JPH11333407A - 微粉砕装置 - Google Patents
微粉砕装置Info
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- JPH11333407A JPH11333407A JP10142598A JP14259898A JPH11333407A JP H11333407 A JPH11333407 A JP H11333407A JP 10142598 A JP10142598 A JP 10142598A JP 14259898 A JP14259898 A JP 14259898A JP H11333407 A JPH11333407 A JP H11333407A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属を含む廃棄物の構成素材の最小寸法より
も小さく粉砕でき、有価物の分離分別する際の精度を向
上できる微粉砕装置を得ることである。 【解決手段】 加圧ローラ５により廃棄物原料６を板状
にプレス整形し、そのプレス成形された廃棄物原料６を
送りローラ４により適当な押し付け力で押し付けて円筒
型ヤスリ２に送り出す。つまり、送りローラ４により廃
棄物原料６を挟み込んだ状態で送りローラ４の回転によ
り円筒型ヤスリ２に圧送する。
も小さく粉砕でき、有価物の分離分別する際の精度を向
上できる微粉砕装置を得ることである。 【解決手段】 加圧ローラ５により廃棄物原料６を板状
にプレス整形し、そのプレス成形された廃棄物原料６を
送りローラ４により適当な押し付け力で押し付けて円筒
型ヤスリ２に送り出す。つまり、送りローラ４により廃
棄物原料６を挟み込んだ状態で送りローラ４の回転によ
り円筒型ヤスリ２に圧送する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属を含む廃棄物
から有価物を回収しリサイクルする廃棄物処理システム
における廃棄物を微粉砕する微粉砕装置に関する。
から有価物を回収しリサイクルする廃棄物処理システム
における廃棄物を微粉砕する微粉砕装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】金属を含む廃棄物から有価物を回収する
には、手作業による分解解体選別か、破砕機ないしはシ
ュレッダーにより粗破砕し、その状態で選別できるもの
だけを分別回収している。すなわち、破砕物の粒度が高
々数センチメートルである破砕物の中から選別してい
る。
には、手作業による分解解体選別か、破砕機ないしはシ
ュレッダーにより粗破砕し、その状態で選別できるもの
だけを分別回収している。すなわち、破砕物の粒度が高
々数センチメートルである破砕物の中から選別してい
る。
【０００３】また、食品、古紙、プラスチック、石炭、
セメント、顔料などの非金属を対象とする場合には、粒
度が数センチメートルより小さくなる微粉砕機が開発さ
れているが、廃家電製品や廃ＯＡ機器などのような金属
を含む廃棄物材料を細かく粉砕できる微粉砕機は実用化
されていない。
セメント、顔料などの非金属を対象とする場合には、粒
度が数センチメートルより小さくなる微粉砕機が開発さ
れているが、廃家電製品や廃ＯＡ機器などのような金属
を含む廃棄物材料を細かく粉砕できる微粉砕機は実用化
されていない。
【０００４】廃棄物から有価物を分別回収し有価物をリ
サイクルするためには、有価物と不要物との混在物を適
正に分離し、その分別をできるだけ精度良く行うことが
大切である。これにより有価物の価値を高め処理コスト
を低減できる。そこで、廃家電製品や廃ＯＡ機器のよう
に、金属、プラスチック、ガラス、木材など多数の構成
素材から構成される廃棄物を、各々の物質に選別するた
めには、通常、まず破砕を行い選別しやすい形状にする
ことが考えられる。
サイクルするためには、有価物と不要物との混在物を適
正に分離し、その分別をできるだけ精度良く行うことが
大切である。これにより有価物の価値を高め処理コスト
を低減できる。そこで、廃家電製品や廃ＯＡ機器のよう
に、金属、プラスチック、ガラス、木材など多数の構成
素材から構成される廃棄物を、各々の物質に選別するた
めには、通常、まず破砕を行い選別しやすい形状にする
ことが考えられる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数の
素材で構成される物質を数センチメートル程度の粗破砕
した場合には、ある素材が他の素材を含み込む包含現象
が生じ、かえって素材単位に選別する分離分別処理を困
難にすることが多い。このような問題を解決するため
に、構成素材の最小寸法よりも小さく粉砕し、例えばミ
リメートルまたは百ミクロンのオーダーに粉砕して包含
現象が生じなくなるようにすることが考えられている。
素材で構成される物質を数センチメートル程度の粗破砕
した場合には、ある素材が他の素材を含み込む包含現象
が生じ、かえって素材単位に選別する分離分別処理を困
難にすることが多い。このような問題を解決するため
に、構成素材の最小寸法よりも小さく粉砕し、例えばミ
リメートルまたは百ミクロンのオーダーに粉砕して包含
現象が生じなくなるようにすることが考えられている。
【０００６】この場合、廃棄物を細かく粉砕する際の微
粉砕装置に対する廃棄物原料の供給方法がキーポイント
になる。
粉砕装置に対する廃棄物原料の供給方法がキーポイント
になる。
【０００７】本発明の目的は、金属を含む廃棄物の構成
素材の最小寸法よりも小さく粉砕でき、有価物の分離分
別する際の精度を向上できる微粉砕装置を得ることであ
る。
素材の最小寸法よりも小さく粉砕でき、有価物の分離分
別する際の精度を向上できる微粉砕装置を得ることであ
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明に係わる
微粉砕装置は、金属を含む廃棄物から有価物を回収しリ
サイクルする廃棄物処理システムの前記廃棄物を粉砕す
る微粉砕装置において、前記廃棄物を板状にプレスする
ための加圧ローラと、前記加圧ローラで板状にプレスさ
れた廃棄物原料を所定の速度で送り出す送りローラと、
前記送りローラで送り出された廃棄物を微粉砕する円筒
型ヤスリとを備えたことを特徴とする。
微粉砕装置は、金属を含む廃棄物から有価物を回収しリ
サイクルする廃棄物処理システムの前記廃棄物を粉砕す
る微粉砕装置において、前記廃棄物を板状にプレスする
ための加圧ローラと、前記加圧ローラで板状にプレスさ
れた廃棄物原料を所定の速度で送り出す送りローラと、
前記送りローラで送り出された廃棄物を微粉砕する円筒
型ヤスリとを備えたことを特徴とする。
【０００９】請求項１の発明に係わる微粉砕装置は、加
圧ローラにより廃棄物原料を板状にプレス整形し、その
プレス成形された廃棄物原料を送りローラにより適当な
押し付け力で押し付けて円筒型ヤスリに送り出す。つま
り、送りローラにより廃棄物原料を挟み込んだ状態で送
りローラの回転により円筒型ヤスリに圧送する。
圧ローラにより廃棄物原料を板状にプレス整形し、その
プレス成形された廃棄物原料を送りローラにより適当な
押し付け力で押し付けて円筒型ヤスリに送り出す。つま
り、送りローラにより廃棄物原料を挟み込んだ状態で送
りローラの回転により円筒型ヤスリに圧送する。
【００１０】請求項２の発明に係わる微粉砕装置は、請
求項１に記載の微粉砕装置において、前記送りローラは
１台または複数台設けられ、ゴム製またはローラ表面を
ゴムでカバーして形成されたことを特徴とする微粉砕装
置。
求項１に記載の微粉砕装置において、前記送りローラは
１台または複数台設けられ、ゴム製またはローラ表面を
ゴムでカバーして形成されたことを特徴とする微粉砕装
置。
【００１１】請求項２の発明に係わる微粉砕装置では、
請求項１の発明の作用に加え、１台または複数個のゴム
製またはゴムのカバーを有した送りローラは、廃棄物原
料の形状にある程度追従可能なように変形し、廃棄物原
料を効率的に供給する。
請求項１の発明の作用に加え、１台または複数個のゴム
製またはゴムのカバーを有した送りローラは、廃棄物原
料の形状にある程度追従可能なように変形し、廃棄物原
料を効率的に供給する。
【００１２】請求項３の発明に係わる微粉砕装置は、請
求項１に記載の微粉砕装置において、前記加圧ローラは
１台または複数台設けられ、ローラは金属製材料で形成
されたことを特徴とする。
求項１に記載の微粉砕装置において、前記加圧ローラは
１台または複数台設けられ、ローラは金属製材料で形成
されたことを特徴とする。
【００１３】請求項３の発明に係わる微粉砕装置では、
請求項１の発明の作用に加え、１台または複数個の金属
製の加圧ローラは、廃棄物原料を円筒型ヤスリに供給し
やすいように板状にプレスし、送りローラに入りやすく
整形する。
請求項１の発明の作用に加え、１台または複数個の金属
製の加圧ローラは、廃棄物原料を円筒型ヤスリに供給し
やすいように板状にプレスし、送りローラに入りやすく
整形する。
【００１４】請求項４の発明に係わる微粉砕装置は、請
求項１に記載の微粉砕装置において、前記廃棄物原料の
跳ね上がりを防止するための跳ね上がり防止装置を前記
円筒型ヤスリ表面に対向する固定側に装着したことを特
徴とする。
求項１に記載の微粉砕装置において、前記廃棄物原料の
跳ね上がりを防止するための跳ね上がり防止装置を前記
円筒型ヤスリ表面に対向する固定側に装着したことを特
徴とする。
【００１５】請求項４の発明に係わる微粉砕装置では、
請求項１の発明の作用に加え、跳ね上がり防止装置は、
廃棄物原料が円筒型ヤスリに接近して送りローラからは
ずれた場合に、円筒型ヤスリの回転切削力によって廃棄
物原料が跳ね上がらないように拘束する。
請求項１の発明の作用に加え、跳ね上がり防止装置は、
廃棄物原料が円筒型ヤスリに接近して送りローラからは
ずれた場合に、円筒型ヤスリの回転切削力によって廃棄
物原料が跳ね上がらないように拘束する。
【００１６】請求項５の発明に係わる微粉砕装置は、請
求項２に記載の微粉砕装置において、前記送りローラ
は、ローラ表面の摩擦係数が０．５以上になるように表
面形状が加工されたことを特徴とする。
求項２に記載の微粉砕装置において、前記送りローラ
は、ローラ表面の摩擦係数が０．５以上になるように表
面形状が加工されたことを特徴とする。
【００１７】請求項５の発明に係わる微粉砕装置では、
請求項２の発明の作用に加え、送りローラ表面の摩擦力
を高めることによって廃棄物原料の送り性能を確保す
る。
請求項２の発明の作用に加え、送りローラ表面の摩擦力
を高めることによって廃棄物原料の送り性能を確保す
る。
【００１８】請求項６の発明に係わる微粉砕装置は、請
求項２に記載の微粉砕装置において、前記送りローラ
は、バネによって前記廃棄物原料を圧挟するように構成
されたことを特徴とする。
求項２に記載の微粉砕装置において、前記送りローラ
は、バネによって前記廃棄物原料を圧挟するように構成
されたことを特徴とする。
【００１９】請求項６の発明に係わる微粉砕装置では、
請求項２の発明の作用に加え、ゴムの変形による弾性力
だけでは廃棄物原料の形状に追従できない場合に、補助
的にバネの変形を加えて廃棄物原料が送りローラをスム
ーズに通過できるようにし、稼働率を向上させて効率的
な運転を可能とする。
請求項２の発明の作用に加え、ゴムの変形による弾性力
だけでは廃棄物原料の形状に追従できない場合に、補助
的にバネの変形を加えて廃棄物原料が送りローラをスム
ーズに通過できるようにし、稼働率を向上させて効率的
な運転を可能とする。
【００２０】請求項７の発明に係わる微粉砕装置は、請
求項２に記載の微粉砕装置において、前記送りローラ
は、その駆動装置の駆動電源として、可変周波数電源で
あるインバータ電源を採用し前記廃棄物の送り出し速度
を調整するようにしたことを特徴とする。
求項２に記載の微粉砕装置において、前記送りローラ
は、その駆動装置の駆動電源として、可変周波数電源で
あるインバータ電源を採用し前記廃棄物の送り出し速度
を調整するようにしたことを特徴とする。
【００２１】請求項７の発明に係わる微粉砕装置では、
請求項２の発明の作用に加え、廃棄物原料の量や質に合
わせて送りローラ回転数を調節して最適な送り速度を設
定する。
請求項２の発明の作用に加え、廃棄物原料の量や質に合
わせて送りローラ回転数を調節して最適な送り速度を設
定する。
【００２２】請求項８の発明に係わる微粉砕装置は、請
求項３に記載の微粉砕装置において、前記加圧ローラ
は、油圧装置または空圧装置またはネジ式ピストンの加
圧装置により前記廃棄物原料を板状にプレスするように
したことを特徴とする。
求項３に記載の微粉砕装置において、前記加圧ローラ
は、油圧装置または空圧装置またはネジ式ピストンの加
圧装置により前記廃棄物原料を板状にプレスするように
したことを特徴とする。
【００２３】請求項８の発明に係わる微粉砕装置は、請
求項３の発明の作用に加え、加圧装置は、加圧ロールに
適切な加圧力を発生させて廃棄物原料を板状にプレスし
送りローラに効率よく送り出す。加圧装置が発生する加
圧力の調整は、廃棄物原料の主要構成素材の材質や形状
によって決められる。
求項３の発明の作用に加え、加圧装置は、加圧ロールに
適切な加圧力を発生させて廃棄物原料を板状にプレスし
送りローラに効率よく送り出す。加圧装置が発生する加
圧力の調整は、廃棄物原料の主要構成素材の材質や形状
によって決められる。
【００２４】請求項９の発明に係わる微粉砕装置は、請
求項３に記載の微粉砕装置において、前記加圧ローラ
は、その駆動装置の駆動電源として、可変周波数電源で
あるインバータ電源を採用し前記廃棄物原料の量や質に
応じて回転数を変化させるようにしたことを特徴とす
る。
求項３に記載の微粉砕装置において、前記加圧ローラ
は、その駆動装置の駆動電源として、可変周波数電源で
あるインバータ電源を採用し前記廃棄物原料の量や質に
応じて回転数を変化させるようにしたことを特徴とす
る。
【００２５】請求項９の発明に係わる微粉砕装置では、
請求項３の発明の作用に加え、廃棄物原料の量や質に合
わせて最適な加圧ローラの回転数を設定し、廃棄物原料
を効率的にプレスする。
請求項３の発明の作用に加え、廃棄物原料の量や質に合
わせて最適な加圧ローラの回転数を設定し、廃棄物原料
を効率的にプレスする。
【００２６】請求項１０の発明に係わる微粉砕装置は、
請求項４に記載の微粉砕装置において、前記跳ね上がり
防止装置は、前記円筒型ヤスリ表面に対して０．１ｍｍ
から１０ｍｍの間に可変に間隙を形成して装着されるこ
とを特徴とする。
請求項４に記載の微粉砕装置において、前記跳ね上がり
防止装置は、前記円筒型ヤスリ表面に対して０．１ｍｍ
から１０ｍｍの間に可変に間隙を形成して装着されるこ
とを特徴とする。
【００２７】請求項１０の発明に係わる微粉砕装置で
は、請求項４の発明の作用に加え、跳ね上がり防止装置
は、目標とする廃棄物原料に微粉砕粒度に応じて設定さ
れる円筒型ヤスリと廃棄物原料を供給するフィーダとの
間隙に合わせて、送りローラから外れた廃棄物原料を最
後まで跳ね上がることなく微粉砕可能にする。
は、請求項４の発明の作用に加え、跳ね上がり防止装置
は、目標とする廃棄物原料に微粉砕粒度に応じて設定さ
れる円筒型ヤスリと廃棄物原料を供給するフィーダとの
間隙に合わせて、送りローラから外れた廃棄物原料を最
後まで跳ね上がることなく微粉砕可能にする。
【００２８】請求項１１の発明に係わる微粉砕装置は、
請求項４に記載の微粉砕装置において、前記跳ね上がり
防止装置は、前記廃棄物原料の表面との間隙を測定する
ギャップセンサーを有し前記廃棄物原料が前記円筒型ヤ
スリに送り出し可能となるようにその間隙を調整するよ
うにしたことを特徴とする。
請求項４に記載の微粉砕装置において、前記跳ね上がり
防止装置は、前記廃棄物原料の表面との間隙を測定する
ギャップセンサーを有し前記廃棄物原料が前記円筒型ヤ
スリに送り出し可能となるようにその間隙を調整するよ
うにしたことを特徴とする。
【００２９】請求項１１の発明に係わる微粉砕装置で
は、請求項４の発明の作用に加え、種々雑多の形状をし
た廃棄物原料は、ギャップセンサでその送り出し間隙が
検出されて調整されるので、跳ね上がり防止装置に引っ
かかることなくスムーズに円筒型ヤスリに供給される。
は、請求項４の発明の作用に加え、種々雑多の形状をし
た廃棄物原料は、ギャップセンサでその送り出し間隙が
検出されて調整されるので、跳ね上がり防止装置に引っ
かかることなくスムーズに円筒型ヤスリに供給される。
【００３０】請求項１２の発明に係わる微粉砕装置は、
請求項７に記載の微粉砕装置において、前記送りローラ
の負荷が一定になるように前記インバータ電源の出力周
波数を調整するようにしたことを特徴とする。
請求項７に記載の微粉砕装置において、前記送りローラ
の負荷が一定になるように前記インバータ電源の出力周
波数を調整するようにしたことを特徴とする。
【００３１】請求項１２の発明に係わる微粉砕装置で
は、請求項７の発明の作用に加え、廃棄物原料が常に一
定の押し付け力で円筒型ヤスリに押し付けられる状態を
保持することによって、微粉砕物の粒度を一定に維持す
る。
は、請求項７の発明の作用に加え、廃棄物原料が常に一
定の押し付け力で円筒型ヤスリに押し付けられる状態を
保持することによって、微粉砕物の粒度を一定に維持す
る。
【００３２】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図１は本発明の実施の形態に係わる微粉砕装置の
構成図である。微粉砕装置１の円筒型ヤスリ２には、フ
ィーダ３から廃棄物原料６が供給される。廃棄物原料６
は加圧ローラ５で板状にプレスされ、加圧ローラ５で板
状にプレスされた廃棄物原料６は、送りローラ４により
円筒型ヤスリ２に送り出される。
する。図１は本発明の実施の形態に係わる微粉砕装置の
構成図である。微粉砕装置１の円筒型ヤスリ２には、フ
ィーダ３から廃棄物原料６が供給される。廃棄物原料６
は加圧ローラ５で板状にプレスされ、加圧ローラ５で板
状にプレスされた廃棄物原料６は、送りローラ４により
円筒型ヤスリ２に送り出される。
【００３３】加圧ローラ５は加圧ローラ駆動装置１２Ａ
により駆動され、送りローラ４は送りローラ駆動装置１
２Ｂにより駆動される。加圧ローラ駆動装置１２Ａおよ
び送りローラ駆動装置１２Ｂには、インバータ電源１１
から可変周波数電源が与えられる。
により駆動され、送りローラ４は送りローラ駆動装置１
２Ｂにより駆動される。加圧ローラ駆動装置１２Ａおよ
び送りローラ駆動装置１２Ｂには、インバータ電源１１
から可変周波数電源が与えられる。
【００３４】このように、加圧ローラ駆動装置１２Ａの
駆動電源としてインバータ電源を採用し、廃棄物原料６
を効率的にプレスするために、廃棄物原料６の量や質に
合わせて最適に加圧ローラ５の回転数を設定する。同様
に、送りローラ駆動装置１２Ｂの駆動電源としてインバ
ータ電源を採用し、廃棄物原料６の量や質に合わせて送
りローラ駆動装置１２Ｂの回転数をインバータ電源１１
によって調整して最適な送り速度を設定する。
駆動電源としてインバータ電源を採用し、廃棄物原料６
を効率的にプレスするために、廃棄物原料６の量や質に
合わせて最適に加圧ローラ５の回転数を設定する。同様
に、送りローラ駆動装置１２Ｂの駆動電源としてインバ
ータ電源を採用し、廃棄物原料６の量や質に合わせて送
りローラ駆動装置１２Ｂの回転数をインバータ電源１１
によって調整して最適な送り速度を設定する。
【００３５】この場合、廃棄物原料６が常に一定の押し
付け力で円筒型ヤスリ２に押しつけられる状態を保持す
るために、送りローラ駆動装置１２Ｂの負荷が一定にな
るように、フィードバック回路１４により送りローラ駆
動装置１２Ｂの負荷をフィードバックし、インバータ電
源１１の出力周波数がその負荷に見合った周波数になる
ように制御する。これにより、微粉砕の粒度を一定に維
持する。
付け力で円筒型ヤスリ２に押しつけられる状態を保持す
るために、送りローラ駆動装置１２Ｂの負荷が一定にな
るように、フィードバック回路１４により送りローラ駆
動装置１２Ｂの負荷をフィードバックし、インバータ電
源１１の出力周波数がその負荷に見合った周波数になる
ように制御する。これにより、微粉砕の粒度を一定に維
持する。
【００３６】また、加圧ローラ５は加圧装置１３により
圧力が加えられ、廃棄物原料６を板状にプレスする。加
圧圧装置１３としては、油圧装置または空圧装置または
ネジ式ピストンが用いられ、加圧ローラ４に圧力を加え
て廃棄物原料６を板状にプレスする。また、送りローラ
５はバネ１０で支持されており、円筒型ヤスリ２への廃
棄物原料６の送り出しを円滑に行うようにしている。
圧力が加えられ、廃棄物原料６を板状にプレスする。加
圧圧装置１３としては、油圧装置または空圧装置または
ネジ式ピストンが用いられ、加圧ローラ４に圧力を加え
て廃棄物原料６を板状にプレスする。また、送りローラ
５はバネ１０で支持されており、円筒型ヤスリ２への廃
棄物原料６の送り出しを円滑に行うようにしている。
【００３７】すなわち、フィーダ３では、加圧ローラ５
により廃棄物原料６を板状にプレス整形し、送りローラ
４により円筒型ヤスリ２に廃棄物原料６を適当な押し付
け力で押し付ける。このように、加圧ローラ５と送りロ
ーラ４とを組み合わせて、廃棄物原料６を挟み込んだ状
態で各ローラ４、５の回転により、廃棄物原料６を円筒
型ヤスリ２に圧送し押し付け供給する。
により廃棄物原料６を板状にプレス整形し、送りローラ
４により円筒型ヤスリ２に廃棄物原料６を適当な押し付
け力で押し付ける。このように、加圧ローラ５と送りロ
ーラ４とを組み合わせて、廃棄物原料６を挟み込んだ状
態で各ローラ４、５の回転により、廃棄物原料６を円筒
型ヤスリ２に圧送し押し付け供給する。
【００３８】円筒型ヤスリ２の表面に対向する固定側に
は、廃棄物原料６の跳ね上がり防止装置７が設けられて
おり、廃棄物原料６が円筒型ヤスリ２に接近して送りロ
ーラ４から外れた場合に、円筒型ヤスリ２の回転切削力
によって廃棄物原料６が跳ね上がらないように拘束す
る。跳ね上がり防止装置７の先端部には、廃棄物原料６
とのギャップを計測するギャップセンサー８と可動装置
９とが付設されている。
は、廃棄物原料６の跳ね上がり防止装置７が設けられて
おり、廃棄物原料６が円筒型ヤスリ２に接近して送りロ
ーラ４から外れた場合に、円筒型ヤスリ２の回転切削力
によって廃棄物原料６が跳ね上がらないように拘束す
る。跳ね上がり防止装置７の先端部には、廃棄物原料６
とのギャップを計測するギャップセンサー８と可動装置
９とが付設されている。
【００３９】送りローラ４は、１台または複数台設けら
れ、廃棄物原料６を効率的に供給するため、廃棄物原料
６の形状にある程度追従可能なように変形し得るゴム製
または表面をゴムでカバーしたローラが採用されてい
る。すなわち、図２に示すように、送りローラ４はその
ローラ表面をゴム製材料またはゴムでカバーされて形成
され、送りローラ４の表面には摩擦力を高めるために摩
擦力発生部が設けられている。送りローラ４の表面の摩
擦係数が０．５以上になるように表面形状を加工する。
れ、廃棄物原料６を効率的に供給するため、廃棄物原料
６の形状にある程度追従可能なように変形し得るゴム製
または表面をゴムでカバーしたローラが採用されてい
る。すなわち、図２に示すように、送りローラ４はその
ローラ表面をゴム製材料またはゴムでカバーされて形成
され、送りローラ４の表面には摩擦力を高めるために摩
擦力発生部が設けられている。送りローラ４の表面の摩
擦係数が０．５以上になるように表面形状を加工する。
【００４０】図２（ａ）は摩擦力発生部としてゴムの表
面にメッシュを施したものであり、図２（ｂ）は斜め方
向の切り込みを設けたものであり、図２（ｃ）は軸方向
に切り込みを設けたものであり、図２（ｄ）はゴムの表
面に多数の小さな凹部を設けたものであり、図２（ｅ）
はゴムの表面に多数の小さな凸部を設けたものである。
これより、送りローラ４の表面の摩擦力が高めり廃棄物
原料６の送り性能を確保する。
面にメッシュを施したものであり、図２（ｂ）は斜め方
向の切り込みを設けたものであり、図２（ｃ）は軸方向
に切り込みを設けたものであり、図２（ｄ）はゴムの表
面に多数の小さな凹部を設けたものであり、図２（ｅ）
はゴムの表面に多数の小さな凸部を設けたものである。
これより、送りローラ４の表面の摩擦力が高めり廃棄物
原料６の送り性能を確保する。
【００４１】ここで、送りローラ４はバネ１０により支
持され廃棄物原料６を圧挟するように構成されている。
これは、送りローラ４のゴムの変形だけでは廃棄物原料
６をスムーズに通過させることができない場合に、補助
的にバネ１０による変形を加えて廃棄物原料６が送りロ
ーラ４をスムーズに通過できるようにするためである。
これにより、微粉砕装置１の稼働率を向上させ、効率的
な運転を可能としている。
持され廃棄物原料６を圧挟するように構成されている。
これは、送りローラ４のゴムの変形だけでは廃棄物原料
６をスムーズに通過させることができない場合に、補助
的にバネ１０による変形を加えて廃棄物原料６が送りロ
ーラ４をスムーズに通過できるようにするためである。
これにより、微粉砕装置１の稼働率を向上させ、効率的
な運転を可能としている。
【００４２】次に、図３は円筒型ヤスリ２および跳ね上
がり防止装置７部分の説明図である。跳ね上がり防止装
置７は円筒型ヤスリ２の表面に対して、０．１ｍｍから
１０ｍｍの間に装着されている。すなわち、目標とする
廃棄物原料６の微粉砕粒度に応じて設定される円筒型ヤ
スリ２と、廃棄物原料を供給するフィーダ３との間隙ａ
に合わせて、跳ね上がり防止装置７を円筒型ヤスリ２の
表面に対して、０．１ｍｍから１０ｍｍの間隙ｂに可変
に設置している。これにより、送りローラ４から外れた
廃棄物原料６でも最後まで跳ね上がることなく微粉砕可
能にする。
がり防止装置７部分の説明図である。跳ね上がり防止装
置７は円筒型ヤスリ２の表面に対して、０．１ｍｍから
１０ｍｍの間に装着されている。すなわち、目標とする
廃棄物原料６の微粉砕粒度に応じて設定される円筒型ヤ
スリ２と、廃棄物原料を供給するフィーダ３との間隙ａ
に合わせて、跳ね上がり防止装置７を円筒型ヤスリ２の
表面に対して、０．１ｍｍから１０ｍｍの間隙ｂに可変
に設置している。これにより、送りローラ４から外れた
廃棄物原料６でも最後まで跳ね上がることなく微粉砕可
能にする。
【００４３】また、廃棄物原料６と跳ね上がり防止装置
７との間隙ｃを常時ギャップセンサー８で計測し、この
信号を可動装置９に送信して可動装置９が予め設定した
間隙ｃ（例えば１ｍｍ）に保持するように作動する。こ
の機能により種々雑多の形状をした廃棄物原料６が跳ね
上がり防止装置７に引っかかることなくスムーズに円筒
型ヤスリ２に供給されるため、微粉砕装置の運転効率が
向上する。
７との間隙ｃを常時ギャップセンサー８で計測し、この
信号を可動装置９に送信して可動装置９が予め設定した
間隙ｃ（例えば１ｍｍ）に保持するように作動する。こ
の機能により種々雑多の形状をした廃棄物原料６が跳ね
上がり防止装置７に引っかかることなくスムーズに円筒
型ヤスリ２に供給されるため、微粉砕装置の運転効率が
向上する。
【００４４】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、金
属を含む廃棄物から効率的に有価物を分別回収できる微
粉末状態に廃棄物原料を微粉砕できるので、廃棄物の有
効なリサイクル活用が可能になる。これにより、地球環
境を有効に保全でき、地球資源を経済的に有効活用でき
る。
属を含む廃棄物から効率的に有価物を分別回収できる微
粉末状態に廃棄物原料を微粉砕できるので、廃棄物の有
効なリサイクル活用が可能になる。これにより、地球環
境を有効に保全でき、地球資源を経済的に有効活用でき
る。
【図１】本発明の実施の形態に係わる微粉砕装置の構成
図。
図。
【図２】本発明の実施の形態における送りローラの斜視
図。
図。
【図３】本発明の実施の形態における円筒型ヤスリおよ
び跳ね上がり防止装置部分の説明図。
び跳ね上がり防止装置部分の説明図。
１ 微粉砕装置 ２ 円筒型ヤスリ ３ フィーダ ４ 送りローラ ５ 加圧ローラ ６ 廃棄物原料 ７ 跳ね上がり防止装置 ８ ギャップセンサー ９ 可動装置 １０ バネ １１ インバータ電源 １２ 駆動装置 １３ 加圧装置 １４ フィードバック回路
Claims (12)
- 【請求項１】 金属を含む廃棄物から有価物を回収しリ
サイクルする廃棄物処理システムの前記廃棄物を粉砕す
る微粉砕装置において、前記廃棄物を板状にプレスする
ための加圧ローラと、前記加圧ローラで板状にプレスさ
れた廃棄物原料を所定の速度で送り出す送りローラと、
前記送りローラで送り出された廃棄物を微粉砕する円筒
型ヤスリとを備えたことを特徴とする微粉砕装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の微粉砕装置において、
前記送りローラは１台または複数台設けられ、ゴム製ま
たはローラ表面をゴムでカバーして形成されたことを特
徴とする微粉砕装置。 - 【請求項３】 請求項１に記載の微粉砕装置において、
前記加圧ローラは１台または複数台設けられ、ローラは
金属製材料で形成されたことを特徴とする微粉砕装置。 - 【請求項４】 請求項１に記載の微粉砕装置において、
前記廃棄物原料の跳ね上がりを防止するための跳ね上が
り防止装置を前記円筒型ヤスリ表面に対向する固定側に
装着したことを特徴とする微粉砕装置。 - 【請求項５】 請求項２に記載の微粉砕装置において、
前記送りローラは、ローラ表面の摩擦係数が０．５以上
になるように表面形状が加工されたことを特徴とする微
粉砕装置。 - 【請求項６】 請求項２に記載の微粉砕装置において、
前記送りローラは、バネによって前記廃棄物原料を圧挟
するように構成されたことを特徴とする微粉砕装置。 - 【請求項７】 請求項２に記載の微粉砕装置において、
前記送りローラは、その駆動装置の駆動電源として、可
変周波数電源であるインバータ電源を採用し前記廃棄物
の送り出し速度を調整するようにしたことを特徴とする
微粉砕装置。 - 【請求項８】 請求項３に記載の微粉砕装置において、
前記加圧ローラは、油圧装置または空圧装置またはネジ
式ピストンの加圧装置により前記廃棄物原料を板状にプ
レスするようにしたことを特徴とする微粉砕装置。 - 【請求項９】 請求項３に記載の微粉砕装置において、
前記加圧ローラは、その駆動装置の駆動電源として、可
変周波数電源であるインバータ電源を採用し前記廃棄物
原料の量や質に応じて回転数を変化させるようにしたこ
とを特徴とする微粉砕装置。 - 【請求項１０】 請求項４に記載の微粉砕装置におい
て、前記跳ね上がり防止装置は、前記円筒型ヤスリ表面
に対して０．１ｍｍから１０ｍｍの間に可変に間隙を形
成して装着されることを特徴とする微粉砕装置。 - 【請求項１１】 請求項４に記載の微粉砕装置におい
て、前記跳ね上がり防止装置は、前記廃棄物原料の表面
との間隙を測定するギャップセンサーを有し前記廃棄物
原料が前記円筒型ヤスリに送り出し可能となるようにそ
の間隙を調整するようにしたことを特徴とする微粉砕装
置。 - 【請求項１２】 請求項７に記載の微粉砕装置におい
て、前記送りローラの負荷が一定になるように前記イン
バータ電源の出力周波数を調整するようにしたことを特
徴とする微粉砕装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10142598A JPH11333407A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 微粉砕装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10142598A JPH11333407A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 微粉砕装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11333407A true JPH11333407A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15319040
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10142598A Pending JPH11333407A (ja) | 1998-05-25 | 1998-05-25 | 微粉砕装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11333407A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015023931A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 妙子 川村 | 健康器具 |
| WO2019153643A1 (zh) * | 2018-02-06 | 2019-08-15 | 江苏新业重工股份有限公司 | 制造水泥用的物料辊压机 |
-
1998
- 1998-05-25 JP JP10142598A patent/JPH11333407A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2015023931A (ja) * | 2013-07-25 | 2015-02-05 | 妙子 川村 | 健康器具 |
| WO2019153643A1 (zh) * | 2018-02-06 | 2019-08-15 | 江苏新业重工股份有限公司 | 制造水泥用的物料辊压机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20050317 |
|
| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20050324 |