JPH11322557A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
- Publication number
- JPH11322557A JPH11322557A JP10140539A JP14053998A JPH11322557A JP H11322557 A JPH11322557 A JP H11322557A JP 10140539 A JP10140539 A JP 10140539A JP 14053998 A JP14053998 A JP 14053998A JP H11322557 A JPH11322557 A JP H11322557A
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- JP
- Japan
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- sodium
- polyoxyethylene
- dextranase
- fatty acid
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Abstract
(57)【要約】
【解決手段】 デキストラナーゼと、ポリオキシエチレ
ンソルビットミツロウ及び／又はポリオキシエチレンラ
ノリンとを含有することを特徴とする口腔用組成物。 【効果】 本発明の口腔用組成物は、デキストラナーゼ
と親水性を付与したポリオキシエチレンソルビットミツ
ロウ、ポリホキシエチレンラノリンを組み合わせたこと
により、歯への光沢付与効果、細菌付着抑制効果が高い
ものである。
ンソルビットミツロウ及び／又はポリオキシエチレンラ
ノリンとを含有することを特徴とする口腔用組成物。 【効果】 本発明の口腔用組成物は、デキストラナーゼ
と親水性を付与したポリオキシエチレンソルビットミツ
ロウ、ポリホキシエチレンラノリンを組み合わせたこと
により、歯への光沢付与効果、細菌付着抑制効果が高い
ものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯に光沢を与える
効果に優れていると共に、歯垢抑制効果の高い口腔用組
成物に関する。
効果に優れていると共に、歯垢抑制効果の高い口腔用組
成物に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
歯の美容剤にセラックを配合することが知られている
（特開平４−８２８２１号公報）。また、歯磨組成物に
ロウ又はセラックを配合し、歯に光沢を与えること（国
際公開ＷＯ９６／２８１３４）が提案されており、これ
にはミツロウ、ラノリンを配合することも提案されてい
る。
歯の美容剤にセラックを配合することが知られている
（特開平４−８２８２１号公報）。また、歯磨組成物に
ロウ又はセラックを配合し、歯に光沢を与えること（国
際公開ＷＯ９６／２８１３４）が提案されており、これ
にはミツロウ、ラノリンを配合することも提案されてい
る。
【０００３】しかしながら、これらの化合物は、水に不
溶性であることから、歯に光沢を与える効果、細菌の付
着を抑制する効果についてはなお検討の余地があり、よ
り使いやすく歯に光沢を与え、細菌の付着を抑制する口
腔用組成物の開発が望まれている。
溶性であることから、歯に光沢を与える効果、細菌の付
着を抑制する効果についてはなお検討の余地があり、よ
り使いやすく歯に光沢を与え、細菌の付着を抑制する口
腔用組成物の開発が望まれている。
【０００４】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者は上記要望に応えるため鋭意検討を重ねた結果、
デキストラナーゼは従来より歯垢形成を抑制する有効成
分として知られている（例えば特開昭４８−５６８３４
号公報、特開昭４８−５６８３６号公報等）が、デキス
トラナーゼをミツロウ、ラノリンに親水性を付与したポ
リオキシエチレンソルビットミツロウ又はポリオキシエ
チレンラノリンと併用することにより、意外にも歯面に
対して優れた光沢付与効果が得られ、しかも歯垢抑制効
果が高くなることを知見し、本発明をなすに至ったもの
である。
発明者は上記要望に応えるため鋭意検討を重ねた結果、
デキストラナーゼは従来より歯垢形成を抑制する有効成
分として知られている（例えば特開昭４８−５６８３４
号公報、特開昭４８−５６８３６号公報等）が、デキス
トラナーゼをミツロウ、ラノリンに親水性を付与したポ
リオキシエチレンソルビットミツロウ又はポリオキシエ
チレンラノリンと併用することにより、意外にも歯面に
対して優れた光沢付与効果が得られ、しかも歯垢抑制効
果が高くなることを知見し、本発明をなすに至ったもの
である。
【０００５】以下、本発明について更に詳述する。本発
明の口腔用組成物は、デキストラナーゼと、ポリオキシ
エチレンソルビットミツロウ及び／又はポリオキシエチ
レンラノリンとを含有する。
明の口腔用組成物は、デキストラナーゼと、ポリオキシ
エチレンソルビットミツロウ及び／又はポリオキシエチ
レンラノリンとを含有する。
【０００６】ここで、デキストラナーゼとしては、ケト
ミウム属、ペニシリウム属、アスペルギルス属、スピカ
リア属、ラクトバチルス属、セルビブリオ属等に属する
公知のデキストラナーゼ生成菌より公知の方法により得
られるデキストラナーゼはもちろん、他の微生物により
生産されるデキストラナーゼも使用することができる。
ミウム属、ペニシリウム属、アスペルギルス属、スピカ
リア属、ラクトバチルス属、セルビブリオ属等に属する
公知のデキストラナーゼ生成菌より公知の方法により得
られるデキストラナーゼはもちろん、他の微生物により
生産されるデキストラナーゼも使用することができる。
【０００７】デキストラナーゼの配合量は、組成物全体
の０．０１〜５％（重量％、以下同じ）、特に０．１〜
１％とすることが好ましい。
の０．０１〜５％（重量％、以下同じ）、特に０．１〜
１％とすることが好ましい。
【０００８】一方、ポリオキシエチレンソルビットミツ
ロウ、ポリオキシエチレンラノリンも公知のものを用い
ることができ、市販品を用いることができる。例えば、
ポリオキシエチレンソルビットミツロウとしては、日光
ケミカルズ株式会社製ＧＢＷ−２５（ＨＬＢ７．５）、
ＧＢＷ−１２５（ＨＬＢ９．５）等が用いられ、ポリオ
キシエチレンラノリンとしては、日光ケミカルズ株式会
社製ＴＷ−１０（ＨＬＢ１２．０）、ＴＷ−２０（ＨＬ
Ｂ１３．０）、ＴＷ−３０（ＨＬＢ１５．０）等が用い
られる。
ロウ、ポリオキシエチレンラノリンも公知のものを用い
ることができ、市販品を用いることができる。例えば、
ポリオキシエチレンソルビットミツロウとしては、日光
ケミカルズ株式会社製ＧＢＷ−２５（ＨＬＢ７．５）、
ＧＢＷ−１２５（ＨＬＢ９．５）等が用いられ、ポリオ
キシエチレンラノリンとしては、日光ケミカルズ株式会
社製ＴＷ−１０（ＨＬＢ１２．０）、ＴＷ−２０（ＨＬ
Ｂ１３．０）、ＴＷ−３０（ＨＬＢ１５．０）等が用い
られる。
【０００９】ポリオキシエチレンソルビットミツロウ、
ポリオキシエチレンラノリンは１種を単独で又は２種以
上を組み合わせて使用でき、ポリオキシエチレンソルビ
ットミツロウ、ポリオキシエチレンラノリンの量は、好
ましくは組成物全体の０．１〜２０％であり、より好ま
しくは０．１〜１０％、更に好ましくは０．１〜５％で
ある。
ポリオキシエチレンラノリンは１種を単独で又は２種以
上を組み合わせて使用でき、ポリオキシエチレンソルビ
ットミツロウ、ポリオキシエチレンラノリンの量は、好
ましくは組成物全体の０．１〜２０％であり、より好ま
しくは０．１〜１０％、更に好ましくは０．１〜５％で
ある。
【００１０】本発明の口腔用組成物は、練歯磨、液状歯
磨、潤製歯磨等の歯磨類、洗口剤、チューインガム等と
して調製、適用されるが、本発明の口腔用組成物には、
上述した有効成分の他にその種類に応じて適宜成分を配
合することができる。例えば、歯磨の場合は、研磨剤、
粘稠剤、界面活性剤、甘味料、香料、着色剤、その他の
有効成分などを配合できる。これらは、いずれの場合も
従来使用されている成分を常用量で用いることができ
る。
磨、潤製歯磨等の歯磨類、洗口剤、チューインガム等と
して調製、適用されるが、本発明の口腔用組成物には、
上述した有効成分の他にその種類に応じて適宜成分を配
合することができる。例えば、歯磨の場合は、研磨剤、
粘稠剤、界面活性剤、甘味料、香料、着色剤、その他の
有効成分などを配合できる。これらは、いずれの場合も
従来使用されている成分を常用量で用いることができ
る。
【００１１】粘結剤としては、カラギーナン、カルボキ
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、アル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル等のアルギン酸誘導体、キサンタンガム、ジュエ
ランガム、トラガントガム、カラヤガム等のガム類、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カル
ボキシビニルポリマー等の合成粘結剤、シリカゲル、ビ
ーガム、ラポナイト等の無機粘結剤等の１種又は２種以
上を配合し得る。
シメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導体、アル
ギン酸ナトリウム、アルギン酸プロピレングリコールエ
ステル等のアルギン酸誘導体、キサンタンガム、ジュエ
ランガム、トラガントガム、カラヤガム等のガム類、ポ
リビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カル
ボキシビニルポリマー等の合成粘結剤、シリカゲル、ビ
ーガム、ラポナイト等の無機粘結剤等の１種又は２種以
上を配合し得る。
【００１２】粘稠剤としては、グリセリン、ソルビッ
ト、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
エチレングリコール、還元でんぷん糖化物、キシリトー
ル、マルチトール等の多価アルコール等の１種又は２種
以上を使用することができる。
ト、プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、
エチレングリコール、還元でんぷん糖化物、キシリトー
ル、マルチトール等の多価アルコール等の１種又は２種
以上を使用することができる。
【００１３】また、界面活性剤としては、アニオン性界
面活性剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が
挙げられる。
面活性剤、ノニオン性界面活性剤及び両性界面活性剤が
挙げられる。
【００１４】アニオン性界面活性剤としては、ラウリル
硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキ
ル硫酸ナトリウム、Ｎ−ラウロイルザルコシン酸ナトリ
ウム、Ｎ−ミリストイルザルコシン酸ナトリウム等のＮ
−アシルザルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグ
リセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナト
リウム、Ｎ−パルミトイルグルタミン酸ナトリウム等の
Ｎ−アシルグルタミン酸塩、Ｎ−メチル−Ｎ−アシルタ
ウリンナトリウム、Ｎ−メチル−Ｎ−アシルアラニンナ
トリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム等が用
いられる。
硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウム等のアルキ
ル硫酸ナトリウム、Ｎ−ラウロイルザルコシン酸ナトリ
ウム、Ｎ−ミリストイルザルコシン酸ナトリウム等のＮ
−アシルザルコシン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム、水素添加ココナッツ脂肪酸モノグ
リセリドモノ硫酸ナトリウム、ラウリルスルホ酢酸ナト
リウム、Ｎ−パルミトイルグルタミン酸ナトリウム等の
Ｎ−アシルグルタミン酸塩、Ｎ−メチル−Ｎ−アシルタ
ウリンナトリウム、Ｎ−メチル−Ｎ−アシルアラニンナ
トリウム、α−オレフィンスルホン酸ナトリウム等が用
いられる。
【００１５】ノニオン性界面活性剤としては、ショ糖脂
肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース
脂肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル、マルチトール脂
肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル等の糖アル
コール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
モノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノス
テアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又はジエタ
ノールアミド、ミリスチン酸モノ又はジエタノールアミ
ド等の脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエ
ーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸
エステル等が用いられる。
肪酸エステル、マルトース脂肪酸エステル、ラクトース
脂肪酸エステル等の糖脂肪酸エステル、マルチトール脂
肪酸エステル、ラクチトール脂肪酸エステル等の糖アル
コール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン
モノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノス
テアレート等のポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等のポリオキ
シエチレン脂肪酸エステル、ラウリン酸モノ又はジエタ
ノールアミド、ミリスチン酸モノ又はジエタノールアミ
ド等の脂肪酸モノ又はジエタノールアミド、ソルビタン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級アルコールエ
ーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重
合体、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸
エステル等が用いられる。
【００１６】甘味剤としては、サッカリンナトリウム、
ステビオサイド、グリチルリチン酸ジカリウム、ペリラ
ルチン、ソーマチン等を配合し得る。
ステビオサイド、グリチルリチン酸ジカリウム、ペリラ
ルチン、ソーマチン等を配合し得る。
【００１７】香料成分としては、メントール、アネトー
ル、カルボン、オイゲノール、リモネン、ｎ−デシルア
ルコール、シトロネロール、α−テルピネオール、シネ
オール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チ
モール、ペパーミント油、スペアミント油、ウインター
グリーン油、丁字油、ユーカリ油等を単独で又は組み合
わせて配合し得る。着色剤としては青色１号、黄色４
号、二酸化チタン等が用いられる。
ル、カルボン、オイゲノール、リモネン、ｎ−デシルア
ルコール、シトロネロール、α−テルピネオール、シネ
オール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チ
モール、ペパーミント油、スペアミント油、ウインター
グリーン油、丁字油、ユーカリ油等を単独で又は組み合
わせて配合し得る。着色剤としては青色１号、黄色４
号、二酸化チタン等が用いられる。
【００１８】また、その他の有効成分としては、フッ化
ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化
物、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテアー
ゼ、溶菌酵素等の酵素、トラネキサム酸、イプシロンア
ミノカプロン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチ
ルレチン酸、ビサボロール、クロロフィル、塩化ナトリ
ウム、水溶性無機リン酸化合物、トリクロサン、セチル
ピリジニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、塩化
ベンゼトニウム等の１種又は２種以上を配合し得る。
ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム等のフッ化
物、ムタナーゼ、リゾチーム、アミラーゼ、プロテアー
ゼ、溶菌酵素等の酵素、トラネキサム酸、イプシロンア
ミノカプロン酸、グリチルリチン酸ジカリウム、グリチ
ルレチン酸、ビサボロール、クロロフィル、塩化ナトリ
ウム、水溶性無機リン酸化合物、トリクロサン、セチル
ピリジニウムクロライド、塩化ベンザルコニウム、塩化
ベンゼトニウム等の１種又は２種以上を配合し得る。
【００１９】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、デキストラナ
ーゼと親水性を付与したポリオキシエチレンソルビット
ミツロウ、ポリホキシエチレンラノリンを組み合わせた
ことにより、歯への光沢付与効果、細菌付着抑制効果が
高いものである。
ーゼと親水性を付与したポリオキシエチレンソルビット
ミツロウ、ポリホキシエチレンラノリンを組み合わせた
ことにより、歯への光沢付与効果、細菌付着抑制効果が
高いものである。
【００２０】
【実施例】以下、実験例及び実施例を示して本発明を具
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。なお、下記の例で％は重量％を示す。
体的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限される
ものではない。なお、下記の例で％は重量％を示す。
【００２１】［実験例１］光沢付与効果 １０人の被験者の上下顎前歯部唇側歯面を被験歯とし、
表１に示す組成の歯磨剤約１ｇをとり、被験歯面のみを
１分間自由にブラッシングさせ、ブラッシング前後の被
験歯の光沢を３人の判定者が判定した。被験者を２群に
分け、１群は比較例の歯磨で評価し、１日おいて実施例
の歯磨を評価した。他の群は実施例、比較例の順で評価
した。
表１に示す組成の歯磨剤約１ｇをとり、被験歯面のみを
１分間自由にブラッシングさせ、ブラッシング前後の被
験歯の光沢を３人の判定者が判定した。被験者を２群に
分け、１群は比較例の歯磨で評価し、１日おいて実施例
の歯磨を評価した。他の群は実施例、比較例の順で評価
した。
【００２２】
【表１】 ＜結果＞ 実施例１ 実施例２ 比較例１ 変わらない ５ ６ １２ どちらともいえない ８ ７ ８ やや光沢がある １４ １５ ９ 明らかに光沢がある ３ ２ １ 本発明の歯磨剤は、比較歯磨剤に比ベ優れた光沢付与効
果があった。
果があった。
【００２３】［実験例２］３週齢（雄）のゴールデンハ
ムスターを１群１０匹とし、各ハムスターにストレプト
マイシン耐性のう蝕原因菌Ｓｔｒｅｐｔｏｃｏｃｃｕｓ
ｍｕｔａｎｓ１０４４９株を感染させた。感染は該菌
株を４ｍｌのＢＨＩ培地（ＢＢＬ社製）に１白金耳植菌
し、嫌気条件下、３６℃、２０時間培養した後、この菌
液０．１ｍｌを各ハムスターの口中に滴下することを３
日間行った。各ハムスターの菌の定着は、０．１％スト
レプトマイシンを含むＭＳ寒天培地（Ｄｉｆｕｃｏ社
製）を用いて確認した。菌の定着を上記のように確認し
た後、表２に示す試験歯磨組成の歯磨を製造し、３倍量
の水で抽出した液を５週間投与した。投与方法は、ハム
スターの口中に０．１ｍｌを１日２回投与した。実験期
間中の飼料としては、う蝕誘発性粉末飼料Ｄｉｅｔ２０
００（日本クレア社製）を用いた。また、飲料水は、孔
径０．２μｍのメンブランフィルターで濾過したイオン
交換水を使用した。
ムスターを１群１０匹とし、各ハムスターにストレプト
マイシン耐性のう蝕原因菌Ｓｔｒｅｐｔｏｃｏｃｃｕｓ
ｍｕｔａｎｓ１０４４９株を感染させた。感染は該菌
株を４ｍｌのＢＨＩ培地（ＢＢＬ社製）に１白金耳植菌
し、嫌気条件下、３６℃、２０時間培養した後、この菌
液０．１ｍｌを各ハムスターの口中に滴下することを３
日間行った。各ハムスターの菌の定着は、０．１％スト
レプトマイシンを含むＭＳ寒天培地（Ｄｉｆｕｃｏ社
製）を用いて確認した。菌の定着を上記のように確認し
た後、表２に示す試験歯磨組成の歯磨を製造し、３倍量
の水で抽出した液を５週間投与した。投与方法は、ハム
スターの口中に０．１ｍｌを１日２回投与した。実験期
間中の飼料としては、う蝕誘発性粉末飼料Ｄｉｅｔ２０
００（日本クレア社製）を用いた。また、飲料水は、孔
径０．２μｍのメンブランフィルターで濾過したイオン
交換水を使用した。
【００２４】各ハムスターの歯垢付着の状態は、臼歯１
２本につき、島田らの方法（衛生検査技術講座１１巻）
により評価し、その合計点で表した。評価基準 ０：染め出された歯垢が無く、小窩裂溝の内容物が点あ
るいは線状に染まるのみのもの １：１／３未満の面積が染め出された歯垢で被覆される
もの ２：２／３未満の面積が染め出された歯垢で被覆される
もの ３：２／３以上の面積が染め出された歯垢で被覆される
もの
２本につき、島田らの方法（衛生検査技術講座１１巻）
により評価し、その合計点で表した。評価基準 ０：染め出された歯垢が無く、小窩裂溝の内容物が点あ
るいは線状に染まるのみのもの １：１／３未満の面積が染め出された歯垢で被覆される
もの ２：２／３未満の面積が染め出された歯垢で被覆される
もの ３：２／３以上の面積が染め出された歯垢で被覆される
もの
【００２５】
【表２】
【００２６】以下、配合処方例を示す。
【００２７】
【表３】
【００２８】 ［実施例１３］洗口剤 エタノール １０．０％ グリセリン ２０．０ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ０．０５ 香料 ０．８ デキストラナーゼ ０．１ ポリオキシエチレンラノリン（ＴＷ−３０） １．０ フッ化ナトリウム ０．２３水 残 計 １００．０％
【００２９】 ［実施例１４］ガム ガムベース ２０．０％ シロップ ５．０ グリセリン ２．０ ソルビット ７１．３ デキストラナーゼ ０．２ ポリオキシエチレンソルビットミツロウ（ＧＢＷ−２５） ２．０香料 １．０ 計 １００．０％
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤羽 康宏 東京都墨田区本所１丁目３番７号 ライオ ン株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】 デキストラナーゼと、ポリオキシエチレ
ンソルビットミツロウ及び／又はポリオキシエチレンラ
ノリンとを含有することを特徴とする口腔用組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10140539A JPH11322557A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10140539A JPH11322557A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 口腔用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11322557A true JPH11322557A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15271034
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10140539A Pending JPH11322557A (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11322557A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004019899A1 (en) * | 2002-08-28 | 2004-03-11 | Colgate-Palmolive Company | Dual component dental composition containing enzyme |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP10140539A patent/JPH11322557A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2004019899A1 (en) * | 2002-08-28 | 2004-03-11 | Colgate-Palmolive Company | Dual component dental composition containing enzyme |
| CN100435776C (zh) * | 2002-08-28 | 2008-11-26 | 高露洁-棕榄公司 | 含酶双组分牙膏组合物 |
| EP2172187A1 (en) * | 2002-08-28 | 2010-04-07 | Colgate-Palmolive Company | Dual component dental composition containing enzyme |
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