JPH11328459A - 施設利用者管理方法及びその装置、並びに施設利用者に対する課金方法及び課金装置 - Google Patents

施設利用者管理方法及びその装置、並びに施設利用者に対する課金方法及び課金装置

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JPH11328459A
JPH11328459A JP13559398A JP13559398A JPH11328459A JP H11328459 A JPH11328459 A JP H11328459A JP 13559398 A JP13559398 A JP 13559398A JP 13559398 A JP13559398 A JP 13559398A JP H11328459 A JPH11328459 A JP H11328459A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 施設利用者の管理及び利用者対する課金を簡
単、低コストで行うことができる管理方法、課金方法及
びそれらの装置を提供する。 【解決手段】 管理装置1は、PHS端末2から通信手
段13に着信した際に、PHS端末2が通信エリアAr
に施設を含む特定の基地局3a経由で通信していること
を示す基地局判定情報をサービス制御局7から得た場合
に、時計手段が出力する時刻情報を入場時刻又は出場時
刻としてPHS通信網から通知されるPHS端末2の端
末番号に関連付けて管理データベースに記録する。施設
における入出場を許可するために規制手段の規制を解除
する。入場時刻及び出場時刻の双方が課金データベース
に記録されたときは、両時刻に基づいて利用金額を算出
して課金データベースに格納する。利用金額を含む課金
情報をサービス制御局7の顧客管理情報データベース7
2に送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、施設の利用者を個
々に管理する方法及びその装置、並びに、利用時間に基
づいて利用料金が計算される施設における利用者に対す
る課金方法及び課金装置に関する。
【0002】
【従来の技術】施設の利用者を個々に管理する従来方法
は、入口付近に設けた入場券発行機により入場者に磁気
カード等の入場券を発行し、入口ゲートに設けた自動検
札機により入場者が投入した入場券に入場時刻と管理番
号を記録して返却し、出口ゲートに設けた自動集札機に
より出場者が投入した入場券に記録されている入場時刻
と管理番号を読み取るとともに、同一の管理番号につい
ての入場時刻と現在時刻(出場時刻)に基づいて、総入
場者数、現在者数、平均滞在時間、残存者の管理番号等
の利用者管理を行っている。
【0003】また、時間貸し駐車場のような一定時間単
位で利用料金が課される有料施設においては、利用時間
に基づいて利用料金が算出されるのが普通である。一般
的に、時間貸し駐車場には、以下に示す2種類の料金収
受装置のいずれかが設けられている。すなわち、第1の
料金収受装置は、駐車場の入口に、入場を規制する入場
ゲート及び入場時刻を記録した駐車券を発行する発券機
を設け、出口に、出場を規制する出場ゲート及び駐車券
から読み取った入場時刻と出場時刻とから駐車時間を求
め、その駐車時間に基づいて駐車料金を算出、表示して
料金を収受する精算機を設けるもの(以下、統括式とい
う)である。第2の料金収受装置は、駐車場の各駐車ス
ペースに、車両退出阻止機及び車両検知器を設け、駐車
時間に基づいた駐車料金を算出表示して収受する個別精
算機又は集中精算機を設けるもの(以下、個別式とい
う)である。上記2種類の料金収受装置のいずれにおい
ても、表示された駐車料金が精算機に投入されたことに
基づいて、ゲート又は車両退出阻止機の規制を解除し
て、車両が駐車場から出場できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、施設利
用者を管理する従来の方法は、券発行機、自動検札機及
び自動集札機等の設備が必要であり、また、入場券など
の消耗品が必要であるため、設備コスト及び運転コスト
がかかるばかりでなく、入場券は資源浪費の原因にな
る。また、従来の料金収受装置では、施設利用料金を、
施設利用の終了と同時に収受することができるが、貨
幣、疑似貨幣(トークン)又はプリペイドカード等の媒
体といった有価物を所持しないと、施設の利用ができな
い。さらに、貨幣を用いる装置の場合には、次のような
欠点がある。第1に、精算機が釣り銭払出し機能を有し
ていないと、利用者は、利用料金に相当する貨幣を所持
していない際に、両替を行わなければならず面倒であ
る。第2に、釣り銭払出し機能を有する精算機は、複雑
でコストが高くならざるを得ない。第3に、精算機に投
入された貨幣を集金するためのコストもかかる。プリペ
イドカードを用いる装置の場合には、上記3つの欠点は
解消されるものの、駐車券発行機及び駐車券読取り機の
他に、貨幣収受機の併設が必要となるから、高いコスト
がかかる。
【0005】また、このような施設を電話で予約して利
用できるようにした予約システムが提案されているが、
このようなシステムにおいて、利用者は、予約申込みの
ために様々な情報を入力する必要があり、その上、予約
時に発行される予約番号を控えておき、施設に到着して
からその予約番号を施設に設けられている装置に入力し
て予約者の確認照合を行う等の複雑な操作手順を行わな
くてはならず、利用者の負担が大きいという欠点があ
る。
【0006】本発明は、上記の事情の元になされたもの
であり、その課題は、以上のような欠点を解消し、施設
に高価な設備を必要とすることなく、利用者を個々に管
理することができる施設利用者管理方法及びその装置を
提供することにある。また、有料施設において、貨幣や
プリペイドカードを所持しなくても施設の利用ができ、
料金支払い時の手間がかからず、かつ、料金収受に要す
るコストを削減することができる新規な課金方法及び装
置を提供することにある。さらに、本発明の別の課題
は、このような課金装置を、予約システムを採用してい
る施設にも適用することができるようにすることにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の本発明の施設利用者管理方法は、施設に
おいてPHS通信網を介してPHS端末から着信した
時、その着信信号に含まれる基地局識別情報を基に当該
PHS端末が前記施設を含む通信エリア内に存在するか
否かを判断し、存在すると判断した場合は、1回目の判
断であるときはその時刻を前記施設の利用開始時刻と
し、2回目の判断であるときはその時刻を前記施設の利
用終了時刻として、それぞれの時刻を前記PHS端末の
端末番号と関連付けて管理データベースに記録すること
を特徴としている。上記構成により、利用者がPHS端
末を用いてPHS通信網を介して当該施設に発信する
と、その着信信号に含まれる基地局識別情報を基に当該
PHS端末が前記施設を含む通信エリア内に存在するか
否かが判断される。判断結果が肯定の場合は、1回目の
判断であるか否か、すなわち、入場者であるか否かが判
定される。肯定のときはその時の時刻が施設利用開始時
刻として前記PHS端末の端末番号と関連付けて管理デ
ータベースに記録される。2回目の判断であるとき、す
なわち、出場者であるときは、その時の時刻が施設利用
終了時刻として、前記PHS端末の端末番号と関連付け
て管理データベースに記録される。
【0008】請求項2の施設利用者管理方法は、施設に
おいて、施設内の利用可能数、予約数及び実利用数に基
づいて満空情報を随時生成し、PHS通信網を介してP
HS端末から着信した時、その着信信号に含まれる基地
局識別情報を基に当該PHS端末が前記施設を含む通信
エリア内に存在するか否かを判断し、判断結果が否定の
場合は前記満空情報に基づき予約可能か否かを判定し、
予約可能の場合はその時刻を予約時刻として前記PHS
通信網から通知された端末番号と関連付けて管理データ
ベースに記録することを内容とする予約処理を行い、予
約不可能の場合はその旨を前記PHS端末に送信し、前
記判断結果が肯定の場合は、前記PHS通信網から通知
された端末番号を前記予約処理により格納された端末番
号と照合し、一致する端末番号の有無に応じて、その時
刻を前記施設の利用開始時刻又は利用終了時刻として前
記端末番号と関連付けて前記管理データベースに記録す
ることを特徴としている。上記構成により、利用希望者
が施設の遠隔地からPHS端末を用いてその施設に発信
することにより予約を行うことができる。予約不可能の
場合はその旨が通知される。予約した者が、施設が含ま
れる通信エリア内で、例えば、施設の利用開始時又は利
用終了時に、あるいは施設の入口又は出口で発信する
と、その時刻が施設の利用開始時刻又は利用終了時刻と
して前記PHS端末の端末番号と関連付けて管理データ
ベースに記録される。
【0009】請求項3の施設利用に対する課金方法は、
有料施設において、PHS通信網を介してPHS端末か
ら着信した時、その着信信号に含まれる基地局識別情報
が少なくとも当該施設を通信エリア内に含む特定の無線
基地局であることを示す場合は、前記PHS通信網から
通知された端末番号と一致する端末番号が記憶されてい
るか否かを判定し、記憶されていない場合はその時点の
時刻を前記施設の利用開始時刻とし、記憶されている場
合はその時点の時刻を前記施設の利用終了時刻として、
それぞれを前記端末番号と関連付けて課金データベース
に記録するとともに、前記施設への入・出を許可するた
めの制御を行い、前記利用開始時刻と前記利用終了時刻
の双方が前記課金データベースに記録された時は、前記
両時刻を基に利用料金を算出して前記課金データベース
に格納し、前記端末番号と前記両時刻と利用料金とを含
む課金情報をサービス制御局に送信して、そのサービス
制御局の顧客管理情報データベースに格納させることを
特徴としている。上記構成により、当該施設を含む通信
エリア内で同一のPHS端末との間でPHS通信回線が
2回結ばれると、それぞれの時刻が施設の利用開始時刻
及び利用終了時刻として記録され、かつ、利用時間に応
じた利用料金が計算され、課金データベースに格納さ
れ、サービス制御局の顧客管理情報データベースに格納
される。これに基づいて、各利用者に対する利用料金の
請求・決済が行われる。
【0010】請求項4の施設利用に対する課金方法は、
有料施設において、施設内の利用可能数、予約数及び実
利用数に基づいて満空情報を随時生成し、PHS通信網
を介してPHS端末から着信した時、その着信信号に含
まれる基地局識別情報が少なくとも当該施設を通信エリ
ア内に含む特定の無線基地局でないことを示す場合は、
前記満空情報に基づき予約可能か否かを判定し、予約可
能の場合は、その時点の時刻を予約時刻としてPHS通
信網から通知された端末番号と関連付けて予約情報とし
て課金データベースに格納し、予約不可能の場合は、そ
の旨のガイダンス情報を前記PHS端末に送信し、前記
PHS通信網を介してPHS端末から着信した時、その
着信信号に含まれる基地局識別情報が前記特定の無線基
地局であることを示す場合は、前記PHS通信網から通
知された端末番号を前記予約情報と照合し、一致する端
末番号がある場合は、その時点の時刻を前記施設の利用
開始時刻として前記端末番号に関連付けて課金データベ
ースに格納するとともに、前記満空情報を更新し、か
つ、前記施設の利用を許可する制御を行い、前記PHS
端末番号に対応する利用開始時刻及び利用終了時刻を基
に算出された利用料金を含む課金情報に少なくとも前記
予約情報を加えて、サービス制御局に送信して、そのサ
ービス制御局の顧客管理情報データベースに格納させる
ことを特徴としている。上記構成により、利用希望者が
当該施設を含む通信エリア外でPHS端末から発信した
場合は、予約可能か否かが判断され、予約可能の場合は
予約処理がされ、予約時刻と端末番号が記録される。予
約をした利用希望者が当該施設を含む通信エリア内でP
HS端末から発信した場合は、その時刻を施設利用開始
時刻として端末番号とともに記録される。利用者が当該
施設を含む通信エリア内で再びPHS端末から発信した
場合は、端末番号が同一であることに基づき、施設利用
終了時刻として記録され、かつ、両時刻に基づき、利用
時間に応じた利用料金が算出され、サービス制御局に送
信され、格納される。
【0011】請求項5の施設利用に対する課金方法は、
1以上の個別施設と各個別施設の利用の有無を検知する
利用検知手段とを備えた有料施設において、非検知状態
から検知状態に変化した前記利用検知手段に対応する個
別施設の他の利用者に対する利用を規制するとともに、
その時点の時刻を利用開始時刻として前記個別施設の識
別情報と関連付けて課金データベースに格納し、PHS
通信網を介してPHS端末から着信した時、その着信信
号に含まれる基地局識別情報が少なくとも当該施設を通
信エリア内に含む特定の無線基地局であることを示す場
合は、その時点の時刻を利用終了時刻として前記PHS
通信網から通知された端末番号とともに前記PHS端末
から送出される個別施設識別情報に関連付けて前記課金
データベースに格納するとともに、前記個別施設識別情
報に対応する個別施設の利用の規制を解除し、前記課金
データベースに記録された利用開始時刻及び利用終了時
刻を基に算出して得られた利用料金を前記課金データベ
ースに格納し、その格納された前記端末番号と前記両時
刻と前記利用料金とを含む課金情報をサービス制御局に
送信して、そのサービス制御局の顧客管理情報データベ
ースに格納させることを特徴としている。上記構成によ
り、いずれかの個別施設の利用を開始すると、その利用
開始時刻が個別施設の識別情報と関連付けて記録され、
かつ、他の利用者の利用が規制される。当該施設を含む
通信エリア内のPHS端末から着信したときは、その時
の時刻が利用終了時刻としてそのPHS端末器の端末番
号とともに記録され、かつ、その個別施設の利用規制が
解除される。利用開始時刻と利用終了時刻に基づき、利
用料金が算出されて、課金データベースに格納される。
【0012】請求項6の施設利用に対する課金方法は、
有料施設において、施設内の利用可能な個別施設数、予
約数及び実利用数に基づいて満空情報を随時生成し、P
HS通信網を介してPHS端末から着信した時、その着
信信号に含まれる基地局識別情報が少なくとも当該施設
を通信エリア内に含む特定の無線基地局でないことを示
す場合は、前記満空情報に基づき予約可能か否かを判定
し、予約可能の場合は、空き状態となっている個別施設
識別情報に対応して、その時点の時刻を予約時刻として
PHS通信網から通知された端末番号と関連付けて予約
情報として課金データベースに格納するとともに、前記
個別施設識別情報に対応する個別施設の利用を規制し、
予約不可能の場合は、その旨のガイダンス情報を前記P
HS端末に送信し、前記PHS通信網を介してPHS端
末から着信した時、その着信信号に含まれる基地局識別
情報が前記特定の無線基地局であることを示す場合は、
前記PHS通信網から通知された端末番号を前記予約情
報と照合し、一致する端末番号がある場合は、その時点
の時刻を前記施設の利用開始時刻として前記端末番号に
関連付けて前記課金データベースに格納するとともに、
前記端末番号に対応する前記個別施設の利用の規制を解
除し、前記PHS端末番号に対応する利用開始時刻及び
利用終了時刻を基に算出された利用料金を含む課金情報
に少なくとも前記予約情報を加えてサービス制御局に送
信して、そのサービス制御局の顧客管理情報データベー
スに格納させることを特徴としている。上記構成によ
り、当該施設を含む通信エリア外のPHS端末から着信
したときは、予約可能か否かが判定される。予約可能の
場合は、予約処理がされる。すなわち、その時の時刻を
予約時刻としてPHS端末の端末番号と関連付けて記録
されるとともに、当該個別施設の利用が規制される。当
該施設を含む通信エリア内のPHS端末から着信したと
き、その端末番号が先に記録されたものと同一であると
きは、その時の時刻を利用開始時刻として前記端末番号
と関連付けて記録されるとともに、前記施設利用の規制
が解除される。当該施設を含む通信エリア内のPHS端
末から着信したとき、その端末番号が先に記録されたも
のと同一であるときは、その時の時刻を利用終了時刻と
して前記端末番号と関連付けて記録されるとともに、両
時刻に基づき利用料金が算出され、予約情報とともにサ
ービス制御局に送信される。
【0013】請求項7の施設利用者管理装置は、施設に
設けられた施設管理装置と、施設利用者が携帯するPH
S端末と、少なくとも前記施設を通信エリア内に含む無
線基地局と、前記無線基地局を収容する交換機と、前記
交換局を介して前記PHS端末及び前記無線基地局との
間で制御情報を授受するサービス制御局とを含み、前記
施設管理装置は、PHS通信網を介して前記PHS端末
と通信を行う通信手段と、現在時刻を示す情報を出力す
る時計手段と、前記PHS通信網から通知される発信元
の前記PHS端末の端末番号と施設の利用開始時刻及び
利用終了時刻とを含む管理情報を格納する管理データベ
ースと、制御手段とを備え、前記施設管理装置の制御手
段は、前記PHS端末から前記通信手段に着信した際
に、前記サービス制御局から受信した前記基地局判定情
報が前記特定の無線基地局であることを示しているとき
のみ、前記PHS通信網から通知された端末番号と同一
の端末番号が前記管理データベースに格納されているか
否かを判定し、その判定結果が否定ならば前記時計手段
が出力する時刻情報を利用開始時刻とし、前記判定結果
が肯定ならば前記時計手段が出力する時刻情報を利用終
了時刻として、前記両時刻を前記端末番号に関連付けて
前記管理データベースに記録するものであることを特徴
としている。上記構成により、請求項1に記載された利
用者管理方法を現実に実施することができる。すなわ
ち、施設管理装置の制御手段は、PHS端末から着信し
たとき、そのPHS端末が通信エリア内外いずれに存在
するかを判定し、通信エリア内と判定したときは、その
PHS端末の端末番号が既に登録されているか否かを調
べ、否定の場合はその時の時計手段が出力する時刻を施
設の利用開始時刻として、肯定の場合は施設の利用終了
時刻として、それぞれを端末番号と関連付けて管理デー
タベースに格納する。
【0014】本発明の請求項8に係る課金装置は、有料
施設に設けられた施設管理装置と、施設利用者が携帯す
るPHS端末と、少なくとも前記施設を通信エリア内に
含む無線基地局と、前記無線基地局を収容する交換機
と、前記交換局を介して前記PHS端末及び前記無線基
地局との間で制御情報を授受するサービス制御局とを含
み、前記施設管理装置は、PHS通信網を介して前記P
HS端末と通信を行う通信手段と、利用者の前記施設に
対する入出場を規制する規制手段と、現在時刻を示す情
報を出力する時計手段と、前記PHS通信網から通知さ
れる発信元の前記PHS端末の端末番号と施設の利用開
始時刻及び利用終了時刻と前記利用開始時刻及び前記利
用終了時刻に基づいて生成される施設利用料金額とを含
む課金情報を格納する課金データベースと、制御手段と
を備え、前記サービス制御局は、少なくとも前記課金情
報を前記PHS端末の端末番号と関連付けて格納するた
めの課金情報記憶領域を含む顧客管理情報データベース
と、前記施設管理装置から受け取った前記課金情報を前
記課金情報記憶領域に記録する請求情報記録手段と、少
なくとも前記課金情報記憶領域の前記課金情報に基づい
て前記PHS端末の契約者に対する料金請求を行うため
の料金請求情報を生成する料金請求情報出力手段と、前
記PHS端末から前記施設管理装置の前記通信手段に着
信したときに、前記交換局から送出される発信元及び着
信先の無線基地局の無線基地局識別情報に基づいて前記
PHS端末及び前記通信手段が前記特定の無線基地局と
通信しているか否かを判定し、その判定結果を示す基地
局判定情報を前記通信手段に送出する制御手段とを備
え、前記施設管理装置の制御手段は、前記PHS端末か
ら前記通信手段に着信した際に、前記サービス制御局か
ら受信した前記基地局判定情報が前記特定の無線基地局
であることを示しているときのみ、前記PHS通信網か
ら通知された端末番号と同一の端末番号が前記課金デー
タベースに格納されているか否かを判定し、その判定結
果が否定ならば前記時計手段が出力する時刻情報を利用
開始時刻とし、前記判定結果が肯定ならば前記時計手段
が出力する時刻情報を利用終了時刻とし、前記両時刻を
前記端末番号に関連付けて前記課金データベースに記録
するとともに、前記施設に対する入出場を許可するため
に前記規制手段に規制解除をさせ、前記利用開始時刻及
び前記利用終了時刻の双方が前記課金データベースに記
録されたときに、前記両時刻に基づいて算出した利用金
額を前記課金データベースに格納することにより生成さ
れた前記課金情報を前記サービス制御局の顧客管理情報
データベースに送出するものであることを特徴としてい
る。上記構成によれば、サービス制御局から送信される
基地局判定情報に基づいて、利用者の携帯するPHS端
末と施設管理装置の通信手段とが前記特定の無線基地局
の通信エリア内に位置していると判定された場合には、
PHS通信網から通知された端末番号と同一の端末番号
が課金データベースに格納されているか否かが判定され
る。その判定結果が否定ならば、時計手段により生成さ
れる時刻情報が利用開始時刻として、判定結果が肯定な
らば時計手段により生成される時刻情報が利用終了時刻
として、それぞれ端末番号に関連付けて課金データベー
スに記録されるとともに、規制手段が規制解除されて施
設に対する入出場が許可される。利用開始時刻及び利用
終了時刻の双方が課金データベースに記録されたとき
に、両時刻に基づいて算出された利用金額が課金データ
ベースに格納されることにより、課金情報が生成され、
その課金情報がサービス制御局の顧客管理情報データベ
ースに送出される。
【0015】本発明の請求項9に係る課金装置は、上記
請求項8の課金装置において、施設管理装置の課金デー
タベースに、少なくともPHS端末の端末番号と予約時
刻と予約料金額とからなる予約情報を関連付けて格納す
る予約情報格納領域を付加し、前記施設管理装置の制御
手段は、施設内の利用可能数、予約数及び実際の利用数
に基づいて決定される満空情報を生成し、前記PHS端
末から前記施設管理装置の通信手段に着信した際に、前
記サービス制御局から受信した前記基地局判定情報が特
定の無線基地局でないことを示している場合は、前記満
空情報に基づいて予約可能であるか否かを判定し、予約
可能と判定される場合は、前記時計手段が出力する時刻
情報を予約時刻として前記PHS通信網から通知された
端末番号と関連付けて前記予約情報格納領域に格納し、
予約不可能と判定される場合には、予約受付け不可の旨
を示すガイダンス情報を前記PHS端末へ送信し、前記
PHS端末から前記通信手段に着信した際に、前記サー
ビス制御局から受信した前記基地局判定情報が前記特定
の無線基地局であることを示している場合は、前記PH
S通信網から通知された前記PHS端末の端末番号を前
記予約情報と照合して、一致する端末番号がある場合
は、前記時計手段が出力する時刻情報を利用開始時刻と
して前記端末番号と関連付けて前記課金データベースに
記録するとともに、前記満空情報を更新し、かつ、前記
施設に対する入出場を許可するために前記規制手段に規
制解除をさせ、前記PHS端末の端末番号に対応する利
用開始時刻及び利用終了時刻に基づいた利用料金額が算
出された後、前記利用料金額を含む課金情報に少なくと
も前記予約料金額を含む前記予約情報を加えて、サービ
ス制御局の顧客管理情報データベースに送出することを
特徴としている。上記構成によれば、サービス制御局か
ら送信される基地局判定情報に基づいて、利用者の携帯
するPHS端末と施設管理装置の通信手段とが特定の無
線基地局の通信エリア内に位置していないと判定された
場合には、満空情報に基づいて予約可能であるか否かが
判定される。予約可能の場合には、時計手段が出力する
時刻情報が予約時刻としてPHS通信網から通知された
端末番号に関連付けられて予約情報格納領域に格納され
る。予約不可能の場合には、予約受付け不可の旨を示す
ガイダンス情報がPHS端末へ送信される。サービス制
御局から送信される基地局判定情報が前記特定の無線基
地局であることを示している場合には、PHS通信網か
ら通知されたPHS端末の端末番号を予約情報と照合し
て、一致する端末番号があれば、時計手段により生成さ
れる時刻情報が利用開始時刻として、端末番号に関連付
けて課金データベースに記録されるとともに、満空情報
が更新され、かつ、規制手段が規制解除され、PHS端
末の端末番号に対応して、利用開始時刻及び利用終了時
刻に基づいた利用料金額が算出された後、利用料金額を
含む課金情報に少なくとも予約料金額を含む予約情報が
加えられて、サービス制御局の顧客管理情報データベー
スに送出される。
【0016】本発明の請求項10に係る課金装置は、有
料施設に設けられた施設管理装置と、施設利用者が携帯
するPHS端末と、少なくとも前記施設を通信エリア内
に含む特定の無線基地局と、前記特定の無線基地局を収
容する交換機と、前記交換局を介して前記PHS端末及
び前記特定の無線基地局と間で制御情報を授受するサー
ビス制御局とを含み、前記施設管理装置は、PHS通信
網を介して前記PHS端末と通信を行う通信手段と、前
記施設内に設けられている1以上の個別施設に対する入
出場を個別に規制する規制手段と、前記各個別施設にお
ける利用状態を検知する利用検知手段と、現在時刻を示
す時刻情報を出力する時計手段と、前記個別施設に割り
当てられている個別施設識別情報と、前記PHS通信網
から通知される発信元の前記PHS端末の端末番号と、
施設の利用開始時刻及び利用終了時刻と、少なくとも前
記利用開始時刻及び前記利用終了時刻に基づいて生成さ
れる施設利用料金額を含む課金情報を格納する課金デー
タベースと、制御手段とを備え、前記サービス制御局
は、少なくとも前記課金情報を前記PHS端末の端末番
号と関連付けて格納するための課金情報記憶領域を含む
顧客管理情報データベースと、前記施設管理装置から受
け取った前記課金情報を前記課金情報記憶領域に記録す
る請求情報記録手段と、少なくとも前記課金情報記憶領
域の前記課金情報に基づいて、前記PHS端末の契約者
に対する料金請求を行うための料金請求情報を生成する
料金請求情報出力手段と、前記PHS端末から前記通信
手段に着信したときに、前記交換局から送出される発信
元及び着信先の無線基地局の無線基地局識別情報に基づ
いて前記PHS端末及び前記通信手段が前記特定の無線
基地局と通信しているか否かを判定し、その判定結果を
示す基地局判定情報を前記通信手段に送出する制御手段
とを備え、前記施設管理装置の制御手段は、非検知状態
から検知状態となった前記利用検知手段に対応する前記
個別施設の前記規制手段を非規制状態から規制状態に動
作させるとともに、前記時計手段から生成される時刻情
報からなる利用開始時刻を前記個別施設識別情報に関連
付けて前記課金データベースに格納し、前記PHS端末
から前記通信手段に着信した際に前記サービス制御局か
ら受信した前記基地局判定情報が前記特定の無線基地局
であることを示すときのみ、前記PHS通信網から通知
された端末番号と、前記時計手段が出力する時刻情報か
らなる利用終了時刻とを前記PHS端末から送出される
前記個別施設識別情報に関連付けて前記課金データベー
スに格納するとともに、前記個別施設識別情報に対応す
る前記規制手段に規制解除をさせ、前記利用開始時刻及
び前記利用終了時刻の双方が前記課金データベースに記
録されたときに、前記両時刻に基づいて算出した利用金
額を前記課金データベースに格納することにより生成さ
れた前記課金情報を前記サービス制御局の顧客管理情報
データベースに送出するものであることを特徴としてい
る。上記構成によれば、非検知状態から検知状態となっ
た利用検知手段に対応する個別施設の規制手段を非規制
状態から規制状態に動作されるとともに、時計手段から
生成される時刻情報が利用開始時刻として、個別施設識
別情報に関連付けて課金データベースに格納される。サ
ービス制御局から送信される基地局判定情報に基づい
て、利用者の携帯するPHS端末と施設管理装置の通信
手段とが特定の無線基地局の通信エリア内に位置してい
ると判定された場合には、PHS端末から送出される個
別施設識別情報に関連付けて、PHS通信網から通知さ
れた端末番号と、時計手段が出力する時刻情報からなる
利用終了時刻とが課金データベースに格納されるととも
に、個別施設識別情報に対応する規制手段が規制解除さ
れる。利用開始時刻及び利用終了時刻の双方が課金デー
タベースに記録されたときに、両時刻に基づいて算出し
た利用金額が課金データベースに格納されることにより
生成された課金情報がサービス制御局の顧客管理情報デ
ータベースに送出される。
【0017】本発明の請求項11に係る課金装置によれ
ば、請求項10の課金装置において、施設管理装置の課
金データベースは、少なくとも、PHS通信網から通知
される発信元のPHS端末の端末番号と個別施設に割り
当てられている個別施設識別情報と予約時刻と予約料金
額とからなる予約情報を関連付けて格納する予約情報格
納領域を付加し、前記施設管理装置の制御手段は、施設
内の利用可能な個別施設数、予約されている個別施設数
及び実際に利用されている個別施設数との差に基づいて
決定される満空情報を生成し、前記PHS端末から前記
施設管理装置の通信手段に着信した際に、前記サービス
制御局から受信した前記基地局判定情報が前記特定の無
線基地局でないことを示している場合には、前記満空情
報に基づいて予約可能であるか否かを判定し、予約可能
と判定した場合は、空き状態となっている個別施設識別
情報に対応して、前記時計手段が出力する時刻情報から
なる予約時刻と前記PHS通信網から通知された端末番
号とを関連付けて前記課金データベースに格納するとと
もに、前記個別施設識別情報に対応する個別施設の規制
手段を規制動作させ、予約不可能と判定した場合は、予
約受付け不可の旨を示すガイダンス情報を前記PHS端
末へ送信し、前記PHS端末から前記通信手段に着信し
た際に、前記サービス制御局から受信した前記基地局判
定情報が前記特定の無線基地局であることを示している
場合には、前記PHS通信網から通知された前記PHS
端末の端末番号を前記課金データベースに格納されてい
る前記予約情報と照合して、一致する前記端末番号があ
れば、前記時計手段が出力する時刻情報からなる利用開
始時刻を前記端末番号に関連付けて前記課金データベー
スに記録するとともに、前記端末番号に対応する前記個
別施設識別情報に対応する前記規制手段に規制解除をさ
せ、前記PHS端末の端末番号に対応する利用開始時刻
及び利用終了時刻に基づいた利用料金額が算出された
後、前記利用料金額を含む課金情報に少なくとも前記予
約料金額を含む前記予約情報を加えて、サービス制御局
の顧客管理情報データベースに送出することを特徴とし
ている。上記構成によれば、サービス制御局から送信さ
れる基地局判定情報に基づいて、利用者の携帯するPH
S端末と施設管理装置の通信手段とが特定の無線基地局
の通信エリア内に位置していないと判定された場合に
は、満空情報に基づいて予約可能であるか否かが判定さ
れ、予約可能と判定される場合には、空き状態となって
いる個別施設識別情報に関連付けて、PHS通信網から
通知された端末番号と、時計手段が出力する時刻情報か
らなる予約時刻と、PHS通信網から通知された端末番
号とが課金データベースに格納されるとともに、個別施
設識別情報に対応する個別施設の規制手段が規制動作さ
れ、予約不可能と判定される場合には、予約受付け不可
の旨を示すガイダンス情報がPHS端末へ送信される。
サービス制御局から送信される基地局判定情報に基づい
て、利用者の携帯するPHS端末と施設管理装置の通信
手段とが特定の無線基地局の通信エリア内に位置してい
ると判定された場合には、PHS通信網から通知された
PHS端末の端末番号を課金データベースに格納されて
いる予約情報と照合して、一致する端末番号があれば、
その端末番号に関連付けされて時計手段が出力する時刻
情報からなる利用開始時刻が課金データベースに記録さ
れるとともに、端末番号に対応する個別施設識別情報に
対応する規制手段が規制解除され、PHS端末の端末番
号に対応して、利用開始時刻及び利用終了時刻に基づい
た利用料金額が算出された後、利用料金額を含む課金情
報に少なくとも予約料金額を含む予約情報が加えられ
て、サービス制御局の顧客管理情報データベースに送出
される。
【0018】本発明の請求項12に係る課金装置は、請
求項10又は請求項11の課金装置において、施設管理
装置の制御手段が、時計手段が出力する時刻情報に基づ
いて、課金データベースに格納されてる予約時刻から所
定時間が経過した否かを判定し、その判定結果が肯定で
ある場合には、予約した端末番号に対応する利用料金額
に予約キャンセル料としての所定金額を加算して課金情
報を生成し、その課金情報をサービス制御局の顧客管理
情報データベースに送出した後、前記課金データベース
に格納されている端末番号、予約時間及び予約料金額を
クリアすることを特徴としている。上記構成によれば、
予約不履行が発生した場合には、予約が破棄されるとと
もに、端末番号に対応する施設利用金額に代えて、予約
者に対してキャンセル料金が課金される。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の施設利用者管理方法及び
その装置、施設利用者に対する課金方法及びその装置
は、一例として、駐車場、キャンプ場、イベント会場等
の有料施設において利用者の管理及び利用料金の課金を
行うために適用することができる。以下、本発明を駐車
場の利用車両の管理、利用料金、すなわち、駐車料金の
課金に適用した場合の実施の形態について説明する。図
1は、本発明の課金装置を説明する概念図である。課金
装置100は、駐車場に設けられた施設管理装置を構成
する駐車場管理装置1と、施設利用者、すなわち駐車場
利用者(運転者)が携帯するPHS端末2と、施設を通
信エリアAr内に含む特定の無線基地局(以下、基地局
という)3aと、特定の基地局3a及びそれ以外の基地
局3を収容する交換機4と、交換局4及び共通線信号網
6を介してPHS端末2及び基地局3と制御情報を授受
するサービス制御局7とから構成されている。各交換局
4は、ディジタル通信網5に接続されている。基地局
3,3aの通信エリアArは、通常、半径100m〜2
00m程度である。また、施設を含む通信エリアArを
担当する特定の基地局3aは、1つに限定されるもので
はなく、2以上の基地局から構成されるものであっても
よい。基地局3,3a、交換局4、ディジタル通信網
5、共通線信号網6及びサービス制御局7によってPH
S通信網が構成されている。駐車場管理装置1には、P
HS端末2とPHS通信網を介して通信を行う通信手段
13が設けられている。通信手段13に割り当てられて
いる端末番号は、予め利用者に対して知らされている。
また、周知のように、PHS通信網は、PHS端末から
他のPHS端末に着信があった場合に、発信元のPHS
端末の端末番号を着信先のPHS端末に通知する機能
(発信電話番号通知機能)を有している。
【0020】図2は、本発明の課金装置を、入出場口に
ゲート部を設けて利用者の入出場を規制する統括式の駐
車場に適用した第1の実施の形態における駐車場管理装
置の構成図である。駐車場管理装置1は、CPU(制御
手段)11と、制御プログラムを格納するROM12a
及びワークエリアを提供するRAM12bからなる記憶
手段12と、前述した通信手段13と、この通信手段1
3を介して音声、文字及び画像の少なくとも1つの形式
のガイダンス情報をPHS端末2へ送信するためのガイ
ダンス情報生成手段14と、現在時刻を示す時刻情報を
出力する時計手段15と、課金データベース16と、施
設の利用を規制するゲート部(規制手段)17とを備え
ている。
【0021】ゲート部17は、駐車場の入出場口に設け
られて車両の入出場を規制するものであり、CPU11
からの制御信号に基づいて開閉動作を行う。また、CP
U11は、下記(1)式によって示される、駐車場全体
における利用可能な駐車スペース数を示す満空情報Yを
生成してRAM12bに格納している。 Y=A−(B+C) (1) ただし、Y:満空情報、A:全駐車スペース数、B:駐
車数、C:予約数 駐車数Bは、駐車場に駐車している車両数を示すもので
あり、周知の方法によって求めればよい。例えば、ゲー
ト部17を通過した入場車両数と出場車両数との差に基
づいて算出しても良いし、各駐車スペースに車両検知器
を設けておき、その検知信号に基づいて求めても良い。
【0022】図3は、課金データベース16の構成を示
す概念図である。課金データベース16は、以下の各情
報から構成される課金情報Dpを格納するものである。
課金情報Dpは、PHS端末2から通信手段13に着信
があった際に、PHS通信網から通知される発信元のP
HS端末2の端末番号Dnと、予約を行った時点の時刻
を示す予約時刻Trと、予約を行ったことに対応して予
約者から収受すべき予約料金額Prと、駐車場に入場し
た時刻を示す入場時刻(施設利用開始時刻)Taと、駐
車場から出場した時刻を示す出場時刻(施設利用終了時
刻)Tbと、2つの時刻Ta,Tbに基づいて生成され
る駐車料金額(施設利用金額)Ppとが互いに関連付け
られて構成されている。
【0023】駐車料金額Ppは、2つの時刻Ta,Tb
に基づいて算出すればよく、例えば、上記時刻の時間差
(Tb−Ta)、つまり利用時間に比例して算出される
のが一般的であるが、任意のアルゴリズムに基づいて算
出すればよい。予約料金額Prは、定額としてもよい
し、予約時刻Trから実際の入場時刻Taまでに要した
時間に応じて算出されるものであってもよい。この実施
の形態においては、予約料金額Prを定額として説明す
る。
【0024】図4は、サービス制御局の顧客管理情報デ
ータベースの構成図である。顧客管理情報データベース
72(図1参照)には、PHS端末2の端末番号Dnに
関連付けされて通信情報Dtを格納する通信情報記憶領
域Maと、端末番号Dnに関連付けれて課金情報Dpを
格納するための課金情報記憶領域Mbとが設けられてい
る。通信情報Dtは、接続動作を行う交換機4から共通
線信号網6(図1参照)を介して送出される通信開始日
時、通信終了日時、通信時間、発信元基地局の基地局識
別情報、着信先の基地局識別情報、及び通信料金等から
構成されるものである。一方、課金情報Dpは、前述し
た駐車場管理装置1の課金データベース16に格納され
ている情報であり、後述するように、通信手段13及び
PHS通信網を介してサービス制御局7に送出されるよ
うになっている。
【0025】サービス制御局7の制御手段は、PHS端
末2から駐車場管理装置1の通信手段13に着信があっ
たときに、交換局4から送出される発信元及び着信先双
方の基地局識別情報に基づいて、PHS端末2及び通信
手段13が特定の基地局3aと通信しているか否かを判
定する。そして、その判定結果を示す基地局判定情報を
通信手段13に送出するようになっている。
【0026】次に、図1〜図4及び図5に示す課金装置
100の動作フローチャートを参照して、課金装置10
0の動作を説明する。なお、フローチャートにおいて、
ST及び数字を結合した符号は、ステップ番号を示して
いる。
【0027】駐車場管理装置1のCPU11は、PHS
端末2から通信手段13に対しての着信を待機する(S
T1)。着信があると、サービス制御局7から受信した
基地局判定情報が特定の基地局3aであることを示して
いるか否かを判定する(ST2)。
【0028】ST2の判定結果が否定(“N”)なら
ば、CPU11は、利用者の携帯するPHS端末2が駐
車場を含む特定の基地局3aの通信エリアAr外にいる
ので、利用者が予約申込をする意思を有していると判断
し、その時点における満空情報Yに基づいて予約可否を
判定する(ST3)。
【0029】ST3で予約可能(“Y”)と判定された
場合には、PHS通信網から通知されたPHS端末2の
端末番号Dnに関連付けて、予約料金額Prと、駐車場
管理装置1の時計手段15が出力する時刻情報(予約時
刻Tr)とを課金データベース16に格納する(ST
4)。そして、ガイダンス情報生成手段14によって生
成した、予約受付が完了した旨のガイダンス情報をPH
S端末に送出して(ST5)、ST1に戻る。ST2の
判定結果が否定(“N”)、すなわち、予約不可能と判
定される場合には、ガイダンス情報生成手段17によっ
て生成した、予約受付け不可の旨を示すガイダンス情報
をPHS端末へ送信して(ST6)、ST1に戻る。
【0030】一方、ST1の判定結果が肯定
(“Y”)、すなわちPHS端末2と通信手段13とが
特定の基地局3aを介して通信していると判定された場
合には、利用者が施設の内部又は施設外部の近傍に存在
していることになる。これにより、CPU11は、PH
S通信網から通知されたPHS端末の端末番号Dnが課
金データベース16に記憶されているか否かを調べる
(ST7)。ST7が肯定(“Y”)ならば、予約時刻
Trが課金データベース16に記憶されているか否かを
判定する(ST8)。ST8が肯定(“Y”)ならば、
予約申込みを行った利用者が駐車場に到着して入場しよ
うとしているものと判断し、時計手段15が出力する時
刻情報を入場時刻Taとし、端末番号Dnに関連付けて
課金データベース16に記録する(ST9)。そして、
満空情報Yを更新し(ST10)、かつ、車両の入場を
許可するためにゲート部17を開放して入場動作させる
(ST11)。その後、ST1へ戻り、PHS端末2か
らの着信を待機する。
【0031】一方、ST8が否定(“N”)、すなわち
端末番号Dnが課金データベース16になければ、課金
データベース16に入場時刻Taが記憶されているか否
かを判定する(ST12)。ST12が否定(“N”)
ならば、予約申込みを行っていない利用者が駐車場に到
着して入場しようとしているものと判断して、ST9へ
移行し、以下ST10,ST11の処理を実行する。
【0032】また、ST12が肯定(“Y”)ならば、
PHS通信網から通知された端末番号Dnに関連付け
て、時計手段15が出力する時刻情報(出場時刻Tb)
を課金データベース16に記録する(ST13)。そし
て、満空情報Yを更新し(ST14)、かつ、車両の出
場を許可するためにゲート部17を開放して出場動作す
る(ST15)。CPU11は、課金データベース16
において、端末番号Dnに対応して、入出場時刻Ta,
Tbの両方が格納されたので、これらの入出場時刻に基
づいた駐車料金額Ppを所定のアルゴリズムに基づいて
算出する(ST16)。次いで、課金データベース16
に記憶されている課金情報Dp、すなわち、端末番号D
n、予約時刻Tr、予約料金額Pr、入場時刻Ta、出
場時刻Tb、及び駐車料金額Ppをサービス制御局7の
顧客管理情報データベース72に送出する(ST1
7)。なお、予約しないで駐車場を利用した場合には、
予約時刻Tr及び予約両金額Prは上記課金情報Dpに
含まれないことはもちろんである。
【0033】サービス制御局7の制御手段は、受信した
課金情報に含まれるPHS端末2の端末番号Dnに対応
して上記課金情報Dpを顧客管理情報データベース72
の課金情報記憶領域Mbに格納する。サービス制御局7
の制御手段は、課金情報記憶領域Mbに格納されている
端末番号Dnの契約者に対する課金情報Dpに基づい
て、PHS端末2の契約者に対する料金請求を行うため
の料金請求情報を生成する。この料金請求情報に基づい
て駐車料金及び予約料金の請求がなされる。料金請求情
報は、端末番号Dnに関連付けされているので、駐車料
金及び予約料金を通信料金に付加して請求することもで
きる。また、料金請求情報の内容に基づいて、施設の利
用者を記載した明細書を作成すれば、利用内容を確認で
きるので好ましい。この際、施設管理装置1の通信手段
13の端末番号に基づいて施設を特定することができる
から、その施設の名称を上記明細書に記載することも可
能である。
【0034】上述した第1の実施の形態の課金装置によ
れば、統括式の形態をとる駐車場の利用者は、現金やプ
リペイドカード等の媒体を用いることなく、駐車料金を
支払うことができる。したがって、利用者の支払い時の
手間がかから、かつ、料金収受に要するコストを削減す
ることができる また、上記施設を予約する際には、利用者の携帯するP
HS端末の端末番号に基づいて、予約利用者の確認を行
うため、従来と違って、特に予約番号を控えたり、入力
したりする手間がかからず、予約を容易に行うことがで
きる。
【0035】上記の実施の形態は、駐車場利用者に対し
て駐車料金の課金処理まで行う装置であるが、本発明に
よる駐車場管理装置は、請求項1の利用者管理方法を使
用することにより、発明課金するかしないかに係わりな
く、駐車場利用者(車両)の管理、例えば、総入場台
数、現在台数、残存台数、平均駐車時間等の管理を行う
ことが可能である。すなわち、駐車場管理装置において
PHS通信網を介してPHS端末から着信した時、その
着信信号に含まれる基地局識別情報を基に当該PHS端
末が前記駐車場を含む通信エリア内に存在するか否かを
判断し、判断結果が肯定の場合は、その着信が1回目で
あるか、2回目であるかに応じて、その時刻を駐車場利
用開始時刻として、又は前記施設の利用終了時刻とし
て、それぞれの時刻を前記PHS端末の端末番号と関連
付けて課金データベース16に記録することに止どめる
ことにより、上記利用者の管理を実現することができ
る。
【0036】図6は、本発明の課金装置を、各駐車スペ
ースに車両阻止手段を設けて車両の入出庫を規制する個
別式の駐車場に適用した第2の実施の形態における駐車
場管理装置の構成図である。また、図7は、同実施の形
態における駐車場管理装置の課金データベースの構成図
である。なお、説明を簡略化するために、図6及び図7
において、前述した第1の実施の形態を示す部分と同一
または相当する部分には同一の符号を付し、その説明を
省く。
【0037】図6を参照して、駐車場管理装置1Aの構
成を説明する。駐車場の各駐車スペースには、個別管理
ユニット21と、この個別管理ユニット21によって制
御される車両検知器(利用検知手段)22及び車両阻止
機(規制手段)23とが設けてある。CPU11は、車
両検知器22から受信する検知信号に基づいて各駐車ス
ペースの駐車の有無を判断するとともに、車両阻止機2
3に制御信号を与えることにより、各駐車スペースにお
ける車両の入庫及び出庫を規制する。車両阻止機23の
形態は限定されるものではなく、例えば、フラップが起
伏したり、ブロックが駐車面から出没したりするもので
もよいし、他の形態のものでもよい。CPU11は、I
/F部20を介して各個別管理ユニット21と制御情報
及び検知信号を授受するようになっている。
【0038】図7に示すように、課金データベース16
Aに格納される課金情報Dpには、前述した図3に示さ
れている各情報に加えて、各駐車スペースを識別するた
めの駐車スペース識別情報(個別施設識別情報)Is
と、その駐車スペースにおける車両の有無を示す駐車有
無情報Fpとが格納されるようになっている。CPU1
1は、各車両検知器22の検知信号に基づいて判断され
る駐車有無情報Fpを各駐車スペース識別情報Isに対
応した位置に格納する。
【0039】CPU11は、駐車有無情報Fpの状態
と、予約時刻Trの有無とに基づいて満空情報Yを生成
し、RAM12aに格納している。すなわち、CPU1
1は、下記(2)式に基づいて、利用可能な駐車スペー
ス数を示す満空情報Yを出力する。 Y=A−(B+C) (2) ただし、Y:満空情報、A:全駐車スペース数、B:駐
車数、C:予約数 駐車数Bは、各駐車スペースに設けられた車両検知器の
検知信号に基づいて求められる。また、予約数Cは、課
金データベースの予約時刻が記録されている駐車スペー
スの数に相当する。
【0040】図8は、上記構成による課金装置100A
の動作を説明するフローチャートである。駐車場管理装
置1AのCPU11は、PHS端末2から通信手段13
に対しての着信を待機する(ST20)。着信がある
と、サービス制御局7から受信した基地局判定情報が特
定の基地局3aであることを示しているか否かを判定す
る(ST21)。ST2の判定結果が否定(“N”)な
らば、CPU11は、利用者の携帯するPHS端末2が
駐車場を含む特定の基地局3aの通信エリアAr外にい
るので、利用者が予約申込をする意思を有していると判
断し、その時点における満空情報Yに基づいて予約可否
を判定する(ST22)。
【0041】ST22で予約可能(“Y”)と判定され
た場合には、駐車有無情報Fpが空き状態を示している
駐車スペース識別情報Isを選択するとともに、その駐
車スペース識別情報Isに関連付けて、PHS通信網か
ら通知された端末番号Dnと、時計手段15が出力する
時刻情報(予約時刻Tr)とを課金データベース16に
格納する(ST23)。そして、ガイダンス情報生成手
段14によって生成した、予約受付けが完了した旨のガ
イダンス情報をPHS端末2に送出するとともに(ST
24)、予約を行った駐車スペースに対応する車両阻止
機23を阻止状態にすることによって、駐車スペースを
確保する(ST25)。ST22の判定結果が否定
(“N”)、すなわち、予約不可能と判定される場合に
は、ガイダンス情報生成手段17によって生成した、予
約受付け不可の旨を示すガイダンス情報をPHS端末へ
送信して(ST26)、ST20に移行する。
【0042】一方、ST21の判定結果が肯定
(“Y”)、すなわちPHS端末2と通信手段13とが
特定の基地局3aを介して通信していると判定された場
合には、利用者が施設の内部に存在していることにな
る。これにより、CPU11は、PHS通信網から通知
されたPHS端末2の端末番号Dnが課金データベース
16に記憶されているか否かを調べる(ST27)。S
T27が肯定(“Y”)ならば、入庫時刻Trが課金デ
ータベース16に記憶されているか否かを判定する(S
T28)。ST28が否定(“N”)ならば、予約申込
みを行った利用者が駐車場に到着して入庫しようとして
いるものと判断し、時計手段15が出力する時刻情報
(入庫時刻TA)を、端末番号Dnに関連付けて課金デ
ータベース16Aに記録する(ST29)。そして、満
空情報Yを更新し(ST30)、かつ、予約していた駐
車スペースの車両阻止機23を被阻止状態にして車両の
入庫を許可する(ST31)。ここで、CPU11は、
利用者が予約済みの駐車スペースを特定することができ
るように、ガイダンス情報生成手段14によって生成し
た、予約済み駐車スペースの位置を示すガイダンス情報
をPHS端末2に送出する(ST32)。そして、車両
入庫に要する時間が経過した後、再び、車両阻止機23
を阻止状態にする(ST33)。そして、ST20へ移
行する。
【0043】一方、ST27が否定(“N”)、すなわ
ちPHS通信網から通知された端末番号が課金データベ
ース16に記憶されていなければ、非予約車両の出庫処
理を行う旨を示すガイダンス情報をPHS端末2に送出
し(ST34)、図10において説明する非予約車両出
庫処理に移行し、その処理が終了したら、ST35に移
行する。
【0044】一方、ST28が肯定ならば、時計手段1
5が出力する時刻情報(出庫時刻TB)を、着信時に通
知される端末番号Dnに関連付けて課金データベース1
6Aに記録する(ST35)。そして、満空情報Yを更
新し(ST36)、車両阻止機23を非阻止動作させて
車両の出庫を許可する(ST37)。
【0045】CPU11は、課金データベース16にお
いて、端末番号Dnに対応して、入出庫時刻TA,TB
の両方が格納されたので、これら2つの時刻に基づいた
駐車料金額Ppを所定のアルゴリズムに基づいて算出す
る(ST38)。次いで、課金データベース16Aに記
憶されている課金情報Dp、すなわち、端末番号Dn、
予約時刻Tr、予約料金額Pr、入庫時刻TA、出庫時
刻TB、及び駐車料金額Ppをサービス制御局7の顧客
管理情報データベース72に送出する(ST39)。な
お、予約しないで駐車場を利用した場合には、予約時刻
Tr及び予約料金額Prは上記課金情報Dpに含まれな
いことはもちろんである。
【0046】上記満空情報を生成し、その満空情報に基
づき予約受付処理を行う施設においても、上述される利
用者管理方法を適用することができる。すなわち、駐車
場に適用する場合は、場内の駐車可能台数、予約台数及
び実駐車台数に基づいて満空情報を随時生成し、PHS
通信網を介してPHS端末から着信した時、その着信信
号に含まれる基地局識別情報を基にそのPHS端末が当
該駐車場を含む通信エリア内に存在するか否かを判断
し、判断結果が否定の場合は前記満空情報に基づき予約
可能か否かを判定し、予約可能の場合はその時刻を予約
時刻として前記PHS通信網から通知された端末番号と
関連付けて管理データベース16に記録することを内容
とする予約処理を行い、予約不可能の場合はその旨を前
記PHS端末に送信し、前記判断結果が肯定の場合は、
前記端末番号を前記予約処理により格納された端末番号
と照合し、一致する端末番号の有無に応じて、その時刻
を前記駐車場の利用開始時刻又は利用終了時刻として前
記端末番号と関連付けて前記管理データベース16に記
録することにより、利用車両の管理を行うことができ
る。
【0047】次に、図8には示されていない、予約を行
わないで駐車場を利用する場合について説明する。図9
は、非予約車両入庫処理を説明するフローチャートであ
る。なお、この非予約車両入庫処理では、PHS端末2
から駐車場管理施設1Aの通信手段13に対する発信を
行わないため、PHS端末2の端末番号Dnが課金デー
タベース16Aに格納されない。すなわち、駐車場管理
装置1AのCPU11は、各駐車スペースの車両検知器
23から検知信号が入力されたか否か(車両非検知状態
から車両検知状態となったか)を監視している(ST5
0)。空き状態の駐車スペースに車両が入庫して、CP
U11が検知信号を入力すると、CPU11は、駐車ス
ペース識別情報Isに対応する車両阻止機23を非阻止
状態から阻止情報に動作させて出庫ができないようにす
る(ST51)。そして、時計手段15から生成される
時刻情報(入庫時刻TA)を上記駐車スペース識別情報
Isに対応する位置に格納し(ST52)、満空情報Y
を更新する(ST53)。
【0048】図10は、図9の非予約車両入庫処理を行
った車両が出庫する際の非予約車両出庫処理を説明する
フローチャートである。出庫時には、PHS端末2から
駐車場管理装置1Aの通信手段13に対して発信を行
う。駐車場管理装置1AのCPU11は、ガイダンス情
報生成手段14によって生成される駐車スペース識別情
報Isの入力を促すガイダンス情報をPHS端末2に送
出して(ST60)、駐車スペース情報Isの入力を待
機する(ST61)。この駐車スペース情報Isは、駐
車場内において、予め各駐車スペースに対応して表示さ
れているものであり、例えば駐車位置番号で示されるも
のであってもよい。CPU11は、PHS端末2から入
力された駐車スペース情報Isに関連付けして、着信時
に通知されているPHS端末2の端末番号Dnを課金デ
ータベース16Aに格納する(ST62)。次に、図8
のST35に移行し、同様の処理を行う。
【0049】第2の実施の形態の場合も、第1の実施の
形態の場合と同様に、サービス制御局7の制御手段は、
受信した課金情報に含まれるPHS端末2の端末番号D
nに対応して上記課金情報Dpを顧客管理情報データベ
ース72の課金情報記憶領域Mbに格納する。サービス
制御局7の制御手段は、課金情報記憶領域Mbに格納さ
れている端末番号Dnの契約者に対する課金情報Dpに
基づいて、PHS端末2の契約者に対する料金請求を行
うための料金請求情報を生成する。この料金請求情報に
基づいて、PHS端末の契約者に対して駐車料金の請求
を行う。料金請求情報は、端末番号Dnに関連付けされ
ているので、駐車料金及び予約料金を通信料金に付加し
て請求することもできるし、通信料金とは別個に請求す
ることもできる。
【0050】また、施設管理装置1がサービス制御局7
に送出する課金情報に、当該施設を識別する施設識別情
報を付加すれば、施設識別情報が含まれた料金請求情報
に基づいて作成される利用明細書に、前記施設識別情報
を記載することができる。
【0051】また、利用明細書にPHS端末2から駐車
場管理装置1の通信手段13に発信したときの時刻情報
及び基地局識別情報を記載し、その利用明細書を利用者
に送付すれば、予約、入場(入庫)及び出場(出庫)を
何時、何処で行ったかを利用者が確認することができる
ので好ましい。ただし、時刻情報及び基地局識別情報を
利用明細書に記載するためには、サービス制御局7にお
いて、顧客管理情報データベース72の通信情報記憶領
域Maに格納されている通信情報Dtから、PHS端末
2から施設管理装置1の通信手段13に着信した際の時
刻情報(年月日及び時刻を含む)及び基地局識別情報を
抽出する処理と、抽出された時刻情報及び基地局識別情
報をPHS端末2の端末番号に対応する課金情報Dpに
付加し、この課金情報に基づいて料金請求情報を作成す
る処理とを行う必要がある。
【0052】上述した第2の実施の形態の課金装置によ
れば、個別式の形態をとる駐車場の利用者は、現金やプ
リペイドカード等の媒体を用いることなく、駐車料金を
支払うことができる。したがって、利用者の支払い時の
手間がかから、かつ、料金収受に要するコストを削減す
ることができるまた、施設を予約する際には、利用者の
携帯するPHS端末の端末番号に基づいて、予約利用者
の確認を行うため、従来と違って、特に予約番号を控え
たり、入力したりする手間がかからず、予約を容易に行
うことができる。
【0053】なお、上述した第1の実施の形態及び第2
の実施の形態においては、予約及び非予約のいずれの利
用も可能な形態としたが、本発明の課金装置は、予約シ
ステムを採用していない施設にも適用することができ
る。
【0054】上述した第1の実施の形態及び第2の実施
の形態の課金装置において、予約不履行が発生した場合
には、以下のとおり、予約を破棄するとともに、端末番
号Dnに対応する駐車利用金額Ppに代えて、予約者に
対してキャンセル料金を課金して、予約不履に伴う損失
分を埋め合わせることができる。すなわち、駐車場管理
装置1,1AのCPU11は、時計手段15が出力する
時刻情報に基づいて、課金データベース16,16Aに
格納されてる予約時刻Trから所定時間が経過した否か
を判定し、その判定結果が肯定である場合には、予約し
た端末番号Dnに対応する利用料金額Ppに予約キャン
セル料としての所定金額を加算して課金情報を生成し、
その課金情報をサービス制御局7の顧客管理情報データ
ベース72に送出した後、課金データベースに格納され
ている端末番号Dn、予約時間Tr及び予約料金額Pr
をクリアする。
【0055】ここで、実施の形態の説明と、請求項の記
載との対応について説明しておく。図3に示すように、
課金データベース16において、端末番号Dn、予約時
刻Tr及び予約料金額Ppを格納している領域が、請求
項1に記載されている、少なくとも、PHS端末の端末
番号と、予約時刻と、予約料金額とからなる予約情報を
関連付けて格納する「予約情報格納領域」に相当してい
る。図7に示すように、課金データベース16Aにおい
て、端末番号Dn、駐車スペース識別情報Is、予約時
刻Tr及び予約料金額Ppを格納している領域が、請求
項3に記載されている、少なくとも、PHS通信網から
通知される発信元のPHS端末の端末番号と、個別施設
に割り当てられている個別施設識別情報と、予約時刻
と、予約料金額とからなる予約情報を関連付けて格納す
る「予約情報格納領域」に相当している。
【0056】本発明の課金装置は、駐車場の課金に限定
されるものではなく、利用時間に応じた利用料金額を課
金する形態の施設において広く適用することができる。
また、施設としては、施設の入出場口に入出場を規制す
る規制手段を設けた統括式の形態をとるものであって
も、施設内の個別施設のそれぞれに対する入出場を規制
する規制手段を設けた個別式の形態をとるものであって
も適用することができる。
【0057】また、上述した統括式及び個別式のいずれ
の形態をとる施設においても、本発明のPHS通信網を
利用した課金装置に加えて、通常の料金収受装置を併設
することが可能である。通常の料金収受装置を併設した
場合には、通常と同様に貨幣やプリペイドカードを用い
て料金収受を行うことができるので、PHS端末を所持
していない利用者も施設を利用することができる。
【0058】
【発明の効果】請求項1の方法発明によれば、PHS通
信システムを利用して、簡便かつ低コストで、施設利用
者の管理を行うことができる。
【0059】請求項2の方法発明によれば、予約システ
ムを実施している施設においても、PHS通信システム
を利用して、簡便かつ低コストで、施設利用予約者及び
施設利用者の管理を行うことができる。
【0060】請求項3の方法発明によれば、PHS通信
システムを利用して、簡便かつ低コストで、有料施設の
利用者に対する課金を行うことができる。
【0061】請求項4の方法発明によれば、予約システ
ムを実施している施設においても、PHS通信システム
を利用して、簡便かつ低コストで、施設利用予約者及び
施設利用者に対する課金を行うことができる。
【0062】請求項5の方法発明によれば、複数の個別
施設を有する有料施設において、個別施設の利用開始の
検知と、その検知に基づくその個別施設の利用の規制
と、利用開始時刻の記録とが自動的になされ、利用終了
時には、PHSシステムを利用して利用終了時刻が記録
されて、利用時間に応じた利用料金の算出及び課金情報
の記録がされる。従って、従来と異なり、利用者は、現
金やプリペイドカード等を所持しなくとも、PHS端末
を携帯するだけで、有料施設の利用ができる。
【0063】請求項6の方法発明によれば、複数の個別
施設を有する有料施設において、予約システムを採用し
ている場合も、利用者は、現金やプリペイドカード等を
所持しなくとも、PHS端末を携帯するだけで、有料施
設の利用ができる。
【0064】請求項7の装置発明によれば、所要の構成
要素を有する施設管理装置を備えるだけで、既設のPH
S通信システムを利用して、施設利用者の管理を実現す
ることができる。
【0065】請求項8の装置発明によれば、有料施設の
利用時間に対応する利用料金の利用者に対する課金を、
PHS通信システム及びPHS端末を利用して、行うこ
とができ、現金やプリペイドカード等を使用しての利用
料金収受方法に比し、利用者は手間がかからず、施設側
は料金収受に要するコストを削減することができる。
【0066】請求項9の装置発明によれば、利用時間に
対応する利用料金を課金する有料施設において予約シス
テムを採用する場合にも、PHS通信システム及びPH
S端末を利用して予約処理及び課金を行うことができ、
利用者は、予約番号の記憶や現金やプリペイドカード等
を使用しての利用支払いを必要とせず、施設側は予約受
付や予約確認等の作業が不要であり、料金収受に要する
コストを削減することができる。
【0067】請求項10の装置発明によれば、個別施設
のそれぞれに規制手段が設けられた形態の有料施設にお
いて、利用開始時刻及び利用終了時刻に基づいて利用料
金が課金される場合に、PHS端末を携帯する者は、貨
幣やプリペイドカード等を使用することなく、個別施設
の利用が可能であり、利用料金の支払い時の手間がかか
らず、かつ、施設側は料金収受に要するコストを削減す
ることができる。
【0068】請求項11の装置発明によれば、個別施設
のそれぞれに規制手段が設けられた形態の有料施設にお
いて、利用開始時刻及び利用終了時刻に基づいて利用料
金が課金される場合に、PHS端末の端末番号を用いて
予約者の確認照合を行うので、従来と違って、予約番号
を控えたり、面倒な情報を入力したりするといった繁雑
な手順を踏むことなく、施設の予約利用を容易に行うこ
とができる。
【0069】請求項12の装置発明によれば、施設利用
の予約不履行が発生した場合には、予約を破棄するとと
もに、端末番号に対応する施設利用金額に代えて、キャ
ンセル料金を課金するので、予約不履行に伴う損失分を
埋め合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の課金装置を説明する概念図である。
【図2】本発明の課金装置を統括式の駐車場に適用した
第1の実施の形態における駐車場管理装置の構成図であ
る。
【図3】課金データベースの構成を示す概念図である。
【図4】サービス制御局の顧客管理情報データベースの
構成図である。
【図5】課金装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図6】本発明の課金装置を個別式の駐車場に適用した
第2の実施の形態における駐車場管理装置の構成図であ
る。
【図7】第2の実施の形態における駐車場管理装置の課
金データベースの構成図である。
【図8】課金装置の動作を説明するフローチャートであ
る。
【図9】非予約車両入庫処理を説明するフローチャート
である。
【図10】非予約車両出庫処理を説明するフローチャー
トである。
【符号の説明】
100,100A 課金装置 1,1A 駐車場管理装置(施設管理装置) 11 CPU(制御手段) 13 通信手段 14 ガイダンス情報生成手段 15 時計手段 16 課金データベース 17 ゲート部(規制手段) 22 車両検知器(利用検知手段) 23 車両阻止機(規制手段) 2 PHS端末 3 基地局 3a 特定の基地局 4 交換機 7 サービス制御局 72 顧客管理情報データベース Ma 通信情報記憶領域 Mb 課金情報記憶領域 Ar 通信エリア Dp 課金情報 Dn 端末番号 Tr 予約時刻 Pr 予約料金額 Ta 入場時刻(利用開始時刻) Tb 出場時刻(利用終了時刻) Pp 駐車料金額(利用料金額) Is 駐車スペース識別情報(個別施設識別情報) Fp 駐車有無情報 TA 入庫時刻(利用開始時刻) TB 出庫時刻(利用終了時刻)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04M 15/00 G06F 15/21 Z

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】施設においてPHS通信網を介してPHS
    端末から着信した時、その着信信号に含まれる基地局識
    別情報を基に当該PHS端末が前記施設を含む通信エリ
    ア内に存在するか否かを判断し、判断結果が肯定の場合
    は、1回目の判断であるときはその時刻を前記施設の利
    用開始時刻とし、2回目の判断であるときはその時刻を
    前記施設の利用終了時刻として、それぞれの時刻を前記
    PHS端末の端末番号と関連付けて管理データベースに
    記録することを特徴とする施設利用者管理方法。
  2. 【請求項2】施設において、施設内の利用可能数、予約
    数及び実利用数に基づいて満空情報を随時生成し、PH
    S通信網を介してPHS端末から着信した時、その着信
    信号に含まれる基地局識別情報を基に当該PHS端末が
    前記施設を含む通信エリア内に存在するか否かを判断
    し、判断結果が否定の場合は前記満空情報に基づき予約
    可能か否かを判定し、予約可能の場合はその時刻を予約
    時刻として前記PHS通信網から通知された端末番号と
    関連付けて管理データベースに記録することを内容とす
    る予約処理を行い、予約不可能の場合はその旨を前記P
    HS端末に送信し、前記判断結果が肯定の場合は、前記
    PHS通信網から通知された端末番号を前記予約処理に
    より格納された端末番号と照合し、一致する端末番号の
    有無に応じて、その時刻を前記施設の利用開始時刻又は
    利用終了時刻として前記端末番号と関連付けて前記管理
    データベースに記録することを特徴とする施設利用者管
    理方法。
  3. 【請求項3】有料施設において、PHS通信網を介して
    PHS端末から着信した時、その着信信号に含まれる基
    地局識別情報が少なくとも当該施設を通信エリア内に含
    む特定の無線基地局であることを示す場合は、前記PH
    S通信網から通知された端末番号と一致する端末番号が
    記憶されているか否かを判定し、記憶されていない場合
    はその時点の時刻を前記施設の利用開始時刻とし、記憶
    されている場合はその時点の時刻を前記施設の利用終了
    時刻として、それぞれを前記端末番号と関連付けて課金
    データベースに記録するとともに、前記施設への入・出
    を許可するための制御を行い、前記利用開始時刻と前記
    利用終了時刻の双方が前記課金データベースに記録され
    た時は、前記両時刻を基に利用料金を算出して前記課金
    データベースに格納し、前記端末番号と前記両時刻と利
    用料金とを含む課金情報をサービス制御局に送信して、
    そのサービス制御局の顧客管理情報データベースに格納
    させることを特徴とする施設利用者に対する課金方法。
  4. 【請求項4】有料施設において、施設内の利用可能数、
    予約数及び実利用数に基づいて満空情報を随時生成し、
    PHS通信網を介してPHS端末から着信した時、その
    着信信号に含まれる基地局識別情報が少なくとも当該施
    設を通信エリア内に含む特定の無線基地局でないことを
    示す場合は、前記満空情報に基づき予約可能か否かを判
    定し、予約可能の場合は、その時点の時刻を予約時刻と
    してPHS通信網から通知された端末番号と関連付けて
    予約情報として課金データベースに格納し、予約不可能
    の場合は、その旨のガイダンス情報を前記PHS端末に
    送信し、前記PHS通信網を介してPHS端末から着信
    した時、その着信信号に含まれる基地局識別情報が前記
    特定の無線基地局であることを示す場合は、前記PHS
    通信網から通知された端末番号を前記予約情報と照合
    し、一致する端末番号がある場合は、その時点の時刻を
    前記施設の利用開始時刻として前記端末番号に関連付け
    て課金データベースに格納するとともに、前記満空情報
    を更新し、かつ、前記施設の利用を許可する制御を行
    い、前記PHS端末番号に対応する利用開始時刻及び利
    用終了時刻を基に算出された利用料金を含む課金情報に
    少なくとも前記予約情報を加えて、サービス制御局に送
    信して、そのサービス制御局の顧客管理情報データベー
    スに格納させることを特徴とする請求項3に記載された
    施設利用者に対する課金方法。
  5. 【請求項5】1以上の個別施設と各個別施設の利用の有
    無を検知する利用検知手段とを備えた有料施設におい
    て、非検知状態から検知状態に変化した前記利用検知手
    段に対応する個別施設の他の利用者に対する利用を規制
    するとともに、その時点の時刻を利用開始時刻として前
    記個別施設の識別情報と関連付けて課金データベースに
    格納し、PHS通信網を介してPHS端末から着信した
    時、その着信信号に含まれる基地局識別情報が少なくと
    も当該施設を通信エリア内に含む特定の無線基地局であ
    ることを示す場合は、その時点の時刻を利用終了時刻と
    して前記PHS通信網から通知された端末番号とともに
    前記PHS端末から送出される個別施設識別情報に関連
    付けて前記課金データベースに格納するとともに、前記
    個別施設識別情報に対応する個別施設の利用の規制を解
    除し、前記課金データベースに記録された利用開始時刻
    及び利用終了時刻を基に算出して得られた利用料金を前
    記課金データベースに格納し、その格納された前記端末
    番号と前記両時刻と前記利用料金とを含む課金情報をサ
    ービス制御局に送信して、そのサービス制御局の顧客管
    理情報データベースに格納させることを特徴とする施設
    利用者に対する課金方法。
  6. 【請求項6】有料施設において、施設内の利用可能な個
    別施設数、予約数及び実利用数に基づいて満空情報を随
    時生成し、PHS通信網を介してPHS端末から着信し
    た時、その着信信号に含まれる基地局識別情報が少なく
    とも当該施設を通信エリア内に含む特定の無線基地局で
    ないことを示す場合は、前記満空情報に基づき予約可能
    か否かを判定し、予約可能の場合は、空き状態となって
    いる個別施設識別情報に対応して、その時点の時刻を予
    約時刻としてPHS通信網から通知された端末番号と関
    連付けて予約情報として課金データベースに格納すると
    ともに、前記個別施設識別情報に対応する個別施設の利
    用を規制し、予約不可能の場合は、その旨のガイダンス
    情報を前記PHS端末に送信し、前記PHS通信網を介
    してPHS端末から着信した時、その着信信号に含まれ
    る基地局識別情報が前記特定の無線基地局であることを
    示す場合は、前記PHS通信網から通知された端末番号
    を前記予約情報と照合し、一致する端末番号がある場合
    は、その時点の時刻を前記施設の利用開始時刻として前
    記端末番号に関連付けて前記課金データベースに格納す
    るとともに、前記端末番号に対応する前記個別施設の利
    用の規制を解除し、前記PHS端末番号に対応する利用
    開始時刻及び利用終了時刻を基に算出された利用料金を
    含む課金情報に少なくとも前記予約情報を加えてサービ
    ス制御局に送信して、そのサービス制御局の顧客管理情
    報データベースに格納させることを特徴とする施設利用
    者に対する課金方法。
  7. 【請求項7】 施設に設けられた施設管理装置と、施設
    利用者が携帯するPHS端末と、少なくとも前記施設を
    通信エリア内に含む無線基地局と、前記無線基地局を収
    容する交換機と、前記交換局を介して前記PHS端末及
    び前記無線基地局との間で制御情報を授受するサービス
    制御局とを含み、 前記施設管理装置は、PHS通信網を介して前記PHS
    端末と通信を行う通信手段と、現在時刻を示す情報を出
    力する時計手段と、前記PHS通信網から通知される発
    信元の前記PHS端末の端末番号と施設の利用開始時刻
    及び利用終了時刻とを含む管理情報を格納する管理デー
    タベースと、制御手段とを備え、 前記施設管理装置の制御手段は、前記PHS端末から前
    記通信手段に着信した際に、前記サービス制御局から受
    信した前記基地局判定情報が前記特定の無線基地局であ
    ることを示しているときのみ、前記PHS通信網から通
    知された端末番号と同一の端末番号が前記管理データベ
    ースに格納されているか否かを判定し、その判定結果が
    否定ならば前記時計手段が出力する時刻情報を利用開始
    時刻とし、前記判定結果が肯定ならば前記時計手段が出
    力する時刻情報を利用終了時刻として、前記両時刻を前
    記端末番号に関連付けて前記管理データベースに記録す
    るものであること、 を特徴とする施設利用者管理装置。
  8. 【請求項8】 有料施設に設けられた施設管理装置と、
    施設利用者が携帯するPHS端末と、少なくとも前記施
    設を通信エリア内に含む無線基地局と、前記無線基地局
    を収容する交換機と、前記交換局を介して前記PHS端
    末及び前記無線基地局との間で制御情報を授受するサー
    ビス制御局とを含み、 前記施設管理装置は、PHS通信網を介して前記PHS
    端末と通信を行う通信手段と、利用者の前記施設に対す
    る入出場を規制する規制手段と、現在時刻を示す情報を
    出力する時計手段と、前記PHS通信網から通知される
    発信元の前記PHS端末の端末番号と施設の利用開始時
    刻及び利用終了時刻と前記利用開始時刻及び前記利用終
    了時刻に基づいて生成される施設利用料金額とを含む課
    金情報を格納する課金データベースと、制御手段とを備
    え、 前記サービス制御局は、少なくとも前記課金情報を前記
    PHS端末の端末番号と関連付けて格納するための課金
    情報記憶領域を含む顧客管理情報データベースと、前記
    施設管理装置から受け取った前記課金情報を前記課金情
    報記憶領域に記録する請求情報記録手段と、少なくとも
    前記課金情報記憶領域の前記課金情報に基づいて前記P
    HS端末の契約者に対する料金請求を行うための料金請
    求情報を生成する料金請求情報出力手段と、前記PHS
    端末から前記施設管理装置の前記通信手段に着信したと
    きに、前記交換局から送出される発信元及び着信先の無
    線基地局の無線基地局識別情報に基づいて前記PHS端
    末及び前記通信手段が前記特定の無線基地局と通信して
    いるか否かを判定し、その判定結果を示す基地局判定情
    報を前記通信手段に送出する制御手段とを備え、 前記施設管理装置の制御手段は、前記PHS端末から前
    記通信手段に着信した際に、前記サービス制御局から受
    信した前記基地局判定情報が前記特定の無線基地局であ
    ることを示しているときのみ、前記PHS通信網から通
    知された端末番号と同一の端末番号が前記課金データベ
    ースに格納されているか否かを判定し、その判定結果が
    否定ならば前記時計手段が出力する時刻情報を利用開始
    時刻とし、前記判定結果が肯定ならば前記時計手段が出
    力する時刻情報を利用終了時刻とし、前記両時刻を前記
    端末番号に関連付けて前記課金データベースに記録する
    とともに、前記施設に対する入出場を許可するために前
    記規制手段に規制解除をさせ、前記利用開始時刻及び前
    記利用終了時刻の双方が前記課金データベースに記録さ
    れたときに、前記両時刻に基づいて算出した利用金額を
    前記課金データベースに格納することにより生成された
    前記課金情報を前記サービス制御局の顧客管理情報デー
    タベースに送出するものであること、 を特徴とする課金装置。
  9. 【請求項9】 施設管理装置の課金データベースに、少
    なくともPHS端末の端末番号と予約時刻と予約料金額
    とからなる予約情報を関連付けて格納する予約情報格納
    領域が付加され、 前記施設管理装置の制御手段は、 施設内の利用可能数、予約数及び実際の利用数に基づい
    て決定される満空情報を生成し、 前記PHS端末から前記施設管理装置の通信手段に着信
    した際に、前記サービス制御局から受信した前記基地局
    判定情報が特定の無線基地局でないことを示している場
    合は、前記満空情報に基づいて予約可能であるか否かを
    判定し、予約可能と判定される場合は、前記時計手段が
    出力する時刻情報を予約時刻として前記PHS通信網か
    ら通知された端末番号と関連付けて前記予約情報格納領
    域に格納し、予約不可能と判定される場合には、予約受
    付け不可の旨を示すガイダンス情報を前記PHS端末へ
    送信し、 前記PHS端末から前記通信手段に着信した際に、前記
    サービス制御局から受信した前記基地局判定情報が前記
    特定の無線基地局であることを示している場合は、前記
    PHS通信網から通知された前記PHS端末の端末番号
    を前記予約情報と照合して、一致する端末番号がある場
    合は、前記時計手段が出力する時刻情報を利用開始時刻
    として前記端末番号と関連付けて前記課金データベース
    に記録するとともに、前記満空情報を更新し、かつ、前
    記施設に対する入出場を許可するために前記規制手段に
    規制解除をさせ、前記PHS端末の端末番号に対応する
    利用開始時刻及び利用終了時刻に基づいた利用料金額が
    算出された後、前記利用料金額を含む課金情報に少なく
    とも前記予約料金額を含む前記予約情報を加えて、サー
    ビス制御局の顧客管理情報データベースに送出するこ
    と、 を特徴とする請求項8に記載された課金装置。
  10. 【請求項10】 有料施設に設けられた施設管理装置
    と、施設利用者が携帯するPHS端末と、少なくとも前
    記施設を通信エリア内に含む特定の無線基地局と、前記
    特定の無線基地局を収容する交換機と、前記交換局を介
    して前記PHS端末及び前記特定の無線基地局と間で制
    御情報を授受するサービス制御局とを含み、 前記施設管理装置は、PHS通信網を介して前記PHS
    端末と通信を行う通信手段と、前記施設内に設けられて
    いる1以上の個別施設に対する入出場を個別に規制する
    規制手段と、前記各個別施設における利用状態を検知す
    る利用検知手段と、現在時刻を示す時刻情報を出力する
    時計手段と、前記個別施設に割り当てられている個別施
    設識別情報と、前記PHS通信網から通知される発信元
    の前記PHS端末の端末番号と、施設の利用開始時刻及
    び利用終了時刻と、少なくとも前記利用開始時刻及び前
    記利用終了時刻に基づいて生成される施設利用料金額を
    含む課金情報を格納する課金データベースと、制御手段
    とを備え、 前記サービス制御局は、少なくとも前記課金情報を前記
    PHS端末の端末番号と関連付けて格納するための課金
    情報記憶領域を含む顧客管理情報データベースと、前記
    施設管理装置から受け取った前記課金情報を前記課金情
    報記憶領域に記録する請求情報記録手段と、少なくとも
    前記課金情報記憶領域の前記課金情報に基づいて、前記
    PHS端末の契約者に対する料金請求を行うための料金
    請求情報を生成する料金請求情報出力手段と、前記PH
    S端末から前記通信手段に着信したときに、前記交換局
    から送出される発信元及び着信先の無線基地局の無線基
    地局識別情報に基づいて前記PHS端末及び前記通信手
    段が前記特定の無線基地局と通信しているか否かを判定
    し、その判定結果を示す基地局判定情報を前記通信手段
    に送出する制御手段とを備え、 前記施設管理装置の制御手段は、 非検知状態から検知状態となった前記利用検知手段に対
    応する前記個別施設の前記規制手段を非規制状態から規
    制状態に動作させるとともに、前記時計手段から生成さ
    れる時刻情報からなる利用開始時刻を前記個別施設識別
    情報に関連付けて前記課金データベースに格納し、 前記PHS端末から前記通信手段に着信した際に前記サ
    ービス制御局から受信した前記基地局判定情報が前記特
    定の無線基地局であることを示すときのみ、前記PHS
    通信網から通知された端末番号と、前記時計手段が出力
    する時刻情報からなる利用終了時刻とを前記PHS端末
    から送出される前記個別施設識別情報に関連付けて前記
    課金データベースに格納するとともに、前記個別施設識
    別情報に対応する前記規制手段に規制解除をさせ、 前記利用開始時刻及び前記利用終了時刻の双方が前記課
    金データベースに記録されたときに、前記両時刻に基づ
    いて算出した利用金額を前記課金データベースに格納す
    ることにより生成された前記課金情報を前記サービス制
    御局の顧客管理情報データベースに送出するものである
    こと、 を特徴とする課金装置。
  11. 【請求項11】 施設管理装置の課金データベースに、
    少なくとも、PHS通信網から通知される発信元のPH
    S端末の端末番号と個別施設に割り当てられている個別
    施設識別情報と予約時刻と予約料金額とからなる予約情
    報を関連付けて格納する予約情報格納領域が付加され、 前記施設管理装置の制御手段は、 施設内の利用可能な個別施設数、予約されている個別施
    設数及び実際に利用されている個別施設数との差に基づ
    いて決定される満空情報を生成し、 前記PHS端末から前記施設管理装置の通信手段に着信
    した際に、前記サービス制御局から受信した前記基地局
    判定情報が前記特定の無線基地局でないことを示してい
    る場合には、前記満空情報に基づいて予約可能であるか
    否かを判定し、予約可能と判定した場合は、空き状態と
    なっている個別施設識別情報に対応して、前記時計手段
    が出力する時刻情報からなる予約時刻と前記PHS通信
    網から通知された端末番号とを関連付けて前記課金デー
    タベースに格納するとともに、前記個別施設識別情報に
    対応する個別施設の規制手段を規制動作させ、 予約不可能と判定した場合は、予約受付け不可の旨を示
    すガイダンス情報を前記PHS端末へ送信し、前記PH
    S端末から前記通信手段に着信した際に、前記サービス
    制御局から受信した前記基地局判定情報が前記特定の無
    線基地局であることを示している場合には、前記PHS
    通信網から通知された前記PHS端末の端末番号を前記
    課金データベースに格納されている前記予約情報と照合
    して、一致する前記端末番号があれば、前記時計手段が
    出力する時刻情報からなる利用開始時刻を前記端末番号
    に関連付けて前記課金データベースに記録するととも
    に、前記端末番号に対応する前記個別施設識別情報に対
    応する前記規制手段に規制解除をさせ、前記PHS端末
    の端末番号に対応する利用開始時刻及び利用終了時刻に
    基づいた利用料金額が算出された後、前記利用料金額を
    含む課金情報に少なくとも前記予約料金額を含む前記予
    約情報を加えて、サービス制御局の顧客管理情報データ
    ベースに送出すること、 を特徴とする請求項10に記載された課金装置。
  12. 【請求項12】 施設管理装置の制御手段は、時計手段
    が出力する時刻情報に基づいて、課金データベースに格
    納されてる予約時刻から所定時間が経過した否かを判定
    し、その判定結果が肯定である場合には、予約した端末
    番号に対応する利用料金額に予約キャンセル料としての
    所定金額を加算して課金情報を生成し、その課金情報を
    サービス制御局の顧客管理情報データベースに送出した
    後、前記課金データベースに格納されている端末番号、
    予約時間及び予約料金額をクリアすることを特徴とする
    請求項10又は請求項11に記載された課金装置。
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