JPH11342649A - Ledプリンタ装置 - Google Patents

Ledプリンタ装置

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JPH11342649A
JPH11342649A JP15163098A JP15163098A JPH11342649A JP H11342649 A JPH11342649 A JP H11342649A JP 15163098 A JP15163098 A JP 15163098A JP 15163098 A JP15163098 A JP 15163098A JP H11342649 A JPH11342649 A JP H11342649A
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JP
Japan
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led
humidity
printer device
photosensitive drum
image
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Application number
JP15163098A
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English (en)
Inventor
Akinori Nishizawa
昭則 西澤
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Murata Machinery Ltd
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】周囲温度及び周囲湿度の影響をなくして常にほ
ぼ所定濃度の印刷画像を得ることができるLEDプリン
タ装置を提供する。 【解決手段】CPU1は温度センサ21による周囲温度
の検出結果を読み込み、湿度センサ22による周囲湿度
の検出結果を読み込む。CPU1は1ライン分の画デー
タの印刷に際して、温度センサ21の検出結果及び湿度
センサ22の検出結果に従って感光体ドラム23の最適
な露光時間、すなわち、LEDプリントヘッド80を構
成するLED素子の発光時間をたとえばROM2に予め
記憶されているテーブルから読み込む等して決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスタティック駆動方
式のLEDアレイを使用するLEDプリンタ装置に関
し、特にその画データの印刷画像の濃度を向上させる技
術の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式における感光体への原画像
の投射手法としては、大別してアナログ方式とデジタル
方式とがある。アナログ方式は、原稿の画像をレンズを
通して感光体上へ直接投射する手法であり、最も原始的
であるが一般的な複写装置において多用されている。
【0003】一方、デジタル方式は、原稿の画像を走査
して一旦デジタルデータに変換して、またはコンピュー
タシステム,ファクシミリ装置等により既に得られてい
るデジタル画データを用いる方式である。このデジタル
方式では、画データの白/黒を光のオン/オフに変換し
て感光体上へ投射する必要があるが、その手法としては
画データの白/黒に対応してレーザービームをオン/オ
フさせて感光体上に投射する手法が最も一般的である。
しかし、この方式ではレーザービームを感光体上へ走査
するために高速で回転する多面鏡が必要なため、騒音,
振動が発生すると共に、装置の小型化が難しいという問
題点がある。
【0004】そのような問題点を解消するために、LE
D(Light Emitting Diode: 発光ダイオード)アレイで
構成されたLEDプリントヘッドを画データに対応して
点灯し、その光を感光体ドラム上に投射するいわゆるL
EDプリンタ装置が開発され、実用化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なLEDプリンタ装置では、感光体ドラム及び現像器は
同一の極性になるように帯電され、感光体ドラム上に光
を投射して露光することによりその露光部分が除電され
る。そして、感光体ドラムの露光部分にトナーが付着し
て顕像化され、感光体ドラム上のトナーが記録紙(用
紙)上に転写されて熱定着されることにより、画像が記
録紙上に形成される。この際、露光部分の残留電位と現
像器の電位との電位差が大きいほど、感光体ドラムの露
光部分に付着するトナーの量は多くなり、露光部分の残
留電位と現像器の電位との電位差が小さいほど、感光体
ドラムの露光部分に付着するトナーの量は少なくなる。
【0006】しかしながら、感光体ドラムの露光部分の
残留電位は、周囲温度及び周囲湿度の少なくとも一方に
基づいて変化する。例えば、高温−高湿の場合には露光
部分の残留電位は小さくなり(0Vに近くなり)、現像
器と露光部分の残留電位との電位差が大きくなって付着
するトナー量が多くなり、印刷された画像の濃度が濃く
なる。逆に、低温−低湿の場合には露光部分の残留電位
は大きくなり、現像器と露光部分の残留電位との電位差
が小さくなって付着するトナー量が少なくなり、印刷さ
れる画像の濃度が薄くなる。すなわち、上記のLEDプ
リンタ装置によって印刷される画像の濃度は、周囲温度
及び周囲湿度の少なくとも一方の変化によって変化し、
常にほぼ所定濃度の画像を得ることができないという問
題があった。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、周囲温度及び周囲湿度の影響
をなくして常にほぼ所定濃度の印刷画像を得ることがで
きるLEDプリンタ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、1ライン分の画データに
対応して、直線状に配列された複数のLED素子を1回
発光させて感光体を露光することにより1ライン分の印
刷を行なうLEDプリンタ装置において、温度検出手段
にて検出された周囲温度及び湿度検出手段にて検出され
た周囲湿度の少なくとも一方に基づいて感光体の露光量
を可変制御する制御手段を設けたことを要旨とする。
【0009】このような構成によれば、周囲温度及び周
囲湿度の少なくとも一方に基づいて感光体の露光量が可
変制御されるので、周囲温度及び周囲湿度の変化の影響
をなくして常にほぼ所定濃度の印刷画像が得られるよう
になる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のLEDプリンタ装置において、制御手段は、温度検出
手段により検出された周囲温度及び湿度検出手段により
検出された周囲湿度の少なくとも一方に基づいて感光体
の露光量を段階的に制御することを要旨とする。
【0011】このような構成によれば、感光体の露光量
を制御するためのデータ量が少なくて済むとともに、制
御が簡単になる。請求項3に記載の発明は、請求項1及
び2のいずれか1項に記載のLEDプリンタ装置におい
て、制御手段は、複数のLED素子の発光時間を可変制
御することにより感光体の露光量を可変制御することを
要旨とする。
【0012】このような構成によれば、LED素子の1
回の発光時間を可変制御することにより感光体の露光量
が可変制御され、周囲温度,周囲湿度の変化の影響をな
くして常にほぼ所定濃度の印刷画像が得られるようにな
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を図面に基づいて詳述する。図1は本発明に係るL
EDプリンタ装置を備えたファクシミリ装置に適用した
場合の実施の形態の一構成例を示す機能ブロックであ
る。
【0014】図1に示すように、ファクシミリ装置の制
御部及びLEDプリンタ装置である記録部9における感
光体ドラムの露光量の制御手段として機能するCPU
(中央処理装置)1は、バス100を介してモデム5,
回線制御部(NCU)4に接続されている。NCU4
は、CPU1により制御されて、回線Lとこのファクシ
ミリ装置との接続を制御すると共に、通信相手の電話番
号に応じたダイヤルパルスを送出する機能及び着信を検
出する機能を有している。なお、回線Lは図示しない一
般公衆電話回線に接続されている。モデム5は、送受信
データの変復調、具体的には送信データを音声信号に変
調してNCU4を介して回線Lへ送出し、また逆に回線
LからNCU4を介して受信した音声信号をデジタル信
号に復調する。
【0015】バス100には原稿を読み取る読取部6,
画像メモリ7,コーデック(CODEC)8,LEDプ
リンタ装置である記録部9,操作部10,プリンタ制御
部20,温度検出手段としての温度センサ21,湿度検
出手段としての湿度センサ22等が接続されている。
【0016】読取部6はコーデック8を介してバス10
0と接続されている。読取部6は例えばCCDイメージ
センサ等で構成されており、原稿画像の読み取りを行な
う。コーデック8は、読取部6が原稿を読み取った結果
の白/黒を表すデジタル信号をファクシミリ方式の圧縮
画データに符号化する。
【0017】画像メモリ7は、読取部6が読み取ったコ
ーデック8からの符号データを記憶し、また回線L及び
モデム5を介してファクシミリ装置の外部から受信した
符号データを記憶する。
【0018】コーデック(CODEC)91は前記コー
デック8とは逆に、画像メモリ7から読み出された符号
データを元の画データに順次的に復号して白/黒を表す
シリアルのデジタル信号に変換する。この白/黒を表す
シリアルのデジタル信号は記録部9に与えられる。
【0019】記録部9は、詳細は後述するが、受信画デ
ータまたは読取部6が読み取った画データに基づいてL
EDプリントヘッド80を発光させることにより感光体
ドラム23を露光させ、この露光部分に付着させたトナ
ーを記録紙(用紙)上に転写して熱定着させることによ
り印刷してハードコピー出力を行なう。
【0020】温度センサ21は使用状態における記録部
9の感光体ドラム23の周囲温度を検出する。湿度セン
サ22は使用状態における記録部9の感光体ドラム23
の周囲湿度を検出する。温度センサ21,湿度センサ2
2の検出結果はCPU1により読み取られて後述するよ
うに利用される。
【0021】操作部10は電話番号等の数字を入力する
ためのテンキー,ワンタッチキー,短縮キー,種々の動
作を指示するための操作キー等を備えている。なお、図
1には示されていないが、操作部10の操作に基づいて
入力された電話番号等の種々の情報をソフトコピー出力
して表示するCRTディスプレイまたはLCD(液晶表
示装置)等の表示装置も備えられている。
【0022】プリンタ制御部20は、CPU1からの指
示を受けて記録部9、即ちLEDプリンタ装置の制御を
司る。具体的には、CPU1から所定の制御信号が与え
られると、その制御信号に従って記録部9を動作させる
ためのストローブ信号STR1〜STR4を出力する。
【0023】CPU1にはさらにバス100を介してR
OM(Read Only Memory)2と、CPU1による制御に必
要なデータ,あるいは動作時に一時記憶が必要なデータ
等を記憶するための記憶手段として機能するRAM(Ran
dom Access Memory)3とが接続されている。
【0024】ROM2は、LEDプリンタ装置である記
録部9を含むこのファクシミリ装置全体の動作を制御す
るためのプログラム等を予め記憶している。また、RO
M2は、周囲温度及び周囲湿度の少なくとも一方に応じ
た感光体ドラム23の露光量を決定するための露光時
間、すなわちLEDプリントヘッド80の発光時間のテ
ーブルを記憶している。本実施形態においては、ROM
2には図5に示すように、各周囲湿度範囲における周囲
温度に対応して露光時間を設定したテーブル30が記憶
されており、同テーブル30において、露光時間は4つ
の温度範囲0〜T1,T1〜T2,T2〜T3,T3以
上について4段階に設定されている。
【0025】CPU1は、記録部9による印刷に際し
て、温度センサ21の検出結果及び湿度センサ22の検
出結果と、ROM2に記憶されている露光時間のテーブ
ル30とに基づいて、感光体ドラム23の露光量である
露光時間を決定する。すなわち、感光体ドラム23は印
刷に際して負の所定電位(例えば−750V)に帯電さ
れ、感光体ドラム23を露光することにより露光部分が
除電される。このとき、図4に示されるように、感光体
ドラム23の露光部分の残留電位は、使用状態における
周囲温度及び周囲湿度の少なくとも一方に基づいて変化
する。例えば、高温−高湿(H−H)の場合には露光部
分の残留電位は露光開始時点から比較的に短い時間内に
おいて所定電位(−50V)付近まで急速に小さくな
る。中温−中湿(N−N)の場合には露光部分の残留電
位は高温−高湿の場合よりも若干値は大きいものの高温
−高湿の場合と同様に変化する。さらに、低温−低湿
(L−L)の場合には感光体ドラム23の露光部分の残
留電位は露光開始時点から比較的に長い露光時間を要し
て所定電位(−50V)付近まで緩やかに小さくなる。
感光体ドラム23の露光部分の残留電位と現像器の電位
との電位差に応じて露光部分に付着するトナー量が増減
し、印刷画像の濃度が決まる。そのため、印刷画像の濃
度が最適となるような残留電位を設定し、周囲温度及び
周囲湿度に応じて露光時間を可変制御する。
【0026】次に、本発明のLEDプリンタ装置である
記録部9について、図1を参照して説明する。記録部9
は前記コーデック91を介してバス100に接続されて
おり、記録部9には前記画像メモリ7から供給されるフ
ァクシミリ符号データがコーデック91により順次的に
復号されてシリアル出力され、2値の画データDATA
として供給される。
【0027】シフトレジスタ92は、ビデオクロックV
CLOCKをシフトクロックとしてコーデック91から
1ライン分の画データDATAをシリアル入力し、ビデ
オクロックVCLOCKに基づいて画データDATAを
順次的にシフトして一旦記憶する。この後、次の水平同
期信号HSYNCに同期してシフトレジスタ92は記憶
した画データDATAをラッチ回路93に対してパラレ
ル出力する。
【0028】ラッチ回路93は本実施の形態においては
四分割されており、それぞれの部分931,932,9
33,934を構成する個々のラッチの出力はANDゲ
ート71,72,73,74(図1にはそれぞれ1個の
み示されているが実際にはラッチ回路93の各部分93
1,932,933,934を構成するラッチの個数ず
つが配列されている)を経由してLEDプリントヘッド
80を構成するそれぞれのLED素子に入力されてい
る。なお、LEDプリントヘッド80も前記ラッチ回路
93に対応して4つの部分81,82,83,84に分
割されている。
【0029】各ANDゲート71,72,73,74に
はそれぞれプリンタ制御部20から出力されているスト
ローブ信号STR1,STR2,STR3,STR4が
入力されている。従って、それぞれのストローブ信号S
TR1,STR2,STR3,STR4が有意(図1に
示されている例では”1”)である場合にラッチ回路9
3の各部分931,932,933,934にラッチさ
れている個々の画データDATAがANDゲート71,
72,73,74からそのまま出力されてLEDプリン
トヘッド80に入力されることになる。
【0030】感光体ドラム23はLEDプリントヘッド
80に対して対向配置されている。以下、上述のような
ファクシミリ装置の記録部9、即ち本発明のLEDプリ
ンタ装置の動作について、図2に示されているタイミン
グチャートを参照して説明する。
【0031】記録部9によるプリントを行なう場合は、
まずCPU1からプリンタ制御部20へ所定の制御信号
が与えられる。この制御信号に基づいて、図2(a)に
示されているように、プリンタ制御部20は水平同期信
号HSYNCを周期的に発生する。また、この水平同期
信号HSYNCをトリガとして、画像メモリ7からは1
回の水平同期信号HSYNCの発生毎に1ライン分の符
号化された画データが出力され、図2(b)に示されて
いるように、コーデック91で復号されつつシリアル出
力される。そして、図2(c)に示されているように、
次の水平同期信号HSYNCのタイミングでラッチ回路
93にラッチされる。
【0032】一方、プリンタ制御部20は図2(d),
(e),(f),(g)にそれぞれ示されているよう
に、水平同期信号HSYNCに同期してストローブ信号
STR1,STR2,STR3,STR4をオーバラッ
プしないタイミングで順次的に発生する。
【0033】まず、ストローブ信号STR1がプリンタ
制御部20から出力されるとそれがANDゲート71に
入力されるので、ラッチ回路93の第1の部分931に
ラッチされている各画素のデータがLEDプリントヘッ
ド80の第1の部分81を構成する各LED素子に入力
される。次に、ストローブ信号STR2がプリンタ制御
部20から出力されるとそれがANDゲート72に入力
されるので、ラッチ回路93の第2の部分932にラッ
チされている各画素のデータがLEDプリントヘッド8
0の第2の部分82を構成する各LED素子に入力され
る。次に、ストローブ信号STR3がプリンタ制御部2
0から出力されるとそれがANDゲート73に入力され
るので、ラッチ回路93の第3の部分933にラッチさ
れている各画素のデータがLEDプリントヘッド80の
第3の部分83を構成する各LED素子に入力される。
次に、ストローブ信号STR4がプリンタ制御部20か
ら出力されるとそれがANDゲート74に入力されるの
で、ラッチ回路94の第4の部分934にラッチされて
いる各画素のデータがLEDプリントヘッド80の第4
の部分84を構成する各LED素子に入力される。
【0034】以上のようにして、ラッチ回路93にラッ
チされている1ライン分のすべての画データDATAが
LEDプリントヘッド80に入力されて個々のLED素
子が信号" 1" に対応して発光することによりLEDプ
リントヘッド80に対向配置された感光体ドラム23上
に1ライン分の静電潜像が形成されるが、このような動
作は従来のこの種の装置と同様である。
【0035】次に、CPU1による制御手順を図3のフ
ローチャートを参照して説明する。まず、CPU1は温
度センサ21による周囲温度の検出結果を読み込み(ス
テップS11)、湿度センサ22による周囲湿度の検出
結果を読み込む(ステップS12)。CPU1は1ライ
ン分の画データの印刷に際して感光体ドラム23の露光
量を決定する。具体的には、CPU1は先に読み込んだ
温度センサ21の温度検出結果及び湿度センサ22の湿
度検出結果に従って最適な露光時間、すなわちLEDプ
リントヘッド80を構成するLED素子の発光時間をた
とえばROM2に予め記憶されているテーブル30から
読み込む等して決定する(ステップS13)。従って、
図5に示すように、周囲温度がT2〜T3の範囲内の高
い値である場合には露光時間として例えば短い時間E2
が決定され、ストローブ信号STR1〜STR4は図2
に実線で示すように短いパルス幅となる。また、図5に
示すように、周囲温度がT1〜T2の範囲内の低い値で
ある場合には露光時間として例えば短い時間E3が決定
され、ストローブ信号STR1〜STR4は図2に破線
で示すように長いパルス幅となる。
【0036】そして、CPU1はその結果をプリンタ制
御部20に予め通知した上で印刷処理を開始する(ステ
ップS14)。次に、本実施形態のファクシミリ装置に
おける記録部9(LEDプリンタ装置)から期待できる
効果について記載する。
【0037】・ 本実施形態では、感光体ドラム23の
周囲温度及び周囲湿度に応じて感光体ドラム23の露光
時間(露光量)を可変制御するようにしたので、周囲温
度及び周囲湿度の変化の影響をなくして常にほぼ所定濃
度の印刷画像を得ることができる。
【0038】・ プリンタ制御部20から出力されるス
トローブ時間STR1〜STR4のパルス幅を変更して
LED素子の1回の発光時間を可変制御することにより
感光体ドラム23の露光量を可変制御することができ、
周囲温度,周囲湿度の変化の影響をなくして常にほぼ所
定濃度の印刷画像を得ることができる。
【0039】なお、上記実施形態は、以下のように変更
してもよい。 ・ ROM2に記憶した露光量のテーブル30におい
て、露光時間を2段階または3段階に設定してもよく、
テーブル30のデータ量を少なくすることができるとと
もに、制御が簡単になる。
【0040】・ ROM2には周囲湿度の範囲に応じ
て、周囲温度と露光時間とのテーブル30を記憶して、
周囲湿度と周囲温度とに基づいて感光体ドラム23の露
光量を可変制御するようにしたが、これに変えて、周囲
温度のみ或いは周囲湿度のみに対して露光時間を設定し
たテーブルを記憶して、周囲温度或いは周囲湿度のみに
基づいて感光体ドラム23の露光量を可変制御するよう
にしてもよい。この場合には、感光体ドラム23の露光
量を制御するためのデータ量を少なくすることができ
る。
【0041】次に、上記実施形態から把握できる他の技
術的思想について記載する。 (イ) 1ライン分の画データに対応して、直線状に配
列された複数のLED素子を1回発光させて感光体を露
光することにより1ライン分の印刷を行なうLEDプリ
ンタ装置の制御方法において、周囲温度及び周囲湿度の
少なくとも一方に基づいて感光体の露光量を可変制御す
るようにしたLEDプリンタ装置の制御方法。
【0042】(ロ) 上記(イ)に記載のLEDプリン
タ装置の制御方法において、周囲温度及び周囲湿度の少
なくとも一方に基づいて前記感光体の露光量を段階的に
制御するようにしたLEDプリンタ装置の制御方法。
【0043】(ハ) 上記(イ)及び(ロ)のいずれか
に記載のLEDプリンタ装置の制御方法において、複数
のLED素子の発光時間を可変制御することにより感光
体の露光量を可変制御するLEDプリンタ装置の制御方
法。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、周囲温
度及び周囲湿度の少なくとも一方に基づいて感光体の露
光量が可変制御されるので、周囲温度及び周囲湿度の変
化の影響をなくして常にほぼ所定濃度の印刷画像を得る
ことができる。
【0045】請求項2に記載の発明によれば、感光体の
露光量を制御するためのデータ量を少なくすることがで
きるとともに、制御が簡単になる。請求項3に記載の発
明によれば、LED素子の1回の発光時間を可変制御す
ることにより感光体の露光量が可変制御され、周囲温
度,周囲湿度の変化の影響をなくして常にほぼ所定濃度
の印刷画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るLEDプリンタ装置をファクシ
ミリ装置に適用した場合の実施の形態の一構成例を示す
機能ブロック図。
【図2】 本発明に係るLEDプリンタ装置の動作説明
のためのタイミングチャート。
【図3】 本発明に係るLEDプリンタ装置の制御方法
の実施手順を示すフローチャート。
【図4】 本発明に係るLEDプリンタ装置の感光体ド
ラムの露光時間と残留電位との関係を示す線図。
【図5】 周囲温度に対応して露光時間を設定したテー
ブルを示す説明図。
【符号の説明】
1…制御手段としてのCPU、9…LEDプリンタ装置
としての記録部、20…プリンタ制御部、21…温度セ
ンサ、22…湿度センサ、23…感光体ドラム、80…
LEDプリントヘッド、93…ラッチ回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ライン分の画データに対応して、直線
    状に配列された複数のLED素子を1回発光させて感光
    体を露光することにより1ライン分の印刷を行なうLE
    Dプリンタ装置において、温度検出手段にて検出された
    周囲温度及び湿度検出手段にて検出された周囲湿度の少
    なくとも一方に基づいて感光体の露光量を可変制御する
    制御手段を設けたLEDプリンタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のLEDプリンタ装置に
    おいて、前記制御手段は、温度検出手段により検出され
    た周囲温度及び湿度検出手段により検出された周囲湿度
    の少なくとも一方に基づいて前記感光体の露光量を段階
    的に制御するものであるLEDプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1及び2のいずれか1項に記載の
    LEDプリンタ装置において、前記制御手段は、複数の
    LED素子の発光時間を可変制御することにより感光体
    の露光量を可変制御するものであるLEDプリンタ装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6639617B2 (en) 2001-05-14 2003-10-28 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming apparatus having a control unit that controls exposure energy and related image forming method
JP2010009014A (ja) * 2008-05-27 2010-01-14 Canon Inc 画像形成装置

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