JPH11312139A - シリアルバス拡張回路 - Google Patents

シリアルバス拡張回路

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JPH11312139A
JPH11312139A JP11948098A JP11948098A JPH11312139A JP H11312139 A JPH11312139 A JP H11312139A JP 11948098 A JP11948098 A JP 11948098A JP 11948098 A JP11948098 A JP 11948098A JP H11312139 A JPH11312139 A JP H11312139A
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serial bus
bus
data
control
data line
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JP11948098A
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Masaki Mekawa
正起 女川
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリアルバスコントローラにより制御される
同一のシルアルバスシステム上に、全く同じスレーブタ
ーゲットアドレスを持つ複数のデバイスが存在する場合
においても、各デバイス間でのアクセスの競合による誤
動作を防止する。 【解決手段】 デバイス3とデバイス5とが全く同じ固
有アドレスを持つ場合でも、マイクロコントローラ2と
デバイス5との間でデータ転送を行う場合、データ転送
の「開始」条件を生成すると、次にスレーブターゲット
アドレスとしてデバイス5の固有アドレスではなく、シ
リアルバス拡張回路1の固有アドレスを送出し、その後
に、デバイス5のスレーブターゲットアドレスを送出す
る。シリアルバス拡張回路1は、I2Cバス11上にシ
リアルバス拡張回路1の固有アドレスを認識すると、I
SCバス12上にはその次からの転送データを送出し、
マイクロコントローラ2とデバイス5との間のデータ転
送を確立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリアルバス拡張
回路に関し、特に、1つのシリアルバス上に複数のデバ
イスが接続され、各々のデバイスが共通の通信手順によ
り他の所望のデバイスとデータの送受信を行いシステム
を構成するシリアルバスシステムにて、ターゲットとな
るデバイスを選択する方法に特徴を有するシリアルバス
拡張回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、システム内で1つのシリアルバス
上に複数のデバイスを接続して制御する場合は、既知の
I2Cバスシステムを用いている。このI2Cバスシス
テムは、1995年のフィリップス・データ・ハンドブ
ックIC22の94頁より記載される「The I2C
−bus and how to use it(in
cluding specifications)」等
に示されている。
【0003】I2Cバスシステムは、双方向2線シリア
ルバスを介して相互接続され、所定の伝送手順(プロト
コル)に従ってデータの送受信を行うデバイスを有する
直列バスシステムであり、上記2線のうちの一方は2値
アドレスおよびデータ用の信号SDAであり、他方は2
値クロック用の信号SCLである。
【0004】当該システム内の特定の機能に依存して、
各デバイスは送信装置又は受信装置又はこれら双方とし
て動作する。
【0005】上記SDAおよびSCLは、プルアップ抵
抗を介して正の電圧源に接続されており、各デバイスが
データの送受信を行っていない場合はHIGHに固定さ
れている。各デバイスの出力段は、オープンコレクタ又
はオープンドレインを具備するバスへのインターフェー
スを有し、当該I2Cバスに対する全てのインターフェ
ースの所要のワイヤード・アンド接続をなす。
【0006】また、各デバイスはSDAおよびSCLを
駆動させる場合、ある特別な条件の場合以外に、SCL
がHIGHの状態である時にSDAの状態を変化させる
ことは許されていない。
【0007】次に、図17および図18を用いてI2C
バスの基本的な動作を説明する。
【0008】図17は、従来のI2Cバスシステムの接
続例を示す図であり、図18は、図17に示したI2バ
スシステム動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【0009】図17において、マイクロコントローラ1
001およびマイクロコントローラ1002は、データ
転送トランザクションにおけるマスターと成り得る送受
信装置で、データ転送トランザクション時にマスターと
して動作する場合にSCL上にクロック信号を発生す
る。
【0010】デバイス1003およびデバイス1004
は、データ転送トランザクションにおけるスレーブとし
て動作する送受信装置で、マスターとなる送受信装置に
より発生するクロック信号を用いて、SDAライン上の
データの取り込み、もしくはSDAライン上へのデータ
の送り出しを行う。各々のスレーブと成り得るマイクロ
コントローラおよびデバイスは、それぞれ固有のスレー
ブターゲットアドレスを持ち、データ転送トランザクシ
ョンのスレーブターゲットの認証はその固有のスレーブ
ターゲットアドレスをデコードすることにより行う。
【0011】データ転送トランザクションは、マスター
となる送受信装置による「開始」条件の発生により始ま
る。「開始」条件はマスターとなる送受信装置により、
図18に示した“S”のように、SCLがHIGHの状
態である時にSDAの状態をHIGHからLOWに遷移
させることにより発生する。
【0012】また、マスターとなる送受信装置は、
“P”のように、SCLがHIGHの状態である時にS
DAの状態をLOWからHIGHに遷移させることによ
りデータ転送トランザクションの「停止」条件を発生す
る。「開始」条件が発生された後は、その「開始」条件
を発生したマスターによって「停止」条件が発生される
までバスはビジー状態となる。
【0013】SDA上に出力される各データ長は常に8
ビット単位で、各データの転送の後には、受信装置によ
り確認応答ビットが挿入される。
【0014】ここで、マイクロコントローラ1001が
マスターとなりデバイス1003をスレーブターゲット
としてデータ転送トランザクションを行う場合、マイク
ロコントローラ1001は、バスの状態がフリーである
ことを確認した後にバス上に「開始」条件を発生し、次
にSCL上にクロック信号を発生させ、そのクロック信
号に乗じてターゲットとなるデバイス1003のスレー
ブターゲットアドレスをSDA上に送出する。
【0015】「開始」条件が発生されると、バスに接続
されるマイクロコントローラ1002、デバイス100
3,1004は、マイクロコントローラ1001より伝
送されるスレーブターゲットアドレスを待ち、取り込ん
だ後にそのスレーブターゲットアドレスが自アドレスで
あるかどうかを判定する。
【0016】デバイス1003は、マイクロコントロー
ラ1001より送出されたデバイス1003のスレーブ
ターゲットアドレスにより、そのトランザクションがデ
バイス1003へのアクセスであることを認識し、スレ
ーブターゲットアドレスの後に続くデータを取得する。
任意のデータの引き渡しが終了した後、マイクロコント
ローラ1001はバス上に「停止」条件を発生しデータ
転送トランザクションを終了させる。
【0017】また、従来のシリアルバスシステムを構成
する方法に対して、1つのシリアルバスをスイッチおよ
びスイッチ制御回路を用いることにより、複数のシリア
ルバスに擬似的に分割した構成を有する方法が知られて
いる(特開平8−84154号公報参照)。
【0018】図19は、従来装置の構成例を示すブロッ
ク図である。
【0019】マイクロコンピュータ2001の内部に
は、I2Cバスマスタインタフェース2002とスイッ
チ制御回路2003が設けられている。データライン2
020Aおよびクロックライン2020Bによって構成
されるI2Cバス2020は、I2Cバスマスタインタ
フェース2002に接続されている。さらにI2Cバス
2020は、I2Cバス2021,022およびI2C
バス2023に分岐されており、それぞれの入力部に
は、スイッチ2004,2007,2010が設けられ
ている(I2Cバス2021にはスイッチ2004、I
2Cバス2022にはスイッチ2007、I2Cバス2
023にはスイッチ2010が、それぞれ設けられてい
る)。
【0020】さらに、I2Cバス2021からI2Cバ
ス2023にはそれぞれプルアップ抵抗2005,20
08,2011が接続され、所定の電源電圧に接続され
ている。そして、I2Cバス2021にはデバイス20
06A,2006Bが、I2Cバス2022にはデバイ
ス2009A,2009Bが、I2Cバス2023には
デバイス2012A,2012Bがそれぞれ接続されて
いる。デバイス2006A,2006B,2009A,
2009B,2011A,2011Bは、I2Cインタ
フェースを含んだデバイスである。スイッチ制御回路2
003は、I2Cバスマスタインタフェース2002か
ら供給されるトランザクションのスレーブターゲットア
ドレスを判別し、スイッチ2004,2007,201
0のうちデータ転送先または転送元のスレーブデバイス
が存在するスイッチのみをオンにし、他のスイッチをオ
フするように構成されている。
【0021】次に、上記のように構成された従来例の動
作を説明する。
【0022】I2Cバスマスタインタフェース2002
が、どのデバイスにもアクセスしていない場合、スイッ
チ制御回路2003は、I2Cバスがフリーであること
を認識しスイッチ2004,2007,2010をオフ
の状態にする。
【0023】I2Cバスマスタインタフェース2002
とデバイス2006Aとの間でアクセスが行われる場
合、スイッチ制御回路2003はI2Cバスマスタイン
タフェース2002から供給されるスレーブターゲット
アドレスからターゲットデバイスを認識し、デバイス2
006Aの接続されているI2Cバス2021のスイッ
チ2004をオンの状態にして他のスイッチをオフにす
る。これにより他のI2Cバス2022,2023が同
時期にバスに接続されている状態を作ることなくI2C
バス2020とI2Cバス2021とを接続することが
できる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のものにおいては、以下に記載するような
問題点がある。
【0025】(1)図17に示したようなシリアルバス
システムにおいては、接続されているデバイス間のアク
セス先の認証を、スレーブデバイス側で、マスターデバ
イスにより示されるスレーブターゲットアドレスをデコ
ードすることによって行っているため、シリアルバスシ
ステム内のすべてのデバイスが同一の信号ラインに接続
されていると、同じスレーブターゲットアドレスを持つ
デバイス同士でアクセスの競合が発生し、動作が不安定
になってしまう。そのため、同じスレーブターゲットア
ドレスを持つデバイスを複数、同一のシリアルバスシス
テム内に配置することができない。
【0026】(2)図19に示したような装置において
は、シリアルバスを分配するためスイッチのオン・オフ
を制御する必要があるため、図17に示したようなシリ
アルバス自体にスイッチを設けてバスを切り換える構成
となっており、スイッチに接続されるデバイスを振り分
けることにより、同一のシリアルバスシステム内に同じ
スレーブターゲットアドレスを持つデバイスを接続する
ことができるが、システム的に制御信号が増加してしま
う。
【0027】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、シリアルバ
スコントローラから見た1つのシリアルバスシステム上
に、全く同じスレーブターゲットアドレスを持つ複数の
デバイスが存在する場合でも、アクセスの競合が発生し
動作が不安定になることのないシリアルバス拡張回路を
提供することを目的とする。
【0028】また、シリアルバスシステムを拡張した場
合でも他の意味を持つ制御信号を必要とすることなく、
システム内に比較的小規模の回路、もしくはデバイスを
設置するだけで、バス調停を行うことができるシリアル
バス拡張回路を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】本発明のシリアルバス拡
張回路は、データ転送におけるアクセス先の認証をスレ
ーブデバイス側で、マスターデバイスにより示されるス
レーブターゲットアドレスをデコードすることによって
行うシリアルバスシステム内に、同一の固有アドレスを
持つデバイスが複数存在しても、アクセスの競合が発生
することを防止する。より具体的には、シリアルバスシ
ステムのアクセスの開始および停止を検出するSTAR
T/STOP条件制御手段(図2の61)と、拡張バス
の固有アドレスを格納する自アドレス格納手段(図1の
7)と、シリアルバスシステムのクロックラインとデー
タラインを用いてデータを記憶するデータ記憶手段(図
1の8)と、拡張バスに対するアクセスであることを認
証するバスアクセス認証手段(図2の62)と、拡張バ
スへのアクセスの場合にアクセスを認証したことをコン
トローラに応答を返す拡張バス確認応答手段(図2の6
3)と、シリアルバスシステムのデータラインの接続も
しくは非接続を制御するデータラインイネーブル制御手
段(図2の64)と、シリアルバスシステムのクロック
ラインの接続もしくは非接続を制御するクロックライン
イネーブル制御手段(図2の65)と、アクセスが書き
込みであるか読み出しであるかを検出しデータラインの
接続方法を制御するR/W制御手段(図2の66)と、
アクセス先のデバイスによるアクセス認証の返答時にシ
リアルバスシステムのデータラインの接続方向を制御す
るスレーブデバイス確認応答制御手段(図2の67)
と、外部からの制御により拡張シリアルバスシステムの
クロックラインに対しシリアルバスシステムのクロック
ラインとの接続を行うクロックライン接続手段(図1の
9)と、外部からの制御により拡張シリアルバスシステ
ムのデータラインに対しシリアルバスシステムのデータ
ラインとの接続を行うデータライン接続手段(図1の1
0)とを有する。
【0030】また、拡張バスのアドレスを任意に設定す
る事ができることも他の特徴である。
【0031】具体的には、シリアルバス上で最初に行わ
れるデータ転送を認識し初期化制御を行う初期化制御手
段(図13の16)と、シリアルバス上で最初に行われ
るデータ転送を初期化情報として記憶する初期化情報記
憶手段(図13の15)とを含む。
【0032】(作用)本発明では、データ転送トランザ
クションにおいてマスターとして動作するデバイスより
示される、スレーブターゲットアドレスを直接シリアル
バスシステム上に送出するのではなく、本発明における
シリアルバス拡張回路のスレーブターゲットアドレスを
送出してから、スレーブデバイスのスレーブターゲット
アドレスを送出するため、同一のシリアルバスシステム
内に同じスレーブターゲットアドレスをもつデバイスを
複数配置できる。
【0033】また、本発明では、シリアルバスシステム
自体の通信手順をもとにシリアルバスの分配を行ってお
り、シリアルバスの分配にあたって他のスイッチ等の制
御が必要とされないため、シリアルバスシステムを拡張
する場合においても、シリアルバス自体の信号ライン以
外に制御信号を必要としない。
【0034】さらに、本発明では、シリアルバスシステ
ム自体の通信手順をもとにシリアルバスの分配を行って
いるため、分配数が増えることがあっても、規模を特定
する必要がなく、多段にわたって分配することが可能な
ため、シリアルバスシステムを構築する際に既存のシリ
アルバスインタフェースデバイスを使用できる。もしく
は、別の制御信号を必要とする専用デバイスを必要とし
ない。
【0035】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0036】図1は、本発明のシリアルバス拡張回路を
応用したI2Cバスラインシステムの実施の一形態の構
成例を示すブロック図である。
【0037】主制御部6は、I2Cバス11と接続さ
れ、データ転送トランザクションにおいてマスターとし
て振る舞うマイクロコントローラ2によるデータ転送を
監視し、自アドレスレジスタ7およびシフトレジスタ8
の値を用いて、クロックライン制御部9とデータライン
制御部10に対する制御信号を発生する。自アドレスレ
ジスタ7は、シリアルバス拡張回路1が有する固有の自
アドレスを格納している。シフトレジスタ8は、I2C
バス11と接続され、SDA11b上に転送されるシリ
アルデータを、SCL11aを用いて逐次格納する。ク
ロックライン制御部9は、主制御部6の制御信号によ
り、SCL11aとSCL12aとの間の接続もしくは
非接続を制御する。データライン制御部10は、主制御
部6の制御信号により、SDA11bとSDA12bと
の間の接続もしくは非接続および、その接続方向を制御
する。プルアップ抵抗13は、I2Cバス11およびI
2Cバス12に接続される各デバイスが、データの送受
信を行っていないときに、I2Cバス11およびI2C
バス12のレベルをHIGHに固定される。プルアップ
抵抗13は、I2Cバス11,12のバス負荷容量(キ
ャパシタンス)が大きくならないよう特に1kΩ〜10
kΩが好ましい。
【0038】次に、主制御部6の詳細な構成について説
明する。
【0039】図2は、図1に示した主制御部6の構成例
を示すブロック図である。
【0040】図2において、START/STOP条件
制御回路61は、I2Cバス11から、I2Cバスライ
ンシステムの通信手順における「開始」条件と「停止」
条件とを検出し、「開始」条件から「停止」条件が発生
されるまでの期間を示すバスビジー信号を発生する。ま
た、START/STOP条件制御回路61は、マイク
ロコントローラ2により生成されるI2Cバス11上の
データ転送トランザクションにおいて、データ転送の最
初の1バイトおよびそれに付加される確認応答区間をS
CL11aの立ち下がりエッジを用いて計数し、その計
数値をアドレスバイトクロックカウントデータとして出
力する。バスアクセス認証部62は、SCL11a、ア
ドレスバイトクロックカウントデータおよびバスビジー
信号を用いて、自アドレスレジスタ7およびシフトレジ
スタ8の自アドレスデータおよびシフトレジスタデータ
から、マイクロコントローラ2により示されるスレーブ
ターゲットアドレスが、シリアルバス拡張回路1の自ア
ドレスであるか否かを認識し、その認証情報を示すバス
イネーブル信号を発生する。
【0041】拡張バス確認応答制御部63は、SCL1
1a、アドレスバイトクロックカウントデータおよびバ
スイネーブル信号を用いて、マイクロコントローラ2に
より示されるスレーブターゲットアドレスが、シリアル
バス拡張回路1の自アドレスである場合に、マイクロコ
ントローラ2に対して示す確認応答パルスの制御を行う
拡張バス確認応答制御信号を発生する。
【0042】データラインイネーブル制御部64は、S
CL11a、アドレスバイトクロックカウントデータお
よびバスイネーブル信号を用いて、マイクロコントロー
ラ2により示されるスレーブターゲットアドレスが、シ
リアルバス拡張回路1の自アドレスである場合に、SD
A11bとSDA12bとの間の接続もしくは非接続の
制御を行うデータラインイネーブル信号を発生する。
【0043】クロックラインイネーブル制御部65は、
SCL11a、アドレスバイトクロックカウントデータ
およびバスイネーブル信号を用いて、マイクロコントロ
ーラ2により示されるスレーブターゲットアドレスが、
シリアルバス拡張回路1の自アドレスである場合に、S
CL11aとSCL12aとの間の接続もしくは非接続
の制御を行うクロックラインイネーブル信号を発生す
る。また、クロックラインイネーブル制御部65は、マ
イクロコントローラ2により生成されるI2Cバス11
上のデータ転送トランザクションにおいて、データ転送
の最初の1バイトおよびそれに付加される確認応答区間
以外のデータバイトおよびそれに付加される確認応答区
間を、SCL11aの立ち下がりエッジを用いて計数
し、その計数値をデータバイトクロックカウントデータ
として出力する。
【0044】R/W制御部66は、SCL11a、SD
A11b、データバイトクロックカウントデータおよび
バスイネーブル信号を用いて、マイクロコントローラ2
により生成されるデータ転送トランザクションが、書き
込みトランザクションであるか、読み出しトランザクシ
ョンであるかを示すR/W制御信号を発生する。
【0045】スレーブデバイス確認応答制御部67は、
SCL11a、データバイトクロックカウントデータお
よびクロックラインイネーブル信号を用いて、I2Cバ
ス12に接続されるスレーブデバイスからの確認応答の
ためのスレーブデバイス確認応答制御信号を発生する。
【0046】次に、図1および図2に示した回路の動作
について説明する。
【0047】図3は、図1及び図2に示した回路の動作
を説明するための図である。
【0048】通常、I2Cバスシステムのようなシリア
ルバスシステムでは、データ転送トランザクションにお
いてスレーブとして動作し得るデバイスが各々固有アド
レスを持ち、マスターとして動作し得るコントローラか
ら示されるスレーブターゲットアドレスの認証を行い、
それぞれのスレーブとして動作し得るデバイスとアクセ
スを行う。本発明ではデバイス3とデバイス5が全く同
じ固有アドレスを持つものと仮定して、データ転送トラ
ンザクションにおいてマスターとして動作するマイクロ
コントローラ2とスレーブとして動作するデバイス5と
の間でデータ転送を行う。
【0049】図3を参照すると、T01において、マイ
クロコントローラ2は、デバイス5との間でデータ転送
を行うため、I2Cバス11上に「開始」条件を生成す
る。
【0050】START/STOP条件制御回路61
は、I2Cバス11上にマイクロコントローラ2により
「開始」条件が生成されると、I2Cバス11がビジー
状態となったことを示すバスビジー信号を発生しバスア
クセス認証部62に供給する。また、START/ST
OP条件制御部61は、マイクロコントローラ2より
「開始」条件が生成されるとSCL11aの立ち下がり
エッジの計数を開始してアドレスバイトクロックカウン
トデータを発生し、バスアクセス認証部62、拡張バス
確認応答制御部63、データラインイネーブル制御部6
4およびクロックラインイネーブル制御部65に供給す
る。
【0051】図3を参照すると、マイクロコントローラ
2は、データ転送トランザクションの「開始」条件を生
成すると、次にスレーブターゲットアドレスとして、デ
バイス5の固有アドレスではなくシリアルバス拡張回路
1の固有アドレスをI2Cバス11上に出力する。
【0052】バスアクセス認証部62は、SCL11
a、バスビジー信号およびアドレスバイトクロックカウ
ントデータを受け、バスビジー信号がアクティブな状態
の場合に、T02において、マイクロコントローラ2に
より示されるターゲットスレーブアドレスが確定する
と、T03で予め定められたシリアルバス拡張回路1自
信の自アドレスを格納した自アドレスレジスタ7の自ア
ドレスデータと、シフトレジスタ8からのシフトレジス
タデータを比較し、一致もしくは不一致を示すバスイネ
ーブル信号を発生して、拡張バス確認応答制御部63、
データラインイネーブル制御部64およびクロックライ
ンイネーブル制御部65に供給する。
【0053】拡張バス確認応答制御部63は、SCL1
1a、バスイネーブル信号およびアドレスバイトクロッ
クカウントデータを受け、アドレスデータバイトクロッ
クカウントデータをデコードし、バスイネーブル信号の
状態がアクティブである場合に、T04〜T05の区間
で、マイクロコントローラ2に対して確認応答を返すた
めの拡張バス確認応答制御信号を発生し、データライン
制御部10に供給する。
【0054】データラインイネーブル制御部64は、S
CL11a、バスイネーブル信号およびアドレスバイト
クロックカウントデータを受け、アドレスデータバイト
クロックカウントデータをデコードし、バスイネーブル
信号の示す状態がアクティブである場合に、T04にお
いて、I2Cバス11とI2Cバス12のデータライン
である、SDA11bとSDA12bとの間の接続もし
くは非接続を制御するデータラインイネーブル信号を発
生し、データライン制御部10に供給する。
【0055】クロックラインイネーブル制御部65は、
SCL11a、バスイネーブル信号およびアドレスバイ
トクロックカウントデータを受け、アドレスデータバイ
トクロックカウントデータをデコードし、バスイネーブ
ル信号の示す状態がアクティブの場合に、T05におい
て、I2Cバス11とI2Cバス12のクロックライン
であるSCL11aとSCL12aとの間の接続もしく
は非接続を制御するクロックラインイネーブル信号を発
生し、クロックライン制御部9に供給する。クロックラ
インイネーブル制御部65はまた、T05においてクロ
ックラインイネーブル信号をアクティブな状態に制御す
ると、それ以降のSCL11aの立ち下がりエッジの計
数を開始してデータバイトクロックカウントデータを発
生し、R/W制御部66およびスレーブデバイス確認応
答制御部67に供給する。クロックラインイネーブル制
御部65よるSCL11aの立ち下がりエッジの計数
は、1バイトおよびそれに付加される確認応答の区間で
一度クリアされ、バスイネーブル信号が非アクティブな
状態となるまで再度計数し直すものとする。
【0056】図3を参照すると、I2Cバス11上の状
態によってI2Cバス12を制御することにより、I2
Cバス12上には、T01におけるマイクロコントロー
ラ2によるI2Cバス11上の「開始」条件と、それ以
降に示されるシリアルバス拡張回路1の固有アドレスが
現れることはない。また、T05において、クロックラ
インイネーブル信号をアクティブとして、I2Cバス1
1上のSCL11aと、I2Cバス12上のSCL12
aを接続状態にする以前に、T04においてデータライ
ンイネーブル信号をアクティブとし、I2Cバス11上
のSDA11bと、I2Cバス12上のSDA12bを
接続状態にすることによって、I2Cバス12上に「開
始」条件を生成することができる。
【0057】図3を参照すると、マイクロコントローラ
2は、データ転送トランザクションの「開始」条件を生
成し、スレーブターゲットアドレスとしてシリアルバス
拡張回路1の固有アドレスをI2Cバス11上に出力し
た後、デバイス5の固有アドレスおよびデバイス5に対
する書き込みデータをI2Cバス11上に連続して出力
する。同時にデバイス5の固有アドレスおよびデバイス
5に対する書き込みデータは、シリアルバス拡張回路1
により生成されたT04におけるI2Cバス12上の
「開始」条件以降、クロックライン制御部9およびデー
タライン制御部10によりSCL11aとSCL12
a、SDA11bとSDA12bとが接続されているた
めI2Cバス12上にも出力される。
【0058】R/W制御部66は、クロックラインイネ
ーブル信号、SCL11aおよびデータバイトクロック
カウントデータを受け、データバイトクロックカウント
データをデコードし、クロックラインイネーブル信号の
状態がアクティブである場合に、T06における、マイ
クロコントローラ2により示されるデバイス5の固有ア
ドレスに付与されるR/W制御ビットを取得し、T08
において、マイクロコントローラ2とデバイス5との間
のデータ転送が、書き込みトランザクションであるか、
もしくは読み出しトランザクションであるかを示すR/
W制御信号を発生し、データライン制御部10に供給す
る。
【0059】スレーブデバイス確認応答制御部67は、
クロックラインイネーブル信号、SCL11aおよびデ
ータバイトクロックカウントデータを受け、データバイ
トクロックカウントデータをデコードし、クロックライ
ンイネーブル信号の状態がアクティブである場合に、T
07〜T08の区間で、データ転送時におけるデバイス
5もしくはマイクロコントローラ2からの確認応答を返
すタイミングを制御するスレーブデバイス確認応答制御
信号を発生し、データライン制御部10に供給する。
【0060】START/STOP条件制御部61は、
T09において、I2Cバス12上の「停止」条件を認
識すると、バスビジー信号を非アクティブ状態にドライ
ブし、SCL11aの立ち下がりエッジの計数を停止
し、クリアする。また、T09において、バスイネーブ
ル信号、データラインイネーブル信号およびクロックラ
インイネーブル信号も同時に非アクティブ状態にドライ
ブされ、START/STOP条件制御部61、バスア
クセス認証部62、データラインイネーブル制御部6
4、クロックラインイネーブル制御部65およびR/W
制御部66もそれぞれリセットされる。
【0061】図3を参照すると、T04において、I2
Cバス12上にシリアルバス拡張回路1によって「開
始」条件が生成された後、I2Cバス12上にはマイク
ロコントローラ2から示されるデバイス5の固有アドレ
スおよびデバイス5への書き込みデータが出力され、ま
たT09において、「停止」条件が生成されている。さ
らに、それぞれのデータ転送ごとのデバイス5からの確
認応答もT07〜T08の区間で返すため、擬似的にマ
イクロコントローラ2と、デバイス5との間でのデータ
転送を行うことができる。
【0062】図3においては、マイクロコントローラ2
からデバイス5への書き込みトランザクションの例を記
したが、読み出しトランザクションの場合にも、データ
ライン制御部10が、R/W制御部66からのR/W制
御信号により、マイクロコントローラ2より示されるデ
バイス5の固有アドレスに続くデータ転送に対して、そ
の接続方向を反転されることにより実現することができ
る。
【0063】
【実施例】図4は、図1に示したクロックライン制御部
9の一実施例を示す図である。
【0064】図4において、クロックライン制御部9
は、ANDゲート91およびFET92から構成され
る。FET92は、ANDゲート91によるクロックラ
インイネーブル信号のインバート信号と、SCL11a
のインバート信号の論理積をゲート入力とし、ソースは
接地され、ドレインはオープンドレインとなっておりS
CL12aに接続される。クロックラインイネーブル信
号が非アクティブの状態の場合、FET92はOFFさ
れ、SCL12aはハイインピーダンス状態となってプ
ルアップ抵抗13によってHIGHに固定される。クロ
ックラインイネーブル信号がアクティブの状態の場合、
SCL11aがLOWとなると、FET92はONとな
りSCL11aと同様にLOWとなる。つまり、クロッ
クラインイネーブル信号がアクティブの場合のみ、SC
L11aの状態をSCL12aにそのまま伝達する。
【0065】図5は、図1に示したデータライン制御部
10の一実施例を示す図である。
【0066】図5において、データライン制御部10
は、FET101,102、ANDゲート103〜10
8、ORゲート109,10AおよびNOTゲート10
Bから構成される。
【0067】ORゲート10Aは、ANDゲート105
によるR/W制御信号のインバート信号とスレーブデバ
イス確認応答制御信号の論理積と、ANDゲート106
によるR/W制御信号とスレーブデバイス確認応答制御
信号との論理積の論理和を出力する。ORゲート10A
の出力は、R/W制御信号がLOWの時はスレーブデバ
イス確認応答制御信号となり、また、HIGHの時はス
レーブデバイス確認応答制御信号のインバート信号とな
る。ANDゲート107は、ORゲート10Aの出力信
号とデータラインイネーブル信号のインバート信号との
論理積を出力する。FET102は、ANDゲート10
3による、ANDゲート107の出力とSDA11bの
インバート信号の論理積をゲート入力とし、ソースは接
地され、ドレインはオープンドレインとなっておりSD
A12bに接続される。
【0068】ANDゲート104は、ANDゲート10
8の出力とSDA12bのインバート信号との論理積を
出力する。
【0069】FET101は、ORゲート109によ
る、ANDゲート104の出力と拡張バス確認応答制御
信号のインバート信号との論理和をゲート入力とし、ソ
ースは接地され、ドレインはオープンドレインとなって
おりSDA11bと接続される。データラインイネーブ
ル信号が非アクティブの状態ではFET101およびF
ET102はOFFされ、SDA11bおよびSDA1
2bはハイインピーダンス状態となってプルアップ抵抗
13によってHIGHに固定される。データラインイネ
ーブル信号がアクティブの状態では、R/W制御信号が
書き込みを示す状態ではSDA11bとSDA12b
は、SDA11bからSDA12bへの方向でデータが
転送するよう接続される。ただし、スレーブデバイス確
認応答制御信号がアクティブの状態では接続方向が反転
され、SDA12bからSDA11bへの方向でデータ
が転送するように接続する。また、データラインイネー
ブル信号がアクティブの状態で、R/W制御信号が読み
出しを示す状態では、SDA11bとSDA12bは、
SDA12bからSDA11bへの方向でデータが転送
するよう接続される。ただし、スレーブデバイス確認応
答制御信号がアクティブの状態では接続方向が反転さ
れ、SDA11bからSDA12bへの方向でデータが
転送するように接続される。
【0070】図6は、図2に示したSTART/STO
P条件制御回路61の一実施例を示すブロック図であ
る。
【0071】図6において、START/STOP条件
制御回路61は、XNORゲート611,612、Dタ
イプフリップフロップ(以下、D−F/Fを称する)6
13,614、XORゲート615、ORゲート61
6、カウンタ617およびデコーダ618から構成され
る。
【0072】D−F/F613は、SDA11bをクロ
ック入力とし、D−F/F613のインバート出力と、
SCL11aとの排他的論理和のインバート信号をラッ
チすることにより、SCL11aがHIGHの時にSD
A11bが立ち下がる度(「開始」条件の度)にその出
力を反転する。
【0073】D−F/F614は、D−F/F614の
インバート出力と、SCL11aとの排他的論理和のイ
ンバート信号をデータ入力とし、SDA11bの立ち上
がりエッジでそれをラッチすることにより、SCL11
aがHIGHの時にSDA11bが立ち上がる度(「停
止」条件の度)にその出力を反転する。
【0074】D−F/F613およびD−F/F614
の出力は、それぞれXORゲート615に入力され排他
的論理和をとることによりI2Cバス11aがビジー状
態であることを示すバスビジー信号を発生する。
【0075】カウンタ617は、ORゲート616によ
る、バスビジー信号とデコーダ618のインバート出力
との論理和をイネーブル入力とし、ORゲート616の
出力がアクティブな状態である場合に、SCL11aの
立ち下がりエッジを計数し、その計数値をアドレスバイ
トクロックカウントデータとして出力する。また、バス
ビジー信号は、カウンタ617のリセット端子に接続さ
れ、バスビジー信号が非アクティブな状態ではカウンタ
617をリセットする。
【0076】デコーダ618は、予め定められた設定値
とカウンタ617の計数値が一致したときに一致信号を
発生する。デコーダ618により一致信号が発生される
と、カウンタ617はSCL11aの立ち下がりエッジ
の計数を停止し、その値を保持する。デコーダ618に
は予め定められた設定値として、たとえば10が設定さ
れる。
【0077】図7は、図2に示したバスアクセス認証部
62の一実施例を示すブロック図である。
【0078】図7において、バスアクセス認証部62
は、デコーダ621、比較器622、ANDゲート62
3、XNORゲート624およびD−F/F625から
構成される。
【0079】デコーダ621は、予め定められた設定値
とアドレスバイトクロックカウントデータが一致したと
きに一致信号を発生する。
【0080】比較器622は、自アドレスレジスタ7に
予め格納された自アドレスデータとシフトレジスタ8の
シフトレジスタデータを比較し、一致したときに一致信
号を発生する。
【0081】ANDゲート623は、デコーダ621か
らの一致信号と比較器622からの一致信号の論理積を
とる。
【0082】D−F/F625は、D−F/F625の
インバート出力と、ANDゲート623の出力信号との
排他的論理和のインバート信号をデータ入力として、S
DA11bの立ち下がりエッジでそれをラッチし、マイ
クロコントローラ2の示すスレーブターゲットアドレス
とシリアルバス拡張回路1の持つ自アドレスとが一致し
たことを示すバスイネーブル信号を発生する。また、D
−F/F625は、バスビジー信号によりリセットされ
る。デコーダ621には予め定められた設定値として、
たとえば7が設定される。
【0083】図8は、図2に示した拡張バス確認応答制
御部63の一実施例を示すブロック図である。
【0084】図8において、拡張バス確認応答制御部6
3は、デコーダ631、ORゲート632およびD−F
/F633から構成される。
【0085】デコーダ631は、予め定められた設定値
とアドレスバイトクロックカウントデータが一致したと
きに一致信号を発生する。D−F/F633は、バスア
クセス認証部63により発生されるバスイネーブル信号
とデコーダ631からの一致信号との論理和をデータ入
力として、SDA11bの立ち下がりエッジでそれをラ
ッチし、マイクロコントローラ2に対して返すシリアル
バス拡張回路1からの確認応答のためのタイミングを示
す拡張バス確認応答制御信号を発生する。デコーダ63
1には予め定められた設定値として、たとえば8が設定
される。
【0086】図9は、図2に示したデータラインイネー
ブル制御部64の一実施例を示すブロック図である。
【0087】図9において、データラインイネーブル制
御部64は、デコーダ641、XNOR642およびD
−F/F643から構成される。
【0088】デコーダ641は、予め定められた設定値
とアドレスバイトクロックカウントデータが一致したと
きに一致信号を発生する。D−F/F643は、D−F
/F643のインバート出力とデコーダ641からの一
致信号との排他的論理和のインバート信号を入力データ
として、SDA11bの立ち下がりエッジでそれをラッ
チし、データライン制御部10に対しSDA11bとS
DA12bとの間の接続もしくは非接続を制御するデー
タラインイネーブル信号を発生する。また、D−F/F
643は、バスアクセス認証部63により発生されるバ
スイネーブル信号によりリセットされる。デコーダ64
1には予め定められた設定値として、たとえば8が設定
される。
【0089】図10は、図2に示したクロックラインイ
ネーブル制御部65の一実施例を示すブロック図であ
る。
【0090】図10において、クロックラインイネーブ
ル制御部65は、デコーダ651、XNOR652、D
−F/F653、カウンタ654、ORゲート655お
よびデコーダ656から構成される。
【0091】デコーダ651は、予め定められた設定値
とアドレスバイトクロックカウントデータが一致したと
きに一致信号を発生する。
【0092】D−F/F653は、D−F/F653の
インバート出力とデコーダ651からの一致信号との排
他的論理和のインバート信号を入力データとして、SD
A11bの立ち下がりエッジでそれをラッチし、クロッ
クライン制御部9に対しSCL11aとSCL12aと
の間の接続もしくは非接続を制御するクロックラインイ
ネーブル信号を発生する。また、D−F/F653は、
バスイネーブル信号によりリセットされる。
【0093】カウンタ654は、ORゲート655によ
る、バスイネーブル信号とデコーダ656のインバート
出力との論理和をイネーブル入力とし、SCL11aの
立ち下がりエッジを計数し、その計数値をデータバイト
クロックカウントデータとして出力する。カウンタ65
4はまた、ORゲート655による、バスイネーブル信
号とデコーダ656からの一致信号の論理和によりリセ
ットされる。デコーダ656は予め定められた設定値と
カウンタ654の計数値が一致したときに一致信号を発
生する。デコーダ651には予め定められた設定値とし
て、たとえば9が設定され、デコーダ656には予め定
められた設定値として、たとえば9が設定される。
【0094】図11は、図2に示したR/W制御部66
の一実施例を示すブロック図である。
【0095】図11において、R/W制御部66は、N
OTゲート661、ANDゲート662,665、デコ
ーダ663、D−F/F664,666〜668から構
成される。
【0096】デコーダ663は、予め定められた設定値
とデータバイトクロックカウントデータが一致したとき
に一致信号を発生する。
【0097】D−F/F664は、デコーダ663の一
致信号をデータ入力とし、SCL11aの立ち下がりエ
ッジにおいてそれをラッチする。D−F/F664はま
た、ANDゲート662による、クロックラインイネー
ブル信号とD−F/F664の出力信号の論理積により
セットされ、SCL11aによって1度でも一致信号が
アクティブな状態でデータをラッチするとリセットされ
るまでその値を保持する。D−F/F666は、SDA
11bをデータ入力とし、ANDゲート665によるD
−F/F664のインバート出力と、デコーダ663か
らの一致信号と、SCL11aとの論理積をクロックと
して、マイクロコントローラ2より示されるスレーブタ
ーゲットアドレスに付加されるR/W制御ビットをラッ
チする。
【0098】D−F/F667,668は、SCL11
aをクロック入力とし、D−F/F667のデータ入力
にはD−F/F666の出力を、D−F/F668のデ
ータ入力には667の出力信号とすることにより、D−
F/F666から出力されるR/W制御ビットをラッチ
した値を、SCL11aの2立ち下がりエッジ分出力を
遅らせ、マイクロコントローラ2が生成するデータ転送
トランザクションが、書き込みトランザクションである
か、読み出しトランザクションであるかを示すR/W制
御信号を発生する。D−F/F664,666〜668
はまた、クロックラインイネーブル信号によりリセット
される。デコーダ663には予め定められた設定値とし
て、たとえば7が設定される。
【0099】図12は、図2に示したスレーブデバイス
確認応答制御部67の一実施例を示すブロック図であ
る。
【0100】図12において、スレーブデバイス確認応
答制御部67は、デコーダ671およびD−F/F67
2より構成される。
【0101】デコーダ671は、予め定められた設定値
とデータバイトクロックカウントデータが一致したとき
に一致信号を発生する。D−F/F672は、デコーダ
671の一致信号をデータ入力として、SCL11aの
立ち下がりエッジにおいてそれをラッチし、マイクロコ
ントローラ2とスレーブターゲットデバイスであるデバ
イス5との間のデータ転送を行う際の確認応答を行うタ
イミングを示すスレーブデバイス確認応答制御信号を発
生する。デコーダ671には予め定められた設定値とし
て、たとえば7が設定される。
【0102】(他の実施の形態)次に、本発明の他の実
施の形態について説明する。
【0103】図13は、本発明のシリアルバス拡張回路
を応用したI2Cバスラインシステムの実施の他の形態
の構成例を示すブロック図であり、図14は、図13に
示した主制御部14の構成例を示すブロック図である。
【0104】図14を参照すると、本形態における主制
御部14では、図2に示した主制御部6と比較すると、
初期化動作時に主制御部6内部の動作を制限する初期化
ビジー信号と初期化確認応答制御信号とを新たに入力と
して持ち、また、主制御部6の内部におけるバスビジー
信号とアドレスバイトクロックカウントデータとを外部
に出力し、さらに、START/STOP条件制御部6
1とバスアクセス認証部62の間に初期化制御時にバス
ビジー信号をマスクするためのANDゲート68と、拡
張バス確認応答制御信号と初期化確認応答制御信号との
論理和をとり出力するORゲート69が設けられてい
る。
【0105】また、図13を参照すると、本形態におい
ては、図1に示したものと比較すると、I2Cバス11
と主制御部14との間に初期化制御部16が、初期化制
御部16と主制御部14の間に外部からの制御により書
き換え可能な自アドレスレジスタ15が設けられてい
る。
【0106】図1に示した自アドレスレジスタ7は、予
め定められたシリアルバス拡張回路1自身の固有アドレ
スを格納していたため、使用するスレーブデバイスによ
ってはシリアルバス拡張回路1の固有アドレスと全く同
じ値になってしまう場合が生じ汎用性に支障をきたす。
【0107】しかし、本形態においては、マイクロコン
トローラ2より生成されるI2Cバス11上に対する最
初のデータ転送トランザクションを、シリアルバス拡張
回路1への最初のアクセスと認識し、初期化制御として
マイクロコントローラ2より示される仮想のスレーブタ
ーゲットアドレスを、シリアルバス拡張回路1の自アド
レスとして取得し、自アドレスレジスタへ記憶させるこ
とにより、シリアルバス拡張回路1に対し任意の固有ア
ドレスを設定できる。
【0108】図15は、図14に示した初期化制御部1
6の構成例を示すブロック図である。
【0109】図15において、初期化制御部16は、デ
コーダ161、D−F/F162,163およびシフト
レジスタ164から構成される。
【0110】デコーダ161は、予め定められた設定値
とアドレスバイトクロックカウントデータとが一致した
ときに一致信号を発生し、D−F/F162に供給す
る。
【0111】D−F/F162は、デコーダ161から
の一致信号をデータ入力とし、SCL11aによってそ
れをラッチすることにより、初期化時のシリアルバス拡
張回路1からの確認応答のタイミングを示す初期化確認
応答制御信号を発生する。
【0112】D−F/F163は、D−F/F163の
反転出力をデータ入力とし、バスビジー信号によってこ
れをラッチし、シリアルバス拡張回路1の初期化制御が
終了したことを示すバスビジー信号を発生する。また、
D−F/F163は、D−F/F163の出力によって
セットされる。D−F/F163は、バスビジー信号に
より出力の値が変化された後は、セット入力に対してD
−F/F163の出力が接続されているため、その値を
変化させることはない。
【0113】シフトレジスタ164は、SCL11aの
立ち上がりエッジでSDA11bの値をサンプリングす
るシフトレジスタで、レジスタに記憶された値を初期化
データとして出力し、自アドレスレジスタ15に供給す
る。デコーダ161に予め設定される設定値として、た
とえば8が設定される。
【0114】次に、本形態の動作について説明する。
【0115】図16は、図14及び図15に示した回路
の動作を説明するための図である。
【0116】図16を参照すると、T101において、
START/STOP条件制御部61は、I2Cバス1
1上に「開始」条件を認識するとバスビジー信号をアク
ティブにして、「開始」条件以降のSCL11aの立ち
下がりエッジの計数を開始し、アドレスバイトクロック
カウントデータを出力する。初期化制御部16は、アド
レスバイトクロックカウントデータを元に、T102〜
T103の区間において、シリアルバス拡張回路1の初
期化時の確認応答を返すための初期化確認応答制御信号
を発生する。
【0117】主制御部14は、初期化確認応答制御信号
を入力すると、拡張バス確認応答信号との論理和をとり
データ制御部10へ供給する。
【0118】データ制御部10は、初期化確認応答制御
信号のタイミングでSDA11bをLOWにドライブし
マイクロコントローラ2に対して確認応答を返す。
【0119】図16を参照すると、T104において、
マイクロコントローラ2から生成される「停止」条件に
よりバスビジー信号が非アクティブな状態に変化する
と、初期化ビジー信号を非アクティブな状態と変化さ
せ、初期化制御が終了したことを表す。また、初期化ビ
ジー信号は初期化データとともに、自アドレスレジスタ
に供給され、T104において、非アクティブな状態と
なるタイミングで自アドレスレジスタに対し初期化デー
タを記憶させる。主制御部14は、ANDゲート68に
よってバスビジー信号を初期化ビジー信号でマスクして
いるため、初期化ビジー信号が非アクティブな状態にな
るまで動作を行わない。
【0120】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0121】(1)データ転送トランザクションにおい
てマスターとして動作するデバイスより示されるスレー
ブターゲットアドレスを直接シリアルバスシステム上に
送出するのではなく、本発明におけるシリアルバス拡張
回路のスレーブターゲットアドレスを送出してから、ス
レーブデバイスのスレーブターゲットアドレスを送出す
るため、同一のシリアルバスシステム内に同じスレーブ
ターゲットアドレスをもつデバイスを複数配置でき、そ
れにより、誤動作の発生を防ぐことができる。
【0122】(2)シリアルバスシステム自体の通信手
順をもとにシリアルバスの分配を行っており、シリアル
バスの分配にあたって他のスイッチ等の制御が必要とさ
れないため、シリアルバスシステムを拡張する場合にお
いても、シリアルバス自体の信号ライン以外に制御信号
が不要となる。
【0123】(3)上述したように、シリアルバスシス
テム自体の通信手順をもとにシリアルバスの分配を行っ
ているため、分配数が増えることがあっても、規模を特
定する必要がなく、多段にわたって分配することが可能
であるため、シリアルバスシステムを構築する際に既存
のシリアルバスインタフェースデバイスを使用できる。
もしくは、別の制御信号を必要とする専用デバイスが不
要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシリアルバス拡張回路を応用したI2
Cバスラインシステムの実施の一形態の構成例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1に示した主制御部の構成例を示すブロック
図である。
【図3】図1及び図2に示した回路の動作を説明するた
めの図である。
【図4】図1に示したクロックライン制御部の一実施例
を示す図である。
【図5】図1に示したデータライン制御部の一実施例を
示す図である。
【図6】図2に示したSTART/STOP条件制御回
路の一実施例を示すブロック図である。
【図7】図2に示したバスアクセス認証部の一実施例を
示すブロック図である。
【図8】図2に示した拡張バス確認応答制御部の一実施
例を示すブロック図である。
【図9】図2に示したデータラインイネーブル制御部の
一実施例を示すブロック図である。
【図10】図2に示したクロックラインイネーブル制御
部の一実施例を示すブロック図である。
【図11】図2に示したR/W制御部の一実施例を示す
ブロック図である。
【図12】図2に示したスレーブデバイス確認応答制御
部の一実施例を示すブロック図である。
【図13】本発明のシリアルバス拡張回路を応用したI
2Cバスラインシステムの実施の他の形態の構成例を示
すブロック図である。
【図14】図13に示した主制御部の構成例を示すブロ
ック図である。
【図15】図14に示した初期化制御部の構成例を示す
ブロック図である。
【図16】図14及び図15に示した回路の動作を説明
するための図である。
【図17】従来のI2Cバスシステムの接続例を示す図
である。
【図18】図17に示したI2バスシステム動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図19】従来のシリアルバスシステムのブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 シリアルバス拡張回路 2 マイクロコントローラ 3〜5 デバイス 6,14 主制御部 7,15 自アドレスレジスタ 8,164 シフトレジスタ 9 クロックライン制御部 10 データライン制御部 11,12 I2Cバス 11a,12a SCL 11b,12b SDA 13 プルアップ抵抗 16 初期化制御部 61 START/STOP条件制御部 62 バスアクセス認証部 63 拡張バス確認応答制御部 64 データラインイネーブル制御部 65 クロックラインイネーブル制御部 66 R/W制御部 67 スレーブデバイス確認応答制御部 68,91,103〜108,623,662,665
ANDゲート 69,109,10A,616,632,655 O
Rゲート 92,101,102 FET 10B,661 NOTゲート 161 デコーダ 162,163,613,614,625,633,6
43,653,664,666〜668,672 D
−F/F 611,612,624,642,652 XNO
Rゲート 615 XORゲート 617,654 カウンタ 618,621,631,641,651,656,6
63,671 デコーダ 622 比較器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クロックラインとデータラインとの2つ
    の信号線により構成されるシリアルバスを拡張するシリ
    アルバス拡張回路において、 前記シリアルバス上で、前記クロックライン上の信号と
    前記データライン上の信号との2つの信号を制御してデ
    ータ転送における通信手順を生成するシリアルバス制御
    手段と、 前記シリアルバスとは独立し、前記シリアルバス制御手
    段により前記シリアルバスと同等に制御できる様に拡張
    したシリアルバスを生成するために前記シリアルバス上
    におけるデータ転送の開始および停止を検出するSTA
    RT/STOP条件検出手段と、 拡張されるシリアルバス自体を示す固有アドレスを予め
    格納する自アドレス格納手段と、 前記クロックラインと前記データラインとを用いて前記
    データライン上のデータを記憶するデータ記憶手段と、 前記START/STOP条件制御手段による検出結果
    に基づいて前記自アドレス格納手段と前記データ記憶手
    段とのデータを比較するバスアクセス認証手段と、 前記バスアクセス認証手段による比較結果に基づいて、
    前記シリアルバス制御手段に対して示す確認応答のため
    の制御を行う拡張バス確認応答手段と、 前記バスアクセス認証手段による検出結果に基づいて、
    前記シリアルバスのデータラインと前記拡張されるシリ
    アルバスのデータラインとの接続もしくは非接続を制御
    するデータラインイネーブル制御手段と、 前記バスアクセス認証手段による検出結果に基づいて、
    前記シリアルバスのクロックラインと前記拡張されるシ
    リアルバスのクロックラインとの、接続もしくは非接続
    を制御するクロックラインイネーブル制御手段と、 前記クロックラインイネーブル制御手段による制御によ
    って、データ転送が書き込みであるか読み出しであるか
    を検出し、データラインの接続方向を制御するR/W制
    御手段と、 前記クロックラインイネーブル制御手段による制御によ
    って、前記シリアルバスのデータラインと前記拡張され
    るシリアルバスのデータラインとの接続方向を制御する
    スレーブデバイス確認応答制御手段と、 前記クロックラインイネーブル制御手段による制御によ
    って、前記シリアルバスのクロックラインと前記拡張さ
    れるシリアルバスのクロックラインとの接続を行うクロ
    ックライン接続手段と、 前記拡張バス確認応答手段、前記データラインイネーブ
    ル制御手段、前記R/W制御手段及び前記スレーブデバ
    イス確認応答制御手段の制御によって、前記シリアルバ
    スのデータラインと前記拡張されるシリアルバスのデー
    タラインとの接続を行うデータライン接続手段とを有す
    ることを特徴とするシリアルバス拡張回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のシリアルバス拡張回路
    において、 前記シリアルバス上で最初に行われるデータ転送を初期
    化期間として判断し、初期化期間における前記シリアル
    バス制御手段より示される転送データを記憶する初期化
    データ記憶手段と、 初期化期間が終了したことを検出する初期化終了検出手
    段とを有することを特徴とするシリアルバス拡張回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のシリアルバス拡張回路
    において、 前記初期化データ記憶手段によって記憶された初期化デ
    ータを、前記拡張されるシリアルバスの固有アドレスと
    して格納する自アドレス格納手段を有することを特徴と
    するシリアルバス拡張回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のシリアルバス拡張回路
    において、 前記初期化終了検出手段による検出結果に基づいて、前
    記シリアルバス制御手段に対して示す確認応答のための
    制御を停止する拡張バス確認応答手段と、 前記初期化終了検出手段による検出結果に基づいて、前
    記シリアルバスのデータラインと前記拡張されるシリア
    ルバスのデータラインとの接続もしくは非接続の制御を
    停止するデータラインイネーブル制御手段と、 前記初期化終了検出手段による検出結果に基づいて、前
    記シリアルバスのクロックラインと前記拡張されるシリ
    アルバスのクロックラインとの接続もしくは非接続の制
    御を停止するクロックラインイネーブル制御手段と、 前記初期化終了検出手段による検出結果に基づいて、デ
    ータラインの接続方向の制御を停止するR/W制御手段
    と、 前記初期化終了検出手段による検出結果に基づいて、前
    記シリアルバスのデータラインと前記拡張されるシリア
    ルバスのデータラインとの接続方向の制御を停止するス
    レーブデバイス確認応答制御手段とを有することを特徴
    とするシリアルバス拡張回路。
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