JPH11314511A - エアサスペンション装置およびエアサスペンション装置用サポートビーム - Google Patents
エアサスペンション装置およびエアサスペンション装置用サポートビームInfo
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- JPH11314511A JPH11314511A JP10124633A JP12463398A JPH11314511A JP H11314511 A JPH11314511 A JP H11314511A JP 10124633 A JP10124633 A JP 10124633A JP 12463398 A JP12463398 A JP 12463398A JP H11314511 A JPH11314511 A JP H11314511A
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60G—VEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
- B60G2202/00—Indexing codes relating to the type of spring, damper or actuator
- B60G2202/10—Type of spring
- B60G2202/15—Fluid spring
- B60G2202/152—Pneumatic spring
- B60G2202/1524—Pneumatic spring with two air springs per wheel, arranged before and after the wheel axis
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- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
が作用することを抑制でき、軽量化が図れるエアサスペ
ンション装置を提供する。 【解決手段】 車体のフレーム11,12の直下に前後
一対の空気ばね25,26が配置されている。空気ばね
25,26にサポートビーム40がかけ渡されている。
サポートビーム40の前端部42と後端部43はそれぞ
れ空気ばね25,26の直下に配されている。サポート
ビーム40は、その長手方向の中間部41がフレーム1
1,12よりも車体外側に位置するように曲がった形状
であり、この中間部41がフレーム11,12の外側に
おいてアクスル13に締結される。フレーム11,12
の直下にトルクロッド50が設けられている。トルクロ
ッド50の一端側はブラケット30を介してフレーム1
1,12に連結され、他端側はフレーム11,12の直
下においてアクスル13側のブラケット55に連結され
る。
Description
やバスなどの大型車両に好適に使用されるエアサスペン
ション装置とエアサスペンション装置用サポートビーム
に関する。
用いたエアサスペンションが知られている。例えば実開
平3−78614号公報や特開平9−99720号公報
等に記載されているエアサスペンション装置は、車体の
フレームに配置された前後一対の空気ばねと、これら空
気ばね間にかけ渡されかつ前後方向に延びる帯状の板ば
ねからなるサポートビームと、アクスルに入力された前
後方向の荷重を支持するためのトルクロッドなどを備え
ている。前記サポートビームの長手方向中間部はボルト
等によってアクスルに締結されている。空気ばねは、空
気ばねブラケットの簡略化や軽量化等を図るために、フ
レームの真下に配置するのが好ましい。
ばねを配置した従来のエアサスペンション装置は、フレ
ームの真下に帯状のサポートビームが全長にわたって位
置することになるため、サポートビームの長手方向中間
部がフレームの真下においてアクスルに締結される。こ
のため、トルクロッドのアクスル側の端部(トルクロッ
ドブラケット)をフレームの真下に配置することができ
ない。
ルクロッドブラケットはサポートビームとアクスルとの
締結部を避けるようにしてフレームの外側の位置にてア
クスル側のトルクロッドブラケットに締結されていた。
このためトルクロッドの取付部としてのトルクロッドブ
ラケットの位置が、フレームに対して車幅方向にずれて
しまう。
後方向の荷重が入力したときにブラケット(トルクロッ
ドブラケット)にねじりが作用する。このためブラケッ
トをフレームの真下に配置した場合に比較して、ねじり
の応力相当分だけブラケットの肉厚を厚くしたり別途に
補強部材を用いるなどの強度対策が必要となり、重量増
となってしまう。
位置していると、アクスルの端部からサポートビームま
での距離がかなり大きくなり、アクスルの端部に上下方
向の荷重が入力されたときにサポートビームとアクスル
端部との間に曲げモーメントが作用することになる。こ
のためアクスルの曲げ強度を高くする必要があり、この
ことも重量の増加をまねく原因となる。
ドを取付けるブラケットやアクスル等のねじり剛性を高
めることなく必要強度を確保できるようなエアサスペン
ション装置とエアサスペンション装置用サポートビーム
を提供することにある。
に開発された請求項1に記載の本発明のエアサスペンシ
ョン装置は、車体のフレームの直下に互いに前後方向に
離間して配置される前側の空気ばねおよび後側の空気ば
ねと、前記前側の空気ばねと後側の空気ばねとにわたっ
てかけ渡されかつ前端部が前側の空気ばねの直下に配さ
れるとともに後端部が後側の空気ばねの直下に配されし
かも長手方向の中間部が前記フレームよりも車体外側に
位置するように曲がった形状をなしていてこの中間部が
アクスルに締結される板ばねからなるサポートビーム
と、一端側が前記フレームに設けたブラケット(トルク
ロッドブラケット)に連結されかつ他端側が前記フレー
ムの直下においてアクスル側のブラケット(トルクロッ
ドブラケット)に連結されるトルクロッドとを具備して
いる。
ペンション装置は、フレームの直下にトルクロッドが位
置し、トルクロッドブラケットもフレームの直下に位置
するとともに、空気ばねブラケットもフレームの直下に
位置するから、前後方向の入力に対してこれらブラケッ
トにねじりが作用することが回避される。
ムは、サポートビームの長手方向中間部が車体のフレー
ムよりも外側(すなわち車輪側)に位置するように曲が
った形状をなしていて、この中間部をアクスルに締結す
るようにしているから、サポートビームとアクスルとの
締結部がフレーム下の車輪寄りの領域に配置されること
になる。言い換えると、フレームの真下にトルクロッド
とアクスルとの連結部を配置することが可能になるとと
もに、空気ばねもフレームの真下に配置することができ
るようになる。
いて、図面を参照して説明する。図1の底面図に示すよ
うに、例えば大型トラック等に使用される車体10は、
その前後方向に延びる左右一対のフレーム11,12を
備えている。図2に示すように各フレーム11,12の
下方に、車体10の幅方向(以下、車幅方向と言う)に
沿うアクスル13が設けられている。アクスル13の両
端に、車輪14,15が設けられている。
するエアサスペンション装置20と他方の車輪15側に
位置するエアサスペンション装置21とによって、フレ
ーム11,12に支持されている。アクスル13の中央
に、差動機の歯車箱22がある。左右のエアサスペンシ
ョン装置20,21は、互いに左右対象形状である点を
除いて実質的に同一の構成であるため、以下に一方のエ
アサスペンション装置20を代表して説明する。
等に示すようにフレーム11の真下に、前後方向に互い
に離間した位置に設けた前後一対の空気ばね25,26
を備えている。これら空気ばね25,26は、空気ばね
ブラケット27,28を介してフレーム11に取付けら
れている。前側の空気ばね25はアクスル13の前側に
位置し、後側の空気ばね26はアクスル13の後側に位
置している。
25の前方に位置するトルクロッドブラケット30が設
けられている。トルクロッドブラケット30はフレーム
11の真下から下方に延びている。
とにわたって、板ばねからなるサポートビーム40がか
け渡されている。このサポートビーム40は、図1に示
すようにフレーム11の前後方向に延びる長手方向の中
間部41と、車体中央側に向って曲がった形状の前端部
42および後端部43を有している。
の空気ばね25の下面に締結されている。サポートビー
ム40の後端部43は、後側の空気ばね26の下面に締
結されている。すなわちサポートビーム40の両端部4
2,43はフレーム11の真下に位置している。
ーム11に対して車体10の外側、すなわち車輪14側
に偏倚(オフセット)した位置にあり、その締結部41
aにおいて、Uボルト等の固定用部材45によってアク
スル13に締結されている。従ってこのサポートビーム
40とアクスル13との締結部41aは、後述するトル
クロッドブラケット55に対して車体外側に位置してい
る。
として機能するトルクロッド50が設けられている。こ
のトルクロッド50は、フレーム11に沿って前後方向
に延びている。トルクロッド50の一端部50aは、フ
レーム11の真下に設けたトルクロッドブラケット30
とゴムブッシュ(図示せず)を介してフレーム11に連
結される。トルクロッド50の他端部50bすなわちア
クスル側の端部は、フレーム11の真下に位置するトル
クロッドブラケット55とゴムブッシュ(図示せず)を
介してアクスル13に連結される。
ル13との間にショックアブソーバ60が設けられてい
る。図示例の場合、ショックアブソーバ60の上端がブ
ラケット61を介してフレーム11に連結され、ショッ
クアブソーバ60の下端がブラケット62を介してアク
スル13側に連結され、車両走行中に生じるフレーム1
1とアクスル13との上下方向の相対変位を抑制できる
ようになっている。
として機能するVロッド70が設けられている。図示例
のVロッド70は、左右方向に分かれた前端部71,7
2がそれぞれVロッドブラケット73,74とゴムブッ
シュを介してフレーム11,12に連結される。Vロッ
ド70の後端部75は、センターブラケット76とゴム
ブッシュを介してアクスル13に締結される。このVロ
ッド70と前記トルクロッド50により、前後方向の入
力荷重がフレーム11,12に支持される。
はスタビライザ80を介して互いに連結され、コーナリ
ング走行時等において車体のロール剛性を高めることが
できるようになっている。図示例の場合、スタビライザ
80の両端アーム部80a,80bがアクスル13側の
部材(例えばサポートビーム40の近傍部)に連結さ
れ、車幅方向に沿うスタビライザ本体部80cが左右一
対のスタビライザリンク81を介してフレーム11,1
2のスタビライザ取付部82に支持される。
20,21の作用等について説明する。車体10に入力
する上下方向の荷重は、空気ばね25,26を介してサ
ポートビーム40の両端部42,43に作用し、このサ
ポートビーム40によって支持される。車両走行中に路
面の凹凸等によって車体10が上下方向に動くと、主に
空気ばね25,26が上下方向の振動を吸収するととも
に、板ばねからなるサポートビーム40も上下方向にあ
る程度撓むことにより、フレーム11,12側に振動が
伝達することが抑制される。また、ショックアブソーバ
60の減衰作用によって上下方向の振動の揺り返しが抑
制される。
ーム11,12の真下に配置され、トルクロッドブラケ
ット30,55もフレーム11,12の真下に配置され
るため、トルクロッド50に前後方向の荷重が入力した
ときにトルクロッドブラケット30,55には基本的に
前後方向の荷重のみが作用し、ねじり荷重は入力されな
い。また、空気ばねブラケット27,28もフレーム1
1,12の真下に位置するため、上下方向の荷重に対し
空気ばねブラケット27,28には主に圧縮荷重が加わ
ることになり、ねじりモーメントは入力されない。
部42が前側の空気ばね25の直下に配されるとともに
後端部43が後側の空気ばね26の直下に配され、サポ
ートビーム40の中間部41をフレーム11,12より
も車体外側にオフセットさせた形状としてこの中間部4
1をアクスル13に締結するため、空気ばねブラケット
27,28とトルクロッドブラケット30,55の入力
条件がゆるやかになり軽量化が図れる。
置(空気ばねがフレームの真下にあり、トルクロッドが
フレームの外側にあるもの)では、トルクロッドブラケ
ットの重量が35kg、空気ばねブラケットの重量が3
kgで合計38kgであったのに対し、本実施形態のエ
アサスペンション装置20では、トルクロッドブラケッ
トの重量が15kg、空気ばねブラケットの重量が3k
g、サポートビーム重量が3kgで合計21kgとな
り、従来装置に比較して17kgの重量減となった。
を用いた場合、フレーム幅B(図1に示す)が異なる車
種に対しても、サポートビーム40の曲げ幅Cを変更す
ることにより、サポートビーム40のみの変更で、空気
ばねブラケット27,28およびトルクロッドブラケッ
ト30,55は共通のものを使用できることにより、コ
スト低減が可能となる。
3に働く上下方向のモーメントは、図3に示すように、
車体の上下方向の入力Fのある車輪側の端部からサポー
トビーム40までの距離L1と入力Fとの積L1×Fで
ある。これに対し従来のエアサスペンション装置は、2
点鎖線で示すようにサポートビーム40′がフレームの
真下に位置するため車輪側の端部からの距離L2は前記
L1よりもかなり大きくなり、従ってモーメントL2×
Fは、前記モーメントL1×Fに比べて大きくなり、ア
クスル13に大きな曲げが働くことになる。言い換える
と、本発明の実施形態では、従来装置に比較してアクス
ル13に作用する曲げモーメントが小さいため、アクス
ル13の強度を特に高める必要がなく、アクスル13の
重量増加を回避できる。
フレーム11,12の態様に応じて適宜に選定すればよ
く、例えばサポートビーム40の前端部と後端部の一方
のみが曲がった形状であってもよい。またこの明細書で
言う「フレームの直下」とはフレームを下方に投影した
領域を意味し、フレームの真下を含む概念であるが、両
者のセンターが必ずしも一致していることを要求するも
のではない。
ンション装置によれば、トルクロッドに前後方向の荷重
が入力されたときにトルクロッドを支持するブラケット
等にねじりが生じることを回避できる。従ってブラケッ
トのねじり剛性を特に高くしなくても必要強度が確保さ
れるため、ブラケットの簡略化と軽量化が図れるととも
に、空気ばねもフレームの直下に配されるため、空気ば
ねブラケットの簡略化と軽量化も図れる。またアクスル
とサポートビームとの締結部が車輪寄りのフレーム外側
領域に位置するため、アクスルに作用する曲げモーメン
トが小さくなり、アクスルの強度を特に高める必要がな
いという利点もある。
ば、サポートビームとアクスルとの締結部をフレーム下
の車輪寄りの領域に配置することが可能となるため、ト
ルクロッドとアクスルとの連結部をフレームの真下に配
置することが可能になり、しかも空気ばねをフレームの
真下に配置することも可能ならしめる。
ン装置を備えた車両の一部の底面図。
面図。
Claims (2)
- 【請求項1】車体のフレームの直下に互いに前後方向に
離間して配置される前側の空気ばねおよび後側の空気ば
ねと、 前記前側の空気ばねと後側の空気ばねとにわたってかけ
渡されかつ前端部が前側の空気ばねの直下に配されると
ともに後端部が後側の空気ばねの直下に配されしかも長
手方向の中間部が前記フレームよりも車体外側に位置す
るように曲がった形状をなしていてこの中間部がアクス
ルに締結される板ばねからなるサポートビームと、 一端側が前記フレームに設けたブラケットに連結されか
つ他端側が前記フレームの直下においてアクスル側のブ
ラケットに連結されるトルクロッドと、 を具備したことを特徴とするエアサスペンション装置。 - 【請求項2】前後一対の空気ばね間にかけ渡されかつ前
端部が前側の空気ばねの下に配されるとともに後端部が
後側の空気ばねの下に配され、しかも長手方向の中間部
が車体のフレームよりも外側に位置するように曲がった
形状をなしていて、この中間部をアクスルに締結するよ
うにしたことを特徴とするエアサスペンション装置用サ
ポートビーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP12463398A JP3961114B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | エアサスペンション装置 |
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Publications (2)
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JPH11314511A true JPH11314511A (ja) | 1999-11-16 |
JP3961114B2 JP3961114B2 (ja) | 2007-08-22 |
Family
ID=14890252
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP12463398A Expired - Lifetime JP3961114B2 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | エアサスペンション装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3961114B2 (ja) |
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KR100644464B1 (ko) | 2005-07-07 | 2006-11-10 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 현가장치의 서포트 빔 구조 |
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- 1998-05-07 JP JP12463398A patent/JP3961114B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP3961114B2 (ja) | 2007-08-22 |
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