JPH11331305A - 送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに提供媒体 - Google Patents

送信装置および送信方法、受信装置および受信方法、並びに提供媒体

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JPH11331305A
JPH11331305A JP10125633A JP12563398A JPH11331305A JP H11331305 A JPH11331305 A JP H11331305A JP 10125633 A JP10125633 A JP 10125633A JP 12563398 A JP12563398 A JP 12563398A JP H11331305 A JPH11331305 A JP H11331305A
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JP
Japan
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JP10125633A
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Kenichi Imai
憲一 今井
Minoru Tsuji
実 辻
Takashi Koike
隆 小池
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルオーディオ信号を、リアルタイム
で、復号、再生する。 【解決手段】 伝送路の伝送レートが検出され、選択指
示部55では、その伝送レートに対応したビットレート
の符号化データを得ることのできる符号化方法が、エン
コード選択回路56に指示される。エンコード選択回路
56は、選択指示部55の指示にしたがい、スイッチ5
2を制御する。スイッチ52は、エンコード選択回路5
6からの制御にしたがって、エンコーダ531乃至53N
のうちのいずれかを選択し、これにより、フレーム切出
回路51で切り出されたオーディオ信号のフレームは、
スイッチ52が選択しているエンコーダに供給されて符
号化される。この符号化データは、ヘッダ挿入回路54
において、その符号化方法に対応するIDが付加されて
出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信装置および送
信方法、受信装置および受信方法、並びに提供媒体に関
し、特に、例えば、オーディオ信号などの時系列のディ
ジタル信号を符号化して送信し、受信側において、これ
を受信して、リアルタイムで復号する場合などに用いて
好適な送信装置および送信方法、受信装置および受信方
法、並びに提供媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、インターネットなどのネットワ
ークを介して、送信側から受信側に、ディジタルオーデ
ィオ信号などのディジタル信号を伝送する場合において
は、一般に、ディジタル信号のデータレートの方が、ネ
ットワークの伝送帯域(伝送レート)より高いために、
送信側で、ディジタル信号を圧縮符号化し、符号化デー
タとしてから送信し、受信側で、その符号化データを復
号するようになされている。なお、このようなディジタ
ル信号の送受信を行う場合には、受信側において、送信
側が有するエンコーダに対応するデコーダを備えている
ということが前提となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、送信側
では、あるエンコーダによって符号化された符号化デー
タがネットワークを介して、受信側に送信されるが、ネ
ットワークにおける符号化データの伝送レートは、一般
に、トラフィック量などに起因して変化する。従って、
受信側において、符号化データをすべてダウンロードし
てから復号を行うような場合は別として、符号化データ
を受信しながら、それをリアルタイムで復号するような
場合は、ネットワークの伝送レートが、符号化データの
データレートより小さくなると、符号化データの送信が
間に合わなくなり、オーディオ信号を、リアルタイム
で、復号、再生することが困難となる。
【0004】また、インターネットなどでは、符号化デ
ータの送信が間に合わなくなるようなことが、なるべく
生じないようなシステム設計がなされているが、それで
も、受信側のハードウェアの性能やデコーダの復号方法
などに起因して、オーディオ信号を、リアルタイムで、
復号、再生することが困難となることがある。
【0005】即ち、例えば、送信側におけるエンコーダ
の符号化方法が複雑なものであると、一般に、そのよう
なエンコーダによって符号化された符号化データを復号
するデコーダの復号方法も複雑なものとなる。この場
合、受信側のハードウェアが、その複雑な復号方法に対
処可能な処理能力を有していないと、オーディオ信号の
復号が、その再生に間に合わなくなる。また、デコーダ
による符号化データの復号処理時間は、受信側のハード
ウェアの処理能力に大きく影響されるから、受信側のハ
ードウェアの処理能力が、送信側が予想するものよりも
低いと、符号化データの復号に費やされる時間が、送信
側が予想する時間よりも長くなってしまい、オーディオ
信号を、リアルタイムで、復号、再生することが困難と
なる。
【0006】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ディジタル信号を、リアルタイムで、復
号、再生することができるようにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の送信装
置は、ディジタル信号を、複数の符号化方法でそれぞれ
符号化し、符号化データを出力する複数の符号化手段
と、複数の符号化方法の中から、ディジタル信号の一部
または全部を符号化するための符号化方法を指示する指
示手段と、指示手段によって指示された符号化方法によ
る符号化データを選択する選択手段と、選択手段により
選択された符号化データに対して、その符号化データに
ついての符号化方法を示す符号化方法情報を付加する付
加手段とを備えることを特徴とする。
【0008】請求項12に記載の送信方法は、複数の符
号化方法の中から、ディジタル信号の一部または全部を
符号化するための符号化方法を指示する指示ステップ
と、指示ステップで指示された符号化方法による符号化
データを選択する選択ステップと、選択ステップで選択
された符号化データに対して、その符号化データについ
ての符号化方法を示す符号化方法情報を付加する付加ス
テップとを備えることを特徴とする。
【0009】請求項22に記載の提供媒体は、複数の符
号化方法の中から、ディジタル信号の一部または全部を
符号化するための符号化方法を指示する指示ステップ
と、指示ステップで指示された符号化方法による符号化
データを選択する選択ステップと、選択ステップで選択
された符号化データに対して、その符号化データについ
ての符号化方法を示す符号化方法情報を付加する付加ス
テップとを備えるコンピュータプログラムを提供するこ
とを特徴とする。
【0010】請求項32に記載の受信装置は、符号化デ
ータに付加されている、その符号化データを得るのに用
いた符号化方法を示す符号化方法情報を抽出する抽出手
段と、符号化方法情報に基づいて、符号化データを復号
する復号方法を認識する認識手段と、認識手段により認
識された復号方法により、符号化データを復号する復号
手段とを備えることを特徴とする。
【0011】請求項37に記載の受信方法は、符号化デ
ータに付加されている、その符号化データを得るのに用
いた符号化方法を示す符号化方法情報を抽出する抽出ス
テップと、符号化方法情報に基づいて、符号化データを
復号する復号方法を認識する認識ステップと、認識ステ
ップで認識された復号方法により、符号化データを復号
する復号ステップとを備えることを特徴とする。
【0012】請求項41に記載の提供媒体は、符号化デ
ータに付加されている、その符号化データを得るのに用
いた符号化方法を示す符号化方法情報を抽出する抽出ス
テップと、符号化方法情報に基づいて、符号化データを
復号する復号方法を認識する認識ステップと、認識手段
で認識された復号方法により、符号化データを復号する
復号ステップとを備えるコンピュータプログラムを提供
することを特徴とする。
【0013】請求項45に記載の提供媒体は、複数の符
号化方法の中から、ディジタル信号の一部または全部を
符号化するための符号化方法を指示し、指示された符号
化方法により、ディジタル信号を符号化した符号化デー
タを選択し、選択された符号化データに、その符号化デ
ータについての符号化方法を示す符号化方法情報を付加
することをにより得られる符号化データおよび符号化方
法情報を提供することを特徴とする。
【0014】請求項46に記載の送信装置は、ディジタ
ル信号を、複数の符号化方法でそれぞれ符号化し、符号
化データを出力する複数の符号化手段と、伝送路の伝送
レートを検出する検出手段と、複数の符号化方法の中か
ら、伝送路の伝送レートに対応したビットレートの符号
化データを得ることができるものを選択する選択手段
と、選択手段により選択された符号化方法による符号化
データを送信する送信手段とを備えることを特徴とす
る。
【0015】請求項62に記載の送信方法は、伝送路の
伝送レートを検出する検出ステップと、複数の符号化方
法の中から、伝送路の伝送レートに対応したビットレー
トの符号化データを得ることができるものを選択する選
択ステップと、選択ステップで選択された符号化方法に
よる符号化データを送信する送信ステップとを備えるこ
とを特徴とする。
【0016】請求項78に記載の提供媒体は、伝送路の
伝送レートを検出する検出ステップと、複数の符号化方
法の中から、伝送路の伝送レートに対応したビットレー
トの符号化データを得ることができるものを選択する選
択ステップと、選択ステップで選択された符号化方法に
よる符号化データを送信する送信ステップとを備えるコ
ンピュータプログラムを提供することを特徴とする。
【0017】請求項94に記載の受信装置は、伝送路の
伝送レートに対応したビットレートのデータを得ること
ができる符号化方法によって符号化された符号化データ
を受信する受信手段と、符号化データを復号する復号手
段とを備えることを特徴とする。
【0018】請求項96に記載の受信方法は、伝送路の
伝送レートに対応したビットレートのデータを得ること
ができる符号化方法によって符号化された符号化データ
を受信する受信ステップと、符号化データを復号する復
号ステップとを備えることを特徴とする。
【0019】請求項98に記載の提供媒体は、伝送路の
伝送レートに対応したビットレートのデータを得ること
ができる符号化方法によって符号化された符号化データ
を受信する受信ステップと、符号化データを復号する復
号ステップとを備えるコンピュータプログラムを提供す
ることを特徴とする。
【0020】請求項1に記載の送信装置においては、複
数の符号化手段は、ディジタル信号を、複数の符号化方
法でそれぞれ符号化して、符号化データを出力し、指示
手段は、複数の符号化方法の中から、ディジタル信号の
一部または全部を符号化するための符号化方法を指示す
るようになされている。選択手段は、指示手段によって
指示された符号化方法による符号化データを選択し、付
加手段は、選択手段により選択された符号化データに対
して、その符号化データについての符号化方法を示す符
号化方法情報を付加するようになされている。
【0021】請求項12に記載の送信方法においては、
複数の符号化方法の中から、ディジタル信号の一部また
は全部を符号化するための符号化方法を指示し、その符
号化方法による符号化データを選択し、選択された符号
化データに対して、その符号化データについての符号化
方法を示す符号化方法情報を付加するようになされてい
る。
【0022】請求項22に記載の提供媒体においては、
複数の符号化方法の中から、ディジタル信号の一部また
は全部を符号化するための符号化方法を指示し、その符
号化方法による符号化データを選択し、選択された符号
化データに対して、その符号化データについての符号化
方法を示す符号化方法情報を付加する処理を行うための
コンピュータプログラムを提供するようになされてい
る。
【0023】請求項32に記載の受信装置においては、
抽出手段は、符号化データに付加されている、その符号
化データを得るのに用いた符号化方法を示す符号化方法
情報を抽出し、認識手段は、符号化方法情報に基づい
て、符号化データを復号する復号方法を認識するように
なされている。復号手段は、認識手段により認識された
復号方法により、符号化データを復号するようになされ
ている。
【0024】請求項37に記載の受信方法においては、
符号化データに付加されている、その符号化データを得
るのに用いた符号化方法を示す符号化方法情報を抽出
し、その符号化方法情報に基づいて、符号化データを復
号する復号方法を認識し、認識された復号方法により、
符号化データを復号するようになされている。
【0025】請求項41に記載の提供媒体においては、
符号化データに付加されている、その符号化データを得
るのに用いた符号化方法を示す符号化方法情報を抽出
し、その符号化方法情報に基づいて、符号化データを復
号する復号方法を認識し、認識された復号方法により、
符号化データを復号する処理を行うためのコンピュータ
プログラムを提供するようになされている。
【0026】請求項45に記載の提供媒体においては、
複数の符号化方法の中から、ディジタル信号の一部また
は全部を符号化するための符号化方法を指示し、指示さ
れた符号化方法により、ディジタル信号を符号化した符
号化データを選択し、選択された符号化データに、その
符号化データについての符号化方法を示す符号化方法情
報を付加することをにより得られる符号化データおよび
符号化方法情報を提供するようになされている。
【0027】請求項46に記載の送信装置においては、
複数の符号化手段は、ディジタル信号を、複数の符号化
方法でそれぞれ符号化して、符号化データを出力し、検
出手段は、伝送路の伝送レートを検出するようになされ
ている。選択手段は、複数の符号化方法の中から、伝送
路の伝送レートに対応したビットレートの符号化データ
を得ることができるものを選択し、送信手段は、選択手
段により選択された符号化方法による符号化データを送
信するようになされている。
【0028】請求項62に記載の送信方法においては、
伝送路の伝送レートを検出し、複数の符号化方法の中か
ら、伝送路の伝送レートに対応したビットレートの符号
化データを得ることができるものを選択し、その選択さ
れた符号化方法による符号化データを送信するようにな
されている。
【0029】請求項78に記載の提供媒体においては、
伝送路の伝送レートを検出し、複数の符号化方法の中か
ら、伝送路の伝送レートに対応したビットレートの符号
化データを得ることができるものを選択し、その選択さ
れた符号化方法による符号化データを送信する処理を行
うためのコンピュータプログラムを提供するようになさ
れている。
【0030】請求項94に記載の受信装置においては、
受信手段は、伝送路の伝送レートに対応したビットレー
トのデータを得ることができる符号化方法によって符号
化された符号化データを受信し、復号手段は、符号化デ
ータを復号するようになされている。
【0031】請求項96に記載の受信方法においては、
伝送路の伝送レートに対応したビットレートのデータを
得ることができる符号化方法によって符号化された符号
化データを受信し、その符号化データを復号するように
なされている。
【0032】請求項98に記載の提供媒体においては、
伝送路の伝送レートに対応したビットレートのデータを
得ることができる符号化方法によって符号化された符号
化データを受信し、その符号化データを復号する処理を
行うためのコンピュータプログラムを提供するようにな
されている。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を説
明するが、その前に、特許請求の範囲に記載の発明の各
手段と以下の実施の形態との対応関係を明らかにするた
めに、各手段の後の括弧内に、対応する実施の形態(但
し、一例)を付加して、本発明の特徴を記述すると、次
のようになる。
【0034】即ち、請求項1に記載の送信装置は、時系
列のディジタル信号を符号化した符号化データを出力す
る送信装置であって、ディジタル信号を、複数の符号化
方法でそれぞれ符号化し、符号化データを出力する複数
の符号化手段(例えば、図5に示すエンコーダ531
至53Nなど)と、複数の符号化方法の中から、ディジ
タル信号の一部または全部を符号化するための符号化方
法を指示する指示手段(例えば、図5に示す選択指示部
55など)と、指示手段によって指示された符号化方法
による符号化データを選択する選択手段(例えば、図5
に示すスイッチ52およびエンコード選択回路56な
ど)と、選択手段により選択された符号化データに対し
て、その符号化データについての符号化方法を示す符号
化方法情報を付加する付加手段(例えば、図5に示すヘ
ッダ挿入回路54など)と、符号化方法情報が付加され
た符号化データを出力する出力手段(例えば、図4に示
す送信回路33など)とを備えることを特徴とする。
【0035】請求項6に記載の送信装置は、符号化デー
タを受信する受信装置が、コンピュータプログラムを実
行することにより、符号化データを復号する復号装置と
して機能する場合において、受信装置が、出力手段が出
力する符号化データを復号する復号装置として機能する
ためのコンピュータプログラムを有していないとき、そ
のコンピュータプログラムを、受信装置に送信する送信
手段(例えば、図9に示すプログラムの処理ステップS
7など)をさらに備えることを特徴とする。
【0036】請求項7に記載の送信装置は、符号化デー
タを受信する受信装置が、コンピュータプログラムを実
行することにより、符号化データを復号する復号装置と
して機能する場合において、受信装置が、出力手段が出
力する符号化データを復号する復号装置として機能する
ためのコンピュータプログラムを有していないとき、出
力手段が出力する符号化データを、受信装置が復号可能
な符号化方法によって符号化されたものに変更する変更
手段(例えば、図9に示すプログラムの処理ステップS
9など)をさらに備えることを特徴とする。
【0037】請求項10に記載の送信装置は、複数の符
号化手段それぞれがディジタル信号を符号化することに
より得られる複数の符号化データを記憶する複数の記憶
手段(例えば、図16に示すストレージ911乃至91N
など)をさらに備え、選択手段が、複数の記憶手段にそ
れぞれ記憶された複数の符号化データのうち、指示手段
によって指示された符号化方法によるものを選択するこ
とを特徴とする。
【0038】請求項11に記載の送信装置は、複数の符
号化手段、指示手段、選択手段、および付加手段の組を
複数備え、各組の付加手段の出力を多重化する多重化手
段(例えば、図4に示す多重化部42など)をさらに備
えることを特徴とする。
【0039】請求項32に記載の受信装置は、時系列の
ディジタル信号の一部または全部を、複数の符号化方法
のうちのいずれかで符号化した符号化データを受信して
処理する受信装置であって、符号化データに付加されて
いる、その符号化データを得るのに用いた符号化方法を
示す符号化方法情報を抽出する抽出手段(例えば、図8
に示すヘッダ抽出回路81など)と、符号化方法情報に
基づいて、符号化データを復号する復号方法を認識する
認識手段(例えば、図8に示すヘッダ抽出回路81な
ど)と、認識手段により認識された復号方法により、符
号化データを復号する復号手段(例えば、図8に示すデ
コーダ831乃至83N'のうちのいずれかなど)とを備
えることを特徴とする。
【0040】請求項33に記載の受信装置は、符号化デ
ータを送信してくる送信装置が、その送信先の処理能力
に基づいて、ディジタル信号の符号化方法を指示する場
合において、自身の処理能力を、送信装置に送信する処
理能力送信手段(例えば、図12に示すプログラムの処
理ステップS12など)をさらに備えることを特徴とす
る。
【0041】請求項34に記載の受信装置は、符号化デ
ータを送信してくる送信装置に対して、ディジタル信号
を符号化するのに用いる符号化方法の要求を送信する要
求送信手段(例えば、図12に示すプログラムの処理ス
テップS18など)をさらに備えることを特徴とする。
【0042】請求項35に記載の受信装置は、情報処理
装置が、コンピュータプログラムを実行することによ
り、復号手段として機能する場合において、符号化デー
タを復号する復号方法に対応する復号手段として機能す
るためのコンピュータプログラムを有していないとき、
符号化データを送信してくる送信装置が送信する、符号
化データを復号する復号方法に対応する復号手段として
機能するためのコンピュータプログラムを受信する受信
手段(例えば、図12に示すプログラムの処理ステップ
S16など)と、受信手段が受信したコンピュータプロ
グラムを、情報処理装置に組み込む組み込み手段(例え
ば、図12に示すプログラムの処理ステップS16な
ど)とをさらに備えることを特徴とする。
【0043】請求項36に記載の受信装置は、複数の符
号化データが多重化されている場合において、抽出手
段、認識手段、および復号手段の組を複数備え、各組の
抽出手段に対して、複数の多重化データを分離して供給
する分離手段(例えば、図7に示す分離部71など)を
さらに備えることを特徴とする。
【0044】請求項46に記載の送信装置は、ディジタ
ル信号を符号化した符号化データを、所定の伝送路を介
して送信する送信装置であって、ディジタル信号を、複
数の符号化方法でそれぞれ符号化し、符号化データを出
力する複数の符号化手段(例えば、図5に示すエンコー
ダ531乃至53Nなど)と、伝送路の伝送レートを検出
する検出手段(例えば、図5に示す選択指示部55な
ど)と、複数の符号化方法の中から、伝送路の伝送レー
トに対応したビットレートの符号化データを得ることが
できるものを選択する選択手段(例えば、図5に示すエ
ンコード選択部56など)と、選択手段により選択され
た符号化方法による符号化データを送信する送信手段
(例えば、図4に示す送信回路33など)とを備えるこ
とを特徴とする。
【0045】請求項48に記載の送信装置は、複数の符
号化手段それぞれがディジタル信号を符号化することに
より得られる複数の符号化データを記憶する複数の記憶
手段(例えば、図16に示すストレージ911乃至91N
など)をさらに備え、選択手段は、複数の記憶手段にそ
れぞれ記憶された複数の符号化データのうち、伝送路の
伝送レートに対応したビットレートのものを選択するこ
とを特徴とする。
【0046】請求項61に記載の送信装置は、選択手段
により選択された符号化方法による符号化データに対し
て、その符号化方法を示す符号化方法情報を付加する付
加手段(例えば、図5に示すヘッダ挿入回路54など)
をさらに備えることを特徴とする。
【0047】請求項94に記載の受信装置は、ディジタ
ル信号を符号化した符号化データを、所定の伝送路を介
して受信する受信装置であって、伝送路の伝送レートに
対応したビットレートのデータを得ることができる符号
化方法によって符号化された符号化データを受信する受
信手段(例えば、図7に示す受信回路61など)と、符
号化データを復号する復号手段(例えば、図8に示すデ
コーダ831乃至83N 'など)とを備えることを特徴と
する。
【0048】請求項95に記載の受信装置は、符号化デ
ータに、その符号化方法を示す符号化方法情報が付加さ
れている場合において、符号化方法情報に基づいて、符
号化データの復号方法を認識する認識手段(例えば、図
8に示すヘッダ抽出回路81など)をさらに備えること
を特徴とする。
【0049】なお、勿論この記載は、各手段を上記した
ものに限定することを意味するものではない。
【0050】図1は、本発明を適用した伝送システム
(システムとは、複数の装置が論理的に集合した物をい
い、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは問わな
い)の一実施の形態の構成例を示している。
【0051】この伝送システムでは、クライアント端末
3からサーバ1に対して、例えば、インターネットや、
ISDN(Integrated Service Digital Network),L
AN(Local Area Network),PSTN(Public Switc
hed Telephone Network)などでなるネットワーク2を
介して、時系列のディジタル信号としての、例えば、デ
ィジタルオーディオ信号の要求があると、サーバ1にお
いて、その要求のあったオーディオ信号を、所定の符号
化方法で符号化した符号化データが、ネットワーク2を
介して、クライアント端末3に送信される。クライアン
ト端末3では、サーバ1からの符号化データが受信さ
れ、例えば、リアルタイムで、復号、再生される(スト
リーミング再生される)。
【0052】図2は、図1のサーバ1のハードウェア構
成例を示している。
【0053】ROM(Read Only Memory)11には、例
えば、IPL(Initial Program Loading)プログラム
などが記憶されている。CPU(Central Processor Un
it)12は、例えば、ROM11に記憶されているIP
Lプログラムにしたがって、外部記憶装置16に記憶
(記録)されたOS(Operating System)のプログラム
を実行し、さらに、そのOSの制御の下、外部記憶装置
16に記憶された各種のアプリケーションプログラムを
実行することで、オーディオ信号の符号化処理や、その
符号化処理により得られる符号化データの、クライアン
ト端末3への送信処理、その他の後述するような各種の
処理などを行う。RAM(Random AccessMemory)13
は、CPU12の動作上必要なプログラムやデータなど
を記憶する。入力装置14は、例えば、キーボードやマ
ウス、マイク、外部インターフェイスなどで構成され、
必要なデータやコマンドを入力するときに操作される。
さらに、入力装置14は、外部からディジタルオーディ
オ信号の入力を受け付けるインターフェイスとしても機
能するようになされている。出力装置15は、例えば、
ディスプレイや、スピーカ、プリンタなどで構成され、
必要な情報を表示、出力する。外部記憶装置16は、例
えば、ハードディスクなどでなり、上述したOSやアプ
リケーションプログラム、さらには、後述するように、
クライアント端末3に提供するデコーダとしてのプログ
ラムモジュールなどを記憶している。また、外部記憶装
置16は、その他、CPU12の動作上必要なデータな
ども記憶する。通信装置17は、ネットワーク2を介し
ての通信に必要な制御を行う。
【0054】次に、図3は、図1のクライアント端末3
のハードウェア構成例を示している。
【0055】クライアント端末3は、ROM21乃至通
信装置27で構成され、上述したROM11乃至通信装
置17で構成されるサーバ1と基本的に同様に構成され
ている。
【0056】但し、外部記憶装置26には、アプリケー
ションプログラムとして、例えば、サーバ1からの符号
化データを復号するためのプログラムや、その他の後述
するような処理を行うためのプログラムなどが記憶され
ており、CPU22では、これらのアプリケーションプ
ログラムが実行されることで、符号化データの復号処理
などが行われるようになされている。
【0057】次に、図4は、図2のサーバ1の機能的構
成例を示している。なお、この構成は、基本的に、CP
U12が、外部記憶装置16に記憶されているアプリケ
ーションプログラムを実行することで実現される。
【0058】クライアント端末3に提供すべきオーディ
オ信号は、オーディオ信号入力回路31に供給されるよ
うになされており、そこでは、アナログのオーディオ信
号がA/D変換されることにより、ディジタルオーディ
オ信号とされる。そして、オーディオ信号入力回路31
は、そのディジタル信号としたオーディオ信号を、例え
ば、チャンネルごとに分けて符号化回路32に供給す
る。
【0059】即ち、オーディオ信号入力回路31には、
例えば、曲のオーディオ信号については、その曲を構成
しているギターや、ピアノ、ドラム、歌(歌詞)などの
各パートごとに分けたものが同期して入力されるように
なされており、オーディオ信号入力回路31は、各パー
トのオーディオ信号を、各チャンネルのオーディオ信号
として出力するようになされている。
【0060】なお、オーディオ信号入力回路31には、
各パートのオーディオ信号をミキシングしたものを入力
することも可能である。但し、この場合、オーディオ信
号入力回路31からは、ミキシングされた状態のオーデ
ィオ信号が出力されることになる。
【0061】また、オーディオ信号入力回路31には、
実際のオーディオ信号の他、例えば、MIDI(Musica
l Instrument Digital Interface)のデータ(MIDI
音源を制御するためのデータ)などを入力することも可
能である。
【0062】符号化回路32では、オーディオ信号入力
回路31からのオーディオ信号が高能率符号化される。
【0063】即ち、図4の実施の形態では、符号化回路
32は、M個の符号化部411乃至41Mおよび多重化部
42で構成されている。符号化部41m(m=1,2,
・・・,M)には、オーディオ信号入力回路31から、
対応するチャンネルのオーディオ信号が供給される。符
号化部41mでは、オーディオ信号入力回路31からの
オーディオ信号が符号化され、その結果得られる符号化
データは、多重化回路42に供給される。多重化回路4
2では、符号化部411乃至41MそれぞれからのM個の
符号化データが多重化され、多重化データとして、送信
回路33に供給される。
【0064】送信回路33は、多重化データを、ネット
ワーク2を介して送信するための通信プロトコルに対応
したフォーマットに変換し、ネットワーク2を介して、
クライアント端末3に送信する。
【0065】次に、図5は、図4の符号化部41mの構
成例を示している。
【0066】フレーム切出回路51は、オーディ信号入
力回路31からのオーディオ信号(オーディオデータ)
を、所定の長さ(例えば、エンコーダ531乃至53N
よる符号化処理に適した長さや、ネットワーク2を介し
てのパケット(ネットワークパケット)送信に適した長
さ)のフレーム単位で切り出し、スイッチ52に供給す
る。スイッチ52は、エンコード選択回路56の制御の
下、エンコーダ531乃至53Nのうちのいずれかを選択
するようになされており、従って、フレーム切出回路5
1が出力するフレームは、スイッチ52を介して、エン
コーダ531乃至53Nのうちのいずれかに供給される。
【0067】エンコーダ531乃至53N(Nは2以上)
は、それぞれ異なる符号化方法(例えば、リニアPCM
(Pulse Code Modulation)や、ADPCM(Adaptive
Differential PCM),MPEG(Moving Picture Exper
ts Group)のレイヤ1,2,3,ATRAC(Adaptive
Transform Acoustic Coding),ATRAC2,HVX
C(Harmonic Vector Excitation Coding)など)で、
オーディオ信号の符号化を行うようになされている。本
実施の形態では、例えば、得られる符号化データのビッ
トレートが多い(高い)が、オーディオ信号の再現性が
比較的良い符号化方法や、符号化データのビットレート
は少ない(低い)が、オーディオ信号の再現性が幾分劣
る符号化方法、復号するのに多くの演算量を必要とする
符号化方法(このような符号化方法は、一般に、符号化
時の演算量も多い)、復号するのにあまり多くの演算量
を必要としない符号化方法、特に音声(人間の発話)に
適した符号化方法、その他各種の符号化方法による符号
化を行うエンコーダが、エンコーダ531乃至53Nとし
て用意されている。
【0068】ここで、得られる符号化データのビットレ
ートが多い符号化方法としては、例えば、リニアPCM
(この符号化方法により得られる符号化データは、A/
D変換されたディジタルオーディオ信号をそのまま出力
したものに等しい)などがある。さらに、得られる符号
化データのビットレートが少ない符号化方法(従って、
圧縮率が高い符号化方法)としては、例えば、MPEG
レイヤ3やATRAC2などがある。また、例えば、復
号するのにあまり多くの演算量を必要としない符号化方
法としては、例えば、ATRACなどがある。さらに、
音声に適した符号化方法としては、例えば、線形予測を
利用したものや、HVXCなどがある。なお、HVXC
は、本件出願人が先に提案した手法の1つであり、その
詳細については、例えば、特開平9−127989号公
報などに開示されている。
【0069】なお、ここでは、例えばATRAC2であ
っても、ビットレートが異なれば、「異なる符号化方
法」に該当するものとする。従って、エンコーダ531
乃至53Nは、例えば、すべてATRAC2による符号
化を行うが、出力される符号化データのデータレート
が、それぞれ、64Kbps,32Kbps,24Kb
ps,・・・となっている場合もある。
【0070】選択指示部55は、エンコーダ531乃至
53Nそれぞれに対応する複数の符号化方法の中から、
後述するようにして適切な符号化方法を決定し、その符
号化方法を選択するように、エンコード選択回路56に
対して指示をだす。エンコード選択回路56は、この指
示にしたがって、スイッチ52を制御し、その指示され
たエンコード方法による符号化を行うエンコーダを選択
させる。従って、フレーム切出回路51が出力するフレ
ームは、スイッチ52を介し、エンコーダ53乃至5
のうちの、選択されたエンコーダ(以下、適宜、選
択エンコーダという)に供給される。
【0071】エンコーダ531乃至53Nのうちの選択エ
ンコーダでは、そこに供給されたフレームが、所定の符
号化方法(選択エンコーダにおける符号化方法であるの
で、以下、適宜、選択符号化方法という)で符号化され
る。選択エンコーダにおける符号化の結果得られる符号
化データは、ヘッダ挿入回路54に供給され、そこで、
選択符号化方法を表すID(Identification)(符号化
方法情報)が付加される。
【0072】即ち、本実施の形態では、オーディオ信号
が、N個の符号化方法のうちのいずれかで符号化され
る。また、後述するように、ある一連のオーディオ信号
の符号化の途中で、スイッチ52が切り替えられること
により、そのオーディオ信号の一部が、ある符号化方法
で符号化され、他の一部が、他の符号化方法で符号化さ
れることがある。そこで、ヘッダ挿入回路54では、オ
ーディオ信号の各フレームが、どのような符号化方法で
符号化されたかを示すための情報として、各フレームの
符号化データには、そのフレームが符号化されたときの
符号化方法を示すIDが付加される。
【0073】ここで、例えば、エンコーダ531乃至5
Nそれぞれには、ユニークな番号を付しておき、その
番号を表すバイト列を、IDとして使用することができ
る。なお、どのようなIDを使用するかは、サーバ1側
とクライアント端末3側との間で、あらかじめ定めてお
く(コンセンサスをとっておく)必要がある。
【0074】ヘッダ挿入回路54においてIDの付加さ
れた符号化データは、多重化部42(図4)に供給され
る。なお、ヘッダ挿入回路54においては、フレーム単
位でIDを付加するのではなく、例えば、符号化方法が
変化した直後のフレームにのみ、IDを付加するように
することも可能である。
【0075】図6は、ヘッダ挿入回路54が出力するデ
ータのフォーマットを示している。
【0076】同図に示すように、エンコーダ53mから
出力された符号化データは、ヘッダ挿入回路54におい
て、そのエンコーダ53mにおける符号化方法を表すI
DとしてのIDmが、例えば、ヘッダに挿入された状態
で出力される。
【0077】次に、図7は、図3のクライアント端末3
の機能的構成例を示している。なお、この構成は、基本
的に、CPU22が外部記憶装置26に記憶されたアプ
リケーションプログラムを実行することで実現される。
【0078】サーバ1から、ネットワーク2を介して送
信されてくる符号化ビットストリーム(多重化データ)
は、受信回路61に供給される。受信回路61では、符
号化ビットストリームが受信され、図4の送信回路33
におけるフォーマット変換に対応するフォーマット変換
が施された後、復号回路62に供給されて復号される。
【0079】復号回路62は、分離部71およびM個の
復号部721乃至72Mで構成されている。なお、ここで
は、復号回路62を構成する復号部721乃至72Mの数
を、図4の符号化回路32を構成する符号化部411
至41Mの数と同一にしているが、それらの数は一致し
ていなくてもかまわない。但し、復号部の数が、符号化
部の数よりも少ない場合には、クライアント端末3にお
いて、復号、再生されないチャンネル(パート)のオー
ディオ信号が生じることになる。
【0080】分離部71には、受信回路61が出力す多
重化データが供給されるようになされており、そこで
は、多重化データが、各チャンネルの符号化データに分
離される。この各チャンネルの符号化データそれぞれ
は、復号部721乃至72Mのうちの、対応するものに供
給される。
【0081】復号部72mでは、分離部71からの符号
化データが、ディジタルオーディオ信号に復号され、オ
ーディオ信号出力回路63に供給される。オーディオ信
号出力回路63では、復号部721乃至72Mそれぞれか
らのオーディオ信号が、D/A変換され、さらに、必要
に応じてミキシングされて出力される。オーディオ信号
出力回路63が出力するオーディオ信号は、出力装置2
5(図3)を構成するスピーカなどから出力される。
【0082】次に、図8は、図7の復号部72mの構成
例を示している。
【0083】分離部71からの符号化データは、ヘッダ
抽出回路81に供給される。ヘッダ抽出回路81では、
符号化データに付加されているIDが抽出され、そのI
Dに基づいて、その符号化データの復号方法が認識され
る。即ち、上述したように、IDは、符号化方法を表
し、符号化方法が分かれば、その復号方法も分かる。そ
こで、ヘッダ抽出回路81では、符号化データに付加さ
れているIDに基づいて、その符号化データの復号方法
が認識される。さらに、ヘッダ抽出回路81は、その復
号方法の認識結果に基づいて、スイッチ82を制御し、
デコーダ831乃至83N'のうちのいずれかを選択させ
る。そして、ヘッダ抽出回路81は、IDを取り除いた
符号化データを、デコーダ831乃至83N'のうちの、
スイッチ52が選択しているもの(以下、適宜、選択デ
コーダという)に供給する。
【0084】デコーダ831乃至83N'(N’は1以
上)は、それぞれ異なる復号方法(基本的には、サーバ
1のエンコーダ531乃至53Nそれぞれにおける符号化
方法に対応する復号方法)で、符号化データを復号する
ようになされており、ヘッダ抽出回路81からスイッチ
82を介して、符号化データが供給される選択デコーダ
では、その符号化データが、オーディオ信号に復号され
る。この復号されたオーディオ信号は、オーディオ信号
出力回路63(図7)に供給される。
【0085】次に、図9のフローチャートを参照して、
サーバ1の処理について説明する。
【0086】サーバ1は、クライアント端末3から、ネ
ットワーク2を介して、オーディオ信号の供給を受ける
ための接続要求が送信されてくると、その接続要求を受
信し、図9のフローチャートにしたがった処理を行う。
【0087】即ち、サーバ1のCPU12では、まず最
初に、ステップS1において、クライアント端末3との
通信を行うために必要な接続処理が行われ、これによ
り、クライアント端末3との間の通信リンクが確立され
る。なお、サーバ1は、例えば、現在接続されているク
ライアント端末の数が、自身が処理可能な数であるかど
うかや、安定した通信を阻害するような大きな負荷がか
かっていないかどうかなどを確認し、クライアント端末
3に対する処理を問題なく行うことができる状態であれ
ば、クライアント端末3との間の通信リンクを確立する
が、そのような状態でないときは、クライアント端末3
との間の接続を拒否するようになされている。
【0088】そして、ステップS2において、CPU1
2は、通信リンクを確立したクライアント端末3の処理
能力を判定する。ここで、クライアント端末3の処理能
力の判定は、例えば、図10に示すようにして行われ
る。
【0089】即ち、クライアント端末3は、図10
(A)に示すように、通信リンクの確立後、CPU22
の性能(CPU名やクロックなど)や、メモリ容量(R
AM23の容量)、OS、ハードディスクの残量(外部
記憶装置26の残量)などのシステム情報を送信するな
されており、CPU12では、このように、クライアン
ト端末3から、いわば自主的に送信されてくるシステム
情報に基づいて、その処理能力が判定される。
【0090】また、CPU12は、クライアント端末3
との間の通信リンクの確立後、通信装置17を制御する
ことにより、図10(B)に示すように、クライアント
端末3に対し、ネットワーク2を介して、システム情報
の送信を要求するシステム情報要求を送信する。このシ
ステム情報要求は、クライアント端末3の通信装置27
で受信され、CPU22に供給される。CPU22は、
システム情報要求を受信すると、通信装置27を制御す
ることにより、図10(B)に示すように、クライアン
ト端末3のシステム情報を、ネットワーク2を介して、
サーバ1に送信する。サーバ1では、このようにして送
信されてくるシステム情報が、通信装置27で受信さ
れ、CPU12に供給される。CPU12は、このシス
テム情報に基づいて、クライアント端末3の処理能力を
認識する。
【0091】さらに、CPU12は、クライアント端末
3との間の通信リンクの確立後、通信装置17を制御す
ることにより、図10(C)に示すように、エンコーダ
531乃至53Nのうちのいずれかにより符号化した、例
えば、1フレーム分の符号化データを、ダミーのデータ
として、クライアント端末3に送信する。なお、このダ
ミーのデータとしては、例えば、クライアント端末3
が、接続要求時に要求するオーディオ信号の一部を用い
ることができる。また、ダミーのデータとする符号化デ
ータは、あらかじめ処理能力認識用に用意しておいても
良い。
【0092】サーバ1から送信されてくるダミーのデー
タは、クライアント端末3で受信され、復号部72m
有するデコーダ831乃至83N'のうちのいずれかでデ
コードされる。即ち、ダミーのデータにも、IDが付加
されており、図8に示した復号部72mでは、ヘッダ抽
出回路81において、ダミーのデータに付加されている
IDが抽出され、そのIDに基づいて、ダミーのデータ
の復号方法が認識される。そして、ヘッダ抽出回路81
は、その復号方法によって復号を行うデコーダを、スイ
ッチ82を制御することにより選択させ、これにより、
ダミーのデータは、デコーダ831乃至83N'のうち
の、選択デコーダに供給されて復号される。
【0093】クライアント端末3のCPU22は、選択
デコーダにおいて、ダミーのデータを復号するのに要し
たデコード時間を測定し、図10(C)に示すように、
そのデコード時間を、サーバ1に送信する。サーバ1の
CPU12では、そのデコード時間に基づいて、クライ
アント端末3の処理能力が認識される。
【0094】CPU12は、クライアント端末3の処理
能力の認識後、その処理能力が、オーディオ信号を、リ
アルタイムで復号、再生するのに十分であるかどうかを
判定する。即ち、図10(A)や図10(B)で説明し
たようにして、クライアント端末3の処理能力が認識さ
れる場合には、エンコーダ531乃至53Nによって符号
化された符号化データそれぞれを、リアルタイムで復号
するのに必要なシステムリソースを記述したリソーステ
ーブルが、例えば、外部記憶装置16に記憶されてお
り、CPU12は、このリソーステーブルを参照するこ
とで、クライアント端末3の処理能力が、オーディオ信
号を所定の符号化方法で符号化した符号化データを、リ
アルタイムで復号、再生するのに十分であるかどうかを
判定する。
【0095】また、図10(C)で説明したようにし
て、クライアント端末3の処理能力が認識される場合に
は、CPU12は、クライアント端末3における符号化
データのデコード時間が、その符号化データを復号した
オーディオ信号の再生時間よりも短いかどうかによっ
て、クライアント端末3の処理能力が、符号化データ
を、リアルタイムで復号、再生するのに十分であるかど
うかを判定する。即ち、デコード時間が、再生時間より
も短い場合には、クライアント端末3の処理能力が十分
であると判定され、そうでない場合には、クライアント
端末3の処理能力が不十分であると判定される。
【0096】ここで、図10(C)で説明した方法で、
クライアント端末3の処理能力を認識する場合において
は、ダミーのデータは、クライアント端末3が有するデ
コーダ831乃至83N'のうちのいずれかで復号可能な
ものを用いる必要がある。なお、クライアント端末3に
おいて、どのような符号化データが復号可能であるか
は、例えば、その復号方法に対応するIDを、あらかじ
め定めておいた方法で、クライアント端末3からサーバ
1に送信することで、サーバ1に認識させることができ
る。あるいは、サーバ1において、エンコーダ531
至53Nに符号化させたダミーのデータを順次送信し、
クライアント端末3では、サーバ1から送信されてくる
ダミーのデータのうち、復号可能なものについてだけ復
号を行い、そのデコード時間を、サーバ1に返すように
しても良い。
【0097】また、図10(C)の方法による場合にお
いては、ダミーのデータの復号を行うデコーダ(選択デ
コーダ)によっては、そのダミーのデータの内容(元の
オーディオ信号の振幅の変化の仕方など)によって、復
号に要する処理量が変化するときがあるが、このような
ときには、ダミーのデータとしては、例えば、処理量が
最も大きくなるまたは少なくなるものを使用することが
できる。
【0098】さらに、図10(C)では、クライアント
端末3からサーバ1に対して、デコード時間を送信し、
サーバ1において、そのデコード時間に基づいて、クラ
イアント端末3の処理能力が十分かどうかを判定させる
ようにしたが、この判定は、デコード時間の他、自身の
システムリソースなどにも基づいて、クライアント端末
3に判定させ、その判定結果を、サーバ1に送信させる
ようにしても良い。
【0099】なお、図10(C)の方法による場合に
は、クライアント端末3に、実際に復号を行わせるた
め、他のプロセスでシステムリソースが使用されている
場合には、その分を除いた、符号化データの復号、再生
に割くことのできる、実質的なパワー(資源)を認識す
ることができる。
【0100】図9に戻り、サーバ1のCPU12は、ク
ライアント端末3の処理能力を認識すると、ステップS
3に進み、その処理能力の範囲内で、符号化データの、
リアルタイムでの復号、再生が可能なように、エンコー
ドスケジュールを設定する。即ち、選択指示部55とし
て機能するCPU12は、エンコーダ531乃至53N
うちのいずれの符号化方法によって、クライアント端末
3が要求するオーディオ信号を符号化するかを決定す
る。
【0101】具体的には、例えば、クライアント端末3
の処理能力の範囲内で、より大きなパワーが必要とされ
る復号方法に対応する符号化方法で、かつネットワーク
2の伝送レートを越えない範囲で、より高いデータレー
トの符号化データを出力する符号化方法が、オーディオ
信号を符号化する符号化方法として設定される。この場
合、クライアント端末3で再生されるオーディオ信号の
音質を良くすることができる。
【0102】また、例えば、そのような符号化方法が複
数存在する場合には、クライアント端末3が要求するオ
ーディオ信号に基づいて、符号化方法を設定する。即
ち、例えば、複数の符号化方法の中に、音声に適した符
号化方法(例えば、線形予測係数を利用するものや、H
VXCなど)と、楽器の音に適した符号化方法(例え
ば、ATRACなど)とが含まれている場合において、
クライアント端末3が要求するオーディオ信号が、ある
一部分については、音声のレベルが比較的高く、他の一
部分については、楽器の音のレベルが比較的高いときに
は、音声のレベルが比較的高い部分については、音声に
適した符号化方法が設定され、楽器のレベルが比較的高
い部分については、楽器に適した符号化方法が設定され
る。
【0103】従って、サーバ1では、一連のオーディオ
信号について、その全体が、ある1つの符号化方法で符
号化されるとは限らず、ある部分については、ある符号
化方法で、他の部分については、それと異なる符号化方
法で符号化される場合がある。ステップS3では、この
ように、時系列のオーディオ信号を符号化するにあたっ
て用いる符号化方法の、いわばスケジュールが設定され
るので、このスケジュールをエンコードスケジュールと
呼んでいる。
【0104】なお、エンコードスケジュールとしては、
サーバ1の管理者(あるいは、オーディオ信号の提供
者)が、入力装置14を操作することで、オーディオ信
号に適したものを、あらかじめ設定しておくようにする
ことも可能である。但し、そのあらかじめ設定されたエ
ンコードスケジュールを構成する符号化方法によるので
は、クライアント端末3の処理能力や、ネットワーク2
の伝送レートなどの観点から、リアルタイムでの復号、
再生を行うのが無理な場合には、ステップS3におい
て、その無理な部分に対応する符号化方法が、リアルタ
イムで復号、再生が可能なものに変更される。
【0105】ここで、ネットワーク2の伝送レートの認
識方法については、後述する。
【0106】エンコードスケジュールが設定されると、
ステップS4に進み、CPU12は、クライアント端末
3のデコーダのアップデート(デコーダのバージョンア
ップ、新規のデコーダのインストールの両方を含む)が
必要であるかどうかを判定する。即ち、ステップS3で
設定されたエンコードスケジュールにしたがって、オー
ディオ信号を符号化し、符号化データとして、クライア
ント端末3に送信しても、クライアント端末3が、その
符号化データを復号可能なデコーダを有していない場合
には、オーディオ信号を再生することができない。そこ
で、CPU12は、クライアント端末3が有するデコー
ダ831乃至83N'を認識し、さらに、エンコードスケ
ジュールに含まれる符号化方法による符号化データのう
ち、クライアント端末3で復号することができないもの
があるかどうかを認識する。
【0107】ここで、サーバ1のCPU12では、例え
ば、クライアント端末3が有するデコーダ831乃至8
N'それぞれの復号方法に対応する符号化方法について
のIDを、クライアント端末3から送信してもらうこと
で、そのデコーダ831乃至83N'が認識される。ま
た、サーバ1のCPU12は、例えば、エンコーダ53
1乃至53Nそれぞれに符号化させたダミーのデータを順
次送信し、クライアント端末3において、そのダミーの
データを復号させ、その復号結果を送信してもらうこと
で、その復号結果に基づき、クライアント端末3が有す
るデコーダ831乃至83N'を認識する。
【0108】なお、サーバ1が、クライアント端末3が
有するデコーダ831乃至83N'を認識するためのデー
タのやりとりは、例えば、ステップS2において、クラ
イアント端末3の処理能力を認識するためのデータのや
りとりとともに行うことも可能であるし、ステップS4
の処理の直前に行うようにしても良い。
【0109】エンコードスケジュールに含まれる符号化
方法による符号化データのうち、クライアント端末3で
復号することができないものがある場合には、ステップ
S4において、デコーダのアップデートが必要であると
判定される。この場合、ステップS4からS5に進み、
CPU12は、通信装置17を制御することにより、ア
ップデートを行って良いかどうかを確認するための確認
メッセージを、クライアント端末3に送信する。
【0110】この確認メッセージは、クライアント端末
3の通信装置27で受信され、出力装置25において表
示される。クライアント端末3のユーザは、この確認メ
ッセージを見て、アップデートを行うかどうかのメッセ
ージ(以下、適宜、アップデート可否メッセージとい
う)を、入力装置24を操作することで入力する。通信
装置27は、このアップデート可否メッセージを、サー
バ1に送信し、サーバ1の通信装置17で受信される。
なお、クライアント端末3に、アップデートの可否を、
あらかじめ設定しておき、クライアント端末3からは、
その設定に基づいて、アップデート可否メッセージを送
信するようにすることも可能である。
【0111】通信装置17で受信されたアップデート可
否メッセージは、CPU12に供給される。CPU12
は、ステップS6において、アップデート可否メッセー
ジに基づいて、デコーダのアップデートを行うべきかど
うかを判定する。即ち、アップデート可否メッセージ
が、アップデートを行う旨を表している場合、ステップ
S6では、アップデートを行うべきと判定され、ステッ
プS7に進み、CPU12は、デコーダのアップデート
処理を行う。
【0112】即ち、外部記憶装置16には、エンコーダ
531乃至53Nそれぞれが出力する符号化データをデコ
ードするためのデコーダとして、コンピュータを機能さ
せるためのプログラムモジュール(デコーダライブラ
リ)が記憶されており、CPU12は、エンコードスケ
ジュールに含まれる符号化方法による符号化データのう
ち、クライアント端末3で復号することができないもの
を復号するデコーダとして、クライアント端末3を機能
させるためのデコーダライブラリを、外部記憶装置16
から読み出す。なお、外部記憶装置16には、各種のC
PUやOS上で動作するデコーダライブラリを記憶して
おり、CPU12は、ステップS2で認識した処理能力
に基づき、クライアント端末3で動作可能なデコーダラ
イブラリを、外部記憶装置16から読み出す。
【0113】さらに、CPU12は、外部記憶装置16
から読み出したデコーダライブラリを、それをクライア
ント端末3に組み込む(インストールする)ためのイン
ストールプログラムとともに、クライアント端末3に送
信する。クライアント端末3では、このデコーダライブ
ラリおよびインストールプログラムが受信され、さら
に、インストールプログラムが起動、実行されること
で、デコーダライブラリがインストールされる。
【0114】なお、エンコードスケジュールに含まれる
符号化方法による符号化データのうち、クライアント端
末3で復号することができないものが複数存在する場合
には、ステップS7では、その複数の符号化データそれ
ぞれを復号するデコーダとしてのデコーダライブラリが
送信され、クライアント端末3においてインストールさ
れる。
【0115】また、デコーダライブラリは、必要なとき
のみロードされるダイナミックリンクライブラリとする
ことができる。但し、デコーダライブラリを、ダイナミ
ックリンクライブラリとする場合には、クライアント端
末3上で動作しているOSが、ダイナミックリンクライ
ブラリを扱うことができるものである必要がある。
【0116】ステップS7において、デコーダのアップ
デート処理が終了すると、ステップS8に進み、クライ
アント端末8から要求のあったオーディオ信号が、エン
コードスケジュールにしたがって、符号化データに符号
化され、ネットワーク2を介して送信される。
【0117】即ち、図5に示した符号化部41mにおい
て、選択指示部55は、エンコードスケジュールにした
がって、エンコード選択回路56を指示することで、ス
イッチ52に、エンコーダ531乃至53Nのうちのいず
れかを選択させる。これにより、フレーム切出回路51
に入力され、フレーム単位にされたオーディオ信号は、
スイッチ52が選択しているエンコーダ(選択エンコー
ダ)に供給され、符号化データとされる。この符号化デ
ータは、ヘッダ挿入回路54に挿入され、IDが付加さ
れた後、多重化部42に供給され、以下、上述したよう
にして、クライアント端末3に送信される。
【0118】具体的には、例えば、いま、図11(A)
に示すような、時刻t0からt6までの一連のオーディオ
信号(t0<t6)が、クライアント端末3から要求され
た場合において、図11(B)に示すようなエンコード
スケジュールが設定されたとする。なお、図11におい
て、E1乃至E4は、エンコーダ531乃至534それぞれ
における符号化方法を表しているものとする。
【0119】図11(B)のエンコードスケジュールで
は、時刻t0乃至t1,t1乃至t2,t2乃至t3,t3
至t4,t4乃至t5,t5乃至t6(t0<t1<t2<t3
<t4<t5<t6)において、符号化方法E1,E2
3,E4,E2,E3が、それぞれ指定されている。その
結果、時刻t0乃至t1,t1乃至t2,t2乃至t3,t3
乃至t4,t4乃至t5,t5乃至t6においては、スイッ
チ52は、エンコーダ531,532,533,534,5
2,533をそれぞれ選択し、従って、図11(A)に
示したオーディオ信号は、時刻t0乃至t1,t1乃至
2,t2乃至t3,t3乃至t4,t4乃至t5,t5乃至t
6に対応する部分が、エンコーダ531,532,533
534,532,533でそれぞれ符号化され、クライア
ント端末3に送信される。
【0120】図9に戻り、ステップS8において、クラ
イアント端末3から要求されたオーディオ信号を符号化
した符号化データのすべての送信が終了すると、サーバ
1は、クライアント端末3との接続を切断し、処理を終
了する。
【0121】一方、アップデート可否メッセージが、ア
ップデートを行わない旨を表している場合、ステップS
6では、アップデートを行うべきでないと判定され、ス
テップS9に進み、CPU12は、エンコードスケジュ
ールの変更を行う。
【0122】即ち、CPU12は、既に認識しているク
ライアント端末3の処理能力と、それが有しているデコ
ーダに基づいて、クライアント端末3が、リアルタイム
で復号可能な符号化データへの符号化方法を認識する。
そして、エンコードスケジュールの符号化方法のうち、
クライアント端末3が、復号することができない符号化
データの符号化方法を認識し、それを、クライアント端
末3が復号可能な符号化データの符号化方法に変更す
る。
【0123】具体的には、例えば、図11(B)に示し
たように、エンコードスケジュールが、時刻t0乃至
1,t1乃至t2,t2乃至t3,t3乃至t4,t4乃至t
5,t5乃至t6において、符号化方法E1,E2,E3,E
4,E2,E3をそれぞれ指定するものである場合におい
て、クライアント端末3が、リアルタイムで復号可能な
符号化データの符号化方法がE1,E2,E4で、符号化
方法E2による符号化データを復号するデコーダを有し
ていないときには、エンコードスケジュールのうち、符
号化方法E2が指定されている部分が、例えば、図11
(C)に示すように、クライアント端末3が、リアルタ
イムで復号可能な符号化データの符号化方法がE1
3,E4のうちのいずれかに変更される。図11(C)
では、符号化方法E2が指定されている時刻t1乃至
2,t4乃至t5におけるオーディオ信号の符号化方法
が、符号化方法E1に変更されている。
【0124】ステップS9において、エンコードスケジ
ュールが変更された後は、ステップS8に進み、クライ
アント端末3から要求のあったオーディオ信号が、変更
後のエンコードスケジュールにしたがって、符号化デー
タに符号化され、ネットワーク2を介して送信される。
そして、オーディオ信号すべてについての符号化データ
の送信が終了すると、サーバ1は、クライアント端末3
との接続を切断し、処理を終了する。
【0125】なお、クライアント端末3から、アップデ
ートを行わない旨のアップデート可否メッセージが送信
されてくるのは、クライアント端末3のユーザが、デコ
ーダをアップデートしたくない場合の他、例えば、次の
ような場合がある。即ち、例えば、クライアント端末3
における外部記憶装置26の残量が十分でない場合や、
クライアント端末3が、携帯型などの小型のもので、書
き換え可能な記録媒体を有していない場合には、クライ
アント端末3から、アップデートを行わない旨のアップ
デート可否メッセージが送信される。
【0126】一方、エンコードスケジュールに含まれる
符号化方法による符号化データのうち、クライアント端
末3で復号することができないものがない場合には、ス
テップS4において、デコーダのアップデートが必要で
ないと判定される。この場合、ステップS4からS8に
進み、クライアント端末8から要求のあったオーディオ
信号が、ステップS3で設定されたエンコードスケジュ
ールにしたがって、符号化データに符号化され、ネット
ワーク2を介して送信される。そして、オーディオ信号
すべてについての符号化データの送信が終了すると、サ
ーバ1は、クライアント端末3との接続を切断し、処理
を終了する。
【0127】なお、クライアント端末3において、アッ
プデートを行わない旨のアップデート可否メッセージを
送信する場合においては、そのアップデート可否メッセ
ージに加えて、オーディオ信号の符号化方法を指定する
要求を送信することが可能である。この場合、ステップ
S9では、クライアント端末3からの要求に基づいて、
エンコードスケジュールが変更される。
【0128】また、クライアント端末3から、アップデ
ートを行わない旨のアップデート可否メッセージを受信
し、ステップS9でエンコードスケジュールにおける符
号化方法を変更した場合には、以後、その変更する前の
符号化方法は、クライアント端末3に対して符号化デー
タを提供するときに用いないようにすることができる。
これは、クライアント端末3と、変更前の符号化方法と
を対応付けて記憶しておくことで行うことが可能であ
る。
【0129】次に、図12のフローチャートを参照し
て、クライアント端末3の処理についてさらに説明す
る。
【0130】ユーザは、サーバ1に対して、オーディオ
信号を要求する場合、入力装置24を、そのオーディオ
信号を要求するように操作する。この場合、CPU22
は、通信装置27を制御することにより、ステップS1
1において、接続要求を、ネットワーク2を介して、サ
ーバ1に送信する。サーバ1では、この接続要求に対応
して、図9のステップS1で、クライアント端末3との
通信リンクが確立される。クライアント端末3は、サー
バ1との間の通信リンクが確立されると、オーディオ信
号の要求を、サーバ1に送信する。
【0131】その後、クライアント端末3のCPU22
は、ステップS12において、自身の処理能力を、サー
バ1に送信する。サーバ1では、このクライアント端末
3の処理能力が受信、認識され、さらに、エンコードス
ケジュールがたてられる。そして、サーバ1は、デコー
ダのアップデートが必要な場合は、クライアント端末3
に対して、確認メッセージを送信し、必要でない場合
は、クライアント端末3が要求したオーディオ信号を、
エンコードスケジュールにしたがって符号化した符号化
データを送信する。
【0132】クライアント端末3では、自身の処理能力
を送信した後、ステップS13において、確認メッセー
ジが送信されてきたかどうかが判定される。ステップS
13において、確認メッセージが送信されてきた場合、
その確認メッセージが、通信装置27で受信され、CP
U22に供給される。CPU22は、確認メッセージを
受信すると、それを、出力装置25に供給して表示させ
る。
【0133】出力装置25に表示された確認メッセージ
を見て、ユーザは、デコーダのアップデートを行うかど
うかのアップデート可否メッセージを、入力装置24を
操作することで入力する。入力装置24が操作されるこ
とにより、アップデート可否メッセージの入力がある
と、ステップS14に進み、CPU22は、そのアップ
デート可否メッセージが、アップデートを要求するもの
であるか、または拒否するものであるかを判定する。ス
テップS14において、アップデート可否メッセージが
アップデートを要求するものであると判定された場合、
ステップS15に進み、CPU22は、通信装置27を
制御することで、アップデートを要求する(アップデー
トを行う)旨のアップデート可否メッセージを、サーバ
1に送信する。
【0134】このアップデート可否メッセージを受信し
たサーバ1では、上述したように、デコーダライブラリ
とインストールプログラムが送信されてくるので、クラ
イアント端末3は、ステップS16において、これらの
プログラムを受信して組みアップデート処理を行う。即
ち、クライアント端末3では、通信装置27において、
デコーダライブラリとインストールプログラムが受信さ
れる。そして、CPU22において、インストールプロ
グラムが実行されることにより、デコーダライブラリ
が、外部記憶装置26にインストールされる。
【0135】その後、サーバ1からは、符号化データが
送信されてくるので、クライアント端末3では、ステッ
プS17において、その符号化データが受信され、復
号、再生される。
【0136】即ち、図8に示した復号部72mでは、ヘ
ッダ抽出回路81において、符号化データに付加されて
いるIDが抽出され、そのIDに基づいて、その符号化
データの復号方法が認識される。さらに、ヘッダ抽出回
路81は、その復号方法の認識結果に基づいて、スイッ
チ82を制御し、デコーダ831乃至83N'のうちのい
ずれかを選択させる(但し、ステップS16のアップデ
ート処理によって、デコーダライブラリがインストール
された場合には、デコーダ831乃至83N'に、そのデ
コーダライブラリに対応する新たなデコーダを加えたも
ののうちのいずれかが選択される)。そして、ヘッダ抽
出回路81は、IDを取り除いた符号化データを、デコ
ーダ831乃至83N'のうちの、スイッチ52が選択し
ているもの(選択デコーダ)に供給する。
【0137】選択デコーダでは、そこに入力される符号
化データが、元のオーディオ信号に復号され、オーディ
オ信号出力回路63(図7)に供給される。そして、サ
ーバ1からの符号化データのすべての復号、再生が終了
すると、処理を終了する。
【0138】また、ステップS14において、アップデ
ート可否メッセージがアップデートを拒否するものであ
ると判定された場合、ステップS18に進み、CPU2
2は、通信装置27を制御することで、アップデートを
拒否する(アップデートを行わない)旨のアップデート
可否メッセージを、サーバ1に送信する。
【0139】このアップデート可否メッセージを受信し
たサーバ1では、上述したように、エンコードスケジュ
ールが、クライアント端末3が有するデコーダ831
至83N'のうちのいずれかで復号可能な符号化方法で構
成されるものに変更され、その変更後のエンコードスケ
ジュールにしたがって符号化された符号化データが送信
されてくるので、クライアント端末3では、ステップS
18からS17に進み、上述したように、この符号化デ
ータが受信され、復号、再生されて、処理を終了する。
【0140】一方、ステップS13において、確認メッ
セージが送信されてこないと判定された場合、即ち、上
述したように、デコーダのアップデートが必要でなく、
このため、サーバ1から、符号化データが送信されてき
た場合、ステップS17に進み、上述したように、符号
化データが受信され、復号、再生されて、処理を終了す
る。
【0141】なお、CPU22は、ステップS16のア
ップデート処理において、デコーダライブラリをインス
トールした場合、そのデコーダライブラリを実行するこ
とで、図8に示したデコーダ831乃至83N'に加え
て、新たなデコーダを構成する(CPU22がデコーダ
ライブラリを実行することで、デコーダ831乃至83N
'の他、そのデコーダライブラリに対応するデコーダと
しても機能するようになる)。そして、ヘッダ抽出回路
81は、その新たなデコーダによって復号されるべき符
号化方法のIDを抽出した場合には、スイッチ82に、
新たなデコーダを選択させ、そのIDが付加されていた
符号化データを、新たなデコーダに供給させる。これに
より、クライアント端末3では、元々、自身が有してい
たデコーダ831乃至83N'のいずれによっても復号す
ることができなかった符号化データが復号される。
【0142】ここで、ステップS18において、アップ
デートを拒否する旨のアップデート可否メッセージを送
信する場合においては、そのアップデート可否メッセー
ジとともに、所定の符号化方法による符号化データ(自
身が有しているデコーダによって復号可能な符号化デー
タ)を要求する旨を送信することが可能である。この場
合、サーバ1では、図9のステップSにおいて、その要
求された符号化方法に、エンコードスケジュールが変更
される。
【0143】以上のように、サーバ1は、複数のエンコ
ーダ531乃至53Nを有するので、例えば、クライアン
ト端末3の処理能力に最適な符号化方法による符号化デ
ータや、オーディオ信号の各部分ごとに、最適な符号化
方法で符号化を行った符号化データを選択して提供する
ことが可能となる。また、クライアント端末3の処理能
力に余裕がある場合には、サーバ1において、例えば、
復号結果であるオーディオ信号が、より高音質になるよ
うな符号化方法による符号化データを選択して提供する
ことができる。さらに、例えば、クライアント端末3が
要求する符号化方法による符号化データを選択して提供
することも可能となる。
【0144】また、サーバ1において、クライアント端
末3が有するデコーダ(デコーダライブラリ)831
至83N'を認識し、送信しようとする符号化データを復
号するデコーダを有していない場合には、そのデコーダ
(デコーダライブラリ)を送信して、クライアント端末
3に組み込むようにしたので、ユーザは、クライアント
端末3にインストールされているデコーダや、サーバ1
におけるオーディオ信号の符号化方法を、特に意識せず
に、統一したインターフェイスで、オーディオ信号の提
供を受けることができる。さらに、このように必要なデ
コーダが、いわば自動的にインストールされるので、サ
ーバ1側において、新たなエンコーダが追加されたとし
ても、ユーザは、そのエンコーダに対応するデコーダ
を、自身で入手し、インストールする必要がない。従っ
て、極端には、クライアント端末3が、1つのデコーダ
を有していない場合であっても、サーバ1にさえアクセ
スすることができれば、必要なデコーダがインストール
されるので、ユーザは、オーディオ信号の提供を受ける
ことができる。
【0145】次に、図1のネットワーク2において、サ
ーバ1からクライアント端末3に符号化データを伝送す
るときの伝送レート(符号化データに割り当てられる伝
送帯域)は、例えば、RFC(Request For Comments)
2205(IETF(Internet Engineering Task Forc
e)発行)などに規定されているRSVP(Resouse Res
ervation Protocol)のように、使用する帯域を予約す
るプロトコルを用いる場合などを除けば、一般に、トラ
フィック量などに起因して変化する。従って、ネットワ
ーク2の伝送レートが、符号化データのデータレートよ
り小さくなると、符号化データの送信が間に合わなくな
り、オーディオ信号の、リアルタイム再生ができなくな
ることがある。
【0146】そこで、サーバ1は、クライアント端末3
との間でデータをやりとりするにあたり、ネットワーク
2の伝送レートを検出し、エンコードスケジュールを、
その伝送レート以下のビットレートの符号化データを得
ることができる符号化方法を用いたものに変更するよう
になされている。
【0147】ここで、図13を参照して、ネットワーク
2の伝送レートの検出方法について説明する。
【0148】サーバ1とクライアント端末3との間の通
信は、一般に、クライアント端末3からオーディオ信号
の要求があり、その要求に応じて、サーバ1がデータを
送信することで、あるいは、サーバ1がデータを送信
し、そのデータを受信したクライアント端末3がアクノ
リッジ信号ACK(acknowledge)を、サーバ1に送信
することで行われる。
【0149】そこで、サーバ1のCPU12では、例え
ば、図13に示すように、クライアント端末3から、デ
ータの要求を受信した時刻t1が記憶される。さらに、
CPU12は、その要求に応じて送信したデータのビッ
ト量n1も記憶する。その後、CPU12は、クライア
ント端末3から、次のデータの要求が送信されてくる間
で待って、その要求を受信した時刻t2を記憶するとと
もに、その要求のためのデータのビット量n2も記憶す
る。そして、CPU12は、例えば、次式にしたがっ
て、伝送レートB[bps]を求める。
【0150】 B=(n1+n2)/(t2−t1) ・・・(1)
【0151】なお、ここでは、サーバ1がクライアント
端末3による要求を受信してから、その要求に応じたデ
ータを送信する時間、およびクライアント端末3がデー
タを受信してから、次の要求を送信する時間は無視する
こととし、0としてある。伝送レートBは、これらの時
間を考慮する方が正確に求めることができるが、無視す
ることで、その時間分だけ低く見積もられるので、符号
化データのビットレートに、ある程度のマージンを見込
むことができる(実際の伝送レートは、式(1)で求め
られる伝送レートB以上になるため、符号化データのビ
ットレートが、マージンの範囲内で、伝送レートBを越
えても、符号化データの送信が間に合わなくなることを
防止することができる)。
【0152】サーバ1(のCPU12)は、以上のよう
にして、オーディオ信号を送信する前に、伝送レートを
検出し、エンコードスケジュールをたてるようになされ
ている。さらに、サーバ1は、図9のステップS8にお
いて、オーディオ信号(ここでは、オーディオ信号を符
号化した符号化データ)を送信している最中にも、伝送
レートを検出し、エンコードスケジュールの変更を行う
ようになされている。
【0153】即ち、伝送レートは、図14に示すよう
に、一般に、時間によって変化するため、サーバ1は、
所定の時間tごとに、式(1)によって、伝送レートB
を求める(但し、時間tは、サーバ1がオーディオ信号
を送信し、そのオーディオ信号を受信したクライアント
端末3がアクノリッジ信号ACKを送信するまでの時間
よりも長いものとする)。そして、サーバ1は、時間T
(≧t)ごとに、エンコードスケジュールを変更する。
【0154】この場合、例えば、t=Tのときには、伝
送レートBが求められるたびに、その伝送レートと、エ
ンコードスケジュールにおける符号化方法による符号化
データのビットレートとの大小関係が確認される。そし
て、ビットレートが、伝送レートを超えている場合に
は、ビットレートが、伝送レートB以下になるような符
号化データが得られる符号化方法にエンコードスケジュ
ールが変更される。
【0155】ここで、伝送レートBは、エンコードスケ
ジュールの変更タイミングの直前や、前回のエンコード
スケジュールの変更タイミングの直後に検出し、その伝
送レートBに基づいて、エンコードスケジュールを変更
することも可能である。
【0156】さらに、エンコードスケジュールの変更
は、例えば、図15に示すように、サーバ1がオーディ
オ信号を送信し、そのオーディオ信号を受信したクライ
アント端末3がアクノリッジ信号ACKを送信すること
を、S回(Sは1以上の整数)繰り返すごとに行うこと
も可能である。
【0157】また、この場合、Sが2以上のときには、
エンコードスケジュールを変更してから、次に変更する
までの間に、伝送レートBを2回以上求めることができ
るが、このように伝送レートBを2回以上求めることが
できる場合においては、そのうちのいずれか1の伝送レ
ートBに基づいて、エンコードスケジュールを変更する
こともできるし、そのうちの2以上に基づいて、エンコ
ードスケジュールを変更することもできる。
【0158】2以上の伝送レートBのうちの1つに基づ
いて、エンコードスケジュールを変更する場合には、そ
のうちの最大値や、最小値を検出し、その最大値や最小
値に基づいて、エンコードスケジュールを変更すること
が可能である。なお、この場合、最大値よりは、最小値
を用いる方が、安全性の観点(オーディオ信号の送信
が、その再生に間に合わなくなるようなことを防止する
観点)等からは望ましい。
【0159】また、2以上の伝送レートBに基づいて、
エンコードスケジュールの変更を行う場合には、例え
ば、それらの平均値や、最大値と最小値との間の中間値
(最大値と最小値との平均値)などに基づいて、エンコ
ードスケジュールを変更することが可能である。
【0160】以上のように、ネットワーク2の伝送レー
トを検出し、エンコードスケジュールを、ネットワーク
2の伝送レートに対応したビットレートの符号化データ
を得ることができる符号化方法を用いたものに変更する
ようにしたので、サーバ1では、そのような符号化方法
による符号化データが選択されるようになり、その結
果、符号化データの送信が間に合わなくなり、オーディ
オ信号の、リアルタイム再生ができなくなるようなこと
を防止することができる。
【0161】ここで、ネットワーク2が、インターネッ
トの場合においては、例えば、RFC1889(IET
F発行)などに規定されているRTP(Real-time Tran
sport Protocol)と呼ばれるプロトコルを使用すること
が可能であるが、RTPによるパケットには、そのパケ
ットの送信時刻が配置されるため、伝送レートBは、式
(1)によるのではなく、パケットに配置されている送
信時刻を利用して求めることが可能である。
【0162】また、上述のRSVPによる場合には、通
信リンクが切断されるまで、予約した帯域(伝送レー
ト)が確保されるので、伝送レートが変化するという観
点から、図9のステップS8におけるオーディオ信号の
送信中に、伝送レートBを求め、エンコードスケジュー
ルを変更する必要はない。即ち、RSVPによる場合に
は、オーディオ信号を送信する前に、確保される伝送レ
ートに基づいて、エンコードスケジュールをたてた後
は、伝送レートが変化するという観点から、エンコード
スケジュールを変更する必要はない。
【0163】さらに、伝送レートは、サーバ1で求める
のではなく、クライアント端末3で求めて、サーバ1に
送信してもらうようにすることが可能である。
【0164】なお、以上のように、符号化データの伝送
中にエンコードスケジュールを構成する符号化方法を変
更する場合、その変更後の符号化方法は、その符号化方
法による符号化データを復号可能なデコーダを、クライ
アント端末3が有している必要がある。
【0165】次に、図16は、図4の符号化部41m
他の構成例を示している。なお、図中、図5における場
合と対応する部分については、同一の符号を付してあ
る。
【0166】図5の実施の形態においては、スイッチ5
2に、エンコーダ531乃至53Nのうちのいずれかを選
択させ、オーディオ信号を符号化して送信するようにし
たが、この場合、オーディオ信号の要求があるごとに、
その符号化を行う必要があり、処理が煩雑になる。
【0167】そこで、図16の実施の形態では、あらか
じめエンコーダ531乃至53Nそれぞれにおいて、オー
ディオ信号を符号化データに符号化して、例えば、磁気
ディスク(ハードディスク)や、MO(光磁気ディス
ク)、光ディスク、磁気テープ、相変化ディスクなどで
なるストレージ911乃至91Nに記憶させておき、読み
出し部56において、エンコード選択回路56の制御に
基づいて、ストレージ911乃至91Nのうちのいずれか
を選択して、符号化データを読み出すようになされてい
る。
【0168】即ち、フレーム切出回路51が出力するフ
レームは、エンコーダ531乃至53Nのすべてに供給さ
れ、それぞれにおいて符号化される。エンコーダ531
乃至53Nにおいて得られた符号化データは、ストレー
ジ911乃至91Nにそれぞれ供給されて記憶(記録)さ
れる。
【0169】その後、クライアント端末3からオーディ
オ信号の要求があると、エンコード選択回路56は、選
択指示部55からのエンコードスケジュールに基づく指
示にしたがって、読み出し部92を制御する。これによ
り、読み出し部92では、ストレージ911乃至91N
うちの、選択指示部55からの制御に対応するものが選
択され、そこから符号化データを読み出される。この符
号化データは、ヘッダ挿入回路54に供給され、以下、
上述したようにして送信される。
【0170】以上のような符号化部41mによれば、ス
トレージ911乃至91Nが必要となり、さらに、オーデ
ィオ信号をリアルタイムで取り込む場合には、エンコー
ダ531乃至53Nを並列に動作させる必要があることか
ら、サーバ1の規模は大きくなるが、オーディオ信号の
要求があるごとに、その符号化を行う必要はなくなる。
【0171】なお、本実施の形態では、図11で説明し
たように、時系列のオーディオ信号を、各部分につい
て、適宜、適切な1の符号化方法で符号化したものを、
クライアント端末3に提供するようにしたが、リアルタ
イム再生が必要でない場合や、リアルタイム再生が必要
であっても、伝送レートが十分大きい場合などにおいて
は、時系列のオーディオ信号を、例えば、図17に示す
ように、エンコーダ531乃至53Nで符号化した符号化
データE1乃至ENすべてを、クライアント端末3に送信
することが可能である。この場合、クライアント端末3
では、所望の符号化方法による符号化データを選択し
て、復号、再生することが可能となる。
【0172】また、本実施の形態では、オーディオ信号
を、処理の対象としたが、本発明は、その他、例えば、
ビデオ信号、その他の時系列のディジタル信号や、時系
列でないディジタル信号などにも適用可能である。
【0173】さらに、ネットワーク2は、双方向のネッ
トワークであれば、有線および無線のいずれのものであ
っても良い。
【0174】また、サーバ1を構成するエンコーダ53
1乃至53N、およびクライアント端末3を構成するデコ
ーダ831乃至83N'は、上述したように、CPU(情
報処理装置)(コンピュータ)に、コンピュータプログ
ラム(ソフトウェア)を実行させることによって実現す
ることも可能であるし、それ専用のハードウェアによっ
て実現することも可能である。但し、クライアント端末
3が有するデコーダを、すべてハードウェアによって構
成することとする場合には、サーバ1によって、そのア
ップデートを行うのは困難となる。
【0175】さらに、サーバ1やクライアント端末3が
行う処理を、コンピュータプログラムによって実現する
場合においては、そのコンピュータプログラムは、CD
−ROM(Compact Disc-Read Only Memory)などの記
録媒体に記録して提供することも可能であるし、インタ
ーネットその他の伝送媒体を介して伝送することにより
提供することも可能である。
【0176】また、図4の符号化部411乃至41M
は、同一のエンコードスケジュールにしたがって符号化
を行うこともできるし、独立にエンコードスケジュール
をたてて符号化を行うことも可能である。
【0177】
【発明の効果】請求項1に記載の送信装置および請求項
12に記載の送信方法、並びに請求項22に記載の提供
媒体によれば、複数の符号化方法の中から、ディジタル
信号の一部または全部を符号化するための符号化方法が
指示され、その符号化方法による符号化データが選択さ
れる。そして、その選択された符号化データに対して、
その符号化データについての符号化方法を示す符号化方
法情報が付加される。従って、符号化方法情報に基づ
き、符号化データを復号することが可能となる。
【0178】請求項32に記載の受信装置および請求項
37に記載の受信方法、並びに請求項41に記載の提供
媒体によれば、符号化データに付加されている、その符
号化データを得るのに用いた符号化方法を示す符号化方
法情報が抽出され、その符号化方法情報に基づいて、符
号化データを復号する復号方法が認識される。そして、
その認識された復号方法により、符号化データが復号さ
れる。従って、例えば、符号化データが、各種の符号化
方法で符号化されていても、その復号を行うことができ
る。
【0179】請求項45に記載の提供媒体によれば、複
数の符号化方法の中から、ディジタル信号の一部または
全部を符号化するための符号化方法を指示し、指示され
た符号化方法により、ディジタル信号を符号化した符号
化データを選択し、選択された符号化データに、その符
号化データについての符号化方法を示す符号化方法情報
を付加することをにより得られる符号化データおよび符
号化方法情報が提供される。従って、符号化方法情報に
基づき、符号化データを復号することが可能となる。
【0180】請求項46に記載の送信装置および請求項
62に記載の送信方法、並びに請求項78に記載の提供
媒体によれば、伝送路の伝送レートが検出され、複数の
符号化方法の中から、伝送路の伝送レートに対応したビ
ットレートの符号化データを得ることができるものが選
択される。そして、その選択された符号化方法による符
号化データが送信される。従って、例えば、符号化デー
タをリアルタイムで復号、再生するような場合に、符号
化データの送信が間に合わなくなるようなことを防止す
ることが可能となる。
【0181】請求項94に記載の受信装置および請求項
96に記載の受信方法、並びに請求項98に記載の提供
媒体によれば、伝送路の伝送レートに対応したビットレ
ートのデータを得ることができる符号化方法によって符
号化された符号化データが受信され、その符号化データ
が復号される。従って、符号化データをリアルタイムで
復号することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した伝送システムの一実施の形態
の構成例を示す図である。
【図2】図1のサーバ1のハードウェア構成例を示すブ
ロック図である。
【図3】図1のクライアント端末3のハードウェア構成
例を示すブロック図である。
【図4】図2のサーバ1の機能的構成例を示すブロック
図である。
【図5】図4の符号化部41mの構成例を示すブロック
図である。
【図6】図5のヘッダ挿入回路54が出力するデータの
フォーマットを示す図である。
【図7】図3のクライアント端末3の機能的構成例を示
すブロック図である。
【図8】図7の復号部72mの構成例を示すブロック図
である。
【図9】サーバ1の処理を説明するためのフローチャー
トである。
【図10】図9のステップS2の処理を説明するための
図である。
【図11】エンコードスケジュールを示す図である。
【図12】クライアント端末3の処理を説明するための
フローチャートである。
【図13】ネットワーク2の伝送レートを求める求め方
を説明するための図である。
【図14】エンコードスケジュールの変更タイミングを
説明するための図である。
【図15】エンコードスケジュールの変更タイミングを
説明するための図である。
【図16】図4の符号化部41mの他の構成例を示すブ
ロック図である。
【図17】クライアント端末3への符号化データの送信
方法を説明するための図である。
【符号の説明】
1 サーバ, 2 ネットワーク, 3 クライアント
端末, 11 ROM, 12 CPU, 13 RA
M, 14 入力装置, 15 出力装置,16 外部
記憶装置, 17 通信装置, 21 ROM, 22
CPU,23 RAM, 24 入力装置, 25
出力装置, 26 外部記憶装置,27 通信装置,
31 オーディオ信号入力回路, 32 符号化回路,
33 送信回路, 411乃至41M 符号化部, 42
多重化部, 51 フレーム切出回路, 52 スイ
ッチ, 531乃至53N エンコーダ, 54ヘッダ挿
入回路, 55 選択指示部, 56 エンコード選択
回路, 61受信回路, 62 復号回路, 63 オ
ーディオ信号出力回路, 71 分離部, 711乃至
71M 復号部, 81 ヘッダ抽出回路, 82 ス
イッチ,831乃至83N' デコーダ, 911乃至91
N ストレージ, 92 読み出し部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0123
【補正方法】変更
【補正内容】
【0123】具体的には、例えば、図11(B)に示し
たように、エンコードスケジュールが、時刻t0乃至
1,t1乃至t2,t2乃至t3,t3乃至t4,t4乃至t
5,t5乃至t6において、符号化方法E1,E2,E3,E
4,E2,E3をそれぞれ指定するものである場合におい
て、クライアント端末3が、リアルタイムで復号可能な
符号化データの符号化方法がE13 ,E4で、符号化
方法E2による符号化データを復号するデコーダを有し
ていないときには、エンコードスケジュールのうち、符
号化方法E2が指定されている部分が、例えば、図11
(C)に示すように、クライアント端末3が、リアルタ
イムで復号可能な符号化データの符号化方法がE1
3,E4のうちのいずれかに変更される。図11(C)
では、符号化方法E2が指定されている時刻t1乃至
2,t4乃至t5におけるオーディオ信号の符号化方法
が、符号化方法E1に変更されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0145
【補正方法】変更
【補正内容】
【0145】次に、図1のネットワーク2において、サ
ーバ1からクライアント端末3に符号化データを伝送す
るときの伝送レート(符号化データに割り当てられる伝
送帯域)は、例えば、RFC(Request For Comments)
2205(IETF(Internet Engineering Task Forc
e)発行)などに規定されているRSVP(ResourceRes
ervation Protocol)のように、使用する帯域を予約す
るプロトコルを用いる場合などを除けば、一般に、トラ
フィック量などに起因して変化する。従って、ネットワ
ーク2の伝送レートが、符号化データのデータレートよ
り小さくなると、符号化データの送信が間に合わなくな
り、オーディオ信号の、リアルタイム再生ができなくな
ることがある。

Claims (99)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時系列のディジタル信号を符号化した符
    号化データを出力する送信装置であって、 前記ディジタル信号を、複数の符号化方法でそれぞれ符
    号化し、前記符号化データを出力する複数の符号化手段
    と、 前記複数の符号化方法の中から、前記ディジタル信号の
    一部または全部を符号化するための符号化方法を指示す
    る指示手段と、 前記指示手段によって指示された符号化方法による前記
    符号化データを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された前記符号化データに対し
    て、その符号化データについての符号化方法を示す符号
    化方法情報を付加する付加手段と、 前記符号化方法情報が付加された前記符号化データを出
    力する出力手段とを備えることを特徴とする送信装置。
  2. 【請求項2】 前記指示手段は、前記符号化データを受
    信する受信装置の処理能力に基づいて、前記ディジタル
    信号を符号化する符号化方法を指示することを特徴とす
    る請求項1に記載の送信装置。
  3. 【請求項3】 前記指示手段は、前記ディジタル信号に
    基づいて、そのディジタル信号を符号化する符号化方法
    を指示することを特徴とする請求項1に記載の送信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記指示手段は、前記符号化方法を指示
    する操作に基づいて、前記ディジタル信号を符号化する
    符号化方法を指示することを特徴とする請求項1に記載
    の送信装置。
  5. 【請求項5】 前記指示手段は、前記符号化データを受
    信する受信装置の要求に基づいて、前記ディジタル信号
    を符号化する符号化方法を指示することを特徴とする請
    求項1に記載の送信装置。
  6. 【請求項6】 前記符号化データを受信する受信装置
    が、コンピュータプログラムを実行することにより、前
    記符号化データを復号する復号装置として機能する場合
    において、 前記受信装置が、前記出力手段が出力する前記符号化デ
    ータを復号する復号装置として機能するためのコンピュ
    ータプログラムを有していないとき、 そのコンピュータプログラムを、前記受信装置に送信す
    る送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に
    記載の送信装置。
  7. 【請求項7】 前記符号化データを受信する受信装置
    が、コンピュータプログラムを実行することにより、前
    記符号化データを復号する復号装置として機能する場合
    において、 前記受信装置が、前記出力手段が出力する前記符号化デ
    ータを復号する復号装置として機能するためのコンピュ
    ータプログラムを有していないとき、 前記出力手段が出力する前記符号化データを、前記受信
    装置が復号可能な符号化方法によって符号化されたもの
    に変更する変更手段をさらに備えることを特徴とする請
    求項1に記載の送信装置。
  8. 【請求項8】 前記出力手段が出力する前記符号化デー
    タを復号する復号装置として機能するためのコンピュー
    タプログラムを有していない前記受信装置に対して、前
    記変更手段による変更後の符号化方法による符号化デー
    タを提供した後に、その受信装置に対して、再度、符号
    化データを提供するときに、変更前の符号化方法を用い
    ないようにすることを特徴とする請求項7に記載の送信
    装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、前記複数の符号化手段
    のうち、前記指示手段によって指示された符号化方法に
    よる符号化を行うものを選択して、前記ディジタル信号
    を符号化させ、 前記出力手段は、その選択された前記符号化手段が出力
    する前記符号化データを出力することを特徴とする請求
    項1に記載の送信装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の符号化手段それぞれが前記
    ディジタル信号を符号化することにより得られる複数の
    符号化データを記憶する複数の記憶手段をさらに備え、 前記選択手段は、前記複数の記憶手段にそれぞれ記憶さ
    れた複数の符号化データのうち、前記指示手段によって
    指示された符号化方法によるものを選択することを特徴
    とする請求項1に記載の送信装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の符号化手段、指示手段、選
    択手段、および付加手段の組を複数備え、 各組の前記付加手段の出力を多重化する多重化手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1に記載の送信装
    置。
  12. 【請求項12】 時系列のディジタル信号を符号化した
    符号化データを出力する送信装置の送信方法であって、 前記送信装置が、前記ディジタル信号を、複数の符号化
    方法でそれぞれ符号化し、前記符号化データを出力する
    複数の符号化手段を備え、 前記複数の符号化方法の中から、前記ディジタル信号の
    一部または全部を符号化するための符号化方法を指示す
    る指示ステップと、 前記指示ステップで指示された符号化方法による前記符
    号化データを選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択された前記符号化データに対し
    て、その符号化データについての符号化方法を示す符号
    化方法情報を付加する付加ステップと、 前記符号化方法情報が付加された前記符号化データを出
    力する出力ステップとを備えることを特徴とする送信方
    法。
  13. 【請求項13】 前記指示ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置の処理能力に基づいて、前
    記ディジタル信号を符号化する符号化方法を指示するこ
    とを特徴とする請求項12に記載の送信方法。
  14. 【請求項14】 前記指示ステップにおいて、前記ディ
    ジタル信号に基づいて、そのディジタル信号を符号化す
    る符号化方法を指示することを特徴とする請求項12に
    記載の送信方法。
  15. 【請求項15】 前記指示ステップにおいて、前記符号
    化方法を指示する操作に基づいて、前記ディジタル信号
    を符号化する符号化方法を指示することを特徴とする請
    求項12に記載の送信方法。
  16. 【請求項16】 前記指示ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置の要求に基づいて、前記デ
    ィジタル信号を符号化する符号化方法を指示することを
    特徴とする請求項12に記載の送信方法。
  17. 【請求項17】 前記符号化データを受信する受信装置
    が、コンピュータプログラムを実行することにより、前
    記符号化データを復号する復号装置として機能する場合
    において、 前記受信装置が、前記出力ステップで出力される前記符
    号化データを復号する復号装置として機能するためのコ
    ンピュータプログラムを有していないとき、そのコンピ
    ュータプログラムを、前記受信装置に送信する送信ステ
    ップをさらに備えることを特徴とする請求項12に記載
    の送信方法。
  18. 【請求項18】 前記符号化データを受信する受信装置
    が、コンピュータプログラムを実行することにより、前
    記符号化データを復号する復号装置として機能する場合
    において、 前記受信装置が、前記出力ステップで出力される前記符
    号化データを復号する復号装置として機能するためのコ
    ンピュータプログラムを有していないとき、 前記出力ステップで出力される前記符号化データを、前
    記受信装置が復号可能な符号化方法によって符号化され
    たものに変更する変更ステップをさらに備えることを特
    徴とする請求項12に記載の送信方法。
  19. 【請求項19】 前記出力ステップで出力される前記符
    号化データを復号する復号装置として機能するためのコ
    ンピュータプログラムを有していない前記受信装置に対
    して、前記変更ステップによる変更後の符号化方法によ
    る符号化データを提供した後に、その受信装置に対し
    て、再度、符号化データを提供するときに、変更前の符
    号化方法を用いないようにすることを特徴とする請求項
    18に記載の送信方法。
  20. 【請求項20】 前記選択ステップにおいて、前記複数
    の符号化手段のうち、前記指示ステップによって指示さ
    れた符号化方法による符号化を行うものを選択して、前
    記ディジタル信号を符号化させ、 前記出力ステップにおいて、その選択された前記符号化
    手段が出力する前記符号化データを出力することを特徴
    とする請求項12に記載の送信方法。
  21. 【請求項21】 前記送信装置が、前記複数の符号化手
    段それぞれにおいて前記ディジタル信号を符号化するこ
    とにより得られる複数の符号化データを記憶する複数の
    記憶手段をさらに備え、 前記選択ステップにおいて、前記複数の記憶手段にそれ
    ぞれ記憶された複数の符号化データのうち、前記指示ス
    テップで指示された符号化方法によるものを選択するこ
    とを特徴とする請求項12に記載の送信方法。
  22. 【請求項22】 時系列のディジタル信号を符号化した
    符号化データを出力する処理を、コンピュータに行わせ
    るためのコンピュータプログラムを提供する提供媒体で
    あって、 前記コンピュータが、前記ディジタル信号を、複数の符
    号化方法でそれぞれ符号化し、前記符号化データを出力
    する複数の符号化手段を備え、 前記複数の符号化方法の中から、前記ディジタル信号の
    一部または全部を符号化するための符号化方法を指示す
    る指示ステップと、 前記指示ステップで指示された符号化方法による前記符
    号化データを選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択された前記符号化データに対し
    て、その符号化データについての符号化方法を示す符号
    化方法情報を付加する付加ステップと、 前記符号化方法情報が付加された前記符号化データを出
    力する出力ステップとを備えるコンピュータプログラム
    を提供することを特徴とする提供媒体。
  23. 【請求項23】 前記指示ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置の処理能力に基づいて、前
    記ディジタル信号を符号化する符号化方法を指示するこ
    とを特徴とする請求項22に記載の提供媒体。
  24. 【請求項24】 前記指示ステップにおいて、前記ディ
    ジタル信号に基づいて、そのディジタル信号を符号化す
    る符号化方法を指示することを特徴とする請求項22に
    記載の提供媒体。
  25. 【請求項25】 前記指示ステップにおいて、前記符号
    化方法を指示する操作に基づいて、前記ディジタル信号
    を符号化する符号化方法を指示することを特徴とする請
    求項22に記載の提供媒体。
  26. 【請求項26】 前記指示ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置の要求に基づいて、前記デ
    ィジタル信号を符号化する符号化方法を指示することを
    特徴とする請求項22に記載の提供媒体。
  27. 【請求項27】 前記符号化データを受信する受信装置
    が、アプリケーションプログラムを実行することによ
    り、前記符号化データを復号する復号装置として機能す
    る場合において、 前記受信装置が、前記出力ステップで出力される前記符
    号化データを復号する復号装置として機能するためのア
    プリケーションプログラムを有していないとき、 前記コンピュータプログラムは、そのアプリケーション
    プログラムを、前記受信装置に送信する送信ステップを
    さらに備えることを特徴とする請求項22に記載の提供
    媒体。
  28. 【請求項28】 前記符号化データを受信する受信装置
    が、アプリケーションプログラムを実行することによ
    り、前記符号化データを復号する復号装置として機能す
    る場合において、 前記受信装置が、前記出力ステップで出力される前記符
    号化データを復号する復号装置として機能するためのア
    プリケーションプログラムを有していないとき、 前記コンピュータプログラムは、前記出力ステップで出
    力される前記符号化データを、前記受信装置が復号可能
    な符号化方法によって符号化されたものに変更する変更
    ステップをさらに備えることを特徴とする請求項22に
    記載の提供媒体。
  29. 【請求項29】 前記出力ステップで出力される前記符
    号化データを復号する復号装置として機能するためのア
    プリケーションプログラムを有していない前記受信装置
    に対して、前記変更ステップによる変更後の符号化方法
    による符号化データを提供した後に、その受信装置に対
    して、再度、符号化データを提供するときに、変更前の
    符号化方法を用いないようにすることを特徴とする請求
    項28に記載の提供媒体。
  30. 【請求項30】 前記選択ステップにおいて、前記複数
    の符号化手段のうち、前記指示ステップによって指示さ
    れた符号化方法による符号化を行うものを選択し、前記
    ディジタル信号を符号化させ、 前記出力ステップにおいて、その結果得られる符号化デ
    ータを出力することを特徴とする請求項22に記載の提
    供媒体。
  31. 【請求項31】 前記コンピュータが、前記複数の符号
    化手段それぞれにおいて前記ディジタル信号を符号化す
    ることにより得られる複数の符号化データを記憶する複
    数の記憶手段をさらに備え、 前記選択ステップにおいて、前記複数の記憶手段にそれ
    ぞれ記憶された複数の符号化データのうち、前記指示ス
    テップで指示された符号化方法によるものを選択するこ
    とを特徴とする請求項22に記載の提供媒体。
  32. 【請求項32】 時系列のディジタル信号の一部または
    全部を、複数の符号化方法のうちのいずれかで符号化し
    た符号化データを受信して処理する受信装置であって、 前記符号化データに付加されている、その符号化データ
    を得るのに用いた符号化方法を示す符号化方法情報を抽
    出する抽出手段と、 前記符号化方法情報に基づいて、前記符号化データを復
    号する復号方法を認識する認識手段と、 前記認識手段により認識された前記復号方法により、前
    記符号化データを復号する復号手段とを備えることを特
    徴とする受信装置。
  33. 【請求項33】 前記符号化データを送信してくる送信
    装置が、その送信先の処理能力に基づいて、前記ディジ
    タル信号の符号化方法を指示する場合において、 自身の処理能力を、前記送信装置に送信する処理能力送
    信手段をさらに備えることを特徴とする請求項32に記
    載の受信装置。
  34. 【請求項34】 前記符号化データを送信してくる送信
    装置に対して、前記ディジタル信号を符号化するのに用
    いる符号化方法の要求を送信する要求送信手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項32に記載の受信装置。
  35. 【請求項35】 情報処理装置が、コンピュータプログ
    ラムを実行することにより、前記復号手段として機能す
    る場合において、 前記符号化データを復号する復号方法に対応する前記復
    号手段として機能するためのコンピュータプログラムを
    有していないとき、 前記符号化データを送信してくる送信装置が送信する、
    前記符号化データを復号する復号方法に対応する前記復
    号手段として機能するためのコンピュータプログラムを
    受信する受信手段と、 前記受信手段が受信したコンピュータプログラムを、前
    記情報処理装置に組み込む組み込み手段とをさらに備え
    ることを特徴とする請求項32に記載の受信装置。
  36. 【請求項36】 複数の前記符号化データが多重化され
    ている場合において、 前記抽出手段、認識手段、および復号手段の組を複数備
    え、 各組の前記抽出手段に対して、複数の前記多重化データ
    を分離して供給する分離手段をさらに備えることを特徴
    とする請求項32に記載の受信装置。
  37. 【請求項37】 時系列のディジタル信号の一部または
    全部を、複数の符号化方法のうちのいずれかで符号化し
    た符号化データを受信して処理する受信方法であって、 前記符号化データに付加されている、その符号化データ
    を得るのに用いた符号化方法を示す符号化方法情報を抽
    出する抽出ステップと、 前記符号化方法情報に基づいて、前記符号化データを復
    号する復号方法を認識する認識ステップと、 前記認識ステップで認識された前記復号方法により、前
    記符号化データを復号する復号ステップとを備えること
    を特徴とする受信方法。
  38. 【請求項38】 前記符号化データを送信してくる送信
    装置が、その送信先の処理能力に基づいて、前記ディジ
    タル信号の符号化方法を指示する場合において、 自身の処理能力を、前記送信装置に送信する処理能力送
    信ステップをさらに備えることを特徴とする請求項37
    に記載の受信方法。
  39. 【請求項39】 前記符号化データを送信してくる送信
    装置に対して、前記ディジタル信号を符号化するのに用
    いる符号化方法の要求を送信する要求送信ステップをさ
    らに備えることを特徴とする請求項37に記載の受信方
    法。
  40. 【請求項40】 情報処理装置が、コンピュータプログ
    ラムを実行することにより、前記復号ステップとして機
    能する場合において、 前記符号化データを復号する復号方法に対応する前記復
    号ステップとして機能するためのコンピュータプログラ
    ムを有していないとき、 前記符号化データを送信してくる送信装置が送信する、
    前記符号化データを復号する復号方法に対応する前記復
    号ステップとして機能するためのコンピュータプログラ
    ムを受信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信したコンピュータプログラム
    を、前記情報処理装置に組み込む組み込みステップとを
    さらに備えることを特徴とする請求項37に記載の受信
    方法。
  41. 【請求項41】 時系列のディジタル信号の一部または
    全部を、複数の符号化方法のうちのいずれかで符号化し
    た符号化データを、コンピュータに処理させるためのコ
    ンピュータプログラムを提供する提供媒体であって、 前記符号化データに付加されている、その符号化データ
    を得るのに用いた符号化方法を示す符号化方法情報を抽
    出する抽出ステップと、 前記符号化方法情報に基づいて、前記符号化データを復
    号する復号方法を認識する認識ステップと、 前記認識ステップで認識された前記復号方法により、前
    記符号化データを復号する復号ステップとを備えるコン
    ピュータプログラムを提供することを特徴とする提供媒
    体。
  42. 【請求項42】 前記符号化データを送信してくる送信
    装置が、その送信先の処理能力に基づいて、前記ディジ
    タル信号の符号化方法を指示する場合において、 前記コンピュータプログラムは、自身の処理能力を、前
    記送信装置に送信する処理能力送信ステップをさらに備
    えることを特徴とする請求項41に記載の提供媒体。
  43. 【請求項43】 前記コンピュータプログラムは、前記
    符号化データを送信してくる送信装置に対して、前記デ
    ィジタル信号を符号化するのに用いる符号化方法の要求
    を送信する要求送信ステップをさらに備えることを特徴
    とする請求項41に記載の提供媒体。
  44. 【請求項44】 前記コンピュータプログラムは、前記
    符号化データを復号する復号方法に対応する前記復号ス
    テップとして機能するためのプログラムモジュールを有
    していないときに、 前記符号化データを送信してくる送信装置が送信する、
    前記符号化データを復号する復号方法に対応する前記復
    号ステップとして機能するためのプログラムモジュール
    を受信する受信ステップと、 前記受信ステップで受信したプログラムモジュールを組
    み込む組み込みステップとをさらに備えることを特徴と
    する請求項41に記載の提供媒体。
  45. 【請求項45】 時系列のディジタル信号を符号化した
    符号化データを提供する提供媒体であって、 複数の符号化方法の中から、前記ディジタル信号の一部
    または全部を符号化するための符号化方法を指示し、 前記指示された符号化方法により、前記ディジタル信号
    を符号化した符号化データを選択し、 前記選択された符号化データに、その符号化データにつ
    いての符号化方法を示す符号化方法情報を付加すること
    をにより得られる前記符号化データおよび符号化方法情
    報を提供することを特徴とする提供媒体。
  46. 【請求項46】 ディジタル信号を符号化した符号化デ
    ータを、所定の伝送路を介して送信する送信装置であっ
    て、 前記ディジタル信号を、複数の符号化方法でそれぞれ符
    号化し、前記符号化データを出力する複数の符号化手段
    と、 前記伝送路の伝送レートを検出する検出手段と、 前記複数の符号化方法の中から、前記伝送路の伝送レー
    トに対応したビットレートの符号化データを得ることが
    できるものを選択する選択手段と、 前記選択手段により選択された符号化方法による前記符
    号化データを送信する送信手段とを備えることを特徴と
    する送信装置。
  47. 【請求項47】 前記選択手段は、前記複数の符号化手
    段のうち、前記伝送路の伝送レートに対応したビットレ
    ートの符号化データを出力するものを選択して、前記デ
    ィジタル信号を符号化させ、 前記送信手段は、その選択された前記符号化手段が出力
    する前記符号化データを送信することを特徴とする請求
    項46に記載の送信装置。
  48. 【請求項48】 前記複数の符号化手段それぞれが前記
    ディジタル信号を符号化することにより得られる複数の
    符号化データを記憶する複数の記憶手段をさらに備え、 前記選択手段は、前記複数の記憶手段にそれぞれ記憶さ
    れた複数の符号化データのうち、前記伝送路の伝送レー
    トに対応したビットレートのものを選択することを特徴
    とする請求項46に記載の送信装置。
  49. 【請求項49】 前記検出手段は、前記符号化データを
    受信する受信装置との間における、所定量のデータをや
    りとりするための通信時間を求め、その通信時間に基づ
    いて、前記伝送路の伝送レートを検出することを特徴と
    する請求項46に記載の送信装置。
  50. 【請求項50】 前記検出手段は、前記通信時間を測定
    することにより求めることを特徴とする請求項49に記
    載の送信装置。
  51. 【請求項51】 前記符号化データを受信する受信装置
    との間でやりとりされるデータに、そのデータを送信し
    た送信時刻が付加されている場合において、 前記検出手段は、前記送信時刻に基づいて、前記通信時
    間を求めることを特徴とする請求項49に記載の送信装
    置。
  52. 【請求項52】 前記送信手段が、前記伝送路につい
    て、所定の伝送レートを確保して、前記符号化データの
    送信を行う場合において、 前記選択手段は、前記複数の符号化方法の中から、前記
    所定の伝送レートに対応したビットレートの符号化デー
    タを得ることができるものを選択することを特徴とする
    請求項46に記載の送信装置。
  53. 【請求項53】 前記選択手段は、前記符号化データの
    送信開始時に、前記検出手段によって検出された前記伝
    送路の伝送レートに対応したビットレートの符号化デー
    タを得ることができる前記符号化方法を選択することを
    特徴とする請求項46に記載の送信装置。
  54. 【請求項54】 前記選択手段は、前記符号化データの
    送信開始後に、前記検出手段によって検出される前記伝
    送路の伝送レートに基づいて、前記符号化方法の選択を
    変更することを特徴とする請求項46に記載の送信装
    置。
  55. 【請求項55】 前記検出手段は、前記符号化データを
    受信する受信装置との間における、所定量のデータをや
    りとりするための通信時間を求め、その通信時間に基づ
    いて、前記伝送路の伝送レートを検出することを特徴と
    する請求項54に記載の送信装置。
  56. 【請求項56】 前記検出手段は、前記符号化データを
    受信する受信装置との間において、データのやりとりを
    するごとに、前記伝送路の伝送レートを検出し、 前記選択手段は、前記検出手段によって前記伝送路の伝
    送レートが検出されるごとに、その伝送レートに基づい
    て、前記符号化方法の選択を変更することを特徴とする
    請求項54に記載の送信装置。
  57. 【請求項57】 前記検出手段は、前記符号化データを
    受信する受信装置との間において、データのやりとりを
    するごとに、前記伝送路の伝送レートを検出し、 前記選択手段は、前記検出手段によって前記伝送路の伝
    送レートが、所定の複数回数検出されるごとに、前記伝
    送路の伝送レートに基づいて、前記符号化方法の選択を
    変更することを特徴とする請求項54に記載の送信装
    置。
  58. 【請求項58】 前記選択手段は、前記検出手段によっ
    て複数回検出された前記伝送路の伝送レートのうちの2
    以上の値に基づいて、前記符号化方法の選択を変更する
    ことを特徴とする請求項57に記載の送信装置。
  59. 【請求項59】 前記選択手段は、前記検出手段によっ
    て複数回検出された前記伝送路の伝送レートの平均値、
    または最大値と最小値との間の中間値に基づいて、前記
    符号化方法の選択を変更することを特徴とする請求項5
    8に記載の送信装置。
  60. 【請求項60】 前記選択手段は、前記検出手段によっ
    て複数回検出された前記伝送路の伝送レートのうちの最
    大値または最小値に基づいて、前記符号化方法の選択を
    変更することを特徴とする請求項57に記載の送信装
    置。
  61. 【請求項61】 前記選択手段により選択された前記符
    号化方法による前記符号化データに対して、その符号化
    方法を示す符号化方法情報を付加する付加手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項46に記載の送信装置。
  62. 【請求項62】 ディジタル信号を符号化した符号化デ
    ータを、所定の伝送路を介して送信する送信装置の送信
    方法であって、 前記送信装置は、前記ディジタル信号を、複数の符号化
    方法でそれぞれ符号化し、前記符号化データを出力する
    複数の符号化手段を備え、 前記伝送路の伝送レートを検出する検出ステップと、 前記複数の符号化方法の中から、前記伝送路の伝送レー
    トに対応したビットレートの符号化データを得ることが
    できるものを選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択された符号化方法による前記符
    号化データを送信する送信ステップとを備えることを特
    徴とする送信方法。
  63. 【請求項63】 前記選択ステップにおいて、前記複数
    の符号化手段のうち、前記伝送路の伝送レートに対応し
    たビットレートの符号化データを出力するものを選択し
    て、前記ディジタル信号を符号化させ、 前記送信ステップにおいて、その選択された前記符号化
    手段が出力する前記符号化データを送信することを特徴
    とする請求項62に記載の送信方法。
  64. 【請求項64】 前記送信装置は、前記複数の符号化手
    段それぞれが前記ディジタル信号を符号化することによ
    り得られる複数の符号化データを記憶する複数の記憶手
    段をさらに備え、 前記選択ステップにおいて、前記複数の記憶手段にそれ
    ぞれ記憶された複数の符号化データのうち、前記伝送路
    の伝送レートに対応したビットレートのものを選択する
    ことを特徴とする請求項62に記載の送信方法。
  65. 【請求項65】 前記検出ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置との間における、所定量の
    データをやりとりするための通信時間を求め、その通信
    時間に基づいて、前記伝送路の伝送レートを検出するこ
    とを特徴とする請求項62に記載の送信方法。
  66. 【請求項66】 前記検出ステップにおいて、前記通信
    時間を測定することにより求めることを特徴とする請求
    項65に記載の送信方法。
  67. 【請求項67】 前記符号化データを受信する受信装置
    との間でやりとりされるデータに、そのデータを送信し
    た送信時刻が付加されている場合において、 前記検出ステップにおいて、前記送信時刻に基づいて、
    前記通信時間を求めることを特徴とする請求項65に記
    載の送信方法。
  68. 【請求項68】 前記送信ステップにおいて、前記伝送
    路について、所定の伝送レートを確保して、前記符号化
    データの送信を行う場合において、 前記選択ステップにおいて、前記複数の符号化方法の中
    から、前記所定の伝送レートに対応したビットレートの
    符号化データを得ることができるものを選択することを
    特徴とする請求項62に記載の送信方法。
  69. 【請求項69】 前記選択ステップにおいて、前記符号
    化データの送信開始時に、前記検出ステップで検出され
    た前記伝送路の伝送レートに対応したビットレートの符
    号化データを得ることができる前記符号化方法を選択す
    ることを特徴とする請求項62に記載の送信方法。
  70. 【請求項70】 前記選択ステップにおいて、前記符号
    化データの送信開始後に、前記検出ステップによって検
    出される前記伝送路の伝送レートに基づいて、前記符号
    化方法の選択を変更することを特徴とする請求項62に
    記載の送信方法。
  71. 【請求項71】 前記検出ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置との間における、所定量の
    データをやりとりするための通信時間を求め、その通信
    時間に基づいて、前記伝送路の伝送レートを検出するこ
    とを特徴とする請求項70に記載の送信方法。
  72. 【請求項72】 前記検出ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置との間において、データの
    やりとりをするごとに、前記伝送路の伝送レートを検出
    し、 前記選択ステップにおいて、前記検出ステップで前記伝
    送路の伝送レートが検出されるごとに、その伝送レート
    に基づいて、前記符号化方法の選択を変更することを特
    徴とする請求項70に記載の送信方法。
  73. 【請求項73】 前記検出ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置との間において、データの
    やりとりをするごとに、前記伝送路の伝送レートを検出
    し、 前記選択ステップにおいて、前記検出ステップで前記伝
    送路の伝送レートが、所定の複数回数検出されるごと
    に、前記伝送路の伝送レートに基づいて、前記符号化方
    法の選択を変更することを特徴とする請求項70に記載
    の送信方法。
  74. 【請求項74】 前記選択ステップにおいて、前記検出
    ステップで複数回検出された前記伝送路の伝送レートの
    うちの2以上の値に基づいて、前記符号化方法の選択を
    変更することを特徴とする請求項73に記載の送信方
    法。
  75. 【請求項75】 前記選択ステップにおいて、前記検出
    ステップで複数回検出された前記伝送路の伝送レートの
    平均値、または最大値と最小値との間の中間値に基づい
    て、前記符号化方法の選択を変更することを特徴とする
    請求項74に記載の送信方法。
  76. 【請求項76】 前記選択ステップにおいて、前記検出
    ステップで複数回検出された前記伝送路の伝送レートの
    うちの最大値または最小値に基づいて、前記符号化方法
    の選択を変更することを特徴とする請求項73に記載の
    送信方法。
  77. 【請求項77】 前記選択ステップで選択された前記符
    号化方法による前記符号化データに対して、その符号化
    方法を示す符号化方法情報を付加する付加ステップをさ
    らに備えることを特徴とする請求項62に記載の送信方
    法。
  78. 【請求項78】 ディジタル信号を符号化した符号化デ
    ータを、所定の伝送路を介して送信する処理を、コンピ
    ュータに行わせるためのコンピュータプログラムを提供
    する提供媒体であって、 前記コンピュータは、前記ディジタル信号を、複数の符
    号化方法でそれぞれ符号化し、前記符号化データを出力
    する複数の符号化手段を備え、 前記伝送路の伝送レートを検出する検出ステップと、 前記複数の符号化方法の中から、前記伝送路の伝送レー
    トに対応したビットレートの符号化データを得ることが
    できるものを選択する選択ステップと、 前記選択ステップで選択された符号化方法による前記符
    号化データを送信する送信ステップとを備えるコンピュ
    ータプログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  79. 【請求項79】 前記選択ステップにおいて、前記複数
    の符号化手段のうち、前記伝送路の伝送レートに対応し
    たビットレートの符号化データを出力するものを選択し
    て、前記ディジタル信号を符号化させ、 前記送信ステップにおいて、その選択された前記符号化
    手段が出力する前記符号化データを送信することを特徴
    とする請求項78に記載の提供媒体。
  80. 【請求項80】 前記コンピュータは、前記複数の符号
    化手段それぞれが前記ディジタル信号を符号化すること
    により得られる複数の符号化データを記憶する複数の記
    憶手段をさらに備え、 前記選択ステップにおいて、前記複数の記憶手段にそれ
    ぞれ記憶された複数の符号化データのうち、前記伝送路
    の伝送レートに対応したビットレートのものを選択する
    ことを特徴とする請求項78に記載の提供媒体。
  81. 【請求項81】 前記検出ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置との間における、所定量の
    データをやりとりするための通信時間を求め、その通信
    時間に基づいて、前記伝送路の伝送レートを検出するこ
    とを特徴とする請求項78に記載の提供媒体。
  82. 【請求項82】 前記検出ステップにおいて、前記通信
    時間を測定することにより求めることを特徴とする請求
    項81に記載の提供媒体。
  83. 【請求項83】 前記符号化データを受信する受信装置
    との間でやりとりされるデータに、そのデータを送信し
    た送信時刻が付加されている場合において、 前記検出ステップにおいて、前記送信時刻に基づいて、
    前記通信時間を求めることを特徴とする請求項81に記
    載の提供媒体。
  84. 【請求項84】 前記送信ステップにおいて、前記伝送
    路について、所定の伝送レートを確保して、前記符号化
    データの送信を行う場合において、 前記選択ステップにおいて、前記複数の符号化方法の中
    から、前記所定の伝送レートに対応したビットレートの
    符号化データを得ることができるものを選択することを
    特徴とする請求項78に記載の提供媒体。
  85. 【請求項85】 前記選択ステップにおいて、前記符号
    化データの送信開始時に、前記検出ステップで検出され
    た前記伝送路の伝送レートに対応したビットレートの符
    号化データを得ることができる前記符号化方法を選択す
    ることを特徴とする請求項78に記載の提供媒体。
  86. 【請求項86】 前記選択ステップにおいて、前記符号
    化データの送信開始後に、前記検出ステップによって検
    出される前記伝送路の伝送レートに基づいて、前記符号
    化方法の選択を変更することを特徴とする請求項78に
    記載の提供媒体。
  87. 【請求項87】 前記検出ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置との間における、所定量の
    データをやりとりするための通信時間を求め、その通信
    時間に基づいて、前記伝送路の伝送レートを検出するこ
    とを特徴とする請求項86に記載の提供媒体。
  88. 【請求項88】 前記検出ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置との間において、データの
    やりとりをするごとに、前記伝送路の伝送レートを検出
    し、 前記選択ステップにおいて、前記検出ステップで前記伝
    送路の伝送レートが検出されるごとに、その伝送レート
    に基づいて、前記符号化方法の選択を変更することを特
    徴とする請求項86に記載の提供媒体。
  89. 【請求項89】 前記検出ステップにおいて、前記符号
    化データを受信する受信装置との間において、データの
    やりとりをするごとに、前記伝送路の伝送レートを検出
    し、 前記選択ステップにおいて、前記検出ステップで前記伝
    送路の伝送レートが、所定の複数回数検出されるごと
    に、前記伝送路の伝送レートに基づいて、前記符号化方
    法の選択を変更することを特徴とする請求項86に記載
    の提供媒体。
  90. 【請求項90】 前記選択ステップにおいて、前記検出
    ステップで複数回検出された前記伝送路の伝送レートの
    うちの2以上の値に基づいて、前記符号化方法の選択を
    変更することを特徴とする請求項89に記載の提供媒
    体。
  91. 【請求項91】 前記選択ステップにおいて、前記検出
    ステップで複数回検出された前記伝送路の伝送レートの
    平均値、または最大値と最小値との間の中間値に基づい
    て、前記符号化方法の選択を変更することを特徴とする
    請求項90に記載の提供媒体。
  92. 【請求項92】 前記選択ステップにおいて、前記検出
    ステップで複数回検出された前記伝送路の伝送レートの
    うちの最大値または最小値に基づいて、前記符号化方法
    の選択を変更することを特徴とする請求項89に記載の
    提供媒体。
  93. 【請求項93】 前記コンピュータプログラムは、前記
    選択ステップで選択された前記符号化方法による前記符
    号化データに対して、その符号化方法を示す符号化方法
    情報を付加する付加ステップをさらに備えることを特徴
    とする請求項78に記載の提供媒体。
  94. 【請求項94】 ディジタル信号を符号化した符号化デ
    ータを、所定の伝送路を介して受信する受信装置であっ
    て、 前記伝送路の伝送レートに対応したビットレートのデー
    タを得ることができる符号化方法によって符号化された
    前記符号化データを受信する受信手段と、 前記符号化データを復号する復号手段とを備えることを
    特徴とする受信装置。
  95. 【請求項95】 前記符号化データに、その符号化方法
    を示す符号化方法情報が付加されている場合において、 前記符号化方法情報に基づいて、前記符号化データの復
    号方法を認識する認識手段をさらに備えることを特徴と
    する請求項94に記載の受信装置。
  96. 【請求項96】 ディジタル信号を符号化した符号化デ
    ータを、所定の伝送路を介して受信する受信方法であっ
    て、 前記伝送路の伝送レートに対応したビットレートのデー
    タを得ることができる符号化方法によって符号化された
    前記符号化データを受信する受信ステップと、前記符号
    化データを復号する復号ステップとを備えることを特徴
    とする受信方法。
  97. 【請求項97】 前記符号化データに、その符号化方法
    を示す符号化方法情報が付加されている場合において、 前記符号化方法情報に基づいて、前記符号化データの復
    号方法を認識する認識ステップをさらに備えることを特
    徴とする請求項96に記載の受信方法。
  98. 【請求項98】 ディジタル信号を符号化した符号化デ
    ータを、所定の伝送路を介して受信する処理を、コンピ
    ュータに行わせるためのコンピュータプログラムを提供
    する提供媒体であって、 前記伝送路の伝送レートに対応したビットレートのデー
    タを得ることができる符号化方法によって符号化された
    前記符号化データを受信する受信ステップと、前記符号
    化データを復号する復号ステップとを備えるコンピュー
    タプログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
  99. 【請求項99】 前記符号化データに、その符号化方法
    を示す符号化方法情報が付加されている場合において、 前記コンピュータプログラムは、前記符号化方法情報に
    基づいて、前記符号化データの復号方法を認識する認識
    ステップをさらに備えることを特徴とする請求項98に
    記載の提供媒体。
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