JPH11348309A - インクジェット式記録装置 - Google Patents

インクジェット式記録装置

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JPH11348309A
JPH11348309A JP10154849A JP15484998A JPH11348309A JP H11348309 A JPH11348309 A JP H11348309A JP 10154849 A JP10154849 A JP 10154849A JP 15484998 A JP15484998 A JP 15484998A JP H11348309 A JPH11348309 A JP H11348309A
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pump
roller
pump wheel
ink jet
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和彦 原
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晋輔 飯森
Keisuke Hayashi
啓介 林
Takahiko Osada
隆彦 長田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チュ−ブを扱いた際にも、チュ−ブがポンプ
ホイ−ルに接触することがなく、チュ−ブの摩耗、亀裂
を防止し、良好なインクの吸引を行うことができるイン
クジェット式記録装置を提供する。 【解決手段】 チューブの外形を円弧状に規制するチュ
ーブ支持面を有するポンプフレームと、駆動手段からの
駆動力によって回転するポンプホイールと、前記ポンプ
ホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた
第2位置との間で移動可能となるようにポンプホイール
に支持されたローラと、前記ポンプフレームの底面部か
ら高い位置にチュ−ブを保持するチュ−ブ保持部材とを
備え、チュ−ブをチュ−ブ保持部材によってポンプフレ
−ムの底面部に向けて保持すると共に、前記ローラがポ
ンプホイールの第2位置に移動した状態において、前記
ローラをチューブに圧接して該チューブを変形させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録用紙の幅方向
に移動する記録ヘッドを有し、印刷データに基づいてイ
ンク滴を記録用紙に吐出して画像を印刷するインクジェ
ット式記録装置に関し、より詳細には記録ヘッドのノズ
ル開口の目詰まりを解消するキャッピング手段に負圧を
供給するポンプユニットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータの発達によりグ
ラフィック処理が比較的簡単に実行できるようになった
ため、ディスプレイに表示される例えばカラー画像のハ
ードコピーを高品質で出力できる記録装置が求められて
いる。
【0003】このような要求に応えるためにインクジェ
ット記録ヘッドを搭載した記録装置が提供されている。
このインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が小さ
く、しかも小さなドットを高い密度で形成できるため、
カラー印刷を中心とした多くの印刷に使用されている。
【0004】このようなインクジェット式記録装置は、
インクカートリッジからのインクの供給を受けるインク
ジェット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドに対し
て相対的に移動させる紙送り手段を備え、印字信号に応
じて記録ヘッドを移動させながら記録用紙にインク滴を
吐出させてドットを形成するすることで記録が行われ
る。
【0005】このようにインクという液体を扱う関係
上、記録ヘッドへのインクの充填や、またインク溶媒の
揮散による目詰まりを防止するために、記録ヘッドから
インクを強制的に吸引排出させる処理や、また印字デー
タに関係がない駆動信号を供給して、非印字領域でヘッ
ドのノズル開口からインク滴を吐出させる操作が行われ
る。
【0006】記録ヘッドの目詰まり解消や記録ヘッドの
インクが流れる流路内に存在する気泡を除去するために
行うインクの強制的な排出処理は、通常クリーニング操
作と呼ばれ、記録装置の長時間の休止後に印刷を再開す
る場合や、またユーザが印字かすれ等の印字品質不良を
解消するためにクリーニングスイッチを押圧した場合に
実行される。
【0007】このクリーニング操作においては、記録ヘ
ッドをキャッピング手段により封止して負圧を作用させ
ることで、ヘッドのノズルよりインクを排出させ、その
後にゴムなどの弾性板からなるワイピング部材により、
ヘッドプレートをワイピングするシーケンスが実行され
る。
【0008】一方、記録ヘッドに駆動信号を印加してイ
ンクを吐出させる操作は、通常フラッシング操作と呼ば
れ、クリーニング操作時にワイピング等で発生したヘッ
ドのノズル開口近傍の不揃いのメニスカスを回復させた
り、また印刷中にインク滴の吐出が少ないノズル開口の
目詰まりを防止する目的で一定周期ごとに実行させる操
作である。
【0009】ところで、前記したクリーニング操作にお
いて成される記録ヘッドへの負圧の印加は、吸引ポンプ
の駆動により実行される。この吸引ポンプは、比較的構
造が簡単で小形化が図りやすい、いわゆるチューブポン
プが使用されている。
【0010】図14は、従来のチューブポンプおよびワ
イピング部材の駆動ユニットの一例を示したものであ
る。
【0011】ポンプユニット91は、その両外側にそれ
ぞれ円筒部91a,91bが形成されたポンプフレーム
91cを具備しており、この円筒部91a,91bには
それぞれポンプホイ−ル91d,91eが、モータの駆
動力を得て、正転および逆転可能となるように配置され
ている。なお、ポンプホイ−ル91d、91eの外周部
には、前記駆動力を得るためのギャ部91d1 が形成さ
れている。
【0012】各ポンプホイ−ル91d,91eには、一
端が中心方向に、他端が外周方向に向けて伸びる2本の
軸孔91fがそれぞれ設けられていて、ポンプホイ−ル
91d,91eの回転方向に応じてこれらの軸孔91f
に軸支されたローラ91gを、中心方向に片寄らせる
か、または外周方向に片寄らせるかできるように構成さ
れている。そしてローラ91gによりチューブ91hを
円筒部91a,91bとの間で加圧してしごく作用を行
うポンプ作用と、チューブ91hを加圧しないレリース
作用とを行わせるように構成されている。
【0013】図14に示した例においては、駆動モータ
に対する負荷を軽減するためにモータの一方向への回転
駆動により、一方のポンプホイ−ルに軸支されたローラ
が外周方向に片寄るポンプ作用を行い、またモータの他
方向への回転駆動により、他方のポンプホイ−ルに軸支
されたローラが外周方向に片寄るポンプ作用を交互に行
うように構成されている。
【0014】なお、前記各チューブ91hの一端は、記
録ヘッドのノズル面を封止するキャッピング装置のイン
ク吸引口にそれぞれ接続されていて、クリーニング指令
を受けた場合においてポンプユニット91の駆動による
負圧が、キャッピング装置のキャップ部材によって囲ま
れた内部空間に印加されるように構成されている。
【0015】一方、クリーニング部材駆動ユニット92
は、ポンプホイ−ル91dの回転軸にクラッチ板92a
を介してクリーナカム92bが遊嵌されており、圧縮バ
ネ92cによってクリーナカム92bがクラッチ板92
aに圧接されるように構成されている。
【0016】そして、上部にクリーニング部材93が樹
立されたスライドレバー92eがフレーム92dに対し
て水平方向に摺動できるように取り付けられており、こ
のスライドレバー92eの一部に前記クリーナカム92
bが係合されている。
【0017】前記クリーナカム92bは、ポンプホイ−
ル91dの一方向の回転によりクラッチ板92aを介し
て同方向に引きずられ、前記スライドレバー92eを一
方の水平方向に移動させるように作用する。またクリー
ナカム92bは、ポンプホイ−ル91dの他方向の回転
によりクラッチ板92aを介して他方向に引きずられ、
前記スライドレバー92eを他方の水平方向に移動させ
るように作用する。
【0018】従って、スライドレバー92eの上部に取
り付けられた前記クリーニング部材93は、ポンプユニ
ット91を駆動するモータの正転および逆転に応じて、
記録ヘッドの移動経路上のワイピング位置に対して侵入
または退避できるように作用し、クリーニング部材93
のワイピング位置への侵入状態において記録ヘッドのノ
ズル面を払拭するようにされる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記したよ
うなチュ−ブポンプにおいては、ロ−ラ91gによって
チュ−ブ91hを扱くことによって負圧を発生させるも
のであり、この扱きによって、チュ−ブ91hには変
形、特に伸びが発生する。
【0020】この変形したチュ−ブ91hは、図15に
示すように、ポンプフレ−ム91cの底面部に当たり、
前記底面部から遠ざかる方向、即ちポンプホイ−ル91
d方向へ浮き上がり、チュ−ブ91hの一部がポンプホ
イ−ル91dに接触した位置、あるいは近接した位置に
移動する。また、近接した位置に移動したチュ−ブ91
hも、ロ−ラによって扱かれる毎に徐々にポンプホイ−
ル91dに接触した位置まで移動する。なお、図中符号
91iはロ−ラ91gの下端部を支持するため、ポンプ
ホイ−ル91dに形成されたロ−ラ支持部である。
【0021】そして、前記ロ−ラ91gによって、ポン
プホイ−ル91dに接した位置、あるいは近接した位置
にあるチュ−ブ91hを扱くと、図16に示すように、
チュ−ブ91hの側壁はポンプホイ−ル91dと接触
し、ポンプホイ−ル91dの回動によってその側壁は摩
耗する。特に、前記したようにポンプホイ−ル91dの
外周部にはギャ部91d1 が形成されているため、チュ
−ブ91hの側壁は前記ギャ部91d1 との接触によっ
て著しく摩耗する。
【0022】そして最終的にチュ−ブ91hの側壁に亀
裂が生じ、ポンプの負圧をキャップ装置に伝えることが
できず、インクの吸引を行うことができないという技術
的課題があった。
【0023】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、チュ−ブを扱いた際にも、ポンプホイ−ルに接
触することがなく、長期の使用におけるチュ−ブの摩
耗、亀裂を防止し、良好なインクの吸引を行うことがで
きるインクジェット式記録装置を提供することを目的と
するものである。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記した目的を達成する
ためになされた本発明にかかるインクジェット式記録装
置は、印刷データに対応してインク滴を吐出するインク
ジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止すると
共に、ポンプユニットからの負圧を受けて記録ヘッドよ
りインクを吸引するキャッピング手段とを備えたインク
ジェット式記録装置であって、前記ポンプユニットに
は、チューブの外形を円弧状に規制するチューブ支持面
を有するポンプフレームと、駆動手段からの駆動力によ
って回転するポンプホイールと、前記ポンプホイールの
回転軸心側の第1位置と回転軸心から離れた第2位置と
の間で移動可能となるようにポンプホイールに支持され
たローラと、前記ポンプフレームの底面部から高い位置
にチュ−ブを保持するチュ−ブ保持部材とが具備され、
前記チュ−ブをチュ−ブ保持部材によって、ポンプフレ
−ムの底面部に向けて保持すると共に、前記ローラがポ
ンプホイールの第2位置に移動した状態において、前記
ローラをチューブに圧接して該チューブを変形させるよ
うに構成されていることを特徴とする。
【0025】このように前記ポンプフレームの底面部か
ら高い位置にチュ−ブを保持すると共に、ポンプフレ−
ムの底面部に向けて保持するチュ−ブ保持部材が形成さ
れているため、該チューブが変形した際に生ずる膨らみ
部分はポンプフレームの底面部に接することはなく、ま
たチューブがポンプホイール側に浮き上がることもな
い。その結果、チュ−ブとポンプホイ−ルとの接触を回
避でき、チュ−ブの側壁の摩耗、亀裂を防止できる。ま
た、チュ−ブが、万一ポンプホイール側に浮き上がった
として、ポンプホイールまで距離があるため、チュ−ブ
とポンプホイールとの接触を極力回避することができ
る。
【0026】また、前記保持部材に形成されたチュ−ブ
を保持するチュ−ブ挿通孔は、ポンプフレームの底面部
に向けて傾斜した貫通口であることが好ましい。
【0027】このように、チュ−ブ挿通孔は、ポンプフ
レームの底面部に向けて傾斜した貫通口とすることによ
り、万一ポンプホイール側に浮き上がったとして、ポン
プホイールまで距離があるため、チュ−ブとポンプホイ
ールとの接触を極力回避することができる。
【0028】また、前記ローラがチューブを圧接してな
い非圧接状態において、前記ポンプフレームに形成され
たチューブ支持面とチュ−ブとの間に間隙が形成されて
いることが好ましい。このようにチューブ支持面とチュ
−ブとの間に間隙が形成されているため、ローラがチュ
ーブを圧接する圧接状態において、ロ−ラによって伸ば
されたチュ−ブはポンプフレ−ムのチュ−ブ支持面に支
持されることになり、ポンプホイール側へチュ−ブの浮
き上がりを防止することができる。万一浮き上がっても
チュ−ブとポンプホイールとの接触は極力回避すること
ができる。
【0029】また、前記した目的を達成するためになさ
れた本発明にかかるインクジェット式記録装置は、印刷
データに対応してインク滴を吐出するインクジェット式
記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止すると共に、ポン
プユニットからの負圧を受けて記録ヘッドよりインクを
吸引するキャッピング手段とを備えたインクジェット式
記録装置であって、前記ポンプユニットには、チューブ
の外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有するポン
プフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転する
ポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の
第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可
能となるようにポンプホイールに支持されたローラと、
前記ローラの上下端部に形成された鍔部とが具備され、
前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態
において、前記ローラの上下端部に設けられた鍔部間に
おいてチューブに圧接して該チューブを変形させるよう
に構成されていることを特徴とする。
【0030】このように、前記ローラの鍔部間において
チューブに圧接して該チューブを変形させるように構成
されているため、前記鍔部によってチュ−ブはガイドさ
れるため、チュ−ブが浮き上がってもポンプホイールと
接触することはない。
【0031】更に、前記した目的を達成するためになさ
れた本発明にかかるインクジェット式記録装置は、印刷
データに対応してインク滴を吐出するインクジェット式
記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止すると共に、ポン
プユニットからの負圧を受けて記録ヘッドよりインクを
吸引するキャッピング手段とを備えたインクジェット式
記録装置であって、前記ポンプユニットには、チューブ
の外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有するポン
プフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転する
ポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の
第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可
能となるようにポンプホイールに支持されたローラと、
前記ローラの上下端面に形成され、ポンプホイール側に
位置する軸径をポンプフレーム側に位置する軸径よりも
大きく形成されたロ−ラ軸部とが具備され、前記ローラ
がポンプホイールの第2位置に移動した状態において、
前記ローラを傾斜してチューブに圧接し、該チューブを
変形させるように構成されていることを特徴とする。
【0032】このように、ローラの軸部の径が、ポンプ
フレーム側に位置する軸径よりもポンプホイール側に位
置する軸径の方が大きく形成されているため、ロ−ラの
ポンプホイール側の進みがポンプフレーム側よりも早く
なり、ロ−ラは傾いて回転移動する。その結果、チュー
ブに対して、ロ−ラからポンプフレーム側(下側)の力
が作用するため、チューブの浮き上がりは防止され、チ
ュ−ブとポンプホイ−ルとの接触は防止される。
【0033】また、前記した目的を達成するためになさ
れた本発明にかかるインクジェット式記録装置は、印刷
データに対応してインク滴を吐出するインクジェット式
記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止すると共に、ポン
プユニットからの負圧を受けて記録ヘッドよりインクを
吸引するキャッピング手段とを備えたインクジェット式
記録装置であって、前記ポンプユニットには、チューブ
の外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有するポン
プフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転する
ポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の
第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可
能となるようにポンプホイールに支持されると共に、ポ
ンプホイール側の径をポンプフレーム側の径よりも大き
く形成した円錐台形状のロ−ラとが具備され、前記ロー
ラがポンプホイールの第2位置に移動した状態におい
て、前記ローラの傾斜した外周面をチューブに圧接して
該チューブを変形させるように構成されていることを特
徴とする。
【0034】このように、ローラの径が、ポンプフレー
ム側の径よりもポンプホイール側の方が大きく形成され
ているため、チューブに対して、ロ−ラからポンプフレ
ーム側(下側)の力が作用する。その結果、チューブの
浮き上がりを防止し、チュ−ブとポンプホイ−ルとの接
触を防止する。
【0035】また、前記した目的を達成するためになさ
れた本発明にかかるインクジェット式記録装置は、印刷
データに対応してインク滴を吐出するインクジェット式
記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止すると共に、ポン
プユニットからの負圧を受けて記録ヘッドよりインクを
吸引するキャッピング手段とを備えたインクジェット式
記録装置であって、前記ポンプユニットには、チューブ
の外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有するポン
プフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転する
ポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の
第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可
能となるようにポンプホイールに支持されたローラとが
具備され、前記ポンプホイールの外形はポンプフレーム
の外形と略同じ、あるいはポンプフレ−ムの外形より大
きく形成され、前記ローラがポンプホイールの第2位置
に移動した状態において、前記ローラをチューブに圧接
して該チューブを変形させるように構成されていること
を特徴とする。
【0036】このように、前記ポンプホイールの外形は
ポンプフレームの外形と略同じ、あるいはポンプフレ−
ムの外形より大きく形成されているため、チュ−ブがポ
ンプホイール側に浮き上がり、ポンプホイールとポンプ
フレームとの間の間隙に挟まれることはない。また、ポ
ンプホイールにギャ部が形成されている場合において、
チューブがポンプホイール側に浮き上がっても、ポンプ
ホイールのギャ部と接触することはなく、その結果、チ
ューブの摩耗、破損を防止することができる。
【0037】また、前記した目的を達成するためになさ
れた本発明にかかるインクジェット式記録装置は、印刷
データに対応してインク滴を吐出するインクジェット式
記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封止すると共に、ポン
プユニットからの負圧を受けて記録ヘッドよりインクを
吸引するキャッピング手段とを備えたインクジェット式
記録装置であって、前記ポンプユニットには、チューブ
の外形を円弧状に規制するチューブ支持面を有するポン
プフレームと、駆動手段からの駆動力によって回転する
ポンプホイールと、前記ポンプホイールの回転軸心側の
第1位置と回転軸心から離れた第2位置との間で移動可
能となるようにポンプホイールに支持されたローラと、
前記チューブ支持面の上部に設けられ、前記チューブと
ポンプホイールとの間に介装された低摩擦部材とが具備
され、前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動し
た状態において、前記ローラをチューブに圧接して該チ
ューブを変形させるように構成されていることを特徴と
する。
【0038】このように、チューブとポンプホイールと
の間に低摩擦部材を設けているため、チューブがポンプ
ホイール側に浮き上がっても、ポンプホイールに直接接
触することはなく、低摩擦部材と接触する。その結果、
チューブの摩耗、破損を防止することができる。
【0039】また、前記した目的を達成するためになさ
れた本発明にかかるインクジェット式記録装置に用いら
れるチューブの側壁には線状のマ−キングを付すること
が望ましい。
【0040】このように、チューブの側壁に線状のマ−
キングが付されているため、ポンプユニットにチューブ
を取り付ける際、チューブの捩れを防止でき、その結果
チューブの浮き上がりを防止することができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるインクジッ
ト式記録装置について、図に示す実施の形態に基づいて
説明する。
【0042】図1は本発明が適用されたインクジェット
式記録装置の全体構成を示すものである。図1において
符号1はキャリッジであり、このキャリッジ1はタイミ
ングベルト2の一部に結合されてモータ3の往復回転に
より駆動され、ガイド部材4に案内されてプラテン5に
平行に移動するように構成されている。キャリッジ1の
記録用紙6と対向する面には印刷領域側(図1における
左側)に黒インクを吐出する記録ヘッド7が、また非印
刷領域側にカラー印刷用の記録ヘッド8が搭載され、各
記録ヘッド7,8は、それぞれ黒インクカートリッジ
9、カラーインクカートリッジ10からインクの供給を
受けて記録用紙6に対してインク滴を吐出することで印
刷が行えるように構成されている。
【0043】非印刷領域に配置された11はキャッピン
グ手段としてのキャッピング装置であり、黒インク用記
録ヘッド7を封止するキャップ部材12と、カラーイン
ク用記録ヘッド8を封止するキャップ部材13が同一の
キャップホルダーに搭載されている。そして、後述する
ようにそれぞれが単独で駆動可能な2台のポンプユニッ
ト14A,14Bにチューブ15A,15Bを介して接
続されている。
【0044】また、キャッピング装置11に隣接する印
字領域側には、キャリッジ1の移動に伴ってキャリッジ
1に搭載された前記記録ヘッド7,8のノズル開口面を
ワイピングする例えばゴム性のクリーニング部材17が
配置されている。
【0045】そして、ヘッドクリーニング時において、
前記記録ヘッド7,8はこのクリーニング部材17によ
り、そのインク吸引前においてノズルプレートに付着し
ている塵埃や紙粉などが除去され、またインク吸引後に
おいてノズルプレートに付着しているインクが払拭され
る。このクリーニング部材17は、後述するクリーニン
グ部材駆動ユニットにより記録ヘッド7,8の移動経路
上のワイピング位置に対して侵入または退避できるよう
に構成されている。
【0046】図2はキャッピング装置11の例を斜視図
によって示したものである。このキャッピング装置11
は、一方の記録ヘッド7を封止するキャップ部材12
と、他方の記録ヘッド8を封止するキャップ部材13が
上スライダ21上に搭載されている。なお、黒インク用
記録ヘッド7のノズルプレートはカラーインク用記録ヘ
ッド8のノズルプレートよりも若干小さいために、実際
にはキャップ部材12はキャップ部材13に比較して若
干小型に形成されるが、図2においてはほぼ同寸法で示
している。
【0047】前記上スライダ21はフレーム22に対し
てレバー23を介して円弧状軌跡をもって立ち上げが可
能となるように取り付けられた下スライダ24上に、い
わゆる首振り可能となるように取り付けられている。こ
れによりキャップ部材12,13が記録ヘッド7,8に
対して下方向からそれぞれ平行に当接できるように構成
されている。
【0048】そして、キャリッジ1がキャッピング装置
11の直上に移動した際、キャリッジ1に配置された図
示せぬ係合体が下スライダ24の一部に当接すること
で、下スライダ24はレバー23を介して立ち上がり、
上スライダ21上に搭載されたキャップ部材12,13
がキャリッジ1に配置された各記録ヘッド7,8を封止
することができるように構成されている。
【0049】前記キャップ部材12,13は、それぞれ
記録ヘッド7,8のノズル開口面を1つの空間で封止で
きるサイズに形成されており、これら各キャップ部材1
2,13に囲まれた内部空間はインク吸引口25,26
に連通されている。そして、インク吸引口25,26に
は後述するポンプユニット14A,14Bの各チューブ
15A,15Bが接続されて、クリーニング指令を受け
た場合にはそれぞれポンプユニット14A,14Bによ
る負圧が適宜印加され、記録ヘッド7,8からインクを
強制的に排出させることができるように構成されてい
る。
【0050】一方、キャップ部材12,13の下底部に
はチューブ27A,27Bの一端が接続されており、こ
れら各チューブ27A,27Bの他端は弁部材28の大
気開放口29,30に連通されている。
【0051】キャップ部材12,13が記録ヘッド7,
8を封止できる位置まで移動したとき、弁部材28が位
置する領域には、バネ31により弁部材28側に常時付
勢されて弁部材28に弾接する弁体32が配置されてお
り、大気開放口29,30と弁部材28とによって大気
開放バルブV1,V2を形成している。
【0052】そしてポンプユニット14A,14Bのポ
ンプ動作と大気開放バルブV1,V2との動作タイミン
グを図ることにより、各キャップ部材12,13に囲ま
れた内部空間への大気の導入およびインクの吸引動作が
なされるように構成されている。
【0053】次に図3は各キャップ部材12,13に囲
まれた内部空間を吸引するためのポンプユニットの実施
の形態を断面図によって示したものである。なお、ポン
プユニットは図1に示す印刷装置においては2台搭載さ
れているが、いずれも同一の構成とされており、従って
図3においてはそのうちの1つのポンプユニット14A
の例を示す。
【0054】このポンプユニット14Aには、チューブ
の外形を円弧状に規制するチューブ支持面41を有する
硬質合成樹脂により形成されたポンプフレーム42が具
備されている。前記チューブ支持面42は円弧状の周角
度θaがほぼ180度程度となるように形成されてお
り、一端が前記キャッピング装置11のインク吸引口2
5に接続され、他端が図示せぬ排インクタンクに接続さ
れたチューブ15Aが、前記チューブ支持面41に沿っ
て配置されている。
【0055】チューブ支持面41によって囲撓された円
弧の中心点には、後述する駆動手段としてのポンプモー
タからの駆動力によって、回転する円盤状のポンプホイ
ール43が配置されている。このポンプホイール43に
は、ポンプホイールの回転軸心43aに対称に位置する
ように2つのローラ支持溝44A,44Bが穿設されて
おり、これらローラ支持溝44A,44Bは、円柱状に
形成された一対のローラ45A,45Bの支軸45a,
45bを遊転自在に支持している。なお、このポンプホ
イ−ル43には図示しないが、その外周部にはギャ部4
3aが形成されている。
【0056】そしてそれぞれのローラ45A,45B
が、ポンプホイール43の回転軸心43A側の第1位置
Eと、回転軸心から離れた第2位置Fとの間で移動可能
となるように、ホイール43の回転軸心から放射方向に
折曲した各ローラ支持溝44A,44Bが形成されてい
る。
【0057】前記ポンプホイール43には、回転軸心4
3Aを対称点として一対の切欠部46A,46Bが形成
されており、この切欠部46A,46Bにはそれぞれ付
勢部材としてのU字状のバネ47A,47Bの一端部が
係合されている。これら一対のバネ47A,47Bの他
端部は小径のU字状屈曲部に成され、この屈曲部はそれ
ぞれローラ45A,45Bの支軸45a,45bに係合
している。そして、一対のバネ47A,47Bはホイー
ル43に配置された突起部48A,48Bにそれぞれ係
止されて、前記各ローラ45A,45Bをポンプホイー
ル43の第1位置E方向に付勢するように構成されてい
る。
【0058】前記チューブ15Aは、ポンプフレ−ム4
2に設けられたチュ−ブ保持部材50によって保持され
ている。このチュ−ブ保持部材50は、図5に示すよう
に、ポンプフレ−ム42の底面部から一段高い位置に形
成された保持面部50a上に設けられ、しかもチュ−ブ
15Aをポンプフレ−ム42の底面部に向けて保持する
ようになしている。
【0059】したがって、ローラ45A,45Bによっ
て扱かれることによって生ずるチュ−ブ15Aの膨らみ
は、この段差によって吸収され、前記膨らみ部分がポン
プフレ−ム42の底面部に接することはない。その結
果、チュ−ブ15Aの一部が、ポンプホイ−ル方向へ浮
き上がり、ポンプホイ−ルに接触することもなく、チュ
−ブ15Aの側壁の摩耗、破損は防止される。しかもチ
ュ−ブ15Aをポンプフレ−ム42の底面部に向けて保
持するようになしているため、万一チュ−ブ15Aがポ
ンプフレ−ム42側に弛んだとしても、その弛み量を極
力抑えることができる。
【0060】なお、チューブ15Aは、前記チューブ支
持面41に沿って配置されているが、好ましくは、チュ
ーブ15Aの側壁とチューブ支持面41との間に、チュ
ーブ15Aの伸びを考慮した間隙51を形成するのが良
い。このように間隙51が形成されている場合、ロ−ラ
45A、45Bの圧接によりチューブ15Aが伸びたと
しても、回転中心方向に向かう力が大きいため、ポンプ
ホイ−ル方向へ浮き上がりを極力抑制するこことができ
る。
【0061】また、前記ポンプフレーム42の一部に
は、軸49が樹立されており、この軸49には第1アー
ム55の一端が回動可能に取り付けられている。第1ア
ーム55の他端には、カム機構56を構成するカム面5
7に対接する接合子55aが取り付けられている。そし
て、アーム55はポンプフレーム42の一部に取り付け
られたコイル状のバネ58によって牽引され、接合子5
5aはカム機構56の駆動によりカム面57に沿って上
下に移動されるように構成されている。
【0062】前記第1アーム55には第2アーム59A
が一体に取り付けられており、第2アーム59Aの先端
部には円弧状に屈曲されたローラガイド59Bが取り付
けられている。このローラガイド59Bは、カム機構5
6によって駆動される第1アーム55および第2アーム
59Aを介してローラ45A,45Bの移動軌跡内に進
退されるように作用する。
【0063】そして、カム機構56におけるカム面57
の形状(山部分)によってローラガイド59Bがローラ
45A,45Bの移動軌跡内に侵入した状態において
は、ポンプホイール43の矢印D方向への回転によりロ
ーラガイド56の先端部がローラ45A,45Bの側壁
面に当接し、各ローラ45A,45Bをポンプホイール
43の回転軸心43a側の第1位置Eから、回転軸心か
ら離れた第2位置F方向に引きずるように作用する。
【0064】これにより、ローラ45A,45Bはバネ
47A,47Bの付勢力に抗して第2位置Fの軌跡に移
動し、チューブ支持面41に沿って配置された前記チュ
ーブ15Aに圧接する。
【0065】こうしてローラ45A,45Bがチューブ
15Aに圧接すると、その摩擦によりローラ45A,4
5Bは第2位置Fに保持され、前記チューブ16Aを変
形させつつ、前記周角度θaの範囲においてチューブ1
5Aに沿って転動する。このような作用により、チュー
ブ15Aはローラ45A,45Bによってしごかれてチ
ューブポンプとしての作用がなされる。そして、ローラ
45A,45Bは前記周角度θaの範囲を脱すると、バ
ネ47A,47Bの付勢力によって第1位置Eに復帰す
る。
【0066】このとき、チュ−ブ15Aはチュ−ブ支持
面41の底面部から一段高い位置に形成された保持面部
50aに保持されているため、ローラ45A,45Bに
よって扱かれたチュ−ブ15Aの膨らみは前記段差によ
って吸収され、前記膨らみ部分はポンプフレ−ム42の
底面部と接しないため、チュ−ブ15Aは、ポンプホイ
−ル側へ浮き上がることもない。しかもチュ−ブ15A
をポンプフレ−ム42の底面部に向けて保持するように
なしているため、万一チュ−ブ15Aがポンプフレ−ム
42側に弛んだとしても、その弛み量を極力抑えること
ができる。
【0067】一方、カム機構56におけるカム面57の
形状(谷部分)によってローラガイド59Bがローラ4
5A,45Bの移動軌跡内に侵入しない状態において
は、ローラガイド59Bによる前記したような作用は発
生せず、各ローラ45A,45Bはバネ47A,47B
の付勢力によって第1位置Eに保持されたままとなり、
ポンプ作用は呈しない。すなわち、ポンプユニット14
Aはカム機構56におけるカム面57の山または谷に応
じてホンプ作用の動作および不動作が制御される。
【0068】なお前記ローラガイド59Bは、チューブ
の外形を円弧状に規制するチューブ支持面41を避けた
位置、好ましくは図3に示すようにポンプホイール43
の回転方向に向かったチューブ支持面41の直前位置に
配置される。これによりローラガイド59Bによる各ロ
ーラ45A,45Bの誘導を軽負荷で行うことができ、
動作の信頼性を向上させることができる。
【0069】次に図4は、記録装置における駆動力伝達
機構の例を示したものである。搬送ローラ軸61は一端
に歯車62を有し、駆動手段としての紙送りモータ63
の軸上のピニオン64からアイドラ65を介して駆動さ
れ、また給紙ローラ軸66は、一端に歯車67を有し、
クラッチ機構を構成する歯車68を介して前記ローラ軸
61に取り付けられた歯車62と係合して回転されるよ
うに構成されている。そして、クラッチ機構を構成する
歯車68は、常時は図示しないバネにより図4に示すよ
うに歯車62,67から離れた位置を保持し、またキャ
リッジ1に押された場合には、軸方向に移動して歯車6
2,67を接続し、給紙ローラ軸66が駆動されるよう
に構成されている。
【0070】一方、紙送りモータ63のピニオン64か
らアイドラ69を介して、歯車70を保持する軸71が
回転されるように構成されており、この軸71には第1
クラッチ72および第2クラッチ73が配置されてい
る。
【0071】第1クラッチ72は、軸71に直結され摺
動片72bを備えたクラッチ盤72aと、端盤72dと
の間で拡開方向に付勢されるコイル状バネ72eによ
り、摺動片72bに当接されて駆動される被駆動クラッ
チ盤72cより構成されている。そして、被駆動クラッ
チ盤72cは後述するワイピング部材の駆動ユニットを
構成している。
【0072】一方、第2クラッチ73は、軸71に直結
され摺動片73bを備えたクラッチ盤73aと、端盤7
3dとの間で拡開方向に付勢されるコイル状バネ73e
により、摺動片73bに当接されて駆動される被駆動ク
ラッチ盤73cより構成されている。そして、被駆動ク
ラッチ盤73cには、カム機構を構成する第1カム56
Aおよび第2カム56Bが結合されている。
【0073】なお図4に示す例においては、2つのポン
プユニット14A,14Bを駆動させる駆動系を示して
おり、各ポンプユニットの前記したローラガイド59B
の位置を制御する第1アーム55A,55Bが第1カム
56Aおよび第2カム56Bによってそれぞれ位置制御
がなされるように構成されている。
【0074】そして前記2つのポンプユニット14A,
14Bは、一方向に回転駆動される駆動手段としてのポ
ンプモータ74のピニオン75からアイドラ76を介し
て、歯車77を保持する軸78によって回転駆動される
ように構成されている。これにより2つのポンプユニッ
ト14A,14Bのそれぞれに具備された各ポンプホイ
ール43が図3に示す矢印D方向に回転駆動される。
【0075】以上説明したように、チュ−ブ15Aはポ
ンプフレ−ム42の底面部から一段高い位置に形成され
た保持面部50a上に保持され、しかもチュ−ブ15A
をポンプフレ−ム42の底面部に向けて保持するように
なしているため、ローラ45A,45Bによって扱かれ
たチュ−ブ15Aの膨らみ部分は前記段差によって吸収
され、前記膨らみ部分はポンプフレ−ム42の底面部に
接せず、チュ−ブ15Aは、ポンプホイ−ル方向へ浮き
上がることはない。また、万一前記膨らみ部分がポンプ
フレ−ム42の底面部に接し、チュ−ブ15Aがポンプ
フレ−ム42側に浮き上がったとしても、その浮き上が
り量を極力抑えることができる。その結果、チュ−ブ1
5Aは、ポンプホイ−ルと接しないため、チュ−ブ15
Aの摩耗、破損は防止される。
【0076】次に、チュ−ブのポンプホイ−ル方向への
浮き上がりを防止し、チュ−ブの摩耗、破損を防止する
構成の他の実施形態について、図6乃至図13に基づい
て説明する。
【0077】図6に示す実施形態にあっては、前記チュ
ーブ15Aは、ポンプフレ−ム42に設けられたチュ−
ブ保持部材51A、51Bによって保持されている。こ
のチュ−ブ保持部材51Aは、図5に示した場合と同様
に、ポンプフレ−ム42の底面部から一段高い位置に形
成された保持面部50a上に設けられている。また、チ
ュ−ブ保持部材51Bのチュ−ブガイド部51bはポン
プフレ−ム42の底面側(下方)に向けて開口してお
り、チュ−ブ15Aはポンプフレ−ム42の底面部方向
に配される。
【0078】したがって、チュ−ブ15Aがローラ45
A,45Bによって扱かれ、膨らんでも、その膨らみ部
分はこの段差によって吸収され、その膨らみ部分がポン
プフレ−ム42の底面部と接しないため、チュ−ブ15
Aが、ポンプホイ−ル43方向へ浮き上がり、ポンプホ
イ−ル43と当接することはない。その結果、チュ−ブ
15Aの側壁の摩耗、損傷は防止される。また、万一前
記膨らみ部分がポンプフレ−ム42の底面部に接し、チ
ュ−ブ15Aがポンプフレ−ム42側に浮き上がったと
しても、その浮き上がり量を極力抑えることができる。
【0079】なお、図7(a)に示すように、保持面部
50aを設けることなく、ポンプフレ−ム42の底面部
から立設した2つの保持部材51A、51Bによってチ
ュ−ブ15Aを保持してもよい。この場合においても、
図7(b)に示すように、チュ−ブガイド部51bは下
方に向けて開口しており、チュ−ブ15Aはチュ−ブ支
持面41の底面部方向に配されるのが好ましい。
【0080】また、図8に示した実施形態にあっては、
ローラ45A,45Bの上下端部に鍔部を形成した鍔付
きローラ52とし、ポンプホイ−ル43方向へ浮き上が
ったチュ−ブ15Aがポンプホイ−ル43と接しないよ
うにしたものである。なお、図中の43aはポンプホイ
−ル43の外周部に形成されたギャ部である。また、4
3bは、前記ローラ52の下端部を支持するためにポン
プホイ−ル43に形成されたロ−ラ支持部である。
【0081】この実施形態にあっては、ローラ52の鍔
部とチュ−ブ15Aとの間の摩耗が問題となるが、ポン
プホイ−ル43に形成されたギャ部43aとの接触によ
る摩耗と比べて、かなり抑制することができる。
【0082】更に、図9に示した実施形態は、ローラの
軸径を変化させた例であって、図に示すようにローラ5
2の軸径を、ポンプフレ−ム側52cよりポンプホイ−
ル側52bを大きく形成した点に特徴がある。
【0083】このようにローラ52の軸径を異ならしめ
ているため、ロ−ラ52のポンプホイ−ル43側の進み
がポンプフレ−ム42側より早くなり、ロ−ラ52は傾
いて回転移動する。その結果、チュ−ブ15Aに対して
下向きの力が作用するため、チュ−ブ15Aのポンプホ
イ−ル43方向の浮き上りが防止され、ポンプホイ−ル
43との接触は防止され、チュ−ブ15Aの摩耗損傷は
防止される。
【0084】また、図10に示した実施形態にあって
は、ローラの径を変化させた例であって、ロ−ラ52の
径をポンプフレ−ム42側よりポンプホイ−ル43側を
大きく形成した点に特徴がある。すなわち、前記ローラ
52は円錐台形状をなしている。
【0085】このようにローラ52は円錐台形状をなし
ているため、前記した図9に示した場合と同様に、チュ
−ブ15Aに対して下向きの力が作用する。その結果、
チュ−ブ15Aのポンプホイ−ル方向の浮き上りが防止
され、チュ−ブとポンプホイ−ルとの接触は防止され、
チュ−ブの摩耗損傷は防止される。
【0086】また、図11に示した実施形態にあって
は、ポンプホイ−ル43の外形をポンプフレ−ム42と
略同じ、あるいは大きく形成し、チュ−ブ15Aのポン
プホイ−ル方向に浮き上り、チュ−ブ15Aがポンプフ
レ−ム42とポンプホイ−ル43との間に挟まれないよ
うに構成されている点に特徴がある。また、ポンプホイ
−ル43の外形をポンプフレ−ム42と略同じ、あるい
は大きく形成することによって、ポンプホイ−ル43の
外周部にギャ部43aが形成された場合には、チュ−ブ
15Aと直接、接触しないように構成した点に特徴があ
る。
【0087】その結果、チュ−ブ15Aが、ポンプフレ
−ム42とポンプホイ−ル43との間に挟まれるという
事故を防止できる共に、チュ−ブ15Aがポンプホイ−
ルに接触したとしても、従来に比べてチュ−ブの摩耗損
傷を抑制することができる。
【0088】また、図12に示した実施形態にあって
は、図11に示した場合と同様、ポンプホイ−ル43の
外形をポンプフレ−ム42と略同じ、あるいは大きく形
成し、例えチュ−ブ15Aのポンプホイ−ル方向に浮き
上り、チュ−ブ15Aがポンプホイ−ル43と接触して
も、ギャ部43aとチュ−ブ15Aとが接触しないよう
に形成されている。更に、この実施形態にあっては、低
摩擦部材53をポンプホイ−ル43とチュ−ブ15Aと
の間に介装した点に特徴がある。
【0089】その結果、チュ−ブ15Aのポンプホイ−
ル方向に浮き上がっても、チュ−ブ15Aは低摩擦部材
53と接触するため、従来に比べて摩耗損傷を抑制する
ことができる。
【0090】なお、上記した実施形態において、チュ−
ブ15Aをポンプフレ−ムに組み付ける際、チュ−ブ1
5Aがねじれた状態で組み付けられると、チュ−ブ15
Aのポンプホイ−ル方向に浮き上りが、一層増大する。
そのため、図13に示すように取り付け状態を判別する
ために、チュ−ブ15Aの側壁に線状のマ−キング54
を付するのがよい。
【0091】
【発明の効果】以上の説明で明らかなとおり、本発明に
かかるインクジェット式記録装置によれば、ポンプユニ
ット内のチュ−ブは扱かれた際にも、ポンプホイ−ルと
接触することがないため、チュ−ブの摩耗、破損は防止
される。その結果、良好なインク吸引を行うことがで
き、インクを最適な状態に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるインクジェット式記録装置
の構成を示した斜視図である。
【図2】図1に示す記録装置に具備されたキャッピング
手段の構成を示した斜視図である。
【図3】図1に示す記録装置に装填されたポンプユニッ
トの構成を示した断面図である。
【図4】図1に示す記録装置の駆動力伝達機構の例を示
した平面図である。
【図5】図1に示す記録装置に装填されたポンプユニッ
トの構成を示した概略断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態を示した概略断面図であ
って、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図7】本発明の他の実施形態を示した概略断面図であ
って、(b)は(a)の要部拡大図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示した概略断面図であ
る。
【図9】(a)は、本発明の他の実施形態を示した概略
断面図であって、(b)はロ−ラを示した側面図であ
る。
【図10】本発明の他の実施形態を示した概略側面図で
ある。
【図11】本発明の他の実施形態を示した概略断面図で
ある。
【図12】本発明の他の実施形態を示した概略断面図で
ある。
【図13】本発明の他の実施形態を示した概略斜視図で
ある。
【図14】従来のポンプユニットおよびワイピング部材
駆動ユニットの構成を示した斜視図である。
【図15】従来のポンプユニットにおける動作状態を示
した概略断面図である。
【図16】従来のポンプユニットにおける動作状態を示
した概略断面図である。
【符号の説明】
1 キャリッジ 6 記録用紙 7,8 記録ヘッド 11 キャッピング装置 12,13 キャップ部材 14A,14B ポンプユニット 15A,15B チューブ 17 クリーニング部材 41 チューブ支持面 42 ポンプフレーム 43 ポンプホイール 43a ギャ部 43b ロ−ラ支持部 44A,44B ローラ支持溝 45A,45B ローラ 47A,47B バネ(付勢部材) 50 チュ−ブ保持部材 51A、51B チュ−ブ保持部材 52 ロ−ラ 52a 鍔部 52b ロ−ラ軸部 52c ロ−ラ軸部 53 低摩擦部材 54 マ−キング 55,55A,55B 第1アーム 56,56A,56B カム機構(選択手段) 59A 第2アーム 59B ローラガイド 61 搬送ローラ軸 63 紙送りモータ(駆動手段) 66 給紙ローラ軸 72 第1クラッチ 73 第2クラッチ 74 ポンプモータ(駆動手段) 81 ワイピング部材の駆動ユニット E 第1位置 F 第2位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長田 隆彦 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷データに対応してインク滴を吐出す
    るインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封
    止すると共に、ポンプユニットからの負圧を受けて記録
    ヘッドよりインクを吸引するキャッピング手段とを備え
    たインクジェット式記録装置であって、 前記ポンプユニットには、チューブの外形を円弧状に規
    制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動
    手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、
    前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心
    から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポン
    プホイールに支持されたローラと、前記ポンプフレーム
    の底面部から高い位置にチュ−ブを保持するチュ−ブ保
    持部材とが具備され、 前記チュ−ブをチュ−ブ保持部材によってポンプフレ−
    ムの底面部に向けて保持すると共に、前記ローラがポン
    プホイールの第2位置に移動した状態において、前記ロ
    ーラをチューブに圧接して該チューブを変形させるよう
    に構成されていることを特徴とするインクジェット式記
    録装置。
  2. 【請求項2】 前記保持部材に形成されたチュ−ブを保
    持するチュ−ブ挿通孔は、ポンプフレームの底面部に向
    けて傾斜した貫通口であることを特徴とする請求項1に
    記載されたインクジェット式記録装置。
  3. 【請求項3】前記ローラがチューブを圧接してない非圧
    接状態において、前記ポンプフレームに形成されたチュ
    ーブ支持面とチュ−ブとの間に間隙が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載されたイ
    ンクジェット式記録装置。
  4. 【請求項4】 印刷データに対応してインク滴を吐出す
    るインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封
    止すると共に、ポンプユニットからの負圧を受けて記録
    ヘッドよりインクを吸引するキャッピング手段とを備え
    たインクジェット式記録装置であって、 前記ポンプユニットには、チューブの外形を円弧状に規
    制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動
    手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、
    前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心
    から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポン
    プホイールに支持されたローラと、前記ローラの上下端
    部に形成された鍔部とが具備され、 前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態
    において、前記ローラの上下端部に設けられた鍔部間で
    チューブに圧接して該チューブを変形させるように構成
    されていることを特徴とするインクジェット式記録装
    置。
  5. 【請求項5】 印刷データに対応してインク滴を吐出す
    るインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封
    止すると共に、ポンプユニットからの負圧を受けて記録
    ヘッドよりインクを吸引するキャッピング手段とを備え
    たインクジェット式記録装置であって、 前記ポンプユニットには、チューブの外形を円弧状に規
    制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動
    手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、
    前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心
    から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポン
    プホイールに支持されたローラと、前記ローラの上下端
    面に形成され、ポンプホイール側に位置する軸径をポン
    プフレーム側に位置する軸径よりも大きく形成されたロ
    −ラ軸部とが具備され、 前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態
    において、前記ローラを傾斜してチューブに圧接し、該
    チューブを変形させるように構成されていることを特徴
    とするインクジェット式記録装置。
  6. 【請求項6】 印刷データに対応してインク滴を吐出す
    るインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封
    止すると共に、ポンプユニットからの負圧を受けて記録
    ヘッドよりインクを吸引するキャッピング手段とを備え
    たインクジェット式記録装置であって、 前記ポンプユニットには、チューブの外形を円弧状に規
    制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動
    手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、
    前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心
    から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポン
    プホイールに支持されると共に、ポンプホイール側の径
    をポンプフレーム側の径よりも大きく形成した円錐台形
    状のロ−ラとが具備され、 前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態
    において、前記ローラの傾斜した外周面をチューブに圧
    接して該チューブを変形させるように構成されているこ
    とを特徴とするインクジェット式記録装置。
  7. 【請求項7】 印刷データに対応してインク滴を吐出す
    るインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封
    止すると共に、ポンプユニットからの負圧を受けて記録
    ヘッドよりインクを吸引するキャッピング手段とを備え
    たインクジェット式記録装置であって、 前記ポンプユニットには、チューブの外形を円弧状に規
    制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動
    手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、
    前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心
    から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポン
    プホイールに支持されたローラとが具備され、 前記ポンプホイールの外形はポンプフレームの外形と略
    同じ、あるいはポンプフレ−ムの外形より大きく形成さ
    れ、 前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態
    において、前記ローラをチューブに圧接して該チューブ
    を変形させるように構成されていることを特徴とするイ
    ンクジェット式記録装置。
  8. 【請求項8】 印刷データに対応してインク滴を吐出す
    るインクジェット式記録ヘッドと、前記記録ヘッドを封
    止すると共に、ポンプユニットからの負圧を受けて記録
    ヘッドよりインクを吸引するキャッピング手段とを備え
    たインクジェット式記録装置であって、 前記ポンプユニットには、チューブの外形を円弧状に規
    制するチューブ支持面を有するポンプフレームと、駆動
    手段からの駆動力によって回転するポンプホイールと、
    前記ポンプホイールの回転軸心側の第1位置と回転軸心
    から離れた第2位置との間で移動可能となるようにポン
    プホイールに支持されたローラと、前記チューブ支持面
    の上部に設けられ、前記チューブとポンプホイールとの
    間に介装された低摩擦部材とが具備され、 前記ローラがポンプホイールの第2位置に移動した状態
    において、前記ローラをチューブに圧接して該チューブ
    を変形させるように構成されていることを特徴とするイ
    ンクジェット式記録装置。
  9. 【請求項9】 前記チューブの側壁には線状のマ−キン
    グが付されていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    8のいずれかに記載されたインクジェット式記録装置。
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