JPH11344283A - 貯蔵庫におけるドレンパンの設置構造 - Google Patents

貯蔵庫におけるドレンパンの設置構造

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JPH11344283A
JPH11344283A JP15312898A JP15312898A JPH11344283A JP H11344283 A JPH11344283 A JP H11344283A JP 15312898 A JP15312898 A JP 15312898A JP 15312898 A JP15312898 A JP 15312898A JP H11344283 A JPH11344283 A JP H11344283A
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JP
Japan
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storage
cooler
drain pan
cooling
base
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Application number
JP15312898A
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English (en)
Inventor
Saki Takeuchi
佐紀 竹内
Shigekazu Kondo
滋計 近藤
Toshikatsu Takagi
敏克 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Removal Of Water From Condensation And Defrosting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 貯蔵庫の高さ寸法を小さくし得ると共に外観
の見栄えが劣ることのないよう構成し、更に排水の蒸発
効率を高める。 【解決手段】 冷却ユニット22が配設されたベース2
5が、本体14の外部天面に配設されると共に、このベ
ース25の下面と本体14の外部天面との間に、前方外
側へ開口した収納設置部50が画成される。そして、冷
却器20から生ずる排水を貯留するドレンパン32は、
収納設置部50に引出し可能に収納セットされる。な
お、排水管33から排出される冷却器20からの排水
を、受水皿34に一旦貯留して凝縮器26での熱交換後
の空気に晒して一次的に蒸発させ、この受水皿34で蒸
発されなかった排水を、収納設置部50にセットされた
ドレンパン32に流出させることで蒸発効率が高められ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、本体に内部画成
した収納室を冷却するための冷却器等を備える冷却ユニ
ットを本体上部に配置した貯蔵庫において、除霜運転等
により冷却器で発生した排水を蒸発させるドレンパンの
設置構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内装板と外装板との間に断熱材を配設し
た断熱箱体の内部に食材等を収納する収納室を内部画成
すると共に、圧縮機や凝縮器および冷却器等を備える冷
却ユニットを前記断熱箱体の上部に配置し、該冷却ユニ
ットによって前記収納室を冷却するよう構成された貯蔵
庫が知られている。前記冷却ユニットは、例えば図10
に示すように、矩形板状のユニットベース61の上面に
圧縮機62や凝縮器63および冷却ファン64が配置さ
れ、また該ユニットベース61の下面に冷却器65が設
置されてユニット化され、断熱箱体66の天面にユニッ
トベース61を上方から載置することにより、前記冷却
器65は天井に形成した開口部66aを介して断熱箱体
66の内部上方に臨んだ状態で配設される。
【0003】このように構成された貯蔵庫では、前記冷
却ユニット60の運転により冷却器65が冷却され、断
熱箱体66内の空気が該冷却器65に接触しながら循環
することにより、該断熱箱体66内が設定温度に冷却さ
れるに至る。なお前記冷却ユニット60は、運転を継続
すると前記冷却器65の表面に霜が層状に成長し、該霜
によって冷却能力が低下してしまうため、冷却器65で
の着霜量が所定値を越えた場合は、この冷却器65での
冷却を停止して除霜運転が行なわれる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記冷却器
65を有する貯蔵庫では、ドレンパン(図示せず)を前記
冷却器65よりも低い位置に配設しなければならないか
ら、一般的には断熱箱体66の下方に該ドレンパンを設
置し、除霜運転により霜を除去することで発生した除霜
水を、断熱箱体66の背面側の断熱材中に配設した排水
管67を介してドレンパンに案内するよう構成されてい
る。しかるにこのような構成では、断熱箱体66の外部
下方にドレンパンを配設するため、断熱箱体66の底面
と据付け床面との間を大きく離間させる必要を生じ、貯
蔵庫全体の高さ寸法が必然的に大きくなる不都合があ
る。また、断熱箱体66の下部からドレンパンが露出し
て見栄えが悪くなる問題点や、除霜水をドレンパンに案
内する排水管67が長くなって配管作業が煩雑になると
共にコストが嵩む欠点も指摘される。更に、ドレンパン
が配設される断熱箱体66下部は、空気の流通が極めて
悪いために除霜水の蒸発効率が悪く、しかも設置可能な
ドレンパンのサイズが限定されて面積を大きくすること
が不可能であるから、除霜水が多量に出るタイプの貯蔵
庫には適さなかった。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した欠点に鑑み、これ
を好適に解決するべく提案されたものであって、貯蔵庫
の高さ寸法を小さくし得ると共に外観の見栄えが劣るこ
とのないよう構成し、更に排水の蒸発効率を高めた貯蔵
庫におけるドレンパンの設置構造を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するため本発明は、収納室を内部画
成した本体の上部に、前記収納室を冷却するための冷却
器や凝縮器等を備える冷却ユニットを配置した貯蔵庫に
おいて、前記冷却ユニットが配設されたベースが、前記
本体の外部天面に配設されると共に、該ベースの下面と
本体の外部天面との間に、前方外側へ開口した収納設置
部が画成され、前記冷却器から生ずる排水を貯留するド
レンパンが、前記収納設置部に引出し可能に収納セット
されることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る貯蔵庫におけ
るドレンパンの設置構造につき、好適な実施例を挙げ
て、添付図面を参照しながら以下説明する。図1は、実
施例に係るドレンパンの設置構造が採用される貯蔵庫の
要部を分解状態で示す概略斜視図であり、図2は、貯蔵
庫の縦断正面図である。図に示す貯蔵庫10は、内装板
11、外装板12およびその間に配設されるウレタン等
の発泡断熱材13からなる本体としての断熱箱体14の
内部に、食材を収納する2つの収納室15,16が上下
の関係で画成されている。図7に示す如く、断熱箱体1
4の各収納室15,16と対応する前部に開口部17,1
7が形成されると共に、該断熱箱体14の前面には開口
部17,17を開閉自在に閉成する扉(図示せず)が配設
してある。なお実施例の貯蔵庫10では、上側の上部収
納室15が冷蔵室として機能し、下側の下部収納室16
が冷凍室として機能するよう設定される。
【0008】前記断熱箱体14を構成する外装板12に
おける外部天面には、図5に示す如く、その後側部分に
冷却器用収納箱18が配設され、該収納箱18に内部画
成した冷却室19は、前記上下の収納室15,16と後
述する各種通路を介して連通するよう構成される。冷却
器用収納箱18の冷却室19には、該収納箱18の前面
に形成した開口部18aから出入れ自在に冷却器20が
収納されるようになっており、該冷却器20に冷媒を循
環供給することにより、前記収納室15,16を冷却す
るよう構成される。また冷却器用収納箱18の前方に臨
む外装板12上に、コ字状のヘッドパネル21がその開
放端を下向きとした姿勢で配設され、該ヘッドパネル2
1内に冷却ユニット22が収納される機械室23を画成
するよう構成している。
【0009】前記断熱箱体14を構成する外装板12に
おける外部天面には、前記ヘッドパネル21で画成され
る機械室23に臨む部分に、前後方向に延在する一対の
ガイドレール24,24が、幅方向に所定間隔離間して
平行に配設固定され、このガイドレール24,24に冷
却ユニット22が前後方向に摺動自在に載置されてい
る。この冷却ユニット22は、図3および図4に示す如
く、ガイドレール24,24に摺動自在に載置された矩
形状のベース25の上面に、凝縮器26、冷却ファン2
7および圧縮機28が幅方向に並ぶように配設される。
またベース25の後端に、所要高さの冷却室カバー29
が配設され、該カバー29は、冷却ユニット22を機械
室23に収納した際に、前記冷却器用収納箱18の開口
部18aを閉成するよう構成される(図5参照)。また冷
却室カバー29の裏面(冷却室19を指向する面)に冷却
器20が取付けられており、この冷却器20には、凝縮
器26や圧縮機28等からなる冷凍系から冷媒が循環供
給されるようになっている。そして、機械室23に対し
て冷却ユニット22を出入れすることにより、冷却器2
0が冷却器用収納箱18の冷却室19に対して出入れさ
れる。なお、前記ベース25の前端には上方に折曲した
取手部25aが形成され、該取手部25aを介して冷却
ユニット22の出入れが行なわれると共に、各レール2
4,24の前端部に形成した規制片24a,24aに当接
する当接片25c,25cが、前端両側に形成されてい
る(図1,図3,図4参照)。また実施例では、冷却ユニッ
ト22における配管を後側に配置することで、冷却ファ
ン27の交換を前側から楽に行ない得るよう構成してあ
る。
【0010】前記ベース25は、図4に示す如く、その
下面と外装板12の外部天面との間に、所要高さの収納
空間(収納設置部)50が画成されるよう構成され、この
収納空間50に臨む外装板12に矩形状の凹部30が形
成されている。この凹部30に、加熱装置としてのヒー
タパネル31が収納配置されると共に、該ヒータパネル
31の上側にドレンパン32が載置され、ドレンパン3
2をヒータパネル31で加熱し得るよう構成してある。
このヒータパネル31の上面は、外装板12の上面レベ
ルよりも適宜低く(5mm程度)設定されており、前記ド
レンパン32の底部が凹部30内に整合して、該ドレン
パン32の前後および左右への位置決めがなされる(図
4および図5参照)。そしてドレンパン32は、ベース
25の前面に形成されるゲート口25bを介して、収納
空間50から前側に引出し得るようになっている。なお
ヒータパネル31により外装板12が加熱されるので、
凹部30が形成される位置の発泡断熱材13内に、断熱
性の高い真空断熱構造を採用することが推奨される。ま
た図1に示す如く、前記凹部30と冷却器用収納箱18
との間に臨む外装板12に、幅方向に所要長さで横スリ
ット52が画成され、凹部30に収納配置したヒータパ
ネル31と冷却器用収納箱18との間での熱伝達を抑制
するよう構成されている。更に、凹部30を挟む幅方向
両側の外装板12にも、前後方向に所要長さで縦スリッ
ト53,53が形成され、外装板12を介しての熱伝達
を低減するよう構成してある。
【0011】前記ヘッドパネル21の前面に着脱自在に
配設されて機械室23の前面を被蓋するフロントパネル
35には、図1に示す如く、凝縮器26の前面に対応す
る位置に外部空気の吸込口35aが形成されている。ま
た、ヘッドパネル21におけるフロントパネル35の配
設位置より上側の前面に、内部空気の吹出口21aが形
成され、前記冷却ファン27の運転により吸込口35a
から機械室23に吸込まれた外部空気は、凝縮器26お
よび圧縮機28を冷却した後に吹出口21aから外部に
吹出されるようになっている。
【0012】また、前記ベース25における冷却ファン
27と圧縮機28との間に、図4に示す如く、冷却ファ
ン27に向けて上方傾斜するルーバ36が配設されると
共に、該ルーバ36の下方には上下に貫通する切欠部2
5dが形成されている。すなわち、凝縮器26と熱交換
して温度上昇した空気の一部を、ルーバ36および切欠
部25dを介してベース下方のドレンパン32に向けて
供給し、該空気によってドレンパン32に貯留されてい
る除霜水の蒸発を促進させるようになっている。なお、
圧縮機28の下方に臨むベース25に多数の長孔25e
が形成され、ドレンパン32に接触した後の空気は、長
孔25eを介して機械室23の上部に流れて前記吹出口
21aから外部に吹出される。
【0013】前記凝縮器26は、図3および図4に示す
ように、ベース25の上面に配設した洗浄皿(受水皿)3
4の内部に配置され、該凝縮器26を水等で洗浄した際
の洗浄水を、該洗浄皿34で一旦受けるようにしてい
る。また洗浄皿34には、図6に示すように、前記冷却
ファン27用の設置台の下方部位に、前記ベース25の
切欠部25dに整合する切欠部34aが形成してあり、
洗浄皿34に受けられた洗浄水は、これら切欠部34
a,25dを介してドレンパン32に回収されるよう構
成している。なお、ドレンパン32が洗浄水で満杯にな
った場合は、該ドレンパン32をベース25の下方から
引出し、溜った洗浄水を外部に排出することができる。
【0014】そして前記冷却器用収納箱18には、図6
に示す如く、後述する除霜運転によって冷却器20から
生ずる除霜水(排水)を、前記洗浄皿34に案内する排水
管33が、該洗浄皿34の上方に臨んだ状態で配設され
ている。すなわち、排水管33を介して洗浄皿34に貯
留される除霜水は、冷却ファン27の運転により前記凝
縮器26で熱交換して適宜加熱された空気と接触するこ
とにより、この洗浄皿34内で一次的な蒸発が促進され
るよう構成されている。また前記洗浄皿34内で蒸発し
なかった除霜水は、前記切欠部34a,25dを介して
ドレンパン32に回収され、該ドレンパン32が加熱さ
れることで強制的に蒸発されるよう構成される。なお、
冷却器20には除霜検知サーミスタTh1が配設され(図
5参照)、該サーミスタTh1による設定温度の検出によ
って、冷却器20に配設した図示しないヒータに通電し
て冷却器20に付着した霜を融解する除霜運転を行なう
よう構成してある。
【0015】前記冷却器用収納箱18には、図7に示す
如く、冷却室19に後側上部で連通すると共に、収納箱
底面で開口する冷気吐出路37が形成され、前記冷却器
20で冷却された冷気は、冷気吐出路37を介して冷却
器用収納箱18の下方に吹出されるよう構成してある。
また冷却器用収納箱18の底部中央には、冷却室19に
連通する上部用冷気吸込路38が形成され、該吸込路3
8は冷却器用収納箱18の底面近傍で開口している。更
に、上部用冷気吸込路38を挟む幅方向両側に、冷却室
19に連通する下部用冷気吸込路39,39が形成さ
れ、両吸込路39,39は冷却器用収納箱18の底面近
傍で開口している。なお冷却室19には、冷却器20と
3つの冷気吸込路38,39,39の開口との間に傘部材
40が配設され、冷却器20から滴下する除霜水が冷気
吸込路38,39,39に入るのを防止するようになって
いる。また冷気吸込路38,39,39は、底面より所定
高さだけ高い位置で開口し、底面を流れる除霜水が各吸
込路38,39,39に流れ込まないよう構成してある。
【0016】前記断熱箱体14の後部における幅方向の
中央部に、図7に示す如く、上下方向に延在する冷気供
給路41が形成され、該冷気供給路41に、前記冷却器
用収納箱18の冷気吐出路37が連通するよう構成され
る。また冷気供給路41は、前記下部収納室16で開口
し、該冷気供給路41の下部に配設した下庫内ファン4
2の回転によって、前記冷却器20で冷却された冷気
が、冷気吐出路37および冷気供給路41を介して下部
収納室16に供給されるようになっている。
【0017】また前記冷気供給路41を挟む幅方向両側
に、図2に示す如く、冷気帰還路43,43が形成さ
れ、該冷気帰還路43,43に、前記冷却器用収納箱1
8の下部用冷気吸込路39,39が対応的に連通してい
る。両冷気帰還路43,43は下部収納室16で開口
し、下部収納室16の室内空気を冷却室19内に帰還さ
せるべく機能する。なお、一方(図2の右側)の冷気帰還
路43には、図8に示す如く、上部収納室15と対応す
る位置に冷気取入口44が形成されると共に、該取入口
44は電動ダンパー45により開閉されるようになって
いる。そして、電動ダンパー45で冷気取入口44を開
放することで、冷気帰還路43を流れる下部収納室16
の室内空気を上部収納室15に流入させて、上部収納室
15を冷却するよう構成される。また、一方の冷気帰還
路43の内部に下部用サーミスタTh3が配設され、該
サーミスタTh3で冷気帰還路43を戻る下部収納室1
6の室内空気の温度を検出し、その検出温度に応じて前
記冷凍系の運転制御を行なうよう設定されている。
【0018】前記上部収納室15の内部背面に、下部で
開口する循環用ダクト46が設けられ、該ダクト内の上
部に上庫内ファン47が配設されている。そして、該上
庫内ファン47を回転することで、上部収納室15内の
室内空気を循環させるよう構成される。なお、循環用ダ
クト46の内部に結露防止用のヒータ48が配設されて
いる。また断熱箱体14の天井部に、上部収納室15に
連通する吸込ダクト49が設けられ、該吸込ダクト49
に、前記冷却器用収納箱18の上部用冷気吸込路38が
連通するよう構成される。すなわち、上部収納室15内
の室内空気は、吸込ダクト49を介して冷却室19の内
部に戻されるようになっている。なお、吸込ダクト49
の内部に上部用サーミスタTh2が配設され、該サーミ
スタTh2で検出される室温が予め設定された設定温度
より高い場合に、前記電動ダンパー45が開放制御さ
れ、設定温度より低い場合は、電動ダンパー45を閉成
制御するよう設定される。
【0019】
【実施例の作用】次に、実施例に係るドレンパンの設置
構造を採用した貯蔵庫の作用につき説明する。
【0020】前記冷却ユニット22は、凝縮器26,冷
却ファン27および圧縮機28等をベース25の上面に
配設し、冷却室カバー29の裏面に冷却器20を取付け
てユニット化される。このように構成した冷却ユニット
22は、機械室23の前側からガイドレール24,24
に沿って後方へ押込むことにより、機械室23内に収納
セットされる。なお、ベース25の当接片25cがレー
ル24の規制片24aに当接することにより冷却ユニッ
ト22の位置決めがなされ、この際に冷却ユニット20
が冷却室19内に収容されると共に、冷却器用収納箱1
8の開口部18aに冷却室カバー29が整合して該冷却
室19が密閉される。また、ベース25により画成され
た空間50に対し、ドレンパン32をゲート口25bを
介して収納し、凹部30に整合させて前後,左右に位置
決めした状態にセットする。
【0021】貯蔵庫10の運転を開始すると、前記冷却
器用収納箱18の冷却室19に収納されている冷却器2
0に、冷却ユニット22における冷凍系から冷媒が循環
供給される。また下庫内ファン42が回転され、冷却器
20との熱交換により冷却された冷気は、図7に示すよ
うに、前記冷気吐出路37および冷気供給路41を介し
て下部収納室16に供給され、該収納室16が冷却され
る。なお下部収納室16の室内空気は、前記冷気帰還路
43,43および下部用冷気吸込路39,39を介して前
記冷却室19に戻される。このとき、前記上部用サーミ
スタTh2は設定温度より高い温度を検出しているの
で、前記電動ダンパー45は開放制御され、空気取入口
44を介して下部収納室16から冷却室19内に戻る室
内空気の一部が上部収納室15に流入する。そして、上
庫内ファン47の回転により上部収納室内を循環して冷
却した室内空気は、前記吸込ダクト49および上部用冷
気吸込路38を介して冷却室19に戻される。
【0022】前述した冷気の循環サイクルが反復され、
前記上部用サーミスタTh2が設定温度より低い温度を
検出すると、前記電動ダンパー45が閉成制御され、上
部収納室15への冷気(下部収納室16から冷却室19
に戻る室内空気)の流入は停止する。冷気の流入が停止
することにより、再び上部収納室15の室温が設定温度
より高くなると、前記電動ダンパー45が開放制御され
て再び冷気が流入する。以上の運転が繰返されること
で、上部収納室15の室温は設定温度近傍に保持され
る。また下部収納室16の室温についても、前記下部用
サーミスタTh3の検出温度に応じて冷凍系の運転を制
御することで、該収納室16の室温は設定温度近傍に保
持される。
【0023】前記冷却器20の運転を継続すると該冷却
器20の表面に霜が層状に成長し、その着霜量が所定値
を越えることにより冷却器20の温度が設定値となった
ことを前記除霜検知サーミスタTh1が検出すると、冷
却器20での冷却を停止して除霜運転が行なわれる。す
なわち、前記ヒータに通電されて冷却器20を加熱し、
その表面に付着している霜を融解する。融解された除霜
水は、冷却器用収納箱18における冷却室19の内底面
から排水管33を介して前記洗浄皿34に集められる
(図6参照)。
【0024】前記洗浄皿34には、前記冷却ファン27
の回転により機械室23に吸込まれて凝縮器26と熱交
換して温度上昇した空気が吹付けられている。従って、
この空気の吹付けにより、洗浄皿34に貯留した除霜水
の蒸発が促進される。そして、前記洗浄皿34で蒸発さ
れ得なかった除霜水は、該洗浄皿34の切欠部34aお
よびベース25の切欠部25dを介し、収納空間50に
収納セットしたドレンパン32に流出案内される。
【0025】前記ドレンパン32は、前記ヒータパネル
31により加熱されているので、ドレンパン32に貯留
される除霜水は強制的に蒸発することになる。また前記
冷却ファン27の回転により機械室23に吸込まれて凝
縮器26と熱交換して温度上昇した空気の一部が、前記
ルーバ36および切欠部25dを介してドレンパン32
に向けて吹付けられている。従って、空気の吹付けによ
ってもドレンパン32に貯留されている除霜水の蒸発が
促進される。
【0026】すなわち、実施例の貯蔵庫10では、断熱
箱体14の上部に配設した冷却器20から生ずる除霜水
を強制蒸発させるためのドレンパン32を、断熱箱体1
4の上部とベース25との間に画成される収納空間50
に収納した状態に配設したので、貯蔵庫10の底面と据
付け床面との間に大きな空間を設ける必要はなく、貯蔵
庫10の高さ寸法を小さくすることができる。しかも、
ドレンパン32やヒータパネル31が外部から見えない
ので、見栄えが良くなる利点もある。更には、冷却器2
0とドレンパン32とは近接しているので、除霜水の配
管系が短かくなり、配管の手間やコストを低減すること
が可能となる。更にまた、冷却器20から排出される除
霜水は、ドレンパン32に貯留される前に洗浄皿34に
おいて一次的な蒸発が促進されるから、蒸発効率の向上
が好適に図られ、例えば除霜水が多量に出る貯蔵庫に対
応し得る。
【0027】また実施例の貯蔵庫10では、ベース25
の後端に配設された冷却室カバー29に冷却器26を取
付けるようにしたので、冷却ユニット全体の高さが低く
なってコンパクトに構成され、組立作業およびメンテナ
ンス作業を容易になし得る。すなわち、上部後方に冷却
室19が配置されると共に上部前方に機械室23が画成
されるようになり、凝縮器26や冷却ファン27および
圧縮機28等の部品交換は、冷却ユニット22全体を取
外すことなく前面から行ない得る。そして機械室23が
コンパクトに形成されるので、凝縮器26を通過した空
気の流通経路が短くなり、空気の淀みがなくなり排気が
スムーズになる。また、冷却器20のメンテナンスに際
して冷却ユニット22を取外す場合には、ガイドレール
24,24に沿ってベース25を手前へスライドさせる
だけで、該冷却ユニット22を機械室23から引出すこ
とが可能である。すなわち、フロントパネル35を取外
すだけで冷却ユニット22を断熱箱体14から取外すこ
とが可能であり、ヘッドパネル21の取外しや該冷却ユ
ニット22を上方へ引上げる等の面倒かつ煩雑な作業を
必要としないから、メンテナンス作業を容易に行ない得
る。しかも、一時的に取外した冷却ユニット22は、ベ
ース25の下面に冷却器20が突出して取付けられてい
ないので、該ベース25を下にして安定的に仮置きする
ことができ、該冷却器20を断熱箱体14等に衝突させ
て損傷する等の心配もない。
【0028】前述した実施例では、断熱箱体と冷却器用
収納箱とを別体で構成した場合につき説明したが、本願
はこれに限定されるものでなく、断熱箱体と冷却器用収
納箱とを一体に構成した貯蔵庫にも採用可能である。
【0029】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係る貯蔵庫
におけるドレンパンの設置構造によれば、本体の上部と
冷却ユニットとの間に画成される収納設置部内にドレン
パンを配設したので、本体下面と据付け床面との間に大
きな空間を設ける必要はなく、貯蔵庫の高さ寸法を小さ
くすることができる。しかも、ドレンパンは外部から見
えないので、見栄えが良くなる利点もある。また、冷却
器とドレンパンとは近接しているので、排水の配管系が
短かくなり、配管の手間やコストを低減することが可能
となる。更に、冷却器から排出される除霜水は、ドレン
パンに貯留される前に受水皿において一次的な蒸発が促
進されるから、蒸発効率の向上が好適に図られるように
なり、例えば除霜水が多量に生じる貯蔵庫にも対応し得
る等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例に係るドレンパンの設置構造が採用さ
れる貯蔵庫の一部を分解して示す概略斜視図である。
【図2】 実施例に係る貯蔵庫の縦断正面図である。
【図3】 実施例に係る貯蔵庫における冷却ユニットの
配設部を示す平面図である。
【図4】 実施例に係る貯蔵庫における冷却ユニットの
配設部を示す正面図である。
【図5】 実施例に係る貯蔵庫における冷却ユニットの
配設部を示す縦断側面図である。
【図6】 実施例に係る冷却ユニットにおける除霜水の
排出形態を一部破断して示す概略斜視図である。
【図7】 実施例に係る貯蔵庫を冷気供給路の部分で縦
断して示す概略側面図である。
【図8】 実施例に係る貯蔵庫を冷気帰還路の部分で縦
断して示す概略側面図である。
【図9】 実施例に係る貯蔵庫を冷却器用収納箱を横断
して示す概略平面図である。
【図10】 従来実施に係る貯蔵庫における冷却ユニッ
トの断熱箱体に対する取付態様を縦断して示す概略側面
図である。
【符号の説明】
14 本体,15,16 収納室,20 冷却器, 22 冷
却ユニット,25 ベース,26 凝縮器,32 ドレン
パン,33 排水管,34 受水皿,50 収納空間(収納
設置部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収納室(15,16)を内部画成した本体(14)の
    上部に、前記収納室(15,16)を冷却するための冷却器(2
    0)や凝縮器(26)等を備える冷却ユニット(22)を配置した
    貯蔵庫において、前記冷却ユニット(22)が配設されたベ
    ース(25)が、前記本体(14)の外部天面に配設されると共
    に、該ベース(25)の下面と本体(14)の外部天面との間
    に、前方外側へ開口した収納設置部(50)が画成され、前
    記冷却器(20)から生ずる排水を貯留するドレンパン(32)
    が、前記収納設置部(50)に引出し可能に収納セットされ
    ることを特徴とする貯蔵庫におけるドレンパンの設置構
    造。
  2. 【請求項2】 前記ベース(25)の上面における前記凝縮
    器(26)での熱交換後の空気が吹付けられる位置に、前記
    冷却器(20)の排水管(33)と前記ドレンパン(32)との両方
    に連通する受水皿(34)が配設され、前記排水管(33)から
    排出される冷却器(20)からの排水を、前記受水皿(34)に
    一旦貯留して前記空気に晒し、この受水皿(34)で蒸発さ
    れなかった排水を、前記収納設置部(50)にセットされた
    前記ドレンパン(32)に流出するようになっている請求項
    1記載の貯蔵庫におけるドレンパンの設置構造。
JP15312898A 1998-06-02 1998-06-02 貯蔵庫におけるドレンパンの設置構造 Pending JPH11344283A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002267304A (ja) * 2001-03-06 2002-09-18 Hoshizaki Electric Co Ltd 氷ディスペンサ
JP2007278580A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002267304A (ja) * 2001-03-06 2002-09-18 Hoshizaki Electric Co Ltd 氷ディスペンサ
JP2007278580A (ja) * 2006-04-05 2007-10-25 Hoshizaki Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫

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