JPH11337297A - ヘルメット用防弾面の支持構造 - Google Patents

ヘルメット用防弾面の支持構造

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JPH11337297A
JPH11337297A JP14987898A JP14987898A JPH11337297A JP H11337297 A JPH11337297 A JP H11337297A JP 14987898 A JP14987898 A JP 14987898A JP 14987898 A JP14987898 A JP 14987898A JP H11337297 A JPH11337297 A JP H11337297A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭上部からの防弾面のずれ落ちがなくなると
ともに、移動範囲の途中位置で防弾面を位置固定するこ
とができ、しかも、ヘルメットのサイズに対応して不都
合なく取り付けする。 【解決手段】 ヘルメット21に着脱自在に巻固定され
たバンド23に、ヘルメット両側から略相反して突出す
る一対のボルト29を固定する。ボルト29の基端部近
傍には、凸条37を有した支持板31をボルト29に略
垂直に固定する。また、ボルト29には、凸条37に嵌
合する複数の凹条49を有して支持板31に接触する如
くボルト29を中心にして回動する回動アーム45を配
設する。回動アーム45の回動端には防弾面41を固定
する。さらにボルト29には、凸条37と凹条49との
嵌合を締緩操作する調整ダイヤル51を螺合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヘルメットの前面
及び頭上の間を移動自在となって、ヘルメットに取り付
けられたヘルメット用防弾面の支持構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】防弾帽(以下、「ヘルメット」とい
う。)には、装着者の顔面を銃弾等から保護するための
防弾面が取り付けられる。防弾面は、ヘルメットの前面
及び頭上の間を移動自在となるように支持される。従
来、この防弾面の支持構造は、図6乃至図8に示す通り
のものとなっていた。
【0003】即ち、ヘルメット1の外周には、鋼材(例
えば、ステンレス鋼)からなるバンド3を着脱自在に巻
固定してある。ヘルメット1の両側に相当するバンド3
の位置には、それぞれ一対の支持凸部5が周方向に並ん
で設けられている。それぞれの支持凸部5の頂上は、平
坦面で形成されている。一方の支持凸部5の平坦面に
は、第一連結板7の基端が、回動軸9aを介して回動自
在に固定されている。また、他方の支持凸部5の平坦面
には、第二連結板11の基端が、回動軸9bを介して回
動自在に固定されている。
【0004】この第一、第二連結板7、11の先端は、
防弾面13を固持するフレーム15の両側部に、回動軸
9c、9dを介して回動自在に固定されている。つま
り、防弾面13は、両端が回動自在とされる第一、第二
連結板7、11からなるリンク機構によりバンド3に取
り付けられている。従って、防弾面13は、第一、第二
連結板7、11が回動軸9a、9bを中心に図6の反時
計回りに回動されることで、ヘルメット1の前面から、
頭上(図8に示す位置)へと移動されるようになってい
る。
【0005】第一、第二連結板7、11両端の回動部
は、所定の摩擦力が生じるように、圧接されている。防
弾面13は、この摩擦力と、ヘルメット荷重によるモー
メントを低減させるリンク機構により、頭上位置で保持
されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のヘルメット用防弾面の支持構造は、主に、回動
部の摩擦力により、頭上位置に移動された防弾面を位置
保持していた。ところが、防弾面は、特殊樹脂を18m
m程度の厚みにして形成され、1.5kg程の重量を有
するため、回動部の摩擦力のみでは、十分に位置保持す
ることができない、このため、僅かな外力や慣性力等が
作用すると、頭上から下方へずれ落ちる不都合があっ
た。
【0007】また、リンク機構は、頭上位置で、防弾面
の荷重負荷によるモーメントを低減させて位置保持する
構造であるため、移動範囲の途中位置では、モーメント
が大きく、防弾面を位置保持することができなかった。
【0008】更に、リンク機構は、バンドの周方向に並
べて設けた一対の支持凸部5(図7参照)により、第
一、第二連結板の基端を支持していた。バンドは、ヘル
メットのサイズに応じて、周長さが調節される。従っ
て、バンドの円周長が増減すると、曲率が変化し、周方
向に並んだ一対の支持凸部の相対位置が変位することに
なる。そして、支持凸部間に位置変位が生じると、リン
ク機構に歪みが生じ、リンク機構が円滑に可動しなくな
る欠点があった。
【0009】本発明は上記状況に鑑みてなされたもの
で、頭上部からの防弾面のずれ落ちがなくなるととも
に、移動範囲の途中位置で防弾面を位置固定することが
でき、しかも、ヘルメットのサイズに対応して不都合な
く取り付けすることができるヘルメット用防弾面の支持
構造を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る請求項1のヘルメット用防弾面の支持構
造は、ヘルメットの前面側を覆うように防弾面を支持す
るヘルメット用防弾面の支持構造において、前記ヘルメ
ットの側部外周に着脱自在に巻着固定される帯状のバン
ドと、該バンドに固定され、前記ヘルメット両側部から
略相反して突出する一対のボルトと、該ボルトの基端部
近傍に配された凸条と、前記各ボルトを中心として回動
自在となるように挿通されるとともに、前記凸条と嵌合
する複数の凹条を前記ボルトを中心として放射状に形成
し、且つ、その回動端に前記防弾面を固持する回動アー
ムと、前記ボルトに螺合されて、前記凸条と前記凹条と
の嵌合を締緩操作する調整ダイヤルと、を具備したこと
を特徴とする。
【0011】また、ヘルメットの前面側を覆うように防
弾面を支持するヘルメット用防弾面の支持構造におい
て、前記ヘルメットの側部外周に着脱自在に巻着固定さ
れる帯状のバンドと、該バンドに固定され、前記ヘルメ
ット両側部から略相反して突出する一対のボルトと、該
ボルトの基端部近傍に配される如く前記バンドに固定さ
れ、前記ボルトと略垂直で外側方に向く支持面に凸条が
形成された支持板と、該支持板の支持面と接触し得る受
け面を有して板片状に形成され、前記各ボルトを中心と
して回動自在となるように挿通され、且つ、前記受け面
には、前記凸条と嵌合する複数の凹条を前記ボルトを中
心として放射状に形成した各回動アームと、該各回動ア
ームの回動端に固定され、前記防弾面を固持するフレー
ムと、前記ボルトに螺合されて、前記凸条と前記凹条と
の嵌合を締緩操作する調整ダイヤルと、を具備したこと
を特徴とする。
【0012】また、前記調整ダイヤルは、前記ボルトの
一方のみに螺合され、他方のボルトには、前記凸条と前
記凹条との嵌合を保持する如くナットが固定されている
ことを特徴とする。
【0013】また、前記調整ダイヤルと前記ボルトとが
螺合する雌雄ネジのピッチは、前記凸条と前記凹条との
嵌合の締緩をする前記調整ダイヤルの回転操作量を少な
くする如く大きく形成されていることを特徴とする請求
項1〜請求項3の何れかに記載のヘルメット用防弾面の
支持構造。
【0014】これにより、調整ダイヤルを緩めると、凸
条と凹条との嵌合が緩み、回動アームの回動が許されて
防弾面が移動可能となる。防弾面の移動が進むと、凸条
が次の凹条と嵌合する。この際、クリック感及びクリッ
ク音が生じる。また、凸条と凹条とが嵌合状態にある
時、調整ダイヤルを締めると、凸条と凹条との嵌合がき
つくなって防弾面がその位置に固定される。また、凹条
は複数あるので、防弾面は複数の位置に多段に固定でき
る。さらに、凸条と凹条との嵌め合いの採用により防弾
面の固定が確実となる。
【0015】なお、このヘルメット用防弾面の支持構造
では、前記凸条と凹条とが、前記ボルトを中心として放
射状に複数設けれられていれば、凸条と凹条とが複数箇
所で同時に嵌合され、防弾面の位置保持力が大きくな
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るヘルメット用
防弾面の支持構造の好適な実施の形態を図面を参照して
詳細に説明する。図1は本発明に係るヘルメット用防弾
面の支持構造を示す側面図、図2は図1の平面図、図3
は防弾面回動支持部の部分断面図、図4は防弾面回動支
持部の分解斜視図、図5は防弾面回動支持部の可動範囲
を表した拡大側面図である。
【0017】ヘルメット21の側部外周には、鋼材(例
えば、ステンレス鋼)からなるバンド23が着脱自在の
巻固定されている。バンド23は、一端に回動自在に設
けられたネジ23aに、他端に形成された螺合溝23b
が噛合している。バンド23は、ネジ23aを回動する
ことにより、他端側が周方向に移動してヘルメット21
への締め付けが調節されるようになっている。ヘルメッ
ト21に巻固定されたバンド23は、ヘルメット21に
設けられている係止部25により、上下方向の抜けが阻
止されている。また、バンド23の内周面には、ヘルメ
ット21の外周面との密接性を高めるための弾性部材2
7が配設されている。
【0018】図3に示すように、ヘルメット21に巻固
定されたバンド23には、ヘルメット21の両側部から
略相反して突出する一対のボルト29が植設されてい
る。ボルト29の基端部は、フランジ部29aとなり、
このフランジ部29aはバンド23の内周面に固着され
ている。つまり、ボルト29は、バンド23に対して軸
線方向、軸線回り方向に移動不能に固定されている。
【0019】図4に示すように、バンド23には、一端
縁が略半円状に形成された支持板31が締結金具33に
より固定される。支持板31には、略半円状の中心に貫
通穴35が穿設されている。貫通穴35には、ボルト2
9が挿通される。従って、支持板31は、締結金具33
とボルト29とによって、バンド23に固定支持され
る。
【0020】支持板31の外面には、支持面32をな
し、この支持面32には単一の凸条37が設けられてい
る。この凸条37は、貫通穴35の中心、即ち、ボルト
29の中心から放射方向にを通るように形成されてい
る。また、この実施の形態による凸条37は、長手方向
に直交する方向の断面形状が略半円形状となっている。
【0021】一方、防弾面41には、フレーム43が取
り付けられている。フレーム43は、板状とされ、防弾
面41の両面側部にかかり、防弾面41の両側部から延
出した端部43aをヘルメット方向に折曲している。こ
のフレーム43の端部43aには、板片状の回動アーム
45の一端が締結金具33によって固定されている。こ
の回動アーム45の他端縁は、支持板31と略同一外形
の略半円状に形成されている。また、回動アーム45に
は、略半円状の中心に貫通穴47が穿設されている。
【0022】回動アーム45は、貫通穴47をボルト2
9に挿通して、ボルト29を中心に回動自在となる。回
動アーム45の内面は、受け面46をなし、この受け面
46は、先にボルト29に挿通してある支持板31の支
持面32と接触する。このように、防弾面41は、フレ
ーム43、回動アーム45を介して、ボルト29に回動
自在に支持されている。また、回動アーム45の受け面
46には、支持板31の受け面32にある凸条37に嵌
合するように、断面形状が略同一の凹条49を形成して
ある。この凹条49は、貫通穴47を中心に、放射状に
複数(この例では七つ)形成してある。
【0023】支持板31、回動アーム45を貫通したボ
ルト29には、調整ダイヤル51が螺合される。調整ダ
イヤル51は、その回動により、支持板31と回動アー
ム45とを、バンド23側に締緩する。そして、調整ダ
イヤル51を締めると、支持板31の凸条37と、回動
アーム45の凹条49との嵌合がきつくなり、支持板3
1に対して回動アーム45が回動不能となる。また、調
整ダイヤル51を緩めると、凸条37と凹条49との嵌
合が緩まり、回動アーム45が回動可能となる。
【0024】また、ボルト29及び調整ダイヤル51の
雌雄ネジのピッチは、回動アーム45が回動不能となる
締付け完了位置から、回動アーム45が回動可能となる
締付け解除位置とするまで、ボルト29軸線方向に大き
く設定してある。つまり、調整ダイヤル51は、凸条3
7と凹条49との嵌合の締緩操作をする回転角が少なく
なり、例えば一回転未満で、支持板31と回動アーム4
5との締付け又は締付け解除が行えるようになってい
る。
【0025】調整ダイヤル51を螺合したボルト29の
先端には、更にナット53が螺合される。このナット5
3は、溶接等によりボルト29に固定される。即ち、ナ
ット53、調整ダイヤル51は、ボルト29からの脱落
が防止されている。また、ボルト29の先端に固着され
たナット53には、化粧キャップ55が被着されてい
る。
【0026】上述した調整ダイヤル51は、ヘルメット
21の両側部にあるそれぞれのボルト29に設けられて
いてもよいが、この実施形態では、一方のボルト29の
みに調整ダイヤル51を設けている。そして、他方のボ
ルト29には、ナット53のみが固着される。このナッ
ト53は、凸条37と凹条49とを嵌合状態にしながら
回動アーム45の回動を許すように、支持板31と回動
アーム45とを適宜な力で締め付けている。
【0027】なお、防弾面41内面の上端縁には、縁部
に沿って細長い帯状の間隙塞ぎ材57を貼着してある。
間隙塞ぎ材57としては、例えば、弾性変形容易なスポ
ンジ材等を用いることができる。
【0028】次に、このように構成されたヘルメット用
防弾面の支持構造における作用を説明する。防弾面41
を移動する際には、支持板31と回動アーム45とを締
め付けてある調整ダイヤル51を、一回転未満の範囲で
緩める方向に回動する。すると、支持板31と回動アー
ム45との締付け力が低下して、凸条37と凹条49と
の嵌合が緩み、回動アーム45が回動可能となる。
【0029】この状態で、防弾面41を持って上方へ移
動させると、支持板31の凸条37が、回動アーム45
の凹条49から外れる。従って、凸条37の頭部は、回
動アーム45の受け面46に摺接する。回動アーム45
は、受け面46に凸条37が摺接することにより、若干
弾性変形する。これにより、摩擦力が生じ、この摩擦力
が回動抵抗となる。
【0030】更に、防弾面41が上方へ移動されると、
凸条37が隣接する次の凹条49に到達する。これによ
り、凸条37と次の凹条49とが嵌合する。この際、受
け面46に生じていた摩擦力が急激に減少し、防弾面を
持つ手にクリック感(節度感)が生じるとともに、クリ
ック音が生じることになる。
【0031】回動アーム45は、凸条37と凹条49と
が嵌合することで、適宜な力で回転が規制される。この
規制力が、防弾面41の途中移動位置における保持力と
なる。この保持力は、主に、調整ダイヤル51の締付け
力、凸条37及び凹条49の弾性力に依存する。従っ
て、防弾面41は、凸条37が、凹条49に嵌合する毎
に、クリック感を生じさせながらその移動位置に保持さ
れることになる。なお、凸条37と凹条49との嵌合に
よる防弾面41の位置保持は、フレーム43を介してヘ
ルメット21両側の支持板31と回動アーム45とで同
時に行われる。
【0032】このようにして、防弾面41は、それぞれ
の凹条49が、凸条37に嵌合する位置で、位置保持さ
れることとなる。防弾面41は、凹条49の数だけ、移
動範囲の中間位置で位置保持可能となる。
【0033】移動途中、或いは頭上位置で防弾面41を
固定するには、凹条49が凸条37に嵌合した位置で、
調整ダイヤル51を締め方向に回動する。凸条37に凹
条49が嵌合する位置は、クリック感及びクリック音に
より知ることができる。調整ダイヤル51が一回転未満
回転されると、嵌合状態にある凸条37と凹条49と
が、更に圧接される。これにより、凸条37と凹条49
との嵌合がきつくなり、回動アーム45の回動が阻止さ
れる。即ち、その位置で、防弾面41がヘルメット21
に固定される。
【0034】このように、上述のヘルメット用防弾面の
支持構造は、バンド23の両側に、略相反して突出する
ボルト29を固定し、支持板31をボルト23に通して
バンド23に固定するとともに、この支持板31に摺接
する回動アーム45を回動自在にボルト29に挿通し
た。また、この支持板31と回動アーム45とを締付け
及び締付け解除可能な調整ダイヤル51を、ボルト29
に螺合した。これにより、通常時には、支持板31と回
動アーム45とを適宜な力で締付け、凸条37と凹条4
9とを嵌合させることにより、移動範囲の途中位置で防
弾面41を位置保持することができる。
【0035】また、上述の位置保持位置で、調整ダイヤ
ル51を締めることで、支持板31と回動アーム45と
を締め付けて、防弾面41を固定することができる。こ
れにより、防弾面41のずれ落ちを確実に防止し、所望
の途中位置で防弾面41を固定することができる。
【0036】更に、このヘルメット用防弾面の支持構造
は、バンド23に植設した別々のボルト29を中心とす
る回動機構であり、それぞれ別に凸凹条37,49の嵌
合をなすので、異なるヘルメット21のサイズに合わせ
て防弾面41を取り付けるためバンド23の周長さが調
整された場合、各ボルト29の軸線に多少のズレがあっ
ても回動機構に動作障害が生じることがない。これによ
り、種々のサイズのヘルメット21に対して、同一の構
成のものを取り付けることが可能な汎用性を有する。
【0037】また、調整ダイヤル51は、一回転未満
で、支持板31と回動アーム45との締付け及び締付け
解除ができるので、防弾面41を簡便・迅速に固定及び
固定解除することができる。
【0038】そして、一方のボルト29のみに、調整ダ
イヤル51を設けたので、部品点数を少なくして、簡素
な構造で、回動機構を構成することができる。
【0039】なお、上述の実施の形態では、支持板31
に、一つの凸条37が設けられる場合を説明したが、本
発明に係るヘルメット用防弾面の支持構造は、支持板3
1に、複数の凸条37を放射状に設けるものであっても
よい。この場合、凸条37と凹条49とが複数箇所で同
時に嵌合することになり、防弾面41の位置保持力を大
きなものにすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る請求項1のヘルメット用防弾面の支持構造は、ヘルメ
ットに着脱自在に巻固定されたバンドの両側部に略相反
して突出するボルトを固定し、各ボルトを中心に回動す
る回動アームの回動端に防弾面を固定した。そして、回
動アームの回動を凸条と複数の凹条との嵌合で位置決め
し、ボルトに螺合した調整ダイヤルの回動操作で凸条と
凹条との嵌合を締緩するようにした。これにより、防弾
面をヘルメットの前面から頭上への移動する際、凸条と
複数の凹条の一つとの嵌合を適宜な力で締付け、移動範
囲の途中位置で防弾面を位置保持することができる。ま
た、調整ダイヤルを締めることで、支持板と回動アーム
とを締め付けて、防弾面のずれ落ちを確実に防止し、所
望の途中位置でも防弾面が固定できるようになる。
【0041】また、ヘルメットの両側部において略相反
する別々のボルトを中心として回動アームを回動するよ
うにし、それぞれ別の凸凹条の嵌合で位置決め固定する
ようにしているので、ベルトの周長さが変わって各ボル
トの軸線に多少のズレがあっても、回動アームの回動と
凸凹条の嵌合を損なうことがないため、異なるサイズの
ヘルメットに対しても同一の構成のものを取り付けるこ
とが可能な汎用性を有することができる。
【0042】また、調整ダイヤルを、一対のボルトの一
方のみに設けたので、部品点数を少なくし、簡素な構造
で回動機構を構成できる。
【0043】また、調整ダイヤルとボルトとが螺合する
雌雄ネジのピッチを大きく形成したことにより、凸条と
凹条との嵌合の締緩操作をすr鵜調整ダイヤルの回動操
作量(回転角)が少なくなり、例えば調整ダイヤルの一
回転未満の回転で、支持板と回動アームとの締付け及び
締付け解除ができ、防弾面を簡便・迅速に固定及び固定
解除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘルメット用防弾面の支持構造を
示す側面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】防弾面回動支持部の部分断面図。
【図4】防弾面回動支持部の分解斜視図。
【図5】防弾面回動支持部の可動範囲を表した拡大側面
図。
【図6】従来のヘルメット用防弾面の支持構造を示す側
面図。
【図7】図6の平面図。
【図8】図6の状態から防弾面を頭上に移動させた側面
図。
【符号の説明】
21…ヘルメット、23…バンド、29…ボルト、31
…支持板、32…支持面、37…凸条、41…防弾面、
45…回動アーム、46…受け面、47…貫通穴、49
…凹条、51…調整ダイヤル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘルメットの前面側を覆うように防弾面
    を支持するヘルメット用防弾面の支持構造において、 前記ヘルメットの側部外周に着脱自在に巻着固定される
    帯状のバンドと、 該バンドに固定され、前記ヘルメット両側部から略相反
    して突出する一対のボルトと、 該ボルトの基端部近傍に配された凸条と、 前記各ボルトを中心として回動自在となるように挿通さ
    れるとともに、前記凸条と嵌合する複数の凹条を前記ボ
    ルトを中心として放射状に形成し、且つ、その回動端に
    前記防弾面を固持する回動アームと、 前記ボルトに螺合されて、前記凸条と前記凹条との嵌合
    を締緩操作する調整ダイヤルと、 を具備したことを特徴とするヘルメット用防弾面の支持
    構造。
  2. 【請求項2】 ヘルメットの前面側を覆うように防弾面
    を支持するヘルメット用防弾面の支持構造において、 前記ヘルメットの側部外周に着脱自在に巻着固定される
    帯状のバンドと、 該バンドに固定され、前記ヘルメット両側部から略相反
    して突出する一対のボルトと、 該ボルトの基端部近傍に配される如く前記バンドに固定
    され、前記ボルトと略垂直で外側方に向く支持面に凸条
    が形成された支持板と、 該支持板の支持面と接触し得る受け面を有して板片状に
    形成され、前記各ボルトを中心として回動自在となるよ
    うに挿通され、且つ、前記受け面には、前記凸条と嵌合
    する複数の凹条を前記ボルトを中心として放射状に形成
    した各回動アームと、 該各回動アームの回動端に固定され、前記防弾面を固持
    するフレームと、 前記ボルトに螺合されて、前記凸条と前記凹条との嵌合
    を締緩操作する調整ダイヤルと、 を具備したことを特徴とするヘルメット用防弾面の支持
    構造。
  3. 【請求項3】 前記調整ダイヤルは、前記ボルトの一方
    のみに螺合され、他方のボルトには、前記凸条と前記凹
    条との嵌合を保持する如くナットが固定されていること
    を特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載のヘルメ
    ット用防弾面の支持構造。
  4. 【請求項4】 前記調整ダイヤルと前記ボルトとが螺合
    する雌雄ネジのピッチは、前記凸条と前記凹条との嵌合
    の締緩をする前記調整ダイヤルの回転操作量を少なくす
    る如く大きく形成されていることを特徴とする請求項1
    〜請求項3の何れかに記載のヘルメット用防弾面の支持
    構造。
JP14987898A 1998-05-29 1998-05-29 ヘルメット用防弾面の支持構造 Expired - Fee Related JP2899588B1 (ja)

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