JPH11321166A - Ｉｄカードおよびその作成方法 - Google Patents
Ｉｄカードおよびその作成方法Info
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- JPH11321166A JPH11321166A JP14042598A JP14042598A JPH11321166A JP H11321166 A JPH11321166 A JP H11321166A JP 14042598 A JP14042598 A JP 14042598A JP 14042598 A JP14042598 A JP 14042598A JP H11321166 A JPH11321166 A JP H11321166A
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Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のＩＤカードは、カード基材上に顔写真
等の画像情報表示や氏名，会員番号等の文字情報を表示
したりして、カード使用者の本人確認の手段として利用
しているが、顔写真等の画像情報表示を変造して他人の
ＩＤカードを不正に使用された場合のセキュリティー上
のチェックが簡単にできなかった。 【解決手段】 本発明のＩＤカードは、昇華転写手段に
より形成された画像情報表示部を基材上に備えるＩＤカ
ードにおいて、該画像情報表示部上に昇華転写手段によ
り蛍光インキを用いてＩＤカード使用者個人の氏名、番
号、サイン、指紋等の固有情報か記載されていることを
特徴とするＩＤカードである。
等の画像情報表示や氏名，会員番号等の文字情報を表示
したりして、カード使用者の本人確認の手段として利用
しているが、顔写真等の画像情報表示を変造して他人の
ＩＤカードを不正に使用された場合のセキュリティー上
のチェックが簡単にできなかった。 【解決手段】 本発明のＩＤカードは、昇華転写手段に
より形成された画像情報表示部を基材上に備えるＩＤカ
ードにおいて、該画像情報表示部上に昇華転写手段によ
り蛍光インキを用いてＩＤカード使用者個人の氏名、番
号、サイン、指紋等の固有情報か記載されていることを
特徴とするＩＤカードである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＩＤカードの保有
者の顔写真，氏名，会員番号，サイン，指紋等の固有情
報を表示したＩＤカードであって、特にそのＩＤカード
の偽造や変造による使用を防止することができる技術に
関するものである。
者の顔写真，氏名，会員番号，サイン，指紋等の固有情
報を表示したＩＤカードであって、特にそのＩＤカード
の偽造や変造による使用を防止することができる技術に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、その人の身分等を証明する媒
体として、ＩＤカードが用いられているが、通常これら
のＩＤカード上に、ＩＤカード所有者の会員番号，氏
名，生年月日等の文字情報や、ＩＤカード所有者の顔写
真の画像情報が表示されている。ＩＤカード所有者の顔
写真をＩＤカード上に表示する方法としては、ＩＤカー
ド基材に凹部を形成し、その凹部に顔写真の印画紙を埋
設した後、ＩＤカード基材をオーバーシート層で覆って
積層し、さらに熱プレス機で熱プレスすることで顔写真
入りのＩＤカードを作成し、その後、会員番号，氏名，
生年月日等の文字情報をＩＤカード外部からエンボス加
工することで作成している。
体として、ＩＤカードが用いられているが、通常これら
のＩＤカード上に、ＩＤカード所有者の会員番号，氏
名，生年月日等の文字情報や、ＩＤカード所有者の顔写
真の画像情報が表示されている。ＩＤカード所有者の顔
写真をＩＤカード上に表示する方法としては、ＩＤカー
ド基材に凹部を形成し、その凹部に顔写真の印画紙を埋
設した後、ＩＤカード基材をオーバーシート層で覆って
積層し、さらに熱プレス機で熱プレスすることで顔写真
入りのＩＤカードを作成し、その後、会員番号，氏名，
生年月日等の文字情報をＩＤカード外部からエンボス加
工することで作成している。
【０００３】また、別の従来方法として、昇華転写方式
により作成する方法がある。図５，図６には、従来の昇
華転写方式により製造されたＩＤカードの構成の一例を
示している。図５は、ＩＤカードの平面図を示し、図６
は、その断面図を示している。従来のＩＤカード１は、
積層されたセンターコア２ａ，２ｂの表裏両面側に、オ
ーバーシート層３ａ，３ｂとが積層されてカード基材４
を構成している。このカード基材４のセンターコア２
ａ，２ｂの表面には、各種の絵柄や模様そして共通の情
報等が印刷されている印刷層５が形成されている。オー
バーシート層３ａの上面には、ＩＤカード１の所有者の
顔写真６を表示した画像情報表示部７及びＩＤカード１
の所有者の会員番号８，氏名９などを表示した文字情報
表示部１０を有する昇華染料及び溶融転写層１１が形成
されている。前記した顔写真６の画像情報表示部７及び
会員番号８，氏名９などの文字情報表示部１０における
顔写真画像情報の表示及び文字情報の表示は、昇華転写
方式による印刷により行われる。ここで、昇華転写方式
とは、昇華性の染料を用いて熱により染料を蒸発させ、
被転写体に蒸発した染料を付着または染色させる方法を
いう。例えば、ＩＤカード所有者の会員番号８，氏名９
などの文字情報は、イエロー，マゼンタ，シアンを適宜
かけ合わせて昇華転写リボンを用いて、あるいはブラッ
クの溶融リボンを用いて文字表示し、顔写真６などの画
像情報は、イエロー，マゼンタ，シアンのプロセスイン
キによりカラー画像で表現している。さらに、前記昇華
転写方式では、染料を用いているため、他の合成樹脂、
例えば可塑剤を含むカードケース等への移行性があるた
め、オーバーシート層３ａの上側には、昇華転写により
記録された領域上を覆うようにして転写やコーティング
等で保護層１２を設けている。
により作成する方法がある。図５，図６には、従来の昇
華転写方式により製造されたＩＤカードの構成の一例を
示している。図５は、ＩＤカードの平面図を示し、図６
は、その断面図を示している。従来のＩＤカード１は、
積層されたセンターコア２ａ，２ｂの表裏両面側に、オ
ーバーシート層３ａ，３ｂとが積層されてカード基材４
を構成している。このカード基材４のセンターコア２
ａ，２ｂの表面には、各種の絵柄や模様そして共通の情
報等が印刷されている印刷層５が形成されている。オー
バーシート層３ａの上面には、ＩＤカード１の所有者の
顔写真６を表示した画像情報表示部７及びＩＤカード１
の所有者の会員番号８，氏名９などを表示した文字情報
表示部１０を有する昇華染料及び溶融転写層１１が形成
されている。前記した顔写真６の画像情報表示部７及び
会員番号８，氏名９などの文字情報表示部１０における
顔写真画像情報の表示及び文字情報の表示は、昇華転写
方式による印刷により行われる。ここで、昇華転写方式
とは、昇華性の染料を用いて熱により染料を蒸発させ、
被転写体に蒸発した染料を付着または染色させる方法を
いう。例えば、ＩＤカード所有者の会員番号８，氏名９
などの文字情報は、イエロー，マゼンタ，シアンを適宜
かけ合わせて昇華転写リボンを用いて、あるいはブラッ
クの溶融リボンを用いて文字表示し、顔写真６などの画
像情報は、イエロー，マゼンタ，シアンのプロセスイン
キによりカラー画像で表現している。さらに、前記昇華
転写方式では、染料を用いているため、他の合成樹脂、
例えば可塑剤を含むカードケース等への移行性があるた
め、オーバーシート層３ａの上側には、昇華転写により
記録された領域上を覆うようにして転写やコーティング
等で保護層１２を設けている。
【０００４】しかしながら、これらＩＤカード上に表示
された文字情報や画像情報は、肉眼により目視されるた
め、不正行為をしようとする者が、ＩＤカード上の情報
を改ざん，変造して不正使用したり、また別のＩＤカー
ドを使い、ＩＤカード上に表示された文字情報や画像情
報と同じ情報を表示するなどして偽造ＩＤカードを作成
し、本人になりすまして偽造ＩＤカードを不正に使用す
る恐れがある。
された文字情報や画像情報は、肉眼により目視されるた
め、不正行為をしようとする者が、ＩＤカード上の情報
を改ざん，変造して不正使用したり、また別のＩＤカー
ドを使い、ＩＤカード上に表示された文字情報や画像情
報と同じ情報を表示するなどして偽造ＩＤカードを作成
し、本人になりすまして偽造ＩＤカードを不正に使用す
る恐れがある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した従
来の問題点に鑑みてなされたもので、ＩＤカードを不正
に改ざん，変造または偽造されにくく、また、もしＩＤ
カードが不正に改ざん，変造または偽造された場合で
も、そのＩＤカードの使用に際して、そのＩＤカードの
真偽判定やチェックを簡単に素早く行うことのできるセ
キュリティー性の高いＩＤカード媒体を提供するもので
ある。
来の問題点に鑑みてなされたもので、ＩＤカードを不正
に改ざん，変造または偽造されにくく、また、もしＩＤ
カードが不正に改ざん，変造または偽造された場合で
も、そのＩＤカードの使用に際して、そのＩＤカードの
真偽判定やチェックを簡単に素早く行うことのできるセ
キュリティー性の高いＩＤカード媒体を提供するもので
ある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明のＩＤカードは、昇華転写手段により形成
された画像情報表示部を基材上に備えるＩＤカードにお
いて、該画像情報表示部上に昇華転写手段もしくは溶融
転写手段により蛍光インキを用いてＩＤカード使用者個
人の氏名，会員番号，サイン，指紋等の固有情報が記載
されてなることを特徴とするものである。
めに、本発明のＩＤカードは、昇華転写手段により形成
された画像情報表示部を基材上に備えるＩＤカードにお
いて、該画像情報表示部上に昇華転写手段もしくは溶融
転写手段により蛍光インキを用いてＩＤカード使用者個
人の氏名，会員番号，サイン，指紋等の固有情報が記載
されてなることを特徴とするものである。
【０００７】また、本発明のＩＤカードの作成方法は、
昇華転写手段により形成された画像情報表示部を基材上
に備えるＩＤカードを作成する方法において、あらかじ
めＩＤカードを使用する使用者個人に関する数種類の固
有情報データを記憶装置に記憶しておき、ＩＤカード作
成時に該固有情報データに基づいて、カード基材上に昇
華転写手段により画像情報表示部を形成し、さらに該画
像情報表示部上に該固有情報データに基づいて、昇華転
写手段もしくは溶融転写手段により蛍光インキを用いて
ＩＤカード使用者個人の固有情報を記載することを特徴
とするＩＤカードの作成方法である。そして、前記の数
種類の固有情報データが、ＩＤカード使用者個人の顔写
真，氏名，会員番号，サイン，指紋であることを特徴と
するＩＤカードの作成方法である。
昇華転写手段により形成された画像情報表示部を基材上
に備えるＩＤカードを作成する方法において、あらかじ
めＩＤカードを使用する使用者個人に関する数種類の固
有情報データを記憶装置に記憶しておき、ＩＤカード作
成時に該固有情報データに基づいて、カード基材上に昇
華転写手段により画像情報表示部を形成し、さらに該画
像情報表示部上に該固有情報データに基づいて、昇華転
写手段もしくは溶融転写手段により蛍光インキを用いて
ＩＤカード使用者個人の固有情報を記載することを特徴
とするＩＤカードの作成方法である。そして、前記の数
種類の固有情報データが、ＩＤカード使用者個人の顔写
真，氏名，会員番号，サイン，指紋であることを特徴と
するＩＤカードの作成方法である。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明のＩＤカードは、昇華転写
手段により形成された顔写真等の画像情報表示部を基材
上に備えるＩＤカードにおいて、該画像情報表示部上に
昇華転写手段もしくは溶融転写手段により蛍光インキを
用いてＩＤカード使用者個人の氏名，会員番号，サイ
ン，指紋等の固有情報が記載されているものである。こ
こで、蛍光インキとは、蛍光物質を含んだインキであ
り、蛍光インキによりカード基材上にＩＤカード使用者
個人の氏名，会員番号，サイン，指紋等の固有情報を記
載することにより、前記記載部分に紫外線を照射するこ
とで記載事項が発光するため、目視による記載事項の確
認が可能となるものである。
手段により形成された顔写真等の画像情報表示部を基材
上に備えるＩＤカードにおいて、該画像情報表示部上に
昇華転写手段もしくは溶融転写手段により蛍光インキを
用いてＩＤカード使用者個人の氏名，会員番号，サイ
ン，指紋等の固有情報が記載されているものである。こ
こで、蛍光インキとは、蛍光物質を含んだインキであ
り、蛍光インキによりカード基材上にＩＤカード使用者
個人の氏名，会員番号，サイン，指紋等の固有情報を記
載することにより、前記記載部分に紫外線を照射するこ
とで記載事項が発光するため、目視による記載事項の確
認が可能となるものである。
【０００９】また、蛍光インキを用いた記載は、顔写真
等の画像情報表示部内においてＩＤカード使用者個人の
固有情報を数種類併用して記載してもよいし、蛍光イン
キを用いた微細な文字による固有情報を画像情報表示部
内の全面に記載してもよい。特に、蛍光インキを用いた
微細な文字による固有情報を画像情報表示部の全面に記
載した場合は、顔写真等の画像情報表示部の一部分を変
造しようとした際に必ず蛍光インキを用いた微細な文字
も削り取ることになるので、変造防止効果が大きいもの
である。
等の画像情報表示部内においてＩＤカード使用者個人の
固有情報を数種類併用して記載してもよいし、蛍光イン
キを用いた微細な文字による固有情報を画像情報表示部
内の全面に記載してもよい。特に、蛍光インキを用いた
微細な文字による固有情報を画像情報表示部の全面に記
載した場合は、顔写真等の画像情報表示部の一部分を変
造しようとした際に必ず蛍光インキを用いた微細な文字
も削り取ることになるので、変造防止効果が大きいもの
である。
【００１０】本発明のＩＤカードの作成方法に使用する
昇華転写インクリボンは、例えば転写用リボン基材にイ
エロー，マゼンタ，シアン，ブラックの順に昇華染料層
を設け、続いて蛍光インキと保護層を設けたものを使用
する。尚、ブラックの部分は溶融転写用リボンを用いて
もよい。また、別の方法として、イエロー，マゼンタ，
シアン，ブラックの順に昇華染料層を設けた昇華転写イ
ンクリボンにより、昇華型サーマルヘッドを用いてカー
ド基材上に顔写真等の画像情報表示部を形成した後、別
の蛍光インキリボンにより前記画像情報表示部の上面に
ＩＤカード使用者個人の氏名，会員番号，サイン，指紋
等の固有情報を記載し、その上に保護層を設けるという
方法もある。
昇華転写インクリボンは、例えば転写用リボン基材にイ
エロー，マゼンタ，シアン，ブラックの順に昇華染料層
を設け、続いて蛍光インキと保護層を設けたものを使用
する。尚、ブラックの部分は溶融転写用リボンを用いて
もよい。また、別の方法として、イエロー，マゼンタ，
シアン，ブラックの順に昇華染料層を設けた昇華転写イ
ンクリボンにより、昇華型サーマルヘッドを用いてカー
ド基材上に顔写真等の画像情報表示部を形成した後、別
の蛍光インキリボンにより前記画像情報表示部の上面に
ＩＤカード使用者個人の氏名，会員番号，サイン，指紋
等の固有情報を記載し、その上に保護層を設けるという
方法もある。
【００１１】本発明のＩＤカードの作成方法において
は、イエロー，マゼンタ，シアンの昇華転写インクリボ
ンにより顔写真等の画像情報表示部を形成した後、蛍光
インキリボンにより前記画像情報表示部の上面にＩＤカ
ード使用者個人の氏名，会員番号，サイン，指紋等の固
有情報を記載してもよい。
は、イエロー，マゼンタ，シアンの昇華転写インクリボ
ンにより顔写真等の画像情報表示部を形成した後、蛍光
インキリボンにより前記画像情報表示部の上面にＩＤカ
ード使用者個人の氏名，会員番号，サイン，指紋等の固
有情報を記載してもよい。
【００１２】
【実施例】以下、本発明のＩＤカードおよびＩＤカード
の作成方法の実施例について、図面を参照しながら詳細
に説明する。ここにおいて、図１は本発明によるＩＤカ
ードの実施例１を説明する平面図、図２は本発明による
ＩＤカードに紫外線を照射した場合を説明する平面図、
図３は、本発明によるＩＤカードの実施例１を説明する
断面説明図、図４は本発明によるＩＤカードの実施例２
を説明する平面図、図５は従来のＩＤカードを説明する
平面図、図６は従来のＩＤカードを説明する断面説明図
である。
の作成方法の実施例について、図面を参照しながら詳細
に説明する。ここにおいて、図１は本発明によるＩＤカ
ードの実施例１を説明する平面図、図２は本発明による
ＩＤカードに紫外線を照射した場合を説明する平面図、
図３は、本発明によるＩＤカードの実施例１を説明する
断面説明図、図４は本発明によるＩＤカードの実施例２
を説明する平面図、図５は従来のＩＤカードを説明する
平面図、図６は従来のＩＤカードを説明する断面説明図
である。
【００１３】まず、本発明によるＩＤカードの実施例１
について以下に説明する。図３に示すように、本発明の
ＩＤカード１は、従来のＩＤカードと同様に、積層され
たセンターコア２ａ，２ｂと、そのセンターコア２ａ，
２ｂの両表面側にオーバーシート層３ａ，３ｂとがさら
に積層されてカード基材４を形成している。センターコ
ア２ａ，２ｂは、約０．５ｍｍ程度の厚さの塩化ビニル
等の白色シートなどから形成されている。また、オーバ
ーシート層３ａ，３ｂは、約０．１ｍｍ程度の透明また
は半透明のシートから形成されている。また、このカー
ド基材４のセンターコア２ａ，２ｂの表面には、各種の
絵柄や模様そして共通の情報等が印刷されている印刷層
５が形成されている。オーバーシート層３ａの上面に
は、ＩＤカード１の所有者の顔写真６を表示した画像情
報表示部７およびＩＤカード１の所有者の会員番号８，
氏名９などを表示した文字情報表示部１０を有する昇華
染料及び溶融転写層１１が形成されている。前記した顔
写真６を表示した画像情報表示部７及び会員番号８，氏
名９などの文字情報表示部１０における顔写真画像情報
の表示及び文字情報の表示は、昇華転写方式もしくは溶
融転写方式による印刷により行われる。カード基材４の
オーバーシート層３ａの上部には、前記した昇華転写手
段により文字情報表示部１０及び画像情報表示部７を有
する昇華染料及び溶融転写層１１が設けられている。文
字情報表示部１０には、図１に示すように、会員番号
８，氏名９の文字情報が表示してある。ここで言う文字
情報には、ひらがな，漢字，アルファベットの他、数字
等も含まれる。また、文字情報としてこの他に必要に応
じて生年月日，住所等、そのＩＤカードを所有する本人
の固有の情報を文字や数字で表示してもよい。また、Ｉ
Ｄカードで証明したい対象は、人間に限らず、動物，植
物，物品，不動産等があり、各々の対象物に関してそれ
を特定する固有の情報をＩＤカード上に文字で表示して
おいても良い。また、画像情報表示部７には、昇華転写
手段によりＩＤカード所有者本人の顔写真６が表示して
ある。また、前記した文字情報に対応して、各々のＩＤ
カードの使用の用途に応じ、ＩＤカードで証明したい対
象が、動物，植物，物品，不動産等であれば、それらの
写真を画像表示するようにしても良い。また、必要に応
じて、カード基材４の表裏両方のオーバーシート層３
ａ，３ｂの表面に昇華転写手段により文字情報表示部１
０及び画像情報表示部７を有する昇華染料及び溶融転写
層１１を設けてもよい。
について以下に説明する。図３に示すように、本発明の
ＩＤカード１は、従来のＩＤカードと同様に、積層され
たセンターコア２ａ，２ｂと、そのセンターコア２ａ，
２ｂの両表面側にオーバーシート層３ａ，３ｂとがさら
に積層されてカード基材４を形成している。センターコ
ア２ａ，２ｂは、約０．５ｍｍ程度の厚さの塩化ビニル
等の白色シートなどから形成されている。また、オーバ
ーシート層３ａ，３ｂは、約０．１ｍｍ程度の透明また
は半透明のシートから形成されている。また、このカー
ド基材４のセンターコア２ａ，２ｂの表面には、各種の
絵柄や模様そして共通の情報等が印刷されている印刷層
５が形成されている。オーバーシート層３ａの上面に
は、ＩＤカード１の所有者の顔写真６を表示した画像情
報表示部７およびＩＤカード１の所有者の会員番号８，
氏名９などを表示した文字情報表示部１０を有する昇華
染料及び溶融転写層１１が形成されている。前記した顔
写真６を表示した画像情報表示部７及び会員番号８，氏
名９などの文字情報表示部１０における顔写真画像情報
の表示及び文字情報の表示は、昇華転写方式もしくは溶
融転写方式による印刷により行われる。カード基材４の
オーバーシート層３ａの上部には、前記した昇華転写手
段により文字情報表示部１０及び画像情報表示部７を有
する昇華染料及び溶融転写層１１が設けられている。文
字情報表示部１０には、図１に示すように、会員番号
８，氏名９の文字情報が表示してある。ここで言う文字
情報には、ひらがな，漢字，アルファベットの他、数字
等も含まれる。また、文字情報としてこの他に必要に応
じて生年月日，住所等、そのＩＤカードを所有する本人
の固有の情報を文字や数字で表示してもよい。また、Ｉ
Ｄカードで証明したい対象は、人間に限らず、動物，植
物，物品，不動産等があり、各々の対象物に関してそれ
を特定する固有の情報をＩＤカード上に文字で表示して
おいても良い。また、画像情報表示部７には、昇華転写
手段によりＩＤカード所有者本人の顔写真６が表示して
ある。また、前記した文字情報に対応して、各々のＩＤ
カードの使用の用途に応じ、ＩＤカードで証明したい対
象が、動物，植物，物品，不動産等であれば、それらの
写真を画像表示するようにしても良い。また、必要に応
じて、カード基材４の表裏両方のオーバーシート層３
ａ，３ｂの表面に昇華転写手段により文字情報表示部１
０及び画像情報表示部７を有する昇華染料及び溶融転写
層１１を設けてもよい。
【００１４】次に、昇華転写手段により画像情報表示部
７の顔写真６を表示している昇華染料及び溶融転写層１
１の上部に、蛍光インキリボンによりＩＤカード使用者
個人の氏名９ａと会員番号８ａが記載された蛍光インキ
塗布部１３が形成されている。図２の例では、ＩＤカー
ドの上方から紫外線を照射した場合の状態を示している
が、顔写真６の頭の部分に蛍光インキで記載されたＩＤ
カード使用者個人の会員番号８ａが紫外線を照射したこ
とにより発光され、また衣服の部分に蛍光インキで記載
された氏名９ａが紫外線を照射したことにより発光され
て目視による読み取りが可能となる。また、蛍光インキ
によらない会員番号８と氏名９の記載内容と蛍光インキ
による会員番号８ａと氏名９ａの記載内容とを照合する
ことで改ざんの有無の判断をすることもできる。また、
カード基材４の上部に設けた文字情報表示部１０及び画
像情報表示部７及び蛍光インキ塗布部１３を保護するた
めに、これらの領域上には、転写やコーティング等で透
明な保護層１２を設けることが好ましい。
７の顔写真６を表示している昇華染料及び溶融転写層１
１の上部に、蛍光インキリボンによりＩＤカード使用者
個人の氏名９ａと会員番号８ａが記載された蛍光インキ
塗布部１３が形成されている。図２の例では、ＩＤカー
ドの上方から紫外線を照射した場合の状態を示している
が、顔写真６の頭の部分に蛍光インキで記載されたＩＤ
カード使用者個人の会員番号８ａが紫外線を照射したこ
とにより発光され、また衣服の部分に蛍光インキで記載
された氏名９ａが紫外線を照射したことにより発光され
て目視による読み取りが可能となる。また、蛍光インキ
によらない会員番号８と氏名９の記載内容と蛍光インキ
による会員番号８ａと氏名９ａの記載内容とを照合する
ことで改ざんの有無の判断をすることもできる。また、
カード基材４の上部に設けた文字情報表示部１０及び画
像情報表示部７及び蛍光インキ塗布部１３を保護するた
めに、これらの領域上には、転写やコーティング等で透
明な保護層１２を設けることが好ましい。
【００１５】本発明のＩＤカードは、通常の状態では図
１のように、肉眼では画像情報表示部７の顔写真６の上
部に設けた蛍光インキによるＩＤカード使用者個人の氏
名９ａと会員番号８ａを記載した蛍光インキ塗布部１３
を目視により認識することができないので、もし不正者
が他人のカードを盗み、顔写真６の部分を削り取り、さ
らに削り取った画像情報表示部７に不正者本人の顔写真
を昇華転写手段により表示したとしても、顔写真６の部
分を削り取る際に、顔写真６上に設けた蛍光インキ塗布
部１３も一緒に削り取ってしまうことになる。従って、
カードに紫外線を照射した場合に、蛍光インキ塗布部１
３の削り取った部分が発光しないのでカードが変造され
たことが確認できることになる。
１のように、肉眼では画像情報表示部７の顔写真６の上
部に設けた蛍光インキによるＩＤカード使用者個人の氏
名９ａと会員番号８ａを記載した蛍光インキ塗布部１３
を目視により認識することができないので、もし不正者
が他人のカードを盗み、顔写真６の部分を削り取り、さ
らに削り取った画像情報表示部７に不正者本人の顔写真
を昇華転写手段により表示したとしても、顔写真６の部
分を削り取る際に、顔写真６上に設けた蛍光インキ塗布
部１３も一緒に削り取ってしまうことになる。従って、
カードに紫外線を照射した場合に、蛍光インキ塗布部１
３の削り取った部分が発光しないのでカードが変造され
たことが確認できることになる。
【００１６】また、図４は、本発明によるＩＤカードの
実施例２を説明する平面図である。実施例２では、画像
情報表示部７の上部の全面に蛍光インキによりＩＤカー
ド使用者個人の氏名９ａと会員番号８ａを並べて記載し
たものである。この場合、記載文字の大きさや並べる順
番そして記載位置を工夫することにより、各種の記載方
法が考えられる。
実施例２を説明する平面図である。実施例２では、画像
情報表示部７の上部の全面に蛍光インキによりＩＤカー
ド使用者個人の氏名９ａと会員番号８ａを並べて記載し
たものである。この場合、記載文字の大きさや並べる順
番そして記載位置を工夫することにより、各種の記載方
法が考えられる。
【００１７】次に本発明のＩＤカードの作成方法につい
て説明する。まず、所定の絵柄や模様そして共通の情報
等をセンターコア２ａ，２ｂの表面に印刷した後、オー
バーシート層３ａ，３ｂとを積層し、熱圧を加えてカー
ド基材４を形成する。また一方、ＩＤカードを使用する
使用者個人に関する顔写真，氏名，会員番号，サイン，
指紋等の固有情報データをコンピュータの記憶装置へ記
憶させておく。次に、前記記憶装置から前記固有情報デ
ータの内、氏名，会員番号，顔写真の固有情報データを
呼び出し、昇華転写方式のカードプリンター装置により
昇華転写リボンの染料層をカード基材４表面に圧接し、
サーマルヘッドの発熱素子群を適宜発熱させて、カード
基材４表面のあらかじめ定めた位置に、ＩＤカード使用
者個人の氏名９と会員番号８を印字すると共に顔写真６
の画像も形成する。次に、前記記憶装置から前記固有情
報データの内、氏名，会員番号の固有情報データを呼び
出し、顔写真６の画像が形成されている画像情報表示部
７の上部の全面に、昇華転写方式のカードプリンター装
置で蛍光インキリボンによりＩＤカード使用者個人の氏
名９ａと会員番号８ａを並べて蛍光インキで印字する。
そして、これらの上部に昇華転写リボンにより保護層を
設けることでＩＤカードを作成する。
て説明する。まず、所定の絵柄や模様そして共通の情報
等をセンターコア２ａ，２ｂの表面に印刷した後、オー
バーシート層３ａ，３ｂとを積層し、熱圧を加えてカー
ド基材４を形成する。また一方、ＩＤカードを使用する
使用者個人に関する顔写真，氏名，会員番号，サイン，
指紋等の固有情報データをコンピュータの記憶装置へ記
憶させておく。次に、前記記憶装置から前記固有情報デ
ータの内、氏名，会員番号，顔写真の固有情報データを
呼び出し、昇華転写方式のカードプリンター装置により
昇華転写リボンの染料層をカード基材４表面に圧接し、
サーマルヘッドの発熱素子群を適宜発熱させて、カード
基材４表面のあらかじめ定めた位置に、ＩＤカード使用
者個人の氏名９と会員番号８を印字すると共に顔写真６
の画像も形成する。次に、前記記憶装置から前記固有情
報データの内、氏名，会員番号の固有情報データを呼び
出し、顔写真６の画像が形成されている画像情報表示部
７の上部の全面に、昇華転写方式のカードプリンター装
置で蛍光インキリボンによりＩＤカード使用者個人の氏
名９ａと会員番号８ａを並べて蛍光インキで印字する。
そして、これらの上部に昇華転写リボンにより保護層を
設けることでＩＤカードを作成する。
【００１８】以上、本発明のＩＤカードおよびＩＤカー
ドの作成方法の実施例について説明したが、本発明によ
るＩＤカードおよびＩＤカードの作成方法は、上述した
実施例に限定されるものではなく、カード基材４の表裏
両面に昇華転写手段により画像情報表示部７と文字情報
表示部１０との両方を表示し、その画像情報表示部７と
文字情報表示部１０の各々の表示領域上に、ＩＤカード
使用者個人の固有情報データに基づいてカード基材に蛍
光インキによる固有情報を表示してもよいものである。
ドの作成方法の実施例について説明したが、本発明によ
るＩＤカードおよびＩＤカードの作成方法は、上述した
実施例に限定されるものではなく、カード基材４の表裏
両面に昇華転写手段により画像情報表示部７と文字情報
表示部１０との両方を表示し、その画像情報表示部７と
文字情報表示部１０の各々の表示領域上に、ＩＤカード
使用者個人の固有情報データに基づいてカード基材に蛍
光インキによる固有情報を表示してもよいものである。
【００１９】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
ＩＤカードは、昇華転写手段により形成された画像情報
表示部を基材上に備えるＩＤカードにおいて、該画像情
報表示部上に昇華転写手段により蛍光インキを用いてＩ
Ｄカード使用者個人の氏名，番号，サイン，指紋等の固
有情報が記載されてなるので、もし不正者が他人のカー
ドを盗み、顔写真の部分を削り取り、さらに削り取った
画像情報表示部に不正者本人の顔写真を昇華転写手段に
より表示したとしても、顔写真の部分を削り取る際に、
顔写真上の蛍光インキにより形成されているＩＤカード
使用者個人の固有情報も一緒に削り取ってしまうことに
なる。従って、ＩＤカードの使用時に、紫外線を照射し
てカードの真偽判断を行えば本来、発光すべき部分が発
光しないため、変造されたＩＤカードであることが簡単
にわかるものである。従って、本発明のＩＤカードは、
改ざん，変造または偽造等の不正行為を防止できるセキ
ュリティー性の高いＩＤカードである。また、本発明の
ＩＤカードの作成方法は、あらかじめＩＤカードを使用
する使用者個人に関する数種類の固有情報データを記憶
装置に記憶しておき、ＩＤカード作成時に該数種類の固
有情報データの内、少なくとも１種類の固有情報データ
に基づいてカード基材上に固有情報表示部を形成し、さ
らに該固有情報表示部上に蛍光インキによる昇華転写手
段により他の固有情報データに基づいてＩＤカード使用
者個人の固有情報を記載することができるので、カード
毎に異なる固有情報を選択して記載することが可能であ
り、一度に大量の改ざん，変造または偽造等がしにく
く、これらの不正防止効果も大きいものである。
ＩＤカードは、昇華転写手段により形成された画像情報
表示部を基材上に備えるＩＤカードにおいて、該画像情
報表示部上に昇華転写手段により蛍光インキを用いてＩ
Ｄカード使用者個人の氏名，番号，サイン，指紋等の固
有情報が記載されてなるので、もし不正者が他人のカー
ドを盗み、顔写真の部分を削り取り、さらに削り取った
画像情報表示部に不正者本人の顔写真を昇華転写手段に
より表示したとしても、顔写真の部分を削り取る際に、
顔写真上の蛍光インキにより形成されているＩＤカード
使用者個人の固有情報も一緒に削り取ってしまうことに
なる。従って、ＩＤカードの使用時に、紫外線を照射し
てカードの真偽判断を行えば本来、発光すべき部分が発
光しないため、変造されたＩＤカードであることが簡単
にわかるものである。従って、本発明のＩＤカードは、
改ざん，変造または偽造等の不正行為を防止できるセキ
ュリティー性の高いＩＤカードである。また、本発明の
ＩＤカードの作成方法は、あらかじめＩＤカードを使用
する使用者個人に関する数種類の固有情報データを記憶
装置に記憶しておき、ＩＤカード作成時に該数種類の固
有情報データの内、少なくとも１種類の固有情報データ
に基づいてカード基材上に固有情報表示部を形成し、さ
らに該固有情報表示部上に蛍光インキによる昇華転写手
段により他の固有情報データに基づいてＩＤカード使用
者個人の固有情報を記載することができるので、カード
毎に異なる固有情報を選択して記載することが可能であ
り、一度に大量の改ざん，変造または偽造等がしにく
く、これらの不正防止効果も大きいものである。
【００２０】
【図１】本発明によるＩＤカードの実施例１を説明する
平面図である。
平面図である。
【図２】本発明によるＩＤカードに紫外線を照射した場
合の実施例１を説明する平面図である。
合の実施例１を説明する平面図である。
【図３】本発明によるＩＤカードの実施例１を説明する
断面説明図である。
断面説明図である。
【図４】本発明によるＩＤカードの実施例２を説明する
平面図である。
平面図である。
【図５】従来のＩＤカードを説明する平面図である。
【図６】従来のＩＤカードを説明する断面説明図であ
る。
る。
１ ＩＤカード ２ａ センターコア ２ｂ センターコア ３ａ オーバーシート層 ３ｂ オーバーシート層 ４ カード基材 ５ 印刷層 ６ 顔写真 ７ 画像情報表示部 ８ 会員番号 ８ａ 会員番号 ９ 氏名 ９ａ 氏名 １０ 文字情報表示部 １１ 昇華染料及び溶融転写層 １２ 保護層 １３ 蛍光インキ塗布部
Claims (3)
- 【請求項１】 昇華転写手段により形成された画像情報
表示部（７）を基材上に備えるＩＤカードにおいて、該
画像情報表示部（７）上に昇華転写手段もしくは溶融転
写手段により蛍光インキを用いてＩＤカード使用者個人
の氏名（９ａ），会員番号（８ａ），サイン，指紋等の
固有情報が記載されてなることを特徴とするＩＤカー
ド。 - 【請求項２】 昇華転写手段により形成された画像情報
表示部（７）を基材上に備えるＩＤカードを作成する方
法において、あらかじめＩＤカードを使用する使用者個
人に関する数種類の固有情報データを記憶装置に記憶し
ておき、ＩＤカード作成時に該固有情報データに基づい
て、カード基材上に昇華転写手段により画像情報表示部
（７）を形成し、さらに該画像情報表示部（７）上に該
固有情報データに基づいて、昇華転写手段もしくは溶融
転写手段により蛍光インキを用いてＩＤカード使用者個
人の固有情報を記載することを特徴とするＩＤカードの
作成方法。 - 【請求項３】 前記の数種類の固有情報データが、ＩＤ
カード使用者個人の顔写真（６），氏名（９ａ），会員
番号（８ａ），サイン，指紋であることを特徴とする請
求項２記載のＩＤカードの作成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14042598A JPH11321166A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | Ｉｄカードおよびその作成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14042598A JPH11321166A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | Ｉｄカードおよびその作成方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11321166A true JPH11321166A (ja) | 1999-11-24 |
Family
ID=15268403
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14042598A Pending JPH11321166A (ja) | 1998-05-08 | 1998-05-08 | Ｉｄカードおよびその作成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11321166A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7063264B2 (en) | 2001-12-24 | 2006-06-20 | Digimarc Corporation | Covert variable information on identification documents and methods of making same |
| US7364085B2 (en) | 2003-09-30 | 2008-04-29 | Digimarc Corporation | Identification document with printing that creates moving and three dimensional image effects with pulsed illumination |
| US7471304B2 (en) | 2006-09-28 | 2008-12-30 | Victor Company Of Japan, Limited | Card manufacturing method and apparatus thereof |
| JP2010110991A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Dainippon Printing Co Ltd | カード |
| US8011841B2 (en) | 2007-09-19 | 2011-09-06 | Victor Company Of Japan, Limited | Re-transfer printing machine and method thereof |
| US8083152B2 (en) | 2001-12-24 | 2011-12-27 | L-1 Secure Credentialing, Inc. | Laser etched security features for identification documents and methods of making same |
| US8833663B2 (en) | 2002-04-09 | 2014-09-16 | L-1 Secure Credentialing, Inc. | Image processing techniques for printing identification cards and documents |
-
1998
- 1998-05-08 JP JP14042598A patent/JPH11321166A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7063264B2 (en) | 2001-12-24 | 2006-06-20 | Digimarc Corporation | Covert variable information on identification documents and methods of making same |
| US7798413B2 (en) | 2001-12-24 | 2010-09-21 | L-1 Secure Credentialing, Inc. | Covert variable information on ID documents and methods of making same |
| US8083152B2 (en) | 2001-12-24 | 2011-12-27 | L-1 Secure Credentialing, Inc. | Laser etched security features for identification documents and methods of making same |
| US8833663B2 (en) | 2002-04-09 | 2014-09-16 | L-1 Secure Credentialing, Inc. | Image processing techniques for printing identification cards and documents |
| US7364085B2 (en) | 2003-09-30 | 2008-04-29 | Digimarc Corporation | Identification document with printing that creates moving and three dimensional image effects with pulsed illumination |
| US7471304B2 (en) | 2006-09-28 | 2008-12-30 | Victor Company Of Japan, Limited | Card manufacturing method and apparatus thereof |
| US8011841B2 (en) | 2007-09-19 | 2011-09-06 | Victor Company Of Japan, Limited | Re-transfer printing machine and method thereof |
| JP2010110991A (ja) * | 2008-11-06 | 2010-05-20 | Dainippon Printing Co Ltd | カード |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050425 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070412 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070418 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071017 |