JPH11315230A - インクジェット記録用インクセット - Google Patents

インクジェット記録用インクセット

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JPH11315230A
JPH11315230A JP12375998A JP12375998A JPH11315230A JP H11315230 A JPH11315230 A JP H11315230A JP 12375998 A JP12375998 A JP 12375998A JP 12375998 A JP12375998 A JP 12375998A JP H11315230 A JPH11315230 A JP H11315230A
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JP
Japan
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ink
light
magenta
dye
color
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP12375998A
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English (en)
Inventor
Naoki Kubota
直己 窪田
Yoshiharu Kanetani
美春 金谷
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 単色および、混色部の発色性、鮮明性が高
く、耐光性に優れるインクジェット記録用インクセット
を提供する。 【解決手段】 少なくとも銅フタロシアニン染料を含ん
だシアンインク、色材とキサンテン構造を有する耐光性
付与剤を含有するマゼンタインクを有するインクジェッ
ト記録用インクセットであり、前記耐光性付与剤の添加
量は、インク中の色材に対し重量比で、耐光性付与剤/
色材=0.03〜0.5の範囲で含有される。また、耐
光性付与剤としては、水溶性マゼンタ染料C.I.アシ
ッドレッド50、51、52、87、91、92、9
3、94、95、98、289、C.I.アシッドバイ
オレット9、30等から、少なくとも1種類選ばれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー画像の記録
および記録画像の保存に適したインクジェット記録用イ
ンク組成物およびインクジェット記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェット記録方式は、圧電素子に
よる振動あるいは熱エネルギーの作用などにより、記録
ヘッドに設けられた微細なノズルから記録液を吐出させ
て記録を行うものであり、記録時の静粛性や高密度のヘ
ッドを用いることによって、高解像度の画像が高速で得
られ、ランニングコストも安価であるという利点を有し
ている。また、インクジェット記録方法はカラー化が容
易なため、パーソナルコンピュータ用プリンタ、ビデオ
プリンタ、グラフィック用プリンタ等、様々な記録分野
で利用されている。特にパーソナルコンピュータの高性
能化と低価格化が進んだ近年では、高解像度の画像が比
較的簡単に扱える様になり、きれいな画像を個人で出力
したいという要求が高まっている。
【0003】カラー画像を形成する記録方法の場合、少
なくともマゼンタインク、イエローインク、及びシアン
インクの3原色を用いるのが一般的であるが、特にイン
クジェット記録方式においては、それら3原色、あるい
はブラックインクを加えた4原色を用いて、各々のイン
ク吐出を電気信号によって制御することで、混色の割合
を調整し、多色カラー表現を行う。例えば、レッドはマ
ゼンタインクとイエローインクによって形成されるが、
各々のインクの吐出される割合によって混色割合が変化
し、微妙なレッド色の階調を表現できる。同様にブルー
はシアンインクとマゼンタインク、グリーンはイエロー
インクとシアンインクの混色によって表現される。さら
に、それら3原色、あるいは4原色の濃淡インクを用い
ることで、色の階調性を向上させ、より表現性を高める
方法も提案されている。
【0004】このようなインクジェット記録方式に用い
られるインクには、例えば、粘度、表面張力等物性値が
適当であること、光学濃度が高く、鮮明な色調及び画像
を与えること、耐水性、耐光性の堅牢性に優れた画像を
与えること、保存性に優れること、ノズルの目詰まりを
生じにくいこと、更に臭気及び消防上の危険性等におけ
る安全性などの性能が要求されるが、これらの性能は水
溶性染料を水または水と水溶性有機溶剤との混合液に溶
解した水性インクを使用すことにより多くが満足されて
おり、種々の色相のインクが種々の色相の染料から調整
される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、染料は太陽光
中の紫外光によって劣化し、変退色を起こすことが知ら
れており、染料を色材とするインクを用いた場合には、
記録画像の耐光性が得難い。記録画像の耐光性を改良す
るためには、色材を染料から耐光性の高い顔料に変更す
る方法と、色材に染料を使用した従来のインクに耐光性
を付与する各種添加剤を添加する方法が考えられる。イ
ンクの色材を顔料に変更した場合は、顔料の耐光性の高
さから、記録画像の耐光性も染料インクに比べはるかに
向上するが、一般的に顔料は水に不溶であり水性インク
として使用するためには、分散剤と呼ばれる樹脂ととも
に混合し、水性インクに調製する必要がある。このた
め、水性インクに使用できる溶剤が染料に比べ制限を受
けるとともに、顔料は染料に比べ発色性、彩度が低く、
使用できる色材の種類が少ないといった欠点も有する。
【0006】このため、発色性、彩度の高さ等に優れた
染料インクの耐光性を高める方法も有用であり、これま
で様々な検討がなされてきた。
【0007】例えば、特開平5−311087号公報で
はインクの色材に特定構造を有する染料およびこの染料
と特定のキサンテン構造を有する染料を併用するマゼン
タインク組成物が提案されている。しかし、これらのマ
ゼンタインクは単色での耐光性は高いものの、例えばシ
アンインクとの混色のブルーにおいてはシアンインクの
色材の種類によっては、混色部の変退色を生じる他に、
インク保存性も悪い。
【0008】また、特開昭62−106971号公報に
はインクに紫外線吸収剤と酸化防止剤を添加し、耐光性
を改良する方法等が提案されている。しかし、これらの
添加剤に関しても、紫外光による染料の変退色を防ぐ効
果はあるが、可視光を含む実際の環境下では、これらの
添加剤は殆ど効果がない。
【0009】また、特開平6−53436号公報には紫
外線吸収剤等を含んだPET(ポリエチレンテレフタレ
ート)フィルムを用いて、記録画像をラミネートするこ
とにより、染料を保護する方法が提案されているが、ラ
ミネートによって画像の鮮明性が損なわれたり、印刷の
後にラミネートする過程が増えるため、一般の家庭やオ
フィスでは簡便さにかけ有効な手段ではない。また、ラ
ミネートも紫外光による染料の変退色には効果がある
が、可視光を含む実際の環境下では十分な効果が得られ
ていない。
【0010】可視光を含む実際の環境下で変退色を発生
させる原因は、ある染料は光と酸素の存在下で、染料自
信が一重項酸素の増感剤として働いて一重項酸素を発生
させ、その一重項酸素によってその染料自信が酸化され
てしまうという現象と、インクジェット記録方式のよう
に、異なる色相のインクを吐出し、吐出の割合(混色の
割合)によって多色カラー表現を行う場合には、ある染
料が一重項酸素の増感剤として働き、発生させた一重項
酸素が、隣接あるいは混ざり合った他の染料に反応し、
その染料の変退色(劣化、分解)を促進させるという触
媒作用という現象が考えられる。
【0011】前者の場合は、自己増感型光酸化反応を発
生しない染料を選択することで解決される。後者の場合
も一重項酸素の増感剤となる染料を用いなければ、解決
されるが、一般的にシアンインクには、耐光性、鮮明性
等の面から銅フタロシアニン染料が用いられており、こ
の銅フタロシアニン染料が一重項酸素の増感剤として働
き、一部マゼンタ染料の光劣化を促進するために、シア
ンインクとマゼンタインクの隣接あるいは混色する部分
における変退色が加速する傾向にあることがわかった。
【0012】特に、一重項酸素の攻撃によって変退色を
起こしやすいマゼンタ染料は、アゾ系の染料で、そのマ
ゼンタ染料自身は鮮明性も耐光性も優れるものが多い。
つまり単色での耐光性は非常に優れるが、シアン(銅フ
タロシアニン)との混色する部分では変退色が著しく、
カラー画像として見た場合には、耐光性が劣るという結
果となる。
【0013】そこで、マゼンタ染料の光劣化を促進させ
ないシアン染料の検討もなされているが、鮮明性と耐光
性を両立するシアン染料は未だ見出されていない。特開
平1−95093号公報では、濃淡のシアンインクを用
いて、濃インクには鮮明性の高い、銅フタロシアニン染
料を、淡インクには鮮明性には劣るが、マゼンタの光劣
化を促進させないシアン染料を用いる方法が提案されて
いる。しかし、この方法では、濃シアンインクとマゼン
タインクの混色部においては、何ら改良されない。
【0014】また、銅フタロシアニン染料との混色部で
光劣化を発生しないマゼンタ染料の検討もなされている
が、鮮明性と耐光性を両立するマゼンタ染料は未だ見出
されていない。上記の光劣化は、比較的淡色部分の方が
発生しやすい(目立ちやすい)ことから、特開平2―1
27482号公報には、シアンインクには銅フタロシア
ニン染料を用いるが、マゼンタインクにおいて、濃淡イ
ンクを用いて、濃マゼンタインクは鮮明性を重視した染
料を、淡マゼンタインクには鮮明性は劣るが、シアンイ
ンクとの混色時に変退色しない染料を用いる方法が提案
されている。しかし、この方法では、ある程度は改良さ
れるが、濃淡インクを用いる場合に限られ、結局、濃マ
ゼンタインクとシアンインクの混色部においては何ら改
良されないことから、カラー画像の変退色を改良するこ
とはできなかった。
【0015】従って、本発明の目的は、これらの課題を
解決するものである。すなわち、単色の発生に優れ、鮮
明で耐光性があり、かつシアンインクとの混色部でも鮮
明で耐光性に優れたカラー画像をが得られるインクセッ
トを提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明によっ
て達成される。すなわち、本発明は2色以上のインクを
用いて画像を形成するインクジェット記録方法で、シア
ンインクは、少なくとも銅フタロシアニン染料を含み、
マゼンタインクは、色材とキサンテン構造を有する耐光
性付与剤を含有することを特徴とするインクジェット記
録用インクセットである。本発明のマゼンタインク組成
物に添加される耐光性付与剤の添加量は、インク中の色
材に対し重量比で、耐光性付与剤/色材=0.03〜
0.5の範囲で含有され、耐光性付与剤はキサンテン構
造を有する染料を使用することが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明によるインクセットは、2
色以上のインクを用いて画像を形成するインクジェット
記録方法で、シアンインクは、少なくとも銅フタロシア
ニン染料を含み、マゼンタインクは、色材とキサンテン
構造を有する耐光性付与剤を含有することを特徴とする
インクジェット記録用インクセットである。このインク
によって、鮮明性が高く、耐光性に優れた記録画像を与
えるインクが供給される。また、該インクを用いてイン
クジェット記録を行うことにより、可視光を含む実際の
環境下においても、耐光性の高いカラー画像を提供する
ことができる。
【0018】本発明のインクセットのシアンインクに
は、単色での発色、鮮明性、耐光性の面から水溶性銅フ
タロシアニン染料を用いることが好ましく、具体例とし
てはC.I.アシッドブルー249、C.I.ダイレク
トブルー86、87、199等が挙げられる。
【0019】このような銅フタロシアニン染料は、シア
ンインク全重量に対して0.1〜10wt%の範囲で含
まれることが好ましい。
【0020】また、本発明のインクセットのマゼンタイ
ンクで用いられる染料は、単色での発色、鮮明性、耐光
性の面から水溶性のアゾ染料が好ましい。具体的には
C.I.アシッドレッド1、6、8、26、32、3
5、37、42、85、89、106、114、11
5、129、180、249、254、 C.I.ダイ
レクトレッド2、9、23、31、75、81、84、
225、227、254、C.I.リアクティブレッド
1、3、17、81、180等が挙げられる。このよう
なマゼンタ染料は、マゼンタインク全重量に対して0.
1〜10wt%の範囲で含まれることが好ましい。
【0021】さらに、本発明の好ましい態様によると、
本発明のインクセットのマゼンタインクは、キサンテン
構造を有する耐光性付与剤を含有することが好ましい。
本発明のマゼンタインクに添加される耐光性付与剤は、
キサンテン構造を有する染料も使用可能である。キサン
テン構造を有する染料の具体例としては、C.I.アシ
ッドレッド50、51、52、87、91、92、9
3、94、95、98、289、C.I.アシッドバイ
オレット9、30等があげられ、本発明においてはこれ
らの染料はマゼンタインク組成物に対し、耐光性付与剤
として添加可能である。これらの染料はインク中の色材
に対し重量比で、耐光性付与剤/色材=0.03〜0.
5の範囲で含まれることが望ましく、また、これらの染
料の構造は特開平5−311087号公報に提案されて
いる特定なキサンテン構造を有する染料とは異なるもの
である。
【0022】上記染料の添加量が、耐光性付与剤/色材
で0.03未満であると混色部(中間領域)での耐光性
に十分な効果が得られない。また、耐光性付与剤/色材
で0.5以上であると単色の色相に耐光性付与剤の影響
が現れ、色相にズレが生じる他に、単色自体の優れた耐
光性を損なう結果となる。
【0023】更に、本発明のインクは、目詰まり防止の
目的から低揮発溶剤を添加することができる。これらの
低揮発溶剤としては、例えば、エチレングリコール、ジ
エチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プ
ロパンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、グ
リセリン等の多価アルコール類;エチレングリコールモ
ノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエー
テル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリ
エチレングリコールモノメチルエーテル、トリエチレン
グリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノブチル
エーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル
等のグリコールエーテル類;ホルムアミド、ジメチルホ
ルムアミド、ジエタノールアミン、トリエタノールアミ
ン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、2−ピ
ロリドン、N−メチル−2−ピロリドン等の含窒素溶
剤;チオジグリコール、ジメチルスルホキシド等の含硫
黄溶剤等があげられる。更に、固体湿潤剤として知られ
るトリメチロールエタン等も挙げられる。
【0024】これらの溶剤は単独で用いても良いし、2
種類以上を併用しても良く、その含有量はインク全体に
対して、3〜40wt%、好ましくは3〜30wt%の
範囲である。含有量が3wt%未満である場合、ノズル
先端での目詰まりを防止するのに十分でなく、40wt
%を超える場合、画像の乾燥性の低下や、にじみが生じ
画像品位が低下したり、揮発せずに印刷物に残ったこれ
らの溶剤が、場合によっては、空気中の水分を吸収し
て、保存中に画像にじみが生じる原因となることがある
からである。
【0025】また本発明のインク組成物には、画像形成
後のインクの乾燥性を促進するために、エタノール、1
−プロパノール、2−プロパノール等低アルコール類
や、脂肪酸塩類、アルキル硫酸エステル塩類等のアニオ
ン系界面活性剤や、アセチレングリコール類、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル類、ポリエキシエチレン脂
肪酸エステル類等のノニオン系界面活性剤を含んでもよ
い。
【0026】更に、本発明のインクには必要に応じて、
水溶性ポリマーや水溶性樹脂、消泡剤、pH調製剤、防
カビ剤等が含まれてもよい。
【0027】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に具体的に説
明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものでは
ない。
【0028】 (インク1) シアンインク C.I.ダイレクトブルー199 3.5wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10.0wt% ジエチレングリコール 9.2wt% 水 77.3wt% (インク2) シアンインク C.I.アシッドブルー249 3.5wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10.0wt% ジエチレングリコール 9.2wt% 水 77.3wt% (インク3) マゼンタインク C.I.ダイレクトレッド227 3.0wt% C.I.アシッドレッド52 1.0wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10.0wt% ジエチレングリコール 11.0wt% 水 75.0wt% (耐光性付与剤(アシット゛レット゛52)/色材(タ゛イレクトレット゛227)=0.33) (インク4) マゼンタインク C.I.リアクティブレッド180 3.0wt% C.I.アシッドレッド289 1.5wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10.0wt% ジエチレングリコール 11.0wt% 水 75.0wt% (耐光性付与剤(アシット゛レット゛289)/色材(リアクティフ゛レット゛180)=0.5) (インク5) マゼンタインク C.I.ダイレクトレッド227 3.0wt% C.I.アシッドレッド289 0.1wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10.0wt% ジエチレングリコール 11.0wt% 水 75.9wt% (耐光性付与剤(アシット゛レット゛289)/色材(タ゛イレクトレット゛227)=0.033) (インク6) マゼンタインク C.I.リアクティブレッド180 3.0wt% C.I.アシッドレッド52 2.0wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10.0wt% ジエチレングリコール 11.0wt% 水 74.0wt% (耐光性付与剤(アシット゛レット゛52)/色材(リアクティフ゛レット゛180)=0.66) (インク7) マゼンタ C.I.ダイレクトレッド227 3.0wt% C.I.アシッドレッド289 0.05wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10.0wt% ジエチレングリコール 11.0wt% 水 75.95wt% (耐光性付与剤(アシット゛レット゛289)/色材(タ゛イレクトレット゛227)=0.016) (インク8) マゼンタインク C.I.ダイレクトレッド227 3.0wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10.0wt% ジエチレングリコール 11.0wt% 水 76.0wt% (インク9) マゼンタインク C.I.アシッドレッド289 3.0wt% トリエチレングリコールモノブチルエーテル 10.0wt% ジエチレングリコール 11.0wt% 水 75.0wt% 上述のインク製造は、常法に従って製造することができ
る。例えば、各成分を充分混合溶解し、孔径0.8μm
のメンブレンフィルターで加圧ろ過したのち、真空ポン
プを用いて脱気処理してインクを調製する方法などがあ
る。
【0029】〔耐光性評価〕インクジェットプリンタM
J−930C(商品名:セイコーエプソン(株)製)を
用い、上記実施例および比較例のインクをEPSON
スーパーファイン用紙(商品名:エプソン販売(株))
にマゼンタインク単色でのベタ印刷およびシアンインク
とマゼンタインクを1:1のインク重量で混色させた2
次色(ブルー)のベタ印刷を行う。
【0030】実施例および比較例のインクの組み合わせ
は以下の通りとする。
【0031】
【表1】
【0032】この印刷サンプルについて、キセノンウエ
ザオメーターCi35A(ATLAS社)を使ってブラ
ックパネル温度63℃、相対湿度50%、340nm紫
外光放射照度0.35W/mで60時間暴露した。試
験前後における一次色(マゼンタ単色)及び、二次色
(ブルー)の色差ΔEabを分光光度計GRETAG
−SPM50(GRETAG社)を使って求め、以下の
基準で判定した。 (判定基準) A;色差ΔEabが、5以下である場合。 B;色差ΔEabが、5を超え10以下である場合。 C;色差ΔEabが、10を超え20以下である場
合。 NG;色差ΔEabが、20を超える場合。
【0033】評価結果は以下に示す通りである。
【0034】
【表2】
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、単色の発色に優れ、鮮
明で、耐光性があり、かつシアンインクとの混色部で
も、鮮明で耐光性に優れたカラー画像が得られるインク
および、記録方法を提供することが可能である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも銅フタロシアニン染料を含有
    するシアンインク、色材とキサンテン構造を含む耐光性
    付与剤を含有したマゼンタインクを有するインクジェッ
    ト記録用インクセット。
  2. 【請求項2】 前記耐光性付与剤の添加量がインク中の
    色材に対し重量比で、耐光性付与剤/色材=0.03〜
    0.5の範囲で含まれている請求項1記載のインクジェ
    ット記録用インクセット。
  3. 【請求項3】 前記耐光性付与剤はキサンテン構造を有
    する水溶性マゼンタ染料であって、好ましくは、C.
    I.アシッドレッド50、51、52、87、91、9
    2、93、94、95、98、289、C.I.アシッ
    ドバイオレット9、30等から、少なくとも1種類選ば
    れたものである請求項1または2に記載のインクジェッ
    ト記録用インクセット。
JP12375998A 1998-05-06 1998-05-06 インクジェット記録用インクセット Withdrawn JPH11315230A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6843839B2 (en) 2000-06-12 2005-01-18 Canon Kabushiki Kaisha Ink, recording method, recording unit, ink cartridge, ink set, and recording apparatus
JP2008138212A (ja) * 2002-01-30 2008-06-19 Hewlett Packard Co <Hp> ローダミンと金属含有染料のブレンドに基づく退色安定性インク調合物

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