JPH11344292A - 焼結機用クラッシデッキライナー及び受歯 - Google Patents

焼結機用クラッシデッキライナー及び受歯

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JPH11344292A
JPH11344292A JP15321398A JP15321398A JPH11344292A JP H11344292 A JPH11344292 A JP H11344292A JP 15321398 A JP15321398 A JP 15321398A JP 15321398 A JP15321398 A JP 15321398A JP H11344292 A JPH11344292 A JP H11344292A
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JP
Japan
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plate
receiving teeth
crusher
sintering machine
crush
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Pending
Application number
JP15321398A
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English (en)
Inventor
Tetsuo Kawabata
哲郎 川畑
Motohiro Yasui
基浩 安井
Hisashi Umeno
寿 梅野
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Kurimoto Ltd
Original Assignee
Kurimoto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼結機用クラッシデッキライナー及び受歯の
寿命を長くする。 【解決手段】 焼結機1の排鉱口部分に設けられるクラ
ッシデッキライナー10及びクラッシャーの受歯22で
ある。これら10、22は、複数の板状体13を上下方
向に積層して一体化したものであり、その各板状体13
上面は、前縁端から内側に向かって所要長さ及び所要深
さで肉を盗んで、その肉盗み部に、上面がほぼフラット
になるように硬化肉盛溶接12をしたものとする。この
ようにすれば、部材10、22の使用面側の端面は肉盛
層12とベース材11が交互に積み重なった状態の複合
構造になり、上面からの摩耗作用に対して高硬度の肉盛
溶接層12が最後まで有効に働く。また、肉盛層12は
端面から内部にまで存在するので、摩耗による使用面の
後退に対しても有効である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、焼結機の後段に
設置されるクラッシデッキライナー及びクラッシャーの
受歯に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製鉄原料(鉄鉱石粉等)を焼結する焼結
プラントは、例えば、この発明の一実施例を示す図1を
参照して説明すると、焼結機1は、スプロケットホイー
ル2、2に掛け渡されたチェーン3にパレット(肩車)
4が所定間隔に取付られ、そのパレット4に、原料a及
び床敷鉱bがそれぞれホッパー5、6を介して投入され
る。そのパレット4内に投入された原料a及び床敷鉱b
はチェーン3の走行によるパレット4の移動にしたがっ
て、まず、点火炉7で点火され、ウインドボックス8で
強制吸引されながら、焼結反応が行われ、チェーン3の
終端におけるパレット4の反転によってストーンボック
ス9に送り出される。このとき、原料aは一塊りのケー
キ状(焼結ケーキ、シンターケーキ、焼結鉱)a’とな
っている。
【0003】ストーンボックス9に送り出された焼結ケ
ーキa’は、そのストーンボックス9前縁のクラッシデ
ッキライナー10を乗り越え、クラッシャー20に送り
込まれる(落下する)。このクラッシャー20では、図
7に示すように、回転する鬼歯21と固定の受歯22の
協働によって焼結ケーキa’を、所定サイズ、例えば5
0〜300mmφに破砕する。その破砕された焼結鉱
a”はスクリーン30で、所要の大きさのものが選ばれ
て製品cとされ、一方、小さいものc’はフィードバッ
ク(返鉱)される。図中、31はクーラー、32は返鉱
コンベアである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記焼結プラントにお
いて、そのクラッシデッキライナー10は、焼結直後の
赤熱状態の焼結ケーキ(鉱)a’により、絶えず擦られ
る摩耗作用を受け、また、受歯20は、焼結鉱aの破砕
に直接に関与するので、さらに激しい摩耗作用を受け
る。このため、そのクラッシデッキライナー10及び受
歯22の材質には、耐熱性と耐摩耗性の両方が要求さ
れ、従来では、耐熱・耐摩耗鋳鋼又は鋳鉄(例えば白銑
鋳鉄)による鋳物が用いられている。
【0005】しかし、これらの材質からなるクラッシデ
ッキライナー10及び受歯22も、図7(a)、(b)
の斜線で示す部分が短期間で摩耗して消滅する。すなわ
ち、耐熱性と耐摩耗性の両方を十分に満足するものはな
く、頻繁に、例えば2〜6ケ月毎に各部材10、22を
交換することで対処している。このため、その交換メン
テナンスに要する負担は大きく、これらの部材10、2
2の耐用時間の延長が強く望まれている。
【0006】この発明は、上記実情の下、クラッシデッ
キライナー及び受歯の寿命を延ばすことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、まず、鋳物では得られない耐熱・耐摩
耗を得る手段として、部材の使用面に硬化肉盛溶接する
ことによりその耐摩耗性を付与することとしたのであ
る。このとき、溶融プールに炭化タングステンなどの超
硬合金粒体を添加してマトリックス中に均等に分散する
肉盛溶接が有効である。
【0008】つぎに、硬化肉盛層の厚さはあまり厚くす
ることができず、せいぜい6mm程度が限度である。た
とえ、厚くできても層自体の強度(靱性)がないので、
使用中に剥離、脱落がおこり、耐摩耗部材としては不適
格である。このため、この発明は、その硬化肉盛層を施
した部材を積層一体化して、クラッシデッキライナー及
び受歯を構成することとしたのである。
【0009】
【発明の実施の形態】クラッシデッキライナーに係る発
明の一実施形態としては、焼結機から焼結鉱が送り込ま
れるストーンボックスの前縁に設置され、前記送り込ま
れた焼結鉱が乗り越えてクラッシャーに至るクラッシデ
ッキライナーにおいて、複数の板状体を上下方向に積層
して一体化したものであり、その各板状体上面は、前縁
端から内側に向かって所要長さ及び所要深さで肉を盗ん
で、その肉盗み部に、上面がほぼフラットになるように
硬化肉盛溶接をしたものである構成を採用し得る。
【0010】また、クラッシャー用受歯に係る発明の一
実施形態は、焼結機から送られる焼結鉱を、回転する鬼
歯と固定の受歯の協働によって破砕するクラッシャーに
おける前記受歯であって、複数の板状体を上下方向に積
層して一体化したものであり、その各板状体上面は、鬼
歯との対向縁から内側に向かって所要長さ及び所要深さ
で肉を盗んで、その肉盗み部に、上面がほぼフラットに
なるように硬化肉盛溶接をしたものである構成を採用し
得る。
【0011】このような構成にすれば、部材の使用面側
の端面は肉盛層とベース材が交互に積み重なった状態の
複合構造になり、上面からの摩耗作用に対して高硬度の
肉盛溶接層が最後まで有効に働く。また、肉盛層は端面
から内部にまで存在するので、摩耗による使用面の後退
に対しても有効である。
【0012】上記肉盛溶接層の形成手段としては、例え
ば特開平4−371390号公報に記載のように、メタ
ルイナートガス溶接機(ミグ溶接機)により、鉄系母材
上へ非酸化性雰囲気でシールドして所望成分のマトリッ
クスを形成するワイヤを溶着肉盛しつつ、該マトリック
ス溶融プール中に粒径0.5〜3.0mmの超硬合金粒
体を定率で添加し、肉盛層の30〜70重量%を占める
超硬合金粒体をマトリックス中へ均等に分散して複合組
織を形成する。このとき、その超硬合金粒体周囲に合金
成分の一部を含む境界層を介し各粒体間を連結する低炭
素の鉄鋼材料をマトリックスとするものとして、靱性を
高めるとよい。
【0013】
【実施例】一実施例を図1乃至図4に示し、この発明に
係るクラッシデッキライナー10及び受歯21を除い
て、焼結機1などの構成は、上述の説明と同一であり、
その作用も同一であるため、その説明は省略する。
【0014】この実施例に係るクラッシデッキライナー
10及び受歯22は、図3、4に示すように、縦d:約
100mm、横e:300〜500mm、厚さt:15
mmのステンレス鋼11又は軟鋼に、その一端から厚
さ:6mm、長さ:約60mmの肉を盗み、その肉盗み
部に硬化肉盛溶接12をした板状体13を作り、その板
状体13を所要枚数積層して一体にしたものである。最
下層の板状体13は取付代を得るため、縦dを所要の長
さにしてある。一体化は溶接してもよいが、図5(a)
に示すようにボルト・ナット14、又は同図(b)に示
すようにボルト14aのねじ込みによって締結する。こ
の締結は、二枚毎とし、その締結個所はずらすことが好
ましい。また、ボルト・ナット14及びボルト14aの
頭は板状体13の上面より少し中に入るようにする。な
お、板状体13の大きさ、枚数、溶接12の厚さは任意
である。
【0015】硬化肉盛溶接12は、マトリックスとし
て、C:6%(重量%、以下同じ)、Cr:27%、残
りFeよりなるフラックスコアードワイヤを使用し、ス
テンレス鋼11の上にミグ溶接機により、上面がフラッ
トとなるようにして行った。そのとき、添加する超硬合
金は83%のWC粒体を6.8%Coで結合した焼結粒
体で、その粒径は0.7〜1.2mm(平均約1mm)
とし、混合する割合は、全肉盛層12に対し、51%と
した。
【0016】この実施例のクラッシデッキライナー10
と受歯22は、従来の白銑鋳鉄のものに比べ、約5倍の
寿命があった。また、摩耗した板状体13のみを交換す
ればよく、その際、重機を使用する必要もなく、人手で
その交換をなし得た。
【0017】硬化肉盛溶接層12の形成構造としては、
図6に示すように、その層12の間にステンレス鋼11
のリブ15を設けるようにすることもできる。このリブ
15によって、溶接層12の剥離が抑制される。一方、
硬化肉盛溶接層12は、ステンレス鋼11(板状体1
3)の上面全域に形成することもできる。
【0018】
【発明の効果】この発明は、以上のようにしたので、ク
ラッシデッキライナー及び受歯の寿命を長くすることが
でき、また、部分交換も可能のため、コストの削減及び
労働負荷の軽減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る焼結プラントの概略図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】図1の要部拡大斜視図
【図4】クラッシデッキライナー又は受歯の一実施例の
分解斜視図
【図5】同板状体の各締結例の要部断面図
【図6】他の実施例の要部斜視図
【図7】(a)は従来例の概略図、(b)はそのクラッ
シデッキライナー又は受歯の摩耗説明用斜視図
【符号の説明】
1 焼結機 4 パレット 7 点火炉 8 ウインドボックス 9 ストーンボックス 10 クラッシデッキライナー 11 ステンレス鋼板 12 硬化肉盛溶接層 13 板状体 14 ボルトナット 14a ボルト 20 クラッシャー 21 鬼歯 22 受歯 a 原料(鉄鉱石材) a’、a” 焼結ケーキ(鉱)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼結機1から焼結鉱a’が送り込まれる
    ストーンボックス9の前縁に設置され、前記送り込まれ
    た焼結鉱a’が乗り越えてクラッシャー20に至るクラ
    ッシデッキライナー10において、 複数の板状体13を上下方向に積層して一体化したもの
    であり、その各板状体13上面は、前縁端から内側に向
    かって所要長さ及び所要深さで肉を盗んで、その肉盗み
    部に、上面がほぼフラットになるように硬化肉盛溶接1
    2をしたものであることを特徴とするクラッシデッキラ
    イナー。
  2. 【請求項2】 焼結機1から送られる焼結鉱a’を、回
    転する鬼歯21と固定の受歯22の協働によって破砕す
    るクラッシャー20における前記受歯22であって、 複数の板状体13を上下方向に積層して一体化したもの
    であり、その各板状体13上面は、鬼歯21との対向縁
    から内側に向かって所要長さ及び所要深さで肉を盗ん
    で、その肉盗み部に、上面がほぼフラットになるように
    硬化肉盛溶接12をしたものであることを特徴とするク
    ラッシャー用受歯。
JP15321398A 1998-06-02 1998-06-02 焼結機用クラッシデッキライナー及び受歯 Pending JPH11344292A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007098532A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Konyo:Kk 手持ち工具及びその製造方法
JP2011179754A (ja) * 2010-03-01 2011-09-15 Nippon Steel Corp クラッシングガイド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007098532A (ja) * 2005-10-06 2007-04-19 Konyo:Kk 手持ち工具及びその製造方法
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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20040106