JPH11335239A - ステインリムーバー組成物 - Google Patents

ステインリムーバー組成物

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JPH11335239A
JPH11335239A JP15991598A JP15991598A JPH11335239A JP H11335239 A JPH11335239 A JP H11335239A JP 15991598 A JP15991598 A JP 15991598A JP 15991598 A JP15991598 A JP 15991598A JP H11335239 A JPH11335239 A JP H11335239A
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JP
Japan
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acid
stain remover
polymer compound
skin
remover composition
Prior art date
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Pending
Application number
JP15991598A
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English (en)
Inventor
Tomoko Koyagi
友子 小八木
Megumi Yoshimoto
恵 吉本
Mutsumi Noguchi
睦 野口
Yuichi Nishida
勇一 西田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸性染料を使用した染毛剤等の染毛剤に対し
ても十分な汚れ落とし性能を有し、皮膚刺激のない、効
率的な優れたステインリムーバー組成物を提供する。 【解決手段】 (A)両性高分子化合物及び/又はカチ
オン性高分子化合物及び(B)ベンジルアルコール及び
/又はN−メチルピロリドンを含有し、pHが3.0〜
9.0である組成とするステインリムーバー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はステインリムーバー
組成物に関し、詳しくは汚れへの浸透性に優れ、少量の
使用で汚れ落とし機能を十分に発揮しうる優れたステイ
ンリムーバー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、酸性染料、天然染料を含有したセ
ミパーマネント染毛剤は、他の染毛剤に比べて毛髪損傷
性の少ないことから、家庭や理容、美容業界で広く使用
されている。しかしながら、当該染毛剤が、頭髪以外の
皮膚に染着した場合、この着色成分を有効に除去するた
めの脱染剤は未だ見いだされていない。
【0003】例えば、染毛剤で着色した皮膚用の脱色剤
として、還元性物質としてチオグリコール酸/キレート
剤を配合したものが提案されているが(特開昭49−8
1548号公報)、永久染毛剤である酸化染料による染
着のみを対象としており、現在染毛剤のおよそ半分を占
めるようになっている半永久染毛剤である酸性染料への
効果は、期待されにくい。
【0004】これを行うために、亜硫酸塩類/ベンジル
アルコール/カチオン界面活性剤による毛髪用脱染剤も
提案されているが(特開平4−356413号公報)、
これは毛髪に対する作用のみに限定されており、未だ満
足しうるものではない。
【0005】また、皮膚染着に対する除去剤として尿素
及び/又はチオ尿素/亜硫酸塩類及び/又はアルカリ成
分による除去剤も提案されているが(特開平8−239
309号公報)、アルカリ領域となることから皮膚への
刺激等もやはり懸念され、未だ満足しうるものではな
い。
【0006】なお、半永久染毛剤(特に陰イオン染料を
使用した染毛剤)で染色する際の皮膚汚染を防止するた
めに、特定のアンモニウム塩を配合したものが提案され
ているが(特開昭58−180421号公報)、該防止
剤は染毛剤で染色する際に髪の生え際に予め塗布するこ
とによって皮膚の汚染を防止するものであって、皮膚に
付着した染毛剤を除去するステインリムーバーとは使用
方法が異なり、該防止剤をそのままステインリムーバー
に適用することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は従来
の汚れ除去剤の欠点を解消し、十分な汚れ落とし性能を
有し、しかも皮膚に対する刺激のない、効率的な優れた
ステインリムーバー組成物を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決するため鋭意検討した結果、特定量の、両性高分
子化合物及び/又はカチオン性高分子化合物、及びベン
ジルアルコール及び/又はN−メチルピロリドンを含有
させ、且つpHが3.0〜9.0とすることによって、
上記の課題を解決することを見いだし、本発明を完成す
るに至った。
【0009】即ち、本発明によれば、(A)両性高分子
化合物及び/又はカチオン性高分子化合物及び(B)ベ
ンジルアルコール及び/又はN−メチルピロリドンを含
有し、且つpHが3.0〜9.0であることを特徴とす
るステインリムーバー組成物が提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明について具体的に説
明する。本発明のステインリムーバー組成物の(A)成
分である両性高分子化合物とは、分子中に陰イオンと陽
イオンを有する高分子を意味する。このような両性高分
子化合物としては、N−メタクリロイルエチルN,N−
ジメチルアンモニウム・α−N−メチルカルボキシベタ
イン・メタクリル酸ブチル共重合体、アクリル酸ヒドロ
キシプロピル・メタクリル酸ブチルアミノエチル・アク
リル酸オクチルアミド共重合体などが挙げられる。具体
的には、ユカフォーマー(ダイヤケムコ)やアンフォー
マー(カネボウNSC)などである。
【0011】また、本発明のスティンリムーバー組成物
(A)成分であるカチオン性高分子化合物とは、分子中
にカチオン領域を有する高分子を意味する。このような
カチオン性高分子化合物としては、ジエチル硫酸ビニル
ピロリドン・N,N−ジメチルアミノエチルメタクリル
酸共重合体、ヒドロキシエチルセルロース・ヒドロキシ
プロピルトリメチルアンモニウムクロリドエーテルなど
が挙げられる。具体的にはGAFQUAt(GAF)、
レオガード(ライオン)などである。
【0012】これら高分子化合物は、1種または2種以
上を混合して用いることができる。また、上記(A)成
分の両性高分子化合物及び/又はカチオン性高分子化合
物の配合量は、組成中の0.01〜10.0重量%が好
ましい。該(A)成分の配合量が0.01重量%より少
ないと(A)成分の染着除去作用の発現が不十分であ
り、また10.0重量%より多いと皮膚への刺激が強く
なり過ぎる。染着除去能と皮膚への刺激面から0.5〜
5.0重量%が特に好ましい。
【0013】本発明のステインリムーバー組成物の
(B)成分であるベンジルアルコール及び/又はN−メ
チルピロリドンの配合量は、0.1〜10重量%が好ま
しく、より好ましくは1〜7重量%である。配合量が
0.1重量%未満では、染着した色を除去するのに十分
な効果が得られず、10重量%を越えるとベンジルアル
コール及び/又はN−メチルピロリドン特有のにおいが
生じ、使用に耐え難い。
【0014】本発明のステインリムーバー組成物のpH
は3.0〜9.0であり、より好ましくは4.0〜7.
0である。pHが9.0より大きいと、手肌への刺激が
問題となり好ましくない。pH調整剤としては、有機
酸、無機酸、有機アルカリ、無機アルカリが用いられ、
有機酸としては、例えばクエン酸、コハク酸、酒石酸、
乳酸、フマル酸、リンゴ酸、レブリン酸、酪酸、吉草
酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル酸、マンデル酸等を
挙げることができ、無機酸としては、例えばリン酸、硫
酸、硝酸等を挙げることができる。また、アルカリとし
ては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水
酸化カルシウム、モノエタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、アミノジヒドロキシメ
チルプロパンジオール、2−アミノ−2−メチル−1−
プロパノール、2−アミノ−2−メチル−1,3−プロ
パンジオール等を挙げることができる。更にこの他にも
アルギニン等の塩基性アミノ酸を用いることも好まし
い。更にまた、これら酸及びアルカリを共存させて、例
えば前記酸のナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム
塩、トリエタノールアミン塩等として用いることもでき
る。
【0015】また、本発明のステインリムーバー組成物
には、本発明の効果を損なわない範囲で各種界面活性
剤、油性成分、ヒドロキシエチルセルロースやキサンタ
ンガム等の増粘剤、シリコーン誘導体、香料、防腐剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤などを配合してもよ
い。
【0016】本発明のステインリムーバー組成物は、上
記成分を混合して常法により製造することができ、その
使用方法は、皮膚に塗布した後、3分から5分放置後、
洗い流せばよい。
【0017】
【実施例】次に、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明はこの実施例によって限定
されるものではない。なお、以下に記する%は重量基準
である。
【0018】実施例1〜4及び比較例1〜3 酸性染毛料を人の前腕部に塗布し、15分間放置後水洗
し、表1に示す組成の実施例1〜4及び比較例1〜3の
ステインリムーバー組成物を脱脂綿に含浸させ、3分間
湿布した。そして、染毛剤の除去効果及び皮膚刺激性に
ついて、下記の基準で評価した。
【0019】〈評価基準〉 (1)除去効果 ○・・・除去できた △・・・やや着色が残ってる ×・・・ほとんど除去できず、着色が残っている (2)皮膚刺激 ○・・・刺激を伴わない △・・・わずかに刺激を感じる ×・・・発赤等を生じ強い刺激を感じる
【0020】
【表1】
【0021】表1より本発明品は、十分な染着除去効果
を示し、且つ皮膚刺激もないことがわかる。
【0022】実施例5 下記成分からなるステインリムーバー組成物を実施例1
〜4と同様の方法で調製した。 配合成分 配合量(%) カチオン化セルロース 2 ベンジルアルコール 5 ジチオジグリコール酸ジアンモニウム 10 エタノール 10 尿素 1 ヒドロキシエチルセルロース 0.5 クエン酸 適量 精製水 バランス 上記組成物を、頭皮、皮膚に塗布してから25℃で5分
間放置後、すすぎ流した結果、一目でわかる染着除去効
果を発揮した。
【0023】実施例6 下記成分からなるステインリムーバー組成物を実施例1
〜4と同様の方法で調製した。 配合成分 配合量(%) ユカフォーマー 3 ベンジルアルコール 5 エタノール 20 グリコール酸 15 尿素 2.5 キサンタンガム 1.0 水酸化ナトリウム 適量 精製水 バランス 上記組成物を、頭皮、皮膚に塗布してから25℃で5分
間放置後、すすぎ流した結果、一目でわかる染着除去効
果を発揮した。
【0024】
【発明の効果】本発明のステインリムーバー組成物は、
前記成分を含有するものとしたことから、酸性染料を使
用した染毛剤に対しても、十分な汚れ落とし性能を有
し、しかも皮膚刺激も低く、優れたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 勇一 東京都墨田区本所一丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)両性高分子化合物及び/又はカチオ
    ン性高分子化合物及び(B)ベンジルアルコール及び/
    又はN−メチルピロリドンを含有し、且つpHが3.0
    〜9.0であることを特徴とするステインリムーバー組
    成物。
JP15991598A 1998-05-25 1998-05-25 ステインリムーバー組成物 Pending JPH11335239A (ja)

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JP15991598A JPH11335239A (ja) 1998-05-25 1998-05-25 ステインリムーバー組成物

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JP15991598A JPH11335239A (ja) 1998-05-25 1998-05-25 ステインリムーバー組成物

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JPH11335239A true JPH11335239A (ja) 1999-12-07

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001163739A (ja) * 1999-12-09 2001-06-19 Pola Chem Ind Inc ヘアマニュキア・リムーバー及びそれを構成要素とするヘアマニュキア・セット
US7837742B2 (en) 2003-05-19 2010-11-23 The Procter & Gamble Company Cosmetic compositions comprising a polymer and a colorant
WO2018065177A1 (en) 2016-10-03 2018-04-12 Unilever N.V. Laundry detergent composition containing amphoteric polymer

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001163739A (ja) * 1999-12-09 2001-06-19 Pola Chem Ind Inc ヘアマニュキア・リムーバー及びそれを構成要素とするヘアマニュキア・セット
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