薬・農薬の原料
物質及び中間体として有用なアミノ酸誘導体である4-
アミノ−2,2−ジメチル−3−フェニル−ブタン酸メ
チルに誘導される。
【0002】
【従来の技術】従来の、ニトロオレフィン化合物とケテ
ンシリルアセタール化合物とを反応させることによる4
-ニトロエステル化合物の製法としては、以下に示すよ
うな方法がある。 .J.Am.Chem.Soc.,第106巻、21
49頁、(1984)には、触媒として、四塩化チタン
等を単独もしくは四塩化チタンとチタンテトライソプロ
ポキシドとを添加した系において、ニトロオレフィン化
合物とケテンシリルアセタール化合物とを反応させて4
-ニトロエステル化合物を系内で調製し、最終的には加
水分解により1,4−ジケトン化合物を製造する方法が
記載されている。しかし、この方法は、使用するチタン
化合物の量がケテンシリルアセタール化合物と等量必要
であること、使用するニトロオレフィン化合物の1位が
水素原子である化合物に限定されること等の問題点があ
った。
【0003】.J.Org.Chem.,第62巻、
4370頁、(1997)には、ニトロオレフィン化合
物とケテンシリルアセタール化合物とを、触媒として、
メチルアルミニウムビス(2,6−ジ−tert−ブチ
ル−4−メチルフェノキシド)(以下、MADという)
等を添加した系において、反応させて4-ニトロエステ
ル化合物を製造する方法が記載されている。しかし、こ
の方法は、使用する触媒量が使用するニトロオレフィン
化合物に対して1〜1.5等量必要であること、触媒調
製時に 非常に反応性の高いアルキルアルミニウムを使
用するため、発熱・発火等の危険性等を伴うこと、反応
終了時、生成した酸化アルミニウムを処理する必要があ
る等の理由で反応系の処理が煩雑であること、更にメチ
ル−tert−ブチルジメチルシリルジメチルケテンア
セタールのような分子内に立体障害が生じるような置換
基をもつ化合物を用いた場合、収率が低いという問題点
があった。従って、公知の製法、のいずれもに、4
-ニトロエステル化合物を工業的に製造する方法として
は不満があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は、4
-ニトロエステル化合物の製法として、工業的に有利な
方法、すなわち、原料化合物が限定されず、触媒の使用
量が少なく、温和な条件で、煩雑な反応系の処理を必要
としない、4-ニトロエステル化合物を高収率、高選択
率で得る製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の問
題を解決するために鋭意研究した結果、ニトロオレフィ
ン化合物とケテンシリルアセタール化合物とを、反応さ
せて4-ニトロエステル化合物を製造する際に、2−ア
ルキルピリジン化合物と超強酸とからなる2−アルキル
ピリジニウム化合物を触媒として用いることにより、原
料化合物が限定されず、触媒の使用量が少なく、温和な
条件で、煩雑な反応系の処理を必要としない、4-ニト
ロエステル化合物を高収率、高選択率で製造できる新規
な方法を見出して本発明を完成するに至った。
【0006】本発明は、一般式(1)
【0007】
【化5】
【0008】(式中、R1 はアルキル基を示し、R2
3、R4、R5は、同一又は異なって、水素原子、アル
キル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基、ハ
ロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基を示し、
また、R2、R3間、R3、R4間、R4、R5間でメチレン
鎖を形成していてもよく、形成されたメチレン鎖が芳香
環を形成していてもよい)で表される2−アルキルピリ
ジン化合物と超強酸とを混合させて調製される2−アル
キルピリジウム化合物触媒の存在下、一般式(2)
【0009】
【化6】
【0010】(式中、R6、R7、R8は、同一又は異な
って、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール
基、アラルキル基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基を示し、また、R6、R7間でメチレン鎖を
形成していてもよい)で表されるニトロオレフィン化合
物と一般式(3)
【0011】
【化7】
【0012】(式中、R9、R10は、同一又は異なっ
て、水素原子、アルキル基、アルケニル基、アリール
基、アラルキル基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基を示し、また、R9、R10間でメチレン鎖
を形成していてもよく、ただし、R9、R10は同時に水
素原子ではない。R11、R12は、同一又は異なって、ア
ルキル基、アリール基、ハロゲン原子を示し、R13はア
ルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル基を
示す)で表されるケテンシリルアセタール化合物とを、
有機溶媒中で反応させることを特徴とする一般式(4)
【0013】
【化8】
【0014】(式中、R6、R7、R8、 R9、R10、R
13は前記と同じ意味を有する)で表される4-ニトロエ
ステル化合物の製造方法にある。
【0015】本発明の一般式(4)で表される4-ニト
ロエステル化合物の製造方法は、例えば、下記の反応式
によって表すことができる。
【0016】
【化9】
【0017】
【発明の実施の形態】本発明において、R1〜R13が示
すアルキル基とは、直鎖状、分枝状又は環状のアルキル
基を意味し、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基
(異性体を含む)、ブチル基(各異性体を含む)、ペン
チル基(各異性体を含む)、ヘキシル基(各異性体を含
む)、ヘプチル基(各異性体を含む)、オクチル基(各
異性体を含む)、ノニル基(各異性体を含む)、デシル
基(各異性体を含む)、シクロプロピル基、シクロブチ
ル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基、シクロヘ
プチル基、シクロオクチル基、シクロノニル基又はシク
ロデシル基を挙げることができる。
【0018】R2〜R10、R13が示すアルケニル基と
は、直鎖状、分枝状又は環状のアルケニル基を意味し、
例えば、ビニル基、プロぺニル基(異性体を含む)、ブ
テニル基(各異性体を含む)、ペンテニル基(各異性体
を含む)、ヘキセニル基(各異性体を含む)、へプテニ
ル基(各異性体を含む)、オクテニル基(各異性体を含
む)、ノネニル基(各異性体を含む)又はデセニル基
(各異性体を含む)を挙げることができる。
【0019】R2〜R13 が示すアリール基とは、(1)
「置換基を有していないアリール基」又は(2)「置換
基を有するアリール基」を意味する。(1)の「置換基
を有していないアリール基」としては、例えば、フェニ
ル基、ナフチル基、アントラセニル基又はチエニル基を
挙げることができる。(2)の「置換基を有するアリー
ル基」の置換基としては、例えば、ヒドロキシル基、置
換されていてもよい直鎖状又は分枝状の炭素原子数1〜
10のアルコキシ基又は置換されていてもよい直鎖状又
は分枝状の炭素原子数1〜10の アルキル基等を挙げ
ることができ、置換基は、数および位置は限定されない
し、同一又は異なった置換基が複数置換していてもよ
い。
【0020】R2〜R10 、R13が示すアラルキル基と
は、(3)「置換基を有していないアラルキル基」又は
(4)「置換基を有するアラルキル基」を意味する。
(3)の「置換基を有していないアラルキル基」として
は、例えば、ベンジル基、フェネチル基等を挙げること
ができる。(4)の「置換基を有するアラルキル基」の
置換基としては、例えば、ニトロ基、置換されていても
よい直鎖状又は分枝状の炭素原子数1〜10のアルコキ
シ基を挙げることができ、置換基は、数および位置は限
定されないし、同一又は異なった置換基が複数置換して
いてもよい。
【0021】R2〜R12が示すハロゲン原子としては、
例えば、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨード原
子を挙げることができる。R2〜R10が示す アルコキシ
基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポ
キシ基 (異性体を含む)、ブトキシ基 (各異性体を含
む)、ペンチルオキシ基(各異性体を含む)、ヘキシル
オキシ基(各異性体を含む)、ヘプチルオキシ基 (各
異性体を含む)、オクチルオキシ基 (各異性体を含
む)、ノニルオキシ基 (各異性体を含む)又はデシル
オキシ基 (各異性体を含む)のような直鎖状又は分枝
状の炭素原子数1〜10のアルコキシ基を挙げることが
できる。
【0022】R2〜R10が示す アリールオキシ基とは、
(5)「置換基を有していないアリールオキシ基」又は
(6)「置換基を有するアリールオキシ基」を意味す
る。(5)の「置換基を有していないアリールオキシ
基」としては、例えば、フェノキシ基等を挙げることが
できる。(6)の「置換基を有するアリールオキシ基」
の置換基としては、例えば、直鎖状又は分枝状の炭素原
子数1〜10の アルキル基等を挙げることができる。
【0023】上記のような置換基R1〜R5を持つ、一般
式(1)で表される2−アルキルピリジン化合物として
は、例えば、2−メチルピリジン、2−エチルピリジ
ン、2−n−プロピルピリジン、2−n−ブチルピリジ
ン、2−n−ペンチルピリジン、2−n−ヘキシルピリ
ジン、2−n−ヘプチルピリジン、2−n−オクチルピ
リジン、2−n−ノニルピリジン、2−n−デシルピリ
ジン、2,3−ジメチルピリジン、2,4−ジメチルピ
リジン、2,5−ジメチルピリジン、2,6−ルチジ
ン、キナルジン、2−エチルキノリン、2,6−ter
t−ブチルー4−メチルピリジン等を挙げることができ
る。
【0024】上記のような置換基R6〜R7を持つ、一般
式(2)で表されるニトロオレフィン化合物としては、
例えば、ニトロエチレン、1−ニトロシクロヘキセン、
β−ニトロスチレン、1−ニトロ−2−フェニル−1−
プロペン、1−ニトロ−2−フェニル−1−ブテン、1
−フェニル−2−ニトロ−1−プロペン、1−フェニル
−2−ニトロ−1−ブテン、2−ニトロ−3−フェニル
−2−ブテン、トランス−2−メトキシ−4−(2−ニ
トロビニル)フェノール、トランス−4−メトキシ−β
−ニトロスチレン、トランス−4−メチル−β−ニトロ
スチレン、トランス−β−ニトロ−2−(トリフルオロ
メチル)スチレン、β−ニトロ−2−(トリフルオロメ
チル)スチレン、トランス−β−ニトロ−4−(トリフ
ルオロメトキシ)スチレン、トランス−2−(2−ニト
ロビニル)チオフェン、トランス−β−メチル−β−ニ
トロスチレン、トランス−1−ニトロ−1−プロペン、
トランス−1−ニトロ−1-ブテン、トランス−1−ニ
トロ−1-ペンテン、トランス−1−ニトロ−1-ヘキセ
ン、トランス−1−ニトロ−2−シクロヘキシル−1−
ブテン、2−ニトロ−1−プロペン、2−ニトロ−1−
ブテン、1−ニトロ−ペンテン、1−ニトロ−1−シク
ロヘキシルエテン、2−ニトロ−2-ブテン、2−ニト
ロ−2-ペンテン又は3−ニトロ−2-ペンテン等を挙げ
ることができる。
【0025】一般式(2)で表されるニトロオレフィン
化合物は、例えば、Bull.Chem.Soc.Jp
n.,第61巻,4470頁,(1988)に記載され
た方法(いわゆるニトロアルドール反応)に準じて、ニ
トロアルカン化合物と対応するアルデヒドとを、塩基の
存在下、反応させて生成させることができる。
【0026】上記のような置換基R9〜R13を持つ、一
般式(3)で表されるケテンシリルアセタール化合物と
しては、例えば、メチル(トリメチルシリル)ジメチル
ケテンアセタール、エチル(トリメチルシリル)ジメチ
ルケテンアセタール、tert−ブチル(トリメチルシ
リル)ジメチルケテンアセタール、メチル(tert−
ブチルジメチルシリル)ジメチルケテンアセタール、エ
チル(tert−ブチルジメチルシリル)ジメチルケテ
ンアセタール、tert−ブチル(tert−ブチルジ
メチルシリル)ジメチルケテンアセタール、n−ブチル
(トリメチルシリル)ジメチルケテンアセタール、n−
ブチル(tert−ブチルジメチルシリル)ジメチルケ
テンアセタール、メチル(トリメチルシリル)メチルケ
テンアセタール、エチル(トリメチルシリル)メチルケ
テンアセタール、tert−ブチル(トリメチルシリ
ル)メチルケテンアセタール、メチル(tert−ブチ
ルジメチルシリル)メチルケテンアセタール、エチル
(tert−ブチルジメチルシリル)メチルケテンアセ
タール、tert−ブチル(tert−ブチルジメチル
シリル)メチルケテンアセタール、n−ブチル(トリメ
チルシリル)メチルケテンアセタール、n−ブチル(t
ert−ブチルジメチルシリル)メチルケテンアセター
ル、1−メトキシ−1−トリメチルシリルオキシ−2−
メチル−1,3−ブタジエン、1−メトキシ−1−トリ
メチルシリルオキシメチレンシクロヘキサン等を挙げる
ことができる。
【0027】一般式(3)で表されるケテンシリルアセ
タール化合物は、例えば、J.Org.Chem.,第
43巻,1159頁,(1978)に記載された方法に
準じて、エステル化合物を塩基で処理し、シリル化剤と
反応させて生成させることができる。
【0028】本発明における「超強酸」とは、100%
硫酸より強い酸性度(酸度関数、H o <−11.0〜−
11.9)を示す酸を意味する。例えば、トリフルオロ
メタンスルホン酸、過塩素酸、クロロスルホン酸、フル
オロスルホン酸、テトラフルオロエタンスルホン酸、テ
トラフルオロホウ素酸、ヘキサフルオロリン酸、ヘキサ
フルオロアンチモン酸等を挙げることができ、好ましく
はトリフルオロメタンスルホン酸である。
【0029】本発明において使用される2−アルキルピ
リジニウム化合物は、前記の2−アルキルピリジン化合
物と超強酸とを任意に組み合わすことにより調製される
が、例えば、2−アルキルピリジン化合物と超強酸(例
えばトリフルオロメタンスルホン酸)とを有機溶媒(例
えば,塩化メチレン等)中−78℃〜室温の範囲で、撹
拌することにより調製できる。この場合、2−アルキル
ピリジニウム化合物の具体例としては、例えば、2,6
−ルチジントリフルオロメタンスルホン酸塩、2−エチ
ルピリジントリフルオロメタンスルホン酸塩又はキナル
ジントリフルオロメタンスルホン酸塩等を挙げることが
できる。
【0030】2−アルキルピリジニウム化合物の調製す
る場合に使用される2−アルキルピリジン化合物の使用
量は、超強酸1モルに対して通常1.0〜5.0モルの
範囲になる量で用いることが好ましく、特に1.5〜
2.0モルの範囲になる量で用いることが好ましい。触
媒として2−アルキルピリジニウム化合物を本発明に使
用する場合、2−アルキルピリジニウム化合物中の超強
酸の含有量で規定するが、この場合超強酸の使用量はニ
トロオレフィン化合物1モルに対して、通常0.01.
〜1.0モルの範囲になる量で用いることが好ましく、
特に0.05〜0.1モルの範囲になる量で用いること
が好ましい。
【0031】本発明において、使用される一般式(3)
で表されるケテンシリルアセタール化合物は、ニトロオ
レフィン化合物1モルに対して、通常1.0〜5.0モ
ルの範囲になる量で用いることが好ましく、特に1.5
〜2.0モルの範囲になる量で用いることが好ましい。
【0032】本発明は、有機溶媒中で行われるが、使用
する有機溶媒としては、反応に関与しないものであれば
特に限定されないが、例えば、アセトニトリル、ベンゾ
ニトリルのようなニトリル系有機溶媒;N,N−ジメチ
ルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−
メチルピリト゛ン、ジメチルイミダゾールのようなアミド
系有機溶媒;塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジ
クロロエタンのようなハロゲン系有機溶媒等を挙げるこ
とができ、好ましくはニトリル系有機溶媒、ハロゲン系
有機溶媒であり、特にアセトニトリル、塩化メチレンが
好ましい。なお、2−アルキルピリジニウム化合物を調
製時に使用した有機溶媒と同一の有機溶媒であること
が、反応操作の簡便化の点で好ましいが、異なっていて
もよい。
【0033】本発明で用いられる有機溶媒の使用量は、
ニトロオレフィン化合物1ミリモルに対して、通常0.
5〜10.0mlの範囲になる量で用いることが好まし
く、特に1〜2mlの範囲になる量で用いることが好ま
しい。
【0034】本発明における反応温度は、通常使用する
溶媒の沸点までの温度であればよいが、好ましくは−8
0〜100℃であり、特に0〜40℃の範囲が好まし
い。本発明の反応における反応温時間は、反応温度によ
り著しく影響を受けるが、通常は0.5〜240時間以
内に反応は完結する。
【0035】本発明で得られる一般式(4)で表される
4-ニトロエステル化合物は、前記の一般式(2)で表
されるニトロオレフィン化合物と、一般式(3)で表さ
れるケテンアセタール化合物とにより規定されるが、そ
のような4-ニトロエステル化合物としては、例えば、
4-ニトロ-2,2−ジメチル-3−フェニルブタン酸メ
チル、4-ニトロ-2,2−ジメチル-3−フェニルブタ
ン酸エチル、4-ニトロ-2,2−ジメチル-3−フェニ
ルブタン酸tert−ブチル、4-ニトロ-2,2−ジメ
チル-3−フェニルブタン酸ブチル、2−メチル−4−
ニトロ−3−フェニルブタン酸メチル、2−メチル−4
−ニトロ−3−フェニルブタン酸エチル、2−メチル−
4−ニトロ−3−フェニルブタン酸tert−ブチル、
2−メチル−4−ニトロ−3−フェニルブタン酸ブチ
ル、2,2−ジメチル−4−ニトロ−3−(4−ヒドロ
キシ−3−メトキシフェニル)ブタン酸メチル、2,2
−ジメチル−4−ニトロ−3−(4−メトキシフェニ
ル)ブタン酸メチル、2,2−ジメチル−4−ニトロ−
3−(4−メチルフェニル)ブタン酸メチル、2,2−
ジメチル−4−ニトロ−3−(2−トリフルオロメチル
フェニル)ブタン酸メチル、2,2−ジメチル−4−ニ
トロ−3−(3−トリフルオロメチルフェニル)ブタン
酸メチル、2,2−ジメチル−4−ニトロ−3−(4−
トリフルオロメチルフェニル)ブタン酸メチル、2,2
−ジメチル−4−ニトロ−3−(2−チオフェニル)ブ
タン酸メチル、2,2−ジメチル−4−ニトロ−3−
(フェニル)ペンタン酸メチル、2-メチル−4−ニト
ロ−3−(4−ヒドロキシ−3−メトキシフェニル)ブ
タン酸メチル、2-メチル−4−ニトロ−3−(3−メ
チルフェニル)ブタン酸メチル、2-メチル−4−ニト
ロ−3−(2−トリフルオロメチルフェニル)ブタン酸
メチル、2-メチル−4−ニトロ−3−(3−トリフル
オロメチルフェニル)ブタン酸メチル、2-メチル−4
−ニトロ−3−(4−トリフルオロメチルフェニル)ブ
タン酸メチル、2-メチル−4−ニトロ−3−(4−ト
リフルオロメトキシフェニル)ブタン酸メチル、2-メ
チル−4−ニトロ−3−(2−チオフェニル)ブタン酸
メチル、2-メチル−4−ニトロ−3−(フェニル)ブ
タン酸メチル、1−(2−ニトロ−1−フェニルエチ
ル)シクロヘキサンカルボン酸メチル、1−メチル−3
−ニトロブタン酸メチル、1,1−ジメチル−3−ニト
ロ−ブタン酸メチル、1,1−ジメチル−2−メチル−
3−ニトロ−ペンタン酸メチル、1−メチル−2−メチ
ル−3−ニトロペンタン酸メチル、2−メチル−3−ニ
トロペンタン酸メチル、1−(1−メトキシカルボニル
−1−メチル)エチル−2−ニトロシクロヘキサン、1
−(1−メトキシカルボニル)エチル−2−ニトロシク
ロヘキサン又は2−メチル−2−(2’−ニトロシクロ
ヘキシル)等を挙げることができる。
【0036】本発明において4-ニトロエステル化合物
を得る方法は、通常の洗浄操作、分離操作を組み合わせ
て、例えば、反応混合物を水洗し、溶媒抽出、抽出濃縮
により粗生成物が得られる。更に精製するには、カラム
クロマトグラフィーや再結晶操作によって精製すればよ
いが、精製法については各化合物について適宜選択すれ
ばよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、前記2−アルキルピリ
ジン化合物と超強酸との塩を触媒に用い、ニトロオレフ
ィン化合物とケテンシリルアセタール化合物とを反応さ
せることにより、目的化合物である4−ニトロエステル
化合物を、温和な条件下、収率、選択率よく製造するこ
とができ、反応系の処理も簡便であり容易に目的化合物
を取得することができる。
【0038】
【実施例】実施例1:2,2−ジメチル−4−ニトロ−
2−フェニルブタン酸メチルの製法。 −78℃に冷却した塩化メチレン4mlに、トリフルオ
ロメタンスルホン酸4.4μl(0.05mmol)と
2,6−ルチジン11.6μl(0.10mmol)と
を加えて撹拌溶解して塩化メチレン溶液を得た。得られ
た塩化メチレン溶液を、同温度を保ちながらトランスβ
−ニトロスチレン149mg(1.0mmol)とメチ
ルトリメチルシリルジメチルケテンアセタール261m
g(1.5mmol)とを加えた後、保温を止めて室温
に戻しながら96時間撹拌して反応させた。得られた反
応混合液に、4℃以下の水6mlを加えた。分液した塩
化メチレン層を、無水硫酸マグネシウムを加えて乾燥
し、濾過して濾液を得た。得られた濾液を減圧濃縮して
塩化メチレンを留去し、粗生成物を得た。得られた粗生
成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(Wako
gel C−200(商品名)、溶離液;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=5:1)で精製し、目的化合物の2,
2−ジメチル−4−ニトロ−2−フェニルブタン酸メチ
ル191mgを得た。(トランスβ−ニトロスチレン基
準の収率=76.1%) MS(EI:m/z);251(M+) MS(CI:m/z);252(MH+) NMR(CDCl3,δ);1.17(3H,s),1.20(3
H,s),3.69(3H,s), 3.75〜3.79(1H,d
d,J=10.8HZ,4.4HZ), 4.76〜4.80(1H,d
d,J=13.2HZ,4.4HZ), 4.92〜4.98(1H,d
d,J=13.2HZ,10.8HZ), 7.15〜7.33(5H,
m)
【0039】実施例2:2,2−ジメチル−4−ニトロ
−3−フェニルブタン酸メチルの製法。 トリフルオロメタンスルホン酸2.2μl(0.025
mmol)と2,6−ルチジン5.8μl(0.05m
mol)とを室温のアセトニトリル2mlに加えて撹拌
溶解し、アセトニトリル溶液を得た。得られたアセトニ
トリル溶液を、同温度を保ちながらトランスβ−ニトロ
スチレン75mg(0.5mmol)とメチルトリメチ
ルシリルジメチルケテンアセタール131mg(0.7
5mmol)とを加えて1時間撹拌して反応させた。得
られた反応混合液に、水6mlと塩化メチレン10ml
とを加えた。分液した塩化メチレン層を、無水硫酸マグ
ネシウムを加えて乾燥し、濾過して濾液を得た。得られ
た濾液を減圧濃縮して塩化メチレンを留去し、目的化合
物の2,2−ジメチル−4−ニトロ−3−フェニルブタ
ン酸メチル124mgを得た。(トランスβ−ニトロス
チレン基準の収率=99.0%)
【0040】実施例3:2,2−ジメチル−4−ニトロ
−3−フェニルブタン酸メチルの製法。 −78℃に冷却した塩化メチレン4mlに、トリフルオ
ロメタンスルホン酸2.2μl(0.025mmol)
と2,6−ルチジン5.8μl(0.05mmol)と
を加えて撹拌溶解して塩化メチレン溶液を得た。得られ
た塩化メチレン溶液を、同温度を保ちながらトランスβ
−ニトロスチレン75mg(0.5mmol)とメチル
トリメチルシリルジメチルケテンアセタール131mg
(0.75mmol)とを加えた後、保温を止めて室温
に戻しながら,4℃で48時間撹拌して反応させた。得
られた反応混合液に、4℃以下の水6mlを加えた。分
液した塩化メチレン層を、無水硫酸マグネシウムを加え
て乾燥し、濾過して濾液を得た。得られた濾液を減圧濃
縮して塩化メチレンを留去し、粗生成物139mgを得
た。得られた粗生成物をHPLCを用いて定量した結
果、2,2−ジメチル−4−ニトロ−3−フェニルブタ
ン酸メチルが122mg含まれていることがわかった。
(トランスβ−ニトロスチレン基準のHPLC定量収率
=96.8%)
【0041】実施例4:2,2−ジメチル−4−ニトロ
−3−フェニルブタン酸メチルの製法。 実施例3の2,6−ルチジンを2-エチルピリジン5.
7μl(0.005ml)に代えた他は、実施例3と同
様な操作を行って、2,2−ジメチル−4−ニトロ−3
−フェニルブタン酸メチルの粗生成物145mgを得
た。得られた粗生成物をHPLCを用いて定量した結
果、2,2−ジメチル−4−ニトロ−3−フェニルブタ
ン酸メチルが117mg含まれていることがわかった。
(トランスβ−ニトロスチレン基準のHPLC定量収率
=92.9%)
【0042】実施例5:2,2−ジメチル−4−ニトロ
−3−フェニルブタン酸メチルの製法。 実施例3の2,6−ルチジンをキナルジン6.8μl
(0.05ml)に代えた他は、実施例3と同様な操作
を行って、2,2−ジメチル−4−ニトロ−3−フェニ
ルブタン酸メチルの粗生成物 151mgを得た。得ら
れた粗生成物をHPLCを用いて定量した結果、2,2
−ジメチル−4−ニトロ−3−フェニルブタン酸メチル
が133mg含まれていることがわかった。(トランス
β−ニトロスチレン基準のHPLC定量収率=90.0
%)
【0043】実施例6:2−メチル−4−ニトロ−3−
フェニルブタン酸メチルの製法。 −78℃に冷却した塩化メチレン4mlに、トリフルオ
ロメタンスルホン酸4.4μl(0.05mmol)と
2,6−ルチジン11.6μl(0.10mmol)と
を加えて撹拌溶解して塩化メチレン溶液を得た。得られ
た塩化メチレン溶液を、同温度を保ちながらトランスβ
−ニトロスチレン149mg(1.0mmol)とo−
メチル−o−トリメチルシリルメチルケテンアセタール
240mg(1.5mmol)とを加えた後、保温を止
めて室温に戻しながら96時間撹拌して反応させた。得
られた反応混合液に、4℃以下の水6mlを加えた。分
液した塩化メチレン層を、無水硫酸マグネシウムを加え
て乾燥し、濾過して濾液を得た。得られた濾液を減圧濃
縮して塩化メチレンを留去し、粗生成物を得た。得られ
た粗生成物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(W
akogel C−200(商品名)、溶離液;n−ヘ
キサン:酢酸エチル=5:1)で精製し、目的化合物の
2−メチル−4−ニトロ−3−フェニルブタン酸メチル
104mgを得た。(トランスβ−ニトロスチレン基準
の収率=44.0%) MS(CI:m/z);238(MH+) NMR(CDCl3,δ);1.03〜1.05(3H,d,J=6.8
3,major diastereomer), 1.22〜1.24(3H,d,J
=7.32,minor diastereomer), 2.77〜2.81(1H,
m,major diastereomer), 2.83〜2.91(1H,m,mi
nor diastereomer), 3.56(2H,s,both diastere
omers), 3.73(6H,s,both diastereomers), 4.
69(1H,m,major diastereomer), 4.71(1H,m,m
inor diastereomer), 4.74〜4.80(1H,m,major di
astereomer), 4.84〜4.89(1H,m,minor diastereo
mer), 7.16〜3.36(10H,m,diastereomixture).
【0044】実施例7:2−メチル−4−ニトロ−3−
フェニルブタン酸メチルの製法。 −78℃に冷却した塩化メチレン4mlに、トリフルオ
ロメタンスルホン酸2.2μl(0.025mmol)
と2,6−ルチジン5.8μl(0.05mmol)と
を加えて撹拌溶解して塩化メチレン溶液を得た。得られ
た塩化メチレン溶液を、同温度を保ちながらトランスβ
−ニトロスチレン75mg(0.5mmol)とo−メ
チル−o−トリメチルシリルメチルケテンアセタール1
20mg(0.75mmol)とを加えた後、保温を止
めて室温に戻しながら24時間撹拌して反応させた。得
られた反応混合液に、水6mlを加えた。分液した塩化
メチレン層を、無水硫酸マグネシウムを加えて乾燥し、
濾過して濾液を得た。得られた濾液を減圧濃縮して塩化
メチレンを留去し、粗生成物を得た。得られた粗生成物
をHPLCを用いて定量した結果、2−メチル−4−ニ
トロ−3−フェニルブタン酸メチルが60mg含まれて
いることがわかった。(トランスβ−ニトロスチレン基
準のHPLC定量収率=50.9%)
【0045】実施例8:2−メチル−4−ニトロ−3−
フェニルブタン酸メチルの製法。 −78℃に冷却した塩化メチレン2mlに、トリフルオ
ロメタンスルホン酸2.2μl(0.025mmol)
とキナルジン6.8μl(0.05mmol)とを加え
て撹拌溶解して塩化メチレン溶液を得た。得られた塩化
メチレン溶液を、同温度を保ちながらトランスβ−ニト
ロスチレン149mg(0.5mmol)とo−メチル
−o−トリメチルシリルメチルケテンアセタール120
mg(0.75mmol)とを加えた後、4℃で72時
間撹拌して反応させた。得られた反応混合液に、水6m
lを加えた。分液した塩化メチレン層を、無水硫酸マグ
ネシウムを加えて乾燥し、濾過して濾液を得た。得られ
た濾液を減圧濃縮して塩化メチレンを留去し、粗生成物
を得た。得られた粗生成物をHPLCを用いて定量した
結果、2−メチル−4−ニトロ−3−フェニルブタン酸
メチルが147mg含まれていることがわかった。(ト
ランスβ−ニトロスチレン基準のHPLC定量収率=6
2.0%)
【0046】実施例9:2−メチル−2−(2’−ニト
ロシクロヘキシル)プロピオン酸メチルの製法。 0℃に冷却したアセトニトリル2mlに、トリフルオロ
メタンスルホン酸2.2μl(0.025mmol)と
2,6−ルチジン5.8μl(0.05mmol)とを
加えて撹拌溶解して塩化メチレン溶液を得た。得られた
塩化メチレン溶液を、同温度を保ちながら1−ニトロシ
クロヘキセン64mg(0.5mmol)とメチルトリ
メチルシリルジメチルケテンアセタール131mg
(0.75mmol)とを加えた後、室温で48時間撹
拌して反応させた。得られた反応混合液に、水6mlを
加えた。分液した塩化メチレン層を、無水硫酸マグネシ
ウムを加えて乾燥し、濾過して濾液を得た。得られた濾
液を減圧濃縮して塩化メチレンを留去し、粗生成物20
0mgを得た。得られた粗生成物をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(Wakogel C−200(商品
名)、溶離液;n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)で
精製し、目的化合物の2−メチル−2−(2’−ニトロ
シクロヘキシル)プロピオン酸メチル72mgを得た。
(1−ニトロシクロヘキセン基準の収率=63.1%) NMR(CDCl3,δ);1.14,1.18,1.19,1.23(6
H,s,both diastereomer), 1.64〜2.86(9H,
m,both diastereomer), 3.63,3.65(3H,s,bot
h diastereomer), 3.68(1H,m,both diastereome
rs).

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(1) 【化1】 (式中、R1 はアルキル基を示し、R2、R3、R4、R5
    は、同一又は異なって、水素原子、アルキル基、アルケ
    ニル基、アリール基、アラルキル基、ハロゲン原子、ア
    ルコキシ基、アリールオキシ基を示し、また、R2、R3
    間、R3、R4間、R4、R5間でメチレン鎖を形成してい
    てもよく、形成されたメチレン鎖が芳香環を形成してい
    てもよい)で表される2−アルキルピリジン化合物と超
    強酸とを混合させて調製される2−アルキルピリジウム
    化合物触媒の存在下、一般式(2) 【化2】 (式中、R6、R7、R8は、同一又は異なって、水素原
    子、アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキ
    ル基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基
    を示し、また、R6、R7間でメチレン鎖を形成していて
    もよい)で表されるニトロオレフィン化合物と一般式
    (3) 【化3】 (式中、R9、R10は、同一又は異なって、水素原子、
    アルキル基、アルケニル基、アリール基、アラルキル
    基、ハロゲン原子、アルコキシ基、アリールオキシ基を
    示し、また、R9、R10間でメチレン鎖を形成していて
    もよく、ただし、R9、R10は同時に水素原子ではな
    い。R11、R12は、同一又は異なって、アルキル基、ア
    リール基、ハロゲン原子を示し、R13はアルキル基、ア
    ルケニル基、アリール基、アラルキル基を示す)で表さ
    れるケテンシリルアセタール化合物とを、有機溶媒中で
    反応させることを特徴とする一般式(4) 【化4】 (式中、R6、R7、R8 、 R9、R10、R13は前記と同
    じ意味を有する)で表される4-ニトロエステル化合物
    の製造方法。
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