JPH11315799A - ファン装置 - Google Patents

ファン装置

Info

Publication number
JPH11315799A
JPH11315799A JP12103998A JP12103998A JPH11315799A JP H11315799 A JPH11315799 A JP H11315799A JP 12103998 A JP12103998 A JP 12103998A JP 12103998 A JP12103998 A JP 12103998A JP H11315799 A JPH11315799 A JP H11315799A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
side wall
discharge port
suction port
peripheral side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12103998A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiro Umeda
文博 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Corp
Original Assignee
Nidec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidec Corp filed Critical Nidec Corp
Priority to JP12103998A priority Critical patent/JPH11315799A/ja
Publication of JPH11315799A publication Critical patent/JPH11315799A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Motor Or Generator Frames (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 それ自体の全高、またそれを取付るための空
間の全高を低く抑えることができるファン装置を提供す
ること。 【解決手段】 装置ケーシング2と、装置ケーシング2
内に配設されたモータ手段と、モータ手段によって回転
駆動される羽根体とを備えたファン装置。装置ケーシン
グ2は、ケーシング本体4とヒートシンク6から構成さ
れ、ヒートシンク6の側壁45には吸引口50が形成さ
れ、また側壁45に対向する側壁47には吐出口52が
形成され、吸引口50および吐出口52は軸線方向に実
質上整合している。また、ヒートシンク6の側壁47に
は、羽根体31の回転方向に見て吐出口52の下流側
に、羽根体31の回転経路に向けて突出する絞り突部5
6が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザプ
リンタ、パーソナルコンピュータ等の電子機器の内部空
間、またはこれらに用いられる電子部品等を冷却するた
めのファン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサ等の電子部品を冷却
するために、ヒートシンクを備えたファンモータが提案
され実用に供されている。この種のファン装置として、
たとえば、実開平7−32996号公報に開示されたも
のが存在する。この公知のファンモータは、放熱のため
のヒートシンクを有する装置ケーシングを備え、この装
置ケーシング内にモータ手段が配設されている。モータ
手段は、装置ケーシングに装着されたステータと、この
ステータに対して相対的に回転自在であるロータとを備
え、ロータに羽根体が設けられている。このファン装置
では、装置ケーシングの一端面に開口が形成され、また
装置ケーシングの周側壁に開口が形成され、この周側壁
の開口に複数個の冷却フィンが設けられている。端壁に
形成された開口は、空気を吸引するための吸引口(また
は空気を吐出するための吐出口)として作用し、また周
側壁に形成された開口は、吐出口(または吸引口)とし
て作用する。
【0003】また、電子機器の内部空間、または電子部
品を冷却するためのファン装置として、たとえば、特開
平8−331801号公報に開示されたものが存在す
る。かかる公知のファン装置は、箱形状の装置ケーシン
グを備え、この装置ケーシング内にモータ手段が配設さ
れ、モータ手段のロータに羽根体が設けられている。こ
のファン装置では、装置ケーシングの周側壁に一対の開
口が形成されている。一方の開口は、空気を吸引するた
めの吸引口として作用し、他方の開口は、吸引した空気
を吐出するための吐出口として作用する。
【0004】
【課題を解決するための手段】しかしながら、上述した
ファン装置には、いずれも、次のとおりの解決すべき問
題が存在する。すなわち、実開平7−32996号公報
に開示されたファン装置においては、羽根体が所定方向
に回転駆動されることによって、外部からの空気は装置
ケーシングの端壁(または周側壁)の開口から吸引さ
れ、吸引された空気は装置ケーシングの周側壁(または
端壁)の開口から吐出される。それ故に、装置ケーシン
グの上方に外部からの空気を吸引する(または吸引した
空気を吐出する)ための充分な空間が必要となり、ファ
ン装置を取付けるための空間の全高が高くなる問題があ
る。
【0005】また、特開平8−331801号公報に開
示されたファン装置では、吸引口および吐出口が装置ケ
ーシングの周側壁に設けられているので、装置ケーシン
グの上方に空気を吸引(または吐出)するための空間を
必要とせず、ファン装置を取付けるための空間の全高を
幾分低くすることができる。しかし、吸引口および吐出
口が上下方向にずれて設けられるので、ファン装置の全
高を充分に低くすることができない。なお、ファン装置
の全高を低くした場合、吸引口および吐出口の大きさが
小さくなり、これに起因して充分な送風量を確保するこ
とが困難となる。
【0006】ファン装置自体の全高、またファン装置を
取付けるための空間の全高は、近年のノート型パソコン
等の小型化、薄型化に充分に対応することができなくな
るおそれがあり、それらの一層の薄型化が望まれてい
る。
【0007】本発明の目的は、それ自体の全高、またそ
れを取付るための空間の全高を低く抑えることができる
ファン装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、収容空間を規
定する装置ケーシングと、前記収容空間内に配設された
モータ手段と、前記モータ手段によって所定方向に回転
駆動される羽根体とを備え、前記装置ケーシングは、前
記羽根体の外周側を覆う周側壁と、前記周側壁の両端面
を実質上閉塞する一対の端壁とから構成され、前記周側
壁の一部には、空気を吸引するための吸引口および吸引
した空気を吐出するための吐出口が形成され、前記吸引
口および前記吐出口は軸線方向に実質上整合しており、
前記モータ手段は、前記装置ケーシングに取付けられた
ステータと、前記ステータに対して相対的に回転自在で
あるロータとを備え、前記羽根体は前記ロータに設けら
れ、前記装置ケーシングの前記周側壁における、前記羽
根体の回転方向に見て前記吐出口と前記吸引口との間の
部位には、前記羽根体の回転経路に向けて突出する絞り
突部が設けられていることを特徴とするファン装置であ
る。
【0009】本発明に従えば、装置ケーシングは一対の
端壁と周側壁から構成され、この周側壁に吸引口および
吐出口が形成されているので、外部からの空気は吸引口
から吸引された後吐出口を通して排出され、空気の流れ
はファン装置の軸線方向に対して実質上垂直な方向とな
る。それ故に、装置ケーシングの上方に空気を吸引また
は吐出するための空間を必要としない。また、吸引口お
よび吐出口は軸線方向に整合しているので、周側壁の幅
が小さくても充分大きな開口を確保することができ、こ
れによって小型かつ薄型のファン装置であっても充分な
送風量の確保が可能となる。また、装置ケーシングの周
側壁の、吐出口と吸引口の間の部位には、羽根体の回転
経路に向けて突出する絞り突部が設けられているので、
この絞り突部によって空気が圧縮され、これにより絞り
突部近傍における空気流の風圧が高められ、かくして吸
引口から流入した空気はその大部分が吐出口から排出さ
れ、絞り突部を通過して下流側に流れる空気量を抑える
ことができる。
【0010】本発明は、前記絞り突部は、前記装置ケー
シングの前記周側壁における、前記羽根体の回転方向に
見て前記吐出口の下流側を規定する部位に設けられてい
ることを特徴とする。
【0011】本発明に従えば、絞り突部が周側壁の、吐
出口の下流側を規定する部位に設けられているので、吸
引口から流入した空気はこの絞り突部によって吐出口に
導かれ、かくして吸引した空気を効率よく吐出口から排
出することができる。
【0012】また本発明は、前記装置ケーシングの前記
吸引口および/または前記吐出口には、間隔を置いて複
数個の冷却フィンが設けられていることを特徴とする。
【0013】本発明に従えば、装置ケーシングの吸引口
および/または吐出口に冷却フィンが設けられているの
で、冷却フィンによって冷却効果が高められ、たとえば
電子部品を直接的に冷却するためのものに好都合に適用
することができる。
【0014】また本発明は、前記装置ケーシングは、前
記一対の端壁の一方を構成するケーシング本体と、前記
一対の端壁の他方および前記周側壁を構成するヒートシ
ンクから構成され、前記ケーシング本体に前記モータ手
段が取付けられ、前記ヒートシンクに前記冷却フィンが
設けられていることを特徴とする。
【0015】本発明に従えば、装置ケーシングがケーシ
ング本体とヒートシンクから構成されているので、電子
部品を直接的に冷却するためのものとして好都合に適用
することができる。
【0016】また本発明は、前記装置ケーシングの前記
一対の端壁は矩形状であり、前記周側壁は、前記一対の
端壁間に設けられた4つの側壁から構成され、前記4つ
の側壁の一つに前記吐出口が形成され、前記吐出口が形
成された側壁に隣接する側壁の一方に前記吸引口が形成
されていることを特徴とする。
【0017】本発明従えば、吸引口は、吐出口が形成さ
れた側壁に隣接する側壁に設けられているので、吸引口
から吸引した空気を吐出口から効率良く吐出することが
できる。
【0018】さらに本発明は、前記吸引口および前記吐
出口は、前記装置ハウジングのほぼ全幅に渡って形成さ
れてることを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、吸引口および吐出口は装
置ハウジングのほぼ全高に渡って形成されているので、
ファン装置自体が薄くても大きな開口を確保することが
でき、これにより充分な送風量を確保することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照してさらに
詳述する。 第1の実施形態 まず、図1〜図4を参照して、本発明に従うファン装置
の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明に
従うファン装置の第1の実施形態を示す断面図であり、
図2は、図1のファン装置をケーシング本体とヒートシ
ンクとに分解して示す分解斜視図であり、図3はヒート
シンクを示す平面図であり、図4はヒートシンクに装着
されたスラスト軸受片およびそれに関連する構成を示す
部分拡大断面図である。
【0021】図1および図2において、図示のファン装
置は、略箱形状の装置ケーシング2を備え、この装置ケ
ーシング2はケーシング本体4とこのケーシング本体4
に装着されるヒートシンク6とから構成され、ケーシン
グ本体4にモータ手段5が取付けられている。
【0022】まず、ケーシング本体4およびモータ手段
5について説明すると、図示のケーシング本体4は合成
樹脂から形成され、略矩形状の本体部8を有している。
この本体部8の4側縁部には、ヒートシンク6に向けて
突出する突出部10が設けられている。ケーシング本体
4の中央部には円形状の開口が形成され、この開口部に
は円筒状の支持壁部16が一体的に設けられている。
【0023】モータ手段5は所定方向に回転駆動される
ロータ18を有し、このロータ18が回転自在に支持さ
れている。ロータ18はカップ状のロータ本体20を備
え、このロータ本体20は端壁部22と、この端壁部2
2の外周縁から延びる周壁部24を有している。端壁部
22には回転軸26が固定され、この回転軸26の一端
側(上端側)は、上記端壁部22から図1において上方
に延び、その他端側(下端側)は、端壁部22から図1
において下方に延びている。この実施形態では、回転軸
26の一端部近傍は、ラジアル軸受を構成する1個の玉
軸受28を介して支持壁部16に回転自在に支持され、
この玉軸受28は回転軸26に作用するラジアル荷重を
支持する。また、回転軸26の他端部は、後述する如
く、スラスト軸受片30を介してヒートシンク4に回転
自在に支持され、このスラスト軸受片30は回転軸26
に作用するスラスト荷重を支持する。この第1の実施形
態では、支持壁部16に段部16aが設けられ、この段
部31に当接するように玉軸受28の外輪33が接着剤
によって固定されている。
【0024】ロータ18の周壁部24の内周面には、環
状ヨーク34を介してロータマグネット36が装着され
ている。また、ロータマグネット36に対向してステー
タ38が配設されている。モータ手段5の一部を構成す
るステータ38は、ステータコア40とこのステータコ
ア40に巻かれたコイル42を有し、ステータコア40
がケーシング本体4の支持壁部16の外周面に取付けら
れている。
【0025】ロータ18には、空気流を生成するための
羽根体31が設けられている。羽根体31は複数枚の羽
根32から構成され、これら羽根32がロータ18の周
壁部24の外周面に周方向に間隔を置いて設けられてい
る。
【0026】次いで、図2とともに図3を参照してヒー
トシンク6について説明すると、図示のヒートシンク6
は、略矩形状のヒートシンク本体44を有している。ヒ
ートシンク本体44の4側縁部には、それぞれ、側壁4
5,46,47,48が設けられ、これら側壁45〜4
8が装置ケーシング2の周側壁を構成する。この実施形
態では、ヒートシンク6の一側壁45に矩形状の切欠き
が形成され、またこの側壁45に対向する側壁47にも
矩形状の切欠きが形成されている。かかる切欠きは、フ
ァン装置の高さ方向においては、側壁45,47の上面
(ケーシング本体4と接触する面)からヒートシンク本
体44の内面まで延び、またファン装置の縦方向(図2
において左下から右上の方向、図3において上下方向)
においては、それらの両端部を除くほぼ全長に渡って形
成されている。この形態では、図1および図2から理解
されるとおり、ケーシング本体4にヒートシンク6を装
着すると、側壁45に形成された切欠きによって吸引口
50が形成され、また対向する側壁47に形成された切
欠きによって吐出口52が形成される。このような切欠
きによって吸引口50および吐出口52を形成するの
で、吸引口50および吐出口52はファン装置のほぼ全
高に渡って、またその横方向のほぼ全長に渡って設けら
れ、小さい装置ケーシング2であっても大きな吸引口5
0および吐出口52を形成することができ、ファン装置
の送風量を大きくすることができる。
【0027】この実施形態では、羽根体31の矢印54
(図3)で示す回転方向に見て、吐出口52と吸引口5
2との間に絞り突部56が設けられている。絞り突部5
6は、装置ケーシング2の周側壁、この実施形態では側
壁47の内周面から羽根体31の回転経路に向けて突出
している。この絞り突部56は、羽根体31の回転経路
近傍まで延びており、回転する羽根体31の先端(羽根
32の先端)との間隙を小さくする。このように絞り突
部56を設けることによって、羽根体31の回転によっ
て生成される空気の流れは、この絞り突部56によって
制限される。それ故に、絞り突部56近傍の空気流の圧
力が高くなり、生成される空気流の大部分は、圧力が低
い吐出口52に向けて流れ、かくして吸引された空気は
吐出口52から外部に排出される。この絞り突部56の
突出量が小さい、換言すると絞り突部56の先端と羽根
体31の回転経路(羽根体31の先端)との間隙が大き
くなると、生成される空気流は絞り突部56を通過して
吸引口50に向けて流れ、これによりファン装置の送風
量が少なくなり、その冷却効果も低下する。このため、
絞り突部56の先端は、羽根体31の回転経路に近づけ
るのが望ましい。この絞り突部56は、吐出口52と吸
引口50との間に設けることが重要であるが、空気流を
より効果的に吐出口52に導くためには、図2および図
3に示すとおり、装置ケーシング2の周側壁における、
羽根体31の回転方向に見て吐出口52の下流側を規定
する部位、すなわち側壁47の吐出口52の下流側を規
定する部位に設けるのが望ましい。なお、羽根体31
は、吸引口50から吐出口52に向かう空気流を発生す
るに好適な形状に形成することができ、またヒートシン
ク6の側壁48の内面も、吸引口50から吸引された空
気を羽根体31の回転によって吐出口52に導くに好適
な形状に形成することができる。
【0028】ヒートシンク本体44の中央部には、モー
タ手段52の回転軸26に対応して、上記スラスト軸受
片30(図3において省略して示す)が装着されてい
る。このスラスト軸受片30は、たとえば、短円筒状に
形成され、ヒートシンク本体44に形成された円形状の
凹部に接着剤等によって固定される。このスラスト軸受
片30は、合成樹脂材料、セラミック材料、耐摩耗金属
材料または含油金属材料などから形成される。
【0029】スラスト軸受片30に関連して、次のとお
りに構成するのが望ましい。図4を参照して、回転軸2
6については、その他端部が略半球状に、換言するとそ
の軸断面形状がスラスト軸受片30に向けて突出する円
弧状になるように形成される。また、スラスト軸受片3
0については、その表面に回転軸26を支持する支持凹
部54が設けられ、この支持凹部54の支持面が略半球
凹状に、換言するとその断面形状が内側に向けて円弧状
になるように形成される。そして、回転軸26の他端部
の曲率半径R1がスラスト軸受片30の支持凹部54の
曲率半径R2よりも小さく(R2>R1)設定するのが
望ましい。回転軸26およびスラスト軸受片30の曲率
半径R1,R2をこのように設定することによって、回
転軸26とスラスト軸受片30との接触部は実質上点接
触となり、したがってスラスト軸受片30によって回転
軸26を回転自在に安定して支持することができる。
【0030】このファン装置は、マイクロプロセッサな
どの電子部品を直接的に冷却するために好都合に用いる
ことができ、このことに関連してヒートシンク4は次の
とおりに構成されている。ヒートシンク6は、熱伝導性
の良い材料、たとえばアルミニウム、アルミ合金などの
金属材料から形成される。また、装置ケーシング2の吸
引口50および吐出口52には、所定の間隔を置いて冷
却フィン58が複数個設けられている。これら冷却フィ
ン58は、図2および図3に示すとおり、ヒートシンク
本体44に一体的に設けられ、その内面からケーシング
本体4まで延びている。なお、充分な冷却効果を得るこ
とができる場合、吸引口50および/または吐出口52
の冷却フィン58を省略することもできる。
【0031】ケーシング本体4とヒートシンク6とは、
次のとおりにして組立てられる。再び図1および図2を
参照して、ヒートシンク本体44の4角部には連結壁部
60が設けられ、各連結壁部60には、ケーシング本体
8に向けて突出する連結突部62が一体的に設けられて
いる。一方、ケーシング本体8の4角部には、各連結突
部62に対応して受け凹部(いずれも図示せず)が設け
られている。したがって、ヒートシンク6の各連結突起
60をケーシング本体4の対応する受け凹部に挿入する
ことによって、ケーシング本体4とヒートシンク6とが
相互に着脱自在に装着される。
【0032】ケーシング本体4とヒートシンク6を相互
に連結すると、図1および図2から理解されるとおり、
ケーシング本体4に設けられた突出部10およびヒート
シンク6の側壁45〜48が、装置ケーシング2の周側
壁を構成し、かかる周側壁は羽根体31の外周を覆う。
また、ケーシング本体4は装置ケーシング2の一方の端
壁を構成し、上記周側壁の一端面(上端面)を実質上閉
塞する。また、ヒートシンク本体44は装置ケーシング
2の他方の端壁を構成し、上記周側壁の他端面(下端
面)を実質上閉塞する。したがって、容易に理解される
とおり、装置ケーシング2は、一対の端壁および周側壁
によって収容空間を規定し、かかる収容空間にモータ手
段5および羽根体31が収容される。
【0033】この実施形態では、モータ手段5の回転軸
26がスラスト軸受片30に向けて磁気的に偏倚される
ように構成されている。図1に示すように、ステータ3
0の軸線方向(図1において上下方向)における磁気的
中心は軸線L1の位置に、またロータ18におけるロー
タマグネット36の軸線方向の磁気的中心は軸線L2の
位置になるように構成され、ロータマグネット36の磁
気的中心は、ステータ30の磁気的中心を基準にしてス
ラスト軸受片30側とは反対側にずれて位置している。
それ故に、ロータ18には、ステータ30とロータマグ
ネット36との磁気的作用によって、図1において下方
への、換言するとスラスト軸受片30の方向への磁気的
偏倚力が作用し、この磁気的偏倚力によって、玉軸受2
8に予圧が付与され、また回転軸26は、スラスト軸受
片30に確実に支持される。
【0034】このようなファン装置は、電子部品を直接
的に冷却するために好適であり、図1に示すように、ヒ
ートシンク6のヒートシンク本体44が、冷却すべき電
子部品64、たとえばマイクロプロセッサに取付けら
れ、その取付けは、両面テープ66または接着剤を介し
て、または取付ねじを用いて直接的に取付けられる。電
子部品66に上記ファン装置を取付けると、電子部品6
6からの熱はヒートシンク66に伝達され、ヒートシン
ク66を介して冷却される。
【0035】この取付状態にて、モータ手段5が付勢さ
れてロータ18が所定方向に回転駆動されると、矢印7
0(図1、図3)で示すように、吸引口50を通して外
部の空気が吸引され、かく吸引された空気がロータ18
の回転によって矢印54(図3)で示す回転方向に流れ
て吐出口52に向けて流れ、その後矢印72で示すよう
に吐出口52から外部に吐出される。したがって、空気
流は、ファン装置の軸線方向、換言するとロータ18の
回転軸線に対して実質上垂直な方向に流れるので、ファ
ン装置の全高が小さく、またその上方に空間が存在して
いなくても充分な風量を確保することができる。この空
気流は、ヒートシンク6を強制冷却し、ヒートシンク6
を介して電子部品64を冷却する。吸引口50から流入
する空気は冷却フィン58の間を通って流れ、また吐出
口52から吐出する空気は冷却フィン58の間を通って
流れ、これによってファンシンク6による冷却効果を高
めることができる。
【0036】この実施形態のファンモータは、回転軸2
6を支持する軸受構造に関連して、次のとおりの特徴を
有する。すなわち、回転軸26を1個の玉軸受28とス
ラスト軸受片30とによって回転自在に支持しているの
で、2個の玉軸受を用いる従来の形態のものに比してフ
ァンモータの全高を低く抑えることができ、特にノート
型パソコンの如き内蔵スペースが制限された機器におけ
る電子部品の冷却に好都合に適用することができる。ま
た、比較的高価な玉軸受28を1個しか用いていないの
で、ファンモータの製造コストを低減することができ
る。
【0037】なお、第1の実施形態では、一側壁45に
吸引口50を設けているが、これに代えて側壁46およ
び/または側壁48に吸引口を設けることができ、ある
いは吸引口50に加えて側壁46および/または側壁4
8にも吸引口を設けることができ、これらの場合、これ
ら吸引口にも冷却フィンを設けることができる。
【0038】第2の実施形態 図5および図6は、本発明に従うファン装置の第2の実
施形態を示している。図5は、本発明に従うファン装置
の第2の実施形態を示す断面図であり、図6は図5のフ
ァン装置のカバーケーシングを示す平面図である。この
第2の実施形態のファン装置は、電子機器の内部空間を
冷却するために好都合に適用することができ、第1の実
施形態におけるヒートシンクに代えてカバーケーシング
が用いられ、またロータを回転自在に支持する軸受構造
に修正が加えられている。なお、第2の実施形態におい
て、図1〜図4の実施形態と実質上同一のものについて
は同一の番号を付してその説明を省略する。
【0039】図5および図6を参照して、この実施形態
のファン装置における軸受構造は、次のとおりである。
カバーケーシング102は、略矩形状のカバー本体10
4を有し、このカバー本体104の中央部には、図1〜
図4のヒートシンク本体44と同様に、ロータ18の回
転軸26に対応してスラスト軸受片30(図6において
省略して示す)が装着され、このスラスト軸受片30
は、回転軸26の端部を回転自在に支持する。また、ケ
ーシング本体4の支持壁部16には段部106が設けら
れ、支持壁部16の基部側(図5において上側)の内径
は先端部側の内径よりも小さく形成されている。そし
て、ラジアル軸受を構成する玉軸受28の外輪33は、
この支持壁部16の先端部側に上記段部106に当接す
るように接着剤によって固定される。またロータ18に
固定された回転軸26は、ケーシング本体4の支持壁部
16に固定された玉軸受28の内輪35に軸線方向に移
動可能に挿通されるとともに、玉軸受28を介して回転
自在にケーシング本体8に支持されている。
【0040】この実施形態では、玉軸受28に予圧を付
与するために予圧付与用ばね108が用いられている。
このばね108は一端部の外径が他端部の外径よりも大
きいコイルばねから構成され、ばね108の一端部がロ
ータ18の端壁部22の内面(図5において上側面)に
当接され、その他端部が玉軸受28の内輪35の端面に
当接されている。このように予圧付与用ばね108を介
在させることによって、玉軸受28の内輪35はこのば
ね108の作用によって図5において上方に弾性的に偏
倚され、これによって玉軸受28に予圧が付与される。
また、この予圧付与用ばね108は、ロータ18の端壁
部22に作用して図5において下方に弾性的に偏倚し、
これによって回転軸26の端部(下端部)はスラスト軸
受片30に弾性的に圧接される。
【0041】主として図6を参照してカバーケーシング
102について説明すると、図示のカバーケーシング1
02のカバー本体104の4側縁部には、それぞれ、側
壁110,112,114,116が設けられ、これら
側壁110〜116が装置ケーシング2の周側壁を構成
する。この実施形態では、カバーケーシング102の一
側壁110に矩形状の切欠きが形成され、この側壁11
0に対向する側壁114にも矩形状の切欠きが形成さ
れ、また側壁110と側壁114との間の側壁116に
も切欠きが形成されている。これら3つの切欠きは、フ
ァン装置の高さ方向において、側壁110,114,1
16の上面(ケーシング本体4と接触する面)からカバ
ー本体102の内面近傍まで延びている。また、ファン
装置の縦方向(図6において上下方向)において、側壁
110,114の切欠きは、それらの両端部を除くほぼ
全長に渡って形成され、側壁116の切欠きは横方向一
端部から中間部まで延びている。この形態では、図5か
ら理解されるとおり、ケーシング本体4にカバーケーシ
ング102を装着すると、側壁110,116に形成さ
れた切欠きによって吸引口118,120が形成され、
また側壁110に対向する側壁114に形成された切欠
きによって吐出口122が形成される。このような切欠
きによって吸引口118,120および吐出口122を
形成するので、吸引口118,120および吐出口12
2はファン装置のほぼ全高に渡って、またファン装置の
横方向においてほぼ全幅に渡って形成され、吸引口11
8,120および吐出口122を大きくすることができ
る。
【0042】この第2の実施形態においても、羽根体3
1の矢印124(図6)で示す回転方向に見て、吐出口
122と吸引口120との間に絞り突部126が設けら
れている。絞り突部126は、装置ケーシング2Aの周
側壁、この実施形態ではカバーケーシング102の側壁
114の内周面から羽根体31の回転経路に向けて突出
している。この絞り突部126は、上述した第1の実施
形態と同様に形成することができる。なお、この形態で
も、空気流をより効果的に吐出口122に導くために、
図5に示すとおり、装置ケーシング2Aの周側壁におけ
る、羽根体31の回転方向に見て吐出口122の下流側
を規定する部位、すなわち側壁114の吐出口114の
下流側を規定する部位に設けるのが望ましい。
【0043】この第2の実施形態では、ケーシング本体
4とカバー本体102を相互に連結すると、図5から理
解されるとおり、ケーシング本体4に設けられた突出部
10およびカバーケーシング102の側壁110〜11
6が、装置ケーシング2Aの周側壁を構成する。そし
て、ケーシング本体4は装置ケーシング2Aの一方の端
壁を構成し、上記周側壁の一端面(上端面)を実質上閉
塞し、また、カバーケーシング102は装置ケーシング
2Aの他方の端壁を構成し、上記周側壁の他端面(下端
面)を実質上閉塞し、装置ケーシング2Aは、一対の端
壁および周側壁によってモータ手段5を収容する収容空
間を規定する。第2の実施形態のその他の構成は、第1
の実施形態と実質上同一である。
【0044】このファン装置において、モータ手段5が
付勢されてロータ18が所定方向に回転駆動されると、
矢印128,130(図6)で示すように、吸引口11
8,120を通して外部の空気が装置ケーシング2A内
に吸引され、かく吸引された空気がロータ18の回転に
よって矢印124(図6)で示す回転方向に流れ、その
後矢印132(図6)で示すように吐出口132から外
部に吐出される。したがって、空気流は、ファン装置の
軸線方向、換言するとロータ18の回転軸線に対して実
質上垂直な方向に流れるので、ファン装置の全高が小さ
く、またその上方に空間が存在していなくても充分な風
量を確保することができる。この実施形態では、特に側
壁110,116に吸引口118,120が形成されて
いるので、空気の吸引量を多くすることができ、送風量
をより増加させることができる。
【0045】この形態のファン装置は、送風を主として
いるので、電子機器の内部空間の温かい空気を外部に排
出するために、また空気流によって電子部品を間接的に
冷却するために好都合に適用することができる。
【0046】この第2の実施形態では、カバーケーシン
グ102の側壁110に吸引口118が、また側壁11
6に吸引口120が設けられているが、充分な吸引量を
確保することができる場合、側壁120の吸引口を省略
することができ、また必要に応じて側壁112にも吸引
口を形成することができる。
【0047】第3の実施形態 図7は、本発明に従うファン装置の第3の実施形態を示
す断面図である。この第3の実施形態では、ケーシング
本体に修正が施されている。なお、第3の実施形態にお
いて、第2の実施形態と実質上同一の部材には同一の番
号を付してその説明を省略する。
【0048】図7を参照して、第3の実施形態では、ケ
ーシング本体が回路基板202から構成されている。こ
の回路基板202の内面には、モータ手段5のステータ
38のコイル42に電流を所要のとおりに供給するため
の電気回路204が設けられ、かかる電気回路204
は、半導体チップ、ホール素子、抵抗などの電子部品を
有している。この回路基板202にロータ18を支持す
るための支持壁部材206(第2の実施形態における支
持壁部16に相当する)が固定される。回路基板202
は、たとえば、取付用ねじ206によってカバーケーシ
ング102の4角部に固定され、このように固定するこ
とによって、カバーケーシング102の側壁110〜1
16が装置ケーシング2Bの周側壁を構成し、回路基板
202は装置ケーシング2Bの一方の端壁を構成し、上
記周側壁の一端面(上端面)を実質上閉塞し、また、カ
バーケーシング102は装置ケーシング2Bの他方の端
壁を構成し、上記周側壁の他端面(下端面)を実質上閉
塞する。
【0049】この実施形態では、さらに、吸引口118
が形成された側壁110の外面には、突部110aが一
体的に設けられている。突部110aは上下方向に弧状
に外方に向けて突出している。このように突部110a
を設けることによって、仮に側壁110が電子機器内の
部品などに接触するようにファン装置を取付けたとして
も、この側壁110と上記部品などとの間に、空気を吸
引するための間隙が確保され、かくして外部からの空気
を所要のとおりに吸引することができる。なお、このよ
うな突部は、吐出口122が形成された側壁114に設
けることができる。第3の実施形態のその他の構成は、
第2の実施形態と実質上同一である。
【0050】この第3の実施形態では、吸引口118,
120および吐出口122並びにこれらに関連する構成
の基本的構造が実質上同一であるので、第2の実施形態
と同様の作用効果が達成される。加えて、回路基板20
2がケーシング本体を構成するので、専用のケーシング
本体が不要となり、これによってファン装置の構成の簡
略化を図ることができる。
【0051】第4の実施形態 図8は、本発明に従うファン装置の第4の実施形態を示
す断面図である。この第4の実施形態では、装置ケーシ
ング、ロータの支持構造および羽根体に修正が施されて
いる。なお、第4の実施形態において、第2の実施形態
と実質上同一の部材には同一の番号を付して説明する。
【0052】図8を参照して、この第4の実施形態で
は、装置ケーシング2Cは略箱形状であり、4側壁を有
している。装置ケーシング202の一側壁204(図8
において左側壁)には吐出口206が形成され、またこ
の一側壁204に隣接する側壁208(ロータ18の回
転方向に見て側壁204の上流側に位置する側壁)に吸
引口210が形成されている。このように吐出口206
および吸引口208を設けることによって、後述する羽
根体212の形状にも関連して空気の送風量を多くし、
冷却効果を高めることができる。
【0053】この実施形態では、また、軸受構造として
一対の玉軸受214,216が設けられ、装置ケーシン
グ202の支持壁部218に一対の玉軸受214,21
6を介してロータ18の回転軸が回転自在に支持されて
いる。
【0054】この実施形態における羽根体212は、ロ
ータ18の周壁部24の下端部から半径方向外方に延び
る環状端壁220を有し、この環状端壁220の外周部
に周方向に間隔を置いて複数個のブレード状の羽根22
2が設けられている。これら羽根222は、上記環状端
壁220からファン装置の軸線方向(図8において上下
方向)に直線状に延びている。
【0055】このような第4の実施形態においても、そ
の基本的構成が第2の実施形態と同様であるので、第2
の実施形態と同様の作用効果が達成される。
【0056】以上、本発明に従うファン装置の種々の実
施形態について説明したが、本発明はこれら実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱すること
なく種々の変形、修正が可能である。
【0057】たとえば、上述した実施形態では、いずれ
も、ロータを支持する軸受構造が1個の玉軸受と1個の
スラスト軸受片から構成されているが、軸受構造として
種々のものを用いることができる。たとえば、ラジアル
軸受としての玉軸受に代えて、スリーブ軸受等のすべり
軸受を用いることもでき、スリーブ軸受としては、スラ
スト軸受片と同様に、合成樹脂材料、セラミック材料、
耐摩耗金属材料または含油金属材料等から形成すること
ができる。
【0058】また、第1および第2の実施形態では、ヒ
ートシンク(カバー本体)とケーシング本体と組付けを
突起と受け凹部との組合せによって行っているが、これ
に限定されず、連結用ねじ、フック等の他の手段を用い
て行うようにすることもできる。
【0059】
【発明の効果】本発明の請求項1のファン装置によれ
ば、装置ケーシングはの周側壁に吸引口および吐出口が
設けられているので、空気の流れはファン装置の軸線方
向に対して実質上垂直な方向となる。それ故に、装置ケ
ーシングの上方に空気を吸引または吐出するための空間
を必要としない。また、吸引口および吐出口は軸線方向
に整合しているので、周側壁の幅が小さくても充分大き
な開口を確保することができ、これによって小型かつ薄
型のファン装置であっても充分な送風量の確保が可能と
なる。また、装置ケーシングの周側壁の、吐出口と吸引
口の間の部位には、羽根体の回転経路に向けて突出する
絞り突部が設けられているので、吸引口から流入した空
気はその大部分が吐出口から排出され、絞り突部を通過
して下流側に流れる空気量を抑えることができる。
【0060】また本発明の請求項2のファン装置によれ
ば、吸引口から流入した空気はこの絞り突部によって吐
出口に導かれ、吸引した空気を効率よく吐出口から排出
することができる。
【0061】また本発明の請求項3のファン装置によれ
ば、冷却フィンによって冷却効果を高めることができ、
たとえば電子部品を直接的に冷却するためのものに好都
合に適用することができる。
【0062】また本発明の請求項4のファン装置によれ
ば、電子部品を直接的に冷却するためのものとして好都
合に適用することができる。
【0063】また本発明の請求項5のファン装置によれ
ば、吸引口から吸引した空気を吐出口から効率良く吐出
することができる。
【0064】さらに本発明の請求項6のファン装置によ
れば、ファン装置自体が薄くても大きな開口を確保する
ことができ、これにより充分な送風量を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従うファン装置のの第1の実施形態を
示す断面図である。
【図2】図1のファン装置をケーシング本体とヒートシ
ンクとに分解して示す分解斜視図である。
【図3】図1のファン装置のヒートシンクを示す平面図
である。
【図4】図3のヒートシンクに装着されたスラスト軸受
片およびそれに関連する構成を示す部分拡大断面図であ
る。
【図5】本発明に従うファン装置の第2の実施形態を示
す断面図である。
【図6】図5のファン装置のカバーケーシングを示す平
面図である。
【図7】本発明に従うファン装置の第3の実施形態を示
す断面図である。
【図8】本発明に従うファン装置の第4の実施形態を示
す断面図である。
【符号の説明】
2,2A,2B,2C 装置ケーシング 4 ケーシング本体 5 モータ手段 6 ヒートシンク 18 ロータ 26 回転軸 31 羽根体 36 ロータマグネット 38 ステータ 44 ヒートシンク本体 45,46,47,48,110,112,114,1
16,204,208側壁 50,118,120,210 吸引口 52,122,206 吐出口 58 冷却フィン 102 カバーケーシング 202 回路基板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H05K 7/20 H05K 7/20 H

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収容空間を規定する装置ケーシングと、
    前記収容空間内に配設されたモータ手段と、前記モータ
    手段によって所定方向に回転駆動される羽根体とを備
    え、 前記装置ケーシングは、前記羽根体の外周側を覆う周側
    壁と、前記周側壁の両端面を実質上閉塞する一対の端壁
    とから構成され、前記周側壁の一部には、空気を吸引す
    るための吸引口および吸引した空気を吐出するための吐
    出口が形成され、前記吸引口および前記吐出口は軸線方
    向に実質上整合しており、 前記モータ手段は、前記装置ケーシングに取付けられた
    ステータと、前記ステータに対して相対的に回転自在で
    あるロータとを備え、前記羽根体は前記ロータに設けら
    れ、 前記装置ケーシングの前記周側壁における、前記羽根体
    の回転方向に見て前記吐出口と前記吸引口との間の部位
    には、前記羽根体の回転経路に向けて突出する絞り突部
    が設けられていることを特徴とするファン装置。
  2. 【請求項2】 前記絞り突部は、前記装置ケーシングの
    前記周側壁における、前記羽根体の回転方向に見て前記
    吐出口の下流側を規定する部位に設けられていることを
    特徴とする請求項1記載のファン装置。
  3. 【請求項3】 前記装置ケーシングの前記吸引口および
    /または前記吐出口には、間隔を置いて複数個の冷却フ
    ィンが設けられていることを特徴とする請求項1または
    2記載のファン装置。
  4. 【請求項4】 前記装置ケーシングは、前記一対の端壁
    の一方を構成するケーシング本体と、前記一対の端壁の
    他方および前記周側壁を構成するヒートシンクから構成
    され、前記ケーシング本体に前記モータ手段が取付けら
    れ、前記ヒートシンクに前記冷却フィンが設けられてい
    ることを特徴とする請求項3記載のファン装置。
  5. 【請求項5】 前記装置ケーシングの前記一対の端壁は
    矩形状であり、前記周側壁は、前記一対の端壁間に設け
    られた4つの側壁から構成され、前記4つの側壁の一つ
    に前記吐出口が形成され、前記吐出口が形成された側壁
    に隣接する側壁の一方に前記吸引口が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のファン
    装置。
  6. 【請求項6】 前記吸引口および前記吐出口は、前記装
    置ハウジングのほぼ全高に渡って形成されてることを特
    徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のファン装置。
JP12103998A 1998-04-30 1998-04-30 ファン装置 Withdrawn JPH11315799A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12103998A JPH11315799A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 ファン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12103998A JPH11315799A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 ファン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11315799A true JPH11315799A (ja) 1999-11-16

Family

ID=14801313

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12103998A Withdrawn JPH11315799A (ja) 1998-04-30 1998-04-30 ファン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11315799A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219034A (ja) * 2008-04-14 2008-09-18 Fujitsu Ltd 回転式ヒートシンク
CN104712585A (zh) * 2013-12-11 2015-06-17 发那科株式会社 具有振动抑制构造的风扇单元以及电动机
JP2017002823A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 株式会社Ihi 回転機械

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008219034A (ja) * 2008-04-14 2008-09-18 Fujitsu Ltd 回転式ヒートシンク
CN104712585A (zh) * 2013-12-11 2015-06-17 发那科株式会社 具有振动抑制构造的风扇单元以及电动机
JP2015113756A (ja) * 2013-12-11 2015-06-22 ファナック株式会社 振動抑制構造を有するファンユニット
US9863435B2 (en) 2013-12-11 2018-01-09 Fanuc Corporation Fan unit including vibration suppressing structure and electric motor
JP2017002823A (ja) * 2015-06-11 2017-01-05 株式会社Ihi 回転機械
US10415644B2 (en) 2015-06-11 2019-09-17 Ihi Corporation Rotary machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1175340A (ja) モータ
US7063510B2 (en) Centrifugal fan
JP4815906B2 (ja) 遠心ファン
JP2765801B2 (ja) 電子部品冷却装置
KR100571536B1 (ko) 일체형으로 형성된 열방산 팬용 케이싱
JP4432989B2 (ja) 遠心羽根車、ファン装置及び電子機器
US20070286726A1 (en) Motor having heat-dissipating structure for circuit component and fan unit including the motor
US20070140844A1 (en) Axial Flow Fan
JP2008175158A (ja) 軸流ファン
JP3857200B2 (ja) ファンモータ及び電子機器
JP3770958B2 (ja) 電子部品冷却装置
JPH11315799A (ja) ファン装置
JP2002021782A (ja) 遠心型ファン
JP2000179490A (ja) 軸流ファン
JP3784333B2 (ja) 電子部品冷却装置
JP3856973B2 (ja) ファン装置
JP3533319B2 (ja) 電子部品冷却装置
JP2001135964A (ja) ファン装置
JPH11150908A (ja) 薄型電動ファン
JP2000054983A (ja) ファン装置
JP2022038481A (ja) ファン装置。
JP2001182691A (ja) 遠心ファン
JP3662245B2 (ja) 電子部品冷却装置
JP2005023814A (ja) ファンモータ
JP2004332724A (ja) ファンインペラおよびファンモータ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050705