JPH11325798A - 火工材料を含む装置およびその製造方法 - Google Patents
火工材料を含む装置およびその製造方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 火工材料を含み、実質的に気密かつ流体密で
あり、重量が小さく、かつ連続的な製造プロセスを用い
て有利なコストで製造することが可能であるガス発生器
用のイグナイタを提供する。 【解決手段】 火工材料（１８，２０；２４）を含み、
火工材料を包囲するハウジング（１０）を備え、ハウジ
ングが完全にガラスから作られ、火花間隙または発熱線
（１６）を持つ少なくとも１つの金属ダクト（１４）を
含むことを特徴とする装置。
あり、重量が小さく、かつ連続的な製造プロセスを用い
て有利なコストで製造することが可能であるガス発生器
用のイグナイタを提供する。 【解決手段】 火工材料（１８，２０；２４）を含み、
火工材料を包囲するハウジング（１０）を備え、ハウジ
ングが完全にガラスから作られ、火花間隙または発熱線
（１６）を持つ少なくとも１つの金属ダクト（１４）を
含むことを特徴とする装置。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、火工材料を包囲す
るハウジングを含む、火工材料を含む装置とかかる装置
を製造する方法とに関する。特に、本発明は、自動車に
おける安全装置のためのガス発生器あるいはかかるガス
発生器のためのイグナイタに関する。
るハウジングを含む、火工材料を含む装置とかかる装置
を製造する方法とに関する。特に、本発明は、自動車に
おける安全装置のためのガス発生器あるいはかかるガス
発生器のためのイグナイタに関する。
【０００２】
【従来の技術】今日市場におけるガス発生器およびイグ
ナイタは、一般にステンレス鋼、アルミニウムあるいは
プラスチック製のハウジングを有する。実際に、ガス発
生器のためのイグナイタでは、これら発生器を流体密構
造および気密構造で製造するために高い経費が必要であ
る。ほとんどの場合、イグナイタの接続ケーブル用の金
属ダクトがガラスを含む金属リング中に一体に鋳造さ
れ、金属リングが溶接法によりイグナイタの他のハウジ
ング部分と結合される。
ナイタは、一般にステンレス鋼、アルミニウムあるいは
プラスチック製のハウジングを有する。実際に、ガス発
生器のためのイグナイタでは、これら発生器を流体密構
造および気密構造で製造するために高い経費が必要であ
る。ほとんどの場合、イグナイタの接続ケーブル用の金
属ダクトがガラスを含む金属リング中に一体に鋳造さ
れ、金属リングが溶接法によりイグナイタの他のハウジ
ング部分と結合される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】プラスチック・ハウジ
ングの使用によってさえ、イグナイタの気密構造および
流体密構造を必ずしも保証し得ない。複数の必要な処理
工程のため、公知のイグナイタの製造は更に著しくコス
ト集約的である。
ングの使用によってさえ、イグナイタの気密構造および
流体密構造を必ずしも保証し得ない。複数の必要な処理
工程のため、公知のイグナイタの製造は更に著しくコス
ト集約的である。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は、火工材料を含
む装置を、特に、実質的に気密かつ流体密であり、公知
のイグナイタと比較して重量が小さく、かつ連続的な製
造プロセスの使用により更に有利なコストで製造するこ
とが可能であるガス発生器用のイグナイタを提供する。
本発明によれば、かかる目的のため、火工材料を包囲す
るハウジングを含む、火工材料を含む装置が提供され、
当該装置は、ハウジングがガラスで作られ発熱線あるい
は火花間隙を持つ少なくとも１つのダクトを含むことを
特徴とする。
む装置を、特に、実質的に気密かつ流体密であり、公知
のイグナイタと比較して重量が小さく、かつ連続的な製
造プロセスの使用により更に有利なコストで製造するこ
とが可能であるガス発生器用のイグナイタを提供する。
本発明によれば、かかる目的のため、火工材料を包囲す
るハウジングを含む、火工材料を含む装置が提供され、
当該装置は、ハウジングがガラスで作られ発熱線あるい
は火花間隙を持つ少なくとも１つのダクトを含むことを
特徴とする。
【０００５】前記火工材料は、固体、液体あるいは気体
であり得る。前記装置は、火工材料を点火する１つ以上
の発熱線または火花間隙を有する、自動車の安全装置に
使用されるガス発生器用イグナイタであることが望まし
い。火工材料は、一次装薬とブースタ装薬を含み得る。
一次装薬は、電流インパルスによりイグナイタを活性化
することにより上昇する熱エネルギを望ましい形で吸収
し、ブースタ装薬を点火する。ブースタ装薬は、ガス発
生器に通常含まれる推進剤を点火するのに必要量のエネ
ルギに富む熱粒子を提供する。
であり得る。前記装置は、火工材料を点火する１つ以上
の発熱線または火花間隙を有する、自動車の安全装置に
使用されるガス発生器用イグナイタであることが望まし
い。火工材料は、一次装薬とブースタ装薬を含み得る。
一次装薬は、電流インパルスによりイグナイタを活性化
することにより上昇する熱エネルギを望ましい形で吸収
し、ブースタ装薬を点火する。ブースタ装薬は、ガス発
生器に通常含まれる推進剤を点火するのに必要量のエネ
ルギに富む熱粒子を提供する。
【０００６】本発明による装置の特に望ましい実施の形
態は、外部からの望ましくない熱作用がある場合、例え
ば車両が発火する時、開口が露呈されることにより、火
工材料の自己点火により放出されるガスの制御された流
出を確保することができる手段を含んでいる。かかる手
段は、室温で結晶状あるいは液状であり適切な時点に装
置のガラス・ハウジングへ導入される材料を含むことが
望ましい。結晶状あるいは液状の材料は、外部からの望
ましくない熱作用が生じる時に前述の手段により閉じら
れているハウジング開口を露呈するように、火工材料の
自己点火温度より低い温度でその構造、その物理的状
態、あるいはその体積を変化させる。
態は、外部からの望ましくない熱作用がある場合、例え
ば車両が発火する時、開口が露呈されることにより、火
工材料の自己点火により放出されるガスの制御された流
出を確保することができる手段を含んでいる。かかる手
段は、室温で結晶状あるいは液状であり適切な時点に装
置のガラス・ハウジングへ導入される材料を含むことが
望ましい。結晶状あるいは液状の材料は、外部からの望
ましくない熱作用が生じる時に前述の手段により閉じら
れているハウジング開口を露呈するように、火工材料の
自己点火温度より低い温度でその構造、その物理的状
態、あるいはその体積を変化させる。
【０００７】当該手段は、特に、装置のガラス・ハウジ
ングに形成された開口を持ち得、この開口は特に望まし
くは低融点金属合金から形成される封止手段により閉じ
られる。この封止手段は更に閉鎖されたガラス容器内に
含まれる液体でよく、このガラス容器が開口に導入され
てガラス・ハウジングと一体に接続される。
ングに形成された開口を持ち得、この開口は特に望まし
くは低融点金属合金から形成される封止手段により閉じ
られる。この封止手段は更に閉鎖されたガラス容器内に
含まれる液体でよく、このガラス容器が開口に導入され
てガラス・ハウジングと一体に接続される。
【０００８】本発明による装置はまた、車両における安
全装置に対するガス発生器でよく、この発生器は特にベ
ルト緊張装置またはエアバッグ・モジュールにおいて使
用することができる。
全装置に対するガス発生器でよく、この発生器は特にベ
ルト緊張装置またはエアバッグ・モジュールにおいて使
用することができる。
【０００９】本発明の更なる主題は、火工材料を含む装
置を製造する方法であり、この方法は下記ステップを含
む。即ち、（ａ）少なくとも１つの開口を持つガラス球
を提供すること、（ｂ）火工材料と、火花間隙または発
熱線を持つ少なくとも１つの金属ダクトとをガラス球へ
導入すること、（ｃ）火工材料を完全に包囲し金属ダク
トを含むガラス・ハウジングを形成するガラス球の少な
くとも１つの開口を閉鎖することである。
置を製造する方法であり、この方法は下記ステップを含
む。即ち、（ａ）少なくとも１つの開口を持つガラス球
を提供すること、（ｂ）火工材料と、火花間隙または発
熱線を持つ少なくとも１つの金属ダクトとをガラス球へ
導入すること、（ｃ）火工材料を完全に包囲し金属ダク
トを含むガラス・ハウジングを形成するガラス球の少な
くとも１つの開口を閉鎖することである。
【００１０】本発明による方法の望ましい実施の形態に
おいて、第一に、火花間隙あるいは発熱線を持つ金属ダ
クトが第１の開口を介してガラス球内へ導入することが
でき、このガラス球は金属ダクトの領域でガラス材料の
軟化まで加熱することができ、かつ例えば軟化ガラスを
押圧あるいは圧搾により気密および流体密状態に閉鎖す
ることができる。融かしこまれた金属ダクトおよび関連
する発熱線、あるいは火花間隙を持つガラス球はまた、
予め作られたユニットの形態で用いることもできる。そ
の後で、火工材料がガラス球内へ更に他の開口を介して
導入され、この開口も同様に気密および流体密状態に閉
鎖される。この閉鎖は、例えば封止状に融解、押圧ある
いは圧搾によって行うことができる。前記ガラス球は、
開口領域の付近を軟化するまで加熱されることが望まし
く、開口の断面の緊縮を生じるように、かつ封止状に融
解しあるいは絞り閉めの以後の工程を容易にするように
引き離される。特に望ましい実施の形態においては、ガ
ラス球は、更に他の開口の領域に狭い断面を予め有す
る。
おいて、第一に、火花間隙あるいは発熱線を持つ金属ダ
クトが第１の開口を介してガラス球内へ導入することが
でき、このガラス球は金属ダクトの領域でガラス材料の
軟化まで加熱することができ、かつ例えば軟化ガラスを
押圧あるいは圧搾により気密および流体密状態に閉鎖す
ることができる。融かしこまれた金属ダクトおよび関連
する発熱線、あるいは火花間隙を持つガラス球はまた、
予め作られたユニットの形態で用いることもできる。そ
の後で、火工材料がガラス球内へ更に他の開口を介して
導入され、この開口も同様に気密および流体密状態に閉
鎖される。この閉鎖は、例えば封止状に融解、押圧ある
いは圧搾によって行うことができる。前記ガラス球は、
開口領域の付近を軟化するまで加熱されることが望まし
く、開口の断面の緊縮を生じるように、かつ封止状に融
解しあるいは絞り閉めの以後の工程を容易にするように
引き離される。特に望ましい実施の形態においては、ガ
ラス球は、更に他の開口の領域に狭い断面を予め有す
る。
【００１１】火工材料は、自己発火を避けるために予め
冷却されてもよい。しかし、加熱される領域と火工材料
間の適切距離を選定することで、ガラスの低い熱伝導率
のゆえに火工材料の冷却を不要にすることもできる。こ
のように作られた当該装置は、火工材料を完全に包囲し
内部にイグナイタの接続ケーブルに対する金属ダクトが
公知のハロゲン灯におけるように融かされる一体のガラ
ス・ハウジングを含む。従って、当該装置は実質的に気
密かつ流体密となる。
冷却されてもよい。しかし、加熱される領域と火工材料
間の適切距離を選定することで、ガラスの低い熱伝導率
のゆえに火工材料の冷却を不要にすることもできる。こ
のように作られた当該装置は、火工材料を完全に包囲し
内部にイグナイタの接続ケーブルに対する金属ダクトが
公知のハロゲン灯におけるように融かされる一体のガラ
ス・ハウジングを含む。従って、当該装置は実質的に気
密かつ流体密となる。
【００１２】本発明による方法の更なる実施の形態にお
いては、火花間隙あるいは発熱線が例えば一次装薬を含
む発火薬の形態の火工材料の少なくとも一部により包囲
される。火花間隙または発熱線を含む金属ダクト、およ
び火花間隙または発熱線を包囲する火工材料の部分が、
管状のガラス球内へ導入され、ガラス球が先に述べた方
法で金属ダクトの領域で閉鎖される。火工材料の自己発
火は、火工材料と開口の加熱領域間の距離を適切に選定
することにより避けられることが望ましい。必要に応じ
て、付加的な火工材料を、更に他の開口を介してガラス
球へ供給することもでき、この開口は先に述べたよう
に、封止状に融解、押圧あるいは圧搾によって後で閉鎖
される。
いては、火花間隙あるいは発熱線が例えば一次装薬を含
む発火薬の形態の火工材料の少なくとも一部により包囲
される。火花間隙または発熱線を含む金属ダクト、およ
び火花間隙または発熱線を包囲する火工材料の部分が、
管状のガラス球内へ導入され、ガラス球が先に述べた方
法で金属ダクトの領域で閉鎖される。火工材料の自己発
火は、火工材料と開口の加熱領域間の距離を適切に選定
することにより避けられることが望ましい。必要に応じ
て、付加的な火工材料を、更に他の開口を介してガラス
球へ供給することもでき、この開口は先に述べたよう
に、封止状に融解、押圧あるいは圧搾によって後で閉鎖
される。
【００１３】最初に火工材料を導入し、その後火花間隙
または発熱線を持つ金属ダクトを開口を設けたガラス球
内へ導入し、次いで先に述べたように、金属ダクトの領
域における開口を閉鎖することが、更にまた可能であ
る。この目的のため、例えば、火工材料が充填されるガ
ラス球が設けられる。次いで、発熱線または火花間隙を
備えた接続ケーブルに対する金属ダクトが、ガラス球内
へ導入される。この場合もまた、発熱線または火花間隙
を一次装薬を含む発火薬で予め包囲することができる。
その後、火工材料を含むガラス球は液体空気または液体
窒素により強く冷却することができ、ガラス球を融かす
ことにより閉鎖することができる。火工材料と加熱領域
間に適切な距離が保持されるならば、この冷却ステップ
は省くことができる。当該方法もまた、本発明によるイ
グナイタの諸構成要素の完全に気密および流体密の接続
を保証する。
または発熱線を持つ金属ダクトを開口を設けたガラス球
内へ導入し、次いで先に述べたように、金属ダクトの領
域における開口を閉鎖することが、更にまた可能であ
る。この目的のため、例えば、火工材料が充填されるガ
ラス球が設けられる。次いで、発熱線または火花間隙を
備えた接続ケーブルに対する金属ダクトが、ガラス球内
へ導入される。この場合もまた、発熱線または火花間隙
を一次装薬を含む発火薬で予め包囲することができる。
その後、火工材料を含むガラス球は液体空気または液体
窒素により強く冷却することができ、ガラス球を融かす
ことにより閉鎖することができる。火工材料と加熱領域
間に適切な距離が保持されるならば、この冷却ステップ
は省くことができる。当該方法もまた、本発明によるイ
グナイタの諸構成要素の完全に気密および流体密の接続
を保証する。
【００１４】車両に設けられた加速度センサが事故を検
知すると、このセンサと電気的に接続されたイグナイタ
が付勢される。センサから生じる電流インパルスは、発
熱線の焼損または火花間隙における火花の飛散を生じ
る。これにより、発熱線を包囲する火工材料、あるいは
望ましくは一次装薬が着火される。この一次装薬は更
に、ガラス球に含まれるブースタ・装薬を着火する。一
次装薬および（または）ブースタ装薬の着火は、ガラス
球内部に著しい圧力上昇を生じさせ、これがガラス球を
破裂させる。このように、ブースタ装薬の燃焼により放
出される熱粒子がガス発生器に含まれる点火推進剤に衝
突し得る。
知すると、このセンサと電気的に接続されたイグナイタ
が付勢される。センサから生じる電流インパルスは、発
熱線の焼損または火花間隙における火花の飛散を生じ
る。これにより、発熱線を包囲する火工材料、あるいは
望ましくは一次装薬が着火される。この一次装薬は更
に、ガラス球に含まれるブースタ・装薬を着火する。一
次装薬および（または）ブースタ装薬の着火は、ガラス
球内部に著しい圧力上昇を生じさせ、これがガラス球を
破裂させる。このように、ブースタ装薬の燃焼により放
出される熱粒子がガス発生器に含まれる点火推進剤に衝
突し得る。
【００１５】イグナイタの代わりにガス発生器が本発明
に従ってガラス・ハウジングで構成されるならば、同じ
動作モードが生じる。この場合、ガス発生器に含まれる
火工材料の点火が、ガス発生器のハウジングを破裂させ
る圧力上昇を生じる。このように、火工材料の燃焼によ
り生じた高温ガスが放出され、安全装置、例えばベルト
緊張器またはエアバッグを動作させることができる。
に従ってガラス・ハウジングで構成されるならば、同じ
動作モードが生じる。この場合、ガス発生器に含まれる
火工材料の点火が、ガス発生器のハウジングを破裂させ
る圧力上昇を生じる。このように、火工材料の燃焼によ
り生じた高温ガスが放出され、安全装置、例えばベルト
緊張器またはエアバッグを動作させることができる。
【００１６】本発明の望ましい実施の形態については、
添付図面に関する以降の記述から明らかになるであろ
う。
添付図面に関する以降の記述から明らかになるであろ
う。
【００１７】
【発明の実施の形態】図１および図２に示されるイグナ
イタは、ガラスのハウジング１０を含んでいる。金属ダ
クト１４が、ガラス球またはガラス・ハウジング１０内
に気密および流体密状態に融着されている。ハウジング
内に突出する金属ダクトの端部に、発熱線または火花間
隙１６が配置される。発熱線または火花間隙１６は、一
次装薬１８により包囲されている。更に、ハウジング内
には、ブースタ装薬２０もまた配置され、これがイグナ
イタの付勢の場合に一次装薬１８により放出されるエネ
ルギを受取り加勢する。
イタは、ガラスのハウジング１０を含んでいる。金属ダ
クト１４が、ガラス球またはガラス・ハウジング１０内
に気密および流体密状態に融着されている。ハウジング
内に突出する金属ダクトの端部に、発熱線または火花間
隙１６が配置される。発熱線または火花間隙１６は、一
次装薬１８により包囲されている。更に、ハウジング内
には、ブースタ装薬２０もまた配置され、これがイグナ
イタの付勢の場合に一次装薬１８により放出されるエネ
ルギを受取り加勢する。
【００１８】イグナイタが加速度センサ（図示せず）か
ら生じる電流インパルスによって付勢されると、発熱線
または火花間隙１６が一次装薬１８を最初に点火し、こ
の一次装薬が更にブースタ装薬２０の燃焼を生じる。ブ
ースタ装薬２０および（または）一次装薬１８の燃焼に
より、ハウジング１０内で圧力の上昇が生じる。この圧
力上昇により、ハウジング１０が破裂して、ブースタ装
薬の燃焼により生じた高エネルギの熱粒子を放出する。
ら生じる電流インパルスによって付勢されると、発熱線
または火花間隙１６が一次装薬１８を最初に点火し、こ
の一次装薬が更にブースタ装薬２０の燃焼を生じる。ブ
ースタ装薬２０および（または）一次装薬１８の燃焼に
より、ハウジング１０内で圧力の上昇が生じる。この圧
力上昇により、ハウジング１０が破裂して、ブースタ装
薬の燃焼により生じた高エネルギの熱粒子を放出する。
【００１９】図３に示されたガス発生器は、基本的に、
図１および図２に示されたイグナイタと同じ構造を有す
る。ガス発生器のハウジング１０は、同様にガラスから
形成される。金属ダクト１４は、ガラス球またはガラス
・ハウジング１０内へ気密および流体密状に融着され、
この金属ダクトはガス発生器内に突出する端部に発熱線
または火花間隙１６を有する。発熱線または火花間隙１
６は、一次装薬と、更にブースタ装薬（図示せず）とを
含み得る発火薬２２により包囲されている。更に、推進
剤２４がガス発生器のガラス・ハウジング１０内へ導入
され、当該推進剤２４の付勢がガラス・ハウジング１０
の燃焼を、従って推進剤２４の燃焼により生じる高温ガ
スの放出を惹起する。かかる高温ガスにより、安全装
置、例えばベルト緊張器あるいはエアバッグ・モジュー
ルを付勢することができる。
図１および図２に示されたイグナイタと同じ構造を有す
る。ガス発生器のハウジング１０は、同様にガラスから
形成される。金属ダクト１４は、ガラス球またはガラス
・ハウジング１０内へ気密および流体密状に融着され、
この金属ダクトはガス発生器内に突出する端部に発熱線
または火花間隙１６を有する。発熱線または火花間隙１
６は、一次装薬と、更にブースタ装薬（図示せず）とを
含み得る発火薬２２により包囲されている。更に、推進
剤２４がガス発生器のガラス・ハウジング１０内へ導入
され、当該推進剤２４の付勢がガラス・ハウジング１０
の燃焼を、従って推進剤２４の燃焼により生じる高温ガ
スの放出を惹起する。かかる高温ガスにより、安全装
置、例えばベルト緊張器あるいはエアバッグ・モジュー
ルを付勢することができる。
【００２０】図４は、基本的に、図１および図２に示さ
れたイグナイタと同じ構造を有するイグナイタを示して
いる。同図に示された実施の形態においては、開口２６
がガラスで形成されたイグナイタ・ハウジング１０に設
けられ、この開口２６は封止手段２８によって閉鎖され
る。封止手段２８は、例えば一次装薬１８またはブース
タ装薬２０等のイグナイタ内に導入された火工材料の自
己点火温度より低い外部からの熱の作用により、その構
造、その物理的状態、あるいはその体積を変化し、これ
により開口２６を露呈させる。封止手段として、例えば
低融点の合金を用いることができる。この開口の露呈
は、火工材料の自己点火の結果として生じるガスが制御
された状態で流出し得ることを保証する。
れたイグナイタと同じ構造を有するイグナイタを示して
いる。同図に示された実施の形態においては、開口２６
がガラスで形成されたイグナイタ・ハウジング１０に設
けられ、この開口２６は封止手段２８によって閉鎖され
る。封止手段２８は、例えば一次装薬１８またはブース
タ装薬２０等のイグナイタ内に導入された火工材料の自
己点火温度より低い外部からの熱の作用により、その構
造、その物理的状態、あるいはその体積を変化し、これ
により開口２６を露呈させる。封止手段として、例えば
低融点の合金を用いることができる。この開口の露呈
は、火工材料の自己点火の結果として生じるガスが制御
された状態で流出し得ることを保証する。
【００２１】図５に示されるガス発生器も同様に、ガラ
スから作られたハウジング１０に設けられた開口２６を
有する。先に述べたように、この開口は、封止手段２
８、例えば低融点合金により閉鎖される。開口２６また
は封止手段２８は、ハウジング１０における任意の点に
配置することができる。外部からの熱作用およびそれに
関連した封止手段の構造、物理的状態あるいは体積に対
する変化が、開口２６の露呈のみではなく、ハウジング
１０の部分的破壊をも生じるようにすることも考えられ
る。これにより、推進剤の自己点火の結果として生じる
ガスの流出のため用いられる開口の表面積が拡大され
る。ハウジング１０には、封止手段２８により閉鎖され
る複数の開口２６をも設けることができる。
スから作られたハウジング１０に設けられた開口２６を
有する。先に述べたように、この開口は、封止手段２
８、例えば低融点合金により閉鎖される。開口２６また
は封止手段２８は、ハウジング１０における任意の点に
配置することができる。外部からの熱作用およびそれに
関連した封止手段の構造、物理的状態あるいは体積に対
する変化が、開口２６の露呈のみではなく、ハウジング
１０の部分的破壊をも生じるようにすることも考えられ
る。これにより、推進剤の自己点火の結果として生じる
ガスの流出のため用いられる開口の表面積が拡大され
る。ハウジング１０には、封止手段２８により閉鎖され
る複数の開口２６をも設けることができる。
【００２２】最後に、図６は、ガス発生器に挿入される
本発明によるイグナイタを含むガス発生器の使用のため
の事例を示している。同図に示されたガス発生器は、ア
ルミニウムまたは鋼の如き周知の材料で作られたハウジ
ング３０と、ハウジングを閉鎖する基部３２とを含んで
いる。この基部は、プラスチックで作ることもできる。
ハウジング３０の内側に面する基部３２の上部には、ハ
ウジング３０をラッチの性質から所定位置に保持するＯ
−リング３４が配置される。更に、ハウジングを所定位
置に保持するための係止手段が、基部３２の外周部に設
けられる。
本発明によるイグナイタを含むガス発生器の使用のため
の事例を示している。同図に示されたガス発生器は、ア
ルミニウムまたは鋼の如き周知の材料で作られたハウジ
ング３０と、ハウジングを閉鎖する基部３２とを含んで
いる。この基部は、プラスチックで作ることもできる。
ハウジング３０の内側に面する基部３２の上部には、ハ
ウジング３０をラッチの性質から所定位置に保持するＯ
−リング３４が配置される。更に、ハウジングを所定位
置に保持するための係止手段が、基部３２の外周部に設
けられる。
【００２３】更に、本発明によるイグナイタは、基部３
２の上部でＯ−リング３４との間に挿入される。このイ
グナイタは、図１および図２に示されたイグナイタと同
じ構造を有し、即ち、全体的にガラスから作られるハウ
ジング１０からなり、気密および流体密の状態に融着さ
れた金属ダクト１４を有する。金属ダクト１４は、端部
でイグナイタのガラス・ハウジング１０内へ突出する発
熱線１６を含んでいる。この発熱線はまた、周知の方法
で火花間隙で置換することもできる。発熱線１６は、更
にブースタ装薬２０と接触する一次装薬１８により包囲
されている。ガラス・ハウジング１０から突出した端部
では、金属ダクト１４がイグナイタに対する接続ケーブ
ル３６と接続される。
２の上部でＯ−リング３４との間に挿入される。このイ
グナイタは、図１および図２に示されたイグナイタと同
じ構造を有し、即ち、全体的にガラスから作られるハウ
ジング１０からなり、気密および流体密の状態に融着さ
れた金属ダクト１４を有する。金属ダクト１４は、端部
でイグナイタのガラス・ハウジング１０内へ突出する発
熱線１６を含んでいる。この発熱線はまた、周知の方法
で火花間隙で置換することもできる。発熱線１６は、更
にブースタ装薬２０と接触する一次装薬１８により包囲
されている。ガラス・ハウジング１０から突出した端部
では、金属ダクト１４がイグナイタに対する接続ケーブ
ル３６と接続される。
【００２４】図６に示されるガス発生器は、例えばベル
ト緊張器において用いられる。イグナイタがイグナイタ
接続ケーブル３６を介して付勢されると、発熱線１６が
溶断し、これによりイグナイタのガラス・ハウジング１
０に含まれる火工材料１８、２０を点火する。火工材料
１８、２０の燃焼により生じる圧力の上昇が、イグナイ
タのガラス球を破裂させ、ガス発生器のハウジング３０
をその固定位置から解放する。ハウジング３０のかかる
変位は、ハウジング３０の外周部に配置された肩部３８
を介してベルト緊張器に対する線形駆動部へ公知の方法
で伝達される。
ト緊張器において用いられる。イグナイタがイグナイタ
接続ケーブル３６を介して付勢されると、発熱線１６が
溶断し、これによりイグナイタのガラス・ハウジング１
０に含まれる火工材料１８、２０を点火する。火工材料
１８、２０の燃焼により生じる圧力の上昇が、イグナイ
タのガラス球を破裂させ、ガス発生器のハウジング３０
をその固定位置から解放する。ハウジング３０のかかる
変位は、ハウジング３０の外周部に配置された肩部３８
を介してベルト緊張器に対する線形駆動部へ公知の方法
で伝達される。
【００２５】しかし、同図に示されたイグナイタの使用
は、ベルト緊張器に対するガス発生器に限定されるもの
ではない。むしろ、本発明によるイグナイタは、安全装
置に対する公知のガス発生器、例えば運転者の側方衝撃
保護装置、同乗者前方衝撃保護装置、および側方衝撃保
護装置に対するいずれのガス発生器においても利用され
る。
は、ベルト緊張器に対するガス発生器に限定されるもの
ではない。むしろ、本発明によるイグナイタは、安全装
置に対する公知のガス発生器、例えば運転者の側方衝撃
保護装置、同乗者前方衝撃保護装置、および側方衝撃保
護装置に対するいずれのガス発生器においても利用され
る。
【００２６】本発明による装置あるいは本発明によるイ
グナイタを製造するため、第１の開口と、この第１の開
口と反対側に配置される第２の開口とを有するガラス管
が設けられることが望ましい。次に、望ましくはタング
ステンまたはタングステン合金からなる金属ダクトが、
発熱線と共にまたは火花間隙を形成するように、第１の
開口を介してガラス管内へ導入され、ガラス管が第１の
開口領域でガラスが軟化するまで加熱され、金属ダクト
をガラス管に気密および流体密の状態で融着するように
押圧される。ガラス管に融着される金属ダクトを含むガ
ラス管は、例えばハロゲン灯の製造から周知のように、
予め作られた構成要素として提供することもできる。
グナイタを製造するため、第１の開口と、この第１の開
口と反対側に配置される第２の開口とを有するガラス管
が設けられることが望ましい。次に、望ましくはタング
ステンまたはタングステン合金からなる金属ダクトが、
発熱線と共にまたは火花間隙を形成するように、第１の
開口を介してガラス管内へ導入され、ガラス管が第１の
開口領域でガラスが軟化するまで加熱され、金属ダクト
をガラス管に気密および流体密の状態で融着するように
押圧される。ガラス管に融着される金属ダクトを含むガ
ラス管は、例えばハロゲン灯の製造から周知のように、
予め作られた構成要素として提供することもできる。
【００２７】金属ダクトを含むガラス管またはガラス球
が製造されると、火工材料が第２の開口を介してガラス
球内へ挿入される。火工材料の挿入は、乾燥段階により
中断される複数の工程において行われる。このように、
異なる火工材料を挿入すること、および装置の特性を特
別に要求される用途目的に適するようにすることも可能
である。最後に、火工材料を含むガラス球が、第２の開
口領域に封止状に融着される。ガラス球は、ガラス球を
加熱して狭い断面領域で引き離すことにより封止的に融
解する工程が行われるように、この領域において予め狭
い断面を有することが望ましい。このような処理時に、
ガラスの低い熱伝導率によることなく、ガラス球あるい
は火工材料の残部の冷却を行うこともできる。
が製造されると、火工材料が第２の開口を介してガラス
球内へ挿入される。火工材料の挿入は、乾燥段階により
中断される複数の工程において行われる。このように、
異なる火工材料を挿入すること、および装置の特性を特
別に要求される用途目的に適するようにすることも可能
である。最後に、火工材料を含むガラス球が、第２の開
口領域に封止状に融着される。ガラス球は、ガラス球を
加熱して狭い断面領域で引き離すことにより封止的に融
解する工程が行われるように、この領域において予め狭
い断面を有することが望ましい。このような処理時に、
ガラスの低い熱伝導率によることなく、ガラス球あるい
は火工材料の残部の冷却を行うこともできる。
【００２８】本発明によるイグナイタは、内部に含まれ
る火工材料が実質的に気密および流体密の状態で封止さ
れ、これにより特定のガス発生器あるいは関連する安全
装置の機能の信頼性を増すことを保証する。同時に、簡
素化された連続的な製造法の適用が、有利なコストにお
ける本発明によるイグナイタの製造を可能にする。
る火工材料が実質的に気密および流体密の状態で封止さ
れ、これにより特定のガス発生器あるいは関連する安全
装置の機能の信頼性を増すことを保証する。同時に、簡
素化された連続的な製造法の適用が、有利なコストにお
ける本発明によるイグナイタの製造を可能にする。
【図１】本発明によるイグナイタの概略図である。
【図２】本発明によるイグナイタの断面図である。
【図３】本発明によるガス発生器を示す図である。
【図４】開口を露呈する装置を備えたイグナイタを示す
図である。
図である。
【図５】開口を露呈する装置を備えたガス発生器を示す
図である。
図である。
【図６】本発明によるイグナイタを備えたガス発生器の
断面図である。
断面図である。
１０ ガラス・ハウジング １４ 金属ダクト １６ 発熱線または火花間隙 １８ 一次装薬 ２０ ブースタ装薬 ２２ 発火薬 ２４ 推進剤 ２６ 開口 ２８ 封止手段 ３０ ハウジング ３２ 基部 ３４ Ｏ−リング ３６ 接続ケーブル ３８ 肩部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トマス・メーディンガー ドイツ連邦共和国73553 アルフドルフ, ヴィルケンヴェーク 15
Claims (23)
- 【請求項１】 火工材料（１８，２０；２４）を包囲す
るハウジング（１０）を有する、該火工材料を含む装置
であって、前記ハウジング（１０）が、完全にガラスか
ら作られ、かつ火花間隙あるいは発熱線（１６）を含む
少なくとも１つの金属ダクト（１４）を有することを特
徴とする装置。 - 【請求項２】 前記装置がガス発生器用のイグナイタで
あることを特徴とする請求項１記載の装置。 - 【請求項３】 前記発熱線または火花間隙（１６）が前
記火工材料（１８，２０；２４）と接続されることを特
徴とする請求項２記載の装置。 - 【請求項４】 前記火工材料が、一次装薬（１８）とブ
ースタ装薬（２０）とを含むことを特徴とする請求項２
または３のいずれかに記載の装置。 - 【請求項５】 前記装置が自動車における安全装置用の
ガス発生器であることを特徴とする請求項１記載の装
置。 - 【請求項６】 前記安全装置がベルト緊張器あるいはエ
アバッグ・モジュールであることを特徴とする請求項５
記載の装置。 - 【請求項７】 前記火工材料（１８，２０；２４）が固
体、液体あるいは気体であることを特徴とする請求項１
ないし６のいずれか一つに記載の装置。 - 【請求項８】 前記ハウジング（１０）が、封止手段
（２８）により閉鎖され、該封止手段が、開口（２６）
が露呈されるように前記火工材料（１６，２０；２４）
の自己点火温度より低い外部からの熱の作用の結果とし
て、その物理的状態、その構造、あるいはその体積を変
化させることを特徴とする請求項１ないし７のいずれか
一つに記載の装置。 - 【請求項９】 前記封止手段（２８）が低融点合金ある
いは閉鎖されたガラス容器内に含まれる液体であり、該
ガラス容器が前記開口（２６）内へ挿入されることを特
徴とする請求項８記載の装置。 - 【請求項１０】 火工材料を含む装置を製造する方法で
あって、 （ａ）少なくとも１つの開口を有するガラス球を設ける
ステップと、 （ｂ）前記火工材料と、火花間隙あるいは発熱線を含む
少なくとも１つの金属ダクトとを前記ガラス球内へ挿入
するステップと、 （ｃ）前記火工材料を完全に包囲するガラス・ハウジン
グを形成し、かつ火花間隙あるいは発熱線を含む金属ダ
クトを含むガラス球の開口を閉鎖するステップと を含むことを特徴とする方法。 - 【請求項１１】 ガラスが軟化するまで前記ガラス球が
前記開口の領域において加熱され、前記開口が封止状に
融解あるいは押圧することにより閉鎖されることを特徴
とする請求項１０記載の方法。 - 【請求項１２】 前記火工材料が加熱中に冷却されるこ
とを特徴とする請求項１１記載の方法。 - 【請求項１３】 前記ガラス球の加熱領域が前記火工材
料からある距離に配置され、該距離は、火工材料の冷却
が省かれるように選定されることを特徴とする請求項１
１記載の方法。 - 【請求項１４】 前記ガラス球が開口領域において狭め
られた断面を有することを特徴とする請求項１０ないし
１３のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項１５】 前記ガラス球が、狭められた断面部分
の領域において加熱され、引き離され、封止状に融解さ
れることを特徴とする請求項１４記載の方法。 - 【請求項１６】 前記火工材料を挿入するのに先立ち、
火花間隙または発熱線を持つ金属ダクトが前記ガラス球
内へ挿入され、該ガラス球が前記金属ダクトの領域にお
いて閉鎖されることを特徴とする請求項１０ないし１５
のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項１７】 前記火工材料の少なくとも一部が火花
間隙または発熱線を包囲し、該金属ダクトが前記火花間
隙または発熱線を含み、火花間隙または発熱線を包囲す
る前記火工材料部分がガラス球内へ挿入され、該ガラス
球が金属ダクト領域において閉鎖されることを特徴とす
る請求項１０ないし１５のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項１８】 前記火工材料がガラス球内へ挿入さ
れ、その後に火花間隙または発熱線を含む金属ダクトが
ガラス球内へ挿入され、該ガラス球が金属ダクト領域に
おいて閉鎖されることを特徴とする請求項１０ないし１
５のいずれか一つに記載の方法。 - 【請求項１９】 前記ガラス球が、第１の開口と、該第
１の開口と反対側に配置された第２の開口とを有するガ
ラス球であり、火花間隙または発熱線を含む金属ダクト
が前記第１の開口を介してガラス管内へ挿入され、該ガ
ラス管が、前記第１の開口領域において、軟化点まで加
熱されて閉鎖され、その後に前記火工材料が、第２の開
口を介してガラス管内へ挿入され、該ガラス管が、前記
第２の開口領域において、軟化点まで加熱されて閉鎖さ
れることを特徴とする請求項１０ないし１５のいずれか
一つに記載の方法。 - 【請求項２０】 前記狭められた断面部分が前記第２の
開口の領域に配置されることを特徴とする請求項１９記
載の方法。 - 【請求項２１】 前記金属ダクトを挿入して前記第１の
開口を閉鎖することにより得られる前記ガラス球が、予
め作られた構成要素として提供されることを特徴とする
請求項１９または２０のいずれかに記載の方法。 - 【請求項２２】 自動車における安全装置用のガス発生
器におけるイグナイタとして請求項１記載の火工材料を
含む装置を使用する方法。 - 【請求項２３】 前記予め作られた構成要素が、第１の
開口と該第１の開口と反対側に配置された第２の開口と
をもつ管状ガラス球が設けられ、火花間隙または発熱線
を含む少なくとも１つの金属ダクトが前記第１の開口を
介して前記ガラス球内へ挿入され、該ガラス球が、前記
第１の開口領域において軟化点まで加熱され押圧される
ことにおいて得ることができる、請求項１０ないし２０
のいずれか一つに記載の火工材料を製造する方法におい
て予め作られた構成要素を使用する方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| DE29807096.0 | 1998-04-20 | ||
| DE29807096U DE29807096U1 (de) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | Pyrotechnisches Material enthaltende Vorrichtung |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11325798A true JPH11325798A (ja) | 1999-11-26 |
Family
ID=8055988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11109289A Pending JPH11325798A (ja) | 1998-04-20 | 1999-04-16 | 火工材料を含む装置およびその製造方法 |
Country Status (8)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US20010000862A1 (ja) |
| EP (1) | EP0952045B1 (ja) |
| JP (1) | JPH11325798A (ja) |
| KR (1) | KR19990083299A (ja) |
| BR (1) | BR9901369A (ja) |
| DE (2) | DE29807096U1 (ja) |
| ES (1) | ES2200432T3 (ja) |
| ZA (1) | ZA992764B (ja) |
Cited By (3)
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|---|---|---|---|---|
| DE102004004748A1 (de) * | 2003-03-08 | 2004-09-23 | Dynamit Nobel Ais Gmbh Automotive Ignition Systems | Glasdurchführung für einen pyroelektrischen Anzünder |
| JP2019010895A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | 株式会社ダイセル | 封止構造 |
| JP2021037891A (ja) * | 2019-09-04 | 2021-03-11 | 日本化薬株式会社 | ガス発生器 |
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|---|---|---|---|---|
| DE29921493U1 (de) | 1999-12-07 | 2000-04-13 | TRW Occupant Restraint Systems GmbH & Co. KG, 73553 Alfdorf | Zünder und Gasgenerator zur Verwendung in Rückhaltesystemen für Fahrzeuginsassen |
| DE19962146A1 (de) * | 1999-12-22 | 2001-09-20 | Patent Treuhand Ges Fuer Elektrische Gluehlampen Mbh | Glaskolbenzünder-Rohform |
| DE10223524A1 (de) | 2002-05-27 | 2003-12-24 | Trw Repa Gmbh | Verfahren zur Herstellung einer pyrotechnisches Material enthaltenden Vorrichtung und eine nach dem Verfahren erhältliche Vorrichtung |
| CN104859579A (zh) * | 2015-05-28 | 2015-08-26 | 合肥江淮太航常青汽车安全***有限公司 | 一种安全气囊***点火器 |
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|---|---|---|---|---|
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| US3670925A (en) | 1969-10-28 | 1972-06-20 | Atlas Chem Ind | Explosively activated glass valve |
| DE3837332A1 (de) | 1988-11-03 | 1990-05-10 | Kostal Leopold Gmbh & Co Kg | Sprengkapsel |
| US5404263A (en) * | 1992-08-27 | 1995-04-04 | Oea, Inc. | All-glass header assembly used in an inflator system |
| DE4236729A1 (de) | 1992-10-30 | 1994-05-05 | Dynamit Nobel Ag | Zünd- bzw. Anzündpille |
| ZA948566B (en) * | 1993-11-18 | 1995-05-18 | Ici America Inc | Airbag igniter and method of manufacture |
| DE4435319A1 (de) | 1994-10-01 | 1996-04-04 | Temic Bayern Chem Airbag Gmbh | Anzündeinheit für einen Gasgenerator eines passiven Rückhaltesystems |
| US5932832A (en) * | 1996-04-15 | 1999-08-03 | Autoliv Asp, Inc. | High pressure resistant initiator with integral metal oxide varistor for electro-static discharge protection |
| US5695215A (en) * | 1996-04-24 | 1997-12-09 | Trw Inc. | Fill tube for air bag inflator |
-
1998
- 1998-04-20 DE DE29807096U patent/DE29807096U1/de not_active Expired - Lifetime
-
1999
- 1999-04-15 DE DE59905909T patent/DE59905909D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1999-04-15 ES ES99106265T patent/ES2200432T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1999-04-15 EP EP99106265A patent/EP0952045B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1999-04-16 ZA ZA9902764A patent/ZA992764B/xx unknown
- 1999-04-16 JP JP11109289A patent/JPH11325798A/ja active Pending
- 1999-04-19 KR KR1019990013747A patent/KR19990083299A/ko not_active Application Discontinuation
- 1999-04-19 BR BR9901369-0A patent/BR9901369A/pt not_active Application Discontinuation
-
2001
- 2001-01-08 US US09/756,627 patent/US20010000862A1/en not_active Abandoned
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| DE59905909D1 (de) | 2003-07-17 |
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| US20010000862A1 (en) | 2001-05-10 |
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