JPH11320077A - 金属溶湯用ポンプ - Google Patents

金属溶湯用ポンプ

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JPH11320077A
JPH11320077A JP13523698A JP13523698A JPH11320077A JP H11320077 A JPH11320077 A JP H11320077A JP 13523698 A JP13523698 A JP 13523698A JP 13523698 A JP13523698 A JP 13523698A JP H11320077 A JPH11320077 A JP H11320077A
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JP
Japan
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molten metal
valve
pipe
storage chamber
receiver
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JP13523698A
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Inventor
Kyoji Aigami
京二 相上
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SHINKENKOU KK
Original Assignee
SHINKENKOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】金属溶湯の移送を極めて効率よく、正確に行
い、また簡単かつ確実に制御することのできる金属溶湯
ポンプを提供する 【解決手段】金属溶湯用ポンプの溶湯貯留室を減圧して
外部から金属溶湯を当該溶湯貯留室内に吸入する一方、
前記溶湯貯留室を加圧して吸入されていた金属溶湯を外
部へ吐出させる金属溶湯用ポンプにおいて、溶湯貯留室
と、当該溶湯貯留室内への外部からの金属溶湯吸入用の
流動管及び当該溶湯貯留室から外部への金属溶湯吐出用
の流動管とを有する弁受け体と、当該弁受け体と互いに
引き寄せられるように組み合わせられ、外部の給気手段
及び排気手段に接続される給気管及び排気管と、金属溶
湯の外部への吐出用の流動管とを有する弁押え体と、前
記弁受け体と弁押え体との間に移動可能で、かつ回動自
在に挟持され、気体流動用の通気管と金属溶湯流動用の
流動管とを有する弁体とで構成されることを特徴とする
金属溶湯用ポンプ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アルミニウム溶
湯のような高温の金属溶湯を、溶鉱炉あるいは保持炉等
から鋳型などの所望位置に移送する際に用いられる金属
溶湯用ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金属溶湯の移送に関しては、溶鉱
炉から溶湯を取鍋に取り、取鍋を傾けて鋳造型に注ぎ込
み、あるいは炉の溶湯出口の栓を抜いて溶湯を落下させ
て鋳造型に注入するなどの手段が採用されていた(特公
平2−8237号)。このような移送方法は、多くの危
険を伴い、また、人力による移送を主としているため、
作業者が過酷な労働条件にさらされるという問題点があ
った。更に、溶湯が大気に触れ、酸化されてしまうとい
う問題点もあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の問題点を解
決するため、本願発明者は、溶湯の吸入管及び吐出管と
密閉貯留槽との間に、縦U字管をそれぞれ介装し、これ
らに不活性ガスの給排手段を連結した金属溶湯ポンプ
(特開平5−84563号)及び、溶湯の吸入管が接続
されている密閉貯留槽と移送先との間に逆U字管を接続
し、前記密閉貯留槽と逆U字管とに不活性ガスの給排手
段をそれぞれ連結した金属溶湯ポンプ(特開平5−84
564号)を提案している。
【0004】これらによって、人力によらず、全自動化
されたシステムの下で金属溶湯を移送し、しかも移送中
に金属溶湯が大気に接触する可能性を排除して、金属溶
湯移送中に、溶湯が酸化されてしまうという問題点を解
決することができた。
【0005】しかし、本願発明者が提案したこれらの技
術では複数の給排バルブを制御して金属溶湯の移送を行
う必要があり、取扱いが比較的難しいという点に更なる
改善を加える必要があった。
【0006】このような従来の問題点を解決するため
に、本願発明者は、先に、金属溶湯ポンプの溶湯貯留室
への金属溶湯の収容、収容の停止、溶湯貯留室からの金
属溶湯の吐出、吐出の停止といった動作の制御、切り替
えを、弁体と弁受体とが、あるいは固定部と回転体と
が、両者それぞれの中を通る流体通路、気体通路を連通
させるための開口が設けられている傾斜面同士で圧接さ
れ、摺動される構成となっている弁を用いることによっ
て切り替え、制御する金属溶湯ポンプを提案している
(特願平10−47089号)。
【0007】本願発明者のこの提案によって、前記従来
の問題点の解決を図ることができたが、この金属溶湯ポ
ンプは、大気圧状態にある溶湯貯留室内に金属溶湯をそ
の自重によって収容するものであったので、金属溶湯を
移送する効率において改善する余地があった。
【0008】そこで、本発明の目的は、金属溶湯の移送
を正確に行い、また簡単かつ確実に制御することのでき
る金属溶湯ポンプであって、その作業効率が一層改善さ
れた金属溶湯ポンプを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、金属溶湯用ポ
ンプの溶湯貯留室を減圧して外部から金属溶湯を当該溶
湯貯留室内に吸入する一方、前記溶湯貯留室を加圧し
て、吸入されていた金属溶湯を外部へ吐出させる金属溶
湯用ポンプであって、溶湯貯留室を内蔵している弁受け
体と、当該弁受け体と互いに引き寄せられるように組み
合わされている弁押え体、及び前記弁受け体と弁押え体
との間で移動可能であって、かつ回動自在に挟持される
弁体とによって構成される金属溶湯用ポンプを採用する
ことによって前記課題を解決したものである。
【0010】前記において、弁受け体は、溶湯貯留室
と、当該溶湯貯留室内への外部からの金属溶湯吸入用の
流動管及び当該溶湯貯留室から外部への金属溶湯吐出用
の流動管とを有する構成とし、弁押え体は、外部の給気
手段及び排気手段に接続される給気管及び排気管と、金
属溶湯の外部への吐出用の流動管とを有する構成とし、
弁体は、気体流動用の通気管と金属溶湯流動用の流動管
とを有する構成としたものである。このような構成を採
用することによって前記溶湯貯留室への外部からの金属
溶湯の吸入及び前記溶湯貯留室から外部への金属溶湯の
吐出の制御を行うこととしたものである。
【0011】すなわち、前記構成において、弁体内の流
動管及び弁受け体内の溶湯貯留室への外部からの金属溶
湯吸入用の流動管は、それぞれ、少なくとも二本の流動
管によって構成されることとし、前記弁体を、前記弁受
け体と弁押え体との間で挟持されつつ回転させることに
よって、弁受け体内の溶湯貯留室への外部からの金属溶
湯吸入用の当該二本の流動管同士を前記弁体内の二本の
流動管の中の一方の流動管を介して連通させ、あるいは
前記弁体によって当該連通を遮断させ、また、弁押え体
内の給気管あるいは排気管と溶湯貯留室とを弁体内の通
気管を介して連通させ、あるいは前記弁体によって当該
連通を遮断させ、更に、弁受け体内の溶湯貯留室から外
部への金属溶湯吐出用の流動管と弁押え体内の流動管と
を前記弁体内の二本の流動管の中の他方の流動管を介し
て連通させ、あるいは前記弁体によって当該連通を遮断
させ、これらによって、前記溶湯貯留室への外部からの
金属溶湯の吸入及び前記溶湯貯留室から外部への金属溶
湯の吐出の制御を行うこととしたものである。
【0012】これによって、弁受け体と弁押え体との間
に挟持されている弁体を回転させるのみで、溶湯貯留
室→弁体内の通気管→外部の排気手段に接続されている
弁押え体内の排気管、というルートでの溶湯貯留室から
の排気(溶湯貯留室内の減圧)、溶湯貯留室への外部
からの金属溶湯吸入用の弁受け体内の二本の流動管の中
の一方の流動管→弁体内の二本の流動管の中の一方の流
動管→溶湯貯留室への外部からの金属溶湯吸入用の弁受
け体内の二本の流動管の中の他方の流動管→溶湯貯留
室、というルートでの、減圧されている溶湯貯留室内へ
の、外部からの金属溶湯の吸入、外部の給気手段に接
続されている弁押え体内の給気管→弁体内の通気管→溶
湯貯留室、というルートでの溶湯貯留室への給気(溶湯
貯留室内の加圧)、溶湯貯留室→溶湯貯留室から外部
への金属溶湯吐出用の流動管→弁体内の二本の流動管の
中の他方の流動管→弁押え体内の流動管、というルート
での加圧された溶湯貯留室からの吸入されていた金属溶
湯の外部への吐出を、極めて効率よく、また正確に、し
かも安全に制御することができる。
【0013】また、前記構成において、弁体の上面に当
接する弁押え体の下面と、弁体の下面に当接する弁受け
体の上面とを、それぞれ、傾斜面にすると共に、前記弁
体を、当該弁押え体の下面及び弁受け体の上面の傾斜面
に対応する傾斜面を上面側及び下面側に有する形状に
し、前記弁体内の流動管と前記弁受け体内の流動管との
相互の連通及び、前記弁体内の流動管と前記弁押え体内
の流動管との相互の連通は、前記各流動管が前記各傾斜
面に臨む開口を、前記弁体の回転によって位置合わせす
ることによって行う構成とすることができる。
【0014】このように構成すれば、互いに引き寄せら
れるように組み合わされている弁受け体と弁押え体との
間に、移動可能に(すなわち、弁受け体の方向に移動可
能に、又は弁押え体の方向に移動可能に、あるいは両者
の方向に移動可能に)、かつ回動自在に挟持されている
弁体は、その上下の傾斜面を弁押え体の下側傾斜面及び
弁受け体の上側傾斜面とそれぞれ圧接させつつ、当該弁
押え体の下側傾斜面及び弁受け体の上側傾斜面上を摺動
して、前記各流動管のこれらの傾斜面に臨む開口を位置
合わせすることになる。このように弁押え体、弁体、弁
受け体が互いの傾斜面同士で圧接、摺動し、前記各流動
管の開口は、これらの傾斜面において連通し合うので、
前記流動管内を流動してきた金属溶湯が、弁体と弁押え
体との間、弁体と弁受け体との間に侵入することがな
い。これによって、弁体の上下の傾斜面と弁押え体ある
いは弁受け体の傾斜面が、それらの間に侵入してきた金
属溶湯を挟んで摺動し、金属溶湯内に含まれている不純
物によって当接面(傾斜面)が、それぞれ、損傷を被
り、耐食性が低下するというおそれはない。また、たと
え、これらの当接面(傾斜面)が損傷を被った場合であ
っても、弁押え体と弁受け体とは互いに引き寄せ合うよ
うに、あるいは互いに押さえ付け合うように組み合わせ
られており、弁体は、このように引き寄せ合っている
(あるいは押さえ付けあっている)弁押え体と弁受け体
の間に挟持されているので、常に傾斜面同士で圧接、摺
動するという状態が保たれ、これによっても、前記流動
管内を流動してきた金属溶湯が、弁体と弁押え体との
間、弁体と弁受け体との間に侵入することを未然に防止
できる。
【0015】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の好ましい実施
例を説明する。
【0016】本発明の金属溶湯用ポンプ1は、溶湯貯留
室13を内蔵している弁受け体3、上部支持体9内に嵌
装されている弁押え体10、当該弁受け体3と弁押え体
10との間に挟持される弁体11とで構成されている。
弁受け体3の上部のフランジ4a上に支柱4b、フラン
ジ4c、支柱4d、機台8を介してモータ5が取り付け
られモータ5によって、上部支持体9、弁押え体10内
に回動自在に嵌装され、その先端が弁体11の上部に固
定されている駆動軸6が、矢示18方向に回転される
(図1)。駆動軸6のフランジ4cと上部支持体9上面
との間にはバネ7が嵌装されており、このバネ7の働き
によって、常に上部支持体9、弁押え体10、弁体11
は、矢示12方向に押圧されている。これによって、弁
受け体3と弁押え体10とは互いに引き寄せ合うように
組み合わせられており、弁体11は、このように互いに
引き寄せられている弁受け体3と弁押え体10との間に
挟持されていることになる。なお、このように、弁受け
体3と弁押え体10とが互いに引き寄せ合うように組み
合わせられていることに対応して、その先端に弁体11
が固定されている駆動軸6は、弁体11が弁受け体3の
方向、又は弁押え体10の方向、あるいはその双方の方
向に移動可能となるように、従来公知の構造によって、
機台8に対して下方向、又は上方向、あるいは上下両方
向に移動可能に取り付けられている。
【0017】本発明の金属溶湯用ポンプ1は、金属溶湯
保持炉などの中に吸入されている金属溶湯2の中に沈設
されて使用される(図1)。
【0018】弁受け体3は、その上面側に弁体11を受
けるための傾斜面17を有し、金属溶湯2吸入のための
開口14bを下端側に有し当該傾斜面17の開口14a
に通じる流動管14、当該傾斜面17の開口15aから
溶湯貯留室13に通じる流動管15、溶湯貯留室13か
ら傾斜面17の開口16aに通じる流動管16を備えて
いる(図1、図2(a)(b))。また、弁受け体3の
上側傾斜面17の中央部は、溶湯貯留室13の上部開口
13aとなっている(図2(b))。前記における流動
管14、15は外部から溶湯貯留室13への金属溶湯吸
入用の流動管であり、流動管16は溶湯貯留室13から
外部への金属溶湯吐出用の流動管である。 弁押え体1
0は、その下面側に弁体11を押さえつけるための傾斜
面32、中央に駆動軸6挿通用の開口19を有し、内部
には、気体供給手段(給気手段)25に上部支持体9内
の給気管23を介して接続されている給気管23aと、
上部支持体9内の排気管24及び切り替えスイッチ26
を介して気体排気手段(排気手段)27に接続されてい
る排気管24a、外部への金属溶湯吐出管21に上部支
持体9内の流動管20を介して接続されている金属溶湯
の外部吐出用の流動管20aを備えている。前記給気管
23a、排気管24a、流動管20aは、それぞれ傾斜
面32に臨む開口23b、24b、20bに連通してい
る(図1、図4(a)(b)(c)(d))。
【0019】弁体11は、上面側が弁押え体10の傾斜
面32に対応する傾斜面28a、下面側が弁受け体3の
傾斜面17に対応する傾斜面28bに形成されており、
更に中央部下面28cが、弁受け体3と組み合わされた
時に、弁受け体3内の溶湯貯留室13の上部開口13a
に、直接、面するように構成されている。また、弁体1
1の内部には、上側傾斜面28aに開口29a、中央部
下面28cに開口29bでそれぞれ連通する気体流動用
の通気管29、金属溶湯流動用の流動管30、31を備
えている。流動管31は、外部から金属溶湯を弁受け体
3内の溶湯貯留室13内に吸入する際に働くものであっ
て、略水平方向に設けられ(図3(c))、その両端は
傾斜面28aに設けられている開口30b、30cに臨
んでいる。この開口30b、30cの位置は、弁受け体
3内の流動管14を通って流入してきた金属溶湯が、流
動管31内を通って、弁受け体3内の流動管15、そし
て溶湯貯留室13へと流入していくことができるよう
に、弁受け体3の傾斜面17に設けられている流動管1
4、15の開口14a、15aの位置に対応させて穿設
されている。一方、流動管30は、弁受け体3内の溶湯
貯留室13に吸入されていた金属溶湯が、外部に吐出さ
れる際に働くものであって、略垂直方向に設けられ(図
3(b))、弁受け体3内の流動管16と、弁押え体1
0内の流動管20aとを連通させる役割を果たすもので
ある。
【0020】以下、この発明の金属溶湯用ポンプ1を用
いて、金属溶湯用ポンプ1の外部に存在していた、すな
わち、保持炉内に収容されていた金属溶湯2を、吐出管
21から金属溶湯用ポンプ1の外部に矢示22のように
吐出させて移送する場合について説明する。
【0021】この説明を簡単にするために、図5を用い
て弁押え体10、弁体11、弁受け体3の位置関係を説
明する。図5中、一番上の横列は、弁押え体10の底面
(下側傾斜面32)を表し、上から二番目の横列は、弁
体11の平面(上側傾斜面28a)を表し、上から三番
目の横列は、弁体11の底面(下側傾斜面28b、中央
部下面28c)を表し、一番下の横列は、弁受け体3の
平面(上側傾斜面17)を表す。そして図5(a)、
(b)、(c)の、それぞれの、縦列が、同一の時期に
おける前記各面の位置関係を表している。この発明のポ
ンプにおいては、弁体11のみが回転し、弁押え体1
0、弁受け体3は相互に引き寄せられはするが、回転運
動のような水平方向における移動は行わないので、図5
中、一番上の横列及び一番下の横列は、図5(a)、
(b)、(c)の各時点において、常に、一定の位置を
保っている。
【0022】まず、図5(a)の縦列で示される位置に
弁体11をセットする。すなわち、弁押え体10の排気
管24aの下端開口24bと、弁体11内の通気管29
の上端開口29aとが対向し、排気管24aと通気管2
9とが連通されている状態にある。そこで、スイッチ2
6を切り換えて排気手段27(例えば、減圧モータ)を
作動させると、弁体11内の通気管29の下端開口29
bは、弁受け体3内の溶湯貯留室13の上部開口13a
に面しており、その一方、弁受け体3内を通る流動管1
5、16が上側傾斜面17に臨む開口15a、16a
は、当該傾斜面17に上方向から当接(圧接)されてい
る弁体11の下側傾斜面28bによって塞がれているの
で、溶湯貯留室13内の気体が吸引され、溶湯貯留室1
3→弁体11内の通気管29→外部の排気手段27に接
続されている弁押え体10内の排気管24a、というル
ートでの溶湯貯留室13からの排気(溶湯貯留室13内
の減圧、例えば真空状態までの減圧)を行うことができ
る。
【0023】次に、スイッチ26を切り換えて排気手段
27の作動を停止させると共に、弁体11を矢示33の
ように120度回転させて(図5(a))、図5(b)
の縦列図示の状態にする。ここでは、弁受け体3内の流
動管14、流動管15の傾斜面17に臨む開口14a、
15aと、弁体11内の流動管31の傾斜面28bに臨
む開口30c、30bとが対向しているので、弁受け体
3内の溶湯貯留室13は、弁受け体3内の流動管15、
弁体11内の流動管31、弁受け体3内の流動管14を
介して保持炉内の金属溶湯2と連通されることになる。
ここで、前述したように、溶湯貯留室13は減圧状態
(例えば真空状態)にされており、溶湯貯留室13の上
部開口13aに連通している弁体11内の通気管29の
上端開口29aは、弁体11の上側傾斜面28aに当接
(圧接)されている弁押え体10の下側傾斜面32によ
って塞がれ、弁受け体3内の流動管16の上端開口16
aは、弁受け体3の傾斜面17に当接(圧接)されてい
る弁体11の下側傾斜面28bによって塞がれているの
で、弁受け体3内の流動管14→弁体11内の流動管3
1→弁受け体3内の流動管15→溶湯貯留室13、とい
うルートでの、減圧されている溶湯貯留室13内への、
外部からの金属溶湯2の吸入が矢示36(図1)、矢示
37(図5(b))、矢示38、39(図2(a))の
ように行われ、溶湯貯留室13内に金属溶湯2aが吸入
される。
【0024】次に、弁体11を矢示34のように120
度回転させて(図5(b))、図5(c)の縦列図示の
状態にする。この状態では、弁押え体10の給気管23
aの下端開口23bと、弁体11内の通気管29の上端
開口29aとが対向し、給気管23aと通気管29とが
連通され、また、弁受け体3内の流動管16の傾斜面1
7に臨む上端開口16aは、弁体11の下側傾斜面28
bに穿設されている流動管30及び31の下端開口30
bと対向し、一方、弁体11の上側傾斜面28aに穿設
されている流動管30の上端開口30aは弁押え体10
の下側傾斜面32に穿設されている流動管20aの下端
開口20bと対向している。すなわち、弁受け体3内の
溶湯貯留室13は、弁受け体3内の流動管16、弁体1
1内の流動管30、弁押え体10内の流動管20a、上
部支持体9内の流動管20、吐出管21によって、金属
溶湯用ポンプ1の外部に連通されることになる。
【0025】そこで、気体供給手段25を作動させて、
上部支持体9内の給気管23→弁押え体10内の給気管
23a→弁体11内の通気管29→溶湯貯留室13と、
矢示40、41のように、溶湯貯留室13への給気(溶
湯貯留室13内の加圧)を行い、吸入されている金属溶
湯2aを矢示42(図1)のように押し下げる。
【0026】ここで、弁受け体3内の流動管15の傾斜
面17に臨む開口15aは、当該傾斜面17に上方向か
ら当接(圧接)されている弁体11の下側傾斜面28b
によって塞がれているので、前記のように押し下げられ
た金属溶湯2cは、流動管16、流動管30、流動管2
0a、流動管20、吐出管21内を矢示43、44、4
5、46、47のように流動し(図1、図2(a)、図
3(b))、矢示22のようにポンプ1の外部へ吐出、
移送される。
【0027】なお、この際に、弁体11内の流動管31
は、前記金属溶湯吐出用の流動管30と開口30bを共
通にしているわけであるが、当該流動管31の他方の開
口30cは弁体11の下側傾斜面28bに穿設されてお
り、これは下側から弁体11の下側傾斜面28bに当接
(圧接)している弁受け体3の上側傾斜面17によって
塞がれているので、この吐出動作の間は、当該流動管3
1は、実質的には、何の役割も果たしていない。
【0028】前記のように吐出動作が完了したら、弁体
11を矢示35のように120度回転させて(図5
(c))、図5(a)図示の状態に戻す。以降、図5
(a)〜図5(c)の動作を繰り返すことにより、保持
炉内にある金属溶湯2の溶湯貯留室13内への吸入、溶
湯貯留室13から外部の所望の位置への吸入している金
属溶湯2aの吐出、移送を正確に、しかも極めて効率よ
く行うことができる。ようするに、弁体11を120度
ずつ、間欠的に回転、停止、回転させることによって、
前記の吸入、吐出動作を制御するわけである。この間欠
的な弁体11の回転、停止、回転は、ターマーや公知の
リミットスイッチを用いてモータ5の動作を制御するこ
とにより行わせることができる。
【0029】前記において、排気手段の排気能力、気体
供給手段の供給能力や、その排気、給気速度を調整し、
またモータ5による駆動軸6の回転スピードを調整する
こと等々によって、吸入・吐出させる金属溶湯の量、吸
入・吐出の間隔を適宜制御することができる。
【0030】また、弁体11を回転させることのみによ
って、回転運動しない弁受け体3内の流動管と、回転運
動しない弁押え体10内の流動管との連通、遮断、回転
運動しない弁受け体3内の流動管と弁体11内の流動管
との連通、遮断、回転運動しない弁押え体10内の排気
管、給気管と弁体11内の通気管との連通、遮断を制御
できさえすれば、流動管等の数を増やすことも可能であ
るので、弁受け体3、弁押え体10、弁体11内の流動
管の数を増やして、複数の位置へ、金属溶湯を所定量ず
つ吐出・移送させることも可能である。
【0031】前記において、溶湯貯留室13に供給する
気体に窒素ガス、アルゴンガスなどの不活性気体を用い
れば、ポンプ1による金属溶湯の移送中に、溶湯を大気
と遮断し、金属溶湯の酸化を防ぐことができる。また、
この場合、図示していないが、排気手段と気体供給手段
とを一連の系とし、不活性気体を繰り返し使用して費用
の低廉化を図ることもできる。
【0032】なお、この実施例では、図1、図2に示す
ように、溶湯貯留室13に接続されている流動管15の
下側、流動管16の下側は、それぞれ溶湯貯留室13の
底面より低い位置から接続されているが、これは、溶湯
貯留室13を加圧して金属溶湯を吐出させた場合等であ
っても、流動管15、16の下側に金属溶湯が残存し、
この残存している金属溶湯が、特に流動管16の下側に
残存している金属溶湯が、いわば栓としての役割を果た
し、金属溶湯が大気に触れる機会を可及的に少なくする
ことを目的として構成されているものである。
【0033】本発明の金属溶湯ポンンプ1は、保持炉の
金属溶湯2内に沈設して使用するので、溶湯貯留室13
内への減圧吸引動作を終えた時に、流動管14上端開口
14aにまで金属溶湯が到達しており、また、溶湯貯留
室13からの加圧吐出を終えた時には、流動管15の上
端開口15a、流動管16の上端開口16a、流動管2
0aの下端開口20bなどに金属溶湯が到達している
が、前記の開口は、いずれも弁受け体3の上側傾斜面1
7、弁押え体10の下側傾斜面32に穿設されているも
のであり、これらの傾斜面は、それぞれ弁体11の下側
傾斜面28b、弁体11の上側傾斜面28aと互いに、
当接(圧接)し、弁体11はその上下傾斜面28a、2
8bを弁受け体3の上側傾斜面17、弁押え体10の下
側傾斜面32に摺接させつつ回転するので、前記のよう
に、開口14a、15a、16a、20bなどに到達し
ている金属溶湯が、弁体11の上下傾斜面28a、28
bと弁受け体3の傾斜面17、弁押え体10の傾斜面3
2との間に侵入し、金属溶湯内に存在している不純物に
よって、それぞれの当接面(傾斜面)が損傷を被り、耐
食性が低下するおそれはない。
【0034】このために、図3(c)にθで示される角
度が、30度乃至60度になるように、弁体11、弁受
体3、弁押え体10の傾斜面28a、28b、17、3
2をそれぞれ構成することが好ましい。この角度θが3
0度より小さくなると、あるいは60度より大きくなる
と前記の開口14a等に到達している金属溶湯が当接面
(傾斜面)の間に侵入することがあるので好ましくな
い。
【0035】前記角度θが30度乃至60度の範囲内に
おさまっていれば、金属溶湯が開口14a等に到達して
傾斜面28a等に当接していても、傾斜面同士が圧接さ
れて摺動しているために、金属溶湯が当接面(傾斜面)
の間に侵入することがない。本発明の金属溶湯ポンプ1
は、保持炉の金属溶湯2内に沈設して使用するものであ
るので、ポンプ1は常に暖められており、ポンプ1によ
る移送作業を停止した場合であっても、溶湯貯留槽13
内に吸入されている金属溶湯2aなどが、温度低下によ
って、固まってしまうおそれはない。
【0036】なお、本発明における弁体11、弁受体
3、弁押え体10との組み合わせは、それぞれの中を通
っている流動管の開口が設けられている互いの当接面が
それぞれ前記θのような所定角度となっている傾斜面で
当接し合い、スプリング7の働きによって押し付け合っ
て(圧接し合って)いればよいので、この実施例のよう
な構成に限られるものではない。例えば、弁体11の上
下を凸湾曲面とし、これに当接する弁受体3、弁押え体
10の面を凹湾曲面とすることもできる。すなわち、弁
体11、弁受体3、弁押え体10とを、それぞれの中を
通っている流動管のための開口を有する傾斜面同士ある
いは湾曲面同士で摺動自在に圧接させる構成からなる弁
は、いずれも、本発明における金属溶湯用ポンプへの金
属溶湯の吸入の停止、吐出の開始、吐出の停止を切り換
える(制御する)ための弁として用いることができる。
【0037】前記実施例において採用したスプリング7
は、弁押え体10を弁受体3方向に押圧することによっ
て、弁体11の上下傾斜面28a、28bと弁押え体1
0の下側傾斜面32、弁受体3の上側傾斜面17とを互
いに圧接させるために採用されているので、同様の役割
を果たす弾性部材はいずれも採用することができる。ま
た、弁押え体10、弁受体3のどちらか一方を固定され
ている他方に押さえつけるだけでなく、どちらか一方を
固定されている他方に引き付けるように構成し、この引
き付けのためにスプリングなどの弾性部材を採用するこ
ともできる。なお、前記のように、押し付け、引き付け
ができれば良いので、公知のシリンダー機構を採用する
ことも可能である。
【0038】なお、前記実施例における弁体11、弁受
体3、弁押え体10は、耐火性セラミックス等で成型す
ることができる。例えば、Si3 N4 (四窒化三珪素)
のような窒化珪素や窒化硼素、ボロンニトライド(Bo
ron Nitride)(BN)、気相成長法によっ
て生成したボロンニトライドの多結晶体、などの窒化物
のセラミックスを用いることができる。
【0039】
【発明の効果】この発明によれば、1000℃のような
高温になる金属溶湯を、人力を用いずに、簡単に、全自
動化して、しかも極めて効率よく、所望の場所に移送す
ることができる。また、金属溶湯の移送する量、移送す
る間隔を簡単かつ正確に制御することができる。更に、
ポンプによって一つの方向のみでなく、多数の方向に金
属溶湯を移送することが可能になる。
【0040】この金属溶湯用ポンプにおける金属溶湯の
ポンプへの吸入の開始、吸入の停止、吐出の開始、吐出
の停止を切り換える(制御する)ことに用いられる弁
は、弁体と弁受体及び弁押え体とを、それぞれの中を通
っている流動管を連通させるための開口を有する傾斜面
同士で摺動自在に圧接させる構成を採用しているので、
前記流動管内を流動する金属溶湯が弁体と弁受体あるい
は弁押え体との間の隙間に侵入し、これらの当接面(摺
接面)に、損傷を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例の正面図。
【図2】 (a)は、弁受け体の一部を省略した側面
図、(b)は、弁受け体の上側傾斜面を表す平面図。
【図3】 (a)は、弁体の上側傾斜面を表す平面図、
(b)は、図3(a)のA−A線断面図、(c)は、図
3(a)のB−B線断面図、(d)は、弁体の下側傾斜
面を表す底面図。
【図4】 (a)は、弁押え体の下側傾斜面を表す底面
図、(b)は、図4(a)のC−C線断面図、(c)
は、図4(a)のD−D線断面図、(d)は、図4
(a)のE−E線断面図。
【図5】 弁受体と弁体と弁押え体との当接面(傾斜
面)における接触状態を説明する図であって、(a)
は、弁押え体内の給気管と、弁体内の通気管とが連通し
ている状態を表す図、(b)は、図5(a)から反時計
回り方向へ120度回転した状態、(c)は、図5
(b)から反時計回り方向へ120度回転した状態を表
す図。
【符号の説明】
1 金属溶湯用ポンプ 2 金属溶湯 3 弁受体 5 モータ 6 駆動軸 7 スプリング 10 弁押え体 13 溶湯貯留室 14、15 弁受体の溶湯貯留室内への金属溶湯吸入用
流動管 16 弁受体の溶湯貯留室からの金属溶湯吐出用流動
管 17 弁受体の上側傾斜面 20a 弁押え体内の金属溶湯吐出用流動管 21 吐出管 23a 給気管 24a 排気管 25 気体供給手段 26 気体排気手段 28a 弁体の上側傾斜面 28b 弁体の下側傾斜面 29 弁体内の通気管 30、31 弁体内の流動管 32 弁押え体の下側傾斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属溶湯用ポンプの溶湯貯留室を減圧し
    て外部から金属溶湯を当該溶湯貯留室内に吸入する一
    方、前記溶湯貯留室を加圧して、吸入されていた金属溶
    湯を外部へ吐出させる金属溶湯用ポンプにおいて、溶湯
    貯留室と、当該溶湯貯留室内への外部からの金属溶湯吸
    入用の流動管及び当該溶湯貯留室から外部への金属溶湯
    吐出用の流動管とを有する弁受け体と、当該弁受け体と
    互いに引き寄せられるように組み合わせられ、外部の給
    気手段及び排気手段に接続される給気管及び排気管と、
    金属溶湯の外部への吐出用の流動管とを有する弁押え体
    と、前記弁受け体と弁押え体との間に移動可能で、かつ
    回動自在に挟持され、気体流動用の通気管と金属溶湯流
    動用の流動管とを有する弁体、とで構成されることを特
    徴とする金属溶湯用ポンプ。
  2. 【請求項2】 弁体内の流動管及び弁受け体内の溶湯貯
    留室への外部からの金属溶湯吸入用の流動管は、それぞ
    れ、少なくとも二本の流動管によって構成され、弁受け
    体内の溶湯貯留室への外部からの金属溶湯吸入用の当該
    二本の流動管同士の、前記弁体内の二本の流動管の中の
    一方の流動管を介しての連通、弁押え体内の給気管ある
    いは排気管と溶湯貯留室との、弁体内の通気管を介して
    の連通、及び弁受け体内の溶湯貯留室から外部への金属
    溶湯吐出用の流動管と、弁押え体内の流動管との、前記
    弁体内の二本の流動管の中の他方の流動管を介しての連
    通は、弁体が前記弁受け体と弁押え体との間で挟持され
    つつ回転することによって制御されることを特徴とする
    請求項1記載の金属溶湯用ポンプ。
  3. 【請求項3】 弁体の上面に当接する弁押え体の下面
    と、弁体の下面に当接する弁受け体の上面とは、それぞ
    れ、傾斜面に形成されており、前記弁体は、当該弁押え
    体の下面及び弁受け体の上面の傾斜面に対応する傾斜面
    を上面側及び下面側に有する形状に構成され、前記弁体
    内の流動管と前記弁受け体内の流動管、前記弁体内の流
    動管と前記弁押え体内の流動管とは、前記各流動管の前
    記各傾斜面に臨む開口が、弁体の回転に応じて位置合わ
    せされることによって、互いに連通することを特徴とす
    る請求項1又は2記載の金属溶湯用ポンプ。
JP13523698A 1998-05-18 1998-05-18 金属溶湯用ポンプ Pending JPH11320077A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI477791B (zh) * 2013-04-10 2015-03-21 Hon Tech Inc Test equipment for presses and their applications
TWI559004B (zh) * 2015-08-21 2016-11-21 Hon Tech Inc Electronic components operating equipment and its application of the test classification equipment

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TWI477791B (zh) * 2013-04-10 2015-03-21 Hon Tech Inc Test equipment for presses and their applications
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