JPH11329025A - キセノン発光装置 - Google Patents

キセノン発光装置

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JPH11329025A
JPH11329025A JP13675598A JP13675598A JPH11329025A JP H11329025 A JPH11329025 A JP H11329025A JP 13675598 A JP13675598 A JP 13675598A JP 13675598 A JP13675598 A JP 13675598A JP H11329025 A JPH11329025 A JP H11329025A
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light emission
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照雄 今牧
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隆司 奥村
Hiroshi Taira
比呂志 平
Naohito Asai
直仁 浅井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 部品交換や整備等の発光装置部分のメンテナ
ンス性向上、及びキセノン管の光量に応じた電力供給
で、電力の過不足のない良好な発光作用を行う。 【解決手段】 キセノン管11と光透過面とリフレクタ
とで発光ユニットを構成し、予め測定された単位電力当
りのキセノン管11の発光量を示す光量指示部48をキ
セノン用コネクタ49A,49Bに形成する。光量指示
部48を認識して識別する識別手段50と、これの識別
情報に基づいてキセノン管11への通電量を調節するこ
とにより、キセノン管11の発光量を所定の範囲内に設
定する発光量制御手段51を制御装置46に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、スタンプ
作成装置などにおいて用いられるキセノン発光装置に係
り、詳しくは、発光装置部分のメンテナンス性向上や発
光作用の安定化等を実現させる技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平6−278350
号公報に示されたスタンプ装置においては、サーマルヘ
ッドによって熱転写リボンのインクを印刷用テープに転
写し、それによって形成されたネガフィルムを、搬送装
置によって紫外線照射光源と印面形成部材との間に搬送
し、その状態でキセノン発光装置による紫外線を照射す
ることによって、印面形成部材を構成する紫外線硬化性
樹脂をネガフィルムの透明部分に対応するように部分的
に硬化させ、その後、印面形成部材の未硬化の部分を所
定の液体中で洗浄して除去することでスタンプを作成す
る技術を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来技術では、キセノン管はスタンプ装置の一構成部品と
して組み込まれる構造であり、キセノン管の交換や発光
部分の掃除を行うには、スタンプ装置としての比較的大
げさな分解及び組付け作業を行わねばならない面倒さが
あった。
【0004】また、コンデンサ充電の大電流で一瞬に大
光量を放出するキセノン管の構造性質上、製品毎の明る
さのバラつきが比較的大きいものであり、誤差範囲の下
限のものでも十分な発光作用を確保するため、誤差を見
越した大きな電力設定とせざるを得ず、多くの場合は過
剰電力となってしまう無駄があった。
【0005】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたものであり、その第1の目的は、部品交換や整備
等の発光装置部分のメンテナンス性を向上させることが
できるキセノン発光装置を提供することにあり、また、
第2の目的は、キセノン管の光量に応じた電力供給が行
えるようにして、余計な電力を供給することなく良好な
発光作用が行えるキセノン発光装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るキセノン発光装置は、キセ
ノン管と、これの発光作用を受ける発光対象物との間に
介装される光透過面とが一体化された発光ユニットを、
該発光ユニットが装備される機器本体に対して着脱自在
に構成している。
【0007】上記構成のキセノン発光装置によれば、キ
セノン管と光透過面とによる発光ユニットを着脱自在に
機器本体に装備してあるので、発光ユニットを機器本体
から取り出すことによって、キセノン管等の部品交換が
容易に行え、従来のように機器本体を分解する必要がな
いとともに、光透過面の汚れを落す等のメンテナンスも
容易に行えるようになる。
【0008】また、本発明の請求項2に係るキセノン発
光装置は、請求項1のものと同様の構成を備えるが、発
光ユニットは、前記キセノン管と、前記光透過面と、前
記キセノン管の光を反射して前記発光対象物に向けるリ
フレクタとを一体化したものである。
【0009】上記構成のキセノン発光装置によれば、請
求項1のものと同様の作用を奏するが発光ユニットを、
キセノン管と、光透過面と、キセノン管の光を反射して
発光対象物に向けるリフレクタとを一体化して構成して
あるので、寿命等によって発光装置を交換する場合には
リフレクタも必ず汚れの無い新しいものになり、リフレ
クタが別構成である場合に比べて、所期する明るさを維
持することが簡単に行えるようになる。また、発光ユニ
ットのみで発光装置が構成できるモジュール部品とな
り、取扱性がさらに向上するようになる。
【0010】さらに、本発明の請求項3に係るキセノン
発光装置は、請求項1または請求項2のものと同様の構
成を備えるが、予め測定された単位電力当りの前記キセ
ノン管の発光量を示す光量指示部が、前記発光ユニット
に備えられたものである。
【0011】上記構成のキセノン発光装置によれば、請
求項1または請求項2のものと同様の作用を奏するが、
予め測定された単位電力当りのキセノン管の発光量を示
す光量指示部を発光ユニットに備えてあるから、比較的
製品誤差によって光量にバラツキの多いキセノン管の発
光性能を簡単に知ることができる。従って、キセノン管
の性能に合わせて電力調節する等の対策を取り易いよう
になり、電力を過剰に供給する無駄や、光量不足を解消
でき、発光装置としての性能を十分なレベルに設定する
ことが容易に行えるようになる。
【0012】そしてまた、本発明の請求項4に係るキセ
ノン発光装置は、請求項3のものと同様の構成を備える
が、光量指示部を、前記キセノン管に通電するためのコ
ネクタに形成している。
【0013】上記構成のキセノン発光装置によれば、請
求項3のものと同様の作用を奏するが、前述した光量指
示部を、キセノン管に通電するためのコネクタに形成し
てあるので、組付けの際には、必ず光量指示部が確認で
きるようになって、発光性能の調節操作を忘れるといっ
たことが抑制され、十分な発光量を実現させることが確
実化されるようになる。
【0014】また、本発明の請求項5に係るキセノン発
光装置は、請求項3または請求項4のものと同様の構成
を備えるが、光量指示部を認識して識別する識別手段
と、この識別手段の識別情報に基づいて前記キセノン管
への通電量を調節することにより、前記キセノン管の発
光量を所定の範囲内に設定する発光量制御手段と、を前
記機器本体に備えている。
【0015】上記構成のキセノン発光装置によれば、請
求項3または請求項4のものと同様の作用を奏するが、
光量指示部を認識して識別する識別手段と、この識別手
段の識別情報に基づいてキセノン管への通電量を調節す
ることにより、キセノン管の発光量を所定の範囲内に設
定する発光量制御手段と機器本体に備えたので、キセノ
ン管に光量のバラツキがあっても、単に発光ユニットを
機器本体にセットするだけで、正規の発光量が得られる
ようになる。つまり、自動的に発光量を所定の値となる
ように補正する自動補正機能が備わったことになる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を、
スタンプ作成装置に用いられたキセノン発光装置の場合
について、図面を参照して説明する。
【0017】先ず、スタンプ作成装置1の概略構成及び
作用について説明する。図1に示すように、2は透明の
原稿フィルム(ネガフィルムの一例)8を備えたカセッ
ト式のフィルムマガジン、3は見出しラベル用のカット
シートCSの供給口、9は熱転写リボン、4は印刷作動
するサーマルヘッド5を備えた印刷部、6は印刷された
原稿フィルム8に基づいてスタンプ本体7に印面を形成
するスタンプ部である。
【0018】このスタンプ作成装置1は、パーソナルコ
ンピュータ(図示せず)と接続することにより、パーソ
ナルコンピュータからの制御に従って原稿フィルム8へ
の原稿の印刷、カットシートCSへの見出しラベルの印
刷、原稿フィルム8に基づくスタンプの製版といった各
種動作を実行するように構成されている。
【0019】つまり、原稿フィルム8を被記録媒体搬送
装置であるテープ搬送装置Aで搬送して、印刷部4にお
いてサーマルヘッド5にて所定の文字、図形等を印刷
し、その印刷された原稿フィルム8をスタンプ部6に送
り、その原稿フィルム8を通してキセノン発光装置10
によってスタンプ本体7に照射することによってスタン
プ作成装置1としての一連の動作が完了する。
【0020】尚、手差しされたカットシートCSには、
原稿フィルム8と同じ印刷が行われると、スタンプ部7
に進むことなく装置外に排出され、スタンプ本体7の見
出しラベルとしてスタンプの握り部頂面等に貼着される
ようになる。
【0021】次に、各部の構造について説明する。
【0022】図1、図2に示すように、フィルムマガジ
ン2から繰り出されて印刷された原稿フィルム8は、装
置本体12の中央下部に装着される発光装置10の上面
を通って搬送されるように構成される。熱転写リボン9
の元巻側と巻取側のロール13a、13bの間にサーマ
ルヘッド5が配置されており、このサーマルヘッド5の
下方には、プラテン14が取付けられている。また、元
巻側ロール13aの下方には、原稿フィルム8やカット
シートCSをサーマルヘッド5に導き案内するガイドレ
ール15と、それらの搬送途中での浮き上がりを規制す
る押えガイド16とが配設されている。
【0023】印刷実行時には、サーマルヘッド5とプラ
テン14との間に、熱転写リボン9及び原稿フィルム8
が挟み付けられた状態となる。そして、この状態にて、
サーマルヘッド5を駆動しつつ、プラテン14を駆動し
て、熱転写リボン9及び原稿フィルム8を巻取りロール
13b方向へ間欠的に送ることによって、原稿フィルム
8の上面に印面形状に対応する文字や画像が印刷され
る。尚、印刷後の原稿フィルム8は、ガイドレール15
の後部と移送ガイド17とで案内されて一対の供給ロー
ラ18,18で駆動搬送されてスタンプ部6に送られて
行く。
【0024】このスタンプ作成装置1には、図1、図2
に示すように、本体左部上面に前述したカットシートの
供給口3を設けてあり、この供給口3から挿入したカッ
トシートCSは、挿入口3の直後に設けられた送出しロ
ーラ19、20によって内部へ送り込まれ、シートガイ
ド21、及びガイドレール15とによって、サーマルヘ
ッド5による印刷が可能な位置へと搬送される。そし
て、印刷完了後は、プラテン14によって送りだされ、
熱転写リボン9から離れて装置本体12の外に取出され
るようになっている。
【0025】図4〜図6に示すように、フィルムマガジ
ン2は、多数の原稿フィルム8を収容可能な無蓋箱状の
マガジン本体22と装脱装置24とを備えている。マガ
ジン本体22は、原稿フィルム8が載置される受け板2
5と、着脱枠26と、本体枠27とを備え、受け板25
と着脱枠26は夫々左右向きの支点P,Qで揺動可能に
本体枠27に枢支されている。
【0026】装脱装置24は、フィルムマガジン2の装
置本体12への押し込みセット時に、そのフィルムマガ
ジン2の押込み操作に伴って受け板25先端側(原稿フ
ィルム8の搬送方向下流側)を、装置本体12に支承さ
れた繰出しローラ23に向けて押し上げる押上げ機構2
4Aと、フィルムマガジン2の装置本体12からの引き
抜き時に、その引抜き操作に伴って受け板25先端側を
繰出しローラ23から遠ざかるように、強制的にマガジ
ン底2aに向けて引き下げる引下げ機構24Bとで構成
されている。
【0027】押上げ機構24Aは、バネ28aで突出付
勢される状態で装置本体12に装備された押上げ片28
と、これの入り込みを許容するようにマガジン底2a及
び着脱枠26に形成された孔29等から構成され、フィ
ルムマガジン2の挿入操作に伴って受け板25が押上げ
片28に接当して押し上げられる。即ち、着脱枠26
は、受け板25の両角部が原稿シートを介して着脱枠2
6の分離爪32を押し上げることにより、支点Q回りで
揺動上昇するのである。
【0028】また、引下げ機構24Bは、着脱枠26を
下方に(マガジン底2aに向けて)常時押圧付勢するト
ーションバーバネ30を備えて構成されており、フィル
ムマガジン2の抜き出しに伴う押上げ片28と受け板2
5との干渉が解除されると、着脱枠26を下方に強制揺
動させるのである。つまり、押上げ機構24Aによる着
脱枠26の押し上げは、トーションバーバネ30の付勢
力に抗して行われるようになる。
【0029】着脱枠26には、フィルムマガジン2のセ
ット時において、繰出しローラ23のフィルム搬送方向
上流側及び下流側の夫々に位置して原稿フィルム8に作
用する第1及び第2分離爪31,32を備えてある。一
対の第1分離爪31,31は、原稿フィルム8の左右端
部に引っ掛かり作用し、一対の第2分離爪32,32は
原稿フィルム8の先端側の両角部に引っ掛かり作用する
ものであり、引下げ機構24Bの作動時に原稿フィルム
8を繰出しローラ23から引き離すべく強制下げ力を伝
達させる役割を担っており、引下げ機構24Bの構成部
分でもある。
【0030】しかして、フィルムマガジン2を装置本体
12に装着するだけで、最も上にある原稿フィルム8先
端部が繰出しローラ23に押圧接触する状態が現出され
るのであり、この状態で繰出しローラ23を駆動回転す
ることで原稿フィルム8を印刷部4に向けて良好に搬送
することができる。そして、フィルムマガジン2を装置
本体12から引抜き操作すると、その引き抜きの初期作
動において原稿フィルム8先端部を繰出しローラ23と
の押圧接触状態から下方に強制離間移動させるようにな
るのである。
【0031】つまり、分離爪31,32を、原稿フィル
ム8を微粘着面23aから強制分離させる作用位置と、
繰出しローラ23から引き離された退避位置とに切換え
自在に構成し、かつ作用位置にある分離爪31,32を
退避位置に向けて押圧付勢するトーションバーバネ30
を設けるとともに、このトーションバーバネ30の押圧
付勢力に抗して分離紙31,32を作用位置に保持可能
に構成してあるのである。
【0032】図3に示すように、繰出しローラ23の外
周面を微粘着面23aに構成してあり、原稿フィルム8
の印刷側面に付いたゴミ、ホコリ等の異物を搬送開始時
点で除去できるようにしてある。すなわち、繰出しロー
ラ23の外周面23aを、粘度が45mm巾で0.01
N以上0.5N以下の範囲に設定されたシリコンゴムに
よって形成してあり、原稿フィルム8との接触時に異物
が原稿フィルム8から引剥がされ、繰出しローラ23に
粘着されるようになるクリーニング作用が生じるのであ
る。
【0033】尚、微粘着面23aによって原稿フィルム
8との接触摩擦が強化され、確実に送りだせる利点があ
る。また、フィルムマガジン2を装置本体12に挿入セ
ットした状態で長期間が過ぎると、原稿フィルム8が繰
出しローラ23の微粘着面23aに比較的強固の粘着し
てしまうことが予測されるが、前述したように、着脱枠
26に備えた計4箇所の第1及び第2分離爪31,32
により、引下げ機構24Bの引き剥がし力が原稿フィル
ム8に確実に作用し、良好に分離させることを可能とし
ている。
【0034】図7に示すように、原稿フィルム8におけ
る被記録域8aの幅D1 は、フィルム幅よりも幾分狭
いものに設定してあるとともに、その被記録域8aの幅
D1よりも微粘着面23aの幅D2 が広くなるように
設定するとともに、前述した第1及び第2分離爪31,
32は、共に原稿フィルム8における記録域8a以外の
箇所に作用するように設定されている。
【0035】また、カットシートCSを送り出す一対の
送出しローラ19,20のうち、サーマルヘッド5側と
なる送出しローラ19の外周面を、繰出しローラ23の
ものと同様な微粘着面19aとしてあり、カットシート
CSの印刷側面の異物を印刷部4の手前において除去で
きるようにもしてある。但し、カットシートCS自体が
微粘着面19aに張り付いてしまわないよう、微粘着面
19aからカットシートCSを強制分離させるバネ板4
7を設けてある。
【0036】すなわち、図3に示すように、カットシー
トCSの幅よりも送出しローラ19の幅を狭くし、バネ
板47の左右の作用片47a,47aを送出しローラ1
9両端位置においてカットシートCSに押付けるように
接触させることにより、カットシートCSが送出しロー
ラ19の微粘着面19aに巻き付くのを防止して、良好
に搬送されるようにしてある。但し、微粘着面19aの
幅(=送出しローラ19の幅)は、カットシートCSに
おける被印刷面(被記録面)の幅よりは広いものに設定
してある。この送出しローラ19や繰出しローラ23の
微粘着面は着脱自在に巻回装備されており、汚れによっ
てクリーニング機能が低下して場合には、容易に新品と
交換できるようにしてある。
【0037】キセノン発光装置10は、図1、図9、及
び図10に示すように、キセノン管11と、このキセノ
ン管11の上方に配置されてスタンプ本体(発光対象物
の一例)7との間に介装される透明アクリル板製のステ
ージ(光透過面の一例)33と、キセノン管11の周囲
を覆うリフレクタボックス34とが一体化された発光ユ
ニットHUを、装置本体(機器本体の一例)12に対し
て着脱自在に装備して構成されている。
【0038】そして、その上方には、スタンプ本体7を
前後左右から挟み付けてセッティングするためのスタン
プセッティングユニット35を備えている。ポジ原稿が
印刷された原稿フィルム8を透明アクリル板33の上面
に搬送して停止させることでポジ原稿を製版位置にセッ
トし、その上にスタンプ本体7を載せ、スタンプセッテ
ィングユニット35でスタンプ本体7を前後左右から押
えて位置合わせする。そして、上蓋36でスタンプ本体
7を透明アクリル板33に押し付ける。
【0039】尚、スタンプ本体7は、スカート部37と
把手部38とを備えており、スカート部37の内部に印
面形成部材(図示せず)を備えている。
【0040】製版を実行する際には、スタンプ本体7を
ポジ原稿が印刷された原稿フィルム8の上にセットし、
図1に示すように、蓋36によってスタンプ本体7を透
明アクリル板33に対して所定量押し付けた状態とす
る。このとき、スタンプ本体7のスカート部37内に装
着されている印面形成部材における、カーボンブラック
等の光吸収材を含んだ下側層は0.1〜2mm程度押し
潰された状態となるように設定しておく。
【0041】上記状態において、キセノン管11を発光
させると、ポジ原稿を通して印面形成部材の下側層に光
が照射され、原稿の透明部分に対応して光の当たった部
分だけが光吸収材の発熱作用によって溶融される。キセ
ノン管11の発光を停止すると、この溶融部分は固化す
る。そして、この後、上蓋36を開いてスタンプ本体7
を取出せば、押し潰されていた下側層の内、溶融固化さ
れなかった部分が弾性的に復元し、凸の印面が形成され
る。
【0042】テープ搬送装置A、及び熱転写リボン9の
搬送系の駆動構造について概略説明する。図3に示すよ
うに、搬送系の駆動源として1個のステップモータ(図
示せず)が設けてあり、動力を伝達されるのは、熱転写
リボン9のリボン巻取ロール13bの駆動軸40、原稿
フィルム8搬送用の繰出しロール23の駆動軸41、印
刷部4に備えられるプラテン14、及びカットシートC
S搬送用の一対の送出しローラ19,20のうちの一方
(上側)のローラ19である。
【0043】図8にキセノン管発光制御回路Lが示さ
れ、これはキセノン管11を発光させるための電力を蓄
電する発光用コンデンサ42と、この発光用コンデンサ
42に対して充電を行うキセノン管発光用コンデンサ充
電回路43と、キセノン管発光用コンデンサ充電電圧検
出回路44と、キセノン管11を実際に発光させるキセ
ノン管発光回路45とによって構成されており、CPU
等の制御装置46によって駆動制御される。
【0044】また、キセノン管11への供給電力を制御
して極力一定の発光量が得られるようにする装置もキセ
ノン管発光制御回路Lに組み込まれている。すなわち、
予め測定された単位電力当りのキセノン管11の発光量
を示す光量指示部48を、キセノン管11に通電するた
めのコネクタ49に形成してあり、光量指示部48を認
識して識別する識別手段50と、この識別手段50の識
別情報に基づいてキセノン管11への通電量を調節する
ことにより、キセノン管11の発光量を所定の範囲内に
設定する発光量制御手段51とを装置本体12に備えて
ある。
【0045】コネクタ49は、キセノン管11発光用の
3本の端子a,b,cと、識別手段50用の4本の端子
d,e,f,gとの7端子型であり、装置本体側の雌コ
ネクタ49Aと発光ユニット側の雄コネクタ49Bとで
構成されている。識別手段用端子d,e,f,gはキセ
ノン管11の発光量を3ランクに分けるためのランク検
出用端子であり、雄コネクタ49Bに、その3個の検出
用端子d,e,fのうちのいずれかの端子と端子gとを
接続するジャンパ線48を設けて光量指示部としてあ
る。
【0046】例えば、識別手段50の一例としては、図
11に示すように、各検出用端子d,e,fは各々抵抗
を介して電源に接続されており、検出用端子gは接地さ
れている。そして、ジャンパ線48により端子gと接続
されている端子のみ(図11の場合は端子e)、その端
子電圧が接地電圧になり(図11の場合は端子電圧ev
が接地電圧になる)、他の端子の端子電圧が接地電圧よ
りも高い電圧となることから、この端子電圧を識別する
ことにより、ランクを判別することができる。すなわ
ち、ジャンパ線48が端子dと端子gとを接続するとき
は最も発光量の多い1ランクであり、端子eと端子gと
を接続するときは中間の発光量の2ランク、そして、端
子fと端子gとを接続するときは最も発光量の少ない3
ランクである、といった具合に識別手段50によって判
断できる。そして、識別手段50の識別情報に基づい
て、制御装置46の発光量制御手段51が、コンデンサ
充電回路43等の各回路部分を制御して発光用コンデン
サ42の充電量を設定するのである。具体的には、発光
用コンデンサ42の充電時間を1ランクよりも2ランク
の方が長くなるように、また、2ランクよりも3ランク
の方が長くなるように制御する。
【0047】これにより、発光ユニットHUの発光量
が、キセノン管11の製品誤差によって異なっても、供
給電圧を3段階に調節することよって極力必要となるだ
けの光量を生じさせることができ、発光量不足や発光量
過剰のない経済的で安定した発光作用を発揮できるもの
である。尚、図8においては、図面表現都合上により、
1個のコネクタ49を4箇所に分散して示している。
【0048】〔別実施形態〕例えば、発光ユニットHU
に、これに用いているキセノン管11の単位電力当たり
の発光量を表示するとともに、装置本体12側にキセノ
ン管11への供給電圧、電流、または電力を可変調節設
定できる設定ダイヤルを設け、表示された発光量に応じ
て設定ダイヤルを調節する人為操作によって、キセノン
管11の発光量を所定の範囲内に設定するように構成し
ても良い。
【0049】また、バーコード記号で発光ユニット側に
単位電力当たりの発光量を示すとともに、装置本体12
側にそのバーコード読取り手段を備えて、供給電力を無
段調節して発光量を精度良く所定の値に設定する手段で
も良い。
【0050】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載のキ
セノン発光装置によれば、機器本体に対して発光ユニッ
トを着脱自在としたことにより、キセノン管交換や光透
過面の掃除といった発光装置部分のメンテナンス性を向
上できる。
【0051】また、請求項2記載のキセノン発光装置に
よれば、必要不可欠なリフレクタも一体で着脱自在とな
り、メンテナンス性をさらに向上し得る。
【0052】さらに、請求項3に記載のキセノン発光装
置によれば、光量バラツキの多いキセノン管の発光性能
を簡単に知ることができ、光量の過剰や不足を解消でき
て経済的に必要な性能を得ることができる。
【0053】そしてまた、請求項4に記載のキセノン発
光装置によれば、光量指示部をコネクタに設ける工夫に
より、発光性能の調節忘れが先ず無く、必要な発光量が
確実に得られ、信頼性が向上する。
【0054】さらに、請求項5に記載のキセノン発光装
置によれば、自動的に発光量が所定の値となるように補
正される機能が発揮でき、特別な操作の一切無い簡単操
作としながら必要な光量を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】スタンプ装置全体の断面図である
【図2】テープ搬送装置を示す要部の拡大断面図である
【図3】搬送系の要部を示す斜視図である
【図4】フィルムマガジンの平面図である
【図5】装置本体への装填時におけるフィルムマガジン
の断面図である
【図6】装置本体からの抜出し時におけるフィルムマガ
ジンの断面図である
【図7】原稿フィルムと繰出しローラとの幅関係を示す
図である
【図8】キセノン発光装置の回路図
【図9】発光ユニットの断面図
【図10】発光ユニットの平面図
【図11】識別手段の具体例を示す図である
【符号の説明】
7 発光対象物 11 キセノン管 12 機器本体 33 光透過面 34 リフレクタ 48 光量指示部 49 コネクタ 50 識別手段 51 発光量制御手段 HU 発光ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浅井 直仁 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号ブラザー工 業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キセノン管と、このキセノン管の発光作
    用を受ける発光対象物との間に介装される光透過面とが
    一体化された発光ユニットを、該発光ユニットが装備さ
    れる機器本体に対して着脱自在に構成したことを特徴と
    するキセノン発光装置。
  2. 【請求項2】 前記発光ユニットは、前記キセノン管
    と、前記光透過面と、前記キセノン管の光を反射して前
    記発光対象物に向けるリフレクタとを一体化したことを
    特徴とする請求項1記載のキセノン発光装置。
  3. 【請求項3】 予め測定された単位電力当りの前記キセ
    ノン管の発光量を示す光量指示部が、前記発光ユニット
    に備えられていることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載のキセノン発光装置。
  4. 【請求項4】 前記光量指示部を、前記キセノン管に通
    電するためのコネクタに形成したことを特徴とする請求
    項3記載のキセノン発光装置。
  5. 【請求項5】 前記光量指示部を認識して識別する識別
    手段と、この識別手段の識別情報に基づいて前記キセノ
    ン管への通電量を調節することにより、前記キセノン管
    の発光量を所定の範囲内に設定する発光量制御手段とを
    前記機器本体に備えたことを特徴とする請求項3または
    請求項4記載のキセノン発光装置。
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