JPH1133045A - 歯科用蒸気洗浄装置 - Google Patents

歯科用蒸気洗浄装置

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JPH1133045A
JPH1133045A JP18856797A JP18856797A JPH1133045A JP H1133045 A JPH1133045 A JP H1133045A JP 18856797 A JP18856797 A JP 18856797A JP 18856797 A JP18856797 A JP 18856797A JP H1133045 A JPH1133045 A JP H1133045A
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JP
Japan
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boiler
steam
water
drain
dental
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JP18856797A
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English (en)
Inventor
Mutsumi Tadakuma
睦 只熊
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Sanyo Electric Co Ltd
KPS Industry Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Seki Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】歯科用蒸気洗浄装置において、可及的に使用者
の手を煩わせずに、ボイラーから低温水の排水が行える
ようにすること。 【解決手段】ボイラー4内の水を加熱手段5により加熱
して蒸気を発生させ、この蒸気を必要に応じて排出させ
る歯科用蒸気洗浄装置であって、排水指令に応じて、ボ
イラー4内が所要の設定温度以下か否かを確認し、設定
温度以下のときにボイラー4から排水させる。つまり、
例えばスイッチ操作により排水指令を行わせるだけで、
自動的にボイラー4から低温水を排水させることができ
るから、従来例のように使用者がわざわざ手操作でドレ
ンコックを開くといった面倒なことを行う必要がなくな
るとともに、高温水が排出されずに済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、歯科用蒸気洗浄
装置に関する。この歯科用蒸気洗浄装置は、例えば歯科
補綴物としての陶歯を作成する歯科技工用に利用され
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の歯科用蒸気洗浄装置は、
通常、ボイラーに対して水道水を軟水器を通して給水し
ているが、軟水器では、水道水に含まれるカルシウム、
マグネシウム、カリウムなどの不純物を完全に除去する
ことができない。そのため、ボイラー内を加熱して蒸気
化することを繰り返していると、前述の不純物が濃縮さ
れることになり、これが、スケールとしてボイラー内や
ボイラーと給水管との接続部分などに固着することがあ
り、使用経過に伴い目詰まりするおそれがある。
【0003】これに対して、従来から、ボイラーに排水
管を接続し、この排水管にドレンコックを取り付け、使
用者が任意の時期にメインテナンスのために、ドレンコ
ックを開けてボイラー内水を排水させることができるよ
うにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、使用者がいちいちドレンコックを操作しなけれ
ばならず、面倒である。また、使用者が長期間ドレンコ
ックを開くのを忘れた場合には、上述したようなスケー
ルによる目詰まりが発生することになりかねない。しか
も、使用者によりドレンコックを操作する時期を使用者
の意思に依存しているため、例えば、蒸気を噴出させて
からあまり時間が経過しないうちに、つまりボイラー内
の蒸気温度が高い状態において排水させるような状況も
考えられるが、このような場合には、ドレンコックから
高温水が排出されることになる。
【0005】したがって、本発明は、歯科用蒸気洗浄装
置において、可及的に使用者の手を煩わせずに、ボイラ
ーから低温水の排水が行えるようにすることを目的とし
ている。また、本発明は、歯科用蒸気洗浄装置におい
て、ボイラーの排水を適当なタイミングで自動的に行わ
せるようにし、スケールの蓄積による不具合の発生を未
然に防止できるようにすることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の歯科用蒸
気洗浄装置は、ボイラー内の水を加熱手段により加熱し
て蒸気を発生させ、この蒸気を必要に応じて排出させる
もので、排水指令に応じて、ボイラー内が所要の設定温
度以下か否かを確認し、設定温度以下のときにボイラー
から排水させる。
【0007】本発明の第2の歯科用蒸気洗浄装置は、ボ
イラー内の水を加熱手段により加熱して蒸気を発生さ
せ、この蒸気を必要に応じて排出させるもので、ボイラ
ーに、温度センサおよび排水管を設けるとともに、排水
管に排水弁を設け、排水指令に応じて、ボイラー内が所
要の設定温度以下か否かを温度センサの出力により確認
し、設定温度以下のときに排水弁を開いてボイラーから
排水させる。
【0008】以上の第1ないし第2の発明では、例えば
スイッチ操作により排水指令を行わせるだけで、自動的
にボイラーから低温水を排水させるようにしているか
ら、従来例のように使用者がわざわざ手操作でドレンコ
ックを開くといった面倒なことを行う必要がなくなると
ともに、高温水が排出されずに済む。
【0009】本発明の第3の歯科用蒸気洗浄装置は、上
記第1ないし第2のいずれかの装置において、前記排水
指令は、電源投入時に出されるものである。この場合、
電源投入して蒸気を発生させる前についでにボイラーの
排水を行わせるようにしているから、従来例のように使
用者がメインテナンスとして定期的に排水操作を行う必
要がなくなるとともに、排水を行う時期をわざわざ覚え
ておく必要がなくなる他、特にボイラーと給水管との接
続部分でのスケールの蓄積による不具合の発生を長期に
わたって未然に防止できるようになる。
【0010】本発明の第4の歯科用蒸気洗浄装置は、所
要量の水が供給されるボイラーと、ボイラー内の水を加
熱し蒸気を発生させる加熱手段と、ボイラー内の蒸気を
外部に導出させる蒸気排出管と、蒸気排出管の途中に設
けられる蒸気弁と、蒸気を排出指示する蒸気排出指示手
段と、ボイラー内の蒸気温度を検出する温度センサと、
ボイラー内の湯水を排出する排水管と、排水管の途中に
設けられる排水弁と、ボイラー内の湯水を排水指示する
排水指示手段と、蒸気排出指示手段からの指示によりボ
イラー内の蒸気を蒸気排出管から排出させる処理及び排
水指示手段からの指示によりボイラー内が所要の設定温
度以下か否かを温度センサの出力により確認し、設定温
度以下のとき排水弁を開いてボイラーから排水させる処
理を行わせる制御部とを含む。
【0011】本発明の第5の歯科用蒸気洗浄装置は、上
記第4の装置において、前記排水指示手段は、電源投入
時に排水指示を出すものである。この場合、電源投入し
て蒸気を発生させる前についでにボイラーの排水を行わ
せるようにしているから、従来例のように使用者がメイ
ンテナンスとして定期的に排水操作を行う必要がなくな
るとともに、排水を行う時期をわざわざ覚えておく必要
がなくなる他、特にボイラーと給水管との接続部分での
スケールの蓄積による不具合の発生を長期にわたって未
然に防止できるようになる。
【0012】本発明の第6の歯科用蒸気洗浄装置は、上
記第4ないし第5のいずれかの装置において、前記制御
部は、排水指示手段から排水指示があったとき、蒸気弁
も開放するものである。この場合、ボイラーを大気開放
するから、排水が迅速に行えるようになる。
【0013】本発明の第7の歯科用蒸気洗浄装置は、上
記第4ないし第6のいずれかの装置において、ボイラー
内に所要量の水を供給する給水ポンプを備え、前記制御
部は、排水指示手段の指示により排水弁を開いて排水を
開始した後、給水ポンプを駆動してボイラーへ水を給水
しながら排水させるものである。この場合、ボイラー内
が新鮮な水で洗浄されるとともに、ボイラー内水が強制
的に排水されるから、ボイラーの排水口や排水弁内部に
スケールが残留することがなくなる。
【0014】本発明の第8の歯科用蒸気洗浄装置は、上
記第4ないし第6のいずれかの装置において、前記制御
部は、排水指示手段の指示により排水弁を開いて排水を
開始した後、排水弁を少なくとも1回開閉させたもので
ある。この場合、排水弁の内部にスケールが残留するこ
とがなくなる。
【0015】本発明の第9の歯科用蒸気洗浄装置は、上
記第4ないし第6のいずれかの装置において、ボイラー
内に所要量の水を供給する給水ポンプを備え、前記制御
部は、排水指示手段の指示により排水弁を開いて排水を
開始した後、給水ポンプを駆動してボイラーへ水を給水
しながら排水させると共に、給水ポンプ駆動中に排水弁
を少なくとも1回開閉させたものである。この場合、ボ
イラー内が新鮮な水で洗浄されるとともに、ボイラー内
水が強制的に排水されるから、ボイラーの排水口や排水
弁内部にスケールが残留することがなくなる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の詳細について、図1ない
し図6に示す実施形態を用いて説明する。
【0017】図1ないし図6は本発明の一実施形態にか
かり、図1は、歯科用蒸気洗浄装置の構成図、図2は、
歯科用蒸気洗浄装置の外観を示す斜視図、図3は、ボイ
ラー上面図、図4は、図3の(4)−(4)線断面の矢
視図、図5は、温度センサの断面図、図6は、歯科用蒸
気洗浄装置の動作を示すフローチャートである。
【0018】図例の歯科用蒸気洗浄装置は、水タンク
1、軟水器2、給水ポンプ3、ボイラー4、加熱手段と
しての電気ヒータ5、蒸気排出管6、温度センサ7、操
作・表示部8、制御部9を備えており、以下において、
これら各構成要素について具体的に説明する。
【0019】水タンク1は、水道水などを貯溜するもの
で、その内部での貯溜量つまり水位を検出するフロート
スイッチ15が付設されている。
【0020】軟水器2は、水タンク1の上部開口側に取
り付けられており、水タンク1内から供給される水に含
まれるカルシウム、マグネシウム、カリウムなどの不純
物を除去して軟水化するイオン交換樹脂(図示省略)が
内蔵されている。
【0021】給水ポンプ3は、軟水器2とボイラー4と
を接続する給水管16の途中に設けられ、水タンク1の
水を軟水器2、逆止弁17を介してボイラー4に供給す
るものである。なお、給水管16において給水ポンプ3
と逆止弁17との間には、電磁式の空気抜き弁18が設
けられている。
【0022】ボイラー4は、図3および図4に示すよう
に、円筒形の容器本体4aの上下開口をそれぞれ蓋4
b,4cで閉塞した金属材からなり、その下蓋4cに前
述の給水管16の一端が接続される給水口20が設けら
れ、その上蓋4bに蒸気排出管6が接続される蒸気排出
口21が設けられている。このボイラー4に対する供給
水量は、上方に所要容量の空間を残すように管理され
る。また、ボイラー4の上蓋には、その内部での貯溜量
つまり水位を検出する二つの水位スイッチ22,23が
取り付けられている。さらに、ボイラー4の下蓋4cに
は、排水口24が設けられ、この排水口24には、排水
管25が接続され、排水管25の途中には、電磁式の排
水弁26が設けられている。
【0023】電気ヒータ5は、ボイラー4の外周面に螺
旋状に巻き付けられてボイラー4内の水を加熱して蒸気
化するものである。
【0024】蒸気排出管6は、所要長さに設定されてい
て、先端にボイラー4から排出される蒸気を噴出させる
ハンドピース30が取り付けられ、途中に電磁式の蒸気
弁31が設けられている。なお、ハンドピース30は、
装置ケース32に取り付けられる支持バー33に支持さ
れている。この蒸気排出管6において蒸気弁31とボイ
ラー4の蒸気排出口21側との間には、圧力逃がし管2
7が設けられ、この圧力逃がし管27には、安全弁28
が設けられている。
【0025】温度センサ7は、ボイラー4の蒸気排出口
21の近傍に取り付けられている。具体的に、この温度
センサ7は、図5に示すように、外周に雄ねじを形成し
た熱伝導性のケース34内にサーミスタ35を収納して
モールド樹脂36を充填した構造になっている。この温
度センサ7のケース34が、ボイラー4の上蓋4bにお
いて蒸気排出口21の側方に設けられる凹部27に螺着
されている。つまり、この温度センサ7は、ボイラー4
内の蒸気温度を直接的ではなく間接的に検出するように
なっているが、ボイラー4が金属製でケース34が熱伝
導性の良い素材で形成されているので、直接的に検出す
る場合と遜色ない。
【0026】操作・表示部8は、装置ケース32の前面
に設けられ、電源スイッチ40、蒸気排出指示手段とな
るスチームスイッチ41、ドレンスイッチ42、空気抜
きスイッチ43などを少なくとも備えているとともに、
スタンバイランプ50、オーバーヒートランプ51、ド
レンランプ52、空気抜きランプ53などを少なくとも
備えている。
【0027】制御部9は、操作・表示部8の各スイッチ
群から入力される信号に応じて上記各構成要素を制御す
るものである。尚、制御部9は、請求項中の排水指示手
段の機能も兼ね備えている。
【0028】次に、上述した歯科用蒸気洗浄装置の機能
および制御部9による処理について説明する。
【0029】まず、電源スイッチ40が投入されると、
図6に示すように、ボイラー4内の蒸気温度が規定の温
度値(例えば50℃)以下であるか否かを温度センサ5
の出力により判定する(S1)。ここで、規定値以下の
とき、S2,S3により蒸気弁31および排水弁26を
開けて、ボイラー4内の湯水を排出する。こうして所要
時間(例えば25秒間)が経過する(S4)と、S5に
より給水ポンプ3を運転して水タンク1からボイラー4
へ給水することにより、ボイラー4内を洗浄しながら排
水する。このとき、S6ないしS9に示すように、排水
弁26を所要時間(例えば2秒間)ずつ開閉させること
により、排水弁26において図示しないが、特に弁体と
弁座との間にスケールが噛み込んだまま残留することを
防止する。この排水弁26の開閉動作が終わるとS11
により、給水ポンプ3を停止するとともに、蒸気弁31
および排水弁26を閉じる。このような排水処理は、ボ
イラー4の貯水量に応じて予め規定した時間だけ行うよ
う、制御部9に内蔵しているタイマー(図示省略)によ
り時間管理するようになっている。
【0030】一方、前述のS1において、規定値を越え
ていると判定したときは、前述の排水処理を行わずに、
S11においてスタンバイ処理などを行う。
【0031】このスタンバイ処理について、説明する。
まず、水タンク1内の水位が規定値以上であるか否かを
フロートスイッチ15の出力により判定するとともに、
ボイラー4内の水位が規定範囲内にあるか否かを水位ス
イッチ22,23の出力により判定し、判定結果に応じ
て給水ポンプ3の運転を制御する。
【0032】つまり、水タンク1内の水位が規定値未満
の場合や、ボイラー4内の水位が規定範囲内にある場合
には、給水ポンプ3を運転しないが、水タンク1内の水
位が規定値以上で、かつ、ボイラー4内の水位が規定範
囲の下限値未満の場合には、給水ポンプ3を運転するこ
とにより、水タンク1内の水を軟水器2、給水管16を
介してボイラー4へ供給して、ボイラー4内の水位を規
定範囲内に到達させる。こうしてボイラー4内の水位が
規定範囲内に到達したことを水位スイッチ22,23の
出力により確認すると、給水ポンプ3の運転を停止す
る。
【0033】この後、温度センサ7の出力に基づき、電
気ヒータ5による加熱動作を制御することにより、ボイ
ラー4内の蒸気温度を規定温度(例えば120℃)に維
持する。これにより、スタンバイランプ50を点灯す
る。
【0034】ここで、スチームスイッチ41が投入され
ると、蒸気弁31を開けてハンドピース30からボイラ
ー4内の蒸気をその圧力により外部へ噴出させる。この
スチーム動作中においては、温度センサ7の出力に基づ
き、電気ヒータ5による加熱動作を制御する。例えば、
ボイラー4内の蒸気温度が規定の下限値(例えば130
℃)以下で電気ヒータ5をオンし、規定の上限値(例え
ば150℃)以上で電気ヒータ5をオフする。但し、こ
の状況において、ボイラー4内の蒸気温度が規定の異常
温度値(例えば200℃)になったことを温度センサ5
の出力により検出したときは、ボイラー4内が異常過熱
していると判断してオーバーヒートランプ51を点灯し
て異常を報知するとともに、電気ヒータ5をオフする。
この一方で安全弁28が開放されることになり、ボイラ
ー4内の圧力と温度を低下させる。
【0035】このようにして蒸気を噴出させることによ
って、ボイラー4内の水位が規定範囲よりも下がると、
上記電源投入時の動作と同様にして水タンク1からボイ
ラー4に対して給水する。
【0036】なお、操作・表示部8の他のスイッチが操
作されたときの動作について簡単に説明する。
【0037】まず、ドレンスイッチ42が投入される
と、電気ヒータ5をオフし、蒸気弁31を開け、給水ポ
ンプ3を運転することにより、ボイラー4に水タンク1
から給水させる。こうしてボイラー4内をオーバーフロ
ーさせるようにし、このオーバーフローした湯水をボイ
ラー4の蒸気排出口21から蒸気排出管6およびハンド
ピース30を介して排水させる。それにより、ボイラー
4の内部や蒸気排出口21と、ハンドヒース30の内部
やノズルとが洗浄されることになる。この洗浄処理は、
制御部9に内蔵しているタイマー(図示省略)により時
間管理するようになっている。
【0038】さらに、空気抜きスイッチ43が投入され
ると、水タンク1内の水位が規定値以上あるか否かをフ
ロートスイッチ15の出力により判定し、規定値以上あ
ると判定したときは、空気抜き弁18を開けるととも
に、給水ポンプ3を運転して水タンク1内の水を空気抜
き弁18から排水する。これにより、給水管16に空気
が混入していてもそれが給水管16から排出されること
になる。この空気抜き処理は、制御部9に内蔵している
タイマー(図示省略)により時間管理するようになって
いる。なお、このような空気抜き処理が必要になるの
は、主として、軟水器2に内蔵しているイオン交換樹脂
を交換した後である。というのは、イオン交換樹脂を交
換するときに、軟水器2や給水管16内に空気が混入し
やすいからである。
【0039】以上説明したように上記実施形態では、電
源スイッチ40を投入するだけで、自動的にボイラー4
から低温水を排水させることができるから、従来例のよ
うに使用者がわざわざ定期的に手操作でドレンコックを
開くといった面倒なことを行う必要がなくなるととも
に、高温水が排出されなくなる。要するに、電源スイッ
チ40を操作することで蒸気を発生させる前についでに
ボイラー4の排水を行わせるようにしているから、従来
例のように使用者がメインテナンスとして定期的に排水
操作を行う必要がなくなるとともに、排水を行う時期を
わざわざ覚えておく必要がなくなるなど、使い勝手が良
くなるとともに、特にボイラー4と給水管との接続部分
でのスケールの蓄積による不具合の発生を長期にわたっ
て未然に防止できるようになり、メインテナンスが不要
となる。
【0040】また、上記実施形態では、排水時に排水弁
26だけでなく、蒸気弁31を開けてボイラー4内部を
大気開放しているから、排水が迅速に行えるようにな
り、時間の無駄を無くせる。
【0041】さらに、上記実施形態では、排水処理にお
いて排水が終了する所要時間前に給水ポンプ3を運転し
て給水しながら強制的に排水させるようにしているか
ら、ボイラー4内を洗浄できるとともに、ボイラー4の
排水口24や排水弁26内部にスケールが残留すること
を防止できるようになる。
【0042】しかも、上記実施形態では、排水弁26を
開閉させるようにしているから、排水弁26の内部にス
ケールが残留することを防止できるようになり、排水弁
26の排水性を長期にわたって良好に維持できるように
なる。
【0043】なお、本発明は上記実施形態で説明したも
のだけに限定されるものではなく、いろいろな応用や変
形が考えられる。 (1) 上記実施形態では、排水時に排水弁26だけで
なく、蒸気弁31を開けてボイラー4内部を大気開放し
ているが、このような処理をしないものも本発明に含
む。 (2) 上記実施形態では、排水処理において排水が終
了する所要時間前に給水ポンプ3を運転して給水しなが
ら強制的に排水させる処理と、排水弁26を開閉させる
処理とを併用しているが、いずれか一方の処理のみを行
わせるようにしたものや、これらいずれの処理も行わせ
ないようにしたものも本発明に含む。 (3) 上記実施形態では、電源スイッチ40の投入に
より排水を行わせるようにしているが、例えば、図示し
ないが、排水スイッチを設けて、この排水スイッチの投
入により、排水を行わせるようにしたものも本発明に含
む。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、例えばスイッチ操作に
より排水指令を行わせるだけで、自動的にボイラーから
低温水を排水させることができるから、従来例のように
使用者がわざわざ手操作でドレンコックを開くといった
面倒なことを行う必要がなくなるとともに、高温水が排
出されずに済む。
【0045】また、電源投入して蒸気を発生させる前に
ボイラーの排水を行わせるようにしているから、従来例
のように使用者がメインテナンスとして定期的に排水操
作を行う必要がなくなるとともに、排水を行う時期をわ
ざわざ覚えておく必要がなくなるなど、使い勝手が良く
なるとともに、特にボイラーと給水管との接続部分での
スケールの蓄積による不具合の発生を長期にわたって未
然に防止できるようになり、メインテナンスが不要とな
る。
【0046】また、ボイラーを大気開放するから、排水
が迅速に行えるようになり、時間の無駄を無くせる。
【0047】さらに、排水処理において排水途中から給
水しながら強制的に排水させるから、ボイラー内を新鮮
な水で洗浄できるとともに、ボイラーの排水口や排水弁
内部にスケールが残留するのを防止できるようになる。
【0048】さらに、排水途中で排水弁を開閉するよう
にしているから、排水弁の内部にスケールが残留するの
を防止できるようになり、排水弁の排水性を長期にわた
って良好に維持できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の歯科用蒸気洗浄装置の一実施形態の構
成図
【図2】同実施形態の歯科用蒸気洗浄装置の外観を示す
斜視図
【図3】同実施形態のボイラーの上面図
【図4】図3の(4)−(4)線断面の矢視図
【図5】温度センサの断面図
【図6】同実施形態の歯科用蒸気洗浄装置の動作を示す
フローチャート
【符号の説明】
4 ボイラー 5 電気ヒータ 6 蒸気排出管 7 温度センサ 8 操作・表示部 9 制御部 21 蒸気排出口 24 ボイラーの排水口 25 排水管 26 排水弁

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボイラー内の水を加熱手段により加熱し
    て蒸気を発生させ、この蒸気を必要に応じて排出させる
    歯科用蒸気洗浄装置であって、排水指令に応じて、ボイ
    ラー内が所要の設定温度以下か否かを確認し、設定温度
    以下のときにボイラーから排水させる、ことを特徴とす
    る歯科用蒸気洗浄装置。
  2. 【請求項2】 ボイラー内の水を加熱手段により加熱し
    て蒸気を発生させ、この蒸気を必要に応じて排出させる
    歯科用蒸気洗浄装置であって、ボイラーに、温度センサ
    および排水管を設けるとともに、排水管に排水弁を設
    け、排水指令に応じて、ボイラー内が所要の設定温度以
    下か否かを温度センサの出力により確認し、設定温度以
    下のときに排水弁を開いてボイラーから排水させる、こ
    とを特徴とする歯科用蒸気洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2のいずれかに記載の歯
    科用蒸気洗浄装置において、前記排水指令は、電源投入
    時に出されるものである、ことを特徴とする歯科用蒸気
    洗浄装置。
  4. 【請求項4】 所要量の水が供給されるボイラーと、ボ
    イラー内の水を加熱し蒸気を発生させる加熱手段と、ボ
    イラー内の蒸気を外部に導出させる蒸気排出管と、蒸気
    排出管の途中に設けられる蒸気弁と、蒸気を排出指示す
    る蒸気排出指示手段と、ボイラー内の蒸気温度を検出す
    る温度センサと、ボイラー内の湯水を排出する排水管
    と、排水管の途中に設けられる排水弁と、ボイラー内の
    湯水を排水指示する排水指示手段と、蒸気排出指示手段
    の指示により蒸気弁を開いてボイラー内の蒸気を蒸気排
    出管から排出させる処理及び排水指示手段の指示により
    ボイラー内が所要の設定温度以下か否かを温度センサの
    出力により確認し、設定温度以下のとき排水弁を開いて
    ボイラーから排水させる処理を行わせる制御部とを含
    む、ことを特徴とする歯科用蒸気洗浄装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の歯科用蒸気洗浄装置に
    おいて、前記排水指示手段は、電源投入時に排水指示を
    出すことを特徴とする歯科用蒸気洗浄装置。
  6. 【請求項6】 請求項4ないし5のいずれかに記載の歯
    科用蒸気洗浄装置において、前記制御部は、排水指示手
    段から排水指示があったとき、蒸気弁も開放することを
    特徴とする歯科用蒸気洗浄装置。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし6のいずれかに記載の歯
    科用蒸気洗浄装置において、ボイラー内に所要量の水を
    供給する給水ポンプを備え、前記制御部は、排水指示手
    段の指示により排水弁を開いて排水を開始した後、給水
    ポンプを駆動して、ボイラーへ水を給水しながら排水さ
    せることを特徴とする歯科用蒸気洗浄装置。
  8. 【請求項8】 請求項4ないし6のいずれかに記載の歯
    科用蒸気洗浄装置において、前記制御部は、排水指示手
    段からの指示により排水弁を開いて排水を開始した後、
    排水弁を少なくとも1回開閉させたことを特徴とする歯
    科用蒸気洗浄装置。
  9. 【請求項9】 請求項4ないし6に記載の歯科用蒸気洗
    浄装置において、ボイラー内に所要量の水を供給する給
    水ポンプを備え、前記制御部は、排水指示手段からの指
    示により排水弁を開いて排水を開始した後、給水ポンプ
    を駆動して、ボイラーへ水を給水しながら排水させると
    共に給水ポンプの駆動中に排水弁を少なくとも1回開閉
    させたことを特徴とする歯科用蒸気洗浄装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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