JPH11343073A - ケーブルドラム自動回転装置 - Google Patents

ケーブルドラム自動回転装置

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Publication number
JPH11343073A
JPH11343073A JP15641298A JP15641298A JPH11343073A JP H11343073 A JPH11343073 A JP H11343073A JP 15641298 A JP15641298 A JP 15641298A JP 15641298 A JP15641298 A JP 15641298A JP H11343073 A JPH11343073 A JP H11343073A
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JP
Japan
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cable drum
drum
cable
rotation
shaft
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Application number
JP15641298A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Matsuzaki
伸司 松崎
Masayuki Hosokawa
雅行 細川
Shigetoshi Idehashi
成年 井手橋
Ichiro Izawa
一朗 伊沢
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 収納スペースが小さく、分解後の移動搬出が
容易で、簡単に組み立てができ、ケーブルドラムのあら
ゆるサイズに適合できる。駆動の伝達を常に良好に維持
させる。 【解決手段】 支持台12Lに配設されケーブルドラム
から繰り出されるケーブルの牽引力変化を検出する手段
によりケーブルドラムの回転制御をなす回転駆動手段を
備えている。連結プレート38で接続される分離支持台
の各々12R、12Lにケーブルドラムに挿通されるド
ラムシャフト10を支持するチャック32が備えられた
昇降ジャッキ30を配置する。各分離支持台間にはケー
ブルドラムのフランジに回転伝達をなす駆動プーリ48
R、48Lを弾圧接触状態で外接させる連結シャフト4
6を渡し掛け、連結シャフトを分離支持台側に対して着
脱可能に装着する。チャックを昇降ジャッキの伸縮先端
部に形成し、昇降ジャッキを支持台に取り付けた昇降台
座に設置し、ジャッキ昇降基点高さを可変とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブルドラム自動
回転装置に係り、特に電動によりケーブル繰り出しや、
巻き取りを自動で行なえるようにしたケーブルドラムの
自動回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ケーブルはケーブルドラムに巻
回されており、ケーブルの敷設現場にドラムごと搬入さ
れ、ドラムからケーブル端を引き出し、延線機に接続し
て延線作業が行なわれる。ケーブルドラムからケーブル
を引き出して延線する場合には、ドラム回転質量が大き
いため、延線速度が変化してもドラムの回転を容易に停
止することができない。したがって、余分な繰り出しに
よるケーブルの散乱などの異常事態が発生することを有
効に防止する必要がある。一般のケーブルドラム回転機
として、ケーブル繰り出しにモータを取り付けた例があ
るものの、一般ケーブルは種類が多く、またケーブルド
ラムの大きさも種々あり、ケーブル延線機の速度も異な
っている。このため、ケーブル延線速度に追従できるも
のがなく、人力でケーブル延線速度を制御しなければな
らず、延線作業が不便となっていた。
【0003】このような観点から、従来、ケーブルドラ
ムからケーブル繰り出し、あるいは巻き取りを自動で行
なえるようにした自動回転装置が提案されている。これ
はケーブルドラムを回転支持する架台フレームと、ドラ
ムの回転装置とを有しており、ケーブルの張力変化を検
出して回転装置をケーブルの張力変化に応じて加減速制
御するように構成したものである。このような構成を採
用した装置には、特開平4−361955号公報や特開
平5−278942号公報に開示されているものがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
ケーブルドラム自動回転装置では、ケーブルドラムを包
囲するように平面視コ字形状とされた架台フレームを有
し、当該架台フレームの側面部分に設けた軸受部分にて
ドラムシャフトを支持し、回転モータなどによりドラム
を強制回転させることでケーブルの繰り出しや巻き取り
を行なうようになっている。ケーブルドラムは重量物で
あるため、必然的に架台フレームも堅固な構造物としな
ければならず、特開平8−245067号公報に示され
るように、ケーブルドラムを収容する平面視でコ字形状
とされ、かつ側面視でL字形状とされたフレーム構造を
採用することが多い。
【0005】しかし、ケーブルドラムのサイズは種々あ
り、多種類に応じるためには全体的にフレームを大型構
造とせざるを得ないとともに、固定の大型形状であるた
めケーブル自動回転装置そのものの搬送が極めて困難で
あるという問題があった。特に発電所の建設工事などの
ように、ケーブルの据え付け作業が高所で必要な場合に
はエレベータによる搬送が必要となるが、従来構造のも
のではその搬入が困難であると共に、収納時に広いスペ
ースを要する欠点もあった。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に着目してな
されたもので、第1に収納スペースが小さく、分解後の
移動搬出が極めて容易であって、簡単に組み立てること
ができる構造としたケーブルドラム自動回転装置を提供
することを目的とする。第2にはケーブルドラムのあら
ゆるサイズに適合できるように支持構造を改善したケー
ブルドラム自動回転装置を提供することを目的とする。
第3にはケーブルドラムの回転駆動の伝達を常に良好に
維持することができるように改善したケーブルドラム自
動回転装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るケーブルドラム自動回転装置は、ケー
ブルドラムを支持させる支持台と、当該支持台に配設さ
れケーブルドラムから繰り出されるケーブルの牽引力変
化を検出する手段と、この検出手段によりケーブルドラ
ムの回転制御をなす回転駆動手段とを備えたケーブルド
ラム自動回転装置において、前記支持台を左右に分離し
て連結プレートにより分離可能に接続するとともに、こ
の分離支持台の各々にケーブルドラムに挿通されるドラ
ムシャフトを支持するチャックが備えられた昇降ジャッ
キを配置して前記チャックへのドラムシャフト装着によ
りケーブルドラムの支持を可能とし、かつ各分離支持台
間にはケーブルドラムのフランジに回転伝達をなす駆動
プーリを弾圧接触状態で外接させる連結シャフトを渡し
掛け、当該連結シャフトを分離支持台側に対して着脱可
能に装着してなることを特徴とするものである。
【0008】また、ケーブルドラム自動回転装置の他の
構成として、ケーブルドラムに挿通されるドラムシャフ
トの両端部を保持するチャックを備え、前記ケーブルド
ラムの回転駆動手段および回転制御手段を備えてなるケ
ーブルドラム自動回転装置において、前記チャックを昇
降ジャッキの伸縮先端部に形成し、当該昇降ジャッキを
支持台に取り付けた昇降台座に設置し、ジャッキ昇降基
点高さを可変としたことを特徴としている。この場合に
おいて、前記昇降台座は伸長方向にばね付勢された屈曲
アーム機構により支持され、支持台に対して伸長位置で
位置決めストッパにより保持可能とすることが望まし
い。
【0009】更に、他のケーブルドラム自動回転装置の
構成として、ケーブルドラムに挿通されるドラムシャフ
トの両端部を軸支するチャックを備え、前記ケーブルド
ラムの回転駆動手段および回転制御手段を備えてなるケ
ーブルドラム自動回転装置において、前記回転駆動手段
はケーブルドラムのフランジに外接する駆動プーリを備
えた連結シャフトをドラムフランジの回転中心より下方
に向けて弾圧付勢して転接させるように構成すればよ
い。前記連結シャフトの付勢手段は支持台に形成された
斜面のスライダと付勢ばねにより形成すればよい。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明に係るケーブルド
ラム自動回転装置の具体的実施の形態を図面を参照して
詳細に説明する。図1は実施形態に係るケーブルドラム
自動回転装置の分解斜視図、図2、3は装置を構成して
いる支持台の分解斜視図、図4は一方の支持台の側面断
面図、図5,6は各支持台と連結シャフトとの接続部分
の断面図である。
【0011】この装置はケーブルドラムの中心部に挿通
されるドラムシャフト10の両端部をおのおの支持する
ように左右に分離された一対の支持台12R、12Lを
具備している。各分離支持台12R、12Lは足型形状
をなしており、図4に詳細を示すが、踵部分と爪先部分
にローラ14とキャスタ16とを備えて走行できるよう
になっており、それぞれを単独で移動させることができ
るとともに、特に爪先部分を持ち上げて移動することが
容易になっている。
【0012】支持台12(12R、12L)の構造は基
本的に同一であるが、一方にケーブルドラムの回転駆動
源と制御盤が装備されている点で異なるのみである。す
なわち、支持台12は、図2,3から理解できるよう
に、一対の足型側板18を多数のスペーサ治具(軸ボル
ト)により間隔保持して一体化されており、踵側の内部
空間に昇降台座20を配設している。昇降台座20は上
下に伸縮できるようにパンタグラフ構造としたもので、
2本のアームを回転節により結合して「く」字形状とさ
れた屈曲アーム22を一対向き合わせて上下基板24,
26に連結して構成されている。屈曲アーム22同士の
屈曲部間にばね28が連結され、伸長方向にばね付勢さ
れた機構となっている。この昇降台座20は下基板26
を固定位置として上基板24が上下に昇降されるが、ケ
ーブルドラムのサイズに合わせて支持位置を変更できる
ように上基板24の高さ保持位置が調整可能となってい
る。このため、上基板24の下面を支承する位置決めス
トッパ28が用いられる。ストッパ28はU字形状とさ
れて一方の側板18の外面から他方の側板18に向けて
貫通するように差し込み、ストッパ28の上に上基板2
4を載せて荷重を支えるようにしている。
【0013】前記昇降台座20には昇降ジャッキ30が
搭載されている。昇降ジャッキ30には油圧式ジャッキ
が用いられ、その伸縮ロッド先端にはケーブルドラムの
中心部に挿通されるドラムシャフト10の端部を把持す
るチャック32が取り付けられている。チャック32は
Cチャンネル状に形成されたもので、ドラムシャフト1
0の導入開口を有し、その開口部を閉止するロック34
が設けられている。したがって、ドラムシャフト10の
端部をチャック32の開口から差し込み、閉止ロック3
4により開口を閉止することでシャフトの脱落が防止さ
れる。
【0014】ドラムシャフト10は、図1に示している
ように、円形断面のシャフトであり、これにはケーブル
ドラム(図示せず)の中央部に形成されている通孔に両
サイドから差し込んで回転できるように支持する一対の
コーン型のフリーベアリングダイス36が取り付けられ
る。ドラムシャフト10は接地されているケーブルドラ
ムの通孔に差し込まれ、通孔の開口面側からそれぞれフ
リーベアリングダイス36を嵌入させて固定する。これ
によりドラムシャフト10がケーブルドラムと一体化す
るので、ドラムシャフト10の両端部を支持台12のチ
ャック32に嵌合し、ジャッキアップすることでドラム
を回転自在に支持することができる。
【0015】一対の支持台12R,12Lはケーブルド
ラムの側面部分に配置するが、これらを一体化してフレ
ーム構造を形成するように、両者を連結するプレート3
8が用いられている。このため各支持台12の爪先部の
内側面には受けフランジ40が形成され、これに連結プ
レート38を渡し掛けて固定するようにしている。固定
は受けフランジ40に立設したボルトを連結プレート3
8に形成した孔に差し込み、ナット42を締め付け、あ
るいはストッパ44を装着するようにしている。
【0016】一方、前記一対の支持台12にはケーブル
ドラムの回転駆動手段が装備されている。これは両支持
台12間に渡し掛けられる連結シャフト46と、当該連
結シャフト46に取り付けられた駆動プーリ48とを有
している。連結シャフト46は角型断面とされた金属シ
ャフトにより構成され、これに前記駆動プーリ48Rが
軸方向にのみ可動とされ、連結シャフト46の回転がそ
のまま駆動プーリ48Rの回転として伝達されるように
している。このような連結シャフト46は分離支持台1
2R、12L側に設けた軸受50とプーリ軸孔52に差
し込まれ、着脱が自在に装着されている。軸受50とプ
ーリ軸孔52は、図2,3に示しているように、共に各
支持台12R、12Lの足の甲部分に形成されたスライ
ドレール54に摺動可能に取り付けられたスライダ56
に搭載されている。詳細には、図5に示しているよう
に、右側の支持台12Rのスライダ56には先端にボー
ル継ぎ手構造の軸受50が立設され、その継ぎ手インナ
に連結シャフト46の端部を挿通して回転自在に支持さ
せている。また、左側の支持台12Lのスライダ56に
は、図6に示しているように、回転駆動源としてモータ
58が搭載されている。このモータ58は長手方向がス
ライド方向に一致しており、当該モータ58の先端部に
取り付けられた方向転換部を介して回転軸芯を連結シャ
フト方向に沿うモータ軸芯と直交した方向に向けるよう
にしている。この直交軸部にはやはり駆動プーリ48L
が固定的に取り付けられており、当該駆動プーリ48L
の片面側にプーリ軸孔52を開口させているのである。
したがって、前記連結シャフト46のもう一方の端部は
この軸孔52に挿入される。この結果、モータ58の回
転により左駆動プーリ48Lと、連結シャフト46に取
り付けられた右駆動プーリ48Rが同時に回転される。
この駆動プーリ48(48R,48L)はケーブルドラ
ムのフランジに外接することにより、ケーブルドラムを
回転駆動できる。
【0017】回転駆動の伝達を確実に行なうために、左
駆動プーリ48Lには3連のゴムリングをサイドフラン
ジで挟み込み、右駆動プーリ48Rは2連のゴムリング
をサイドフランジで挟み込みつつ、スライダ56を支持
されているケーブルドラムのフランジに外接するように
押し付け付勢している。これは図2、3に示しているよ
うに、各スライダ56を一対のスプリング60により引
っ張り付勢し、駆動プーリ48が適正にケーブルドラム
を回転できるように設定している。このとき、スライダ
56は足の甲に相当する傾斜面に沿って取り付けられた
スライドレール54上を摺動可能であるが、この傾斜角
を15度程度に設定することよって連結シャフト46を
ケーブルドラムの回転中心より下方に向けて弾圧付勢し
ている。この結果、駆動プーリ48はケーブルドラムの
フランジに対して食い込むように転接して転動摩擦力を
大きくしてケーブルドラムを強制的に回転駆動する。
【0018】ところで、この実施形態にかかる装置に
は、ケーブルの張力変化が発生した場合に前記回転駆動
モータ58の回転制御をなすようにしている。特に張力
が弛緩したときに慣性力によりドラム回転が継続しない
ように調整しており、まず図1に示しているように、ケ
ーブルの張力を検出する回動アーム62が対をなしてい
る支持台12R、12Lの先端部に取り付けている。回
動アーム62は逆U字形に形成されたもので、各先端を
支持台12R、12Lに回転可能に取り付け、水平アー
ム部分が上下に揺動可能になっている。一方、左支持台
12Lには制御盤64がやはり着脱自在に取り付けら
れ、これから連結ワイヤ66が引き出され、回動アーム
62の揺動アーム部分に設けられたピン68に連結され
ている。したがって、回動アーム62の揺動変化が連結
ワイヤ66を通じて制御盤64に伝えられるようになっ
ている。制御盤64は駆動モータ58の回転制御をなす
もので、回動アーム62が図1において右側に倒れ込ん
だ場合にケーブルの繰り出しを停止するか繰り出し量が
少なくなるように比例的に制御するように構成してい
る。これは電気的あるいは機械的に連結ワイヤ66を通
じて検出されるにケーブルの張力変化を捉えて制御させ
ればよい。
【0019】このように構成されたケーブルドラム自動
回転装置の作用は次のようになる。まず、装置の組み立
て作業は、昇降ジャッキ30を具備している一対の支持
台12を平行に配置してから行なう。平行な支持台12
は個々には先端部を手に持って引き上げることで踵部分
に配置されたローラ14を利用して容易に移動させるこ
とができる。このローラ移動を利用して各支持台12
R、12Lを平行に並べ、先端部に連結プレート40を
渡し掛けてこれらを結合連結する。また制御盤64を左
支持台12Lに組み付けるとともに、回動アーム62も
装着して連結ワイヤ66にて制御盤64と回動アーム6
2を連動させる。その後、駆動用連結シャフト46をプ
ーリ軸孔52に差し込み、他端も軸受50に差し込む。
連結シャフト46は組み込んだ状態ではスライダ56に
より弾圧付勢されているため、手動で手前に引き寄せ、
予め連結プレート40に装備しているオフセットストッ
パ70を係合させておく。モータ58のプラグを制御盤
64に差し込んで電気的接続を図る。
【0020】一方、ドラムシャフト10をケーブルドラ
ムの軸孔に差し込み、フリーベアリングダイス36をド
ラムシャフト10にセットする。これはドラム軸孔に入
れ、ロックねじを締め付けることで行なえばよい。この
際、駆動用モータ58側のプーリ48Lとドラム側板と
を合わせ、反対側は駆動プーリ48Rを左右にスライド
して位置合わせを行なえばよい。昇降ジャッキ30を手
で持ち上げ、昇降台座20の位置調整を行なって最適な
高さ位置でストッパ28を装着して位置決めを行なう。
その後、昇降ジャッキ30を操作してドラムシャフト1
0がチャック32に接触するまで押し上げ、チャック3
2を閉止ロック34で閉じナットで締め付ける。このチ
ャック操作の後、更に昇降ジャッキ30を10〜20m
m程度押し上げてケーブルドラムを接地面から浮かせ
る。
【0021】次いで、オフセットストッパ70を連結シ
ャフト46から外すことにより、連結シャフト46のロ
ックを解除し、駆動プーリ48をケーブルドラムに接触
させる。電源スイッチなどの確認作業の後、ケーブルを
回動アーム62の下を通して図示しない牽引手段に連結
してケーブル敷設作業を行なえばよい。ケーブルが牽引
作業に基づいて適正に牽引されていると、回動アーム6
2の水平アーム部が持ち上げられ、回転駆動モータ58
が回転して駆動プーリ48を通じてケーブルドラムを回
転させ、ケーブルの送り出しを行なう。ケーブル張力が
弱くなると回動アーム62が下側に回動し、モータ駆動
の出力調整や停止を自動的に行なう。
【0022】このような構成にかかるケーブルドラム自
動回転装置では、簡単に構成部材を分割分離することが
できるので、収納スペースが極めて小さくなり、また分
解後でも移動が極めて容易になる。特に重量物部分の支
持台12が左右に分割可能であり、しかもこれらには走
行ローラ14が設けられているので、エレベータへの積
み込みや移動トラックへの複数台の同時積み込みが可能
となっている。組み立て分解時には工具は不要で誰でも
が簡単に組み立てができる。連結シャフト46をスプリ
ング牽引させることにより駆動プーリ48をケーブルド
ラムに弾圧的に接触させ、またケーブルドラムの回転中
心より下方に向けて傾斜スライドさせるように設定して
いるので、適正な回転伝達力を得ることができ、更に経
年により真円となっていないドラムフランジへの接触を
より確実に実現することが可能となっている。
【0023】ケーブルドラムのサイズが種々あるが、各
サイズに応じて予め昇降台座20を任意高さに調整した
上で昇降ジャッキ30による昇降調整ができるため、各
種サイズのケーブルドラムへの応用性が極めて高くなっ
ている。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るケー
ブルドラム自動回転装置は、特にケーブルドラムを支持
する支持台を左右に分離して連結プレートにより分離可
能に接続するとともに、この分離支持台の各々にケーブ
ルドラムに挿通されるドラムシャフトを支持するチャッ
クが備えられた昇降ジャッキを配置して前記チャックへ
のドラムシャフト装着によりケーブルドラムの支持を可
能とし、かつ各分離支持台間にはケーブルドラムのフラ
ンジに回転伝達をなす駆動プーリを弾圧接触状態で外接
させる連結シャフトを渡し掛け、当該連結シャフトを分
離支持台側に対して着脱可能に装着した構成としたの
で、収納スペースが小さく、分解後の移動搬出が極めて
容易であって、簡単に組み立てることができる。また、
昇降ジャキを昇降台座により昇降基点高さを変更できる
ように構成することにより、ケーブルドラムのあらゆる
サイズに簡単に適合させることができる。更に、駆動プ
ーリを弾圧的にケーブルドラムに向けて付勢し、ドラム
中心よりも低い位置に向けて付勢させているので、ケー
ブルドラムの回転駆動の伝達を常に良好に維持すること
ができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るケーブルドラム自動回転装置の
分解斜視図である。
【図2】左側支持台の分解斜視図である。
【図3】右側支持台の分解斜視図である。
【図4】左側支持台の側面断面図である。
【図5】右側支持台の連結シャフト軸受部分の断面図で
ある。
【図6】左側支持台の連結シャフト支持部分の断面図で
ある。
【符号の説明】
10 ドラムシャフト 12(12R、12L) 支持台 14 ローラ 16 キャスタ 18 足型側板 20 昇降台座 22 屈曲アーム 24 上基板 26 下基板 28 ストッパ 30 昇降ジャッキ 32 チャック 34 閉止ロック 36 フリーベアリングダイス 38 連結プレート 40 受けフランジ 42 ナット 44 ストッパ 46 連結シャフト 48(48R、48L) 駆動プーリ 50 軸受 52 プーリ軸孔 54 スライドレール 56 スライダ 58 モータ 60 スプリング 62 回動アーム 64 制御盤 66 連結ワイヤ 68 ピン 70 オフセットストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊沢 一朗 東京都豊島区北大塚1丁目13番4号 株式 会社日立プラント建設ソフト内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブルドラムを支持させる支持台と、
    当該支持台に配設されケーブルドラムから繰り出される
    ケーブルの牽引力変化を検出する手段と、この検出手段
    によりケーブルドラムの回転制御をなす回転駆動手段と
    を備えたケーブルドラム自動回転装置において、前記支
    持台を左右に分離して連結プレートにより分離可能に接
    続するとともに、この分離支持台の各々にケーブルドラ
    ムに挿通されるドラムシャフトを支持するチャックが備
    えられた昇降ジャッキを配置して前記チャックへのドラ
    ムシャフト装着によりケーブルドラムの支持を可能と
    し、かつ各分離支持台間にはケーブルドラムのフランジ
    に回転伝達をなす駆動プーリを弾圧接触状態で外接させ
    る連結シャフトを渡し掛け、当該連結シャフトを分離支
    持台側に対して着脱可能に装着してなることを特徴とす
    るケーブルドラム自動回転装置。
  2. 【請求項2】 ケーブルドラムに挿通されるドラムシャ
    フトの両端部を保持するチャックを備え、前記ケーブル
    ドラムの回転駆動手段および回転制御手段を備えてなる
    ケーブルドラム自動回転装置において、前記チャックを
    昇降ジャッキの伸縮先端部に形成し、当該昇降ジャッキ
    を支持台に取り付けた昇降台座に設置し、ジャッキ昇降
    基点高さを可変としたことを特徴するケーブルドラム自
    動回転装置。
  3. 【請求項3】 前記昇降台座は伸長方向にばね付勢され
    た屈曲アーム機構により支持され、支持台に対して伸長
    位置で位置決めストッパにより保持可能としたことを特
    徴とする請求項2に記載のケーブルドラム自動回転装
    置。
  4. 【請求項4】 ケーブルドラムに挿通されるドラムシャ
    フトの両端部を軸支するチャックを備え、前記ケーブル
    ドラムの回転駆動手段および回転制御手段を備えてなる
    ケーブルドラム自動回転装置において、前記回転駆動手
    段はケーブルドラムのフランジに外接する駆動プーリを
    備えた連結シャフトをケーブルドラムの回転中心より下
    方に向けて弾圧付勢して転接させてなることを特徴とす
    るケーブルドラム自動回転装置。
  5. 【請求項5】 前記連結シャフトの付勢手段は支持台に
    形成された斜面のスライダと付勢ばねにより形成されて
    なることを特徴とする請求項4に記載のケーブルドラム
    自動回転装置。
JP15641298A 1998-06-04 1998-06-04 ケーブルドラム自動回転装置 Pending JPH11343073A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104129682A (zh) * 2014-07-23 2014-11-05 四川天微电子有限责任公司 一种适用于不同线径线缆且线轮便于更换的绕线机构
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