JPH1134222A - サンドイッチ構造パネル及びその製造方法 - Google Patents

サンドイッチ構造パネル及びその製造方法

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JPH1134222A
JPH1134222A JP9202627A JP20262797A JPH1134222A JP H1134222 A JPH1134222 A JP H1134222A JP 9202627 A JP9202627 A JP 9202627A JP 20262797 A JP20262797 A JP 20262797A JP H1134222 A JPH1134222 A JP H1134222A
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JP
Japan
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paint
parts
weight
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coating
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Withdrawn
Application number
JP9202627A
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English (en)
Inventor
Yukio Suzuki
幸夫 鈴木
Ritsu Akiyama
立 秋山
Seiji Ishino
政治 石野
Satoru Sawada
悟 澤田
Takeo Iwata
武郎 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Paint Co Ltd
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Kansai Paint Co Ltd
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡ウレタン層の発泡程度の均一性が高く、
且つサンドイッチ構造パネルの外観に問題がなく付着性
の良好なサンドイッチ構造パネルを得る。 【解決手段】 金属板の片面に、塗料固形分100重量
部に対して、表面調整剤として、SP値9.0以上のも
のを0〜3.0重量部及びSP値9.0未満のものを、
0〜0.5重量部含有する裏面用塗料からの硬化裏面塗
膜を形成し、金属板のもう一方の片面に、表面調整剤と
して、固形分量で、SP値9.0以上のものを0.1〜
6.0重量部及びSP値9.0未満のものを0〜1.0
重量部含有する表面用塗料からの硬化表面塗膜を形成し
てなる両面塗装金属板2枚の各硬化裏面塗膜を対面さ
せ、2枚の塗装金属板を発泡ウレタン層にて接着させる
ことよりなり、かつ各表面調整剤量が相互に特定の条件
を満足するサンドイッチ構造パネルの製造方法、ならび
に上記2枚の両面塗装金属板の各硬化裏面塗膜の間に、
発泡した発泡ウレタン層が形成されてなるサンドイッチ
構造パネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発泡ウレタンとの
接着性に優れたサンドイッチ構造パネル及びサンドイッ
チ構造パネルの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、2枚の塗装金属板の
間に発泡ウレタン層が形成されてなる、サンドイッチ構
造パネルは、断熱性、防音性などが優れており、工場や
家屋などの建築物の屋根材や壁材、冷凍庫、雨戸、冷蔵
庫などに使用されている。
【0003】近年、サンドイッチ構造パネルは、軽量
化、金属資源の有効利用などの観点から、使用される塗
装金属板の薄膜化が図られており、厚さ0.27mmの
鋼板が多く使用されるようになってきている。
【0004】また、使用される発泡ウレタン液における
発泡剤としては、従来、特定フロン(フロン11など)
が多く使用されていたが、特定フロンがオゾン層を破壊
し環境破壊を引き起こすため、HCFC−141b、H
CFC−22などの代替フロンなどの環境汚染の少ない
発泡剤に切替えられてきている。
【0005】サンドイッチ構造パネルは、2枚の塗装金
属板の間で発泡ウレタン液を発泡させて接着することに
よって得られ、発泡ウレタン層は、細かく均一に発泡し
ていることが、サンドイッチ構造パネルの外観上要求さ
れる。発泡ウレタン層に不均一な、大きなボイドがある
と、その部分が、凹んで外から歪に見える。この傾向
は、塗装金属板の厚さが薄くなるほどより顕著となる。
また、発泡ウレタン液における発泡剤が、代替フロンな
どの環境汚染の少ない発泡剤に切替えられることによ
り、発泡ウレタン層に不均一な、大きなボイドが発生し
やすくなってきている。また、このボイドの発生しやす
さは、温度が40℃を超えるような高温になるとより顕
著となる。
【0006】サンドイッチ構造パネルは、外観上の要求
が厳しくなってきており、本発明者らは、代替フロンの
ような、不均一な、大きなボイドを発生しやすい発泡剤
を用いた発泡ウレタン液を使用し、塗装金属板として厚
さが薄いものを使用し、且つ温度が40℃を超えるよう
な高温の場合においても、発泡ウレタン層の発泡程度の
均一性が高く、サンドイッチ構造パネルの外観に問題を
生じないサンドイッチ構造パネルを得るために、発泡ウ
レタンと接着する面の塗膜を形成する塗料として、特定
の塗料組成物を使用することを提案した(特願平8−1
04973号公報参照)。
【0007】その結果、上記問題はかなり改善された
が、発泡ウレタンと接着する面と反対面の塗膜の種類に
よって、発泡ウレタン層の発泡程度の均一性が異なり、
サンドイッチ構造パネルの外観に差ができることがあっ
た。
【0008】本発明者らは、その因果関係について検討
の結果、コイルコーティングされた塗装金属板は、通
常、コイル状に巻き取られるが、コイルの中心部の塗装
金属板がコイルの外側部の塗装金属板に比べて発泡ウレ
タン層の発泡程度の均一性に劣る傾向があることをつき
とめた。
【0009】
【課題を解決するための手段】塗装金属板をコイル状に
巻き取ると、帯状の塗装金属板の裏面と表面との両面の
塗膜が接するが、コイルの中心部は外側部より大きな圧
力がかかり、両面の塗膜が強く押しつけられる。本発明
者らは、このためコイルの中心部において、裏面側の塗
膜表面に表面の塗膜の成分が移行しやすく、その成分が
発泡ウレタン層の発泡程度の均一性を劣化させているも
のと考えた。
【0010】本発明者らは、発泡ウレタン層の発泡程度
の均一性を向上させて良好な外観のサンドイッチ構造パ
ネルを得るため、上記考えに基づき鋭意検討の結果、塗
装金属板において、裏面の最上層塗膜を形成する裏面用
塗料及び表面の最上層塗膜を形成する表面用塗料中の消
泡剤又はレベリング剤などの表面調整剤の種類及び量を
制限することによって上記目的を達成できることを見出
し本発明に到達した。
【0011】すなわち本発明は、金属板の片面に、必要
に応じてプライマ塗膜を介して、塗料固形分100重量
部に対して、表面調整剤として、固形分量で、溶解性パ
ラメータ(SP値)9.0以上のものを0〜3.0重量
部及びSP値9.0未満のものを0〜0.5重量部含有
する裏面用塗料からの硬化裏面塗膜を形成し、金属板の
もう一方の片面に、必要に応じてプライマ塗膜を介し
て、塗料固形分100重量部に対して、表面調整剤とし
て、固形分量で、SP値9.0以上のものを0.1〜
6.0重量部及びSP値9.0未満のものを0〜1.0
重量部含有する表面用塗料からの硬化表面塗膜を形成し
てなる両面塗装金属板2枚のそれぞれの硬化裏面塗膜を
対面させ、対面する該硬化裏面塗膜の間に、発泡ウレタ
ン液を流し込み発泡させて、2枚の塗装金属板を発泡ウ
レタン層にて接着させるサンドイッチ構造パネルの製造
方法であって、裏面用塗料および表面用塗料における表
面調整剤量が下記式(1)及び(2)を満足することを
特徴とするサンドイッチ構造パネルの製造方法を提供す
るものである。
【0012】 0.1≦A1 ≦(3.0−B1 )×2 (1) 0≦A2 ≦(0.5−B2 )×2 (2)
【0013】式中、A1 は表面用塗料中の塗料固形分1
00重量部に対するSP値9.0以上の表面調整剤の固
形分量、B1 は裏面用塗料中の塗料固形分100重量部
に対するSP値9.0以上の表面調整剤の固形分量、A
2 は表面用塗料中の塗料固形分100重量部に対するS
P値9.0未満の表面調整剤の固形分量、B2 は裏面用
塗料中の塗料固形分100重量部に対するSP値9.0
未満の表面調整剤の固形分量を表わす。
【0014】また本発明は、上記2枚の両面塗装金属板
の各硬化裏面塗膜の間に、発泡した発泡ウレタン層が、
該塗装金属板の各硬化裏面塗膜に接して形成されてなる
ことを特徴とするサンドイッチ構造パネルを提供するも
のである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明のサンドイッチ構造パネル
の製造方法において使用する塗装金属板の裏面用塗料に
ついて以下に説明する。
【0016】上記裏面用塗料は、塗装金属板の裏面の最
上層塗膜を形成する塗料であり、その樹脂成分として
は、従来公知の裏面用塗料として使用できる樹脂成分と
同様のものを挙げることができる。
【0017】裏面用塗料の樹脂成分の代表的なものとし
ては、水酸基含有樹脂(A)と架橋剤との組合せを挙げ
ることができ、この水酸基含有樹脂(A)と架橋剤
(B)との組合せの樹脂系について以下に説明する。
【0018】水酸基含有樹脂(A) 代表的な裏面用塗料の樹脂系における(A)成分である
水酸基含有樹脂は、水酸基価が40〜250mgKOH
/g、さらには60〜200mgKOH/gの樹脂であ
ることが好ましく、この樹脂は1種からなっていてもよ
いし、又は水酸基を含有する2種以上の樹脂混合物であ
ってもよい。
【0019】水酸基含有樹脂(A)の水酸基価が上記範
囲内にあることが、得られる塗膜の耐水性、耐食性、耐
薬品性などの点から好適である。
【0020】水酸基含有樹脂(A)の樹脂種は特に限定
されるものではないが、代表例として、例えばポリエス
テル樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂などの1種又は
これらの樹脂の2種以上の混合物を挙げることができ
る。
【0021】上記ポリエステル樹脂としては、オイルフ
リーポリエステル樹脂、油変性アルキド樹脂、これらの
樹脂の変性物、例えばウレタン変性ポリエステル樹脂、
ウレタン変性アルキド樹脂などのいずれであってもよ
く、通常、数平均分子量1000〜5000の範囲のも
のが好適に使用される。本発明において、数平均分子量
は、ゲル浸透クロマトグラフィ(GPC)によって、標
準ポリスチレンの検量線を用いて測定したものである。
【0022】上記オイルフリーポリエステル樹脂は、主
に多塩基酸と多価アルコールとのエステル化物であっ
て、多塩基酸としては、無水フタル酸、イソフタル酸、
テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸、フマル酸、無水
マレイン酸、テトラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ
無水フタル酸などから選ばれた1種以上の二塩基酸およ
びこれらの酸の低級アルキルエステル化物が主に用いら
れ、必要に応じて、安息香酸、クロトン酸、p−ter
t−ブチル安息香酸などの一塩基酸、無水トリメリット
酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、無水ピロメ
リット酸などの3価以上の多塩基酸などが用いられ、多
価アルコールとしては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、3−メチルペンタンジオ
ール、1,4−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジ
オールなどの二価アルコールが主に用いられ、必要に応
じて、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロ
ールプロパン、ペンタエリスリトールなどの3価以上の
多価アルコールを併用することができる。両成分のエス
テル化又はエステル交換反応は、従来公知の方法で行う
ことができる。酸成分としては、無水フタル酸、イソフ
タル酸、テレフタル酸、アジピン酸およびこれらの酸の
低級アルキルエステル化物が特に好適に用いられる。
【0023】上記アルキド樹脂は、上記オイルフリーポ
リエステル樹脂の酸成分およびアルコール成分に加え
て、油脂肪酸を公知の方法で反応せしめたものであっ
て、油脂肪酸としては、例えばヤシ油脂肪酸、大豆油脂
肪酸、アマニ油脂肪酸、サフラワー油脂肪酸、トール油
脂肪酸、脱水ヒマシ油脂肪酸、キリ油脂肪酸などが挙げ
られる。アルキド樹脂の油長は30%以下であることが
好ましい。
【0024】上記ウレタン変性ポリエステル樹脂は、上
記オイルフリーポリエステル樹脂、又は上記オイルフリ
ーポリエステル樹脂製造の際の、酸成分およびアルコー
ル成分を反応させて得られる低分子量のオイルフリーポ
リエステル樹脂を、ポリイソシアネート化合物と公知の
方法で反応せしめたものである。ウレタン変性アルキド
樹脂は、上記アルキド樹脂、又は上記アルキド樹脂製造
の際の各成分を反応させて得られる低分子量のアルキド
樹脂を、ポリイソシアネート化合物と公知の方法で反応
せしめたものである。ウレタン変性ポリエステル樹脂、
ウレタン変性アルキド樹脂を製造する際に使用するポリ
イソシアネート化合物としては、例えばヘキサメチレン
ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシ
リレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネート、
4,4′−ジフェニルメタンジイソシアネート、4,
4′−メチレンビス(シクロヘキシルイソシアネー
ト)、2,4,6−トリイソシアナトトルエンなどが挙
げられる。
【0025】前記エポキシ樹脂は、40〜250mgK
OH/gの水酸基価を有することが好ましく、1分子中
にエポキシ基を1個以上有する樹脂であり、通常、40
0〜4000、好ましくは800〜3000の数平均分
子量を有するものが適しており、特にポリフェノール化
合物とエピクロルヒドリンとの反応によって得られるも
のが好ましい。上記ポリフェノール化合物としては、例
えば、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2,2−プロ
パン、4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−エタン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−1,1−イソブタン、ビ
ス(4−ヒドロキシ−tert−ブチル−フェニル)−
2,2−プロパン、ビス(2−ヒドロキシナフチル)−
メタン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、ビス(2,
4−ジヒドロキシフェニル)メタン、テトラ(4−ヒド
ロキシフェニル)−1,1,2,2−エタン、4,4′
−ジヒドロキシジフェニルスルホン、フェノールノボラ
ック、クレゾールノボラックなどが挙げられる。上記エ
ポキシ樹脂は、ポリオール、ポリエーテルポリオール、
ポリエステルポリオール、ポリアミドアミン、ポリカル
ボン酸、ポリイソシアネート化合物などと一部反応させ
たものであってもよく、さらにまた、ε−カプロラクト
ン、アクリルモノマーなどをグラフト重合させたもので
あってもよい。
【0026】前記アクリル樹脂は、アクリル酸エステル
及びメタクリル酸エステルのうちの少なくとも1種を単
量体モノマー成分とする重合体樹脂であって、40〜2
50mgKOH/gの水酸基価を有することが好まし
く、通常、ヒドロキシル基含有モノマーを使用すること
によって水酸基を樹脂中に導入することができる。
【0027】上記アクリル酸エステル及びメタクリル酸
エステルとしては、例えば、2−ヒドロキシエチルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−
ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピルメタクリレート、4−ヒドロキシブチルアクリレー
ト、4−ヒドロキシブチルメタクリレートなどの、アク
リル酸又はメタクリル酸の炭素原子数1〜8個のヒドロ
キシアルキルエステル;メチルアクリレート、メチルメ
タクリレート、エチルアクリレート、エチルメタクリレ
ート、n−,i−又はt−ブチルアクリレート、n−,
i−又はt−ブチルメタアクリレート、ヘキシルアクリ
レート、ヘキシルメタクリレート、オクチルアクリレー
ト、オクチルメタクリレート、ラウリルアクリレート、
ラウリルメタクリレート、ステアリルアクリレート、ス
テアリルメタクリレート、シクロヘキシルアクリレー
ト、シクロヘキシルメタクリレート等の如きアクリル酸
又はメタクリル酸のCl−24個のアルキル又はシクロ
アルキルエステル類等を挙げることができる。
【0028】上記アクリル酸エステル又はメタクリル酸
エステルとの共重合に用いることができる単量体モノマ
ーとしては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、
イタコン酸、クロトン酸などの、α,β−エチレン性不
飽和カルボン酸;アクリルアミド、メタクリルアミド、
N−メチルアクリルアミド、N−エチルメタクリルアミ
ド、ジアセトンアクリルアミド、N−メチロールアクリ
ルアミド、N−メチロールメタクリルアミド、N−メト
キシメチルアクリルアミド、N−ブトキシメチルアクリ
ルアミドなどの、アクリルアミドもしくはメタクリルア
ミド又はこれらの誘導体;スチレン、ビニルトルエン、
α−メチルスチレンなどの芳香族ビニル単量体;プロピ
オン酸ビニル、酢酸ビニル、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、ビニルピバレート、ペオバモノマー(シ
ェル化学社製、分岐脂肪酸のビニルエステル)などの、
その他のビニル単量体を挙げることができる。
【0029】前記アクリル樹脂は、従来公知の、溶液重
合、塊状重合、乳化重合、懸濁重合などの重合方法にて
重合することにより得ることができる。アクリル樹脂
は、数平均分子量1000〜100000、好ましくは
2000〜50000の範囲であることが好適である。
【0030】前記水酸基含有樹脂(A)としては、なか
でも、水酸基価が40〜250mgKOH/gの水酸基
含有ポリエステル樹脂(A−1)と酸価5〜60mgK
OH/gで水酸基価40〜250mgKOH/gの水酸
基含有エポキシ樹脂(A−2)との樹脂混合物であり、
(A−1)/(A−2)の重量比が1/2〜17/2の
範囲内であるものが好ましい。
【0031】上記水酸基含有エポキシ樹脂(A−2)
は、エポキシ樹脂中のエポキシ基の一部に、例えば、コ
ハク酸、グルタル酸、マレイン酸、フマル酸、マロン
酸、アジピン酸、セバシン酸、スベリン酸、ドデカン二
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒ
ドロフタル酸、トリメリット酸、ピロメリット酸、トリ
メシン酸、メチルシクロヘキセントリカルボン酸、ナデ
ィック酸などのポリカルボン酸を反応させてカルボキシ
ル基を導入することによって得ることができる。
【0032】上記水酸基含有エポキシ樹脂(A−2)に
おいて、上記ポリカルボン酸と反応させるエポキシ樹脂
としては、芳香族エポキシ樹脂、なかでもビスフェノー
ルA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹
脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾール
ノボラック型エポキシ樹脂が好ましい。
【0033】前記水酸基含有樹脂(A)の一部として、
上記水酸基含有エポキシ樹脂(A−2)を使用すること
により、塗膜の機械的強度、耐溶剤性を向上でき、素地
および発泡ウレタン層との密着性を向上させることがで
き、且つ発泡ウレタン液による発泡の際に、発泡ウレタ
ン液が均一に展延し、得られる発泡ウレタン層の気泡の
大きさが均一となり、大きなボイドが発生されにくくな
るが、使用量が多すぎると塗膜が脆くなり加工性が低下
しやすくなる。
【0034】架橋剤(B) 代表的な裏面用塗料の樹脂系における(B)成分である
架橋剤は、上記水酸基含有樹脂(A)と反応して樹脂
(A)を硬化させることができるものであり、代表例と
して、アミノ樹脂、ブロック化ポリイソシアネート化合
物を挙げることができる。
【0035】上記アミノ樹脂としては、メラミン、尿
素、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン、ステログア
ナミン、スピログアナミン、ジシアンジアミド等のアミ
ノ成分とアルデヒドとの反応によって得られるメチロー
ル化アミノ樹脂が挙げられる。上記反応に用いられるア
ルデヒドとしては、ホルムアルデヒド、パラホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド、ベンツアルデヒド等が挙げ
られる。また、上記メチロール化アミノ樹脂を適当なア
ルコールによってエーテル化したものもアミノ樹脂とし
て使用できる。エーテル化に用いられるアルコールの例
としてはメチルアルコール、エチルアルコール、n−プ
ロピルアルコール、i−プロピルアルコール、n−ブチ
ルアルコール、i−ブチルアルコール、2−エチルブタ
ノール、2−エチルヘキサノールなどが挙げられる。
【0036】上記ブロック化ポリイソシアネート化合物
は、ポリイソシアネート化合物のフリーのイソシアネー
ト基をブロック化剤によってブロック化してなる化合物
である。
【0037】上記ブロック化する前のポリイソシアネー
ト化合物としては、例えばヘキサメチレンジイソシアネ
ートもしくはトリメチルヘキサメチレンジイソシアネー
トの如き脂肪族ジイソシアネート類;水素添加キシリレ
ンジイソシアネートもしくはイソホロンジイソシアネー
トの如き環状脂肪族ジイソシアネート類;トリレンジイ
ソシアネートもしくは4,4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネートの如き芳香族ジイソシアネート類の如き有
機ジイソシアネートそれ自体、またはこれらの各有機ジ
イソシアネートと多価アルコール、低分子量ポリエステ
ル樹脂もしくは水等との付加物、あるいは上記した如き
各有機ジイソシアネート同志の環化重合体、更にはイソ
シアネート・ビウレット体等が挙げられる。
【0038】上記イソシアネート基をブロックするブロ
ック化剤としては、例えばフェノール、クレゾール、キ
シレノールなどのフェノール系;ε−カプロラクタム;
δ−バレロラクタム、γ−ブチロラクタム、β−プロピ
オラクタムなどラクタム系;メタノール、エタノール、
n−又はi−プロピルアルコール、n−,i−又はt−
ブチルアルコール、エチレングリコールモノメチルエー
テル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレ
ングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、ベンジルアルコールなどのアルコール系;ホルムア
ミドキシム、アセトアルドキシム、アセトキシム、メチ
ルエチルケトキシム、ジアセチルモノオキシム、ベンゾ
フェノンオキシム、シクロヘキサンオキシムなどのオキ
シム系;マロン酸ジメチル、マロン酸ジエチル、アセト
酢酸エチル、アセト酢酸メチル、アセチルアセトンなど
の活性メチレン系などのブロック化剤を好適に使用する
ことができる。
【0039】上記ポリイソシアネート化合物と上記ブロ
ック化剤とを混合することによって容易に上記ポリイソ
シアネート化合物のフリーのイソシアネート基をブロッ
クすることができる。
【0040】架橋剤(B)は、1種の架橋剤からなって
いてもよいし、2種以上の架橋剤の混合物であってもよ
い。
【0041】上記裏面用塗料の樹脂系において、樹脂成
分100重量部中、水酸基含有樹脂(A)と架橋剤
(B)との配合量は、得られる塗膜の硬化性、塗膜の機
械的強度、耐溶剤性、発泡ウレタン層における均一な発
泡性などの点から下記範囲内にあることが好適である。 水酸基含有樹脂(A);75〜95重量部、さらには80〜90重量部、 架橋剤(B) ; 5〜25重量部、さらには10〜20重量部。
【0042】上記裏面用塗料は、上記樹脂成分以外に、
必要に応じて、顔料、塗料添加剤を含有する。
【0043】上記顔料としては、着色顔料、体質顔料、
防錆顔料、金属光沢顔料を挙げることができる。
【0044】上記着色顔料としては、例えば、チタン
白、アンチモン白、鉛白、一塩基性硫酸鉛などの白色顔
料;銅フタロシアニンブルー、無金属シアニンブルー、
インダスレンブルー、紺青、群青、コバルトブルーなど
の青色顔料;カーミンFB、ピラゾロンレッド、ペリノ
ンオレンジ、パーマネントレッド2B、レーキレッド
R、ボンマルーンライト、ボルドー10B、チオインジ
ゴボルドー、ボンマルーンL、ペリレンバーミリオン、
ペリレンスカーレット、ペリレンマルーン、ベンツイミ
ダゾロンオレンジ、べんがら、トルイジンレッド、γ型
キナクリドンレッドなどの赤色顔料;ファストイエロー
10G、シムライエロー4119、パーマネントイエロ
ーFGL、ベンツイミダゾロン、ジスアゾイエローAA
MX、クロモフタルイエロー3G、イルガジンイエロー
3RLTN、イルガジンイエロー2RLT、イルガジン
イエロー2GLT、ファストゲンスーパーイエローGR
OH、サンドリンイエロー6GL、アントラピリミジン
イエロー、パリオトルイエロー1070、イルガジンイ
エロー5GT、キノフタロンイエロー、イソインドリン
イエロー、黄鉛、チタン黄などの黄色顔料;シアニング
リーン、ブロム化グリーン、コバルト・クロムグリーン
などの緑系顔料;コバルトバイオレット、ジオキサジン
バイオレット、β型キナクリドンバイオレットなどの紫
系顔料;カーボンブラック、松煙、黒鉛、鉄黒などの黒
色顔料などを挙げることができる。
【0045】上記体質顔料としては、例えば、沈降性硫
酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸カルシウム、クレー、
タルク、石膏、シリカ、珪藻土、アルミナホワイト、マ
イカ粉などを挙げることができる。
【0046】上記防錆顔料としては、例えば、ジンクク
ロメート、ストロンチウムクロメート、カルシウムクロ
メート、鉛シアナミド、鉛酸カルシウム、リン酸亜鉛な
どが挙げられる。
【0047】上記金属光沢顔料としては、アルミニウム
粉、ブロンズ粉、銅粉、錫粉、亜鉛末、リン化鉄、真珠
光沢コーティング雲母粉、マイカ状酸化鉄などが挙げら
れる。
【0048】上記顔料は、発泡ウレタン層の均一発泡
性、塗膜強度などの点から、前記樹脂成分100重量部
に対して、通常、50〜200重量部配合することが好
ましく、80〜150重量部配合することがさらに好ま
しい。
【0049】上記裏面用塗料に配合できる塗料添加剤と
しては、消泡剤又はレベリング剤として働く表面調整
剤、潤滑剤、分散安定剤、増粘剤など種々のものを挙げ
ることができる。裏面用塗料に配合する表面調整剤は、
下記の条件を満足することが必要であり、表面調整剤以
外の塗料用添加剤としては、従来公知の裏面用塗料に使
用できる塗料添加剤を適宜使用することができる。
【0050】本発明方法において、上記裏面用塗料に配
合できる表面調整剤は、塗料固形分100重量部に対し
て、固形分量で、溶解性パラメータ(Solubility Param
eter、本発明においては、「SP値」と略記することが
ある)9.0以上、通常、9.0〜11.0のものを0
〜3.0重量部、好ましくは0〜1.5重量部含有し、
SP値9.0未満、通常、7以上で9.0未満のものを
0〜0.5重量部、好ましくは0〜0.1重量部含有す
る。裏面用塗料は、なかでも表面調整剤を全く含有しな
いものが特に好ましい。上記裏面用塗料の表面調整剤と
して、SP値が9.0以上のものの配合量が3重量部を
超えるとサンドイット構造パネル製造時における、発泡
ウレンタ層の発泡程度の均一性が低下し、また、SP値
が9.0未満のものの配合量が0.5重量部を超える
と、同様にサンドイッチ構造パネル製造時における、発
泡ウレタン層の発泡程度の均一性が低下する。
【0051】表面調整剤は、一般に、SP値が高くなる
と極性が強く、レベリング効果が大きくなり、一方、S
P値が低くなると極性が低く、消泡効果が大きくなる傾
向がある。
【0052】本発明において、「SP値」とは、濁点滴
定によって測定される値から下記のK,W,SUH、
J.M.CORBETTの式(Journal of Applied Pol
ymer Science, 12,2359,1968)によって計算した値を意
味するものとする。
【0053】
【数1】
【0054】上記濁点滴定においては、乾燥させた樹脂
組成物(表面調整剤の固形分)0.5gをアセトン10
ccに溶解し、このアセトン溶液にn−ヘキサンを加え
ていき、濁点でのn−ヘキサンの滴定量H(cc)を読
む。また同様に、上記アセトン溶液に脱イオン水を加え
ていき、濁点での脱イオン水の滴定量D(cc)を読
む。これらの滴定量から上記式において用いられる
H ,VD ,δH 及びδD を下記式により算出すること
ができる。ここで、VH はn−ヘキサンの容積分率、V
D は脱イオン水の容積分率を表す。また、各溶剤のSP
値は、アセトン:9.75、n−ヘキサン:7.24、
脱イオン水:28.43である。
【0055】VH =H/(10+H) VD =D/(10+D) δH =9.75×10/(10+H)+7.24×H/
(10+H) δD =9.75×10/(10+D)+23.43×D
/(10+D)
【0056】本発明方法に使用される裏面用塗料に配合
できる表面調整剤としては、通常塗料に使用できる、ア
クリル樹脂系、ビニル樹脂系、シリコン樹脂系、フッ素
樹脂系、アクリル/ビニル樹脂系、アクリル/ブタジエ
ン樹脂系、アクリル/ポリエーテル樹脂系、フッ素/ポ
リシロキサン樹脂系、ビニルアルキルエーテル系などの
消泡剤又はレベリング剤の中から選択して使用すること
ができるが、なかでもアクリル樹脂系のものを好適に使
用することができる。
【0057】本発明方法に使用される消泡剤又はレベリ
ング剤の好適なものの市販品として、例えば、ポリフロ
ー No.38、同 No.50E、同 No.75、同 No.77、
同 No.300、同 No.460、ポリフローS(以上、共
栄社化学(株)製);ディスパロンAP−30、同OX
−710、同1930、同1950、同L−1985、
同L−1986(以上、楠本化成(株)製);フローレ
ンAC−1190、同AC−2000(以上、共栄社化
成(株)製);BYK−051、BYK−052、BY
K−053、BYK−057、BYK−065、BYK
−066、BYK−070、BYK−141(以上、B
YKケミー社製)などを挙げることができる。
【0058】本発明組成物中に必要に応じて配合される
潤滑剤としては、具体的には、植物系ワックス、動物系
ワックス、鉱物系ワックス、石油系ワックス、脂肪酸エ
ステル系ワックスなどを挙げることができ、これらは1
種で、又は2種以上混合して使用することができる。
【0059】上記植物系ワックスとしては、カルナウバ
ロウ、綿ワックス、木ロウなどが挙げられ、動物系ワッ
クスとしては、ラノリンワックス、鯨ロウ、蜜ロウなど
が挙げられ、鉱物系ワックスとしては、オゾケライト、
モンタンワックスなどが挙げられ、石油系ワックスとし
ては、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワック
ス、流動パラフィンなどが挙げられ、脂肪酸エステル系
ワックスとしては、脂肪酸の蔗糖エステル、ポリグリセ
リンエーテルの脂肪酸エステル、脂肪酸アルキルエステ
ルなどを挙げることができる。これらのうち、ポリエチ
レンワッスクが特に好適である。これらのワックスは、
エマルション、溶剤分散型、溶液、固体微粉末のいずれ
の形態でも使用することができる。
【0060】上記潤滑剤は、前記樹脂成分100重量部
に対して、通常、0.5〜5重量部程度配合すること
が、発泡ウレタン液による発泡の際の、発泡ウレタン液
の均一展延性、発泡ウレタン層の気泡の大きさの均一
性、塗装金属板をコイル状に巻き取り際の巻き取り易さ
などの観点から好適である。
【0061】上記裏面用塗料は、使用する樹脂成分の形
態に応じて有機溶剤系であっても、水系であってもよ
い。
【0062】次に、本発明のサンドイッチ構造パネルの
製造方法において使用する表面用塗料について以下に説
明する。
【0063】上記表面用塗料は、塗装金属板の表の面の
最上層塗膜を形成する塗料であり、その樹脂成分として
は、従来公知の表面用塗料として使用できる樹脂成分と
同様のものを挙げることができる。塗装金属板の表の面
は、サンドイッチ構造パネルの外側面となるため、塗面
外観、塗膜硬度、耐傷つき性、その他、用途に応じて、
耐候性、耐汚染性、耐薬品性などが要求される。
【0064】上記表面用塗料の樹脂成分の代表的なもの
としては、例えば、ポリエステル樹脂系、シリコーン変
性ポリエステル樹脂系、アクリル樹脂系、フッ素樹脂
系、塩化ビニル樹脂系などを挙げることができる。なか
でも水酸基含有ポリエステル樹脂と架橋剤との組合せの
樹脂系のものを好適に使用することができる。
【0065】上記水酸基含有ポリエステル樹脂として
は、例えば、前記裏面用塗料における水酸基含有樹脂
(A)のひとつとして説明したポリエステル樹脂を挙げ
ることができる。また、この水酸基含有ポリエステル樹
脂と組合せる架橋剤としては、前記架橋剤(B)と同様
のものを使用することができる。
【0066】上記表面用塗料は、上記樹脂成分以外に消
泡剤又はレベリング剤として働く表面調整剤を必須成分
として含有する。上記表面調整剤の種類としては、前記
裏面用塗料に配合できる表面調整剤と同様のものを使用
することができる。
【0067】上記表面用塗料において、上記表面調整剤
は、塗料固形分100重量部に対して、固形分量で、S
P値9.0以上、通常9.0〜11.0のものを0.1
〜6.0重量部、好ましくは0.5〜3.0重量部、及
びSP値9.0未満、通常7.0以上で9.0未満のも
のを0〜1.0重量部、好ましくは0〜0.2重量部含
有する。上記表面調整剤として、SP値が9.0以上の
ものの配合量が6.0重量部を超えたり、またSP値が
9.0未満のものの配合量が1.0重量部を超えたりす
ると、塗装金属板がコイリングされたときに、表面調整
剤が硬化表面塗膜から硬化裏面塗膜に移行し、移行した
表面調整剤が、サンドイッチ構造パネル製造時におい
て、発泡ウレタン層の発泡程度の均一性を低下させやす
くなるという問題が発生する。またSP値が9.0以上
のものの配合量が0.1重量部未満になるとロールコー
タなどによる塗装時における塗料の消泡が十分でなく、
得られる塗面に泡による凹みやピンホールなどの塗膜欠
陥が発生しやすくなる。
【0068】表面用塗料は、上記樹脂成分及び表面調整
剤以外に、必要に応じて、顔料及び上記表面調整剤以外
の塗料添加剤を含有することができる。上記表面用塗料
に、必要に応じて含有させることができる顔料、及び上
記表面調整剤以外の塗料添加剤としては、前記裏面用塗
料に配合できる顔料、及び上記表面調整剤以外の塗料添
加剤と同様のものを使用することができる。
【0069】上記表面用塗料は、使用する樹脂成分の形
態に応じて有機溶剤系であっても、水系であってもよ
い。
【0070】一枚の塗装金属板において、コイリング時
に裏面塗膜と表面塗膜とは、かなりの圧力、例えば10
00〜5000kg/cm2 の圧力下で重なり合い、表
面塗膜を形成する上記表面用塗料と裏面塗膜を形成する
前記裏面用塗料とにおいて、両者の塗料は、下記式
(1)及び(2)の関係を満足することが必要である。
【0071】 0.1≦A1 ≦(3.0−B1 )×2 (1) 0≦A2 ≦(0.5−B2 )×2 (2)
【0072】式中、A1 は表面用塗料中の塗料固形分1
00重量部に対するSP値9.0以上の表面調整剤の固
形分量、B1 は裏面用塗料中の塗料固形分100重量部
に対するSP値9.0以上の表面調整剤の固形分量、A
2 は表面用塗料中の塗料固形分100重量部に対するS
P値9.0未満の表面調整剤の固形分量、B2 は裏面用
塗料中の塗料固形分100重量部に対するSP値9.0
未満の表面調整剤の固形分量を表わす。
【0073】上記式(1)において、A1 が(3.0−
1 )×2より大きくなると、また、上記式(2)にお
いて、A2 が(0.5−B2 )×2より大きくなると、
コイリング後の裏面塗膜表面における表面調整剤の量が
多くなるためと考えられるが、サインドイッチ構造パネ
ル製造時における発泡ウレタン層の発泡程度の均一性が
低下する。
【0074】以下に、前記裏面用塗料及び表面用塗料を
用いてサンドイッチ構造パネルを製造する方法について
説明する。
【0075】上記サンドイッチ構造パネルは、2枚の塗
装金属板がその間に存在する発泡ウレタン層によって接
着された構造を有しており、2枚の塗装金属板の間に発
泡ウレタン液を流し込み発泡させて、2枚の塗装金属板
を発泡ウレタン層にて接着させることによって得ること
ができる。通常、間隔を開けて平行に配置した2枚の塗
装金属板の間に発泡ウレタン液を流し込むか、塗装金属
板の上に発泡ウレタン液を流し入れた後に、その上にも
う一枚の塗装金属板を載せて発泡させることによって得
ることができる。発泡ウレタン層に接着する面は、2枚
の塗装金属板のそれぞれの硬化裏面塗膜面である。
【0076】上記塗装金属板の基材である金属板として
は、鋼板、アルミニウム板、銅板、ターンシート、ステ
ンレス鋼板、錫メッキ鋼板、アルミニウムメッキ鋼板、
亜鉛系メッキ鋼板などを挙げることができる。これらの
うち、耐食性、加工性、コスト、機械的強度、塗装性な
どの観点から亜鉛系メッキ鋼板が特に好適である。
【0077】上記亜鉛系メッキ鋼板としては、溶融亜鉛
メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、鉄−亜鉛合金メッキ
鋼板、ニッケル−亜鉛合金メッキ鋼板、アルミニウム−
亜鉛合金メッキ鋼板(例えば「ガルバリウム」、「ガル
ファン」という商品名のメッキ鋼板)などを挙げること
ができる。上記金属板は、塗装性や耐食性の向上などの
ために、リン酸亜鉛などのリン酸塩処理、クロメート処
理、複合酸化膜処理などの化成処理を施したものであっ
てもよい。
【0078】上記金属板の片面に、直接に、又はプライ
マ塗膜を介して、前記裏面用塗料を塗装し、もう一方の
面に、直接に、又はプライマ塗膜を介して、前記表面用
塗料を塗装することによって本発明方法に使用する両面
塗装金属板を得ることができる。プライマとしては、エ
ポキシ樹脂系、ポリエステル樹脂系、アクリル樹脂系、
及びこれらの変性プライマなどを挙げることができる。
プライマ塗膜を形成する場合、プライマ塗膜の膜厚は、
特に限定されるものではないが、通常1〜15μm、好
ましくは2〜8μmの範囲である。
【0079】前記裏面用塗料及び表面用塗料の塗装方法
は、カーテンフロー塗装、ロール塗装、浸漬塗装及びス
プレー塗装などが可能であり、通常、乾燥塗膜の膜厚が
3〜30μmの範囲となるように塗装される。また、上
記塗料の硬化条件は、塗料が硬化する条件であればよ
く、適宜設定することができる。コイルコーティングす
るプレコート塗装分野において焼付け硬化させる場合に
は、通常、素材到達最高温度が160〜260℃となる
条件で15〜90秒間、特に180〜230℃で20〜
70秒間の範囲の焼付け条件が好適である。
【0080】上記のようにして作成した2枚の両面塗装
金属板のそれぞれの裏面塗膜面の間に、発泡ウレタン液
を流し込み発泡させて、2枚の塗装金属板を発泡ウレタ
ン層にて接着させることによって目的とするサンドイッ
チ構造パネルを得ることができる。発泡は適当なガス抜
き穴を設けた密封状態で行うことによって良好な発泡ウ
レタン層とすることができる。上記両面塗装金属板は、
必要に応じてエンボス加工などの加工を施したものであ
ってもよい。
【0081】発泡ウレタン液としては、サンドイッチ構
造パネルを製造する際に使用されるウレタン発泡剤であ
れば特に制限なく使用することができ、一般に、ポリオ
ールレジンと発泡剤との混合液とイソシアネート化合物
との2液型のものが一般的である。発泡ウレタン液の発
泡剤としては、従来、フロン11などの特定フロンが多
く用いられていたが、オゾン層破壊の問題があるため、
HCFC−141b、HCFC−22、HFC−245
fa、HFC−236ea、HFC−245ca、HF
C−356mff、HFC−134aなどの代替フロン
や次世代フロン、水発泡炭酸ガス、液化炭酸ガスなど環
境汚染の少ない発泡剤に切り替えられたり、切り替えの
ための検討が進められている。
【0082】発泡ウレタン液の市販品としては、例え
ば、東洋ゴム工業(株)製の、ソフランR900番シリ
ーズなどを挙げることができる。
【0083】発泡ウレタン液の発泡条件は、特に限定さ
れるものではなく、発泡ウレタン液の種類、サンドイッ
チ構造パネルの形状、塗装金属板の板厚などに応じて適
宜設定すればよいが、例えば、発泡剤層の厚さ100m
mで800×1700mm程度の大きさのサンドイッチ
構造パネルを製造する場合には、通常、発泡ウレタン液
の吐出量10〜100kg/分、発泡圧力1000〜3
000kg/m2 、硬化条件25〜50℃で5分〜1時
間の条件で行われる。
【0084】上記のようにして、前記2枚の両面塗装金
属板の各硬化裏面塗膜の間に、発泡した発泡ウレタン層
が、該塗装金属板の各硬化裏面塗膜に接して形成されて
なるサンドイッチ構造パネルを得ることができる。本発
明方法によって得られるサンドイッチ構造パネルは、外
観上、凹みなどの欠陥がなく、断熱性、防音性などに優
れたものである。
【0085】
【実施例】本発明を実施例によりさらに具体的に説明す
る。以下、「部」及び「%」は、いずれも重量基準によ
るものとする。
【0086】裏面用塗料の製造 製造例1 ベッコライト46−118(大日本インキ化学工業
(株)製、水酸基価115、樹脂酸価6のオイルフリー
ポリエステル樹脂の樹脂溶液、固形分60%)133部
及びユーバン20SE60(三井東圧化学(株)製、ブ
チルエーテル化メラミン樹脂溶液、固形分60%)33
部の樹脂混合物中にソルベッソ100(エッソ石油社
製、高沸点石油系溶剤)30部及びブタノール5部を混
合してなる溶液中に、チタン白JR−701(テイカ
(株)製、チタン白顔料)79部、カーボンブラック顔
料1部、ストロンチウムクロメート顔料20部、沈降性
硫酸バリウム30部を顔料分散させ、ハイフラットTE
−10P−K−5(岐阜セラック製造所製、ポリエチレ
ン微粒子のアルコール分散液、固形分10%)の15部
を加え、さらにサイリシア445(富士シリシア(株)
製、シリカ微粉末)9部を配合して光沢調整を行い、裏
面用塗料ベースAを得た。
【0087】製造例2 エピコート1007(油化シェルエポキシ(株)製、ビ
スフェノールA型エポキシ樹脂、この樹脂は、水酸基価
約280、数平均分子量2900、エポキシ当量約22
50を有する)に無水トリメリット酸を付加反応させて
なる、水酸基価約190、酸価約40の高酸価エポキシ
樹脂の固形分40%のメチルエチルケトン溶液75部、
固形分60%ベッコライト46−118の92部及び固
形分60%ユーバン20SE60の25部の樹脂混合物
中にソルベッソ100の20部及びブタノール5部を混
合してなる溶液中に、チタン白JR−701の61部、
カーボンブラック顔料0.8部、ストロンチウムクロメ
ート顔料15部、沈降性硫酸バリウム23部を顔料分散
させ、固形分10%ハイフラットTE−10P−K−5
の15部を加え、さらにサンドイッチ445を8部配合
して光沢調整を行い、裏面用塗料ベースBを得た。
【0088】上記製造例1又は2で得た裏面用塗料ベー
スA又は裏面用塗料ベースBに、後記表1に示すよう
に、表面調整剤を配合し、均一に混合して各裏面用塗料
を作成して実施例又は比較例に供した。
【0089】表面用塗料の製造 製造例3 アルマテックスP−647BC(三井東圧化学(株)
製、水酸基価35、樹脂酸価約5のポリエステル樹脂溶
液、固形分60%)133部およびユーバン20SE6
0の33部の樹脂混合物中にソルベット100(エッソ
石油社製、高沸点石油系溶剤)30部およびブタノール
5部を混合してなる溶液中にチタン白JR−701の1
00部を顔料分散させ、ハイフラットTE−10P−K
−5を2部加え、さらにサイリシア445を6部配合し
て光沢調整を行い、表面用塗料ベースXを得た。
【0090】製造例4 製造例3において、33部のユーバン20SE60のか
わりにサイメル303(三井サイテック(株)製、メチ
ルエーテル化メラミン樹脂液、固形分約98%)15部
を使用し、さらにNacure5225(ネイキュア5225、米
国 キング・インダストリイズ社製、ドデシルベンゼン
スルホン酸のアミン中和物溶液、有効成分約25%、硬
化触媒)1部を配合する以外は製造例3と同様に行い表
面用塗料ベースYを得た。
【0091】上記製造例3又は4で得た表面用塗料ベー
スX又は表面用塗料ベースYに、後記表1に示すよう
に、表面調整剤を配合し、均一に混合して各表面用塗料
を作成して実施例又は比較例に供した。
【0092】実施例1〜18および比較例1〜8 後記表1に示すように、裏面用塗料ベースに表面調整剤
を配合した又は配合していない裏面用塗料及び表面用塗
料ベースに表面調整剤を配合した又は配合していない表
面用塗料を使用して下記方法により塗装金属板を作成し
た。さらに得られた塗装金属板を用いてサンドイッチ構
造パネルを製造した。表1において、表面調整剤の配合
量は、塗料固形分100重量部に対する表面調整剤の固
形分配合量である。
【0093】表1において、表面調整剤の種類は、下記
のとおりである。 a:共栄社化学(株)製の表面調整剤、商品名「ポリフ
ロー38」、SP値9.3 。 b:共栄社化学(株)製の表面調整剤、商品名「ポリフ
ロー50E」、SP値9.7 。 c:共栄社化学(株)製の表面調整剤、商品名「フロー
レンAC−2000」、SP値8.8。 d:楠本化成(株)製の表面調整剤、商品名「ディスパ
ロンL−1982」、SP値8.8。
【0094】塗装金属板の作成方法 塗布型クロメート処理を施した0.27×800×17
00mmの溶融亜鉛メッキ鋼板の片面にエポキシ系プラ
イマを塗装して膜厚約3μmのプライマ塗膜を形成し
た。この鋼板の反対面に裏面用塗料を塗装し、素材到達
最高温度215℃、焼付け時間25秒の条件で焼付けを
行い、ついでこの鋼板のプライマ塗装面上にリバースロ
ールコート法により表面用塗料を塗装し、素材到達最高
温度220℃、焼付け時間40秒の条件で焼付けを行っ
て裏面塗膜及び表面塗膜を有する両面塗装金属板を得
た。また実施例2及び実施例15においては、両面にそ
れぞれ膜厚約3μmのプライマ塗膜を形成した鋼板を使
用し、裏面塗膜もプライマ塗膜上に形成する以外は上記
と同様の条件にて塗装を行い、両面塗装金属板を得た。
得られた両面塗装金属板について下記試験方法に基づい
てウレタン発泡試験、表面塗膜外観など、各種試験を行
った。試験結果を後記表1に示す。
【0095】試験方法 (1)ウレタン発泡試験:0.27×800×1700
mmの両面塗装金属板の3枚を、表面塗膜が上向きにな
り、裏面塗膜が表面塗膜と接するように重ね合せ、30
00kg/cm2 の圧力下にて40℃の室内で2週間静
置した。ついで、重ね合せた3枚の塗装金属板のうちの
上の2枚(裏面塗膜が表面塗膜と接していた塗装金属
板)を取り出し、この2枚の塗装金属板の裏面塗膜面が
内側となって面し、2枚の塗装金属板の間隔が100m
mとなるように型枠の上下に平行に嵌め込み、この2枚
の塗装金属板内面と型枠内面とで100×(800×1
700)mmの空間を形成し、固定した。型枠には1箇
所だけこの空間内部に発泡ウレタン液を注入するための
注入孔が設けられている。
【0096】ソフランR900(東洋ゴム工業(株)
製、フロン141bを発泡剤とする2液型発泡ウレタン
液)を使用し、フリー発泡密度はHCFC−25kg/
3 (約50倍の体積に発泡)、ライズタイム(発泡開
始から発泡終了までの所要時間)3分間の条件で、高圧
発泡機でのスムースフローにより上記注入孔から発泡ウ
レタン液の注入を行った。発泡ウレタン液の吐出量は5
0kg/分、硬化条件は40℃で15分間として発泡ウ
レタン層を形成した。
【0097】上記発泡ウレタン層を形成した後、サンド
イッチ構造パネルを型枠から取り外し、発泡ウレタン層
を塗装金属板から手ではがし下側の塗装金属板の、発泡
ウレタン液の原液散布面及び発泡ウレタン液のフォーム
移動面における大きなボイドの有無及び程度を下記基準
により評価した。 ◎:大きなボイドが認められない、 ○:大きなボイドが認められるが、その面積は10%未
満である、 △:大きなボイドが認められ、その面積は10%以上、
50%未満である、 ×:大きなボイドが認められ、その面積は50%以上で
ある。
【0098】また塗装金属板への発泡ウレタン層の付着
性を、塗装金属板を発泡ウレタン層から手ではがした時
の、塗装金属板への発泡ウレタン層の残存状態の程度に
より下記基準に従って評価した。 ◎:剥離した塗装金属板全面に発泡ウレタン層が付着、 △:剥離した塗装金属板の一部に塗装金属板が露出、 ×:剥離した塗装金属板の全面に塗装金属板が露出。 (2)表面塗膜外観:両面塗装金属板の表面塗膜の外観
を目視にて評価した。 ○:表面塗膜に凹み、ピンホールなどの塗膜欠陥がなく
良好、 ×:表面塗膜に凹み又はピンホールが認められる。
【0099】
【表1】
【0100】
【表2】
【0101】
【発明の効果】本発明方法において、サンドイッチ構造
パネル製造に使用される両面塗装金属板は、コイリング
された後の塗装金属板であっても、発泡ウレタン液と接
触する塗装金属板の裏面表面はウレタン発泡剤層の均一
な発泡性に優れている。したがって、サンドイッチ構造
パネル製造の際のウレタン発泡剤の発泡において、代替
フロンのような、不均一な、大きなボイドを発生しやす
い発泡剤を用いたウレタン発泡剤を使用し、且つ発泡時
の温度が40℃を超えるような高温の場合においても、
ウレタン発泡剤層の発泡程度を均一にすることができ、
その結果、塗装金属板として厚さが薄いものを使用した
場合においても外観、強度、加工性などに問題がないサ
ンドイッチ構造パネルを得ることができる。本発明によ
るサンドイッチ構造パネルは、代替フロンのような環境
汚染の少ない発泡剤を用いたウレタン発泡剤によっても
得ることができるので環境保全の面からも好ましいもの
である。また本発明によるサンドイッチ構造パネルは、
断熱性、防音性などに優れており、工場や家屋などの建
築物の屋根材や壁材、冷凍庫、雨戸、冷蔵庫などに好適
に使用することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石野 政治 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 澤田 悟 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内 (72)発明者 岩田 武郎 大阪府大阪市西区江戸堀1丁目17番18号 東洋ゴム工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の片面に、必要に応じてプライマ
    塗膜を介して、塗料固形分100重量部に対して、表面
    調整剤として、固形分量で、溶解性パラメータ(SP
    値)9.0以上のものを0〜3.0重量部及びSP値
    9.0未満のものを0〜0.5重量部含有する裏面用塗
    料からの硬化裏面塗膜を形成し、金属板のもう一方の片
    面に、必要に応じてプライマ塗膜を介して、塗料固形分
    100重量部に対して、表面調整剤として、固形分量
    で、SP値9.0以上のものを0.1〜6.0重量部及
    びSP値9.0未満のものを0〜1.0重量部含有する
    表面用塗料からの硬化表面塗膜を形成してなる両面塗装
    金属板2枚のそれぞれの硬化裏面塗膜を対面させ、対面
    する該硬化裏面塗膜の間に、発泡ウレタン液を流し込み
    発泡させて、2枚の塗装金属板を発泡ウレタン層にて接
    着させるサンドイッチ構造パネルの製造方法であって、
    裏面用塗料および表面用塗料における表面調整剤量が下
    記式(1)及び(2)を満足することを特徴とするサン
    ドイッチ構造パネルの製造方法。 0.1≦A1 ≦(3.0−B1 )×2 (1) 0≦A2 ≦(0.5−B2 )×2 (2) 式中、A1 は表面用塗料中の塗料固形分100重量部に
    対するSP値9.0以上の表面調整剤の固形分量、B1
    は裏面用塗料中の塗料固形分100重量部に対するSP
    値9.0以上の表面調整剤の固形分量、A2 は表面用塗
    料中の塗料固形分100重量部に対するSP値9.0未
    満の表面調整剤の固形分量、B2 は裏面用塗料中の塗料
    固形分100重量部に対するSP値9.0未満の表面調
    整剤の固形分量を表わす。
  2. 【請求項2】 裏面用塗料が、(A)水酸基価が40〜
    250mgKOH/gの水酸基含有樹脂75〜95重量
    部および(B)架橋剤5〜25重量部を樹脂成分とし、
    該樹脂成分100重量部に対して、顔料を50〜200
    重量部及び潤滑剤を0.5〜5重量部含有する塗料であ
    ることを特徴とする請求項1記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 表面用塗料が、水酸基含有ポリエステル
    樹脂及び架橋剤を樹脂成分とする塗料であることを特徴
    とする請求項1記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 裏面用塗料が、消泡剤及びレベリング剤
    のいずれも含有しない塗料である請求項1又は2に記載
    の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の2枚の両面塗装金属板の
    各硬化裏面塗膜の間に、発泡した発泡ウレタン層が、該
    塗装金属板の各硬化裏面塗膜に接して形成されてなるこ
    とを特徴とするサンドイッチ構造パネル。
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