JPH11344937A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH11344937A
JPH11344937A JP15268798A JP15268798A JPH11344937A JP H11344937 A JPH11344937 A JP H11344937A JP 15268798 A JP15268798 A JP 15268798A JP 15268798 A JP15268798 A JP 15268798A JP H11344937 A JPH11344937 A JP H11344937A
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JP
Japan
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liquid crystal
bottom plate
case
planar member
display device
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Application number
JP15268798A
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English (en)
Inventor
Hideo Suzuki
英男 鈴木
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、LCDパネルをケースから
損傷することなく容易に取り外すことができる液晶表示
装置を提供することである。 【解決手段】 ケースの底板11と、このケースの底板
11を覆う蓋13とを有する液晶表示装置10におい
て、底板11の表面側に、LCDパネル20が、固定手
段である両面テープ14,14によって固定された面状
部材15を介して位置決め固定されている。面状部材1
5は、端部15aに形成された係止孔17を液晶表示装
置10のケースの底板11の裏面側に形成された突起1
8,…に係止させることによって、底板11に着脱可能
に固定されている構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は液晶表示装置に係
り、詳細には、液晶パネルを有する液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、LCD(liquid crystal displa
y)の主要構成部分であるLCDパネルは、そのケース
(ディスプレイ単体としてのケースの他に、液晶表示部
を有するPDA(Personal degital Asistant)やペー
ジャーなどの電子機器のケースの場合もある)内に、図
4に示すように固定されている。すなわち、ケースの底
板(下ケース)3の上面に、LCDパネル(液晶パネ
ル)4を囲むように壁2,2が設けられ、LCDパネル
4が、壁2,2に囲まれた状態でケースの底板3上に配
置されるとともに、LCDパネル4がケースの底板3に
両面テープ5により固定されている。
【0003】上記壁2,2は、LCDパネル4の位置決
め及び水平方向の動きを規制するためのものであり、両
面テープ5を用いないで、上記壁2,2により、LCD
パネル4の水平方向の移動を規制した状態で、該ケース
の底板3に上方から取り付けられるケースの蓋(上ケー
ス)により、底板3と蓋とでLCDパネル4を挟み込む
ことで、LCDパネルを固定する場合もある。この場合
には、LCDパネル4が、上記壁2,2により水平方向
に移動しないように固定され、底板3と蓋とに挟み込ま
れることで上下方向に移動しないように固定される。ま
た、実装スペース的に余裕が無く壁が作れない場合に
は、ケースの底板3に壁2,2を設けないで、両面テー
プ5だけでLCDパネル4をケースの底板3に固定する
場合もある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶表示装
置においては、液晶表示装置の各種部品の修理・交換な
どの際に、液晶表示装置を解体して、ケースの底板3か
らLCDパネル4を外す場合がある。この際に、両面テ
ープ5を用いたLCDパネル4の固定構造にあっては、
矩形状のLCDパネル4とケースの底板3が、LCDパ
ネル4の少なくとも二辺において両面テープ5,5を介
してほとんど隙間無く固定されているため、LCDパネ
ル4とケースの底板3との間に治具や指を介入させるこ
とが困難であり、これらを引き剥がすことが難しい。ま
た、LCDパネル4、ケース共にある程度剛性があるた
め、引き剥がす際に歪みや変形による各構成部品の損傷
を生じさせないように、両面テープ5を剥がすのに手間
がかかった。
【0005】また、両面テープ5によりケースの底板3
に接合されたLCDパネル4の周囲が壁2,2によって
囲まれている場合には、壁2,2によりさらにLCDパ
ネル4をケースの底板3から引き剥がすことが困難にな
る。また、両面テープ5を用いないで、上記壁2,2と
上下ケースの挟み込みによりLCDパネル4を固定した
場合には、上下方向にLCDパネル4がずれることはな
いが、壁2,2,とLCDパネル4との間に、各構成部
品の公差や環境条件等による寸法変化を考慮して、予め
一定量のクリアランスを設けなければならないため、L
CDパネル4がこのクリアランスの分だけ動きに自由度
を持ち、ケースにLCDパネル4を位置決めして組み込
んだときや組み込んだ後にLCDパネルにズレが生じる
可能性がある。また、このような位置ずれを防止するた
めに両面テープ5を併用すれば、上述のような課題が生
じる。
【0006】本発明の課題は、LCDパネルをケースか
ら容易に取り外すことができる液晶表示装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決すべ
く、請求項1記載の発明は、ケースと、該ケース内に位
置決め固定された液晶パネルとを有する液晶表示装置で
あって、液晶パネルは、面状部材に固定手段によって取
り外し可能に固定され、前記面状部材は、前記ケースに
着脱自在に装着されていることを特徴としている。
【0008】請求項1記載の発明によれば、液晶パネル
は固定手段によって面状部材に取り外し可能に固定さ
れ、この面状部材はケースに着脱自在に装着されている
ことによって、前記液晶パネルが前記ケースに位置決め
固定されているので、前記面状部材に前記液晶パネルが
固定された状態で、前記面状部材を前記ケースから取り
外した後、前記面状部材と前記液晶パネルとをそれぞれ
掴んで引き剥がし、前記面状部材から前記液晶パネルを
取り外すことができる。したがって、前記液晶表示装置
の各種部品の修理・交換の際などに、ケースから液晶パ
ネルを取り外すといった解体作業において、手間をかけ
ずに前記ケースから前記液晶パネルを損傷することなく
容易に取り外すことができる。
【0009】前記面状部材は、面状のものであるなら
ば、どの様なものでもよい。例えば、板状のものでもよ
いが、ポリカーボネイト(PC:policarbonate)、ポ
リエチレンテフタレート(PET:polyethylene terep
hthalate)、塩化ビニル、ポリエステル(polyester)
等の可撓性を有する材質で成形されていると好適であ
る。また、前記固定手段は前記液晶パネルを前記面状部
材に取り外し可能に固定することができるものであるな
らば、どの様に構成されていても良く、例えば、両面テ
ープなどが挙げられる。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の液
晶表示装置において、前記面状部材は可撓性を有してい
ることを特徴としている。
【0011】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前
記液晶パネルが取り外し可能に取り付けられている前記
面状部材が可撓性を有しているので、この面状部材から
前記液晶パネルを取り外す際に、面状部材を撓ませるこ
とができ、この撓みによって前記液晶パネルから面状部
材を容易に引き剥がすことができる。また、前記ケース
から前記面状部材を着脱する際に、前記面状部材を撓ま
せることが出来るので、その取り付けおよび取り外しを
容易に行うことができる。
【0012】なお、この面状部材は、上述したPC、P
ET、塩化ビニル、ポリエステルなどを材質として用い
るとよい。
【0013】請求項3記載の発明は、請求項2記載の液
晶表示装置において、前記ケースには突起が形成され、
前記面状部材には、前記突起に外挿されて、該突起に係
合させる係止孔が形成されていることを特徴としてい
る。
【0014】請求項3記載の発明によれば、請求項2記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前
記面状部材は、前記ケースに形成された突起に前記係止
孔が外挿係合されることによって、前記ケースに着脱自
在に係止される構成となっているので、前記係止孔に前
記突起を挿入するだけで、前記面状部材に固定されてい
る液晶パネルは前記ケースに位置決め固定された状態と
なる。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項3記載の液
晶表示装置において、前記ケースの底部の表面側には、
前記液晶パネルが前記面状部材を介して配置され、前記
底部の裏面側には、前記突起が形成され、前記面状部材
の端部に前記係止孔が形成され、この面状部材は、前記
底部の側縁部から回り込んで、前記突起に前記係止孔が
係止されていることを特徴としている。
【0016】請求項4記載の発明によれば、請求項3記
載の発明と同様の効果を得ることができるとともに、前
記面状部材の係止孔に挿入して該係止孔を係止する前記
突起が前記底部の裏面側に設けられているので、液晶パ
ネルを前記底部の表面側に設けた際に、該底部の表面側
において前記突起を形成するスペースが不要となり、液
晶表示装置の狭額縁化に極めて有利となる。
【0017】請求項5記載の発明は、請求項3または4
記載の液晶表示装置において、前記ケースは、前記液晶
パネルを固定する底部と、該底部を覆う蓋部とからな
り、前記ケースの底部に前記突起が形成され、前記蓋部
が、前記底部との間に前記面状部材を挟んだ状態で前記
突起に係止されていることを特徴としている。
【0018】請求項5記載の発明によれば、請求項3ま
たは4記載の発明と同様の効果を得ることができるとと
もに、ケースを底部とともに構成する蓋部が、前記面状
部材の係止孔が外挿係合されている前記突起に前記面状
部材の上から係止されているので、前記突起に前記係止
孔が係止された状態の前記面状部材の上に前記蓋部が位
置することになり、該蓋部と前記底部とで、前記面状部
材を挟んだ状態となり、前記面状部材が外れなくなる。
したがって、前記面状部材はケース内において決められ
た位置に着脱自在に固定されており、容易に着脱できる
と共にその固定装着された位置からずれることがない。
【0019】具体的には、前記蓋部が前記突起に係止さ
れている構成とは、前記蓋部に前記底板の突起が挿入さ
れる孔部を形成し、この孔部に前記突起を挿入すること
によって、前記蓋部が突起に係止された状態となるよう
にしたものが挙げられる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照して本発
明に係る液晶表示装置の実施の形態を詳細に説明する。
図1および図2は、本発明を適用した液晶表示装置の第
1の実施の形態を示す図である。
【0021】まず、構成を説明する。図1は、本発明を
適用した液晶表示装置において、LCDパネルの固定構
造を説明する概略縦断面図であり、図2は、面状部材か
らLCDパネルを取り外すようすを説明した面状部材の
側面図である。
【0022】図1に示すように、本発明の第1の実施の
形態の液晶表示装置10は、該液晶表示装置10のケー
ス内部には、該内部に位置決め固定されたLCDパネル
(液晶パネル)20が収容されている。この液晶表示装
置10のケースは、底板(底部)11と、このケースの
底板11を覆う蓋(蓋部)13とを有し、底板11の表
面(上面)側に、LCDパネル20が、固定手段である
両面テープ14,14によって面状部材15に固着さ
れ、この面状部材15を介して固定設置されている。
【0023】この液晶表示装置10のケースの底板11
は、四角形状をなし、その裏面側の四隅には突起18,
…が立設されている。また、面状部材15の端部15a
には、突起18に外挿させる係止孔17が形成され、面
状部材15は、底板11の側縁部12表面に沿って折り
曲げるように回り込ませ、係止孔17を突起18に外挿
させることにより、底板11に係止されている。蓋13
は、上部に開口部13aと、下部に底板11の裏面に立
設された突起18に面状部材15の上から係止させる係
止部13bとを有している。
【0024】LCDパネル20は、平面視して四角形状
をなしており、固定される底板11とほぼ同様のサイズ
に形成され、例えば、内面に液晶に電圧をかける電極を
有する2枚の透明基板と、これら透明基板の外面に設け
られた偏光板とを有しており、背面には反射板若しくは
バックライトが設けられているものである。このLCD
パネル20の表面は蓋13の開口部13aから外部に臨
んでいる。このLCDパネル20の裏面には、互いに平
行な2つの辺に沿って両面テープ14,14が貼着され
ており、この両面テープ14,14を介して、LCDパ
ネル20は面状部材15に取り外し可能に固着されてい
る。
【0025】前記面状部材15は可撓性を有するもので
あり、LCDパネル20よりも幅が広く、その端部15
aには係止孔17が形成されている。この面状部材15
を撓ませて端部15aが、底板11の側縁部12から該
底板11の裏面側に回り込んだ状態となっている。この
回り込んだ端部15aに形成されている係止孔17が、
底板11の裏面に立設された突起18に外挿されて面状
部材15が底板11に係止された状態となっている。こ
のように面状部材15は、該面状部材15の端部15a
に形成された係止孔17を突起18に外挿させるだけで
底板11に係止されているので、突起18から係止孔1
7を脱挿させるだけで、面状部材15を底板11から外
すことができる。また、取り付けるときも、突起18に
係止孔17を挿入するだけで、該係止孔17は突起18
に係止されて、該面状部材15が底板11に係止された
状態となる。この突起18は、底板11の四隅に形成さ
れた円柱状のものであり、また、係止孔17は、この突
起18に対応して面状部材15に形成されているもので
ある。
【0026】これら係止孔17,…のうちの一つは、円
柱状の突起18が丁度内嵌される大きさの孔であり、残
りの係止孔17は、内嵌する突起18の径とほぼ同じ幅
を備える長孔となっている。(図示省略。)このように
残り3つが長孔となっているので、底板11に面状部材
15を取り付けるときに、まず突起18が丁度内嵌され
る大きさの係止孔17を対応する突起18に外挿させれ
ば、遊びのある他の残りの係止孔17も対応する各突起
18に容易に外挿させることができる。そして、この係
止孔17に貫通させた突起18の先端部は、蓋13の下
部の係止部13bに形成された穴部19に内嵌させてあ
る。このように、突起18を穴部19に内嵌させること
によって、蓋13は底板11に固定された状態となって
いる。このように蓋13の開口が形成された上部と、係
止部13bを有する下部との間で、LCDパネル20
と、面状部材15と、LCDパネル20を面状部材15
に貼着している両面テープ14と底板11とを、それぞ
れの側縁部側から覆った状態となっている。上述したよ
うに、本実施形態においては、面状部材15を係止する
突起18を底板11の裏面に立設したので、突起18を
設ける為の専用スペースが不要となり、液晶表示装置装
置の狭額縁化に極めて有利となる。
【0027】次に、このように構成された液晶表示装置
10の組立方法を説明する。両面テープ14を介してL
CDパネル20の裏面に取り外し可能に貼着されている
面状部材15の端部15aを撓ませることによって、端
部15aの係止孔17をケースの底板11の突起18に
それぞれ外挿させ、面状部材15を底板11に着脱可能
に係止させ、LCDパネル20を底板11に固定させ
る。このとき、突起18によって、面状部材15の取り
付け位置は予め決められているので、該面状部材15に
取り付けられているLCDパネル20の固定位置も予め
決めることができる。
【0028】そして、面状部材15の係止孔17を貫通
した底板11の突起18に、蓋13の係止部13bの孔
部19を外嵌させる。このとき蓋13の上部を、LCD
パネル20が固定されている底板11を覆うようにする
とともに、蓋13の上部と、蓋13の係止部13bとで
挟むようにして取り付ける。このように蓋部13を底板
11に取り付けることによって、LCDパネル20の底
板11への固定を一層強固にすることができるととも
に、面状部材15が、その端部15aで、底板11と蓋
13の係止部13bとで挟まれた状態となり、蓋13を
底板11からはずさなければ、外れなくなり、ケース内
において、LCDパネル20の固定位置がずれることが
ない。
【0029】上述したように本実施の形態の液晶表示装
置10は構成されているので、例えば、LCDパネル2
0のメンテナンスを行う際に、また、LCDパネル20
の修理を行う際、さらに該LCDパネル20を交換する
際などにおいて、LCDパネル20をケースの底板11
から外す必要がある場合、まず、突起18から孔部19
を外すことによって底板11から蓋13を取り外す。そ
して、面状部材15の係止孔17を突起18から外すこ
とによって、底板11から、LCDパネル20が固定さ
れている面状部材15を取り外すことができる。
【0030】そして、底板11から面状部材15を取り
外すと、図2に示すように、面状部材15と、該面状部
材15に両面テープ14で固定されているLCDパネル
20とをそれぞれ掴むことができ、面状部材15からL
CDパネル20を引き剥がすことができる。この際、面
状部材15は可撓性を有しているので、撓ませつつ図中
矢印方向に引っ張ることにより、LCDパネル20を損
傷することなく該面状部材15から容易に引き剥がすこ
とができる。このように底板11からLCDパネル20
を簡単に取り外すことができるので、底板11およびL
CDパネル20を損傷する可能性は極めて少なく、ケー
スの底板11からLCDパネル20を取り外すといった
解体作業を容易に行うことができる。
【0031】図3は本発明に係る液晶表示装置の第2の
実施の形態を説明するための図であり、(a)は第2の
実施の形態における液晶表示装置50の展開断面図、
(b)は同液晶表示装置の組立後の断面図である。
【0032】図3(b)に示すように、本発明の第2の
実施の形態の液晶表示装置50は、該液晶表示装置50
のケース内部に、該ケースに位置決め固定されたLCD
パネル(液晶パネル)20が収容されている。
【0033】この液晶表示装置50のケースは、底板
(底部)51と、このケースの底板51を覆い、かつ、
収容しているLCDパネル20の表面が外部に臨むよう
に形成された開口部55aを表面部58に有する蓋(蓋
部)55とから概略構成されている。
【0034】そして、底板51の表面(上面)側に、L
CDパネル20が、固定手段である両面テープ14,1
4によって固定された面状部材21を介して固定されて
いる。なお、この図に示すLCDパネル(液晶パネル)
20および両面テープ(固定手段)14は上述した第1
の実施の形態におけるものと同様のものであり、同一符
号を付して、これらの説明は省略する。また、面状部材
21は、固定されるLCDパネル20より表面積が大き
く、端部に係止孔17が形成されており、上述した面状
部材15とは大きさが異なる以外ほぼ同様に構成された
ものであるため説明は省略する。
【0035】液晶表示装置50のケースの底板51は、
平面視して四角形状に形成されたものであり、表面に面
状部材21を介して固定されているLCDパネル20よ
り表面積が大きく、該LCDパネル20の周縁部より、
底板51の周縁部がそれぞれの側方へ突出した状態とな
っている。そして、表面に固定されているLCDパネル
20より突出した底板51の周縁部には、四隅に円柱状
の突起53,…が上方に立設されている。この突起5
3,…は、それぞれ面状部材21の係止孔17,…を貫
通し、面状部材21が該係止孔17,…と突起53,…
を介して底板51に係止された状態となっている。そし
て、係止孔17,…を貫通している突起53,…は、蓋
55に形成された挿入孔56,…にそれぞれ挿入されて
いる。
【0036】この蓋55は、下部に底板51の側縁部5
1bの裏面に係止される爪部57と、該爪部57と挿入
孔56との間に、蓋55の内側に開口し、底板51の側
縁部51bが内嵌する収容部59が形成されている。爪
部57は、底板51の側縁部51bの裏面に係止されて
おり、開口部55aを有する表面部58とで、LCDパ
ネル20が固定された底板51を下方および上方から挟
んだ状態となっており、これによって蓋55は底板51
に固定された状態となっている。
【0037】このように構成されている上記液晶表示装
置50において、LCDパネル20が固定されている面
状部材21は、端部21aに形成された係止孔17が突
起53に外挿されていることによって、底板51に係止
された状態で固定されている。また、この面状部材21
は、端部21aで底板51と蓋55とで挟まれた状態と
なって強固に固定され、蓋55を底板51から外さなけ
れば、面状部材21を底板51から外すことができない
ようになっている。
【0038】また、この液晶表示装置50において、L
CDパネル20をケースの底板51に取り付けるには、
図3(a)に示すように、LCDパネル20が両面テー
プ14,14を介して取り外し可能に固定されている面
状部材21を、底板51の表面側に取り付ける。この
際、底板51の表面に立設されている円柱状の突起53
に、それぞれ対応する、面状部材21の係止孔17を通
すことによって、係止孔17が突起53に係止された状
態となり、面状部材21に固定されたLCDパネル20
は、底板51の表面に位置決め固定された状態となる。
【0039】上記のようにLCDパネル20が固定され
た底板51に、上方から底板51を覆うように蓋55を
取り付ける。この際、底板51表面において、面状部材
21の係止孔17を貫通した突起53を蓋55の挿入孔
56に挿入させて、爪部57を底板51の側縁部51b
の裏面に係止させる。このように挿入孔56に突起53
を挿入させて爪部57を底板51の側縁部51bの裏面
に係止させると、収容部59に底板51の側縁部51b
が内嵌した状態となり、底板51と蓋55とが固定され
るとともに、底板51に固定されたLCDパネル20の
位置がズレない。
【0040】なお、突起53に挿入される係止孔17
は、上述したように面状部材の端部21aにそれぞれ所
定の位置に形成されているものであり、底板51に形成
される突起53の配設位置に対応している。また、係止
孔17の形状は、上述した第1の実施の形態における面
状部材15と同様に、一つが突起53が挿入されるほど
の大きさに形成されており、残りの3つの係止孔17は
長孔である。この作用効果は、上述した第1の実施の形
態における係止孔17の場合と同様の作用効果である。
【0041】このように構成された液晶表示装置50に
おいて、ケースの底板51からLCDパネル20を取り
外す際には、底板51に係止されている爪部57の係合
を解除して、蓋55を底板51から外し、LCDパネル
20を底板51の上方に引き上げることにより、LCD
パネル20と該LCDパネル20が固定されている面状
部材21とを容易に取り外すことができる。
【0042】そして、このように取り外された面状部材
21とLCDパネル20とを、図2を参照して説明した
ように、それぞれ掴んで、引き剥がす。この際、面状部
材21は可撓性を有しているので、撓ませることによっ
て、容易にLCDパネル20と分離することができる。
【0043】なお、これらLCDパネルやケースの平面
形状は、上記実施の形態において説明された形状に限ら
ず、該ケースにLCDパネルが固定される構成のもので
あれば、どの様に構成されていてもよい。その他、具体
的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは
勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明に係
る液晶表示装置によれば、前記面状部材に前記液晶パネ
ルが固定された状態で、前記面状部材を前記ケースから
取り外した後、前記面状部材と前記液晶パネルとをそれ
ぞれ掴んで引き剥がし、前記面状部材から前記液晶パネ
ルを取り外すことができ、前記液晶パネルの修理のとき
等のケースから液晶パネルを取り外すといった解体作業
において、前記液晶パネルを損傷することなく手間をか
けずに前記ケースから容易に取り外すことができる。
【0045】そして請求項2記載の発明に係る液晶表示
装置によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を得る
ことができるとともに、前記液晶パネルが取り外し可能
に取り付けられている前記面状部材が可撓性を有してい
るので、この面状部材から前記液晶パネルを取り外す際
に、面状部材を撓ませることができ、この撓みによって
前記液晶パネルから面状部材を一層容易に引き剥がすこ
とができる。また、前記ケースから前記面状部材を着脱
する際に、前記面状部材を撓ませることが出来るので、
その取り付けおよび取り外しを容易に行うことができ
る。
【0046】さらに、請求項3記載の発明に係る液晶表
示装置によれば、請求項2記載の発明と同様の効果を得
ることができるとともに、前記面状部材は、前記ケース
に形成された突起に前記係止孔が外挿係合されることに
よって、前記ケースに着脱自在に係止される構成となっ
ているので、前記係止孔に前記突起を挿入するだけで、
前記面状部材に固定されている液晶パネルは前記ケース
に位置決め固定された状態となる。
【0047】また、請求項4記載の発明に係る液晶表示
装置によれば、請求項3記載の発明と同様の効果を得る
ことができるとともに、前記面状部材の係止孔に挿入す
る前記突起が前記底部の裏面側に設けられているので、
液晶パネルを前記底部の表面側に設けた際に、該底部の
表面側において前記突起を形成するスペースが取れなく
ても、前記底部に前記面状部材を着脱可能に係止させる
ことができる。従って、前記突起を設ける為の専用スペ
ースが不要となり、液晶表示装置装置の狭額縁化に極め
て有利となる。
【0048】また、請求項5記載の発明に係る液晶表示
装置によれば、請求項3または4記載の発明と同様の効
果を得ることができるとともに、ケースを底部とともに
構成する蓋部が、前記面状部材の係止孔が係止されてい
る前記突起に前記面状部材の上から係止されているの
で、前記突起に前記係止孔が係止された状態の前記面状
部材の上に前記蓋部が位置することになり、該蓋部と前
記底部とで、前記面状部材を挟んだ状態となり、前記面
状部材が外れなくなり、前記面状部材はケース内におい
て決められた位置に着脱自在に固定装着され、その固定
された位置からずれることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態の液晶表示
装置において、LCDパネルの固定構造を説明する概略
縦断面図である。
【図2】図1の第1の実施の形態において、面状部材か
らLCDパネルを取り外すようすを説明した面状部材の
側面図である。
【図3】本発明に係る液晶表示装置の第2の実施の形態
を説明するための図であり、(a)は第2の実施の形態
における液晶表示装置50の展開断面図、(b)は同液
晶表示装置の組立後の断面図である。
【図4】従来の液晶パネルを有する液晶表示装置におい
て、液晶パネルの固定構造を説明する液晶表示装置の概
略断面図である。
【符号の説明】
10 液晶表示装置 11 底板 12 底板の側縁部 13 蓋(蓋部) 13a 開口部 13b 係止部 14 両面テープ(固定手段) 15 面状部材 15a面状部材の端部 17 係止孔 18 突起 20 LCDパネル(液晶パネル) 21 面状部材 21a面状部材の端部 50 液晶表示装置 51b底板の側縁部 51 底板 53 突起 55 蓋 56 挿入孔 57 爪部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースと、該ケース内に位置決め固定さ
    れた液晶パネルとを有する液晶表示装置であって、 液晶パネルは、面状部材に固定手段によって取り外し可
    能に固定され、 前記面状部材は、前記ケースに着脱自在に装着されてい
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記面状部材は可撓性を有していること
    を特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記ケースには突起が形成され、 前記面状部材には、前記突起に外挿されて、該突起に係
    合させる係止孔が形成されていることを特徴とする請求
    項2記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 前記ケースの底部の表面側には、前記液
    晶パネルが前記面状部材を介して配置され、 前記底部の裏面側には、前記突起が形成され、 前記面状部材の端部に前記係止孔が形成され、 この面状部材は、前記底部の側縁部から回り込んで、前
    記突起に前記係止孔が係合されていることを特徴とする
    請求項3記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記ケースは、前記液晶パネルを固定す
    る底部と、該底部を覆う蓋部とからなり、 前記ケースの底部に前記突起が形成され、 前記蓋部が、前記底部との間に前記面状部材を挟んだ状
    態で前記突起に係止されていることを特徴とする請求項
    3または4記載の液晶表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008158306A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Mitsubishi Electric Corp 表示装置
US7830468B2 (en) 2002-12-24 2010-11-09 Lg. Display Co., Ltd. Mounting frame combination structure of liquid crystal display device
JP2011221167A (ja) * 2010-04-07 2011-11-04 Nec Lcd Technologies Ltd 液晶表示装置
JP2015536484A (ja) * 2013-02-20 2015-12-21 エルジー・ケム・リミテッド ディスプレイ装置

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