JPH11316235A - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JPH11316235A
JPH11316235A JP13764598A JP13764598A JPH11316235A JP H11316235 A JPH11316235 A JP H11316235A JP 13764598 A JP13764598 A JP 13764598A JP 13764598 A JP13764598 A JP 13764598A JP H11316235 A JPH11316235 A JP H11316235A
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reaction
container
sample
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probe
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JP13764598A
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Nobuhiro Hanabusa
信博 花房
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検体処理能力を高め、かつ幅広い検体の測定
を可能にする。 【解決手段】 抗原を含んだ検体と抗体試薬を前処理容
器6に注入し、一定時間抗原抗体反応を起こさせた後、
プローブ50によりその反応液を吸引し、続いて溶離液
収納容器7から溶離液Aを吸引して反応液をカラム52
に導入する。次に、カラム52に送液部54から溶離液
Aを供給してカラム52の洗浄を行なった後、送液部5
4から溶離液Bをカラム52に流し、カラム52に吸着
されていた反応液を溶出分離し、抗原抗体複合体が溶出
される時間だけプローブ50を反応容器8に移動させて
分注する。その反応容器8に基質を含む試薬を分注し、
抗体試薬の標識酵素と反応させる。その試薬添加後、測
光装置14による測定を行なうが、測光までの時間は検
体の濃度などに応じて任意に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動生化学分析装
置、臨床用自動分析装置又は免疫測定装置などの自動分
析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動分析装置で免疫測定を行なう場合を
例にとって説明すると、検体中の抗原と反応する抗体を
予め酵素で標識化した試薬を用意しておき、前処理とし
てその標識化抗体と検体中の抗原とを抗原抗体反応させ
る。その抗原抗体反応させた検体溶液中には抗原抗体複
合体のほかに未反応の標識化抗体も共存するため、抗原
抗体複合体の濃度を検出するためには抗原抗体複合体を
未反応の標識化抗体から分離するB/F分離と称される
処理を施す必要がある。このB/F分離の1つの方法と
して液体クロマトグラフィ法が行なわれている。液体ク
ロマトグラフィ法により抗原抗体複合体を溶出させて分
取した後、それに標識酵素により反応する基質を含む試
薬を添加して酵素反応を行なわせ、その酵素反応により
生じた物質の生成量又は酵素反応により減少した物質の
減少量を光学的に測定することによって検体中の抗原濃
度を測定する。
【0003】液体クロマトグラフィ法による分取は、検
体をカラムの一端から導入して他端から溶出させるフロ
ー方式であるため、1検体を導入した後はその検体の全
成分がカラムを通過して溶出を完了するまで次の検体の
測定にかかることができない。また、検体に前処理が必
要な場合は、液体クロマトグラフに前処理のための分注
機構や反応容器部を持った装置を付加する必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】免疫測定における抗原
抗体複合体を未反応の試薬から分離するためのB/F分
離や、他の前処理された溶液中の目的物質の分取、又は
検体中の目的物質の分取を液体クロマトグラフィにより
行なう場合には、処理能力が上がらず、1時間当たり高
々数検体が処理できるのみである。例えば1検体の溶出
に10分間かかるとすれば、1時間に6検体しか処理す
ることができない。また、液体クロマトグラフィはポン
プが数個、検出器、試料導入部、サンプリング部及び反
応ライン温調部を備えているため、大型になる。これに
前処理装置を付加すると更に大型化するし、コスト高も
招いてしまう。
【0005】自動分析装置で検体を反応容器に注入し、
それに試薬を添加して反応を起こさせ、その後測光装置
で測定して検体中の目的成分濃度又は活性値を求める場
合、反応終了後に測光するエンドポイント法と、一定時
間ごとに測光を繰り返してその反応速度から濃度や活性
値を求めるレート法の2種類が行なわれているが、いず
れの場合も反応開始からエンドポイントまでの時間や測
光終了までの時間を一定に設定している。しかし、低濃
度検体や反応速度の遅い検体に関しては設定された反応
時間内に反応が終了せず、その結果十分な測光強度を得
ることができない場合がある。そこで、本発明は検体処
理能力を高め、かつ検体の反応速度や濃度に応じて反応
時間を任意に設定できるようにして幅広い検体の測定を
可能にする自動分析装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の自動分析装置
は、複数の検体容器を配置した検体収納部、複数の前処
理容器を配置した前処理部及び複数の反応容器を配置し
た反応容器部が配置された反応テーブルと、その反応テ
ーブルの外部に配置された複数の反応試薬容器と、その
反応テーブルの所定の位置及び反応試薬の位置を含む所
定の位置の間を移動可能に設けられ、溶液の吸引と吐出
を行なう第1プローブと、液体試料成分の分離を行なう
分離部と、吸引吐出機構を備えて反応テーブルの所定の
位置の間を移動可能に設けられ、前処理容器で前処理さ
れた液体試料を吸引して分離部に供給し、その分離部で
分離された特定成分を反応容器に吐出する第2プローブ
と、反応テーブルの反応容器部の測光位置の近傍に配置
され、測光位置の反応容器内の反応溶液の光学的測定を
行なう測光装置と、種々の動作を制御する制御装置とを
備えている。その制御装置は、反応テーブルの動作の制
御、第1プローブの動作の制御、第2プローブの動作の
制御、及び測光装置による測光動作の制御を行なう。
【0007】第1プローブは検体容器から前処理容器へ
の検体の吸引・吐出、反応試薬容器から前処理容器への
前処理用試薬の吸引・吐出、反応試薬容器から反応容器
への反応試薬の吸引・吐出などを行なう。第2プローブ
は前処理容器から分離部へ前処理済み検体を供給し、そ
の分離部により分離された目的成分を反応容器へ吐出す
る。測光装置は反応容器での反応開始から設定された時
間経過後にその反応溶液の光学的測定を行なう。
【0008】これらの動作は制御装置によって制御さ
れ、反応テーブルの動作として割り当てられた時間に合
わせて実行される。そして、それぞれの動作後は、次の
検体の処理に移る。したがって、1つの検体の全分析過
程を待たずに次の検体の分析を開始することができるの
で、単位時間当たりの検体処理能力が向上する。測光装
置による測光動作は、エンドポイント法であれレート法
であれ、反応開始から測光を終了するまでの時間を任意
に設定することができる。そのため、低濃度検体や反応
速度の遅い検体に関しては測光終了までの時間を長く設
定することにより、測光感度を高めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】分離部は液体試料成分の分離を行
なうものであればよく、種々の方式のものを用いること
ができる。そのうちの1つは、液体試料成分の溶出分離
を行なうカラムを備えた溶出分離部である。その好まし
い一例として、カラムの一端に第2プローブが接続さ
れ、そのカラムの他端に吸引吐出機構と溶離液供給機構
が接続されてそのカラムに液の両方向の流れが形成され
るようになっているものを挙げることができる。この場
合、第2プローブ側からカラムに試料を導入し、次にそ
の導入された試料に対し逆方向から溶離液を供給して溶
出させ第2プローブから吐出させることができるので、
一方向の流れしか持たない従来の液体クロマトグラフィ
に比べると、全成分の溶出に要する時間が短かくてす
む。
【0010】第2プローブのカラムにつながる溶離液供
給機構は、この自動分析装置本体に交換可能に設けられ
た溶離液容器に吸引チューブが浸された機構を備え、そ
のチューブは溶離液容器外部の近傍に設けられたレバー
に取りつけられ、そのレバーの操作に伴なってそのチュ
ーブの溶離液容器への挿入と取出しが行なわれるように
なっていることが好ましい。その場合には、溶離液容器
の取出しが容易になり、操作性が向上する。
【0011】反応テーブルの近傍に、反応テーブル上の
容器中の残留液を吸引し排出する廃液処理部が設けられ
ていることが好ましい。反応テーブル上の容器の一部又
は全てが使い捨て式のものであっても、残留液を排出し
た後にその容器を廃棄することにより、この自動分析装
置が設置される環境の汚染を予防することができ、衛生
的で安全なものとなる。
【0012】検体の変化を防ぐためには検体収納部及び
前処理部は冷却しておくのが好ましく、反応容器部は最
適な反応温度で反応を進めるために他の一定温度に保つ
のが好ましい。そのため、反応テーブルは、検体収納部
及び前処理部を一定温度に冷却する冷却部と、反応容器
部を他の一定温度に保つ温調部を備えているのが好まし
い。その場合、冷却部と温調部による温度精度を高める
ために、検体収納部及び前処理部の全てと反応容器部の
少なくとも一部を被う反応部カバーを備え、その反応部
カバー内には、冷却部上部空間と温調部上部空間との間
を分離する仕切りが設けられているのが好ましい。
【0013】反応テーブルは1つのターンテーブル形状
や2つのターンテーブルからなるもの、又はラック形式
になったものなど、種々の形式のものとすることができ
る。そのうちの好ましい一例は、1つのターンテーブル
形状で、検体収納部を最内周に備え、その外周部に前処
理部を備え、更にその外周部に反応容器部を備えたもの
である。このような反応テーブルを使用すると、検体容
器、前処理容器及び反応容器へのアクセスが同一テーブ
ルでのアクセスとなるため、自動分析装置がコンパクト
で構造が簡単になり、安価になる。そして、検体収納部
は一体のターンテーブルとして構成され、この反応テー
ブルから取外し可能に設けられており、前処理部は複数
個の前処理容器が一体成形された多連の前処理容器列が
複数個配列されており、前処理容器列を単位として取外
し可能に設置されており、反応容器部も複数個の反応容
器が一体成形された多連の反応容器列が複数個配列され
ているのが好ましい。さらに、反応容器列と前処理容器
列は使い捨て可能なものであることが好ましい。反応容
器や前処理容器を再使用する方式であれば、洗浄機構が
必要になって自動分析装置が大型化しコスト高にもなる
が、使い捨て式であればそのような洗浄機構は不要にな
って自動分析装置の小型化や低コスト化に寄与する。
【0014】反応容器列や前処理容器列を使い捨て式に
した場合、それらを反応テーブルに設置しない状態で分
析を開始してしまう事故を防ぐために、反応テーブルの
近傍に反応容器列や前処理容器列の有無を検知する容器
有無検知部が設けられていることが好ましい。容器有無
検知部は反応容器列や前処理容器列に突出部を設けてそ
れを光センサで検出する方式や、反応容器列や前処理容
器列に光を照射してその反射光を検出する方式や、側方
からレーザ光を照射してその透過光の有無により検知す
る方式や、静電容量センサを用いる方式など、種々の方
式として実現することができる。
【0015】前処理容器で前処理された検体溶液を第2
プローブからカラムに導入する際、その検体溶液がプロ
ーブやプローブからカラムまでの流路に付着して定量精
度が低下するのを防ぐには、前処理された検体溶液を第
2プローブに吸引した後、続いて溶離液を吸引するのが
好ましい。それにより、吸引した全ての検体溶液をカラ
ムに導入することができるようになり、定量精度が向上
する。そのために、前処理容器のそれぞれに溶離液収納
容器を1つずつ一体的に成形して配置しておき、前処理
された検体溶液を吸引した後、それに続いて、それぞれ
の溶離液収納容器に収納した溶離液を吸引するようにす
ることにより、第2プローブの移動距離が短かくてす
み、動作速度も高めることができるようになる。検体間
の相互汚染を防ぐためには、プローブを洗浄する必要が
ある。水洗いだけでは十分でないことがあるので、第1
プローブ洗浄用洗剤ポットと第2プローブ洗浄用洗剤ポ
ットを反応テーブルの近くに配置して洗剤による洗浄が
可能になっていることが好ましい。
【0016】通常測定用の検体は反応テーブル内の検体
収納部に設置される。しかし、そのような通常の検体の
ほかに緊急に測定を要する緊急検体や、検体収納部に設
置しなかった追加検体も存在する。そのような緊急検体
や追加検体のために、反応テーブルの外側で第1プロー
ブの移動範囲内に、他の検体容器を設置する設置場所が
設けられているのが好ましい。そして、その場合には、
制御装置は反応テーブルの外側の検体容器からの検体を
随時吸引して測定する動作を行なうことができるものに
なっている。第1プローブと第2プローブは必ずしも別
個のものとして設けられている必要はない。例えば、共
通の1つのプローブにより第1プローブと第2プローブ
を兼用し、切替えバルブを介してそれぞれの流路に接続
するようにしてもよい。
【0017】
【実施例】次に、一実施例を図面とともに説明するが、
本発明はこの実施例に限定されるものではない。図1は
この自動分析装置の外観図であり、(A)は正面図、
(B)は純水タンクと廃液タンクを取り出し可能にした
状態を示す側面図である。図2は反応ディスクが設けら
れている上面図、図3は主要部を概略的に示す分解図、
図4は反応ディスクの詳細を示す正面断面図、図5は反
応ディスクの平面図である。
【0018】自動分析装置本体1の上面にターンテーブ
ル式の反応ディスク2が設けられており、反応ディスク
2には、同心円状に測定容器等が配列されている。同心
円の最も内側の円周に沿って配列された容器は検体容器
4であり、その外側には検体を前処理するための前処理
容器6が配列されている。前処理容器6の配列のさらに
外側には反応容器と測定セルを兼ねる測定容器8が配列
されている。検体容器4と前処理容器6は冷却部10に
よって8℃に保たれており、測定容器8は温調部12に
よって40℃に保温されている。記号8aとして示され
る測定容器の位置は測光位置であり、その測光位置の測
定容器8aの上部には本発明の測光装置14が固定され
ている。
【0019】測光位置の測定容器8aの位置を除いて、
検体容器4、前処理容器6及び測定容器8上には反応部
カバー16が開閉可能に設けられている。カバー16は
遮光性である必要はなく、外部から反応動作を確認する
ために透明樹脂製とすることができる。カバー16は冷
却部10の上部空間と温調部12の上部空間との間を仕
切る仕切部材17を備え、冷却部10と温調部12間の
温度調節の機能を高めている。
【0020】反応ディスク2の外側には試薬容器18が
配置されており、緊急検体や追加検体用の検体容器24
も配置できるようになっている。検体容器4や24の検
体、試薬容器18の試薬を前処理容器6や測定容器8へ
分注したり、前処理容器6で前処理された検体を測定容
器8へ分注したりするために、プローブ20が各位置の
間で移動可能に設けられている。プローブ20はポンプ
22により吸引と吐出を行なうことができる。26はプ
ローブ20から洗浄液などを排出するドレインポット、
27はプローブ20を洗浄するための洗剤を収容した洗
剤容器である。
【0021】前処理容器6に隣接し、各前処理容器6に
1つずつの溶離液収納容器7が設けられている。溶離液
収納容器7は前処理された検体を後で説明する第2プロ
ーブ50により吸引してカラム52へ導入する際、第2
プローブ50や第2プローブ50からカラム52までの
流路に付着した検体を洗い流して吸引された全検体をカ
ラム52へ導入するためのものである。
【0022】反応ディスク2の近傍には第2プローブ5
0が配置されており、第2プローブ50には検体成分の
溶出分離を行なうカラム52が接続されている。図3に
示されるように、カラム52には第2プローブ50とは
反対側に送液部54を介して溶離液A56、溶離液B5
8と純水タンク60の純水が選択的に切り替えて供給さ
れるようになっており、また図示は省略されているが、
カラム52の第2プローブ50とは反対側にはプローブ
50による吸引と吐出を行なう吸引吐出機構も接続され
ている。溶離液Aと溶離液Bは同じ種類で濃度の異なる
ものであり、溶離液Aは主としてカラム52の洗浄、溶
離液Bはカラム52に吸着された検体成分の溶出に主と
して使用される。純水タンク60の純水はカラム52や
プローブ50の洗浄に使用される。62はプローブ50
から吐出される不要な溶液や洗浄水の排水のためのドレ
インポット、64はプローブ50を洗浄するための洗剤
を収容している洗剤容器である。
【0023】プローブ50は反応ディスク2上の所定の
前処理容器6、溶離液収納容器7、反応容器8、ドレイ
ンポット62、洗剤容器64の間を移動するように制御
される。66は廃液タンクであり、ドレインポット2
6,62につながり、廃液を一時保管するものである。
【0024】図2に示されるように、この自動分析装置
本体で反応ディスク2の近傍には操作部70が設けら
れ、操作部70にはキーボート72やプリンタ74のほ
かディスプレイ76も配置されている。操作部70の下
部には制御装置が設けられており、制御装置は反応テー
ブル2の動作の制御、第1プローブ20による検体容器
4から前処理容器6への検体の吸引・吐出、反応試薬容
器18から前処理容器6への前処理用試薬の吸引・吐出
及び反応試薬容器18から反応容器4への反応試薬の吸
引・吐出の動作の制御、第2プローブ50による前処理
容器6からカラム52への前処理済み検体の吸引、第2
プローブ50による溶離液収納容器7からカラム52へ
の溶離液の吸引、溶離液容器56からの溶離液Aによる
カラム52の洗浄、カラム52により分離された目的成
分を溶離液容器58からの溶離液Bにより溶出し反応容
器8へ吐出する動作の制御、反応容器8での反応の開始
から測光装置14によるその反応溶液の測光動作の制御
などを行なう。
【0025】図2に示されるように、反応ディスク2の
近傍には廃棄処理部の吸引ノズル78が設けられてお
り、吸引ノズル78は所定の位置の反応容器8、溶離液
収納容器7、前処理容器6及び検体容器4に移動するこ
とができ、それらの容器に残った液を吸引し、廃液タン
ク66へ排出する。廃液タンク66と純水タンク60は
図1に示されるようにキャスタの付いた引出し台81に
乗せられて本体1内に収納されており、その引出し81
を引き出すことにより純水タンク60と廃液タンク66
を取り出したり交換するのを容易にしている。
【0026】溶離液タンク56,58の近くでそれらの
外側には、それぞれに挿入される吸引チューブ82,8
6が設けられている。吸引チューブ82,86は送液部
54を介してカラム52につながっている。それらの吸
引チューブ82,86はレバー84,88に取りつけら
れて、レバー84,86の上下移動に伴なってチューブ
82,86がそれぞれ容器56,58から取り出すこと
ができるようになっている。容器56,58は溶離液の
供給のために取り出す頻度が高く、レバー84,88の
操作によりチューブ82,86を取り外して容器56,
58を取り出す際の操作性が向上している。
【0027】測光装置14の一例の詳細を図6により説
明する。測光装置14は光源として重水素ランプ30を
備えており、重水素ランプ30からの光は励起光として
集光レンズ32で集光されて平行光にされ、励起光用フ
ィルタ38で励起波長が選択され、ダイクロイックミラ
ー34で反射された後、集光レンズ36により測定容器
8a内の測定対象溶液に集光されて照射される。測定対
象溶液から発生した蛍光は集光レンズ36により集光さ
れて平行光になり、ダイクロイックミラー34を透過
し、蛍光選択用フィルタ40を経て検出器の光電子増倍
管42に入射し、検出される。集光レンズ36は励起光
の照射と蛍光の集光とを兼ねており、落射光学系を構成
している。ダイクロイックミラー34は励起光波長を反
射し、測定対象溶液からの蛍光を透過させるように設計
されている。
【0028】測光装置本体の下端部と測光位置の測定容
器8aの開口部との間にはスリーブ44が上下移動可能
に取りつけられている。スリーブ44は金属製で筒状に
構成され、その先端には開口部を制限したマスク46が
一体的に取りつけられている。マスク46の開口部の縁
は下方に突出し、測定容器8aの開口部内に嵌め込まれ
て、外部光の入射を阻止するようになっている。スリー
ブ44は自重又はバネの押しつけ力にて測定容器8a上
に降り、測定容器8aの開口部と測光装置本体の間を外
部光から遮光し、同時にそのスリーブ44内を励起光と
蛍光の導光路とする。
【0029】測光を終了し、次の測定容器を測光位置へ
移動させることができるようにするために、スリーブ4
4は図に示されていないラック・ピニオン機構により上
方にスライドして移動させられ、次の測定容器が測光位
置に位置決めされたときに再び自重によって測定容器8
a上に降りて励起光と蛍光の光路を外部光から遮光す
る。
【0030】測定容器8aは遮光性であることが好まし
く、しかも測定対象溶液から発生した蛍光を反射させて
受光感度を高めることができるような材質のものが好ま
しい。そのような材質として、耐薬品性の樹脂で白色の
ものを使用している。この測光装置では、スリーブ44
がスライドして上げられた状態で測定容器8が移送され
てきて測光位置に位置決めされると、スリーブ44が降
ろされて測光位置の測定容器8aの開口と測光装置本体
の間を外部光から遮光する。その状態で励起光が測定容
器8aの測定対象溶液に集光され、発生した蛍光が集光
レンズ36により集められ、ダイクロイックミラー34
を透過し、フィルタ40で励起光成分が除去された後、
光電子増倍管42で検出される。
【0031】このように測定容器8aが測光位置に位置
決めされるとスリーブ44が下がって測定容器8aの開
口部に密着し、測光系は外部光から遮光された1つの暗
室を構成する。蛍光検出の際、スリーブ44に設けられ
たマスク46によって測定容器8aが樹脂製である場合
にも、測定容器8a自体からの蛍光が検出器に入射する
のが抑制される。
【0032】化学発光や生物発光を測定する場合には、
励起光源30や励起光選択用のフィルタ38、励起側の
集光レンズ32など、励起側の各部品が不要になる。測
光装置14は蛍光などの発光を検出するものだけでな
く、吸光量や散乱光量を検出するものに置き換えること
もできる。
【0033】反応ディスク2における前処理容器6、溶
離液収納容器7と反応容器8の詳細を図4、図5、図
7、図8により説明する。前処理容器6は5個が一体と
して形成されており、各前処理容器6に接近して1つず
つの溶離液収納容器7が一体的に形成されている。この
一連の前処理容器6と溶離液収納容器7は樹脂成型によ
り一体的に形成されている。この多連の前処理容器6と
溶離液収納容器7を含む一体成型品90が反応ディスク
2の中間の円周に沿って配列されている。各一体成型品
90には取っ手用の突出部92が一体的に設けられてお
り、この突出部92を光学的に検出することにより前処
理容器6と溶離液収納容器7の存在を検知する光学的な
センサ94が反応部カバー16に設けられている。
【0034】反応容器8も多連式の一体成型品である。
反応容器8は、図7に示されるように、10個の反応容
器8が一体的に形成され、その一体成型品96が反応デ
ィスク2の最外周に配列されている。反応容器8の一体
成型品96にも取っ手用の突出部98が設けられてお
り、この突出部98を光学的に検出して反応容器8の有
無を検知する光学的センサ100も反応部カバー16に
取りつけられている。
【0035】これらの一体成型品92,96は耐薬品製
の樹脂で構成されており、使い捨て式のものである。一
体成型品92,96は再使用しないため反応液が残って
いても差し支えはないが、廃棄処理する際に環境を汚染
するのを防ぐために、廃棄の前に廃液処理部のノズル7
8で残留液を吸引する。検体容器4は最も内側のターン
テーブル102に配置されている。ターンテーブル10
2は、図4に示されるように、検体容器4が配置された
ままで分析装置本体から取り外すことができ、分析装置
から取り外した状態で検体の交換を行なうことができ
る。
【0036】次に、図9によりカラム52の着脱機構を
詳細に説明する。カラム52は直線状で両端がテーパ形
状をなしている。104はカラム52の一端と結合され
る流路で、送液部54につながっており、流路104の
先端にはカラム52の一端のテーパ形状と液密を保って
嵌合する固定フィッティング106が分析装置本体1に
固定されている。110はカラム52の他端と結合され
る流路であり、その先端には第2プローブ50が設けら
れている。流路110の基端部は分析装置本体1に回動
可能に取りつけられたアーム112の先端部に取りつけ
られており、その流路110の基端にはカラム52の他
端のテーパ形状と液密を保って嵌合する可動フィッティ
ング114が設けられ、可動フィッティング114はア
ーム112に対し、カラム52の軸方向(フィッティン
グ114がカラム52に嵌合するときの状態での方向)
に摺動可能に取りつけられている。フィッティング10
6,114は弾性部材で構成され、カラム52とのあい
だのシール性の高いグレードのものとなっている。フィ
ッティン106,114の材質の一例はシリコンゴムで
ある。
【0037】フィッティング114をカラム52の軸方
向に押すために、バネ機構としてフィッティング114
とアーム112の間にはコイルバネ116が圧縮状態で
嵌め込まれている。アーム112は基端側で分析装置本
体1に回動可能に取りつけられている。フィッテイング
114をカラム52の他端に嵌合させた状態でアーム1
12を分析装置本体に固定するために、アーム112の
先端には固定機構としてロックレバー118が設けられ
ている。ロックレバー118はアーム112の先端部に
回動可能に取りつけられ、バネ119によりロックレバ
ー118が閉じる方向に付勢されている。そのロックレ
バー118は分析装置本体1に設けられた固定部材12
0と係合することができ、固定部材120との係合によ
りカラム52と両フィッティング106,114とを嵌
合状態を保って固定できるようになっている。アーム1
12の基端部と分析装置本体1との間には、アーム11
2の先端部がカラム52から遠ざかる方向に付勢するコ
イルバネ126がかけられている。
【0038】カラム52が分析装置本体1に装着されて
いることを検知するために、分析装置本体1に光センサ
122が設けられ、アーム112の基端部にはアーム1
12とともに回動する遮蔽版124が取りつけられ、そ
の遮蔽版124はカラム52の装着状態でセンサ122
の光路を遮蔽し、カラム52が脱着された状態でセンサ
122の光路から外れるように設定されている。カラム
52が取りけられる部分には配水管130が設けられて
おり、その部分での液漏れや、フィッティング106,
114を洗浄したときの洗浄液を排水できるようになっ
ている。
【0039】このカラム着脱機構の動作について説明す
る。鎖線で示されるアーム112Aの状態は、カラム5
2が装着される前か、又はカラム52が取り外された状
態である。この状態からカラム52を装着するために、
カラム52の一端をフィッティング106に嵌め込み、
アーム112を回動させてフィッティング114をアー
ム52の他端に嵌合させるようにアーム112の先端を
下方に押す。このとき、ロックレバー118はバネ11
9により図で反時計方向に回動する方向に付勢されなが
ら固定部材120の先端部を滑っていき、やがて固定部
材120と係合してアーム112が実線で示される状態
になって固定される。その状態では、フィッティング1
14はバネ116によりカラム52の方向に押しつけら
れているため、カラム52とフィッティング106,1
14との液密が保たれる。
【0040】カラムの交換の際には、ロックレバー11
8を下から上方に押してバネ119の付勢力に抗してロ
ックレバー118を時計方向に回動させことにより、ロ
ックレバー118と固定部材120の係合が外れ、アー
ム112はバネ126で引っ張られて時計方向に回動
し、鎖線の112Aで示される状態になる。その状態で
はカラム52とフィッティング106,114との嵌合
は外れているので、カラム52を交換し、再びアーム1
12の先端を押し下げてロックレバー118を固定部材
120に係合させることにより、カラム52を装着する
ことができる。
【0041】この実施例では、カラム52を装着すると
きはアーム112の先端を人さし指で下方へ押すことに
よりアーム112を固定部材120に容易にロックする
ことができ、カラム52を取り外すときは親指でロック
レバー118を上方に押すことにより容易にロックを外
すことができる。このようにカラム52の装着及び脱着
の作業を、片手で、しかも指先で操作できるため、カラ
ム52の着脱の煩わしさがなくなり、交換時間も飛躍的
に短縮される。それ故、特に臨床検査分野における迅速
な検査に好都合である。また、カラムと流路との接続部
を清掃する場合は、従来は汚れを拭き取る程度のことし
かできなかったが、このカラム着脱機構では接続部の洗
浄液を排水できるため接続部の清掃も容易になる。
【0042】カラム52が装着されているかどうかは光
センサ122により検知することができる。カラム52
が装着されていない場合は分析をスタートできないよう
にプログラムしたり、カラム52が装着されていないこ
とを知らせるようにすることもできる。また、もし分析
中にカラム52を取り外そうとしたようなときは、それ
以後の分析を中止したり、分析データに異状を知らせる
などの手段もこのセンサ122の出力をもとに行なうこ
とができる。
【0043】次に、この自動分析装置の実施例の動作を
免疫分析に使用する場合を例として説明する。検体容器
4に検体を用意し、溶離液収納容器7には第2プローブ
50により溶離液Aを分注しておく。まず第1プローブ
20により検体容器4から抗原を含んだ検体を前処理容
器6に注入し、その前処理容器6にプローブ20により
抗体試薬を試薬容器18から分注する。抗体試薬は分析
しようとする抗原と抗原抗体反応を起こす抗体に酵素に
より標識したものである。前処理容器6中で一定時間抗
原抗体反応を起こさせた後、第2プローブ50によりそ
の反応液を吸引し、続いて溶離液収納容器7から溶離液
Aを吸引して反応液をカラム52に導入する。このと
き、プローブ50やプローブ50からカラム52に至る
流路に付着した反応液は溶離液Aにより押し流されて全
量がカラム52に導入される。
【0044】次に、カラム52に送液部54から溶離液
Aを供給してカラム52の洗浄を行なう。その後、送液
部54から溶離液Bをカラム52に流し、カラム52に
吸着されていた反応液を溶出分離する。カラム52に吸
着された検体成分のうち、抗原抗体複合体が溶出される
時間だけプローブ50を反応容器8に移動させて分注す
る。
【0045】その反応容器8にプローブ20により基質
を含む試薬を分注する。その基質は抗体試薬を標識した
酵素により反応を受ける基質である。その試薬添加後、
測光装置14による測定を行なう。測光装置14による
測定は一定時間ごとのレート測定とすることもできる
し、検体の濃度などに応じて設定した所定時間後に測定
を行なうエンドポイント測定とすることもできる。
【0046】カラム52による抗原抗体複合体の溶出
後、溶離液Bによりカラム52に吸着された成分を全て
溶出させて次の検体の溶出分離に備える。カラム52に
よる溶出は、プローブ50側から導入した試料を逆方向
から溶離液を供給して行なうので、従来のように一方向
の流れしか持たない液体クロマトグラフィに比べると、
全成分の溶出に要する時間が短かくてすむ。プローブ2
0,50の動作、測光部14による測光動作は制御装置
により制御される反応テーブル2の動作で割り当てられ
た時間に合わせて処理される。そして、それぞれの動作
後は次の検体の処理にかかることができるので、1つの
検体の全分析過程を待たずに次の検体の処理を行なうこ
とができる。
【0047】
【発明の効果】本発明では、液体試料成分の分離を行な
う分離部にプローブが接続されているとともに、測光装
置は反応容器での反応開始から任意に設定された時間経
過後にその反応溶液の光学的測定を行なうようにし、各
部の動作を反応テーブルの動作として割り当てられた時
間に合わせて実行されるようにしたので、それぞれの動
作後は、次の検体の処理に移ることができ、1つの検体
の全分析過程を待たずに次の検体の分析を開始すること
ができる。そのため、反応時間が長くても単位時間当た
りの検体処理能力は低下しない。測光の方式として、液
体クロマトグラフィはエンドポイント法だけしか適用で
きないが、本発明はエンドポイント法だけでなく、レー
ト法にも適用できる。そして、特に本発明では、測光装
置による測光動作は、反応開始から測光を終了するまで
の時間を任意に設定することができるようにしたので、
そのため、低濃度検体や反応速度の遅い検体に関しては
測光終了までの時間を長く設定することにより、測光感
度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の自動分析装置の外観図であり、
(A)は正面図、(B)は純水タンクと廃液タンクを取
り出し可能にした状態を示す側面図である。
【図2】 同実施例において反応ディスクが設けられて
いる部分を示す上面図である。
【図3】 同実施例の主要部を概略的に示す分解図であ
る。
【図4】 同実施例での反応ディスクを詳細に示す正面
断面図である。
【図5】 同実施例での反応ディスクを詳細に示す平面
図である。
【図6】 測光装置の一例を詳細に示す正面断面図であ
る。
【図7】 使い捨て式の反応容器を示す図であり、
(A)は平面図、(B)はそのX−X’線位置での断面
図、(C)はその突出部を示す部分側面図、(D)は部
分正面図である。
【図8】 使い捨て式前処理容器と溶離液収納容器を示
す図であり、(A)は平面図、(B)はそのY−Y’線
位置での断面図、(C)はその突出部を示す部分側面図
である。
【図9】 カラム着脱機構を詳細に示す正面断面図であ
る。
【符号の説明】
1 自動分析装置本体 2 反応ディスク 4,24 検体容器 6 前処理容器 7 溶離液収納容器 8 測定容器 10 冷却部 12 温調部 14 測光装置 16 反応部カバー 17 仕切部材 18 試薬容器 20 第1プローブ 50 第2プローブ 52 カラム 54 送液部 56,58 溶離液容器 64 洗剤容器 82,86 吸引チューブ 84,88 レバー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の検体容器を配置した検体収納部、
    複数の前処理容器を配置した前処理部及び複数の反応容
    器を配置した反応容器部が配置された反応テーブルと、 前記反応テーブルの外部に配置された複数の反応試薬容
    器と、 前記反応テーブルの所定の位置及び前記反応試薬の位置
    を含む所定の位置の間を移動可能に設けられ、溶液の吸
    引と吐出を行なう第1プローブと、 液体試料成分の分離を行なう分離部と、 吸引吐出機構を備えて前記反応テーブルの所定の位置の
    間を移動可能に設けられ、前記前処理容器で前処理され
    た液体試料を吸引して前記分離部に供給し、その分離部
    で分離された特定成分を前記反応容器に吐出する第2プ
    ローブと、 反応テーブルの反応容器部の測光位置の近傍に配置さ
    れ、測光位置の反応容器内の反応溶液の光学的測定を行
    なう測光装置と、 前記反応テーブルの動作の制御、前記第1プローブによ
    る前記検体容器から前記前処理容器への検体の吸引・吐
    出、前記反応試薬容器から前記前処理容器への前処理用
    試薬の吸引・吐出及び前記反応試薬容器から前記反応容
    器への反応試薬の吸引・吐出の動作の制御、前記第2の
    プローブによる前記前処理容器から前記分離部への前処
    理済み検体の供給及びその分離部により分離された目的
    成分を前記反応容器へ吐出する動作の制御、並びに前記
    反応容器での反応の開始から前記測光装置によるその反
    応溶液の光学的測定までの時間を任意に設定可能にして
    その測光動作の制御を行なう制御装置とを備えたことを
    特徴とする自動分析装置。
  2. 【請求項2】 前記分離部は液体試料成分の溶出分離を
    行なうカラムを備えた溶出分離部であり、そのカラムの
    一端に前記第2プローブが接続され、そのカラムの他端
    に前記吸引吐出機構と溶離液供給機構が接続されてその
    カラムに液の両方向の流れが形成されるようになってい
    る請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 【請求項3】 前記カラムにつながる溶離液供給機構
    は、この自動分析装置本体に交換可能に設けられた溶離
    液容器に吸引チューブが浸された機構を備え、そのチュ
    ーブは溶離液容器外部の近傍に設けられたレバーに取り
    つけられ、そのレバーの操作に伴なってそのチューブの
    溶離液容器への挿入と取出しが行なわれる請求項2に記
    載の自動分析装置。
  4. 【請求項4】 前記反応テーブルの近傍には、反応テー
    ブル上の容器中の残留液を吸引し排出する廃液処理部が
    設けられている請求項1,2又は3に記載の自動分析装
    置。
  5. 【請求項5】 前記反応テーブルは、検体収納部及び前
    処理部を一定温度に冷却する冷却部と、前記反応容器部
    を他の一定温度に保つ温調部を備えており、更に検体収
    納部及び前処理部の全てと反応容器部の少なくとも一部
    を被う反応部カバーを備え、その反応部カバー内には、
    前記冷却部上部空間と前記温調部上部空間との間を分離
    する仕切りが設けられている請求項1から4のいずれか
    に記載の自動分析装置。
  6. 【請求項6】 前記反応テーブルは1つのターンテーブ
    ル形状になっており、検体収納部を最内周に備え、その
    外周部に前処理部を備え、更にその外周部に反応容器部
    を備えており、検体収納部は一体のターンテーブルとし
    て構成され、この反応テーブルから取外し可能に設けら
    れており、 前処理部は複数個の前処理容器が一体成形された多連の
    前処理容器列が複数個配列されており、前処理容器列を
    単位として取外し可能に設置されており、反応容器部も
    複数個の反応容器が一体成形された多連の反応容器列が
    複数個配列されている請求項1から5のいずれかに記載
    の自動分析装置。
  7. 【請求項7】 前記反応容器列と前記前処理容器列は使
    い捨て可能なものである請求項6に記載の自動分析装
    置。
  8. 【請求項8】 前記反応テーブルの近傍には前記反応容
    器列と前記前処理容器列の有無を検知する容器有無検知
    部が設けられている請求項6に記載の自動分析装置。
  9. 【請求項9】 前記前処理容器のそれぞれには溶離液収
    納容器が1つずつ一体的に成形されて配置されている請
    求項6,7又は8に記載の自動分析装置。
  10. 【請求項10】 前記反応テーブルの近くに第1プロー
    ブ洗浄用洗剤ポットと第2プローブ洗浄用洗剤ポットが
    配置されている請求項1から9のいずれかに記載の自動
    分析装置。
  11. 【請求項11】 前記反応テーブルの外側で前記第1プ
    ローブの移動範囲内には、他の検体容器を設置する設置
    場所が設けられており、前記制御装置はその検体容器か
    らの検体を随時吸引して測定できるようにした請求項1
    から10のいずれかに記載の自動分析装置。
  12. 【請求項12】 前記第1プローブと前記第2プローブ
    は共通の1つのプローブにより兼用されており、切替え
    バルブを介してそれぞれの流路に接続されている請求項
    1から11のいずれかに記載の自動分析装置。
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