JPH1133031A - 先端膨縮型内視鏡用処置具 - Google Patents
先端膨縮型内視鏡用処置具Info
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- JPH1133031A JPH1133031A JP9190338A JP19033897A JPH1133031A JP H1133031 A JPH1133031 A JP H1133031A JP 9190338 A JP9190338 A JP 9190338A JP 19033897 A JP19033897 A JP 19033897A JP H1133031 A JPH1133031 A JP H1133031A
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Abstract
操作部を用いていながら操作ストロークを先端膨縮部の
大きさに対応させることができる使い易い先端膨縮型内
視鏡用処置具を提供すること。 【解決手段】シース1の基端部と操作ワイヤ2の基端部
とを操作部10とワイヤ駆動部材14とに対して着脱自
在に連結すると共に、シース1の基端がワイヤ駆動部材
14の進退範囲の途中においてワイヤ駆動部材14と当
接するようにした。
Description
げて形成された先端膨縮部をシースの先端から出し入れ
させて膨縮させるようにした先端膨縮型内視鏡用処置具
に関する。
よる経内視鏡的処置の対象となるポリープや異物等の大
きさは千差万別である。したがって、高周波スネアやバ
スケット型回収具等のような先端膨縮型内視鏡用処置具
は一般に、先端膨縮部の大きさの異なる数種類のものが
準備されていて、臓器の管腔の広さや被処置物の大きさ
等に合わせて選択使用される。
置具に必要な操作ストロークは、先端膨縮部の大きさに
よって異なり、先端膨縮部が大きい場合には長い操作ス
トロークが必要であり、先端膨縮部が小さい場合には操
作ストロークは短い方が使い易い。
は、一般に処置具の操作部によって決まる。しかし、内
視鏡用処置具の種類は非常に多いので、先端膨縮部の大
きさが相違するだけで操作部を変えていたのでは製造管
理上収拾がつかなくなってしまう。
も共通の操作部を使用せざるを得ないのが現実であり、
短い操作ストロークで済むものに長い操作ストロークが
与えられるので、先端膨縮部がシースの先端から出すぎ
たり、逆に引き込まれ過ぎたりして、微妙な操作をする
のが難しくて使いにくかった。
プや結石などを把持した状態で大きな操作力を加えたと
きにシースの根元付近に応力集中が起こってシースが座
屈する恐れがあり、胆道、気管支、尿管などのような管
腔の狭い臓器にストロークの大きな処置具を使用する
と、粘膜面を傷つけたり必要以上の部位を把持してしま
う恐れがあった。
違する処置具に共通の操作部を用いていながら操作スト
ロークを先端膨縮部の大きさに対応させることができる
使い易い先端膨縮型内視鏡用処置具を提供することを目
的とする。
め、本発明の先端膨縮型内視鏡用処置具は、一本又は複
数の弾性ワイヤを曲げて形成された先端膨縮部の端部
を、シース内に軸線方向に進退自在に挿通された操作ワ
イヤの先端に連結し、上記操作ワイヤの基端が連結され
たワイヤ駆動部材を上記シースの基端に連結された操作
部において進退操作することにより上記操作ワイヤが上
記シース内で進退して上記先端膨縮部が上記シースの先
端から出入りし、それによって上記先端膨縮部が膨縮す
るようにした先端膨縮型内視鏡用処置具において、上記
シースの基端部と上記操作ワイヤの基端部とを上記操作
部と上記ワイヤ駆動部材とに対して着脱自在に連結する
と共に、上記シースの基端が上記ワイヤ駆動部材の進退
範囲の途中において上記ワイヤ駆動部材と当接するよう
にしたことを特徴とする。
は、一本又は複数の弾性ワイヤを曲げて形成された先端
膨縮部の端部を、シース内に軸線方向に進退自在に挿通
された操作ワイヤの先端に連結し、上記操作ワイヤの基
端が連結されたワイヤ駆動部材を上記シースの基端に連
結された操作部において進退操作することにより上記操
作ワイヤが上記シース内で進退して上記先端膨縮部が上
記シースの先端から出入りし、それによって上記先端膨
縮部が膨縮するようにした先端膨縮型内視鏡用処置具に
おいて、上記シースの基端部を、軸線方向に移動させた
あい異なる複数の位置で上記操作部に固定できるように
したことを特徴とする。
部材が被嵌固着されていて、その筒状部材が上記操作部
に対して着脱自在に連結されるようにしてもよく、その
場合、上記筒状部材が、上記操作部にねじ込まれた手動
ネジによって押圧されて上記操作部に連結固定されるよ
うにしてもよい。
動ネジの先端を係合させるための溝が形成されていても
よく、上記溝が上記シースの軸線方向に位置をずらせて
複数形成されていてもよい。
弾性ワイヤを曲げてループ状に形成されていてもよく、
上記先端膨縮部が、複数の弾性ワイヤの先端を爪状に曲
げて形成されていてもよい。
態を説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態の先
端膨縮型内視鏡用処置具の全体構成を示しており、例え
ば四フッ化エチレン樹脂製の可撓性チューブからなるシ
ース1内に軸線方向に進退自在に挿通された操作ワイヤ
2の先端に、一本又は複数の弾性ワイヤを曲げてループ
状に形成された先端膨縮部3の基端部が連結されてい
る。
鋼線を素材とする単線又は撚り線が用いられ、操作ワイ
ヤ2を進退操作して先端膨縮部3をシース1の先端内か
ら出し入れすることにより、先端膨縮部3が膨縮するよ
うになっている。
れている。12は、指先で摘んで手動で締めつけたり緩
めたりすることができるシース固定ネジであり、シース
1の基端部分がこのシース固定ネジ12によって操作部
本体11に押圧固定されている。
げられて折れてしまうのを防止するために、シース1の
基端部分の外面を囲むように設けられた折れ止めチュー
ブである。
動させるためのワイヤ駆動部材であり、シース1の基端
部分の軸線の延長線方向に進退自在に操作部本体11に
取り付けられている。
された第一の指掛け15とワイヤ駆動部材14に連結さ
れた第二の指掛け16とに操作者の指を掛けて、ワイヤ
駆動部材14を進退操作することにより、操作ワイヤ2
がシース1内で軸線方向に移動し、先端膨縮部3がシー
ス1の先端から出入りして膨縮する。
ース1の基端部は操作部本体11に直接連結されている
のではなく、シース1の基端部の外周に金属製又はプラ
スチック製の筒状の基端口金21が接着固定されてい
て、その基端口金21がシース固定ネジ12によって操
作部本体11に対して着脱自在に押圧固定されている。
基端口金21の外周面のシース固定ネジ12の先端が押
しつけられる部分には円周溝が形成されていて、抜け止
めになっている。
割り22が形成されていてII−II断面を示す図2にも示
されるように、操作ワイヤ2の端部が連結されたワイヤ
駆動部材14が、スリ割り22内に緩く嵌め込まれてい
る。
屈防止のために金属パイプ23が被嵌固着されていて、
第二の指掛け16部分からワイヤ駆動部材14に通され
た手動のワイヤ固定ネジ24によって、金属パイプ23
がワイヤ駆動部材14に着脱自在に押圧固定されてい
る。金属パイプ23の外周面のワイヤ固定ネジ24の先
端が押しつけられる部分には、円周溝が形成されて抜け
止めになっている。
指掛け16は、固定ネジ25によってワイヤ駆動部材1
4に固定されている。その結果、第二の指掛け16とワ
イヤ駆動部材14とは、一体となってスリ割り22内を
操作部本体11の軸線方向(即ち、シース1及び操作ワ
イヤ2の基端部分の軸線方向)に進退自在である。
しており、第二の指掛け16を先側に移動させるとワイ
ヤ駆動部材14がシース1の端面1aに当接し、シース
1の端面1aが第二の指掛け16の進退量即ち操作ワイ
ヤ2の操作ストロークLを規制するストッパになってい
る。
ース1の端面1aの突出長さeを適宜な量にすることに
よって、操作ワイヤ2の操作ストロークLを適切に設定
することができる。
1をシース1に接着する際に決まる。そこで、先端膨縮
部3が大きくて操作ストロークLを長くする必要がある
ものの場合には、シース1の突出長さeが短い状態に基
端口金21を接着し、逆に先端膨縮部3が小さくて操作
ストロークLが短い方がよいものの場合には、シース1
の突出長さeが長い状態に基端口金21を接着する。
ネジ24とを緩めることにより、シース1と操作ワイヤ
2とを共に操作部10から取り外して付け替えることが
できるので、操作ストロークLが相違する複数の先端膨
縮型内視鏡用処置具に対し、一つの操作部10を用いて
各々適切な操作ストロークで使用することができる。
部10を示しており、折れ止めチューブ13が基端口金
21としても兼用して用いられている。折れ止めチュー
ブ13はシース1の基端部分の外周に接着固定されてい
て、シース固定ネジ12の先を当接させるための円周溝
28が、折れ止めチューブ13の外周面に軸線方向に位
置をずらして3ヶ所に形成されている。
ス1の連結固定位置を3ヶ所から選ぶことにより、スリ
割り22内へのシース1の端面1aの突出量が変わり、
操作ストロークLを変えることができる。
締めつけ直すことができるので、操作ストロークLは何
時でも変えることができる。したがって、一つの先端膨
縮型内視鏡用処置具の操作ストロークLを使用前及び使
用中においても変えて、使用し易い状態にすることがで
きる。
イヤ2の基端部は180°折り返されてワイヤ駆動部材
14に嵌め込まれていて、ワイヤ駆動部材14から簡単
に外れないようになっている。また、ワイヤ駆動部材1
4も第二の指掛け16に対して弾性変形させて嵌め込ま
れており、簡単に外れないようになっている。
高周波スネアを用いて小さなポリープ101を緊縛する
手順を、、で示しており、このような場合には、
小さな先端膨縮部3を有するスネアを短い操作ストロー
クで使用するのがよい。
高周波スネアで小さなポリープ101を緊縛しようとし
ている状態を示しており、ポリープ101に比べて先端
膨縮部3が大きすぎるので容易に緊縛することができな
い。
を高周波スネアで緊縛する手順を、で示しており、
このような場合には、中程度の大きさの先端膨縮部3を
有するスネアを必要とする。
01を高周波スネアで緊縛する手順を、で示してお
り、このような場合には、より大きなサイズの先端膨縮
部3を有するスネアを必要とする。
の先端膨縮部3の形状は、図9に示されるような六角形
や図10に示されるオーバル形のものの他、それらを半
分ずつ組み合わせた形状や、八角形等のものを用いても
よい。
プの高周波スネアの先端部分を示しており、操作部10
におけるストロークLを中程度に設定することにより、
に示されるように、先端膨縮部3の広がりの直径を2
0mm程度にして、中程度のポリープを緊縛することが
できる。
におけるストロークLを長く設定することにより、先端
膨縮部3の広がりの直径を25〜30mm程度にして大
きなポリープを緊縛することができる。
おけるストロークLを短く設定することにより、先端膨
縮部3の広がりの直径を10mm程度にして小さなポリ
ープを緊縛することができる。は、操作ワイヤ2がシ
ース1内にいっぱいに引き込まれた状態を示している。
タイプの高周波スネアの先端部分を示しており、操作ス
トロークに関する動作等は図11に示される六角形タイ
プのスネアと同様である。
プの高周波スネアの先端部分を示しており、操作ストロ
ークに関する動作等は図11に示される六角形タイプの
スネアと同様である。
上の弾性ワイヤで籠状に形成した内視鏡用異物回収具
を、内視鏡50を経由して胆道100等の内部に差し込
んで、胆石200を排出しようとしている状態を示して
いる。
きさは大小様々で、先端膨縮部3の膨出の大きさをそれ
に合わせて変える必要があるが、図4に示される操作部
10を用いれば、使用中にシース固定ネジ12に係合さ
せる円周溝28の位置を変えて操作ストロークLを適宜
選択することにより、先端膨縮部3の膨出量を各胆石2
00の大きさに合わせることができる。このような使い
方は、胆石200の回収に限らず、腸や胃等の内部から
異物を回収する場合等にも適用することができる。
把持具の先端部分を示しており、は操作ストロークL
を長くして先端膨縮部3が大きく開くようにした状態を
示し、は操作ストロークLを短くして先端膨縮部3の
開く大きさを小さく制限した状態を示している。
ワイヤの基端部とを操作部とワイヤ駆動部材とに対して
着脱自在に連結すると共に、シースの基端がワイヤ駆動
部材の進退範囲の途中においてワイヤ駆動部材と当接す
るようにしたことにより、先端膨縮部の大きさが相違す
る処置具に共通の操作部を用いて操作ストロークを先端
膨縮部の大きさに対応させることができる。
軸線方向に移動させたあい異なる複数の位置で固定でき
るようにしたことにより、一つの処置具の操作ストロー
クを変化させて先端膨縮部の膨縮の大きさを処置対象物
に対応する大きさにして使用することができる。
断面図である。
面図である。
面図である。
図である。
用状態の略示図である。
用状態の略示図である。
用状態の略示図である。
用状態の略示図である。
面断面図である。
側面断面図である。
アの操作ストロークを変化させた状態の先端部の側面断
面図である。
スネアの操作ストロークを変化させた状態の先端部の側
面断面図である。
アの操作ストロークを変化させた状態の先端部の側面断
面図である。
用状態の略示図である。
トロークを変化させた状態の先端部の側面断面図であ
る。
Claims (8)
- 【請求項1】一本又は複数の弾性ワイヤを曲げて形成さ
れた先端膨縮部の端部を、シース内に軸線方向に進退自
在に挿通された操作ワイヤの先端に連結し、上記操作ワ
イヤの基端が連結されたワイヤ駆動部材を上記シースの
基端に連結された操作部において進退操作することによ
り上記操作ワイヤが上記シース内で進退して上記先端膨
縮部が上記シースの先端から出入りし、それによって上
記先端膨縮部が膨縮するようにした先端膨縮型内視鏡用
処置具において、 上記シースの基端部と上記操作ワイヤの基端部とを上記
操作部と上記ワイヤ駆動部材とに対して着脱自在に連結
すると共に、上記シースの基端が上記ワイヤ駆動部材の
進退範囲の途中において上記ワイヤ駆動部材と当接する
ようにしたことを特徴とする先端膨縮型内視鏡用処置
具。 - 【請求項2】一本又は複数の弾性ワイヤを曲げて形成さ
れた先端膨縮部の端部を、シース内に軸線方向に進退自
在に挿通された操作ワイヤの先端に連結し、上記操作ワ
イヤの基端が連結されたワイヤ駆動部材を上記シースの
基端に連結された操作部において進退操作することによ
り上記操作ワイヤが上記シース内で進退して上記先端膨
縮部が上記シースの先端から出入りし、それによって上
記先端膨縮部が膨縮するようにした先端膨縮型内視鏡用
処置具において、 上記シースの基端部を、軸線方向に移動させたあい異な
る複数の位置で上記操作部に固定できるようにしたこと
を特徴とする先端膨縮型内視鏡用処置具。 - 【請求項3】上記シースの基端部分の外周に筒状部材が
被嵌固着されていて、その筒状部材が上記操作部に対し
て着脱自在に連結される請求項1又は2記載の先端膨縮
型内視鏡用処置具。 - 【請求項4】上記筒状部材が、上記操作部にねじ込まれ
た手動ネジによって押圧されて上記操作部に連結固定さ
れる請求項3記載の先端膨縮型内視鏡用処置具。 - 【請求項5】上記筒状部材の外周面に、上記手動ネジの
先端を係合させるための溝が形成されている請求項4記
載の先端膨縮型内視鏡用処置具。 - 【請求項6】上記溝が上記シースの軸線方向に位置をず
らせて複数形成されている請求項5記載の先端膨縮型内
視鏡用処置具。 - 【請求項7】上記先端膨縮部が、一本又は複数の弾性ワ
イヤを曲げてループ状に形成されている請求項1ないし
6のいずれかの項に記載の先端膨縮型内視鏡用処置具。 - 【請求項8】上記先端膨縮部が、複数の弾性ワイヤの先
端を爪状に曲げて形成されている請求項1ないし6のい
ずれかの項に記載の先端膨縮型内視鏡用処置具。
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JP19033897A JP3936031B2 (ja) | 1997-07-16 | 1997-07-16 | 先端膨縮型内視鏡用処置具 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH1133031A true JPH1133031A (ja) | 1999-02-09 |
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-
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- 1997-07-16 JP JP19033897A patent/JP3936031B2/ja not_active Expired - Fee Related
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