JPH11311836A

JPH11311836A - 自己防護式の画像形成可能なプレゼンテーション用透明材組立体

Info

Publication number: JPH11311836A
Application number: JP10362542A
Authority: JP
Inventors: Joseph C Carls; ジョゼフ・クラーク・カールズ
Original assignee: Minnesota Mining and Manufacturing Co
Current assignee: 3M Co
Priority date: 1997-12-22
Filing date: 1998-12-21
Publication date: 1999-11-09
Also published as: EP0924556A2; EP0924556A3; US6022111A

Abstract

(57)【要約】【課題】略透明な２つのシートである、透明な画像形
成可能シートおよび透明な保護シートを有する透明材組
立体を提供することである。【解決手段】画像形成可能シートは、第１の主要面、
第２の主要面、および複数の側縁を有する。保護シート
は、全回転ヒンジによって画像形成可能シートに蝶着さ
れている。保護シートは、保護シートが画像形成可能シ
ートの第１の主要面の少なくとも一部を覆う第１の折り
畳み姿勢と、保護シートが画像形成可能シートの第２の
主要面の少なくとも一部を覆う第２の折り畳み姿勢とを
取ることができる。１つの透明シートに１つ以上のフラ
ップが蝶着される。フラップは折り畳み姿勢と展開姿勢
とを取ることができる。フラップは折り畳み姿勢のとき
に画像形成可能シートの少なくとも一部を覆い、展開姿
勢のときに画像形成可能シートの横に略共面に広がる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、全般的には、透明
画フィルムと、そのようなフィルムの保護・提示・保管
とに関するものである。更に詳細に述べると、本発明
は、画像保護、周囲照明調整、プレビュー、および注釈
機能が組み込まれた透明材組立体に関するものである。
本発明の透明材組立体は、インクジェット、ソリッドイ
ンクジェット、熱転写、インクペン、または電子写真式
の印刷処理などの普通の印刷装置と組み合わせて利用で
きる。

【０００２】

【従来の技術】ビジネスプレゼンテーションや公演等で
は、グラフィックおよびテキストを利用および表示する
ことによって話者および発表の効率が上がることが多
い。オーバーヘッドプロジェクタを利用してグラフィッ
クおよび／またはテキストを記録した透明材を視聴者に
画面で提示することは少なくない。透明材であることに
より、発表者はその表示内容を下検分して、資料を簡単
に並べ替え、特定の特徴を指摘し、追加のコメントやグ
ラフィックを簡単に加えることができる。より新しい透
明材デザインは印刷装置に対する適合性があり、専用機
器を必要とせずに印刷できる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、個々の
透明材は取り扱いに注意を要する。透明フィルム、コー
ティング、およびインクが保管中や移動中に簡単に傷ん
でしまうことがある。また、画像の上に汚れや埃が付着
することがある。媒体の性質によっては、プレゼンテー
ションのときに画像のキズが増幅されて強調されたりす
る。

【０００４】従来の透明材は前述以外の問題も抱えてい
る。ブラスチックフィルムをベースとした普通の製造で
得られる透明材では、発表者が鉛筆やペンで気安くメモ
を書き込むことができない。従って、発表者が特定の画
像に関係する個人的注釈を記録することが困難となる。
また、プレゼンテーションのときに透明材の外周付近に
イルミネーションギャップができる。そのようなイルミ
ネーションギャップは視聴者の気を散らせ、プレゼンテ
ーションの美的体裁を下げることがある。結局、透明材
シートは保管および編成特性が不足している。

【０００５】プロ級のプレゼンテーションを可能にし、
透明材および画像を一時的に保護するために、種々のタ
イプのカバー、ホルダー、および外被が提供されてい
る。厚紙、ボール紙などで作られるフレームについて論
じられてきた。フレームは、透明材の周囲に形成される
照度差を覆うことを意味する。フレームは、聴衆に見せ
ずにおく、講義に必要な注釈などのメモを記入するため
に利用してもよい。しかしながら、これらのフレームは
かさばり、標準サイズのファイル、バインダー、および
棚に入らず、従って、保管や持ち運びが面倒である。ま
た、フレームを壊したり、透明材を傷つけずに簡単に取
り外すことができない。結局、手で注意深く配置および
取付を行わなくてはならないので、フレームを透明材に
取り付けるのは不便である。

【０００６】別の参考文献には、透明材シートを保護お
よび保管するために外被やジャケットを使用することが
記載されている。例えば、片側に沿ってパンチ穴があけ
られているプラスチックシートポケットを備え、表示す
る透明材を挿入するためのに上部が開口している外被が
記載されている。これらの外被は着脱可能で、しかも外
寸が標準的なバインダーやファイルと同じであるので比
較的簡単に扱ったり、保管したり、持ち運ぶことができ
る。透明材は外被によって保護され、プレゼンテーショ
ンのときには外被にメモを付けることができる。

【０００７】別の既存透明ジャケットは、シートを二分
する１つの折り目を持った透明シート材料と、この折り
目と実質的に平行なシート縁端長に及ぶ両面コーティン
グ接着テープストリップとを備えている。オーバーヘッ
ド用透明材のための更に別の外被は、少なくとも１つの
側縁に沿って分離可能な向かい合った長方形の面を画成
する透明なシート材料から形成された、透明材を挿入す
るための長方形のポケットを備える。

【０００８】前述以外のカバーおよび外被の中には、複
雑で、扱いにくいと考えられるものがある。これら透明
材のカバーのほとんどは取り外しが困難である。更に、
既存参考文献の多くは、透明材が決まった順序で表示さ
れるものと想定している。

【０００９】しかしながら、外被は発表者が運搬しなけ
ればならない重さを著しく増大する。周囲のイルミネー
ションは覆われることなく、講師は画面に表示させない
ように外被にメモ書きすることが出来ない。また、パン
チ穴も画面に輪郭が表示され、プレゼンテーションの体
裁に影響を与える。

【００１０】透明材は保護ジャケットに手で入れられる
ので、たくさんの表示を行う場合には面倒な仕事であ
る。また、透明材ジャケットは「オイル溜り（ｏｉｌ−
ｐｏｏｌｉｎｇ）」効果を受けることがある。これは、
いずれかのプリンターで溶融定着した後にフィルム上に
存在するシリコンオイルが外被をぬらし、目に見えるリ
ングを形成して、画像の品質に影響を及ぼす。

【００１１】透明材自体の性能を向上しようとする試み
がいくつかなされている。インクジェットプリンターま
たは複写機で使用するのに適した穴とフラップとを有す
る画像形成可能フィルムが論じられてきた。しかしなが
ら、保管および運搬時にフィルムが傷つく可能性が依然
としてある。画像が保護されるとともに、使用、保管、
運搬が容易で、しかもプロ級のプレゼンテーションを実
現できる構造体が望まれている。

【００１２】

【課題を解決するための手段】本発明は、２つのシート
である、略透明な画像形成可能シートおよび保護シート
を有する透明材組立体を記載するものである。画像形成
可能シートは、第１の主要面、第２の主要面、および複
数の側縁を有する。保護シートは、全回転ヒンジによっ
て画像形成可能シートに蝶着されている。保護シートは
略透明で、保護シートが画像形成可能シートの第１の主
要面の少なくとも一部を覆う第１の折り畳み姿勢と、保
護シートが画像形成可能シートの第２の主要面の少なく
とも一部を覆う第２の折り畳み姿勢を取ることがでる。

【００１３】透明な画像形成可能シートは２つの主要面
と画像形成コーティングとを有する透明フィルムシート
を含み、インク受容コーティングなどの画像形成コーテ
ィングは透明画フィルムのシートの一方の主要面の少な
くとも一部を被覆して画像形成領域を画成する。画像形
成可能シートは、インクジェット、ソリッドインクジェ
ット、または電子写真式の印刷処理によって画像形成可
能である。組立体全体は、保護シートと画像形成可能シ
ートの間に透明材組立体を「サンドイッチ」して、この
組立体を印刷プロセスにかけることができる画像形成形
態を備えている。

【００１４】１つのシートには１つ以上のフラップが蝶
着される。フラップは折り畳み姿勢と展開姿勢とを取る
ことができる。フラップは折り畳み姿勢のときに画像形
成可能シートの少なくとも一部を覆う。フラップは、画
像形成可能シートの側縁の１つから距離をあけて配置さ
れ、その展開姿勢のときに前述の側縁を被覆し、折り畳
み姿勢のときに前述の側縁を露出する。フラップは不透
明であっても、着色されていても、艶消しになっていて
も、模様付きであってもよく、また、注釈を書き加える
のに適した材料で構成されてもよい。

【００１５】画像形成可能シートの側縁の近傍に、保管
ストリップを結合してもよい。フラップは、展開姿勢の
ときに保管ストリップを被覆し、折り畳み姿勢のときに
保管ストリップを露出する。保管ストリップは、透明保
護シートの第２の折り畳み折り畳み姿勢のときに保管ス
トリップが保護シートの下で折り重ねられるように、シ
ートの１つまたは全回転ヒンジの外面に結合されてもよ
い。

【００１６】

【発明の実施形態】図１〜図９に本発明による透明材組
立体１０の一実施例を示す。図面は部分によって縮尺が
異なる。本発明の理解のために、具体的には透明材組立
体の種々構成要素の厚さなど、一部の図面の比率構成を
誇張してある。透明材組立体１０は、画像形成可能シー
ト２０、保護シート３０、および２つのプレゼンテーシ
ョンフラップ４０，４２を備えている。透明材組立体１
０は、保管素トリップ５０も備えている。

【００１７】画像形成可能シート２０は、透明材料すな
わちフィルム２１から成る略長方形のシートを備えてい
る。画像形成コーティング２５が透明材料シート２１の
第１の主要面２２の少なくとも一部を被覆し、画像形成
領域２６を画成する。画像形成コーティング２５は、例
えばインクジェットまたは電子写真式プリンターなどの
印刷装置からの画像を受け入れることができる。本実施
例において、画像形成コーテイングはメタクリル酸メチ
ルなどのインク受容コーティングである。インク受容と
いう用語は、液体または固体インク、トナー、および／
または転写染料を受け入れることのできる材料を意味す
る。当業者には、ゼラチンおよびポリビニールアルコー
ルなどの他のコーテイングを利用できることが分かるで
あろう。別の実施例において、画像形成可能シートは、
ポリエステル、ポリアクリレート、ポリビニルピロリド
ンなどのコーティングを必要としないがぞ形成可能材料
から構成されてもよい。

【００１８】覆うまたは被覆するという用語は相対的な
用語であって、プロジェクタによる入射光線によって画
成される「垂直」軸の上であろうと下であろうと、略平
行であるが、必ずしも隣接並置ではないことを意味する
ものである。本透明材組立体の各構成要素の垂直軸方向
の相対位置は、本発明の精神から逸脱せずに変更しても
よい。

【００１９】画像形成可能シート２０は、図１において
識別しやすい４つの側縁２８ａ〜２８ｄを備えている。
画像形成可能シート２０は、２つの縦方向側縁２８ａ，
２８ｃおよび２つの横方向側縁２８ｂ，２８ｄとを有す
る。図示実施例では、画像形成可能シート２０と保護シ
ート３０とは長方形で、約８．５インチ×１１インチ
（２１．５９ｃｍ×２７．９４ｃｍ）である。異なるサ
イズおよび形状の別の実施例を設計することもできる。

【００２０】具体例としての画像形成可能シート２０は
無色透明であることが好ましいが、着色されたり模様が
付けられていてもよい。異なるユーザーを識別したり、
表示背景を提供したり、ロゴや銘を紹介したりするた
め、または単に審美的理由から、種々の色、背景、また
は模様を利用してもよい。色は、印刷時、コーティング
時、またはフィルム作成プロセスの一部として導入して
もよい。透明な画像形成可能シートには、側縁と同じ長
さまたは側縁と隣接した細線または白色ストリップがあ
ってもよい。縁は、透明シートに直接印刷してもよい
し、ファスナ、接着剤、または当該技術で公知の他の取
付方法によって結合される独立構成要素であってもよ
い。透明な画像形成可能シートは、セルロースエステ
ル、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル
系、ナイロンなどのポリアミド系、ポリエチレンおよび
ポリプロピレンなどのポリオレフィン系、ポリカーボネ
ート系、ポリエーテル系、および塩化ポリビニルなどの
ポリビニル系といった透明なポリマーシート材料から作
成できる。記載されている具体例として実施例は、厚さ
６０μｍのポリエチレンテレフタレートポリエステルの
シートを備える。

【００２１】保護シート３０は、画像形成可能シートす
なわち画像形成領域と同寸法の透明フィルムを備えてい
るので、画像形成可能シートの上に置いたときに、その
画像形成部の全部が保護シートによって実質的に覆われ
る。保護シート３０は、厚さ６０μｍのポリプロピレン
またはポリエステルなどの透明材料から成る長方形のシ
ートである。繰り返すが、当業者には、別のサイズ、形
状、材料、種々の不透明度、色、サイズおよび形状が可
能であることが分かるであろう。保護シート３０は、複
数の側縁３０ａ〜３０ｄを有する。透明材組立体１０に
おいて、保護シート３０は向かい合う２つの縦方向側縁
３８ａ，３８ｃおよび向かい合う２つの横方向側縁３８
ｂ，３８ｄとを有する。

【００２２】保護シート３０の材料組成は、例えば、圧
力ローラ、熱ローラ、駆動ローラとベルト、ユーザシス
テムまたは冠そうシステム、セパレータ、案内部材等と
いった画像形成装置の構成部品によって与えられる力ま
たは条件に耐えることができるように選択される。材料
の選択に際しては、透明材組立品の種々の構成要素を接
着するための接着または溶接方法に対する適合性などの
検討事項も考慮する。セルロースエステル、ポリエチレ
ンテレフタレートなどのポリエステル系、ナイロンなど
のポリアミド系、ポリエチレンおよびポリプロピレンな
どのポリオレフィン系、ポリカーボネート系、ポリエー
テル系、および塩化ポリビニルなどのポリビニル系とい
った透明なポリマーシート材料を保護シート３０の製造
に利用してもよい。繰り返すが、保護シートは着色、背
景、または模様を含んでいてもよい。別の実施例におい
て、保護シートは紙、カード用紙、またはビニルなどの
不透明または半透明の材料から構成してもよい。

【００２３】適切な送り特性を与えるために、特に表面
の耐性および表面の滑らかさに関係するシリコンなど当
該技術分野で公知の何らかの形の潤滑剤を保護シート３
０の露出面にコーティングを施してもよい。また、比較
的大きな粒子を表面に組み込んでもよい。粒子は、保護
シート３０と画像形成可能シート２０とが直接接触しな
いように「ずらして」、オイル溜りや画像ブロッキング
現象の可能性を緩和しようとする。

【００２４】図２（ａ）〜（ｄ）、図３（ａ）〜
（ｄ）、および図４で識別しやすいが、保護シート３０
は全回転ヒンジ組立体６０を備えている。全回転ヒンジ
組立体６０は、縦方向側縁２８ａおよび３８ａ全体に沿
って保護シート３０を画像形成可能シート２０に蝶着す
る。全回転ヒンジすなわち３６０°ヒンジは、長手方向
の縁２８ａに全体が置かれる軸を中心として全周回転運
動ができるヒンジである。３６０°ヒンジは、例えば、
結合された２つの１８０°ヒンジを備えてもよい。ヒン
ジ６０は、***したりカーリングしようとしたりせずに
第１または第２の折り畳み姿勢に保護シート３０を維持
できる偏平なヒンジである。

【００２５】本発明のヒンジ組立体６０は、帝人の裏当
てテープなど、テープの片側に配設された永久ホットメ
ルト樹脂接着剤によって画像形成可能シート２０および
保護シート３０の側縁領域６２および６３にそれぞれ接
着される、可撓性材料６４から成る長手ストリップを備
えている。テープは、感圧接着剤など適切な接着剤また
は当該技術分野において公知の取付手段を利用してもよ
い。別の実施例は、厚さ約０．５ミル、１３ミクロン未
満、特に好ましくは厚さ０．４２ミル（ゲージ）の耐熱
性ポリエステルテープを利用する。別の実施例は、種々
の厚さで所望の柔軟性と印刷処理条件に対する耐性とを
有する、ポリプロピレンなどの当該技術分野で公知の、
前述以外のテープストリップ材料を利用してもよい。当
業者には、接着剤、熱溶接、または折り重ねなどの取付
手段を用い、種々の異なるヒンジ設計構成を利用して全
周回転効果を達成できることが分かるであろう。

【００２６】透明材組立体１０は、全体が画像形成可能
シート２０の縦方向側縁２８ａ，２８ｃの近傍に蝶着さ
れる第１および第２のプレゼンテーションフラップすな
わちフレーミングストリップ４０および４２を更に備え
ている。別の透明材組立体実施例は、縦方向または横方
向側縁に取り付けるフラップを１つしか備えていなくて
もよい。本実施例において、フラップ４０，４２は長方
形で、寸法は約８．５×１．７５インチ（２１．５９×
４．４４ｃｍ）であり、紙や軽量ボール紙など、発表者
がペンや鉛筆で書く注釈を受け付けるのに適していて、
プロジェクタからの光の少なくとも一部を遮断するイン
ク受容不透明材料から作られている。別の実施例におい
て、フラップは前述以外の不透明な、または透明な、ま
たは半透明な材料から構成されてもよい。プレゼンテー
ションの識別または編成のため、あるいは審美的理由か
ら、フラップは模様付きであっても、着色されていて
も、艶消しになっていてもよいし、テキストやグラフィ
ックが入っていてもよい。フラップは透明であってもよ
いし、ロゴや銘が含まれていてもよい。別の実施例にお
いて、フラップは希望のイルミネーションパターンを構
成するために、不透明材料と透明材料とを一緒に組み合
わせた部分を備えてもよい。更に別の実施例では、一方
向透過性フラップ、偏向フラップ、および特定の放射線
波長を吸収して他の放射線波長を散乱させずに透過する
フラップを備えてもよい。

【００２７】フラップすなわちフレーミングストリップ
４０は、折り畳み姿勢のときに画像形成シートの裏側全
体に接する、重なる、または被覆するサイズに設定して
もよい。完全被覆フラップをしようすることにより、不
透明な背景で画像をプレビューすることができる。

【００２８】フラップ４０，４２は、全般的にヒンジ６
６，６８によって画像形成可能シート２０の縦方向側縁
２８ａおよび２８ｃを中心としてそれぞれ結合される。
本実施例において、図２（ａ）〜（ｄ）に記載されてい
るように、ヒンジ６６，６８はフラップ５０と４２およ
び画像形成可能シートの側縁領域に結合される接着性の
ある可撓性テープから成る長手ストリップを含む。

【００２９】更にヒンジ６６は、保管ストリップ５０を
画像形成可能シート２０に結合する。保管ストリップ５
０は、画像形成可能シート２０の一方の縦方向側縁２３
ａの近傍に結合されるプラスチック、紙、ボール紙、ま
たは他の適切な材料のストリップから構成される。図１
〜図９に記載の保管ストリップ５０は、バインダーやフ
ァイル等に透明材組立体１０を保管できるように、３つ
の穴５２を備えている。繰り返しになるが、当業者に
は、文献引用によって本明細書中の記載に代える米国特
許第５，３７１，５６０号明細書および同第５，５６
８，２１０号明細書に開示されているヒンジ付き構造体
など、前述以外のヒンジ付き構造体の可能性が認識され
るであろう。別の実施例は、折り畳み可能な溶接または
縦溝などの当該技術分野において公知の前述以外の手段
によって蝶着されるフラップを備えてもよい。また、別
の実施例において、フラップ４０が保護シート３０に結
合されてもよいし、ヒンジ６０に直接結合されてもよ
い。

【００３０】図３（ａ）〜（ｄ）に、ヒンジが２つだけ
しかない図１の実施例の別のヒンジ構成を示す。ヒンジ
７０，７２は、可撓性のある長手接着テープストリップ
である。ヒンジ７０はプレゼンテーションフラップ４２
と画像形成可能シート２０と保護シート３０とを結合す
る。ヒンジ７２はプレゼンテーションフラップ４０と画
像形成可能シート２０と保管ストリップ５０とを結合す
る。ヒンジの材料、少なくともヒンジ７０の材料は、例
えば図３（ａ）記載の画像形成姿勢から図３（ｄ）記載
の保管姿勢まで、３６０°回転ができる十分な可撓性を
備えるように選択される。

【００３１】図２（ｃ）、図２（ｄ）、図３（ｃ）、図
３（ｄ）、図６、および図７に記載されているように、
結合時、保護シート３０は、保護シート３０が画像形成
可能シート２０の第１の主要面２２の少なくとも一部を
覆う第１の折り畳み姿勢を取ることができる。図２
（ａ）、図３（ａ）、図４に記載されているように、保
護シート３０は、保護シート３０が画像形成可能シート
２０の第２の主要面２４の少なくとも一部を覆う第２の
折り畳み姿勢も取ることができる。

【００３２】フラップ４０，４２も、第１の折り畳み姿
勢と第２の展開姿勢とを取ることができる。図２
（ａ）、図２（ｂ）、図２（ｄ）、図３（ａ）、図３
（ｂ）、および図３（ｄ）に例として記載されている折
り畳み姿勢のとき、フラップ４０，４２は画像形成可能
シート２０の少なくとも一部を覆い、縦方向側縁２８ａ
と２８ｃとを露出する。図２（ｃ）と図３（ｃ）に例と
して記載されている展開位置のとき、フラップ４０，４
２は全体として画像形成可能シート２０の両側に展開さ
れる。透明材組立体１０において、フラップ４０，４２
は画像形成可能シート２０の縦方向側縁２８ａおよび２
８ｃから僅かに間隔をあけてハイチされており、展開姿
勢のときにフラップ４０，４２が保管ストリップ５０と
同様に画像形成可能シート２０の縦方向側縁２８ａと２
８ｃとを覆い、画像形成可能シートの投影の縁端を「か
たどる（ｆｒａｍｅ）」。展開姿勢と取っている不透明
なフラップ４０，４２が構成するフレームは、周囲の
光、すなわち透明材組立体１０の周辺の光を遮断するの
を助ける。不透明なフラップ４０，４２を有する透明材
組立体１０をオーバーヘッドプロジェクタのステージの
上に置いたとき、プロジェクタのステージの側縁からス
クリーンに入り込む光の大部分が不透明なフラップ４
０，４２によって妨げられる。従って、不透明なフラッ
プ４０，４２は、周囲のイルミネーションギャップを排
除するとともに視聴者にプロ級のプレゼンテーションを
提供するのを助ける。不透明なフラップ４０，４２は、
大部分の光がスクリーンに達しないように光を散乱さ
せ、それによって透明材に入ってくる光強度と、もしあ
れば、ステージの側縁から入ってくる、よりも少ない光
強度の間に十分なコントラストを作り、投影画像の見易
さを向上できる。不透明という用語は、オーバーヘッド
プロジェクタでの使用に関して定義される。不透明とい
う用語は、投射光を遮断、反射、または散乱させる光学
特性を有する材料を含むことを意図するものである。こ
の発明の目的のために、不透明材料は、少なくとも約５
０パーセントの割合の不透明材料が採用された領域にお
いてオーバーヘッドスクリーンへの入射光を減少する特
性を有するものと定義される。

【００３３】本発明の透明材組立体１０は、透明材組立
体１０が製造時であるか、画像生成時であるか、保管時
であるか、表示時であるかによって、姿勢またはモード
とも言われる種々の構成でユーザがセットできる。

【００３４】画像組立体が、画像形成姿勢（図２
（ａ）、図３（ａ）、図４、および図５）、製造姿勢
（図２（ｂ）および図３（ｂ））または保管姿勢（図２
（ｄ）、図３（ｄ）、図６、および図７）を取るとき、
フラップ４０，４２は、折り畳み姿勢に配置されてい
る。透明材組立体が使用姿勢（図２（ｃ）、図３
（ｃ）、図８および図９）と取っているとき、フラップ
４０，４２は展開している。ヒンジ６６，６８の可撓性
のある偏平設計により、フラップ４０，４２はプレゼン
テーションの間中、展開姿勢を取っていられる。そうで
なければ、フラップ４０，４２は、その折り畳み姿勢に
急に戻ろうとするので発表者にとって不都合である。フ
ラップを折り畳みにくいヒンジ設計が選択された場合は
外被をステージの上に平らに置くことができず、焦点調
整の問題を生じる。これは、発表者が反射タイプのオー
バーヘッドプロジェクタを使用する場合に特に深刻であ
る。この状況を救済するため、透明材組立体の重さがフ
ラップを展開させた状態に保つことを助けるようにフラ
ップ４０，４２をオーバーヘッドプロジェクタのステー
ジ上に下向きにセットできる。

【００３５】図２（ａ）、図３（ａ）、図４および図５
に記載の画像形成構成のとき、画像形成可能シート２０
の第１の主要面２２の画像形成領域が露出して、インク
またはトナーを受容する。画像形成可能シートの第２の
主要面２４は、第２の折り畳み姿勢を取っている保護シ
ート３０によって被覆または覆われる。保護シート３０
は、その折り畳み姿勢に配置されたフラップ４０を保護
する。保管ストリップ５０は、画像形成可能シート２０
と保護シート３０との間に折り込まれる、すなわち、折
り重ねられる。画像形成可能シート２０と保護シート３
０が一緒にフラップ４０，４２および保管ストリップ５
０を「サンドイッチ」する、すなわち、フラップ４０，
４２および保管ストリップ５０のまわりに外被を形成す
る。この外被の滑らかな外面は、電子写真機、レーザー
プリンター、インクジェットプリンター等の当該技術分
野において公知の印刷装置などの画像形成装置に透明材
組立体１０を送り込んだときに、透明材組立体１０が引
っ掛かったり破けたりするのを防止する。

【００３６】製造姿勢のとき（図２（ｂ）および図３
（ｂ））、透明材組立体１０のヒンジの接合部が露出さ
れるので、長手テープヒンジが本発明の構成要素を結合
できる。

【００３７】保管構成（図２（ｄ）、図３（ｄ）、図
６、および図７）のとき、保護シート３０は第１の折り
畳み姿勢に配置され、画像形成可能シート２０の第１の
主要面の画像形成領域２６の上に重なる。画像形成領域
２６は、汚れ、キズ、こぼれなど、画像を損傷する可能
性のある作用から保護される。保管構成のときに、フラ
ップ４０は折り畳み姿勢のままである。全回転ヒンジ６
０を中心として保護シート３０を回転することによって
保管ストリップ５０が展開されて横方向外側に広がり、
透明材組立体１０が保管バインダー等の保管装置に入れ
られるようになる。

【００３８】表示すなわち使用構成のとき（図２
（ｃ）、図３（ｃ）、図８、および図９）、フラップ４
０はその展開姿勢を取っている。展開姿勢のとき、フラ
ップ４０，４２は、周囲の光を遮断、散乱、着色、また
はパターン化するのに使用してもよく、また、前述のよ
うに画像形成可能シート２０のフレーミングエッジを供
するために使用してもよい。保護シート３０は、画像形
成可能シートの上に重ねられたまま、画像形成領域２６
を保護している。希望があれば、保護シート３０を画像
形成可能シートに沿って展開途中姿勢にしてもよい。

【００３９】図１０に、本発明の第２の代替実施例であ
る透明材組立体２１０を示す。図１０〜図１４に記載の
別の実施例において、透明材組立体１０のものと同様の
構成要素の下２桁は、透明材組立体１０の構成要素の参
照番号と同じ数字になっている。透明材組立体２１０に
おいて、保護シート２３０は、全回転ヒンジ２６０によ
って画像形成可能シート２２０の横方向側縁２２８ｂに
蝶着されている。保管および表示モードのときに、保護
シート２３０は横方向側縁２２８ｂの周りで回転され
て、画像形成可能シート２２０の画像形成領域２２６に
重なる。画像形成構成の場合、保護シート２３０は全体
として横方向側縁２２８ｂに置かれた軸のまわりで３６
０°回転され、画像形成可能シート２２０の裏面に２２
４に当たるように配置される。フラップすなわちフレー
ミングストリップ２４０，２４２は、画像形成可能シー
ト２２０の縦方向縁端２２８ａ，２２８ｃに蝶着され
る、または、同に密接される。複数の穴２５２を有する
保管ストリップ２５０は、全体として画像形成可能シー
ト２２０の縦方向側縁２２８ａに結合される。画像形成
モードのとき、フラップ２４０，２４２、および希望が
あれば保管ストリップ２５０は、画像形成可能シート２
２０の第２の主要面２２４に対して折り畳まれ、保護シ
ート２３０は第２の主要面２２４に対して回転されて、
密閉外被構成を形成する。

【００４０】図１１に、画像形成可能シート３２０の縦
方向側縁３２８ａにしっかりと取り付けられている保管
ストリップ３５０を含む、透明材組立体３１０の第３の
代替実施例を示す。保護シート３３０は、横方向縁端３
２８ｂの近傍に蝶着される。保管構成のとき、保護シー
ト３３０は画像形成可能シート３２０の上面３２２の上
に置かれている。画像形成構成のとき、保護シート３３
０は、画像形成可能シート３２０のうしろにひっくり返
して画像形成領域３２６を露出してもよい。フラップ３
４０，３４２は、保護シート３３０と画像形成可能シー
ト３２０との間で折り畳み姿勢をとったままである。こ
の密閉画像構成は、画像作成装置を通しやすくするのと
助け、裂けたり引っ掛ったりするのを防止するのを助け
る。具体例としての透明材組立体３１０では、しっかり
した保管ストリップ３５０を有する透明材装置３１０を
従来の画像形成装置に通せるように、画像形成領域３２
６、画像形成可能シート３２０、および保護シート３３
０の幅を狭くしてある。

【００４１】図１２に、本発明の透明材組立体４１０の
第４の代替実施例を示す。透明材組立体４１０は、全体
として画像形成可能シート４２０の縦方向縁端４２８に
沿った全領域に蝶着されている２つのフラップ４４０と
４４２とを備えている。フラップ４４０，４４２は、折
り畳み姿勢のときに互いに当接し、画像形成可能シート
４２０の裏面４２４を完全に被覆する。すなわち、フラ
ップ４４０の幅をｍとｎで定義し、画像形成可能シート
４２０の幅をｌと定義すると、ｍ+ｎ≧ｌとなる。不透
明なフラップを使用した場合、本発明の実施例により発
表者が不透明な背景で画像をプレビューすることができ
る。

【００４２】図１３に、本発明による第５の代替実施例
を示す。透明材組立体５１０は、保護シート５３０に蝶
着されている画像形成可能シート５２０を備えている。
２つのフラップ５４０と５４２は、偏平な１８０°ヒン
ジ５６３によって保護シート５３０に結合されている。
フラップ５４０，５４２は、保護シート５３０を被覆す
る折り畳み姿勢を取ることができる。透明材組立体５１
０は表示モードを取ることができ、表示モードのとき、
フラップ５４０，５４２は展開姿勢に広がり、保護シー
ト５３０は画像形成可能シート５２０の上に置かれる。
ヒンジ５６３は、フラップ５４０を全体として保護シー
ト５３０の横に並べて展開姿勢で平らに置くことができ
る接着テープストリップから成る１８０°ヒンジを含
む。保護シート５３０は、画像形成可能シート５２０の
まわりで保護シート５３０をめくって画像作成モードに
できる全回転ヒンジ５６０を備えている。画像形成モー
ドのとき、フラップ５４０，５４２は、保護シート５３
０と画像形成可能シート５２０との間で積層され、画像
形成可能シート５２０の上面５２２が露出する。保管モ
ードのとき、保護シート５３０およびフラップ５４０は
画像形成可能シート５２０の上面５２２を覆う。

【００４３】図１４に、本発明の第６の代替実施例であ
る透明材組立体６１０を示す。保護シート６３０は画像
形成可能シート６２０の横方向側縁６２８ｂに蝶着され
ている。透明材組立体６１０は、画像形成可能シート６
２０の一方の縦方向側縁６２８ａに沿って折り畳み可能
に取り付けられる不透明な単一フラップ６４０を備えて
いる。フラップ６４０は、展開姿勢のときにフラップ６
４０が縦方向側縁６２８ａを越えて同を覆うように、縦
方向側縁６２８ａから一定の間隔をおいて同に取り付け
られている。折り畳み姿勢のとき、フラップ６４０は縦
方向側縁６２８を露出する。フラップ６４０は、従来の
筆記具によるテキストの書き込みを受け付けるプラスチ
ック材料で作られている。保管ストリップ６５０は画像
形成可能シート６２０の縦方向の縁６２８に取り付けら
れる。フラップ６４０は保管ストリップ６５０と同じヒ
ンジ６６３に結合される。表示形態のとき、フラップ６
４０は全体として画像形成可能シート６２８の横に並
び、保管ストリップ６５０を覆うとともに周囲の光を遮
断する。

【００４４】本発明は、保護・保管・表示機能が組み込
まれた透明材組立体を供するものである。当該透明材組
立体は従来の印刷装置で利用してもよく、従来のジャケ
ット、外被、またはフレームに透明材を装着するのに要
した手間を減少する。当該透明材組立体は、従来の透明
材ジャケットに存在したオイル溜り効果も減少する。

【００４５】以上、具体例として好適な実施例を参照し
ながら本発明を説明したが、本発明は本発明の精神から
逸脱せずに他の特定形態で具現することもできる。従っ
て、本明細書に記載および図示されている実施例は単な
る例示に過ぎず、本発明の適用範囲を限定するものと考
えるべきものではない。本発明の精神および適用範囲に
したがって、前述以外の変更および修正を施すことも可
能である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による透明材組立体の透視平面図であ
る。

【図２】（ａ）〜（ｄ）は、図１記載の透明材組立体
の正面図であり、ヒンジの詳細設計構成が記載されてい
る。

【図３】（ａ）〜（ｄ）は、別のヒンジ設計構成を含
む本発明による別の透明材組立体の正面図である。

【図４】図１記載の透明材組立体が画像形成モードの
ときの前面、上面、および側面を示す斜視図である。

【図５】画像形成モードである図４記載の透明材組立
体の線５−５についての断面の正面図である。

【図６】図１記載の透明材組立体が保管モードのとき
の前面、上面、および側面を示す斜視図である。

【図７】保管モードである図６記載の透明材組立体の
線７−７についての断面の正面図である。

【図８】図１記載の透明材組立体が投影モードのとき
の前面、上面、および側面を示す斜視図である。

【図９】投影モードである図８記載の透明材組立体の
線９−９についての断面の正面図である。

【図１０】本発明による第２の透明材組立体の透視平
面図である。

【図１１】本発明による第３の透明材組立体の透視平
面図である。

【図１２】本発明による第４の透明材組立体の透視平
面図である。

【図１３】本発明による第５の透明材組立体の透視平
面図である。

【図１４】本発明による第６の透明材組立体の透視平
面図である。

【符号の説明】

１０透明材組立体２０画像形成可能シート３０保護シート４０、４２フラップ５０保管ストリップ６０全回転ヒンジ組立体

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】ａ）全回転ヒンジと、ｂ）第１の主要面、第２の主要面、および複数の側縁を
有する透明な画像形成可能シートと、ｃ）保護シートとを備え、該ヒンジが保護シートを画像形成可能シートに折り畳み
可能式に蝶着し、該保護シートは、保護シートが画像形
成可能シートの第１の主要面の少なくとも一部を覆う第
１の折り畳み姿勢と、保護シートが画像形成可能シート
の第２の主要面の少なくとも一部と覆う第２の折り畳み
姿勢とを取ることができる、透明材組立体。
【請求項２】保護シートが透明である、請求項１記載
の透明材組立体。
【請求項３】ヒンジが、保護シートの側縁領域と画像
形成可能シートの側縁領域とを結合する長手接着ストリ
ップから成る、請求項１記載の透明材組立体。
【請求項４】一方のシートに蝶着され、折り畳み姿勢
と展開姿勢とを取ることができるフラップを更に備え、
該フラップは折り畳み姿勢のときに画像形成可能シート
の少なくとも一部を覆う、請求項１記載の透明材組立
体。
【請求項５】前記フラップが画像形成可能シートの側
縁の１つと間隔をあけて配置され、前記フラップは展開
姿勢のときに前記側縁を覆い、折り畳み姿勢のときに前
記側縁を露出する、請求項４記載の透明材組立体。
【請求項６】前記フラップがインク受容材料を含む、
請求項４記載の透明材組立体。
【請求項７】第２のフラップを更に備え、画像形成可
能シートが２つの対向側縁を有し、各フラップが一つの
対向側縁の近傍に蝶着される、請求項４記載の透明材組
立体。
【請求項８】前記フラップは折り畳み姿勢のときに実
質的に互いに当接する、請求項７記載の透明材組立体。
【請求項９】前記フラップは折り畳み姿勢のときに画
像形成可能シートを実質的に覆う、請求項４記載の透明
材組立体。
【請求項１０】画像形成可能シートが略長方形であ
り、対向する２つの縦縁と、対向する２つの横縁とを有
し、ヒンジが保護シートと画像形成可能シートとを一方
の縦縁に沿って結合する、請求項４記載の透明材組立
体。
【請求項１１】画像形成可能シートが略長方形であ
り、対向する２つの縦縁と、対向する２つの横縁とを有
し、ヒンジが保護シートと画像形成可能シートをとを一
方の横縁に沿って結合する、請求項４記載の透明材組立
体。
【請求項１２】フラップが略不透明な材料から成る、
請求項４記載の透明材組立体。
【請求項１３】第２の折り畳み姿勢のときに、保護シ
ートと画像形成可能シートとが、フラップを包囲する比
較的な滑らかな外側外被を形成する、請求項４記載の透
明材組立体。
【請求項１４】透明な画像形成可能シートが、ａ）２つの主要面を有する透明フィルムシートとｂ）透明フィルムシートの一方の主要面の少なくとも一
部分にわたる画像を受け入れて画像形成領域を画成でき
る画像形成コーテイングと、を含む、請求項１記載の透
明材組立体。
【請求項１５】画像形成コーテイングがインク受容コ
ーテイングである、請求項１４記載の透明材組立体。
【請求項１６】第１の折り畳み姿勢のときに、保護シ
ートが画像形成可能シートを被覆する、請求項１４記載
の透明材組立体。
【請求項１７】前記画像形成可能シートは印刷装置に
よる画像形成が可能であり、前記透明材組立体は前記印
刷装置に通すことができる、請求項１記載の透明材組立
体。
【請求項１８】全体として画像形成可能シートの側縁
に結合される保管ストリップを更に備える、請求項１記
載の透明材組立体。
【請求項１９】一方のシートに蝶着されるフラップを
更に備え、該フラップが折り畳み姿勢と展開姿勢とを取
ることができ、折り畳み姿勢のときは前記保管ストリッ
プを露出し、展開姿勢のときに前記保管ストリップを被
覆する、請求項１８記載の透明材組立体。
【請求項２０】保護シートの第２の折り畳み姿勢のと
きに、前記保管ストリップが前記保護シートの下で折り
重ねられる、請求項１８記載の透明材組立体。
【請求項２１】全回転ヒンジが、画像形成可能シート
および保護シートの接着テープ結合側領域の長手ストリ
ップから成る、請求項１記載の透明材組立体。
【請求項２２】全回転ヒンジが、画像形成可能シー
ト、保護シート、およびフラップの接着テープ結合側領
域の長手接着ストリップから成る、請求項４記載の透明
材組立体。
【請求項２３】一方のシートにフレーミングストリッ
プを折り畳み可能に結合するフレーミングストリップヒ
ンジを更に備える、請求項４記載の透明材組立体。
【請求項２４】ａ）対向する２つの縦方向側縁および
対向する２つの横方向側縁を有する略長方形の透明な画
像形成可能シートであって、ｉ）第１および第２の主要面を有する透明材料のシート
と、ｉｉ）透明材料のシートの一方の主要面の少なくとも一
部分にわたる画像を受け入れて画像形成領域を画成でき
る画像形成コーテイングと、を更に備える画像形成可能
シートと、ｂ）全回転ヒンジと、ｃ）全回転ヒンジが保護シートを画像形成可能シートの
側縁の１つに折り畳み可能式に蝶着し、画像形成領域の
少なくとも一部を保護シートが被覆する第１の折り畳み
姿勢を取ることができる透明保護シートと、ｄ）一方の透明シートの１つの側縁の近傍にそれぞれ蝶
着され、画像形成可能シートの少なくとも一部を覆う折
り畳み姿勢を取ることができる２つのフレーミングスト
リップとを備える、透明材組立体。
【請求項２５】保護シートが第２の折り畳み姿勢を取
り、保護シートが画像形成可能シートの第２の主要面の
少なくとも一部を被覆するとともに、保護シートおよび
画像形成可能シートがフレーミングストリップを包囲す
る、請求項２４記載の透明材組立体。
【請求項２６】全体として画像形成可能シートの縦方
向側縁の１つに結合される保管ストリップを更に備え
る、請求項２４記載の透明材組立体。
【請求項２７】フレーミングストリップが略不透明な
材料を含む、請求項２４記載の透明材組立体。
【請求項２８】前記画像形成可能シートは印刷装置に
よる画像形成が可能であり、前記透明材組立体は前記印
刷装置に通すことができる、請求項２４記載の透明材組
立体。
【請求項２９】回転ヒンジが保護シートを画像形成シ
ートの横方向側縁に蝶着する、請求項２４記載の透明材
組立体。
【請求項３０】フレーミングストリップを保護シート
に結合するフレーミングストリップヒンジを更に備え
る、請求項２４記載の透明材組立体。
【請求項３１】フレーミングストリップが、実質的に
画像形成領域の裏側全体を覆う第１の折り畳み姿勢を取
ることができる、請求項２４記載の透明材組立体。
【請求項３２】フラップが折り畳み姿勢にあるととも
に、保護シートが第２の折り畳み姿勢にある画像形成姿
勢と、フラップが展開姿勢にあるとともに、保護シート
が第１の折り畳み姿勢にある使用姿勢とを取ることがで
きる、請求項２５記載の透明材組立体。