JPH11337387A - 液面検出装置 - Google Patents
液面検出装置Info
- Publication number
- JPH11337387A JPH11337387A JP14819498A JP14819498A JPH11337387A JP H11337387 A JPH11337387 A JP H11337387A JP 14819498 A JP14819498 A JP 14819498A JP 14819498 A JP14819498 A JP 14819498A JP H11337387 A JPH11337387 A JP H11337387A
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- JP
- Japan
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- contact
- sliding
- liquid level
- silver
- sliding contact
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- Level Indicators Using A Float (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 経済性、耐久性及び接触信頼性に優れた摺動
接点を用いた液面検出装置を提供するものである。 【解決手段】 フロート９と連動する接点板８に、導体
パターン４上を摺動する摺動接点１１，１２が２つ加締
め手段によって固定されている。この２つの摺動接点１
１，１２の材質は、一方の摺動接点１１が銀パラジウム
合金であり、他方の摺動接点１２が銀ニッケル合金であ
る。
接点を用いた液面検出装置を提供するものである。 【解決手段】 フロート９と連動する接点板８に、導体
パターン４上を摺動する摺動接点１１，１２が２つ加締
め手段によって固定されている。この２つの摺動接点１
１，１２の材質は、一方の摺動接点１１が銀パラジウム
合金であり、他方の摺動接点１２が銀ニッケル合金であ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の燃料タン
ク内の液量を測定する液面検出装置に関し、特に絶縁基
板の導体パターン上を摺動する摺動接点に特徴を有する
液面検出装置に関する。
ク内の液量を測定する液面検出装置に関し、特に絶縁基
板の導体パターン上を摺動する摺動接点に特徴を有する
液面検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、液面検出装置１は燃料タンク２内
に収納され、燃料タンク２の開口部に取り付けられる取
付板３に設けられている。この取付板３の下側には、導
体パターン４と抵抗体５とを印刷形成したセラミックよ
りなる絶縁基板６が取り付けられている。さらに液面検
出装置１には導体パターン４上を摺動する摺動接点７を
備えた接点板８とが設けられている。この接点板８は、
燃料の液面に応じて上下動するフロート９からアーム１
０を介して絶縁基板６上を前記液面に応じて可動するよ
うに支持固定されている。従って、液面の上下動がフロ
ート９とアーム１０とを介して接点板８に伝達され、摺
動接点７が導体パターン４上を摺動することにより絶縁
基板６上の導体パターン４と摺動接点７とが接触し、そ
の接触した導体パターン４の位置により抵抗値が変化
し、これによって燃料タンク２内の液量を検出し、図示
しない表示器で表示していた。
に収納され、燃料タンク２の開口部に取り付けられる取
付板３に設けられている。この取付板３の下側には、導
体パターン４と抵抗体５とを印刷形成したセラミックよ
りなる絶縁基板６が取り付けられている。さらに液面検
出装置１には導体パターン４上を摺動する摺動接点７を
備えた接点板８とが設けられている。この接点板８は、
燃料の液面に応じて上下動するフロート９からアーム１
０を介して絶縁基板６上を前記液面に応じて可動するよ
うに支持固定されている。従って、液面の上下動がフロ
ート９とアーム１０とを介して接点板８に伝達され、摺
動接点７が導体パターン４上を摺動することにより絶縁
基板６上の導体パターン４と摺動接点７とが接触し、そ
の接触した導体パターン４の位置により抵抗値が変化
し、これによって燃料タンク２内の液量を検出し、図示
しない表示器で表示していた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】ところが摺動接点７と
して使用されている材質は、燃料（ガソリン）中に含ま
れている硫黄成分により硫化しにくく耐摩耗性に強い、
銀パラジウムの合金であるが、この銀パラジウムは貴金
属系合金であり非常に高価なものであるために、経済性
に欠けるものであった。また、摺動接点７に使用される
他の材質として、銀ニッケルの合金などがあるが、銀パ
ラジウムに比べて硫化しやすく、銀パラジウム程の耐久
性を得ることはできないが、銀パラジウムに比べ軟質で
あり、導体パターンとの接触性がよく、接触信頼性に優
れていた。
して使用されている材質は、燃料（ガソリン）中に含ま
れている硫黄成分により硫化しにくく耐摩耗性に強い、
銀パラジウムの合金であるが、この銀パラジウムは貴金
属系合金であり非常に高価なものであるために、経済性
に欠けるものであった。また、摺動接点７に使用される
他の材質として、銀ニッケルの合金などがあるが、銀パ
ラジウムに比べて硫化しやすく、銀パラジウム程の耐久
性を得ることはできないが、銀パラジウムに比べ軟質で
あり、導体パターンとの接触性がよく、接触信頼性に優
れていた。
【０００４】そこで本発明は前記問題点に着目し、摺動
接点に異なる材質を用い、経済性、耐久性及び接触信頼
性に優れた摺動接点を用いた液面検出装置を提供するも
のである。
接点に異なる材質を用い、経済性、耐久性及び接触信頼
性に優れた摺動接点を用いた液面検出装置を提供するも
のである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、燃料タンク内の液面に追従して動作するフ
ロートと、このフロートの動きに連動する接点板に設け
られる摺動接点と、この摺動接点が摺動する導体パター
ンを施した絶縁基板を有する液面検出装置において、前
記摺動接点を複数設けるとともに、前記摺動接点を互い
に異なる材質で形成したものである。
するために、燃料タンク内の液面に追従して動作するフ
ロートと、このフロートの動きに連動する接点板に設け
られる摺動接点と、この摺動接点が摺動する導体パター
ンを施した絶縁基板を有する液面検出装置において、前
記摺動接点を複数設けるとともに、前記摺動接点を互い
に異なる材質で形成したものである。
【０００６】また、前記摺動接点に用いられる材質を、
銀パラジウム、銀ニッケル、銀錫、ニッケル、ニッケル
クロームの内いずれかを組み合わせたものである。
銀パラジウム、銀ニッケル、銀錫、ニッケル、ニッケル
クロームの内いずれかを組み合わせたものである。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の液面検出装置１は、フロ
ート９と連動する接点板８に、導体パターン４上を摺動
する摺動接点１１，１２を２つ加締め手段によって固定
している。この２つの摺動接点１１，１２の材質は、一
方の摺動接点１１が銀パラジウム合金であり、他方の摺
動接点１２が銀ニッケル合金である。
ート９と連動する接点板８に、導体パターン４上を摺動
する摺動接点１１，１２を２つ加締め手段によって固定
している。この２つの摺動接点１１，１２の材質は、一
方の摺動接点１１が銀パラジウム合金であり、他方の摺
動接点１２が銀ニッケル合金である。
【０００８】また、前記摺動接点に用いられる材質を、
銀パラジウム、銀ニッケル、銀錫、ニッケル、ニッケル
クロームの内いずれかを組み合わせたものでもよい。
銀パラジウム、銀ニッケル、銀錫、ニッケル、ニッケル
クロームの内いずれかを組み合わせたものでもよい。
【０００９】
【実施例】以下、本発明について図１，２に基づき説明
するが、前記従来例と同一個所には同一符号を付してそ
の詳細な説明は省く。
するが、前記従来例と同一個所には同一符号を付してそ
の詳細な説明は省く。
【００１０】図１は本発明の液面検出装置の要部正面
図、図２は同発明の液面検出装置の要部断面図である。
図、図２は同発明の液面検出装置の要部断面図である。
【００１１】図１，２で示すように、本発明の液面検出
装置１は、セラミックよりなる絶縁基板６上に適宜間隔
をおいて、複数列の導体パターン４を扇形に例えば印刷
により形成し、かつ導体パターン４の一部を抵抗体５が
複数列に渡って例えば印刷により被着している。フロー
ト９と連動する接点板８には、導体パターン４上を摺動
する摺動接点１１，１２が２つ加締めなどの手段によっ
て固定されている。
装置１は、セラミックよりなる絶縁基板６上に適宜間隔
をおいて、複数列の導体パターン４を扇形に例えば印刷
により形成し、かつ導体パターン４の一部を抵抗体５が
複数列に渡って例えば印刷により被着している。フロー
ト９と連動する接点板８には、導体パターン４上を摺動
する摺動接点１１，１２が２つ加締めなどの手段によっ
て固定されている。
【００１２】また、こうした摺動接点の配設位置は、同
一の導体パターン４に接するようにすることで同一検出
位置を確保できるが、例えば、隣接する子となる導体パ
ターン４に各々が接するようにし、その平均出力を得る
ようにしてもよい。
一の導体パターン４に接するようにすることで同一検出
位置を確保できるが、例えば、隣接する子となる導体パ
ターン４に各々が接するようにし、その平均出力を得る
ようにしてもよい。
【００１３】この２つの摺動接点１１，１２の材質は、
一方の摺動接点１１が銀パラジウム合金であり、他方の
摺動接点１２が銀ニッケル合金である。どちらの合金
も、その配合量は特に限定されるものではない。こうし
た材質の選択は、結果として一方の材質が耐久性に優
れ、他方の材質が接触信頼性に優れたものとなるような
互いに性能を補う組み合わせとすればよい。
一方の摺動接点１１が銀パラジウム合金であり、他方の
摺動接点１２が銀ニッケル合金である。どちらの合金
も、その配合量は特に限定されるものではない。こうし
た材質の選択は、結果として一方の材質が耐久性に優
れ、他方の材質が接触信頼性に優れたものとなるような
互いに性能を補う組み合わせとすればよい。
【００１４】このように、２つの摺動接点１１，１２の
内、一方の摺動接点１１の材質に、銀パラジウム合金を
用いることにより、硫化に強く耐久性を得ることがで
き、他方の摺動接点１２の材質に、銀ニッケル合金を用
いることにより、接触信頼性を得ることができる。この
ように、異なる性質の材質を摺動接点１１，１２に用い
ることにより、双方の材質の長所を生かすことができ、
経済性、耐久性及び接触信頼性に優れた液面検出装置１
を得ることができる。
内、一方の摺動接点１１の材質に、銀パラジウム合金を
用いることにより、硫化に強く耐久性を得ることがで
き、他方の摺動接点１２の材質に、銀ニッケル合金を用
いることにより、接触信頼性を得ることができる。この
ように、異なる性質の材質を摺動接点１１，１２に用い
ることにより、双方の材質の長所を生かすことができ、
経済性、耐久性及び接触信頼性に優れた液面検出装置１
を得ることができる。
【００１５】なお、摺動接点１１，１２に用いることが
できる材質としては、前記実施例の銀パラジウムと銀ニ
ッケルに限定されるものではなく、他の材質としては、
銀錫合金、ニッケル、ニッケルクローム合金などがあ
り、これらの材質のうちから２つを選択し、適宜組み合
わせて、摺動接点１１，１２に用いてもよい。これらの
材質を組み合わせることにより、経済性、耐久性及び接
触信頼性に優れ、かつ、より耐久性のあるものや、より
接触信頼性の優れた液面検出装置など、所望の特性の摺
動接点を備えた液面検出装置得ることができる。
できる材質としては、前記実施例の銀パラジウムと銀ニ
ッケルに限定されるものではなく、他の材質としては、
銀錫合金、ニッケル、ニッケルクローム合金などがあ
り、これらの材質のうちから２つを選択し、適宜組み合
わせて、摺動接点１１，１２に用いてもよい。これらの
材質を組み合わせることにより、経済性、耐久性及び接
触信頼性に優れ、かつ、より耐久性のあるものや、より
接触信頼性の優れた液面検出装置など、所望の特性の摺
動接点を備えた液面検出装置得ることができる。
【００１６】
【発明の効果】以上、本発明によれば、所期の目的を達
成し、経済性、耐久性及び接触信頼性に優れた摺動接点
を用いた液面検出装置を得ることができる。
成し、経済性、耐久性及び接触信頼性に優れた摺動接点
を用いた液面検出装置を得ることができる。
【００１７】また、摺動接点に適用できる材質が複数あ
ることにより、所望の特性の摺動接点を備えた液面検出
装置を得ることができる。
ることにより、所望の特性の摺動接点を備えた液面検出
装置を得ることができる。
【図１】 本発明の液面検出装置の要部正面図。
【図２】 同発明の液面検出装置の要部断面図。
【図３】 従来の液面検出装置を燃料燃料タンクに取り
付けた図。
付けた図。
１ 液面検出装置 ２ 燃料タンク ３ 取付板 ４ 導体パターン ５ 抵抗体 ６ 絶縁基板 ７，１１，１２ 摺動接点 ８ 接点板 ９ フロート １０ アーム
Claims (2)
- 【請求項１】 燃料タンク内の液面に追従して動作する
フロートと、このフロートの動きに連動する接点板に設
けられる摺動接点と、この摺動接点が摺動する導体パタ
ーンを施した絶縁基板を有する液面検出装置において、
前記摺動接点を複数設けるとともに、前記摺動接点を互
いに異なる材質で形成したことを特徴とする液面検出装
置。 - 【請求項２】 前記摺動接点に用いられる材質を、銀パ
ラジウム、銀ニッケル、銀錫、ニッケル、ニッケルクロ
ームの内いずれかを組み合わせたことを特徴とする請求
項１記載の液面検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14819498A JPH11337387A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 液面検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14819498A JPH11337387A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 液面検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11337387A true JPH11337387A (ja) | 1999-12-10 |
Family
ID=15447368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14819498A Pending JPH11337387A (ja) | 1998-05-29 | 1998-05-29 | 液面検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11337387A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040006784A (ko) * | 2002-07-15 | 2004-01-24 | 기아자동차주식회사 | 연료 센더 |
| WO2004020959A1 (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-11 | Nippon Seiki Co.,Ltd. | 液面検出装置 |
| KR20040026490A (ko) * | 2002-09-25 | 2004-03-31 | 현대자동차주식회사 | 차량용 연료량 측정장치 |
| KR100435335B1 (ko) * | 2002-01-11 | 2004-06-10 | 현대자동차주식회사 | 연료 센더의 전극 재료 조성물 |
| KR100812949B1 (ko) | 2000-07-31 | 2008-03-11 | 닛폰 세이키 가부시키가이샤 | 저항식 액체 레벨 계측장치 |
| CN100445704C (zh) * | 2005-10-14 | 2008-12-24 | 联合汽车电子有限公司 | 一种双触点液位传感器 |
| KR100995742B1 (ko) * | 2007-11-23 | 2010-11-19 | 주식회사 코아비스 | 이중인쇄에 의한 차량용 연료 게이지의 도체전극 제조방법 |
| DE10152029B4 (de) * | 2000-10-24 | 2014-10-30 | Denso Corporation | Schiebekontakt-Detektor |
| JP2014235124A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 日本精機株式会社 | 液面検出装置 |
-
1998
- 1998-05-29 JP JP14819498A patent/JPH11337387A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100812949B1 (ko) | 2000-07-31 | 2008-03-11 | 닛폰 세이키 가부시키가이샤 | 저항식 액체 레벨 계측장치 |
| KR100833043B1 (ko) * | 2000-07-31 | 2008-05-27 | 닛폰 세이키 가부시키가이샤 | 저항식 액체 레벨 계측장치 |
| DE10152029B4 (de) * | 2000-10-24 | 2014-10-30 | Denso Corporation | Schiebekontakt-Detektor |
| KR100435335B1 (ko) * | 2002-01-11 | 2004-06-10 | 현대자동차주식회사 | 연료 센더의 전극 재료 조성물 |
| KR20040006784A (ko) * | 2002-07-15 | 2004-01-24 | 기아자동차주식회사 | 연료 센더 |
| WO2004020959A1 (ja) * | 2002-08-30 | 2004-03-11 | Nippon Seiki Co.,Ltd. | 液面検出装置 |
| KR20040026490A (ko) * | 2002-09-25 | 2004-03-31 | 현대자동차주식회사 | 차량용 연료량 측정장치 |
| CN100445704C (zh) * | 2005-10-14 | 2008-12-24 | 联合汽车电子有限公司 | 一种双触点液位传感器 |
| KR100995742B1 (ko) * | 2007-11-23 | 2010-11-19 | 주식회사 코아비스 | 이중인쇄에 의한 차량용 연료 게이지의 도체전극 제조방법 |
| JP2014235124A (ja) * | 2013-06-04 | 2014-12-15 | 日本精機株式会社 | 液面検出装置 |
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