JPH11343890A - ハイブリッド車両におけるキャニスタのパージ制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両におけるキャニスタのパージ制御装置

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JPH11343890A
JPH11343890A JP10154086A JP15408698A JPH11343890A JP H11343890 A JPH11343890 A JP H11343890A JP 10154086 A JP10154086 A JP 10154086A JP 15408698 A JP15408698 A JP 15408698A JP H11343890 A JPH11343890 A JP H11343890A
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JP
Japan
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motor
engine
capacitor
canister
regenerative
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Application number
JP10154086A
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English (en)
Inventor
Teruo Wakashiro
輝男 若城
Yuichi Shimazaki
勇一 島崎
Kenji Nakano
賢至 中野
Yoshitaka Kuroda
恵隆 黒田
Yoichi Iwata
洋一 岩田
Hideyuki Takahashi
秀幸 高橋
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11343890A publication Critical patent/JPH11343890A/ja
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Supplying Secondary Fuel Or The Like To Fuel, Air Or Fuel-Air Mixtures (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハイブリッド車両において、蓄電手段が満充
電状態にあるときに回生制動を可能にすることにより、
エネルギーの無駄な消費を最小限に抑えるとともに、制
動フィーリングの変化を防止する。 【解決手段】 走行用駆動源としてエンジンEおよびモ
ータMを備えたハイブリッド車両は、減速時にモータM
を発電機として機能させる回生制動を実行し、その回生
電力でモータMを駆動するキャパシタ3を充電すること
により、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして
回収する。キャパシタ残容量センサS3 で検出したキャ
パシタ3の残容量が所定の閾値以上であって該キャパシ
タ3が充電不能の場合には、前記回生電力をキャニスタ
12のヒータ13に供給することにより、キャニスタ1
2に吸着された蒸発燃料をパージしてエンジンEの吸気
系に供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行用駆動源とし
てエンジンおよびモータを備えたハイブリッド車両に関
する。
【0002】
【従来の技術】走行用駆動源としてエンジンおよびモー
タを備えており、エンジンの駆動力およびモータの駆動
力の何れか一方により、あるいはエンジンの駆動力およ
びモータの駆動力の両方により走行可能なハイブリッド
車両は公知である。
【0003】かかるハイブリッド車両では、車両の減速
時にモータを発電機として機能させる回生制動を実行
し、その回生電力でモータ駆動用のバッテリやキャパシ
タを充電することにより、車体の運動エネルギーが機械
的な制動により無駄に消費されるのを防止して電気エネ
ルギーとして回収している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、モータ駆動
用のバッテリやキャパシタ等の蓄電手段が満充電状態に
あるときに回生電力による充電を実行すると、過充電に
より蓄電手段を損傷させる虞があるため、このような場
合には回生制動を行わずに必要な制動力を油圧制動で賄
う必要がある。しかしながら、蓄電手段が満充電状態に
あるときに回生制動を禁止すると、油圧制動により車体
の運動エネルギーが無駄に消費されて燃料消費量が増加
するだけなく、蓄電手段の充電状態に応じて回生制動を
実行したり実行しなかったりすると、その度に制動力の
大きさが変動して制動フィーリングが変化するという問
題がある。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、蓄電手段が満充電状態にあるときに回生制動を可能
にすることにより、エネルギーの無駄な消費を最小限に
抑えるとともに制動フィーリングの変化を防止すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載された発明は、走行用の駆動力を発
生するエンジンと、走行用の駆動力および回生制動力を
発生するモータと、モータを駆動する電力を供給すると
ともに該モータが発生する回生電力で充電される蓄電手
段とを備えたハイブリッド車両において、エンジンの燃
料から発生した蒸発燃料を吸着するキャニスタと、キャ
ニスタを加熱して該キャニスタに吸着された蒸発燃料を
パージするヒータと、蓄電手段の残容量を検出する残容
量検出手段と、残容量検出手段で検出した蓄電手段の残
容量が所定の閾値以上のときにモータが発生する回生電
力を前記ヒータに供給するパージ制御手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、残容量検出手段で検出
した蓄電手段の残容量が所定の閾値未満であって該蓄電
手段が未だ充電可能である場合には、回生制動によりモ
ータが発生した回生電力で蓄電手段を充電して車体の運
動エネルギーを電気エネルギーとして回収することがで
き、また前記残容量が所定の閾値以上であって該蓄電手
段が既に充電不能である場合には、回生制動によりモー
タが発生した回生電力をヒータに供給してキャニスタに
吸着された蒸発燃料のパージに利用することができる。
従って、蓄電手段の残容量の大小に関わらずモータは常
に回生制動を実行することが可能となり、エネルギーの
無駄な消費を最小限に抑えるとともに制動フィーリング
の変化を防止することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0009】図1〜図6は本発明の一実施例を示すもの
で、図1はハイブリッド車両の全体構成図、図2はモー
タモード判定ルーチンのフローチャートの第1分図、図
3はモータモード判定ルーチンのフローチャートの第2
分図、図4はアシストトリガーテーブルを示す図、図5
は加速モードルーチンのフローチャート、図6は減速モ
ードルーチンのフローチャートである。
【0010】図1に示すように、ハイブリッド車両はエ
ンジンEおよびモータMを備えており、エンジンEの駆
動力および/またはモータMの駆動力はオートマチック
トランスミッションあるいはマニュアルトランスミッシ
ョンよりなるトランスミッションTを介して駆動輪たる
前輪Wf,Wfに伝達される。またハイブリッド車両の
減速時に前輪Wf,Wf側からモータM側に駆動力が伝
達されると、モータMは発電機として機能して所謂回生
制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギ
ーとして回収する。
【0011】モータMの駆動および回生の制御は、モー
タECU1に接続されたパワードライブユニット2によ
り行われる。パワードライブユニット2には電気二重層
コンデンサよりなる蓄電手段としてのキャパシタ3が接
続される。キャパシタ3は、最大電圧が2.5ボルトの
セルを12個直列に接続したモジュールを、更に6個直
列に接続したもので、その最大電圧は180ボルトであ
る。ハイブリッド車両には各種補機類を駆動するための
12ボルトの補助バッテリ4が搭載されており、この補
助バッテリ4はキャパシタ3にダウンバータ5を介して
接続される。メインECU11により制御されるダウン
バータ5は、キャパシタ3の電圧を12ボルトに降圧し
て補助バッテリ4を充電する。
【0012】キャパシタ3の最大電圧は180ボルトで
あるが、過充電による劣化防止のために実際に使用され
る最大電圧は170ボルトに抑えられ、またダウンバー
タ5の作動確保のために実際に使用される最小電圧は8
0ボルトに抑えられる。
【0013】図示せぬ燃料タンクとエンジンEの吸気系
との間には、燃料タンクからの蒸発燃料を一時的に吸着
して大気への放出を防止するためのキャニスタ12が配
置される。キャニスタ12に設けたヒータ13はパージ
制御スイッチ14を介して前記補助バッテリ4に接続さ
れており、パージ制御スイッチ14をONして補助バッ
テリ4からヒータ13に通電すると、キャニスタ12に
吸着されている燃料がパージされてエンジンEの吸気系
に供給される。
【0014】本発明のパージ制御手段を構成するメイン
ECU11は、前記モータECU1および前記ダウンバ
ータ5に加えて、エンジンEへの燃料供給量を制御する
燃料供給量制御手段6の作動と、キャパシタ3に蓄電さ
れた電力により駆動されるスタータモータ7の作動と、
パージ制御スイッチ14のON/OFFとを制御する。
そのために、メインECU11には、従動輪たる後輪W
r,Wrの回転数に基づいて車速Vを検出する車速セン
サS1 からの信号と、エンジン回転数Neを検出するエ
ンジン回転数センサS2 からの信号と、トランスミッシ
ョンTのシフトポジションを検出するシフトポジション
センサS3 からの信号と、ブレーキペダル8の操作を検
出するブレーキスイッチS4 からの信号と、クラッチペ
ダル9の操作を検出するクラッチスイッチS5 からの信
号と、スロットル開度THを検出するスロットル開度セ
ンサS7 からの信号と、キャパシタ3の残容量を検出す
るキャパシタ残容量センサS8 からの信号と、補助バッ
テリ4から持ち出される消費電力を検出する12ボルト
系消費電力センサS9 からの信号と、吸気負圧PBを検
出する吸気負圧センサS10からの信号とが入力される。
【0015】このハイブリッド車両の制御モードには、
「始動モード」、「アイドル停止モード」、「アイドル
モード」、「減速モード」、「加速モード」および「ク
ルーズモード」の6種類がある。以下、図2および図3
のフローチャートに基づいて前記6種類のモードの決定
について説明する。
【0016】先ず、図2のフローチャートのステップS
11でドライバーがスタータスイッチをONしたとき、
ステップS12でエンジン回転数センサS2 により検出
されたエンジン回転数Neがエンジンストール判定回転
数NCRと比較され、Ne≦NCRであってエンジンE
が停止状態にあれば、ステップS13で「始動モード」
が選択され、スタータモータ7が作動してエンジンEを
始動する。その結果、エンジンEが始動してステップS
12でNe>NCRになると、「始動モード」を終了し
てステップS16に移行する。
【0017】ステップS11でスタータスイッチがOF
Fすると、続くステップS15でアイドルエンジン停止
制御実行フラグF FCMGの状態を確認する。アイド
ルエンジン停止制御実行フラグF FCMGは、アイド
ル運転時にエンジンEを停止させるか否かを識別するた
めのもので、それが「0」にセットされた状態では、燃
料供給量制御手段6による燃料カットに続く燃料供給の
再開が実行されてエンジンEがアイドル運転状態に維持
されるが、それが「1」にセットされた状態では、燃料
カットに続く燃料供給の再開が禁止されてアイドル運転
を行わずにエンジンEが停止させられ、燃料消費量の節
減が図られる。
【0018】アイドルエンジン停止制御実行フラグF
FCMGは、オートマチックトランスミッションを搭載
した車両では、原則的にシフトポジションセンサS3
検出したシフトポジションと、ブレーキスイッチS4
検出した制動状態とに基づいて制御され、またマニュア
ルトランスミッションを搭載した車両では、原則的にシ
フトポジションセンサS3 で検出したシフトポジション
と、クラッチスイッチS5 で検出したクラッチ操作状態
とに基づいて制御される。
【0019】而して、ステップS15でアイドルエンジ
ン停止制御実行フラグF FCMGが「0」にセットさ
れており、且つステップS12でNe≦NCRであって
エンジンEが停止状態にあれば、ステップS13で「始
動モード」が選択されてエンジンEが自動的に始動す
る。これにより、例えば信号待ち等の状態でエンジンE
が停止しているとき、シフトポジションセンサS3 、ブ
レーキスイッチS4 またはクラッチスイッチS5 の出力
に基づいてドライバーが車両を発進させる意思を持った
ことが確認されると、自動的にエンジンEの始動が実行
される。ステップS15でアイドルエンジン停止制御実
行フラグF FCMGが「1」にセットされている場
合、あるいはステップS15でアイドルエンジン停止制
御実行フラグF FCMGが「0」にセットされてお
り、且つステップS12でNe>NCRであってエンジ
ンEが運転状態にあればステップS16に移行し、スロ
ットル開度センサS7 で検出したスロットル開度THを
スロットル全閉判定値THIDLEと比較する。
【0020】ステップS16でTH<THIDLEであ
ってスロットルバルブが全閉状態にあり、且つステップ
S17で車速センサS1 により検出した車速Vが0であ
れば、即ち車両が停止状態にあれば、ステップS18で
アイドルエンジン停止制御実行フラグF FCMGの状
態を確認する。そしてステップS18でアイドルエンジ
ン停止制御実行フラグF FCMGが「1」にセットさ
れていれば、ステップS19で「アイドル停止モード」
が選択され、燃料カットに続く燃料供給の再開が禁止さ
れてアイドル運転を行わずにエンジンEが停止させられ
る。一方、ステップS18でアイドルエンジン停止制御
実行フラグF FCMGが「0」にセットされていれ
ば、ステップS20で「アイドルモード」が選択され、
燃料カットに続く燃料供給の再開が実行されてエンジン
Eがアイドル運転状態に維持される。
【0021】ステップS16でTH<THIDLEであ
ってスロットルバルブが全閉状態にあり、ステップS1
7で車速センサS1 により検出した車速Vが0でなけれ
ば、ステップS23で「減速モード」が選択され、モー
タMによる回生制動が実行される。この「減速モード」
の具体的内容は後から詳述する。
【0022】ステップS16でスロットル開度THがス
ロットル全閉判定値THIDLE以上であってスロット
ルバルブが開いていれば、ステップS24に移行し、そ
こでアシストトリガーテーブルを検索することにより、
「加速モード」および「クルーズモード」を判別するた
めの加速モード/クルーズモード判定フラグF MAS
Tを決定する。
【0023】図4に示すように、アシストトリガーテー
ブルはスロットル開度センサS7 で検出したスロットル
開度THと、エンジン回転数センサS2 で検出したエン
ジン回転数Neとをパラメータとするもので、スロット
ル開度THが大きくエンジン回転数Neが小さいときに
「加速モード」が選択され、スロットル開度THが小さ
くエンジン回転数Neが大きいときに「クルーズモー
ド」が選択される。アシストトリガーテーブルにはヒス
テリシスが設定されており、スロットル開度THの増加
に応じて、あるいはエンジン回転数Neの減少に応じて
MASTHのラインを下から上に通過すると、加速モー
ド/クルーズモード判定フラグF MASTが「0」か
ら「1」に変化し、またスロットル開度THの減少に応
じて、あるいはエンジン回転数Neの増加に応じてMA
STLのラインを上から下に通過すると、加速モード/
クルーズモード判定フラグF MASTが「1」から
「0」に変化するようになっている。
【0024】而して、ステップS24において、アシス
トトリガーテーブルから加速モード/クルーズモード判
定フラグF MASTを検索する。そしてステップS2
5で加速モード/クルーズモード判定フラグF MAS
Tが「1」であればステップS26で「加速モード」が
選択され、モータMの駆動力でエンジンEの駆動力がア
シストされる。またステップS25で加速モード/クル
ーズモード判定フラグF MASTが「0」であればス
テップS27で「クルーズモード」が選択され、モータ
Mは駆動も回生も行わずに車両はエンジンEの駆動力で
走行する。「加速モード」の具体的内容は後から詳述す
る。
【0025】而して、図3のフローチャートのステップ
S28で前記各モードに応じて決定される態様でモータ
Mの駆動および回生が制御される。
【0026】次に、図3のフローチャートのステップS
26の「加速モード」の内容を、そのサブルーチンを示
す図5のフローチャートに基づいて説明する。
【0027】先ずステップS81でRAMに記憶されて
いる各種記憶値をクリアする。続くステップS82にお
いて、マニュアルトランスミッションを搭載した車両の
クラッチスイッチS5 がONしていてクラッチ断状態に
ある場合と、ステップS83において、マニュアルトラ
ンスミッションを搭載した車両のシフトポジションがニ
ュートラルポジションにあるか、オートマチックトラン
スミッションを搭載した車両のシフトポジションがニュ
ートラルポジションかパーキングポジションにある場合
と、ステップS84において、キャパシタ残容量センサ
8 で検出したキャパシタ3の残容量QCAPが下限値
QCAPLMTL以下である場合とには、ステップS8
5でモータMのアシスト量ASTPWRを0に設定して
モータMによるアシストを中止する。そしてステップS
86で、12ボルト系消費電力センサS9 で検出した1
2ボルト系消費電力に相当する電力をモータMの回生に
より発電し、その電力を補助バッテリ4に供給する。
【0028】一方、ステップS82において、マニュア
ルトランスミッションを搭載した車両のクラッチスイッ
チS5 がOFFしていてクラッチ接状態にあり、ステッ
プS83において、マニュアルトランスミッションを搭
載した車両のシフトポジションがインギヤポジションに
あるか、オートマチックトランスミッションを搭載した
車両のシフトポジションがニュートラルポジションかパ
ーキングポジション以外にあり、且つステップS84に
おいて、キャパシタ3の残容量QCAPが下限値QCA
PLMTLを越えている場合には、モータMによるアシ
ストを行うべく、ステップS87でアシスト量ASTP
WRをマップ検索する。
【0029】アシスト量ASTPWRを検索するマップ
は、マニュアルトランスミッションを搭載した車両と、
オートマチックトランスミッションを搭載した車両とで
異なっており、マニュアルトランスミッションを搭載し
た車両では、吸気負圧センサS10で検出した吸気負圧P
Bと、エンジン回転数センサS2 で検出したエンジン回
転数Neとに基づいてアシスト量ASTPWRを検索
し、オートマチックトランスミッションを搭載した車両
では、車速センサS1 で検出した車速Vと、エンジン回
転数センサS2 で検出したエンジン回転数Neとに基づ
いてアシスト量ASTPWRを検索する。
【0030】尚、マニュアルトランスミッションを搭載
した車両用のマップは変速段毎に持ち替えられ、更に混
合気の濃度に応じて持ち替えられる。またオートマチッ
クトランスミッションを搭載した車両用のマップは混合
気の濃度に応じて持ち替えられる。
【0031】モータMが駆動力を発生しているときには
回生電力を利用できないため、ステップS88で12ボ
ルト系消費電力に相当する電力をキャパシタ3から補助
バッテリ4に供給する。
【0032】次に、図3のフローチャートのステップS
23の「減速モード」の内容を、そのサブルーチンを示
す図6のフローチャートに基づいて説明する。
【0033】先ずステップS91でRAMに記憶されて
いる各種記憶値をクリアした後、ステップS92におい
て、マニュアルトランスミッションを搭載した車両のク
ラッチスイッチS5 がONしていてクラッチ断状態にあ
る場合と、ステップS93において、マニュアルトラン
スミッションを搭載した車両のシフトポジションがニュ
ートラルポジションにあるか、オートマチックトランス
ミッションを搭載した車両のシフトポジションがニュー
トラルポジションかパーキングポジションにある場合と
には、ステップS96でモータMの非制動時回生量RE
GENおよび制動時回生量REGENBRを何れも0に
設定してモータMによる回生制動を中止する。
【0034】一方、ステップS92において、マニュア
ルトランスミッションを搭載した車両のクラッチスイッ
チS5 がOFFしていてクラッチ接状態にあり、ステッ
プS93において、マニュアルトランスミッションを搭
載した車両のシフトポジションがインギヤポジションに
あるか、オートマチックトランスミッションを搭載した
車両のシフトポジションがニュートラルポジションかパ
ーキングポジション以外にある場合には、ステップS9
4において、12ボルト系消費電力センサS9で検出し
た12ボルト系消費電力に相当する電力をモータMの回
生により発電し、その電力を補助バッテリ4に供給す
る。
【0035】続くステップS95において、キャパシタ
3の残容量QCAPが上限値QCAPLMTH未満であ
る場合には、つまりキャパシタ3が未だ充電可能である
場合には、ステップS95Aでパージ制御スイッチ14
をOFFしてヒータ13への通電を遮断してモータMの
回生電力でキャパシタ3を充電する。一方、ステップS
95でキャパシタ3の残容量QCAPが上限値QCAP
LMTH以上である場合には、つまりキャパシタ3が満
充電状態に近い場合には、ステップS95Bでパージ制
御スイッチ14をONしてヒータ13に通電することに
より、モータMの回生電力でキャニスタ12に吸着され
た蒸発燃料をパージしてエンジンEの吸気系に供給す
る。
【0036】このように、キャパシタ3が満充電状態に
なると、キャパシタ3に蓄電できない回生電力を利用し
てキャニスタ12に吸着された蒸発燃料のパージを行う
ので、回生制動によるエネルギー回収を最大限に実行し
てエネルギーを節減することができるだけでなく、キャ
パシタ3の残容量の大小に関わらず回生制動を可能にし
て制動フィーリングの変化を防止することができる。
【0037】ステップS97でブレーキスイッチS4
OFFしている非制動時には、ステップS98で非制動
時回生量REGENをマップ検索し、ステップS97で
ブレーキスイッチS4 がONしている制動時には、ステ
ップS101で制動時回生量REGENBRをマップ検
索する。非制動時回生量REGENおよび制動時回生量
REGENBRを検索するマップは、マニュアルトラン
スミッションを搭載した車両と、オートマチックトラン
スミッションを搭載した車両とで異なっており、マニュ
アルトランスミッションを搭載した車両では、吸気負圧
センサS10で検出した吸気負圧PBと、エンジン回転数
センサS2 で検出したエンジン回転数Neとに基づいて
非制動時回生量REGENおよび制動時回生量REGE
NBRを検索し、オートマチックトランスミッションを
搭載した車両では、車速センサS 1 で検出した車速V
と、エンジン回転数センサS2 で検出したエンジン回転
数Neとに基づいて非制動時回生量REGENおよび制
動時回生量REGENBRを検索する。
【0038】ブレーキスイッチS4 がONしているとき
は、大きな制動力を必要としてブレーキペダル8を踏ん
だ場合であり、従って制動時回生量REGENBRは非
制動時回生量REGENよりも大きく設定される。尚、
マニュアルトランスミッションを搭載した車両用のマッ
プは変速段毎に持ち替えられ、更に混合気の濃度に応じ
て持ち替えられる。またオートマチックトランスミッシ
ョンを搭載した車両用のマップは混合気の濃度に応じて
持ち替えられる。
【0039】而して、ステップS97でブレーキスイッ
チS4 がOFFしている場合には、ステップS99にお
いて、前記ステップS98で検索した非制動時回生量R
EGENに基づいてモータMが回生制動され、続くステ
ップS100で制動時回生量REGENBRが0に設定
される。またステップS97でブレーキスイッチS4
ONしている場合には、ステップS102において、前
記ステップS101で検索した制動時回生量REGEN
BRに基づいてモータMが回生制動され、続くステップ
S103で非制動時回生量REGENが0に設定され
る。
【0040】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行う
ことが可能である。
【0041】例えば、蓄電手段としてキャパシタ3に代
えてバッテリを採用することができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載された構成
によれば、残容量検出手段で検出した蓄電手段の残容量
が所定の閾値未満であって該蓄電手段が未だ充電可能で
ある場合には、回生制動によりモータが発生した回生電
力で蓄電手段を充電して車体の運動エネルギーを電気エ
ネルギーとして回収することができ、また前記残容量が
所定の閾値以上であって該蓄電手段が既に充電不能であ
る場合には、回生制動によりモータが発生した回生電力
をヒータに供給してキャニスタに吸着された蒸発燃料の
パージに利用することができる。従って、蓄電手段の残
容量の大小に関わらずモータは常に回生制動を実行する
ことが可能となり、エネルギーの無駄な消費を最小限に
抑えるとともに制動フィーリングの変化を防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハイブリッド車両の全体構成図
【図2】モータモード判定ルーチンのフローチャートの
第1分図
【図3】モータモード判定ルーチンのフローチャートの
第2分図
【図4】アシストトリガーテーブルを示す図
【図5】加速モードルーチンのフローチャート
【図6】減速モードルーチンのフローチャート
【符号の説明】
E エンジン M モータ S8 キャパシタ残容量センサ(残容量検出手
段) 3 キャパシタ(蓄電手段) 11 メインECU(パージ制御手段) 12 キャニスタ 13 ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H02J 7/00 H02J 7/00 H (72)発明者 黒田 恵隆 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 岩田 洋一 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 高橋 秀幸 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行用の駆動力を発生するエンジン
    (E)と、 走行用の駆動力および回生制動力を発生するモータ
    (M)と、 モータ(M)を駆動する電力を供給するとともに該モー
    タ(M)が発生する回生電力で充電される蓄電手段
    (3)と、を備えたハイブリッド車両において、 エンジン(E)の燃料から発生した蒸発燃料を吸着する
    キャニスタ(12)と、 キャニスタ(12)を加熱して該キャニスタ(12)に
    吸着された蒸発燃料をパージするヒータ(13)と、 蓄電手段(3)の残容量を検出する残容量検出手段(S
    8 )と、 残容量検出手段(S8 )で検出した蓄電手段(3)の残
    容量が所定の閾値以上のときにモータ(M)が発生する
    回生電力を前記ヒータ(13)に供給するパージ制御手
    段(11)と、を備えたことを特徴とするハイブリッド
    車両におけるキャニスタのパージ制御装置。
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