JPH1132427A - 配電システム - Google Patents

配電システム

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JPH1132427A
JPH1132427A JP18544597A JP18544597A JPH1132427A JP H1132427 A JPH1132427 A JP H1132427A JP 18544597 A JP18544597 A JP 18544597A JP 18544597 A JP18544597 A JP 18544597A JP H1132427 A JPH1132427 A JP H1132427A
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Kenichi Koyama
健一 小山
Yukimori Kishida
行盛 岸田
Hiroyuki Sasao
博之 笹尾
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 配電系統のいずれの箇所で事故が発生して
も、その継続時間や健全回路の電圧低下時間を大幅に短
縮し、電力供給の信頼性を向上させると共に、事故箇所
のアークによる損傷の低減やそのアークによる配電装置
内部の圧力上昇の低下を図る。 【解決手段】 主開閉器1、分岐開閉器12a〜12
c,13a〜13cの2次側に電流検出器11a,12
a〜12c,13a〜13cを配置し、それぞれの検出
出力を事故判定制御装置42に供給する。この制御装置
42は、短絡事故等で所定の分岐開閉器に設定値以上の
電流が流れたときは、直ちに主開閉器1に開極指令を送
出して開極させてその電流を遮断させ、その直後に事故
箇所の直上にある分岐開閉器に開極指令を送出して開極
させて電路を開放させ、さらにその後に主開閉器1を再
度閉極させる。主開閉器、分岐開閉器として、動作応答
時間(開極・閉極の時間)が短い開閉器を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばビルや工
場などの施設において、電力を受電して施設内の負荷機
器へ電力を分配する配電システムに関し、特に短絡など
の事故発生時における健全箇所の電圧低下時間の短縮に
よる電力供給信頼度の向上や、内部事故による機器損傷
程度の低減を図るようにした配電システムに係るもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図7(a)、(b)は、例えばオーム社
によって出版されている高圧受電設備指針改訂版の第1
54頁に示されている高圧受電設備の一部を簡略化した
図と、図中の各開閉器の動作特性を示したものである。
この図は、ごく一般的な高圧受電系統の保護方式に関す
るものである。図7(a)において、1は受電端に最も
近い主開閉器、2は主開閉器1の下位に位置する母線2
2に接続された図示しないいくつかの第1階層分岐のう
ちのひとつの分岐開閉器、3は分岐開閉器2の下位に位
置する母線23に接続されたいくつかの図示していない
第2階層分岐のうちのひとつの分岐開閉器、4は分岐開
閉器3の下位に位置する母線24に接続されたいくつか
の図示していない第3階層分岐のうちのひとつの分岐開
閉器であり、11,12,13,14は各開閉器の近く
に設置された電流検出器である。図7(b)はそれぞれ
の開閉器の動作特性を示すもので、ある電流値Ifに対
してそれぞれの開閉器の動作時間は、上位開閉器ほど長
い時間に設定されていることを示している。
【0003】次に動作について説明する。図7(a)に
おいて、事故点Aで事故が発生し、事故電流Ifが流れた
場合、分岐開閉器4が図7(b)に示した時間t4で電流
を遮断する。このとき、主開閉器1、分岐開閉器2およ
び3にも事故電流が流れているが、動作時間設定が図7
(b)に示すようにt4以上であるため、それぞれの開閉
器は動作しない。次に事故点Bで短絡事故などが発生し
た場合について説明する。この場合、分岐開閉器3,4
には一般に事故電流が流れないので、それぞれの開閉器
は動作しないし、動作する必要もない。この事故電流は
分岐開閉器2が遮断することになるが、この配電システ
ムでは分岐開閉器2の動作時間はt2に設定されているた
め、開閉器の能力としては時間t4以下で動作可能にも拘
らず、t2という時間の間事故を除去できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の配電システムで
は以上のように各開閉器の動作時間が予め設定されたい
わゆる時限協調方式であるため、前述したように例えば
事故点Bで事故が発生した場合には、t2という時間の間
事故が継続し、例えば母線22に接続された分岐開閉器
2以外の図示されていない分岐開閉器につながる系統は
t2の間電圧低下が発生してる。従来の開閉器では例えば
t2は0.5ms〜1s程度であり、このような時間の
電圧低下によって負荷の機器は重大な影響を受ける。図
8に代表的な機器の電圧低下に対する影響を示してい
る。
【0005】さらに、事故点Aで発生している事故アー
クによって機器は損傷を受けるが、その程度は事故継続
時間(この場合の時間t4)に依存し、損傷の程度は大
きなものとなる。またこのような配電システムは筐体の
中に収納され使用される場合が一般的であるが、この事
故点Aが例えば筐体の内部であれば、事故アークによっ
て筐体内部の圧力が上昇し、筐体はこの圧力上昇に対し
て十分な強度を有する構造である必要がある。この発明
は、上記のような問題点を解決するためになされたもの
で、事故継続期間を短くして、電圧低下時間を短縮する
と共に、機器の損傷、筐体の内部圧力上昇を極力小さく
することができる配電システムを提供することを目的と
している。
【0006】また、従来の開閉器では図7(b)に示し
たt4は一般に50ms〜100ms程度であり、この
場合でも図8に示した機器の電圧低下に対する影響から
考えると、負荷に影響を与える。この発明は、開閉器の
開極時間を短くすることで、あらゆる事故に対して負荷
に与える影響を最小限に抑制することができる配電シス
テムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る配
電システムは、受電端に1次側が接続された主開閉器の
2次側に分配導体で分配された少なくとも1つの回路が
1段または複数段形成され、分配された少なくとも1つ
の回路にはそれぞれ少なくとも1つの分岐開閉器が配置
されてなる配電システムであって、主開閉器および少な
くとも1つの分岐開閉器の1次側または2次側に設けら
れ、主開閉器および少なくとも1つの分岐開閉器を流れ
る電流の大きさを検出する複数の電流検出器と、複数の
電流検出器の検出出力に基づき、少なくとも1つの分岐
開閉器のうち所定の分岐開閉器に設定値以上の電流が流
れたときは、主開閉器を開極させてその電流を遮断さ
せ、その直後に所定の分岐開閉器を開極させて電路を開
放させ、さらにその後に主開閉器を再度閉極させるよう
に制御する制御手段とを備えるものである。
【0008】請求項2の発明に係る配電システムは、請
求項1の発明において、主開閉器の持つ遮断能力は分岐
開閉器の遮断能力より大きく、制御手段は所定の分岐開
閉器にその分岐開閉器で遮断できないような大きさの電
流が流れたとき、主開閉器を開極させるものである。
【0009】請求項3の発明に係る配電システムは、請
求項1の発明において、制御手段は事故判定制御装置で
構成され、複数の電流検出器の検出出力は事故判定制御
装置に供給され、事故判定制御装置は、複数の電流検出
器の検出出力に基づき、開極すべき1個または複数個の
分岐開閉器を特定し、その特定された分岐開閉器に流れ
る電流がその特定された分岐開閉器の遮断能力以内であ
る場合にはその特定された分岐開閉器に開極指令を送出
し、それ以外の場合には主開閉器に開極指令を送出する
と共に、その直後に特定された分岐開閉器に開極指令を
送出し、さらにその後に主開閉器に閉極指令を送出する
ものである。
【0010】請求項4の発明に係る配電システムは、請
求項1の発明において、制御手段は主開閉制御器と事故
判定制御装置とで構成され、主開閉器の1次側または2
次側に配された第1の電流検出器の検出出力は主開閉制
御器に供給され、少なくとも1つの分岐開閉器の1次側
または2次側に配された複数の第2の電流検出器の検出
出力は事故判定制御装置に供給され、第1の電流検出器
で設定値以上の電流が検出された場合、主開閉制御器は
主開閉器に瞬時に開極指令を送出し、事故判定制御装置
は、複数の第2の電流検出器の検出出力に基づき、事故
箇所に最も近接し、かつこの事故箇所の受電側に当たる
開放すべき分岐開閉器を特定し、この特定された分岐開
閉器に開極指令を送出し、その後に主開閉器に閉極指令
を送出するものである。
【0011】請求項5の発明に係る配電システムは、請
求項1または2の発明において、制御手段は、上記複数
の電流検出器の検出出力がそれぞれ供給される複数の個
別判定制御器で構成され、それぞれの個別判定制御器
は、対応する開閉器より下位に位置する開閉器に対応し
た個別判定制御器と接続され、それぞれの個別判定制御
器は、接続された電流検出器の検出出力と下位の個別判
定制御器より供給される上記下位に位置する開閉器の状
態信号とから上記対応する開閉器の動作を決定してその
開閉器を制御すると共に、上記対応する開閉器の上位に
位置する開閉器に対応した個別判定制御器に上記対応す
る開閉器の状態信号を供給するものである。
【0012】請求項6の発明に係る配電システムは、請
求項1〜5のいずれかの発明において、制御手段は、主
開閉器に開極指令を送出した後に分岐開閉器に開極指令
を送出する際、主開閉器によって電流が遮断されたこと
を確認したの後、分岐開閉器に開極指令を送出するもの
である。
【0013】請求項7の発明に係る配電システムは、請
求項1〜6のいずれかの発明において、少なくとも1つ
の分岐開閉器の開極を検出する開極検出手段を有し、制
御手段は、分岐開閉器に開極指令を送出した後に主開閉
器に閉極指令を送出する際、開極検出手段の検出出力に
基づいて分岐開閉器の開極による電路の開放を確認した
後、主開閉器に閉極指令を送出するものである。
【0014】請求項8の発明に係る配電システムは、請
求項1〜7のいずれかの発明において、主開閉器および
少なくとも1つの分岐開閉器の一部または全部の開極時
間が10ms以下であることを特徴とするものである。
【0015】請求項9の発明に係る配電システムは、請
求項1〜8のいずれかの発明において、主開閉器および
少なくとも1つの分岐開閉器の一部または全部の閉極時
間が10ms以下であることを特徴とするものである。
【0016】請求項10の発明に係る配電システムは、
請求項8または9の発明において、主開閉器および少な
くとも1つの分岐開閉器の一部または全部が、半導体ス
イッチ素子で構成されるものである。
【0017】請求項11の発明に係る配電システムは、
請求項8または9の発明において、主開閉器および少な
くとも1つの分岐開閉器の一部または全部は、開閉機構
部に電磁反発力を利用した高速応答開閉器であることを
特徴とするものである。
【0018】請求項12の発明に係る配電システムは、
請求項11の発明において、高速応答開閉器の少なくと
も開極または閉極の駆動機構が外部電源から供給される
高周波電流同士あるいはそれによる渦電流との反発力に
よって直接的に駆動されることを特徴とするものであ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施の形態を
説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1として
の配電システムの簡略化した単線結線図である。図にお
いて、1は電磁反発を利用した閉極・開極時間ともに数
ms程度の高速応答可能な主開閉器、2a〜2cは主開
閉器1の2次側につながる第1の母線22から分岐した
分岐回路に接続された電磁反発を利用した閉極・開極時
間ともに数ms程度の高速応答可能な分岐開閉器であ
り、これら分岐開閉器2a〜2cの電流遮断能力は主開
閉器1より低くてもかまわない。
【0020】3a〜3cは分岐開閉器2cの2次側に接
続された第2の母線23から分岐した分岐回路に接続さ
れた電磁反発を利用した閉極・開極時間ともに数ms程
度の高速応答可能な分岐開閉器であり、これら分岐開閉
器3a〜3cの電流遮断能力は、分岐開閉器2a〜2c
と同様に、主開閉器1より低くてもかまわない。また、
主開閉器1、分岐開閉器2a〜2c,3a〜3cは、例
えば、電磁反発力を外部電源から供給される高周波電流
同士またはそれによる渦電流との作用で発生させるよう
な高速開閉器である。
【0021】11は主開閉器1の2次側に設置された回
路を流れる電流を検出する電流検出器であり、12a〜
12cはそれぞれ分岐開閉器2a〜2cの2次側に設置
された電流検出器であり、13a〜13cはそれぞれ分
岐開閉器3a〜3cの2次側に設置された電流検出器で
ある。なお、これら電流検出器11,12a〜12c,
13a〜13cは、それぞれ対応する開閉器の1次側に
設置するようにしてもよい。
【0022】31は分岐開閉器2aに接続された負荷で
あり、32は分岐開閉器3cに接続された負荷である。
なお、図中で分岐開閉器の2次側の線路が点線表示にな
っているところは、負荷や母線などが接続されているこ
とを示している。42は事故判定制御装置であり、それ
ぞれの電流検出器11,12a〜12c,13a〜13
cから信号線51,52a〜52c,53a〜53cに
よって電流に関する情報が送られており、制御線61,
62a〜62c,63a〜63cによって主開閉器1、
各分岐開閉器2a〜2c,3a〜3cに開極指令や閉極
指令が送出される。
【0023】次に動作について説明する。図2(1)〜
(4)は、図1に示す配電システムの動作を説明するた
めのタイミングチャートであり、図1中の事故点Aで短
絡事故が発生した場合を想定している。図2(1)は、
事故点Aで短絡事故が発生したことによって、図1中の
主開閉器1と分岐開閉器2cと分岐開閉器3cで構成さ
れる回路を介して事故点Aへ流れる事故電流波形を示し
たものであるが、簡略化して通常の3相回路の1相分だ
けを示している。図2(2)は主開閉器1の開閉状態を
示す波形、図2(3)は分岐開閉器3cの開閉状態を示
す波形、図2(4)は負荷31にかかる回路電圧を通常
時の電圧を100%として表した波形である。
【0024】まず時刻t1で事故が発生し、図2(1)に
示す大電流が回路に流れる。この事故電流は電流検出器
11,12c,13cで検出され、例えば12a,12
b、13a,13bでは検出されない。これらの電流検
出器11,12c,13cの検出出力は信号線51,5
2c,53cによって事故判定制御装置42に送られ
る。事故判定制御装置42では、事故電流(図2(1)
参照)が、例えば電流レベルI1を越えたことで時刻t2
で事故が発生したと判断し、直ちに主開閉器1に対して
開極指令を送出する。主開閉器1は電磁反発を用いた高
速応答の開閉器であるため、時間T1という短い開極時
間で時刻t3において接点が離れてアークが発生する。
【0025】事故判定制御装置42は、主開閉器1に開
極指令を送ると共に、分岐回路の電流検出器12a〜1
2c,13a〜13c等からの情報によって、事故発生
箇所を特定する。この場合、電流検出器12cおよび1
3cで事故電流が検出され、その他の電流検出器では事
故電流が検出されていないので、電流検出器13cの下
位で事故が発生しており、事故を切り離すためには分岐
開閉器3cが回路を開放する必要があることを判断す
る。主開閉器1は時刻t3で開極を開始した後、事故電
流の電流ゼロ点t4で電流を遮断する。主開閉器1はそ
の下位で発生する事故によって流れる事故電流に対して
必要な遮断能力を有している。分岐開閉器2a〜2c,
3a〜3cは、その下位で事故が発生してもその電流は
主開閉器1で遮断するので、事故電流に対する遮断能力
を有している必要がない。
【0026】電流検出器11,12c,13cで主開閉
器1が事故電流を時刻t4で遮断したことを確認すると、
時間T2後に、即座に事故判定制御装置42は事前に特
定していた次に開放すべき分岐開閉器3cに対して開極
指令を送出する。開極指令を送出した時刻をt5とする
と、その時刻から分岐開閉器3cの開極時間T3後の時
刻t6に分岐開閉器3cの接点は離れる。その後分岐開
閉器3cの接点間距離が回路電圧に対して十分となるの
に有する時間T4と余裕時間T5を足した時刻t8に主開
閉器1に対して事故判定制御装置42は閉極指令を送出
する。
【0027】事故判定制御装置42は時刻t6で実際に
指令したとおりに分岐開閉器3cが開極したことを、例
えば分岐開閉器3cの開極検出手段としての補助接点な
どで検出し、そこからT4+T5の時間を計数している。
主開閉器1に閉極指令を送出してから、主開閉器1の閉
極時間T6後の時刻t9に主開閉器1の接点は電気的につ
ながり、分岐開閉器3cの2次側以外の全ての回路に電
圧が復帰する。なお、t7は分岐開閉器3cの接点間距
離が回路電圧に対して十分となる時刻である。
【0028】これらの一連の動作中の負荷31にかかる
電圧について説明する。負荷31はいわゆる健全回路に
つながるものである。時刻t1で事故が発生し、主開閉器
1が時刻t4で事故電流を遮断するまでの間は回路定数
で決まる電圧まで電圧が低下する。主開閉器1が電流を
遮断した後、負荷31の電圧はゼロになり、この状態は
次に主開閉器1が閉極するまでの間継続し、主開閉器1
が時刻t9で閉極すると電圧が完全に復帰する。
【0029】この負荷31の電圧低下継続時間について
説明する。電磁反発を利用した高速応答スイッチでは、
例えば開極時間として1ms、閉極時間として5ms程
度である。開極時間が1ms程度であれば、商用周波の
半サイクルで事故電流を遮断することが可能であるの
で、事故発生から事故電流遮断までの時間は10ms程
度になる。事故判定制御装置42が電流遮断を確認する
時間T2はほぼゼロ、分岐開閉器3cに開極指令を送出
し開極開始までの時間T3は分岐開閉器3cの開極時間
1ms、分岐開閉器3cが開極完了するのに要する時間
を5ms、余裕時間T5を2ms、その後主開閉器1を
閉極するのに要する時間T6を5msとすると、事故が
発生してから主開閉器1が再度閉極するまでは23ms
程度となる。
【0030】次に図1中の事故点Bで事故が発生した場
合を考える。この場合、事故判定制御装置42は各電流
検出器から送られる情報によって分岐開閉器2cと分岐
開閉器3a〜3cの間で事故が発生しており、開放すべ
き開閉器は分岐開閉器2cであると判断する。この場
合、図2のタイミングチャートにおいて、動作する開閉
器が、分岐開閉器3cの代わりに分岐開閉器2cとな
る。この場合でも、健全回路の負荷31にかかる電圧の
低下時間は、事故点Aで事故が発生した場合と全く同じ
になる。
【0031】以上のように、図1に示す配電システムに
よれば、配電系統の事故発生の箇所に拘らず、例えば1
0msという短時間で事故を除去できると共に、健全回
路の負荷の電圧低下時間も20数msという短時間にす
ることができる効果がある。なお、図1に示す配電シス
テムによれば、事故発生時には、まず主開閉器1の開極
によって電流を遮断させ、その後に所定の分岐開閉器を
開極させて電路を開放させるようにしたものであるが、
その所定の分岐開閉器が事故電流の遮断能力がある場合
には、主開閉器1を開極させることなく、その所定の分
岐開閉器のみを開極させて電流を遮断するようにしても
よい。
【0032】実施の形態2.図3は、この発明の実施の
形態2としての配電システムの構成を示している。この
図3において、図1と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明は省略する。主開閉器1の2次側に設
置された電流検出器11の出力は主開閉器制御器41に
入力され、さらにこの主開閉器制御器41から直接主開
閉器1に対して開極・閉極指令を送出できるように構成
される。また、この主開閉器制御器41は、信号線5
1、制御線61によって事故判定制御装置42と接続さ
れ、電流検出器情報、制御信号のやりとりができる。図
3に示す配電システムのその他の構成は、図1に示す配
電システムと同様である。
【0033】次に動作について説明する。図3の例えば
事故点Aで事故が発生した場合、その事故電流を電流検
出器11が検出すると、その電流検出器11と接続され
た主開閉器制御器41は事故であることを判定し、瞬時
に主開閉器1に対して開極指令を送出する。それと同時
に事故判定制御装置42に対しても電流情報、もしくは
主開閉器1に対する開極指令送出に関する情報を送出す
る。その後の主開閉器1で遮断後の動作は、図1に示す
配電システムと同様であり、また効果も図1に示す配電
システムと同様であるのでここでは省略する。
【0034】実施の形態3.図4は、この発明の実施の
形態3としての配電システムを示している。この図4に
おいて、図1と対応する部分には同一符号を付し、その
詳細説明は省略する。この発明では、主開閉器1、分岐
開閉器2a〜2c、3a〜3cがサイリスタ素子を用い
た半導体開閉器で構成されている。その他の構成は図1
に示す配電システムと同様であるので説明は省略する。
【0035】この図4に示す配電システムの動作および
効果は、図1に示す配電システムと同様であるので説明
を省略する この図4に示す配電システムでは、サイリスタ素子を逆
並列に接続したものであるが、サイリスタ素子の他に、
例えばGTO、IGBT、ダイオードなどの半導体スイ
ッチ素子を用いたものでも、同様の効果を得ることがで
きる。
【0036】実施の形態4.図5は、この発明の実施の
形態4としての配電システムを示している。この図5に
おいて、図1と対応する部分には同一符号を付し、その
詳細説明は省略する。この図5に示す配電システムが例
えば図1に示す配電システムと大きく異なる点として
は、主開閉器1に対応して個別判定制御器71が設置さ
れている点である。この個別判定制御器71は電流検出
器11と接続されて電流情報を得ると共に、主開閉器1
に対して開閉制御信号を送出することができるように構
成されている。
【0037】同様に、分岐開閉器2a〜2cに対応して
は個別判定制御器72a〜72cが、分岐開閉器3a〜
3cに対応しては個別判定制御器73a〜73cが設置
されている点が異なっている。そして、例えば、個別判
定制御器72cは、対応する分岐開閉器2cの下位に位
置する分岐開閉器3a〜3cに対応した個別判定制御器
73a〜73cと情報のやりとりが可能なように信号線
で接続されている。さらに個別判定制御器72a〜72
cは、分岐開閉器2a〜2cの上位に位置する主開閉器
1に対応する個別判定制御器71と情報のやりとりが可
能なように信号線で接続されている。
【0038】次に動作について説明する。図5中の事故
点AないしBで事故が発生した場合、電流検出器12c
はその事故電流を検出する。その後の動作を図6を用い
て説明する。その事故電流に対して個別判定制御器72
cは、遮断可能かどうか、すなわち分岐開閉器2cの遮
断能力以上の電流かどうかを判定する。このような配電
システムの場合では、配電系統で発生する事故の最大電
流に対しては主開閉器が遮断可能であれば良く、分岐開
閉器はその最大電流に対し遮断能力を持つ必要がない。
【0039】その後、事故箇所の特定すなわち分岐開閉
器2cと分岐開閉器3a〜3cの間での事故か、分岐開
閉器3a〜3cより下位での事故かを判定する。これに
は個別判定制御器73a〜73cからの情報すなわち下
位の電流検出器13a〜13cが事故電流を検出したか
どうかで判定する。個別判定制御器73a〜73からの
情報が無い場合には事故点は例えば事故点Bのように分
岐開閉器2cと分岐開閉器3a〜3cの間であり、情報
がある場合には分岐開閉器3a〜3cより下位での事
故、例えば事故点Aでの事故である。
【0040】事故電流が分岐開閉器2cの遮断能力以内
であり事故箇所が例えば事故点Bであれば分岐開閉器2
cを遮断し、上位の主開閉器1を遮断しないように、上
位の個別判定制御器71へそのことを連絡する。図6中
では状態2として表現している。分岐開閉器2の遮断能
力以内例えば事故点Aでの事故であり、分岐開閉器3c
が遮断する場合には、分岐開閉器2cは動作せず個別判
定制御器71に対して状態2を出力し、分岐開閉器3c
の遮断能力を超えており、個別判定制御器73cから動
作せずの連絡すなわち状態1が連絡されてきた場合には
分岐開閉器2cが遮断し、上位に対して状態2を送る。
【0041】次に、事故電流が分岐開閉器2cの遮断能
力以上である場合について説明する。下位の個別判定制
御器73a〜73cから情報が無く例えば事故点Bで事
故が発生したと判断される場合には、上位の主開閉器1
で事故電流を遮断する必要があることになり、上位の個
別判定制御器71へ主開閉器1で遮断すること、すなわ
ち状態1を連絡する。
【0042】この場合、事故点に最も近接しかつ上位に
位置するのは分岐開閉器2cであることより、主開閉器
1で遮断完了後、分岐開閉器2cは回路を開放する。そ
して回路を開放したことを個別判定制御器71に連絡
し、主開閉器1に再投入許可を与える。事故点Aでの事
故の場合で分岐開閉器3cが遮断する場合には、分岐開
閉器2cは動作せずに主開閉器1の個別判定制御器71
に対して状態2を送出する。分岐開閉器3cが遮断しな
い場合には、主開閉器1の個別判定制御器71に対して
状態1を送出する。なお、上述の各実施の形態では、分
岐回路および分岐開閉器がそれぞれ複数の場合について
説明したが、1つの場合でも同様に適用できる。
【0043】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、配電系統内の
いずれの箇所で発生した事故で流れる事故電流に対し、
まず主開閉器によって遮断し、その後分岐開閉器が回路
を開放し、さらにその後に主開閉器が再度閉極するよう
に構成したので、配電系統内のあらゆる事故に対して事
故の継続時間、健全回路の電圧低下時間を一定かつ短縮
することができ、電力供給の信頼性向上、事故箇所の機
器損傷程度の低減、配電盤内部圧力上昇程度の低減がで
きるという効果がある。
【0044】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
において、主開閉器の持つ遮断能力は分岐開閉器の遮断
能力より大きく、所定の分岐開閉器にその分岐開閉器で
遮断できないような大きさの電流が流れたとき、主開閉
器を開極させてその電流を遮断するので、分岐開閉器の
下位で発生する短絡などの事故時に流れる事故電流に対
して分岐開閉器は遮断能力を持たなくてもよく、分岐開
閉器のサイズ、コストを低減できるという効果がある。
【0045】請求項3の発明によれば、請求項1の発明
において、電流検出器の出力信号は事故判定制御装置に
集められ、事故判定制御装置において、事故箇所の特
定、制御対象開閉器の制御を行うように構成したので、
複雑な配電系統でも素早く事故検出と制御が可能とな
り、電力供給の信頼性が高く、事故による機器損傷や配
電装置内部の圧力上昇が低い配電システムを得ることが
できるという効果がある。
【0046】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
において、主開閉器の制御は主開閉器に近接した電流検
出器の信号で可能な構成としたので、事故電流遮断を高
速かつ確実にできるという効果がある。
【0047】請求項5の発明によれば、請求項1または
2の発明において、各開閉器に対応して個別判定制御器
が設置され、各個別判定制御器はその個別判定制御器の
上位に位置する個別判定制御器および下位に位置する個
別判定制御器と情報のやりとりが可能なように接続され
た構成としたので、複雑な配電系統でも素早く事故検出
と制御が可能となり、電力供給の信頼性が高く、事故に
よる機器損傷や配電装置内部の圧力上昇が低い配電シス
テムを得る効果があり、さらにシステムの拡張などの場
合にでも容易に対応可能となるという効果がある。
【0048】請求項6の発明によれば、請求項1〜5の
いずれかの発明において、分岐開閉器への開極指令は主
開閉器によって事故電流が遮断されたことを確認した後
に送出される構成としたので、分岐開閉器の接点間にそ
の遮断能力以上の電流値のアークが発生することなく、
分岐開閉器を保護できるという効果がある。
【0049】請求項7の発明によれば、請求項1〜6の
いずれかの発明において、主開閉器が事故電流を遮断
し、分岐開閉器が開極によって回路を開放したことを確
認してから再度主開閉器に閉極指令を送出する構成とし
たので、確実に事故を除去してから主開閉器の閉極によ
って電圧を復帰することが可能となるという効果があ
る。
【0050】請求項8の発明によれば、請求項1〜7の
いずれかの発明において、主開閉器、少なくとも1つの
分岐開閉器の一部または全部を開極時間の短い開閉器と
するので、配電系統内のあらゆる事故に対して事故の継
続時間、健全回路の電圧低下時間を一定かつ大幅に短縮
することができ、電力供給の信頼性向上、事故箇所の機
器損傷程度の低減、配電盤内部圧力上昇程度の低減がで
きるという効果がある。
【0051】請求項9の発明によれば、請求項1〜8の
いずれかの発明において、主開閉器、少なくとも1つの
分岐開閉器の一部または全部を閉極時間の短い開閉器と
するので、事故回路を切り離した後の電圧の復旧をさら
に高速化する事ができ、健全回路の電圧低下時間さらに
大幅に短縮することができ、電力供給の信頼性向上が高
くなるという効果がある。
【0052】請求項10の発明によれば、請求項8また
は9の発明において、主開閉器、少なくとも1つの分岐
開閉器の一部または全部が半導体スイッチ素子で構成さ
れるので、開閉器の開極・閉極を容易に高速化できると
いう効果がある。
【0053】請求項11の発明によれば、請求項8また
は9の発明において、主開閉器、少なくとも1つの分岐
開閉器の一部または全部が開閉機構部に電磁反発力を利
用した高速応答開閉器であるので、開極・閉極を容易に
高速化できるという効果がある。
【0054】請求項12の発明によれば、請求項11の
発明において、電磁反発力を外部電源から供給される高
周波電流同士またはそれによる渦電流との作用で発生さ
せるような高速開閉器としたので、開極・閉極を容易に
高速化できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1としての配電システ
ムの構成を示す簡略化した回路図である。
【図2】 図1に示した配電システムの動作を示すタイ
ミングチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2としての配電システ
ムの構成を示す簡略化した回路図である。
【図4】 この発明の実施の形態3としての配電システ
ムの構成を示す簡略化した回路図である。
【図5】 この発明の実施の形態4としての配電システ
ムの構成を示す簡略化した回路図である。
【図6】 図5に示した配電システムの動作を示すフロ
ーチャートである。
【図7】 従来の配電システムの構成を示す簡略化した
回路図である。
【図8】 電圧低下が負荷の機器に及ぼす影響を示す図
である。
【符号の説明】
1 主開閉器、2a〜2c,3a〜3c 分岐開閉器、
11,12a〜12c,13a〜13c 電流検出器、
22 第1の母線、23 第2の母線、31,32 負
荷、41 主開閉制御器、42 事故判定制御装置、5
1,52a〜52c,53a〜53c 信号線、61,
62a〜62c,63a〜63c 制御線、71,72
a〜72c,73a〜73c 個別判定制御器。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受電端に1次側が接続された主開閉器の
    2次側に分配導体で分配された少なくとも1つの回路が
    1段または複数段形成され、上記分配された少なくとも
    1つの回路にはそれぞれ少なくとも1つの分岐開閉器が
    配置されてなる配電システムであって、 上記主開閉器および少なくとも1つの分岐開閉器の1次
    側または2次側に設けられ、上記主開閉器および少なく
    とも1つの分岐開閉器を流れる電流の大きさを検出する
    複数の電流検出器と、 上記複数の電流検出器の検出出力に基づき、上記少なく
    とも1つの分岐開閉器のうち所定の分岐開閉器に設定値
    以上の電流が流れたときは、上記主開閉器を開極させて
    その電流を遮断させ、その直後に上記所定の分岐開閉器
    を開極させて電路を開放させ、さらにその後に上記主開
    閉器を再度閉極させるように制御する制御手段とを備え
    たことを特徴とする配電システム。
  2. 【請求項2】 上記主開閉器の持つ遮断能力は、上記分
    岐開閉器の遮断能力より大きく、 上記制御手段は、上記所定の分岐開閉器にその分岐開閉
    器で遮断できないような大きさの電流が流れたとき、上
    記主開閉器を開極させることを特徴とする請求項1に記
    載の配電システム。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、事故判定制御装置で構
    成され、 上記複数の電流検出器の検出出力は上記事故判定制御装
    置に供給され、 上記事故判定制御装置は、上記複数の電流検出器の検出
    出力に基づき、開極すべき1個または複数個の分岐開閉
    器を特定し、その特定された分岐開閉器に流れる電流が
    その特定された分岐開閉器の遮断能力以内である場合に
    はその特定された分岐開閉器に開極指令を送出し、それ
    以外の場合には上記主開閉器に開極指令を送出すると共
    に、その直後に上記特定された分岐開閉器に開極指令を
    送出し、さらにその後に上記主開閉器に閉極指令を送出
    することを特徴とする請求項1に記載の配電システム。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、主開閉制御器と、事故
    判定制御装置とで構成され、 上記主開閉器の1次側または2次側に配された第1の電
    流検出器の検出出力は上記主開閉制御器に供給され、 上記少なくとも1つの分岐開閉器の1次側または2次側
    に配された複数の第2の電流検出器の検出出力は上記事
    故判定制御装置に供給され、 上記第1の電流検出器で設定値以上の電流が検出された
    場合、上記主開閉制御器は上記主開閉器に瞬時に開極指
    令を送出し、 上記事故判定制御装置は、上記複数の第2の電流検出器
    の検出出力に基づき、事故箇所に最も近接し、かつこの
    事故箇所の受電側に当たる開放すべき分岐開閉器を特定
    し、この特定された分岐開閉器に開極指令を送出し、そ
    の後に上記主開閉器に閉極指令を送出することを特徴と
    する請求項1に記載の配電システム。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記複数の電流検出器
    の検出出力がそれぞれ供給される複数の個別判定制御器
    で構成され、 上記それぞれの個別判定制御器は、対応する開閉器より
    下位に位置する開閉器に対応した個別判定制御器と接続
    され、 上記それぞれの個別判定制御器は、接続された電流検出
    器の検出出力と上記下位の個別判定制御器より供給され
    る上記下位に位置する開閉器の状態信号とから上記対応
    する開閉器の動作を決定してその開閉器を制御すると共
    に、上記対応する開閉器の上位に位置する開閉器に対応
    した個別判定制御器に上記対応する開閉器の状態信号を
    供給することを特徴とする請求項1または2に記載の配
    電システム。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、上記主開閉器に開極指
    令を送出した後に上記分岐開閉器に開極指令を送出する
    際、上記主開閉器によって電流が遮断されたことを確認
    したの後、上記特定された分岐開閉器に開極指令を送出
    することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の
    配電システム。
  7. 【請求項7】 上記少なくとも1つの分岐開閉器の開極
    を検出する開極検出手段を有し、 上記制御手段は、上記分岐開閉器に開極指令を送出した
    後に上記主開閉器に閉極指令を送出する際、上記開極検
    出手段の検出出力に基づいて上記分岐開閉器の開極によ
    る電路の開放を確認した後、上記主開閉器に閉極指令を
    送出することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記
    載の配電システム。
  8. 【請求項8】 上記主開閉器および上記少なくとも1つ
    の分岐開閉器の一部または全部の開極時間が10ms以
    下であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記
    載の配電システム。
  9. 【請求項9】 上記主開閉器および上記少なくとも1つ
    の分岐開閉器の一部または全部の閉極時間が10ms以
    下であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記
    載の配電システム。
  10. 【請求項10】 上記主開閉器および上記少なくとも1
    つの分岐開閉器の一部または全部が、半導体スイッチ素
    子で構成されることを特徴とする請求項8または9に記
    載の配電システム。
  11. 【請求項11】 上記主開閉器および上記少なくとも1
    つの分岐開閉器の一部または全部は、開閉機構部に電磁
    反発力を利用した高速応答開閉器であることを特徴とす
    る請求項8または9に記載の配電システム。
  12. 【請求項12】 上記高速応答開閉器の少なくとも開極
    または閉極の駆動機構が外部電源から供給される高周波
    電流同士あるいはそれによる渦電流との反発力によって
    直接的に駆動されることを特徴とする請求項11に記載
    の配電システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009142136A (ja) * 2007-12-11 2009-06-25 Chugoku Electric Power Co Inc:The 反限時要素付き保護継電器および電力系統の保護方法
JP2015198477A (ja) * 2014-03-31 2015-11-09 テンパール工業株式会社 分電盤
JP2020074665A (ja) * 2017-12-29 2020-05-14 テンパール工業株式会社 分電盤
JP2022033375A (ja) * 2019-10-28 2022-03-01 テンパール工業株式会社 分電盤

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