JPH11328152A - 省エネ効果計算装置 - Google Patents

省エネ効果計算装置

Info

Publication number
JPH11328152A
JPH11328152A JP13235798A JP13235798A JPH11328152A JP H11328152 A JPH11328152 A JP H11328152A JP 13235798 A JP13235798 A JP 13235798A JP 13235798 A JP13235798 A JP 13235798A JP H11328152 A JPH11328152 A JP H11328152A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
difference
cost
application
energy
energy saving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13235798A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Kita
洋一 喜多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP13235798A priority Critical patent/JPH11328152A/ja
Publication of JPH11328152A publication Critical patent/JPH11328152A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P80/00Climate change mitigation technologies for sector-wide applications
    • Y02P80/10Efficient use of energy, e.g. using compressed air or pressurized fluid as energy carrier

Landscapes

  • Control By Computers (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 省エネ手段を適用したときの所定期間におけ
るコスト低減効果(積算量)を精度良く求めることがで
き、これによって省エネ手段の有効性を正確に評価す
る。 【解決手段】 省エネ手段非適用/適用時の運転実績デ
ータC1(ti)、C2(ti)に基づき、省エネ手段非適
用時/適用時のエネルギーコスト差ΔC(ti)を示す
差分算出式h(x1、…、xk)を作成し、この差分算出
式h(x1、…、xk)を使用して、運転実績データC1
(ti)、C2(ti)に対し、省エネ手段を仮想的に適
用した場合の仮想適用時コストC2’(ti)、省エネ手
段を仮想的に適用しない場合の仮想非適用時コスト
1’(ti)を求め、これら運転実績データC
1(ti)、C2(ti)、仮想適用時コストC2
(ti)、仮想非適用時コストC1’(ti)に基づき、
コストメリットGを求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事業用、産業用ま
たは民生用のエネルギープラントにおいて、プラントの
省エネ手段適用時のエネルギーコスト低減効果を精度良
く計算する省エネ効果計算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】事業用、産業用または民生用のエネルギ
ープラントでは、平均原単位を利用した方法を使用し
て、エネルギープラントに対し、省エネ手段を適用した
ときのエネルギーコスト低減量を計算している。
【0003】ここで、平均原単位とは、所定期間(例え
ば、1年間)に使用したエネルギーの費用(例えば、購
入電力料金、燃料費など)を発生したエネルギー量(例
えば、電力ならば、KWH、熱ならば、Kcalなど)
で除算して得られた値である。
【0004】そして、平均原単位を用いて省エネ手段適
用時のエネルギーコスト低減量を計算する方法では、図
8に示すように、省エネ手段を適用しなかった期間Aの
平均原単位を“UA”、省エネ手段を適用した期間Bの
平均原単位を“UB”としたとき、次式を使用して、エ
ネルギーコスト低減量Cを計算する。
【0005】 C=(UA−UB)×E …(1) 但し、E:期間(A+B)の間に発生したエネルギーの
総量
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
エネルギープラントでは、使用するエネルギー発生機器
の負荷量、使用するエネルギーの種類(例えば、電力、
重油、石炭、ガス、副生エネルギーなど)、時間帯(例
えば、電力料金は、時間帯によって大幅に電気料金が異
なる)などの変化により、平均原単位が大きく変化す
る。
【0007】また、たとえ需要側からの要求条件である
負荷量、時間帯などが同じであったとしても、オペレー
タの勘に頼った運転を行う場合、省エネ手段を適用した
場合、省エネ手段を適用しなかった場合など、プラント
運転方法の違いにより、各エネルギー発生機器の出力分
担やエネルギー種類別の使用する量が異なり、平均原単
位は同じ値にならない。
【0008】まして、負荷量や時間帯など比較の前提条
件が異なれば、平均原単位はさらに大きく変わるので、
省エネ手段を適用しない場合と、省エネ手段を適用した
場合とを比較すること自体が無意味になってしまう。
【0009】このため、省エネ手段を適用しない場合
と、省エネ手段を適用した場合との比較を精度良く行お
うとするときには、比較しようとする全期間について、
負荷、時間帯、副生エネルギーなどの各条件を全く同じ
にして、省エネ手段を適用しない場合の平均原単位と、
省エネ手段を適用した場合の平均原単位とを求めなけれ
ばならない。
【0010】しかしながら、エネルギープラントでは、
需要側のニーズに応じてエネルギーを供給していること
から、全く同じ負荷条件で、省エネ手段を適用した場合
の平均原単位と、省エネ手段を適用しない場合の平均原
単位とを求めることが事実上、不可能である。
【0011】このため、実際には各条件の違いを無視し
て、異なる期間で得られた平均原単位を用いて、省エネ
手段を適用したときのエネルギー低減量Cを計算してい
る。その結果、省エネ手段を適用しない場合と、省エネ
手段を適用した場合との比較精度が極端に悪い。
【0012】特に、省エネ手段のエネルギーコスト低減
効果があまり大きくないとき(例えば1〜2%)には、
誤差の影響が相対的に大きくなって、計算精度は低下す
るので、省エネ手段のコスト低減効果を正確に評価でき
なくなってしまうという問題があった。
【0013】本発明は上記の事情に鑑み、請求項1、2
では、省エネ手段非適用時/適用時のコスト差を求める
にあたって実運転と並行して行われるシミュレーション
運転と実運転の差分から差分算出式を作成し、この差分
算出式を用いて、省エネ手段を適用したときの所定期間
におけるコスト低減効果(積算量)を精度良く求めるこ
とができ、これによって省エネ手段の有効性を正確に評
価することができる省エネ効果計算装置を提供すること
を目的としている。
【0014】また、請求項3、4では、省エネ手段非適
用時非適用/適用時のコスト差を求めるにあたって実運
転と並行して行われるシミュレーション運転と実運転の
差分から差分算出式を作成し、この差分算出式を用い
て、省エネ手段を適用したときのコスト低減効果(瞬時
値)を精度良く求め、省エネ手段を使用したときのコス
ト低減量をリアルタイムに表示することができる省エネ
効果計算装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、請求項1では、エネルギープラントに対
し、省エネ手段を適用したときの省エネ効果を計算する
省エネ効果計算装置において、前記エネルギープラント
に対し、省エネ手段を適用しないときの運転実績データ
と前記エネルギープラントに対し、省エネ手段を適用し
たときの運転実績データとに基づき、省エネ手段適用シ
ミュレーション計算値とのコスト差を示す差分データを
それぞれ演算し、これら複数の差分データから差分を関
数からなる近似式で近似した非適用時差分近似式と適用
時差分近似式を求め、各差分近似式から差分算出式を作
成する差分算出手段と、実際の運転実績データに対し、
前記差分算出手段で得られた差分算出式を使用して、省
エネ手段を仮想的に適用した場合の仮想適用時コスト
と、省エネ手段を仮想的に適用しない場合の仮想非適用
時コストとを求め、これら仮想適用時コストと、仮想非
適用時コストと、実際の運転実績データとから省エネ手
段適用のコストメリットを求めるコストメリット演算手
段とを備えたことを特徴としている。
【0016】請求項2では、請求項1に記載の省エネ効
果計算装置において、前記差分算出手段は、省エネ手段
非適用時の運転実績データに基づき、省エネ手段適用シ
ミュレーション演算を行って、同一運転条件下における
前記非適用時運転実績データと適用シミュレーション時
のコスト差を求める非適用時差分算出部と、この非適用
時差分算出部で得られたコスト差に基づき、エネルギー
コストを左右する変数によって省エネ手段非適用時のコ
スト差を近似するのに適した近似関数を作成する非適用
時差分近似式作成部と、省エネ手段適用時の運転実績デ
ータに基づき、省エネ手段適用シミュレーション演算を
行って、同一運転条件下における前記適用時運転実績デ
ータと適用シミュレーション時のコスト差を求める適用
時差分算出部と、この適用時差分算出部で得られたコス
ト差に基づき、エネルギーコストを左右する前記変数に
よって省エネ手段適用時のコスト差を近似するのに適し
た近似関数を作成する適用時差分近似式作成部と、前記
非適用時差分近似式作成部で得られた近似関数と前記適
用時差分近似式作成部で得られた近似関数から、省エネ
手段非適用時/適用時のエネルギーコスト差を示す差分
算出式を作成する差分算出式作成部と、を備え、前記コ
ストメリット演算手段は、前記差分算出式作成部で得ら
れた差分算出式と省エネ手段非適用時の運転実績データ
とに基づき、運転実績データを得たときの運転条件下
で、省エネ手段を仮想的に適用した場合の仮想適用時コ
ストを求める仮想適用時コスト算出部と、前記差分算出
式作成部で得られた差分算出式と省エネ手段適用時の運
転実績データとに基づき、運転実績データを得たときの
運転条件下で、省エネ手段を仮想的に適用しない場合の
仮想非適用時コストを求める仮想非適用時コスト算出部
と、この仮想非適用時コスト算出部で得られた仮想非適
用時コストと、省エネ手段適用時の運転実績データと、
前記仮想適用時コスト算出部で得られた仮想適用時コス
トと、省エネ手段非適用時の運転実績データとに基づ
き、指定された期間のコストメリットを計算するコスト
メリット計算部とを備えたことを特徴としている。
【0017】請求項3では、エネルギープラントに対
し、省エネ手段を適用したときの省エネ効果を計算する
省エネ効果計算装置において、前記エネルギープラント
に対し、省エネ手段を適用しないときの運転実績データ
と前記エネルギープラントに対し、省エネ手段を適用し
たときの運転実績データとに基づき、省エネ手段適用シ
ミュレーション計算値とのコスト差を示す差分データを
それぞれ演算し、これら複数の差分データから差分を関
数からなる近似式で近似した非適用時差分近似式と適用
時差分近似式を求め、各差分近似式から差分算出式を作
成する差分算出手段と、実際の運転実績データに対し、
前記差分算出手段で得られた差分算出式を使用して、省
エネ手段を仮想的に適用した場合の仮想適用時コスト
と、省エネ手段を仮想的に適用しない場合の仮想非適用
時コストとを求め、これら仮想適用時コストと、仮想非
適用時コストと、実際の運転実績データとに基づき、コ
スト内容画面を作成するコスト表示手段とを備えたこと
を特徴としている。
【0018】請求項4では、請求項3に記載の省エネ効
果計算装置において、前記差分算出手段は、省エネ手段
非適用時の運転実績データに基づき、省エネ手段適用シ
ミュレーション演算を行って、同一運転条件下における
前記非適用時運転実績データと適用シミュレーション時
のコスト差を求める非適用時差分算出部と、この非適用
時差分算出部で得られたコスト差に基づき、エネルギー
コストを左右する変数によって省エネ手段非適用時のコ
スト差を近似するのに適した近似関数を作成する非適用
時差分近似式作成部と、省エネ手段適用時の運転実績デ
ータに基づき、省エネ手段適用シミュレーション演算を
行って、同一運転条件下における前記適用時運転実績デ
ータと適用シミュレーション時のコスト差を求める適用
時差分算出部と、この適用時差分算出部で得られたコス
ト差に基づき、エネルギーコストを左右する前記変数に
よって省エネ手段適用時のコスト差を近似するのに適し
た近似関数を作成する適用時差分近似式作成部と、前記
非適用時差分近似式作成部で得られた近似関数と前記適
用時差分近似式作成部で得られた近似関数から、省エネ
手段非適用時/適用時のエネルギーコスト差を示す差分
算出式を作成する差分算出式作成部と、を備え、前記コ
スト表示手段は、前記差分算出式作成部で得られた差分
算出式と省エネ手段非適用時の運転実績データとに基づ
き、運転実績データを得たときの運転条件下で、省エネ
手段を仮想的に適用した場合の仮想適用時コストを求め
る仮想適用時コスト算出部と、前記差分算出式作成部で
得られた差分算出式と省エネ手段適用時の運転実績デー
タとに基づき、運転実績データを得たときの運転条件下
で、省エネ手段を仮想的に適用しない場合の仮想非適用
時コストを求める仮想非適用時コスト算出部と、この仮
想非適用時コスト算出部で得られた仮想非適用時コスト
と、省エネ手段適用時の運転実績データと、前記仮想適
用時コスト算出部で得られた仮想適用時コストと、省エ
ネ手段非適用時の運転実績データとに基づき、指定され
た期間のコスト内容画面を作成するオンライン表示部と
を備えたことを特徴としている。
【0019】上記の構成により、請求項1では、差分算
出手段と、エネルギープラントに対し、省エネ手段を適
用しないときの運転実績データと前記エネルギープラン
トに対し、省エネ手段を適用したときの運転実績データ
とに基づき、省エネ手段適用シミュレーション計算値と
のコスト差を示す差分データをそれぞれ演算し、これら
複数の差分データから差分を関数からなる近似式で近似
した非適用時差分近似式と適用時差分近似式を求め、各
差分近似式から差分算出式を作成する。コストメリット
演算手段は、実際の運転実績データに対し、前記差分算
出手段で得られた差分算出式を使用して、省エネ手段を
仮想的に適用した場合の仮想適用時コストと、省エネ手
段を仮想的に適用しない場合の仮想非適用時コストとを
求め、これら仮想適用時コストと、仮想非適用時コスト
と、実際の運転実績データとから省エネ手段適用のコス
トメリットを求める。
【0020】これにより、省エネ手段を適用したときの
所定期間におけるコスト低減効果(積算量)を精度良く
求め、省エネ手段の有効性を正確に評価する。
【0021】請求項2では、非適用時差分算出部は、省
エネ手段非適用時の運転実績データに基づき、省エネ手
段適用シミュレーション演算を行って、同一運転条件下
における前記非適用時運転実績データと適用シミュレー
ション時のコスト差を求める。非適用時差分近似式作成
部は、非適用時差分算出部で得られたコスト差に基づ
き、エネルギーコストを左右する変数によって省エネ手
段非適用時のコスト差を近似するのに適した近似関数を
作成する。適用時差分算出部は、省エネ手段適用時の運
転実績データに基づき、省エネ手段適用シミュレーショ
ン演算を行って、同一運転条件下における前記適用時運
転実績データと適用シミュレーション時のコスト差を求
める。適用時差分近似式作成部は、適用時差分算出部で
得られたコスト差に基づき、エネルギーコストを左右す
る前記変数によって省エネ手段適用時のコスト差を近似
するのに適した近似関数を作成する。差分算出式作成部
は、非適用時差分近似式作成部で得られた近似関数と前
記適用時差分近似式作成部で得られた近似関数から、省
エネ手段非適用時/適用時のエネルギーコスト差を示す
差分算出式を作成する。
【0022】また、仮想適用時コスト算出部は、差分算
出式作成部で得られた差分算出式と省エネ手段非適用時
の運転実績データとに基づき、運転実績データを得たと
きの運転条件下で、省エネ手段を仮想的に適用した場合
の仮想適用時コストを求める。仮想非適用時コスト算出
部は、差分算出式作成部で得られた差分算出式と省エネ
手段適用時の運転実績データとに基づき、運転実績デー
タを得たときの運転条件下で、省エネ手段を仮想的に適
用しない場合の仮想非適用時コストを求める。コストメ
リット計算部は、仮想非適用時コスト算出部で得られた
仮想非適用時コストと、省エネ手段適用時の運転実績デ
ータと、仮想適用時コスト算出部で得られた仮想適用時
コストと、省エネ手段非適用時の運転実績データとに基
づき、指定された期間のコストメリットを計算する。
【0023】これにより、省エネ手段を適用したときの
所定期間におけるコスト低減効果(積算量)を精度良く
求め、省エネ手段の有効性を正確に評価する。
【0024】請求項3では、差分算出手段は、エネルギ
ープラントに対し、省エネ手段を適用しないときの運転
実績データと前記エネルギープラントに対し、省エネ手
段を適用したときの運転実績データとに基づき、省エネ
手段適用シミュレーション計算値とのコスト差を示す差
分データをそれぞれ演算し、これら複数の差分データか
ら差分を関数からなる近似式で近似した非適用時差分近
似式と適用時差分近似式を求め、各差分近似式から差分
算出式を作成する。コスト表示手段は、実際の運転実績
データに対し、差分算出手段で得られた差分算出式を使
用して、省エネ手段を仮想的に適用した場合の仮想適用
時コストと、省エネ手段を仮想的に適用しない場合の仮
想非適用時コストとを求め、これら仮想適用時コスト
と、仮想非適用時コストと、実際の運転実績データとに
基づき、コスト内容画面を作成する。
【0025】これにより、省エネ手段を適用したときの
コスト低減効果(瞬時値)を精度良く求め、省エネ手段
を使用したときのコスト低減量をリアルタイムに表示す
る。
【0026】請求項4では、非適用時差分算出部は、省
エネ手段非適用時の運転実績データに基づき、省エネ手
段適用シミュレーション演算を行って、同一運転条件下
における非適用時運転実績データと適用シミュレーショ
ン時のコスト差を求める。非適用時差分近似式作成部
は、この非適用時差分算出部で得られたコスト差に基づ
き、エネルギーコストを左右する変数によって省エネ手
段非適用時のコスト差を近似するのに適した近似関数を
作成する。適用時差分算出部は、省エネ手段適用時の運
転実績データに基づき、省エネ手段適用シミュレーショ
ン演算を行って、同一運転条件下における適用時運転実
績データと適用シミュレーション時のコスト差を求め
る。適用時差分近似式作成部は、この適用時差分算出部
で得られたコスト差に基づき、エネルギーコストを左右
する前記変数によって省エネ手段適用時のコスト差を近
似するのに適した近似関数を作成する。差分算出式作成
部は、非適用時差分近似式作成部で得られた近似関数と
適用時差分近似式作成部で得られた近似関数から、省エ
ネ手段非適用時/適用時のエネルギーコスト差を示す差
分算出式を作成する。
【0027】また、仮想適用時コスト算出部は、差分算
出式作成部で得られた差分算出式と省エネ手段非適用時
の運転実績データとに基づき、運転実績データを得たと
きの運転条件下で、省エネ手段を仮想的に適用した場合
の仮想適用時コストを求める。仮想非適用時コスト算出
部は、差分算出式作成部で得られた差分算出式と省エネ
手段適用時の運転実績データとに基づき、運転実績デー
タを得たときの運転条件下で、省エネ手段を仮想的に適
用しない場合の仮想非適用時コストを求める。オンライ
ン表示部は、仮想非適用時コスト算出部で得られた仮想
非適用時コストと、省エネ手段適用時の運転実績データ
と、仮想適用時コスト算出部で得られた仮想適用時コス
トと、省エネ手段非適用時の運転実績データとに基づ
き、指定された期間のコスト内容画面を作成する。
【0028】これにより、省エネ手段を適用したときの
コスト低減効果(瞬時値)を精度良く求め、省エネ手段
を使用したときのコスト低減量をリアルタイムに表示す
る。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は本発明による省エネ効果計
算装置の実施の形態を示すブロック図である。
【0030】この図に示す省エネ効果計算装置1aは、
省エネ手段非適用時の運転実績データC1(ti)に基づ
き、省エネ手段適用シミュレーション演算を行って、そ
の演算結果と前記運転実績データC1(ti)とのコスト
差ΔC1(ti)を求める非適用時差分算出部2と、この
非適用時差分算出部2で得られたコスト差データ群ΔC
1(ti)(i=1〜n)に基づき、エネルギーコストを
左右する変数によって省エネ手段非適用時のコスト差Δ
1(ti)を近似するのに適した近似関数f(x1
…,xk)を作成する非適用時差分近似式作成部3とを
備えている。
【0031】また、この省エネ効果計算装置1aは、省
エネ手段適用時の運転実績データC2(ti)に基づき、
省エネ手段適用シミュレーション演算を行って、その演
算結果と前記運転実績データC2(ti)とのコスト差Δ
2(ti)を求める適用時差分算出部4と、この適用時
差分算出部4で得られたコスト差データ群ΔC2(tj
(j=1〜n)に基づき、エネルギーコストを左右する
変数によって省エネ手段適用時のコスト差ΔC2(tj
を近似するのに適した近似関数g(x1,…,xk)を作
成する適用時差分近似式作成部5と、適用時差分近似式
作成部5で得られた近似関数g(x1,…,xk)、なら
びに非適用時差分近似式作成部3で得られた近似関数f
(x1,…,xk)とから省エネ手段非適用時/適用時の
エネルギーコスト差ΔC(ti)の確度を高めるのに必
要な差分算出式h(x1,…,xk)を作成する差分算出
式作成部6とを備えている。
【0032】さらに、この省エネ効果計算装置1aは、
差分算出式作成部6で得られた差分算出式h(x1
…,xk)と省エネ手段非適用時の運転実績データC
1(ti)とに基づき、運転実績データC1(ti)を得た
ときの運転条件下で、省エネ手段を仮想的に適用した場
合の仮想適用時コストC2’(ti)を求める仮想適用時
コスト算出部7と、差分算出式作成部6で得られた差分
算出式h(x1,…,xk)と省エネ手段適用時の運転実
績データC2(ti)とに基づき、運転実績データC
2(ti)を得たときの運転条件下で、省エネ手段を仮想
的に適用しない場合の仮想非適用時コストC1’(ti
を求める仮想非適用時コスト算出部8と、この仮想非適
用時コスト算出部8で得られた仮想非適用時コスト
1’(ti)、省エネ手段適用時の運転実績データC2
(ti)、仮想適用時コスト算出部7で得られた仮想適
用時コストC2’(ti)、省エネ手段非適用時の運転実
績データC1(ti)に基づき、指定された期間のコスト
メリットGを計算するコストメリット計算部9とを備え
ている。
【0033】次に、この実施の形態の作用を説明する。
【0034】非適用時差分算出部2は、省エネ手段を適
用しないでエネルギープラントを実際に稼動させて得ら
れた運転実績データC1(ti)、例えば図2に示すよう
な運転実績データC1(ti)を蓄積する。同時に、この
運転実績データC1(ti)を使用してシミュレーション
演算を行い、同一条件下で、省エネ手段を適用した場合
のエネルギーコスト理論値C0(ti)を求める。そし
て、各時刻毎に、運転実績データC1(ti)と、シミュ
レーションデータとを比較して、省エネ手段非適用時/
適用シミュレーション時のコスト差ΔC1(ti)を計算
し、これを非適用時差分近似式作成部3に供給する。
【0035】非適用時差分近似式作成部3は、非適用時
差分算出部2から出力される各時刻毎のコスト差データ
ΔC1(ti)からなるコスト差群ΔC1(ti)に基づ
き、エネルギーコストを左右する適切な変数、例えば電
力負荷量x1、蒸気負荷量x2、副生エネルギー量x3
購入電力単価x4などの変数で表わされる近似関数f
(x1,…,xk)を求めて、コスト差群ΔC1(ti)を
近似し、これによって得られた近似関数f(x1,…,
k)を差分算出式作成部6に供給する。
【0036】また、適用時差分算出部4は、省エネ手段
を適用してエネルギープラントを実際に稼動させて得ら
れた運転実績データC2(ti)、例えば図3に示すよう
な運転実績データC2(ti)を蓄積する。同時に、この
運転実績データC2(ti)を使用してシミュレーション
演算を行い、同一条件下で、省エネ手段を適用した場合
のエネルギーコスト理論値C0(ti)を求める。そし
て、各時刻毎に、運転実績データC2(ti)と、シミュ
レーションデータとを比較して、省エネ手段適用時/適
用シミュレーション時のコスト差ΔC2(ti)を計算
し、これを適用時差分近似式作成部5に供給する。
【0037】適用時差分近似式作成部5は、適用時差分
算出部4から出力される各時刻毎のコスト差データΔC
2(ti)からなるコスト差群ΔC2(ti)に基づき、非
適用時差分近似式作成部3で近似関数f(x1,…,
k)を作成する際に使用した各変数、すなわち電力負
荷量x1、蒸気負荷量x2、副生エネルギー量x3、購入
電力単価x4などの変数で表わされる近似関数g(x1
…,xk)を求めて、コスト差群ΔC2(ti)を近似
し、これによって得られた近似関数g(x1,…,xk
を差分算出式作成部6に供給する。
【0038】差分算出式作成部6は、次の(2)式に示
す演算を行って、非適用時差分近似式作成部3で得られ
た近似関数f(x1,…,xk)と、適用時差分近似式作
成部5で得られた近似関数g(x1,…,xk)とから省
エネ手段非適用時/適用時のエネルギーコスト差ΔC
(ti)を示す差分算出式h(x1,…,xk)を作成
し、これを仮想適用時コスト算出部7と、仮想非適用時
コスト算出部8とに供給する。
【0039】
【数1】 h(x1,…,xk)=f(x1,…,xk)−g(x1,…,xk) …(2) 仮想適用時コスト算出部7は、差分算出式作成部6から
出力される差分算出式h(x1,…,xk)を構成する各
変数x1,…,xkに対し、省エネ手段非適用時運転実績
データC1(ti)を得たときの各変数値、例えば“x1
=a1(ti)、x2=a2(ti),…,xk=a
k(ti)”を代入して、各時刻のデータ毎に、差分算出
式h(x1,…,xk)の値を確定しながら、指定された
期間、例えば図4に示す期間T1における各時刻毎のコ
スト差ΔC(ti)を求める。
【0040】また、仮想非適用時コスト算出部8は、差
分算出式作成部6から出力される差分算出式h(x1
…,xk)を構成する各変数x1,…,xkに対し、省エ
ネ手段適用時運転実績データC2(ti)を得たときの各
変数値、例えば“x1=b1(ti)、x2=b2(ti),
…,xk=bk(ti)”を代入して、差分算出式h
(x1,…,xk)の値を確定しながら、指定された期
間、例えば図4に示す期間T2における各時刻毎のコス
ト差ΔC(ti)を求める。
【0041】コストメリット計算部9は、仮想適用時コ
スト算出部7から出力される、省エネ手段非適用期間T
1におけるコスト差ΔC(ti)の合計
【数2】 と、仮想非適用時コスト算出部8から出力される、省エ
ネ手段適用期間T2におけるコスト差ΔC(ti)の合計
【数3】 を加算し、期間T(但し、T=T1+T2)におけるコス
トメリットG(G=G1+G2)を計算する。
【0042】
【数4】 このように、この実施の形態においては、エネルギープ
ラントに対し、省エネ手段を適用しないときの運転実績
データC1(ti)と、適用シミュレーション演算データ
0(ti)、あるいはエネルギープラントに対し、省エ
ネ手段を適用して得られた運転実績データC2(ti
と、適用シミュレーション演算データC0(ti)との差
分データΔC1(ti),ΔC2(ti)からエネルギーコ
スト差ΔC(ti)(但し、ΔC(ti)=ΔC1(ti
−ΔC2(ti))を示す差分算出式h(x1,…,xk
を作成し、この差分算出式h(x1,…,xk)を使用し
て、運転実績データC1(ti)、C2(ti)に対し、省
エネ手段を仮想的に適用した場合の仮想適用時コストC
2’(ti)、省エネ手段を仮想的に適用しない場合の仮
想非適用時コストC1’(ti)を求め、これら運転実績
データC1(ti)、C2(ti)、仮想適用時コスト
2’(ti)、仮想非適用時コストC1’(ti)に基づ
き、コストメリットGを求めるようにしているので、実
際には同一運転条件での比較ができない省エネ手段非適
用時/適用時のコスト差を一旦、適用シミュレーション
演算値C0(ti)との差分データΔC1(ti),ΔC2
(ti)とし、これから作成した差分近似式を使用し
て、省エネ手段を適用したときのコスト低減効果を精度
良く求めることができ、これによって省エネ手段の有効
性を正確に評価することができる。
【0043】図5は本発明による省エネ効果計算装置の
他の実施の形態を示すブロック図である。なお、この図
において、図1の各部と同じ部分には、同じ符号が付し
てある。
【0044】この図に示す省エネ効果計算装置1bが図
1に示す省エネ効果計算装置1aと異なる点は、コスト
メリット計算部9に代えて、オンライン表示部10を設
け、省エネ手段を使用したときのコストと、省エネ手段
を使用しないときのコストと、これらのコスト差とをリ
アルタイムに表示するようにしたことである。
【0045】すなわち、省エネ手段を適用してエネルギ
ープラントを運転しているとき、仮想適用時コスト算出
部7から出力される、省エネ手段非適用時における運転
実績データC1(ti)と、仮想的に省エネ手段を適用し
た場合における仮想適用時コストC2’(ti)とに基づ
いて、(3)式に示す演算を行って、コスト差ΔC(t
i)を計算し、図6に示すように、運転実績データC
1(ti)と、仮想適用時コストC2’(ti)と、コスト
差ΔC(ti)とを時系列的に画面表示し、また省エネ
手段を適用しないまま、エネルギープラントを運転して
いるとき、仮想非適用時コスト算出部8から出力され
る、省エネ手段適用時における運転実績データC
2(ti)と、仮想的に省エネ手段を適用しない場合にお
ける仮想非適用時コストC1’(ti)とに基づいて、
(4)式に示す演算を行って、コスト差ΔC(ti)を
計算し、図7に示すように、運転実績データC2(ti
と、仮想非適用時コストC1’(ti)と、コスト差ΔC
(ti)とを時系列的に画面表示するようにしたことで
ある。
【0046】このようにすることにより、エネルギープ
ラントに対し、省エネ手段を使用したときのコストと、
省エネ手段を使用しないときのコストと、これらのコス
ト差とをリアルタイムに表示することができる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、請
求項1、2の省エネ効果計算装置では、省エネ手段非適
用時/適用時のコスト差を求めるにあたって実運転と並
行して行われるシミュレーション運転と実運転の差分か
ら差分算出式を作成し、この差分算出式を用いて、省エ
ネ手段を適用したときの所定期間におけるコスト低減効
果(積算量)を精度良く求めることができ、これによっ
て省エネ手段の有効性を正確に評価することができる。
【0048】また、請求項3、4の省エネ効果計算装置
では、省エネ手段非適用時非適用/適用時のコスト差を
求めるにあたって実運転と並行して行われるシミュレー
ション運転と実運転の差分から差分算出式を作成し、こ
の差分算出式を用いて、省エネ手段を適用したときのコ
スト低減効果(瞬時値)を精度良く求め、省エネ手段を
使用したときのコスト低減量をリアルタイムに表示する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による省エネ効果計算装置の実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】図1に示す非適用時差分算出部の動作を示す説
明図である。
【図3】図1に示す適用時差分算出部の動作を示す説明
図である。
【図4】図1に示す仮想適用時コスト算出部、仮想非適
用時コスト算出部、コストメリット計算部の動作を示す
説明図である。
【図5】本発明による省エネ効果計算装置の他の実施の
形態を示すブロック図である。
【図6】図5に示す省エネ効果計算装置の表示を示す説
明図である。
【図7】図5に示す省エネ効果計算装置の表示を示す説
明図である。
【図8】平均原単位を用いてプラントの省エネ手段適用
時のエネルギーコスト低減量を計算する方法を示す説明
図である。
【符号の説明】
1a、1b:省エネ効果計算装置 2:非適用時差分算出部 3:非適用時差分近似式作成部 4:適用時差分算出部 5:適用時差分近似式作成部 6:差分算出式作成部 7:仮想適用時コスト算出部 8:仮想非適用時コスト算出部 9:コストメリット計算部 10:オンライン表示部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エネルギープラントに対し、省エネ手段
    を適用したときの省エネ効果を計算する省エネ効果計算
    装置において、 前記エネルギープラントに対し、省エネ手段を適用しな
    いときの運転実績データと前記エネルギープラントに対
    し、省エネ手段を適用したときの運転実績データとに基
    づき、省エネ手段適用シミュレーション計算値とのコス
    ト差を示す差分データをそれぞれ演算し、これら複数の
    差分データから差分を関数からなる近似式で近似した非
    適用時差分近似式と適用時差分近似式を求め、各差分近
    似式から差分算出式を作成する差分算出手段と、 実際の運転実績データに対し、前記差分算出手段で得ら
    れた差分算出式を使用して、省エネ手段を仮想的に適用
    した場合の仮想適用時コストと、省エネ手段を仮想的に
    適用しない場合の仮想非適用時コストとを求め、これら
    仮想適用時コストと、仮想非適用時コストと、実際の運
    転実績データとから省エネ手段適用のコストメリットを
    求めるコストメリット演算手段と、 を備えたことを特徴とする省エネ効果計算装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の省エネ効果計算装置に
    おいて、 前記差分算出手段は、 省エネ手段非適用時の運転実績データに基づき、省エネ
    手段適用シミュレーション演算を行って、同一運転条件
    下における前記非適用時運転実績データと適用シミュレ
    ーション時のコスト差を求める非適用時差分算出部と、 この非適用時差分算出部で得られたコスト差に基づき、
    エネルギーコストを左右する変数によって省エネ手段非
    適用時のコスト差を近似するのに適した近似関数を作成
    する非適用時差分近似式作成部と、 省エネ手段適用時の運転実績データに基づき、省エネ手
    段適用シミュレーション演算を行って、同一運転条件下
    における前記適用時運転実績データと適用シミュレーシ
    ョン時のコスト差を求める適用時差分算出部と、 この適用時差分算出部で得られたコスト差に基づき、エ
    ネルギーコストを左右する前記変数によって省エネ手段
    適用時のコスト差を近似するのに適した近似関数を作成
    する適用時差分近似式作成部と、 前記非適用時差分近似式作成部で得られた近似関数と前
    記適用時差分近似式作成部で得られた近似関数から、省
    エネ手段非適用時/適用時のエネルギーコスト差を示す
    差分算出式を作成する差分算出式作成部と、を備え、 前記コストメリット演算手段は、 前記差分算出式作成部で得られた差分算出式と省エネ手
    段非適用時の運転実績データとに基づき、運転実績デー
    タを得たときの運転条件下で、省エネ手段を仮想的に適
    用した場合の仮想適用時コストを求める仮想適用時コス
    ト算出部と、 前記差分算出式作成部で得られた差分算出式と省エネ手
    段適用時の運転実績データとに基づき、運転実績データ
    を得たときの運転条件下で、省エネ手段を仮想的に適用
    しない場合の仮想非適用時コストを求める仮想非適用時
    コスト算出部と、 この仮想非適用時コスト算出部で得られた仮想非適用時
    コストと、省エネ手段適用時の運転実績データと、前記
    仮想適用時コスト算出部で得られた仮想適用時コスト
    と、省エネ手段非適用時の運転実績データとに基づき、
    指定された期間のコストメリットを計算するコストメリ
    ット計算部と、 を備えたことを特徴とする省エネ効果計算装置。
  3. 【請求項3】 エネルギープラントに対し、省エネ手段
    を適用したときの省エネ効果を計算する省エネ効果計算
    装置において、 前記エネルギープラントに対し、省エネ手段を適用しな
    いときの運転実績データと前記エネルギープラントに対
    し、省エネ手段を適用したときの運転実績データとに基
    づき、省エネ手段適用シミュレーション計算値とのコス
    ト差を示す差分データをそれぞれ演算し、これら複数の
    差分データから差分を関数からなる近似式で近似した非
    適用時差分近似式と適用時差分近似式を求め、各差分近
    似式から差分算出式を作成する差分算出手段と、 実際の運転実績データに対し、前記差分算出手段で得ら
    れた差分算出式を使用して、省エネ手段を仮想的に適用
    した場合の仮想適用時コストと、省エネ手段を仮想的に
    適用しない場合の仮想非適用時コストとを求め、これら
    仮想適用時コストと、仮想非適用時コストと、実際の運
    転実績データとに基づき、コスト内容画面を作成するコ
    スト表示手段と、 を備えたことを特徴とする省エネ効果計算装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の省エネ効果計算装置に
    おいて、 前記差分算出手段は、 省エネ手段非適用時の運転実績データに基づき、省エネ
    手段適用シミュレーション演算を行って、同一運転条件
    下における前記非適用時運転実績データと適用シミュレ
    ーション時のコスト差を求める非適用時差分算出部と、 この非適用時差分算出部で得られたコスト差に基づき、
    エネルギーコストを左右する変数によって省エネ手段非
    適用時のコスト差を近似するのに適した近似関数を作成
    する非適用時差分近似式作成部と、 省エネ手段適用時の運転実績データに基づき、省エネ手
    段適用シミュレーション演算を行って、同一運転条件下
    における前記適用時運転実績データと適用シミュレーシ
    ョン時のコスト差を求める適用時差分算出部と、 この適用時差分算出部で得られたコスト差に基づき、エ
    ネルギーコストを左右する前記変数によって省エネ手段
    適用時のコスト差を近似するのに適した近似関数を作成
    する適用時差分近似式作成部と、 前記非適用時差分近似式作成部で得られた近似関数と前
    記適用時差分近似式作成部で得られた近似関数から、省
    エネ手段非適用時/適用時のエネルギーコスト差を示す
    差分算出式を作成する差分算出式作成部と、を備え、 前記コスト表示手段は、 前記差分算出式作成部で得られた差分算出式と省エネ手
    段非適用時の運転実績データとに基づき、運転実績デー
    タを得たときの運転条件下で、省エネ手段を仮想的に適
    用した場合の仮想適用時コストを求める仮想適用時コス
    ト算出部と、 前記差分算出式作成部で得られた差分算出式と省エネ手
    段適用時の運転実績データとに基づき、運転実績データ
    を得たときの運転条件下で、省エネ手段を仮想的に適用
    しない場合の仮想非適用時コストを求める仮想非適用時
    コスト算出部と、 この仮想非適用時コスト算出部で得られた仮想非適用時
    コストと、省エネ手段適用時の運転実績データと、前記
    仮想適用時コスト算出部で得られた仮想適用時コスト
    と、省エネ手段非適用時の運転実績データとに基づき、
    指定された期間のコスト内容画面を作成するオンライン
    表示部と、 を備えたことを特徴とする省エネ効果計算装置。
JP13235798A 1998-05-14 1998-05-14 省エネ効果計算装置 Pending JPH11328152A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13235798A JPH11328152A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 省エネ効果計算装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13235798A JPH11328152A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 省エネ効果計算装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11328152A true JPH11328152A (ja) 1999-11-30

Family

ID=15079482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13235798A Pending JPH11328152A (ja) 1998-05-14 1998-05-14 省エネ効果計算装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11328152A (ja)

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001013294A1 (fr) * 1999-08-18 2001-02-22 Yusuke Kojima Procede et systeme de maitrise et d'economies d'energie pour les menages
WO2002011005A1 (fr) * 2000-07-27 2002-02-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Dispositif et procede d'evaluation d'economies de couts, et procede fournissant un service d'economies de couts
JP2002132870A (ja) * 2000-10-19 2002-05-10 Omron Corp 省エネルギーサービス提供方法、省エネルギー提供システム及び初期診断結果出力媒体
JP2002183515A (ja) * 2000-12-19 2002-06-28 Mitsubishi Electric Corp 省エネ評価システム
JP2003141335A (ja) * 2001-11-05 2003-05-16 Sharp Corp 営業宣伝支援装置、営業宣伝支援方法、営業宣伝支援プログラムおよびこれを記録した記録媒体
JP2005137143A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Osaka Gas Co Ltd エネルギ供給評価システム
JP2005325765A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Daikin Ind Ltd コージェネレーションシステム推定運転コスト算出プログラム、コージェネレーションシステム推定運転コスト算出方法、およびコージェネレーションシステム推定運転コスト算出装置
JP2006129015A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Sharp Corp エネルギー供給制御装置,テレビジョン受像機
JP2007018322A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Yamatake Corp 省エネルギー量推定装置、方法、およびプログラム
JP2009019874A (ja) * 2008-10-21 2009-01-29 Daikin Ind Ltd 空気調和機の推定消費電力量算出装置、推定消費電力量算出プログラム、および空気調和機の省エネルギー効率算出装置
JP2010250473A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> エネルギーシステム増設・更改計画作成装置及び作成方法
WO2011148647A1 (ja) * 2010-05-28 2011-12-01 パトックス.ジャパン株式会社 エネルギー変換機器の制御管理システム
JP2012088910A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Yokogawa Electric Corp 省エネ効果計算装置
US8593460B2 (en) 2008-12-24 2013-11-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and power saving effect display method
CN103513632A (zh) * 2012-06-26 2014-01-15 株式会社日立制作所 能源管理***
JP2015064816A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 アズビル株式会社 エネルギー削減量予測方法および装置
KR20150134278A (ko) 2014-05-21 2015-12-01 아즈빌주식회사 에너지 절약 효과 산출 방법 및 장치
JP2020095572A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 日鉄エンジニアリング株式会社 プラント操業支援システム及びプラント操業支援方法

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001013294A1 (fr) * 1999-08-18 2001-02-22 Yusuke Kojima Procede et systeme de maitrise et d'economies d'energie pour les menages
WO2002011005A1 (fr) * 2000-07-27 2002-02-07 Kabushiki Kaisha Toshiba Dispositif et procede d'evaluation d'economies de couts, et procede fournissant un service d'economies de couts
AU2001276695B2 (en) * 2000-07-27 2005-03-03 Kabushiki Kaisha Toshiba Money saving evaluation device, money saving evaluation method and money saving service providing method
JP2002132870A (ja) * 2000-10-19 2002-05-10 Omron Corp 省エネルギーサービス提供方法、省エネルギー提供システム及び初期診断結果出力媒体
JP2002183515A (ja) * 2000-12-19 2002-06-28 Mitsubishi Electric Corp 省エネ評価システム
JP2003141335A (ja) * 2001-11-05 2003-05-16 Sharp Corp 営業宣伝支援装置、営業宣伝支援方法、営業宣伝支援プログラムおよびこれを記録した記録媒体
JP2005137143A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Osaka Gas Co Ltd エネルギ供給評価システム
JP2005325765A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Daikin Ind Ltd コージェネレーションシステム推定運転コスト算出プログラム、コージェネレーションシステム推定運転コスト算出方法、およびコージェネレーションシステム推定運転コスト算出装置
JP2006129015A (ja) * 2004-10-28 2006-05-18 Sharp Corp エネルギー供給制御装置,テレビジョン受像機
JP4704008B2 (ja) * 2004-10-28 2011-06-15 シャープ株式会社 エネルギー供給制御装置,テレビジョン受像機
JP4634242B2 (ja) * 2005-07-08 2011-02-16 株式会社山武 省エネルギー量推定装置、方法、およびプログラム
JP2007018322A (ja) * 2005-07-08 2007-01-25 Yamatake Corp 省エネルギー量推定装置、方法、およびプログラム
JP2009019874A (ja) * 2008-10-21 2009-01-29 Daikin Ind Ltd 空気調和機の推定消費電力量算出装置、推定消費電力量算出プログラム、および空気調和機の省エネルギー効率算出装置
US8593460B2 (en) 2008-12-24 2013-11-26 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and power saving effect display method
JP2010250473A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> エネルギーシステム増設・更改計画作成装置及び作成方法
WO2011148647A1 (ja) * 2010-05-28 2011-12-01 パトックス.ジャパン株式会社 エネルギー変換機器の制御管理システム
JP2012088910A (ja) * 2010-10-19 2012-05-10 Yokogawa Electric Corp 省エネ効果計算装置
CN103513632A (zh) * 2012-06-26 2014-01-15 株式会社日立制作所 能源管理***
JP2015064816A (ja) * 2013-09-26 2015-04-09 アズビル株式会社 エネルギー削減量予測方法および装置
KR20150134278A (ko) 2014-05-21 2015-12-01 아즈빌주식회사 에너지 절약 효과 산출 방법 및 장치
JP2020095572A (ja) * 2018-12-14 2020-06-18 日鉄エンジニアリング株式会社 プラント操業支援システム及びプラント操業支援方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11328152A (ja) 省エネ効果計算装置
Zlotnik et al. Optimal control of transient flow in natural gas networks
JP4634242B2 (ja) 省エネルギー量推定装置、方法、およびプログラム
Boyd et al. Alternative methods of marginal abatement cost estimation: non-parametric distance functions
CN107833310A (zh) 车间状态显示装置、车间状态显示***以及车间状态显示方法
JP5501893B2 (ja) プラント運転評価装置
Kao et al. Measuring the effects of undesirable outputs on the efficiency of production units
Blomvall Measurement of interest rates using a convex optimization model
CN111126696A (zh) 一种计及多影响因素的电量预测方法
CN115640876A (zh) 一种基于改进stirpat模型的电力能源碳排放预测方法
Sohrabi et al. A novel inverse DEA-R model for inputs/output estimation
JPH0336125B2 (ja)
Petrochenkov et al. Experience in developing a physical model of submersible electrical equipment for simulator systems: Research and training tasks on the agenda of a key employer
CN104850899B (zh) 一种燃煤电厂碳排放有偿配额最优消费方案的计算方法
Haldeman et al. Aerodynamic and heat-flux measurements with predictions on a modern one and one-half state high pressure transonic turbine
Schilling et al. Integrated design of ORC process and working fluid for transient waste-heat recovery from heavy-duty vehicles
CN111126716A (zh) 一种基于极端梯度提升算法预测电价的***模型
JP5969907B2 (ja) 運転効率推定装置およびプログラム
JPH08196041A (ja) 発電機負荷配分装置
JP2001255925A (ja) 生産計画の最適化システム
JP2002227721A (ja) 熱電供給計画システムおよび熱電併給最適化システム
CN112381436A (zh) 逐时电负荷生成方法、装置、电子设备及存储介质
Jean-Thomas et al. Thermal and economic measures of energy use: differences and implications
CN110717244A (zh) 基于平均偏离度算法的数据信任度分析计算机仿真方法
Koleva Efficient numerical method for solving Cauchy problem for the Gamma equation

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040210