JPH11347046A - 脊椎固定フック - Google Patents
脊椎固定フックInfo
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- JPH11347046A JPH11347046A JP10160745A JP16074598A JPH11347046A JP H11347046 A JPH11347046 A JP H11347046A JP 10160745 A JP10160745 A JP 10160745A JP 16074598 A JP16074598 A JP 16074598A JP H11347046 A JPH11347046 A JP H11347046A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/56—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor
- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
- A61B17/70—Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
- A61B17/7047—Clamps comprising opposed elements which grasp one vertebra between them
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- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
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- A61B17/58—Surgical instruments or methods for treatment of bones or joints; Devices specially adapted therefor for osteosynthesis, e.g. bone plates, screws, setting implements or the like
- A61B17/68—Internal fixation devices, including fasteners and spinal fixators, even if a part thereof projects from the skin
- A61B17/70—Spinal positioners or stabilisers ; Bone stabilisers comprising fluid filler in an implant
- A61B17/7001—Screws or hooks combined with longitudinal elements which do not contact vertebrae
- A61B17/7041—Screws or hooks combined with longitudinal elements which do not contact vertebrae with single longitudinal rod offset laterally from single row of screws or hooks
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 手術時間の短縮、適正サイズ決定の容易化並
びに患者負担の軽減化に十分寄与し得る脊椎固定フック
の提供。 【解決手段】 開閉可能にヒンジ７結合される一対の鉤
部８、１１により脊椎骨の横突起２２等に両側方から挟
持して係着させるフック機構２と、ヒンジ軸７を挟みフ
ック機構２の反対側位置において一対の鉤部８、１１に
一体に形成され、フック機構２の開閉操作に連動してそ
の挟持状態を係脱可能にロックさせるロック機構３と、
フック機構２の一方の鉤部８に一体に形成され、フック
機構２の後方位置において脊椎矯正用のロッド２４に係
合しロッド２４を脊椎骨の後方に保持固定するロッド固
定機構４とにより脊椎固定フック１が構成される。
びに患者負担の軽減化に十分寄与し得る脊椎固定フック
の提供。 【解決手段】 開閉可能にヒンジ７結合される一対の鉤
部８、１１により脊椎骨の横突起２２等に両側方から挟
持して係着させるフック機構２と、ヒンジ軸７を挟みフ
ック機構２の反対側位置において一対の鉤部８、１１に
一体に形成され、フック機構２の開閉操作に連動してそ
の挟持状態を係脱可能にロックさせるロック機構３と、
フック機構２の一方の鉤部８に一体に形成され、フック
機構２の後方位置において脊椎矯正用のロッド２４に係
合しロッド２４を脊椎骨の後方に保持固定するロッド固
定機構４とにより脊椎固定フック１が構成される。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、変形または変性し
た脊椎の脊椎骨を連結し矯正のために固定する外科用イ
ンプラントの脊椎デバイスに専ら使用される脊椎固定フ
ックに関する。
た脊椎の脊椎骨を連結し矯正のために固定する外科用イ
ンプラントの脊椎デバイスに専ら使用される脊椎固定フ
ックに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の脊椎デバイスは、例えば脊椎側弯
症、脊椎後弯症等の病症下の脊椎を手術によって矯正す
るためとして、ワイヤ、スクリュー、フック等の部材を
椎体骨の前方、側方または後方のいずれかの部分に固定
し、これらの固定した部材間をロッドやプレートにより
連結させる方式のものであった。
症、脊椎後弯症等の病症下の脊椎を手術によって矯正す
るためとして、ワイヤ、スクリュー、フック等の部材を
椎体骨の前方、側方または後方のいずれかの部分に固定
し、これらの固定した部材間をロッドやプレートにより
連結させる方式のものであった。
【０００３】上記脊椎デバイスにおいて、椎体骨に固定
する部材としてはフックが多用されるが、図６に例示す
るように、椎体骨の棘突起２３や横突起２２の数カ所に
フック２５を固定し、２本のロッド２４，２４をこれら
のフック２５に連結固定して、脊椎の矯正を行うように
している。この場合に用いられるフック２５は、図７に
示されるように椎体骨に引っ掛けるための鉤部２６が１
個のフック２５について１個であって、通常、一つの固
定個所に対して１個のフック２５を使用する方式、所
謂、シングルフック方式と称されるものが多いが、これ
はコンパクト性、操作性、フック強度の点では良いとし
ても、鉤針形状であるため、オープン側の逆方向に荷重
がかかると、固定性が劣るところから外れる可能性があ
る。
する部材としてはフックが多用されるが、図６に例示す
るように、椎体骨の棘突起２３や横突起２２の数カ所に
フック２５を固定し、２本のロッド２４，２４をこれら
のフック２５に連結固定して、脊椎の矯正を行うように
している。この場合に用いられるフック２５は、図７に
示されるように椎体骨に引っ掛けるための鉤部２６が１
個のフック２５について１個であって、通常、一つの固
定個所に対して１個のフック２５を使用する方式、所
謂、シングルフック方式と称されるものが多いが、これ
はコンパクト性、操作性、フック強度の点では良いとし
ても、鉤針形状であるため、オープン側の逆方向に荷重
がかかると、固定性が劣るところから外れる可能性があ
る。
【０００４】上記シングルフック方式の問題点を解決す
るためとして、図８に示されるような一つの固定個所に
対してフック２７を２個使用するシングルフック併用方
式が従来から採用されており、これは２個のフック２７
によって両側から挟持する固定方法であるので、強固な
固定が得られる利点がある。しかし、２個使用すること
から、それぞれの設置位置の調整が煩雑で手術（矯正）
時間を長くさせていたし、また、形状的に大きくなるこ
とから患者の負担も大きくなるという問題があった。
るためとして、図８に示されるような一つの固定個所に
対してフック２７を２個使用するシングルフック併用方
式が従来から採用されており、これは２個のフック２７
によって両側から挟持する固定方法であるので、強固な
固定が得られる利点がある。しかし、２個使用すること
から、それぞれの設置位置の調整が煩雑で手術（矯正）
時間を長くさせていたし、また、形状的に大きくなるこ
とから患者の負担も大きくなるという問題があった。
【０００５】一方、上記シングルフック方式及びシング
ルフック併用方式を改善し得るものとして、２個の鉤部
を１個のフック２８に纏めてコンパクト化した先行技術
が提供されており、例えば、特開平 9−285473号公報に
も開示されている。これは、図９に示されるように、片
方の鉤部２９ともう片方の鉤部３０とをネジ３１で連結
して一体化した構造である。この先行技術は、ネジ３１
のネジ調整によって固定幅調整が容易に行えるが、調整
操作が煩雑で手術時間を長引かせるおそれがあり、ま
た、ネジ径が小さいので固定後に折損や緩みが生じ易い
ことが十分予想される。
ルフック併用方式を改善し得るものとして、２個の鉤部
を１個のフック２８に纏めてコンパクト化した先行技術
が提供されており、例えば、特開平 9−285473号公報に
も開示されている。これは、図９に示されるように、片
方の鉤部２９ともう片方の鉤部３０とをネジ３１で連結
して一体化した構造である。この先行技術は、ネジ３１
のネジ調整によって固定幅調整が容易に行えるが、調整
操作が煩雑で手術時間を長引かせるおそれがあり、ま
た、ネジ径が小さいので固定後に折損や緩みが生じ易い
ことが十分予想される。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の各脊
椎固定フックではそれぞれ一長一短があって、脊椎骨へ
の固定性、着脱操作性及びコンパクト性の何れをも満足
させることができる脊椎固定フックの出現が視界におい
て要望されているのが実態である。
椎固定フックではそれぞれ一長一短があって、脊椎骨へ
の固定性、着脱操作性及びコンパクト性の何れをも満足
させることができる脊椎固定フックの出現が視界におい
て要望されているのが実態である。
【０００７】本発明は、このような問題点の解消を図る
ために成されたものであり、本発明の目的は、脊椎骨へ
の固定性、着脱操作性、コンパクト性及び堅牢性の全て
を充足することが可能であって、これにより手術時間の
短縮、適正サイズ決定の容易化並びに患者負担の軽減化
に十分寄与し得る脊椎固定フックを提供することにあ
る。
ために成されたものであり、本発明の目的は、脊椎骨へ
の固定性、着脱操作性、コンパクト性及び堅牢性の全て
を充足することが可能であって、これにより手術時間の
短縮、適正サイズ決定の容易化並びに患者負担の軽減化
に十分寄与し得る脊椎固定フックを提供することにあ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本発明における請求項１の発明は、開閉可能にヒン
ジ結合される一対の鉤部８、１１により脊椎骨の横突起
２２等に両側方から挟持して係着させるフック機構２
と、ヒンジ軸７を挟みフック機構２の反対側位置におい
て一対の鉤部８、１１に一体に形成され、フック機構２
の開閉操作に連動してその挟持状態を係脱可能にロック
させるロック機構３と、フック機構２の一方の鉤部８に
一体に形成され、該フック機構２の後方位置において脊
椎矯正用のロッド２４に係合しロッド２４を脊椎骨の後
方に保持固定するロッド固定機構４とからなることを特
徴とする脊椎固定フック１である。
達成するため以下に述べる構成としたものである。即
ち、本発明における請求項１の発明は、開閉可能にヒン
ジ結合される一対の鉤部８、１１により脊椎骨の横突起
２２等に両側方から挟持して係着させるフック機構２
と、ヒンジ軸７を挟みフック機構２の反対側位置におい
て一対の鉤部８、１１に一体に形成され、フック機構２
の開閉操作に連動してその挟持状態を係脱可能にロック
させるロック機構３と、フック機構２の一方の鉤部８に
一体に形成され、該フック機構２の後方位置において脊
椎矯正用のロッド２４に係合しロッド２４を脊椎骨の後
方に保持固定するロッド固定機構４とからなることを特
徴とする脊椎固定フック１である。
【０００９】また、本発明における請求項２の発明は、
中間部においてヒンジ結合された２つのフック部材５、
６からなり、一方のフック部材５は、脊椎骨の横突起２
２等を挟持するフック機構２の対部材としての鉤部８と
脊椎矯正用のロッド２４に係合し該ロッド２４を脊椎骨
の後方に保持固定するロッド固定機構４とがヒンジ軸７
を挟み一方の側の前部と後部とにそれぞれ設けられ、ヒ
ンジ軸７に平行な当接平面１０を後面に有する当て片部
９が他方の側に設けられ、他方のフック部材６は、前記
フック機構２の対部材としての鉤部１１がヒンジ軸７を
挟んで一方の側に設けられ、ヒンジ軸７に平行な当接平
面１３を前面に有する当て片部１２が他方の側に設けら
れ、さらに、対面している当接平面１０、１３相互が面
接触した際にこれをロックさせるロック機構３が前記２
つの当て片部９、１２に関連して設けられ、一対の鉤部
８、１１が閉成側に作動して挟持状態になるのをロック
機構３により保持し得る如く形成されてなることを特徴
とする脊椎固定フック１である。
中間部においてヒンジ結合された２つのフック部材５、
６からなり、一方のフック部材５は、脊椎骨の横突起２
２等を挟持するフック機構２の対部材としての鉤部８と
脊椎矯正用のロッド２４に係合し該ロッド２４を脊椎骨
の後方に保持固定するロッド固定機構４とがヒンジ軸７
を挟み一方の側の前部と後部とにそれぞれ設けられ、ヒ
ンジ軸７に平行な当接平面１０を後面に有する当て片部
９が他方の側に設けられ、他方のフック部材６は、前記
フック機構２の対部材としての鉤部１１がヒンジ軸７を
挟んで一方の側に設けられ、ヒンジ軸７に平行な当接平
面１３を前面に有する当て片部１２が他方の側に設けら
れ、さらに、対面している当接平面１０、１３相互が面
接触した際にこれをロックさせるロック機構３が前記２
つの当て片部９、１２に関連して設けられ、一対の鉤部
８、１１が閉成側に作動して挟持状態になるのをロック
機構３により保持し得る如く形成されてなることを特徴
とする脊椎固定フック１である。
【００１０】また、本発明における請求項３の発明は、
上記請求項２の発明に関して、ロック機構３が、一方の
当て片部１２のヒンジ軸７に最遠の端部において該ヒン
ジ軸７に平行に延在して設けられる鉤片１４と、他方の
当て片部９のヒンジ軸７から最遠の端部においてヒンジ
軸７に並行に延在して前記鉤片１４に係合可能に設けら
れる凸条１５とからなることを特徴とする脊椎固定フッ
ク１である。
上記請求項２の発明に関して、ロック機構３が、一方の
当て片部１２のヒンジ軸７に最遠の端部において該ヒン
ジ軸７に平行に延在して設けられる鉤片１４と、他方の
当て片部９のヒンジ軸７から最遠の端部においてヒンジ
軸７に並行に延在して前記鉤片１４に係合可能に設けら
れる凸条１５とからなることを特徴とする脊椎固定フッ
ク１である。
【００１１】また、本発明における請求項４の発明は、
上記請求項２又は３の発明に関して、ロッド固定機構４
が、ヒンジ軸７に直角方向の断面形状が略Ω字形状を成
すロッド収容部１６と、ロッド収容部１６に嵌合させる
蓋材１７とからなり、ロッド収容部１６は、ヒンジ軸７
に直角方向に延在しかつ後端面側に開口したロッド介挿
用溝１８を備え、蓋材１７はロッド介挿用溝１８に平行
な方向に摺動してロッド収容部１６に嵌合可能なスライ
ド蓋に形成されることを特徴とする。
上記請求項２又は３の発明に関して、ロッド固定機構４
が、ヒンジ軸７に直角方向の断面形状が略Ω字形状を成
すロッド収容部１６と、ロッド収容部１６に嵌合させる
蓋材１７とからなり、ロッド収容部１６は、ヒンジ軸７
に直角方向に延在しかつ後端面側に開口したロッド介挿
用溝１８を備え、蓋材１７はロッド介挿用溝１８に平行
な方向に摺動してロッド収容部１６に嵌合可能なスライ
ド蓋に形成されることを特徴とする。
【００１２】また、本発明における請求項５の発明は、
上記請求項２、３又は４の発明に関して、一方の当て片
部１２にロック用のネジを挿通する孔１９が設けられ、
他方の当て片部９に前記ネジを螺合するネジ孔２０が設
けられ、ロック機構３に加えネジ締めによるロックを可
能としてなることを特徴とする。
上記請求項２、３又は４の発明に関して、一方の当て片
部１２にロック用のネジを挿通する孔１９が設けられ、
他方の当て片部９に前記ネジを螺合するネジ孔２０が設
けられ、ロック機構３に加えネジ締めによるロックを可
能としてなることを特徴とする。
【００１３】また、本発明における請求項６の発明は、
上記請求項２、３、４又は５の発明に関して、フック機
構による挟持点を基準に、ロッド固定機構で固定保持す
る脊椎矯正用のロッドが脊椎骨の横突起等に対して±４
５°の範囲内の傾きをもって固定可能に形成されてなる
ことを特徴とする。
上記請求項２、３、４又は５の発明に関して、フック機
構による挟持点を基準に、ロッド固定機構で固定保持す
る脊椎矯正用のロッドが脊椎骨の横突起等に対して±４
５°の範囲内の傾きをもって固定可能に形成されてなる
ことを特徴とする。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、添付図面の図１乃至図４を参照しながら具体的に説
明する。図１は、本発明の実施の形態に係る脊椎固定フ
ック１の開放状態での斜視図、図２は、同じく閉鎖状態
での斜視図、図３における（イ）は、本発明の実施の形
態に係る脊椎固定フック１の平面図、（ロ）は同じく正
面図、（ハ）は同じく右側面図、（ニ）は同じく左側面
図であり、また、図４における（イ）は、図３に示す脊
椎固定フック１に係る止めネジの平面図、（ロ）は同じ
く正面図、（ハ）は図３に示す脊椎固定フック１に係る
蓋材の平面図、（ロ）は同じく正面図である。
を、添付図面の図１乃至図４を参照しながら具体的に説
明する。図１は、本発明の実施の形態に係る脊椎固定フ
ック１の開放状態での斜視図、図２は、同じく閉鎖状態
での斜視図、図３における（イ）は、本発明の実施の形
態に係る脊椎固定フック１の平面図、（ロ）は同じく正
面図、（ハ）は同じく右側面図、（ニ）は同じく左側面
図であり、また、図４における（イ）は、図３に示す脊
椎固定フック１に係る止めネジの平面図、（ロ）は同じ
く正面図、（ハ）は図３に示す脊椎固定フック１に係る
蓋材の平面図、（ロ）は同じく正面図である。
【００１５】図１乃至図３に示される脊椎固定フック１
は、その本体部を含む各構成部材が生体用金属例えばチ
タン合金を含むチタンにより所定の形状に製作される。
その他に、生体用ステンレスやコバルト・クロム合金も
用いられる。この脊椎固定フック１は２つのフック部材
５、６からなっていて、それぞれの中間部に設けられた
軸孔を合わせてヒンジ軸７を「かしめ」処理等によって
抜脱不能に挿着することにより、両フック部材５、６は
該ヒンジ軸７の両側部分を接離させる開閉可能にヒンジ
結合される。
は、その本体部を含む各構成部材が生体用金属例えばチ
タン合金を含むチタンにより所定の形状に製作される。
その他に、生体用ステンレスやコバルト・クロム合金も
用いられる。この脊椎固定フック１は２つのフック部材
５、６からなっていて、それぞれの中間部に設けられた
軸孔を合わせてヒンジ軸７を「かしめ」処理等によって
抜脱不能に挿着することにより、両フック部材５、６は
該ヒンジ軸７の両側部分を接離させる開閉可能にヒンジ
結合される。
【００１６】このような構成になる脊椎固定フック１
は、ヒンジ軸７を挟んで一方の側にフック機構２とロッ
ド固定機構４とが前後位置関係に形成され、反対の側に
ロック機構３が形成される。なお、フック機構２とロッ
ド固定機構４との位置関係に関しては、便宜上本明細書
においては、対象となる脊椎骨の横突起２２を基準とし
て、挟持する方の近い側を前側、横突起２２から離れる
方の遠い側を後側と称していてこれに準じて「前後」と
記述している。この脊椎固定フック１の具体的な構造に
ついて以下説明する。
は、ヒンジ軸７を挟んで一方の側にフック機構２とロッ
ド固定機構４とが前後位置関係に形成され、反対の側に
ロック機構３が形成される。なお、フック機構２とロッ
ド固定機構４との位置関係に関しては、便宜上本明細書
においては、対象となる脊椎骨の横突起２２を基準とし
て、挟持する方の近い側を前側、横突起２２から離れる
方の遠い側を後側と称していてこれに準じて「前後」と
記述している。この脊椎固定フック１の具体的な構造に
ついて以下説明する。
【００１７】両フック部材５、６は、ヒンジ軸７方向の
幅長が最大部分で約１０mm程度となる短幅の成形部材で
あって、一方のフック部材５は、ヒンジ軸７を挟み一方
の側にフック機構２の対部材としての鉤部８とロッド固
定機構４の本体部としてのロッド収容部１６とを備え、
他方の側に当て片部９を備える。また、他方のフック部
材６は、ヒンジ軸７を挟み一方の側にフック機構２の対
部材としての鉤部１１を備え、他方の側に当て片部１２
を備える。鉤部８は、略半円弧状の短円柱面を挟持面と
して有する受け側となる鉤部材であり、これに対して対
関係となる鉤部１１は、鉤部８に比して幅が狭くて嘴に
類似した形状をなした可動側となる鉤部材である。
幅長が最大部分で約１０mm程度となる短幅の成形部材で
あって、一方のフック部材５は、ヒンジ軸７を挟み一方
の側にフック機構２の対部材としての鉤部８とロッド固
定機構４の本体部としてのロッド収容部１６とを備え、
他方の側に当て片部９を備える。また、他方のフック部
材６は、ヒンジ軸７を挟み一方の側にフック機構２の対
部材としての鉤部１１を備え、他方の側に当て片部１２
を備える。鉤部８は、略半円弧状の短円柱面を挟持面と
して有する受け側となる鉤部材であり、これに対して対
関係となる鉤部１１は、鉤部８に比して幅が狭くて嘴に
類似した形状をなした可動側となる鉤部材である。
【００１８】一方、当て片部９は、ヒンジ軸７を挿通す
る軸孔部分から鉤部８の反対側に真っ直ぐに延長した鉤
部８の半分の幅を持つ板片に形成されていて、ヒンジ軸
７に平行な当接平面１０を後面（当て片部１２に対向す
る側の面）に有する。この当て片部９に対関係をなす当
て片部１２は、ヒンジ軸７を挿通する軸孔部分から鉤部
１１の反対側に約９０°程度の角度で折れ曲がって延長
した前記鉤部８と等幅を持つ板片に形成されていて、ヒ
ンジ軸７に平行な当接平面１３を後面（当接平面１０に
対向する側の面）に有する。なお、この実施形態におい
ては、当て片部９には、図示しないロック用のネジを螺
合させるためのネジ孔２０が中央部分に設けられ、一
方、当て片部１２には、前記ロック用のネジを挿通させ
るための孔１９がネジ孔２０に対応した位置に設けられ
ている。
る軸孔部分から鉤部８の反対側に真っ直ぐに延長した鉤
部８の半分の幅を持つ板片に形成されていて、ヒンジ軸
７に平行な当接平面１０を後面（当て片部１２に対向す
る側の面）に有する。この当て片部９に対関係をなす当
て片部１２は、ヒンジ軸７を挿通する軸孔部分から鉤部
１１の反対側に約９０°程度の角度で折れ曲がって延長
した前記鉤部８と等幅を持つ板片に形成されていて、ヒ
ンジ軸７に平行な当接平面１３を後面（当接平面１０に
対向する側の面）に有する。なお、この実施形態におい
ては、当て片部９には、図示しないロック用のネジを螺
合させるためのネジ孔２０が中央部分に設けられ、一
方、当て片部１２には、前記ロック用のネジを挿通させ
るための孔１９がネジ孔２０に対応した位置に設けられ
ている。
【００１９】このように、鉤部８とその半幅の当て片部
９とからなるフック部材５と、半幅の鉤部１１と当て片
部１２とをヒンジ結合することによって、相対向する鉤
部８と鉤部１１とは、最大開放時には鉤部１１のヒンジ
軸寄り部分と当て片部９とが衝合することによって規制
され、挟持状態の最小閉鎖時には当て片部９の当接平面
１０と当て片部１２の当接平面１３とが面接触すること
によって規制され、従って、鉤部８、１１の開閉角度を
設計時点において適切な範囲に設定させることが可能で
ある。
９とからなるフック部材５と、半幅の鉤部１１と当て片
部１２とをヒンジ結合することによって、相対向する鉤
部８と鉤部１１とは、最大開放時には鉤部１１のヒンジ
軸寄り部分と当て片部９とが衝合することによって規制
され、挟持状態の最小閉鎖時には当て片部９の当接平面
１０と当て片部１２の当接平面１３とが面接触すること
によって規制され、従って、鉤部８、１１の開閉角度を
設計時点において適切な範囲に設定させることが可能で
ある。
【００２０】このように構成される両フック部材５、６
において、フック部材５にはロッド固定機構４が設けら
れ、また、２つの当て片部９、１２に関連させてロック
機構３が設けられる。ロッド固定機構４は、更に図４を
併せ参照して、本体部としてのロッド収容部１６とこれ
に嵌合させるスライド蓋としての蓋材１７とにより形成
される。
において、フック部材５にはロッド固定機構４が設けら
れ、また、２つの当て片部９、１２に関連させてロック
機構３が設けられる。ロッド固定機構４は、更に図４を
併せ参照して、本体部としてのロッド収容部１６とこれ
に嵌合させるスライド蓋としての蓋材１７とにより形成
される。
【００２１】ロッド収容部１６は、フック部材５におけ
る鉤部８の後方位置に、ヒンジ軸７に直角の方向の断面
形状が略Ω字形状を成して設けられていて、ヒンジ軸７
に直角の方向に延在し、かつ後端面側に開口するロッド
介挿用溝１８が凹設されている。このロッド介挿用溝１
８は、ロッド２４の径に対応した幅で底が半丸形の溝に
凹設されていて、ロッド２４を遊びが生じないようにタ
イトに収容し得る形状になっている。上記ロッド収容部
１６の開口外縁部にはあり部(dovetail)が両側方に突出
して設けられている。
る鉤部８の後方位置に、ヒンジ軸７に直角の方向の断面
形状が略Ω字形状を成して設けられていて、ヒンジ軸７
に直角の方向に延在し、かつ後端面側に開口するロッド
介挿用溝１８が凹設されている。このロッド介挿用溝１
８は、ロッド２４の径に対応した幅で底が半丸形の溝に
凹設されていて、ロッド２４を遊びが生じないようにタ
イトに収容し得る形状になっている。上記ロッド収容部
１６の開口外縁部にはあり部(dovetail)が両側方に突出
して設けられている。
【００２２】一方、蓋材１７は図４（ハ）、（ニ）に示
されるように、前記ロッド収容部１６の前記あり部に嵌
まり合うあり溝を備えた断面がリップ溝形状を成してい
るとともに、蓋面部の中央部にネジ孔が螺刻されてい
て、このネジ孔に六角孔付きセットスクリューからなる
固定用ネジ２１（図４（イ）、（ロ）参照）が螺合され
ている。
されるように、前記ロッド収容部１６の前記あり部に嵌
まり合うあり溝を備えた断面がリップ溝形状を成してい
るとともに、蓋面部の中央部にネジ孔が螺刻されてい
て、このネジ孔に六角孔付きセットスクリューからなる
固定用ネジ２１（図４（イ）、（ロ）参照）が螺合され
ている。
【００２３】また、本発明の実施の形態に係る脊椎固定
フック１は、図６（イ）、（ロ）に示されるように、フ
ック機構２の挟持点を基準としてロッド固定機構４に固
定保持される脊椎矯正用のロッドが脊椎骨の横突起２２
等に対し±４５°の範囲内の傾きをもって固定可能に形
成されるようにすることが好ましく、この場合、図６
（イ）のような傾き角度θがあれば、脊椎骨に対して低
く固定できるため、患者の背中側への突出が低くなり、
美容的に良く、かつ患者の痛みも緩和される効果があ
る。
フック１は、図６（イ）、（ロ）に示されるように、フ
ック機構２の挟持点を基準としてロッド固定機構４に固
定保持される脊椎矯正用のロッドが脊椎骨の横突起２２
等に対し±４５°の範囲内の傾きをもって固定可能に形
成されるようにすることが好ましく、この場合、図６
（イ）のような傾き角度θがあれば、脊椎骨に対して低
く固定できるため、患者の背中側への突出が低くなり、
美容的に良く、かつ患者の痛みも緩和される効果があ
る。
【００２４】次にロック機構３は、当て片部１２に一体
に設けられた鉤片１４と、当て片部９に一体に設けられ
た凸条１５とより形成される。鉤片１４は、ヒンジ軸７
に最遠の端縁部に、当接平面１３から当て片部９側に鉤
状に折れ曲がってヒンジ軸７に対し平行に延在して設け
られる。凸条１５は、ヒンジ軸７に最遠の端縁部の当接
平面１０側角部分に、ヒンジ軸７に対し平行に延在して
鉤片１４に係合可能に設けられる。この鉤片１４と凸条
１５とは、対面している当接平面１０、１３相互が面接
触した際、即ち、一対の鉤部８、１１が閉成側に作動し
て挟持状態になった際、鉤片１４の鉤先部分が凸条１５
を乗り越えて係合し、これにより鉤部８、１１の挟持状
態をロックさせるように作動する。この係合した鉤片１
４と凸条１５は、手先での操作では簡単に外れることが
ないように機械的に強力に係合させるべく、ペンチ、ド
ライバー等の治具を使用して係合を解き得るように、設
計時点において鉤片１４及び凸条１５の形状を適切に設
定させている。
に設けられた鉤片１４と、当て片部９に一体に設けられ
た凸条１５とより形成される。鉤片１４は、ヒンジ軸７
に最遠の端縁部に、当接平面１３から当て片部９側に鉤
状に折れ曲がってヒンジ軸７に対し平行に延在して設け
られる。凸条１５は、ヒンジ軸７に最遠の端縁部の当接
平面１０側角部分に、ヒンジ軸７に対し平行に延在して
鉤片１４に係合可能に設けられる。この鉤片１４と凸条
１５とは、対面している当接平面１０、１３相互が面接
触した際、即ち、一対の鉤部８、１１が閉成側に作動し
て挟持状態になった際、鉤片１４の鉤先部分が凸条１５
を乗り越えて係合し、これにより鉤部８、１１の挟持状
態をロックさせるように作動する。この係合した鉤片１
４と凸条１５は、手先での操作では簡単に外れることが
ないように機械的に強力に係合させるべく、ペンチ、ド
ライバー等の治具を使用して係合を解き得るように、設
計時点において鉤片１４及び凸条１５の形状を適切に設
定させている。
【００２５】以上のように構成してなる脊椎固定フック
１は対象となる脊椎骨の突起の形状、大きさに適応した
各種寸法のものが予め製作されており、その場合、左勝
手用と右勝手用の左右対称のものが準備されることは従
来の脊椎固定フックと同様である。
１は対象となる脊椎骨の突起の形状、大きさに適応した
各種寸法のものが予め製作されており、その場合、左勝
手用と右勝手用の左右対称のものが準備されることは従
来の脊椎固定フックと同様である。
【００２６】上記実施形態に係る脊椎固定フック１を用
いてなる脊椎デバイスにより例えば胸椎の矯正を行うた
めの取付け方法を説明する。ロック機構３が外れていて
一対の鉤部８、１１が開放された状態にある脊椎固定フ
ック１を、脊椎骨における横突起２２の根元近くに当て
合わせて鉤部８、１１で挟み付けて横突起２２に係合保
持させる。この係合操作は、指先又は所定の治具を用い
て容易に行うことができる。確実に係合されることによ
って、鉤片１４と凸条１５とが鉤止されてロックされる
ため、この状態は強固に保持される。なお、手術中に取
り付けた脊椎固定フック１の位置替えや交換を行いたい
場合には、鉤片１４と凸条１５とによるロックを外すこ
とによって簡単に操作でき、しかも、鉤片１４と凸条１
５が脊椎骨から離れた後方位置にあるので楽に操作でき
る。
いてなる脊椎デバイスにより例えば胸椎の矯正を行うた
めの取付け方法を説明する。ロック機構３が外れていて
一対の鉤部８、１１が開放された状態にある脊椎固定フ
ック１を、脊椎骨における横突起２２の根元近くに当て
合わせて鉤部８、１１で挟み付けて横突起２２に係合保
持させる。この係合操作は、指先又は所定の治具を用い
て容易に行うことができる。確実に係合されることによ
って、鉤片１４と凸条１５とが鉤止されてロックされる
ため、この状態は強固に保持される。なお、手術中に取
り付けた脊椎固定フック１の位置替えや交換を行いたい
場合には、鉤片１４と凸条１５とによるロックを外すこ
とによって簡単に操作でき、しかも、鉤片１４と凸条１
５が脊椎骨から離れた後方位置にあるので楽に操作でき
る。
【００２７】鉤片１４と凸条１５とでロックさせること
により、脊椎固定フック１の固定は万全であるが、最終
には、孔１９とネジ孔２０を利用して当て片部９、１２
をネジ締めにより固定することによって、より一層の確
実な固定が図れる。必要数の脊椎固定フック１の固定が
終わると、脊椎の矯正形状に合わせた直線状あるいは曲
線状の丸棒体からなるロッド２４を、ロッド収容部１６
のロッド介挿用溝１８内に上端側あるいは下端側から順
次介挿させてゆき、各蓋材１７をそれぞれスライドによ
り嵌め合わせて、固定用ネジ２１でネジ締めする。かく
して、各脊椎固定フック１とロッド２４との組付けが確
実に行われる。この場合の本発明の実施の形態に係る脊
椎デバイスの装着状態は図５に示される通りである。
により、脊椎固定フック１の固定は万全であるが、最終
には、孔１９とネジ孔２０を利用して当て片部９、１２
をネジ締めにより固定することによって、より一層の確
実な固定が図れる。必要数の脊椎固定フック１の固定が
終わると、脊椎の矯正形状に合わせた直線状あるいは曲
線状の丸棒体からなるロッド２４を、ロッド収容部１６
のロッド介挿用溝１８内に上端側あるいは下端側から順
次介挿させてゆき、各蓋材１７をそれぞれスライドによ
り嵌め合わせて、固定用ネジ２１でネジ締めする。かく
して、各脊椎固定フック１とロッド２４との組付けが確
実に行われる。この場合の本発明の実施の形態に係る脊
椎デバイスの装着状態は図５に示される通りである。
【００２８】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、ヒンジ結
合されてなる構造の脊椎固定フックにより脊椎に装着・
固定するようにしたから、装着が迅速かつ容易に成され
て手術時間が短縮される。また、装着することによって
同時に機械的なロックが行われるため、取扱が簡単で便
利である。更に、ロック機構によって仮止めもできるの
で、術中において幾度でも容易に着脱できて適正サイズ
の決定に役立つ。また、装着調整に直接作用する調整ネ
ジを持たないことから、折損や緩みの問題が全く生じな
く、信頼性、安全性に富んでいる。
合されてなる構造の脊椎固定フックにより脊椎に装着・
固定するようにしたから、装着が迅速かつ容易に成され
て手術時間が短縮される。また、装着することによって
同時に機械的なロックが行われるため、取扱が簡単で便
利である。更に、ロック機構によって仮止めもできるの
で、術中において幾度でも容易に着脱できて適正サイズ
の決定に役立つ。また、装着調整に直接作用する調整ネ
ジを持たないことから、折損や緩みの問題が全く生じな
く、信頼性、安全性に富んでいる。
【００２９】このように本発明によれば、手術に際して
の手法の容易化並びに処理時間の短縮化を実現させて被
手術者の負担軽減を図るとともに、脊椎骨に対する固定
力を強化して脊椎骨の強固な連結を可能とすることによ
って、脊椎矯正の実効を挙げることができる。
の手法の容易化並びに処理時間の短縮化を実現させて被
手術者の負担軽減を図るとともに、脊椎骨に対する固定
力を強化して脊椎骨の強固な連結を可能とすることによ
って、脊椎矯正の実効を挙げることができる。
【図１】本発明の実施の形態に係る脊椎固定フックの開
放状態での斜視図である。
放状態での斜視図である。
【図２】図１に対応する閉鎖状態での斜視図である。
【図３】（イ）は本発明の実施の形態に係る脊椎固定フ
ックの平面図、（ロ）は同じく正面図、（ハ）は同じく
右側面図、（ニ）は同じく左側面図である。
ックの平面図、（ロ）は同じく正面図、（ハ）は同じく
右側面図、（ニ）は同じく左側面図である。
【図４】（イ）は図３に示す脊椎固定フックに係る止め
ネジの平面図、（ロ）は同じく正面図、（ハ）は図３に
示す脊椎固定フックに係る蓋材の平面図、（ロ）は同じ
く正面図である。
ネジの平面図、（ロ）は同じく正面図、（ハ）は図３に
示す脊椎固定フックに係る蓋材の平面図、（ロ）は同じ
く正面図である。
【図５】本発明の実施の形態に係る脊椎デバイスの装着
状態を示す斜視図である。
状態を示す斜視図である。
【図６】本発明の実施の形態に係る脊椎固定フックの脊
椎骨への取付け態様の説明図で、（イ）は、傾き角θが
ある例、（ロ）は傾き角θがない例である。
椎骨への取付け態様の説明図で、（イ）は、傾き角θが
ある例、（ロ）は傾き角θがない例である。
【図７】従来の脊椎デバイスの説明図である。
【図８】従来の脊椎固定フックの第１例の斜視図であ
る。
る。
【図９】従来の脊椎固定フックの第２例の斜視図であ
る。
る。
【図１０】従来の脊椎固定フックの第３例の斜視図であ
る。
る。
１…脊椎固定フック ２…フック機構 ３…ロ
ック機構 ４…ロッド固定機構 ５…フック部材 ６…フ
ック部材 ７…ヒンジ軸 ８…鉤部 ９…当
て片部 １０…当接平面 １１…鉤部 １２…
当て片部 １３…当接平面 １４…鉤片 １５…
凸条 １６…ロッド収容部 １７…蓋材 １８…
ロッド介挿用溝 １９…孔 ２０…ネジ孔 ２１…
固定用ネジ ２２…横突起 ２３…棘突起 ２４…
ロッド ２５…フック ２６…鉤部 ２７…
フック ２８…フック ２９…鉤部 ３０…
鉤部 ３１…ネジ
ック機構 ４…ロッド固定機構 ５…フック部材 ６…フ
ック部材 ７…ヒンジ軸 ８…鉤部 ９…当
て片部 １０…当接平面 １１…鉤部 １２…
当て片部 １３…当接平面 １４…鉤片 １５…
凸条 １６…ロッド収容部 １７…蓋材 １８…
ロッド介挿用溝 １９…孔 ２０…ネジ孔 ２１…
固定用ネジ ２２…横突起 ２３…棘突起 ２４…
ロッド ２５…フック ２６…鉤部 ２７…
フック ２８…フック ２９…鉤部 ３０…
鉤部 ３１…ネジ
Claims (6)
- 【請求項１】 開閉可能にヒンジ結合される一対の鉤部
により脊椎骨の横突起等に両側方から挟持して係着させ
るフック機構と、ヒンジ軸を挟み前記フック機構の反対
側位置において前記一対の鉤部に一体に形成され、フッ
ク機構の開閉操作に連動してその挟持状態を係脱可能に
ロックさせるロック機構と、前記フック機構の一方の鉤
部に一体に形成され、該フック機構の後方位置において
脊椎矯正用のロッドに係合し該ロッドを脊椎骨の後方に
保持固定するロッド固定機構とからなることを特徴とす
る脊椎固定フック。 - 【請求項２】 中間部においてヒンジ結合された２つの
フック部材からなり、一方のフック部材は、脊椎骨の横
突起等を挟持するフック機構の対部材としての鉤部と脊
椎矯正用のロッドに係合し該ロッドを脊椎骨の後方に保
持固定するロッド固定機構とがヒンジ軸を挟み一方の側
の前部と後部とにそれぞれ設けられ、ヒンジ軸に平行な
当接平面を後面に有する当て片部が他方の側に設けら
れ、他方のフック部材は、前記フック機構の対部材とし
ての鉤部が前記ヒンジ軸を挟んで一方の側に設けられ、
ヒンジ軸に平行な当接平面を前面に有する当て片部が他
方の側に設けられ、さらに、対面している前記当接平面
相互が面接触した際にこれをロックさせるロック機構が
前記２つの当て片部に関連して設けられ、一対の前記鉤
部が閉成側に作動して挟持状態になるのを前記ロック機
構により保持し得る如く形成されてなることを特徴とす
る脊椎固定フック。 - 【請求項３】 ロック機構が、一方の当て片部のヒンジ
軸に最遠の端部において該ヒンジ軸に平行に延在して設
けられる鉤片と、他方の当て片部のヒンジ軸から最遠の
端部においてヒンジ軸に並行に延在して前記鉤片に係合
可能に設けられる凸条とからなる請求項２記載の脊椎固
定フック。 - 【請求項４】 ロッド固定機構が、ヒンジ軸に直角方向
の断面形状が略Ω字形状を成すロッド収容部と、前記ロ
ッド収容部に嵌合させる蓋材とからなり、前記ロッド収
容部は、ヒンジ軸に直角方向に延在しかつ後端面側に開
口したロッド介挿用溝を備え、蓋材は前記ロッド介挿用
溝に平行な方向に摺動して前記ロッド収容部に嵌合可能
なスライド蓋に形成される請求項２又は３に記載の脊椎
固定フック。 - 【請求項５】 一方の当て片部にロック用のネジを挿通
する孔が設けられ、他方の当て片部に前記ネジを螺合す
るネジ孔が設けられ、前記ロック機構に加えネジ締めに
よるロックを可能としてなる請求項２、３又は４に記載
の脊椎固定フック。 - 【請求項６】 フック機構による挟持点を基準に、ロッ
ド固定機構で固定保持する脊椎矯正用のロッドが脊椎骨
の横突起等に対して±４５°の範囲内の傾きをもって固
定可能に形成される請求項２、３、４又は５に記載の脊
椎固定フック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16074598A JP3608943B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 脊椎固定フック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16074598A JP3608943B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 脊椎固定フック |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11347046A true JPH11347046A (ja) | 1999-12-21 |
| JP3608943B2 JP3608943B2 (ja) | 2005-01-12 |
Family
ID=15721549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16074598A Expired - Lifetime JP3608943B2 (ja) | 1998-06-09 | 1998-06-09 | 脊椎固定フック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3608943B2 (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1281363A3 (en) * | 2001-08-01 | 2004-01-07 | Showa IKA Kohgyo Co., Ltd. | Implant for bone connector |
| US6860884B2 (en) | 2001-08-01 | 2005-03-01 | Showa Ika Kohgyo Co., Ltd. | Implant for bone connector |
| WO2005051213A1 (en) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Depuy International Limited | A hook for fixing a spinal support rod to a vertebra |
| WO2007041265A1 (en) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Paradigm Spine, Llc | Hinged polyaxial screw and methods of use |
| JP2012512680A (ja) * | 2008-12-19 | 2012-06-07 | クラリアンス | 脊椎骨の接骨デバイス用ヒンジ連結システム |
| WO2012154947A1 (en) * | 2011-05-10 | 2012-11-15 | Sytnhes Usa, Llc | Bone fracture fixation clamp |
| US20160183981A1 (en) * | 2014-12-29 | 2016-06-30 | DePuy Synthes Products, Inc. | Methods and devices for anchoring spinal rods |
| EP2967675A4 (en) * | 2013-03-11 | 2016-11-23 | Dynamic Spine Llc | ORTHOPEDIC SCREW CLAMP DEVICE AND METHOD OF IMPLEMENTATION |
| US9999456B2 (en) | 2011-05-10 | 2018-06-19 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone fracture fixation clamp |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2890314A4 (en) | 2012-08-31 | 2016-07-13 | Newsouth Innovations Pty Ltd | BONE STABILIZATION DEVICE AND METHODS OF USE |
| EP2892453B1 (en) | 2013-08-30 | 2019-05-08 | NewSouth Innovations Pty Limited | Spine stabilization device |
| US11712271B2 (en) * | 2018-11-30 | 2023-08-01 | Frank H. Boehm, Jr. | Device and method to establish stabilization of the cervical spine without implantation of hardware or violation of the cortical bone |
-
1998
- 1998-06-09 JP JP16074598A patent/JP3608943B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6860884B2 (en) | 2001-08-01 | 2005-03-01 | Showa Ika Kohgyo Co., Ltd. | Implant for bone connector |
| EP1281363A3 (en) * | 2001-08-01 | 2004-01-07 | Showa IKA Kohgyo Co., Ltd. | Implant for bone connector |
| WO2005051213A1 (en) * | 2003-11-19 | 2005-06-09 | Depuy International Limited | A hook for fixing a spinal support rod to a vertebra |
| WO2007041265A1 (en) * | 2005-09-30 | 2007-04-12 | Paradigm Spine, Llc | Hinged polyaxial screw and methods of use |
| JP2012512680A (ja) * | 2008-12-19 | 2012-06-07 | クラリアンス | 脊椎骨の接骨デバイス用ヒンジ連結システム |
| US10376297B2 (en) | 2011-05-10 | 2019-08-13 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone fracture fixation clamp |
| WO2012154947A1 (en) * | 2011-05-10 | 2012-11-15 | Sytnhes Usa, Llc | Bone fracture fixation clamp |
| US11452555B2 (en) | 2011-05-10 | 2022-09-27 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone fracture fixation clamp |
| CN107028650B (zh) * | 2011-05-10 | 2020-03-03 | 新特斯有限责任公司 | 骨折固定夹具 |
| CN107028650A (zh) * | 2011-05-10 | 2017-08-11 | 新特斯有限责任公司 | 骨折固定夹具 |
| US9999456B2 (en) | 2011-05-10 | 2018-06-19 | DePuy Synthes Products, Inc. | Bone fracture fixation clamp |
| US9775650B2 (en) | 2013-03-11 | 2017-10-03 | Dynamic Spine, Llc | Screw clamp orthopedic device and methods of implementation |
| EP2967675A4 (en) * | 2013-03-11 | 2016-11-23 | Dynamic Spine Llc | ORTHOPEDIC SCREW CLAMP DEVICE AND METHOD OF IMPLEMENTATION |
| US20160183981A1 (en) * | 2014-12-29 | 2016-06-30 | DePuy Synthes Products, Inc. | Methods and devices for anchoring spinal rods |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3608943B2 (ja) | 2005-01-12 |
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