JPH11317335A - チップ型トリマコンデンサ - Google Patents

チップ型トリマコンデンサ

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Publication number
JPH11317335A
JPH11317335A JP10135992A JP13599298A JPH11317335A JP H11317335 A JPH11317335 A JP H11317335A JP 10135992 A JP10135992 A JP 10135992A JP 13599298 A JP13599298 A JP 13599298A JP H11317335 A JPH11317335 A JP H11317335A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
dielectric block
electrodes
capacitor
chip
Prior art date
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Pending
Application number
JP10135992A
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English (en)
Inventor
Masatoshi Yamada
雅敏 山田
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Toyo Communication Equipment Co Ltd
Original Assignee
Toyo Communication Equipment Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Communication Equipment Co Ltd filed Critical Toyo Communication Equipment Co Ltd
Priority to JP10135992A priority Critical patent/JPH11317335A/ja
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  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 プリント基板上に、並列に接続した感度調整
用の容量と周波数調整用の容量と別部品となる抵抗素子
を、ダイオードに直列に接続し、その出力端を補償回路
を介して水晶発振素子に接続する従来型の発振器の大型
化、実装部品の増大等の不具合を一挙に解決する。 【解決手段】 対向し合う2つの端部に夫々外部電極1
5a,15bを有すると共に内部にステータ電極16
a,16bを有した誘電体ブロック14、誘電体ブロッ
クの片面上に配置された金属ロータ13と、金属ロータ
を被覆する金属カバー11とから成るチップ型トリマコ
ンデンサであって、誘電体ブロックの内部には、各外部
電極に接続されて固定容量を得る為のステータ電極及び
ステータ電極と所定の間隔を隔てて配置された積層電極
と、その両電極との間に設けた浮遊積層電極18を備
え、誘電体ブロックの他面に抵抗膜21を形成し、該抵
抗膜によって両外部電極を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水晶発振器等の圧
電発振器において周波数調整用として使用されるチップ
側トリマコンデンサの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】水晶発振器等の圧電発振器においては、
発振回路の周波数調整手段としてトリマコンデンサが使
用されている。また、水晶発振器ではトリマコンデンサ
の容量可変範囲における周波数調整範囲を調整(感度制
御)するために、図2に示すように水晶振動素子1、補
償回路2、増幅器3、コンデンサ4等を備えた発振回路
において、可変コンデンサCV1に対して並列的にコン
デンサC1を接続したものを補償回路2と接続してお
り、感度制御用のコンデンサC1を可変コンデンサCV
1に対して並列接続することにより上記周波数調整範囲
を絞り込むことが可能となり、高精度な周波数調整が可
能となる。ところで、表面実装型の水晶発振器は、例え
ば図3(a) (b) に示すように一枚のプリント基板Pの片
面に水晶振動素子を収容した水晶デバイス5、トランジ
スタ6等を配置するとともに、同じプリント基板Pの他
面にチップ型のトリマコンデンサ7、感度制御用のコン
デンサC1(8)、抵抗R1(9)、可変容量ダイオー
ドD1(10)、その他の発振回路を構成する回路素子
を搭載した構成を備えており、このプリント基板Pを図
示しないパッケージに収容することにより、水晶発振器
が完成される。発振器回路中にチップ型のトリマコンデ
ンサを用いる場合には、感度制御用のコンデンサC1
(8)を同じ基板P上に搭載する必要が生じる。このた
め、水晶発振器の小型化に限界があった。
【0003】図4は上記チップ型トリマコンデンサの従
来構成を示すための分解斜視図であり、(a) は上側から
の斜視図、(b) は底部斜視図である。このチップ型トリ
マコンデンサは、接続用のアーム11a及び係止用の爪
11bを有したステンレス製の金属カバー11と、リン
青銅製のバネワッシャ12と、黄銅製の金属ロータ13
とを順次誘電体ブロック14の片面上に組み付けること
により構成され、セラミック等から成る誘電体ブロック
14の対向し合う2つの端縁には夫々外部電極15a,
15bが配置されると共に、誘電体ブロック14内には
各外部電極15a,15bと夫々接続されたステータ電
極16a,16bが所定のギャップを隔てて誘電体ブロ
ック内で対向配置されている。金属カバー11から延び
る一つのアーム11aは一方の外部電極15bと接続さ
れ、2つの爪11bは誘電体ブロック14の他の2側面
側から下面にかけて係止される。このチップ型トリマコ
ンデンサにおける容量の調整は、誘電体ブロック14の
上面に配置される金属ロータ13の底面部が各ステータ
電極16a,16bを被覆する面積を変化させることに
より行われる。このタイプのチップ型トリマコンデンサ
は、感度制御用のコンデンサC1と別体構成になる為、
水晶発振器の小型化が阻害される欠点を有することは上
述の通りである。
【0004】次に、図5は上記不具合を解決する為に開
発された従来の他のチップ型のトリマコンデンサの正面
縦断面図であり、このチップ型トリマコンデンサが上記
従来例と異なる点は、誘電体ブロック14の内部に配置
したステータ電極16a,16bの下側の所定の位置
に、各外部電極15a,15bと接続した積層電極17
a,17bを配置すると共に、ステータ電極16a,1
6bと積層電極17a,17bの間に、いずれの電極と
も接続しない浮遊積層電極18を配置した点にある。こ
れにより、積層電極17a,17b間、つまり外部電極
15a,15b間には、可変コンデンサが有する容量
(周波数調整用の容量)とは別に、該容量と並列に固定
された容量C1が得られる。この容量C1は感度制御用
のコンデンサC1を構成するものである。次に、図6は
外部可変電圧によって周波数調整を行う水晶発振器の回
路図であり、この発振回路にあっては可変容量ダイオー
ドD1、抵抗素子R1等、使用する部品数が多くなる。
抵抗素子R1(図3(b) の符号9)は、直流電圧をダイ
オードD1に印加するための必須の構成要素となってい
る。しかし、このタイプの水晶発振器は、使用部品が多
くなる為、外部電圧制御を必要としない水晶発振器に比
して、大型化せざるを得ないという欠点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、対向し合う両端部に外部電極を有すると共
に、内部に各外部電極と接続されたステータ電極(周波
数調整用の容量)及び積層電極(感度調整用の容量)、
並びにステータ電極と積層電極の間に位置する浮遊積層
電極とを備えた誘電体ブロックを備えたチップ型トリマ
コンデンサにおいて、並列に接続した感度調整用の容量
と周波数調整用の容量と抵抗素子に対してダイオードを
直列に接続し、ダイオードの出力端を補償回路を介して
水晶発振素子に接続した場合に、抵抗素子がチップ型ト
リマコンデンサと別部品となって発振器内のプリント基
板上に併設されることによる不具合、つまり発振器の大
型化、実装部品の増大による工程の複雑化という不具合
を一挙に解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するた
め、本発明は、誘電体から成り、対向し合う2つの端部
に夫々外部電極を有すると共に内部にステータ電極を有
した誘電体ブロックと、該誘電体ブロックの片面上に配
置されて一方の外部電極と導通する金属ロータと、該金
属ロータを被覆するように配置されて他方の外部電極と
導通する金属カバーと、から成るチップ型トリマコンデ
ンサであって、上記誘電体ブロックの内部には、上記各
外部電極に接続されて固定容量を得る為のステータ電極
及びステータ電極と所定の間隔を隔てて配置された積層
電極と、ステータ電極と積層電極との間に設けた浮遊積
層電極と、を備えたものにおいて、該誘電体ブロックの
他面に抵抗膜を形成し、該抵抗膜によって両外部電極を
接続したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した形態
例により詳細に説明する。図1(a) (b) 及び(c) は本発
明の一形態例のチップ型トリマコンデンサの一例の正面
縦断面図、平面図、及び底面図である。なお、上記図
3、図4、図5、及び図6を併せて参照し、同一部分に
は同一符号を付して説明する。本発明のチップ型トリマ
コンデンサ20は、例えば図6に示した如き電圧制御型
水晶発振回路に使用されるものである。このチップ型ト
リマコンデンサ20は、セラミック等の誘電体から成る
誘電体ブロック4の上面に、黄銅製の金属ロータ13
と、リン青銅製のバネワッシャ12と、接続用のアーム
11a及び係止用の爪11bを有したステンレス製の金
属カバー11を順次組み付けることにより構成され、セ
ラミック等から成る誘電体ブロック14の対向し合う2
つの端縁には夫々外部電極15a,15bが配置される
と共に、誘電体ブロック14内には各外部電極15a,
15bと夫々接続されたステータ電極16a,16bが
所定のギャップを隔てて誘電体ブロック内で対向配置さ
れている。金属カバー11から延びる一つのアーム11
aは一方の外部電極15bと接続され、2つの爪11b
は誘電体ブロック14の他の2側面側から下面にかけて
係止される。このチップ型トリマコンデンサ20におけ
る容量の調整は、誘電体ブロック14の上面に配置され
る金属ロータ13の底面部が各ステータ電極16a,1
6bを被覆する面積を変化させることにより行われる。
誘電体ブロック14の内部に配置したステータ電極16
a,16bの下側の所定の位置には、各外部電極15
a,15bと接続した積層電極17a,17bを配置す
ると共に、ステータ電極16a,16bと積層電極17
a,17bの間に、いずれの電極とも接続しない浮遊積
層電極18を配置する。これにより、積層電極17a,
17b間、つまり外部電極15a,15b間には、可変
コンデンサが有する容量(周波数調整用の容量)とは別
に、該容量と並列に固定された容量C1が得られる。こ
の容量C1は感度制御用のコンデンサC1を構成するも
のである。
【0008】本発明の形態例のチップ型トリマコンデン
サが従来のものと異なる点は、図6に示した抵抗素子R
1に相当する抵抗膜21を、誘電体ブロック4の底面に
印刷形成した点にある。つまり、誘電体ブロックの製造
時に、外部電極15a,15b間を接続するように誘電
体ブロック4の底面にカーボン等から成る抵抗材料をス
クリーン印刷等によって形成することにより、このチッ
プ型トリマコンデンサ自体に抵抗素子を組み込み、もっ
て発振器パッケージ内に部品としての抵抗素子を配置す
る必要をなくし、発振器の小型化を図ったものである。
なお、少なくとも抵抗膜21の表面には絶縁膜を被覆す
ることにより、発振器パッケージ内のプリント基板上に
実装した際の配線パターンとの誤接続等を防止する。抵
抗膜21の形状、幅、肉厚等は、個々のチップ型トリマ
コンデンサに求められる抵抗素子R1の抵抗値に基づい
て種々調整可能であることは勿論である。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明は、従来チップ型ト
リマコンデンサは、感度調整用のコンデンサと抵抗素子
を備えているので、電圧制御型水晶発振器の発振回路に
用いた場合に、発振器パッケージ内の搭載部品点数を減
少させて、パッケージの小型化を実現することができ
る。すなわち、対向し合う両端部に外部電極を有すると
共に、内部に各外部電極と接続されたステータ電極(周
波数調整用の容量)及び積層電極(感度調整用の容
量)、並びにステータ電極と積層電極の間に位置する浮
遊積層電極とを備えた誘電体ブロックを備えたチップ型
トリマコンデンサにおいて、並列に接続した感度調整用
の容量と周波数調整用の容量と抵抗素子に対してダイオ
ードを直列に接続し、ダイオードの出力端を補償回路を
介して水晶発振素子に接続した場合に、抵抗素子がチッ
プ型トリマコンデンサと別部品となって発振器内のプリ
ント基板上に併設されることによる不具合、つまり発振
器の大型化、実装部品の増大による工程の複雑化という
不具合を一挙に解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a) (b) 及び(c) は本発明の一形態例のチップ
型トリマコンデンサの正面縦断面図、平面図、及び底面
図。
【図2】従来の発振器の回路構成図。
【図3】(a) 及び(b) は従来の発振器のプリント基板上
の各素子の配置を示す図。
【図4】チップ型トリマコンデンサの従来構成を示すた
めの分解斜視図であり、(a) は上側からの斜視図、(b)
は底部斜視図である。
【図5】従来のチップ型トリマコンデンサの正面縦断面
図。
【図6】他の従来の発振器の回路構成図。
【符号の説明】
1 水晶振動素子、2 補償回路、3 増幅器、4 コ
ンデンサ、CV1 可変コンデンサ、C1 コンデン
サ、5 水晶デバイス、6 トランジスタ、7 トリマ
コンデンサ、8 コンデンサCV1、9 抵抗R1、1
0 可変容量ダイオードD1、11 金属カバー、12
バネワッシャ、13 金属ロータ、14誘電体ブロッ
ク、15a,15b 外部電極、16a,16b ステ
ータ電極、17 積層電極、18 浮遊積層電極、20
チップ型トリマコンデンサ、21 抵抗膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向し合う2つの端部に夫々外部電極を
    有すると共に内部にステータ電極を有した誘電体ブロッ
    クと、該誘電体ブロックの片面上に配置されて一方の外
    部電極と導通する金属ロータと、該金属ロータを被覆す
    るように配置されて他方の外部電極と導通する金属カバ
    ーと、から成るチップ型トリマコンデンサであって、 上記誘電体ブロックの内部には、上記各外部電極に接続
    されて固定容量を得る為のステータ電極及びステータ電
    極と所定の間隔を隔てて配置された積層電極と、ステー
    タ電極と積層電極との間に設けた浮遊積層電極と、を備
    えたものにおいて、 該誘電体ブロックの他面に抵抗膜を形成し、該抵抗膜に
    よって両外部電極を接続したことを特徴とするチップ型
    トリマコンデンサ。
JP10135992A 1998-04-30 1998-04-30 チップ型トリマコンデンサ Pending JPH11317335A (ja)

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JP (1) JPH11317335A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6538361B2 (en) * 2000-08-09 2003-03-25 Murata Manufacturing Co., Ltd. Piezoelectric oscillator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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