JPH11339581A - 開閉器 - Google Patents

開閉器

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JPH11339581A
JPH11339581A JP14177898A JP14177898A JPH11339581A JP H11339581 A JPH11339581 A JP H11339581A JP 14177898 A JP14177898 A JP 14177898A JP 14177898 A JP14177898 A JP 14177898A JP H11339581 A JPH11339581 A JP H11339581A
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JP
Japan
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arc
fixed contact
extinguishing
piece
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JP14177898A
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Inventor
Sadajiro Mori
貞次郎 森
Tatsuya Hayashi
龍也 林
Toshihiro Isaji
敏博 伊佐治
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、遮断性能が優れた開閉器の提供を
目的とする。 【解決手段】 固定接点を有する固定接触子と、前記固
定接点に接離させる可動接点を有する可動接触子と、前
記固定接点と可動接点の間に発生するアークを消弧する
消弧曲片を有する金属消弧板と、前記固定接触子に設け
られたアークランナとを備えた開閉器において、上記消
弧曲片の幅と前記アークランナの幅とが異なるように構
成されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流を開閉する開
閉器に関し、特にその消弧機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14は、例えば特公平2−6170号
公報に示された従来の開閉器の部分断面図である。図1
4中の符号1は樹脂で形成された取り付け台、2はこの
取り付け台1に設置されケイ素鋼板が積層された固定鉄
心、3は固定鉄心2に対向配置されケイ素鋼板が積層さ
れた可動鉄心、4は可動鉄心3と固定鉄心2とを引き外
しばね(図示せず)に抗して吸着させる駆動力を付与す
る操作コイル、5は樹脂で成形され角窓を有するクロス
バーで、その下端では可動鉄心3を保持している。又、
符号6は上記クロスバー5の角窓に挿入されて押しばね
7により保持されている可動接触子、6Aは可動接触子
6に接合された可動接点、8は上記可動接点6Aと接離
する固定接点8Aが接合された固定接触子、8Cはこの
固定接触子8の端子部を示す。又、符号9は開閉器本体
を外部回路と接続するための端子ねじ、10は固定接触
子8を取り付けるベ−ス、11はア−クカバー、12は
接点間に発生するア−クである。
【0003】次に動作について説明する。操作コイル4
に流れる電流を遮断すると、図示されていない引き外し
ばねにより可動鉄心3が固定鉄心2より引き離され、可
動接点6Aが固定接点8Aから離れ、可動接点6Aと固
定接点8Aとの間にア−ク12が発生する。このアーク
12は交流電流の電流零点で消滅し、電流が遮断され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14に示
された従来の開閉器では、図に示すように、可動接触子
6に流れる電流が作る磁場による駆動力F2と固定接触
子8に流れる電流が作る磁場による駆動力F1とがほぼ
等しくなり、可動接点6Aと固定接点8Aとの間に発生
するアークが遮断完了されるまで可動接点6Aと固定接
点8Aとの間に形成されたままとなるので、そこでの接
点消耗が甚だ多いという問題があった。又、このような
状態下ではアークが十分に冷却されないので、遮断性能
が著しく劣るという問題もあった。
【0005】このような問題点を改善するため、図15
に示すような改良型開閉器(特公平2−6170参照)
が提案されている。この改良型開閉器では、図16に示
すように、固定接触子8に当該固定接触子の延在部分の
一部を切り起こして形成された切り起こしアークランナ
8B(以下、単にアークランナともいう)が、図15に
示すように、可動接点6A側へ向けて突出するように設
けられている。
【0006】再び図16において、図中の符号8Bは切
り起こされたアークランナ、8Dは切り起こされたアー
クランナ8Bが抜けた跡の固定接触子8の延在部分に残
された切り欠き部、8Eはアークランナ8Bの近傍の切
り欠き部8Dの両側に形成される固定接触子8の電流流
通部である。図示のように、固定接触子8の端子部8C
からアーク12へと流入する電流Iは、アークランナ8
の切り欠き部8Dの両側に細く残された固定接触子8の
延在部分である2つの電流流通部8Eに分かれて流れ
る。この電流を符号I1Aと符号I1Bとで示す。この
電流I1Aと電流I1Bとが固定接点8A上に形成され
たアーク12へと流入する。一方の電流I1Aが作る磁
場によるアーク駆動力が図示のF1A、他方の電流I1
Bが作る磁場によるアーク駆動力が図示のF1Bであ
り、これらの合力が図示のF1である。このように、接
点間に発生したアーク12には電流I1AとI1Bとが
流入するので、固定接触子8に流れる電流が作る磁場に
よるアーク駆動力F1は、可動接触子6に流れる電流が
作る磁場によるアーク駆動力F2より小さくなる。従っ
て、アーク12はアークランナ8B側へと駆動され、図
17に示すようにアーク12はアークランナ8Bに転移
する。
【0007】転移後のアーク12は、アークランナ8B
に流れる電流が作る磁場によって駆動され、アークラン
ナ8B上を走行しつつ、遂には電流が遮断される。この
ようにアーク12が走行すると、アーク12が周囲の空
気とアークランナ8Bとによって冷却されるので遮断性
能は向上するが、しかし、アーク12の冷却はなお不十
分であるので、遮断電流が大きくなると、遮断不能を起
こしてしまう。
【0008】この遮断性能を高めるため、図18に示す
ように、消弧直片13Gが形成された鉄板製の金属消弧
板13が設けられていた。図19はこの消弧直片13G
を有する金属消弧板13の斜視図である。再び図18に
おいて、接点間に発生したアーク12は、金属消弧板1
3の消弧直片13Gに吸引されて図示の12Aのように
なり、消弧直片13Gに至って2つのアーク12Bとア
ーク12Cとに分断される。このアーク12Bとアーク
12Cとは消弧直片13G及び金属消弧板13に熱を奪
われて冷却されるので、遮断性能は向上するが、しか
し、この改良型開閉器では、消弧直片13Gの幅とアー
クランナ8Bとの幅が同等に形成されている上、アーク
12Cの一端が消弧直片13Gの下端エッジに形成され
てしまうので、大きな遮断性能の向上が得られなかっ
た。
【0009】そこで、更に工夫された特公平5−860
09号公報に示された再改良型開閉器が提案されてい
る。この再改良型開閉器の構造を図20に示す。この再
改良型開閉器では、消弧直片13Gの下端部が折り返さ
れて従来の下端エッジがUターンして反対方向へ逃がさ
れ、滑らかな曲面部の外面にアーク12Cの一方の足が
転移するように形成されている。以下、この曲面部が形
成された消弧片を消弧曲片13Bという。図21はこの
消弧曲片13Bが形成された金属消弧板13の斜視図で
ある。図21において、アーク12Cの一端は金属消弧
板13の消弧曲片13Bに形成されて、電流が遮断され
る。この場合、アーク12Cの一端が消弧曲片13Bに
おいて、表面電界強度が低い滑らかな曲面部分に形成さ
れるので、図18に示す従前の開閉器と較べると、小電
流の遮断についてはそれなりの遮断性能が得られるが、
大電流の遮断については遮断性能が不足し、遮断不能の
事態が多々発生していた。
【0010】そこで、大電流に対する遮断性能を高める
ためには、図15に示すアークランナと図20に示す消
弧曲片13Bが形成された金属消弧板13の両方を用い
ることが考えられる。その構成を図22に示す。又、消
弧曲片13Bを有する金属消弧板13とアークランナ8
Bとの構成の斜視図を図23に示す。しかし、これでも
なお、弧曲片13Bの幅とアークランナ8Bとの幅が同
等に形成されている限り、この図23に示すようにアー
ク12Cの足は、消弧曲片13Bの滑らかな曲面部分で
ある下端エッジ13Gとアークランナのエッジ8Fとに
形成されるので、優れた遮断性能を得ることができな
い。本発明は、かかる問題を解決し、遮断性能に優れた
開閉器の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、研究と実験と
を重ねて来た結果、上記でも度々言及してきたように、
消弧直片13Gや消弧曲片13B等の幅とアークランナ
8Bの幅とが同等に形成されていることが遮断性能アッ
プの大きな阻害要因の一つであることを見出したことに
基づくものである。
【0012】請求項1の発明は、固定接点を有する固定
接触子と、固定接点に接離させる可動接点を有する可動
接触子と、固定接点と可動接点の間に発生するアークを
消弧する消弧曲片を有する金属消弧板と、固定接触子に
設けられたアークランナとを備えた開閉器において、消
弧曲片の幅とアークランナの幅とが異なるように構成さ
れたことを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の開閉
器において、消弧曲片の幅が前記アークランナの幅より
大きくなるように構成されたことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項1に記載の開閉
器において、消弧曲片の幅が前記アークランナの幅より
小さくなるように構成されたことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかに記載の開閉器において、金属消弧板にホッ
トガスを逃がす抜け穴が設けられたことを特徴とする。
【0016】請求項5の発明は、請求項1乃至請求項3
のいずれかに記載の開閉器において、固定接触子には当
該固定接触子に生ずるアーク駆動力を低減させる段差部
が設けられたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1は、
請求項1の発明の一形態である請求項2の発明の実施形
態を示すもので、固定接点8Aを有する固定接触子8
と、固定接点8Aに接離させる可動接点6Aを有する可
動接触子6と、固定接点8Aと可動接点6Aとの間に発
生するアーク12を消弧する消弧曲片13Bを有する金
属消弧板13と、固定接触子8に設けられたアークラン
ナ8Bとを備えた開閉器において、消弧曲片13Bの幅
をアークランナ8Bの幅より大きく形成することで、両
者の幅を異ならしめたものである。以下、これを詳述す
る。尚、図示14乃至図23と共通若しくは相応する部
分には同一符号を用い、その説明を省略する。
【0018】図1において、金属消弧板13の消弧曲片
13Bは、その下端部が金属消弧板13の外側方向へ向
けて滑らかな曲面を描くようにU字状に折り返された形
状に形成されている。他方、固定接触子8のアークラン
ナ8Bは、固定接触子8の帯状に延在させられている幅
中央の一部が、長さ方向に倒L字状に切り起こされ、固
定子接触子8の延在部分よりは可動接点6Aに近い高さ
位置を保ちつつ、この例では、固定接触子8とほぼ平行
に延在するよう形成されている。このアークランナ8B
の延在先端側の上方に、上記消弧曲片13BのU字状の
曲面部が位置するように設定されている。そして、この
金属消弧板13の消弧曲片13Bの幅、即ちU字状の曲
面部の底の幅W1が、アークランナ8Bの幅W2より大
きくなるように構成されている。
【0019】このように構成すると、アーク12Cの一
端、即ち一方の足がアークランナ8Bのエッジ部8Fに
形成されたとしても、アーク12Cの他端、即ち他方の
足が消弧曲片13Bの滑らかな曲面部である低電界部に
形成されるので、従来に較べ格段に優れた遮断性能が得
られる。又、この実施形態では、アーク12が最終的に
形成される位置が幅の小さいアークランナ8B位置に限
定されて、アーク12の発生から消弧されるまで、消弧
室の中央部にアーク12の移動範囲が限定されるので、
消弧室側璧から離れた位置にアーク12を限定的に止め
ることができ、遮断時におけるアーク熱による消弧室側
璧の熱損傷を低減することができる。従って又、繰り返
し開閉寿命を伸長できる。
【0020】実施の形態2.実施の形態2は、請求項1
の発明の今一つの実施の形態である請求項3の発明の実
施形態を示すもので、固定接点8Aを有する固定接触子
8と、固定接点8Aに接離させる可動接点6Aを有する
可動接触子6と、固定接点8Aと可動接点6Aの間に発
生するアーク12を消弧する消弧曲片13Bを有する金
属消弧板13と、固定接触子8に設けられたアークラン
ナ8Bとを備えた開閉器において、消弧曲片13Bの幅
が前記アークランナ8Bの幅より小さくなるように形成
することで、両者の幅を異ならしめたものである。以
下、これを詳述する。尚、上記実施形態と共通若しくは
相応する部分には同一符号を用い、その説明を省略す
る。
【0021】図2において、金属消弧板13の下端が折
り返されて消弧曲片13Bが設けられていることや、固
定接触子8に切り起こされたアークランナ8B等が設け
られていることを始とする全体の構成は、上記実施の形
態1と同様である。異なるのは、消弧曲片の幅がアーク
ランナの幅より小さく形成して、両者の幅を異ならしめ
ていることである。
【0022】このように、消弧曲片13Bの幅W1をア
ークランナ8Bの幅W2より小さく構成すると、仮に、
アーク12Cの一端が消弧曲片13Bのエッジ部に形成
されたとしても、アーク12Cの他端がアークランナ8
Bの平らな平坦部である低電界部に形成されるので、従
来に較べて格段に優れた遮断性能が得られる。又、この
実施形態においても、アーク12が最終的に形成される
位置が幅の小さい消弧曲片13Bの曲面部の位置に限定
されて、アーク12の発生から消弧されるまで、消弧室
の中央部にアーク12の移動範囲が限定されるので、消
弧室側璧から離れた位置にアーク12を限定的に止める
ことができ、遮断時におけるアーク熱による消弧室側璧
の熱損傷を大幅に低減することができる。従って又、繰
り返し開閉寿命を伸長できる。
【0023】実施の形態3.実施の形態3は、請求項1
の発明において、金属消弧板13にホットガスを逃がす
抜け穴を設けた構成のものである。図3は、この実施形
態を示すもので、請求項2の発明の実施形態で示した図
1における金属消弧板13の例において、この金属消弧
板13に抜け穴13Hを設けたものである。尚、上記実
施の形態と共通若しくは相応する部分には同一符号を用
い、その説明を省略する。
【0024】図3において、図示の例では、アークによ
って加熱されたホットガスが速やかに逃げ出すに最も最
適な位置として、金属消弧板13の消弧曲片13Bより
上方の部位に抜け穴13Hが設けられている。抜け穴1
3Hの径や穴の形状及びその設定部位等は、ホットガス
の発生位置や発生量に応じて適当に設定すればよい。
【0025】このようにして金属消弧板13に抜け穴1
3Hを設けた構成にすると、遮断時に発生するアーク1
2によって加熱されたホットガスがこの抜け穴13Hを
通過して、金属消弧板13に囲まれた空域から逃げ出
す。このホットガスは高温であり、電子やイオンが周囲
よりも多く含まれているので、ホットガスの通り道とな
るこの抜け穴13Hの部分にアーク12Cの足が形成さ
れ易くなり、これで接点間に発生したアーク12を容易
に分断することができる。その結果、アーク12Cは金
属消弧板13に熱を奪われ比較的速やかに冷却される。
従って、実施の形態1や2をそれぞれ単独にて実施する
場合に較べて、遮断性能を格段に向上させることができ
る。
【0026】実施の形態4.この実施形態は、請求項1
乃至請求項3のいずれかの発明において、更に、延在す
る固定接触子8の適当部位に、接点間に発生したアーク
12の速やかな移動を促すため、当該固定接触子8に生
ずるアーク駆動力を低減させる段差部8Kを設けたもの
である。尚、上記実施の形態と共通若しくは相応する部
分には同一符号を用い、その説明を省略する。図4にお
いて、段差部8Kは固定接点8Aの近傍の固定接触子8
の延在部分に設けられ、形成される段差の方向は、接点
間に発生したアーク12を速やかにアークランナ8Bへ
と向かわせるため、アークランナ8Bの固定接触子8と
の接続部位付近や固定接触子8の延在部から遠ざかる方
向へ向かうように形成されている。
【0027】固定接触子8にこのような段差部8Kを設
けると、固定接触子8に流れる電流が作る磁場によるア
ーク駆動力を大幅に低減できるので、相対的に、接点間
に発生したアーク12をアークランナ8B側に駆動する
力が強化されることになり、アーク12の移動が速やか
に行われるので、遮断性能を格段に向上させることがで
きる。
【0028】尚、アークランナ8Bとの関係における固
定接触子8の段差部8Kの形状やその設定部位は、上記
の技術思想に基づくものであるから、その具体的形態
は、勿論、図4に示す形態に限らない。例えば、図5、
図6に示す形態のように、固定接触子8に段差部8Kを
設けた上で、更にアークランナ8Bをその先端側に行く
ほど固定接触子8との間隔が拡大するように形成しても
よい。又、図7乃至図9に示す形態のように、アークラ
ンナ8Bを固定接触子8との接続部の水準において位水
平に維持したまま延在させ、固定接触子8の方の延在部
を一段下げた段差部8Kの下位の位置を維持させたまま
アークランナ8Bと平行させた構成としてもよい。尚、
この3つの図示の形態は、固定接点8Aとの関係におけ
る設定位置を異ならしめた例である。又、図10乃至1
2に示す形態は、アークランナ8Bをその先端側に行く
ほど固定接触子8との間隔が拡大するように形成したも
ので、併せて、上記の図7乃至図9の3つの例と同様
に、固定接点8Aとの関係における設定位置を異ならし
めた例である。
【0029】上記した本発明はいずれも、可動接点6A
が図13に示すように1つ設けられた開閉器にも適用す
ることができ、同様な作用効果を発揮する。尚、図中の
符号14は可動接触子6の回動中心を示す。
【0030】
【発明の効果】請求項1乃至3の発明によれば、消弧曲
片の幅と前記アークランナの幅とが異なるように構成さ
れたことにより、アークが金属消弧板の低電界部である
消弧曲片の曲面部、或いは又、アークランナの停電界部
である平坦部に形成されるので、大電流に対する遮断性
能を格段に向上させることができ、遮断性能に優れた開
閉器を提供することができる。
【0031】請求項4の発明によれば、上記請求項1乃
至3の発明による作用効果に加えて、金属消弧板にホッ
トガスの通過する抜け穴を設けたことで、アークを極め
て容易かつ速やかに分断し、消弧することができるの
で、遮断性能を格段に向上させることができる。
【0032】請求項5の発明によれば、固定接触子に段
差部を設けたことにより、接点間に発生したアークの移
動に対して悪影響を及ぼす固定接触子に生ずるアーク駆
動力を低減することができるので、相対的に、アークラ
ンナ側に生ずるアーク駆動力を強化、助長することとな
って、アークに対する本来の磁気駆動力が著しく強化さ
れ、遮断性能を更に一段と向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1による開閉器の要部を示す図で
ある。
【図2】 実施の形態2による開閉器の要部を示す図で
ある。
【図3】 実施の形態3による開閉器の要部を示す図で
ある。
【図4】 実施の形態4による開閉器の要部を示す図で
ある。
【図5】 実施の形態4による開閉器の変形例の要部を
示す図である。
【図6】 実施の形態4による開閉器の変形例の要部を
示す図である。
【図7】 実施の形態4による開閉器の変形例の要部を
示す図である。
【図8】 実施の形態4による開閉器の変形例の要部を
示す図である。
【図9】 実施の形態4による開閉器の変形例の要部を
示す図である。
【図10】 実施の形態4による開閉器の変形例の要部
を示す図である。
【図11】 実施の形態4による開閉器の変形例の要部
を示す図である。
【図12】 実施の形態4による開閉器の変形例の要部
を示す図である。
【図13】 一つの可動接点を備えた開閉器の要部を示
す図である。
【図14】 従来の開閉器の一部断面を示す図である。
【図15】 従来の開閉器の一部断面を示す図である。
【図16】 従来の開閉器の要部を示す図である。
【図17】 従来の開閉器の動作を示す図である。
【図18】 従来の開閉器の一部断面を示す図である。
【図19】 従来の開閉器の要部を示す図である。
【図20】 従来の開閉器の一部断面を示す図である。
【図21】 従来の開閉器の要部を示す図である。
【図22】 従来の開閉器の一部断面を示す図である。
【図23】 従来の開閉器の要部を示す図である。
【符号の説明】
2 固定鉄心、3 可動鉄心、4操作コイル、5 クロ
スバー、6 可動接触子、6A 可動接点、8 固定
接触子、8A 固定接点、8B アークランナ、8K
段差部、11 アークカバー、12 アーク、13
金属消弧板、13A 消弧直片13B 消弧曲片、13
C 切り欠き部、13E 第2の片、13H 抜け穴。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定接点を有する固定接触子と、前記固
    定接点に接離させる可動接点を有する可動接触子と、前
    記固定接点と可動接点との間に発生するアークを消弧す
    る消弧曲片を有する金属消弧板と、前記固定接触子に設
    けられたアークランナとを備えた開閉器において、 上記消弧曲片の幅と前記アークランナの幅とが異なるよ
    うに構成されたことを特徴とする開閉器。
  2. 【請求項2】 消弧曲片の幅が前記アークランナの幅よ
    り大きくなるように構成されたことを特徴とする請求項
    1に記載の開閉器。
  3. 【請求項3】 消弧曲片の幅が前記アークランナの幅よ
    り小さくなるように構成されたことを特徴とする請求項
    1に記載の開閉器。
  4. 【請求項4】 金属消弧板にホットガスを逃がす抜け穴
    が設けられたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の
    いずれかに記載の開閉器。
  5. 【請求項5】 固定接触子には当該固定接触子に生ずる
    アーク駆動力を低減させる段差部が設けられたことを特
    徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の開閉
    器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9412540B2 (en) 2012-11-12 2016-08-09 Mitsubishi Electric Corp. Switch

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