JPH113113A - 機器の劣化診断方法及び装置 - Google Patents

機器の劣化診断方法及び装置

Info

Publication number
JPH113113A
JPH113113A JP15266897A JP15266897A JPH113113A JP H113113 A JPH113113 A JP H113113A JP 15266897 A JP15266897 A JP 15266897A JP 15266897 A JP15266897 A JP 15266897A JP H113113 A JPH113113 A JP H113113A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deterioration
equipment
performance data
device information
diagnosing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15266897A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuushi Yasuda
友芝 安田
Masahiro Kurosaki
正大 黒崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
Priority to JP15266897A priority Critical patent/JPH113113A/ja
Publication of JPH113113A publication Critical patent/JPH113113A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遠隔地で機器の劣化を診断し、正確な機器の
劣化診断を行い、総合的に機器の劣化状態を診断し、メ
ンテナンスコストを削減し、オンラインで機器の劣化を
診断し、機器の劣化状態を集中管理し、複数の機器の劣
化を効率的に診断し、かつ機器劣化の経時的な変化を掴
む。 【解決手段】 機器運転施設1において運転されるエン
ジン1aの状態を監視し、該監視によって得られた機器
情報を通信回線3を介して機器運転施設1から遠隔地の
データ収集管理施設2に送信し、データ収集管理施設2
において機器情報に基づいてエンジン1aの劣化を判断
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器の劣化診断方
法及び装置に係わり、特にプラント等において継続的に
運転される機器の劣化を診断する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プラント等において継続的に運転
される機器の劣化を診断する場合には、該機器の通常運
転を停止させ、メンテナンスにおいて機器の性能を示す
特定のパラメータを計測し、該パラメータの初期値に対
する変化に基づいて劣化状態を判断している。例えば、
発電所等で運転されるガスタービンの劣化を診断する場
合には、複数設けられたガスタービンのうち、メンテナ
ンス時期を迎えたものについて運転状態における振動を
計測し、該計測値が所定のしきい値を越えた場合にオー
バーホールの実行を判断している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した機
器の劣化診断方法においては、特定のパラメータの計測
結果に基づいて機器の劣化を診断するため、診断者の経
験の度合いによって劣化診断の結果が異なることがあ
る。また、機器の総合的な劣化状態を把握できないとい
う問題点がある。さらに、特に複数の機器について劣化
診断を行おうとした場合に、時間及び工数が掛かるため
にメンテナンスコストが上昇するという問題点もある。
【0004】本発明に係わる機器の劣化診断方法及び装
置は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、以下の
点を目的とするものである。 遠隔地で機器の劣化を診断する。 正確な機器の劣化診断を行う。 総合的に機器の劣化状態を診断する。 メンテナンスコストを削減する。 オンラインで機器の劣化を診断する。 機器の劣化状態を集中管理する。 複数の機器の劣化を効率的に診断する。 機器劣化の経時的な変化を掴む。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、機器の劣化診断方法に係わる手段として、 a.運転施設において運転される機器の状態を監視し、
該監視によって得られた機器情報を通信回線を介して運
転施設から遠隔地の管理施設に送信し、管理施設におい
て機器情報に基づいて機器の劣化を判断するという手段
が採用される。 b.管理施設では、機器の初期状態における機器情報に
基づいて機器の初期特性を示す初期性能データをまず取
得し、その後に受信された機器情報に基づくパラメータ
と初期性能データとの比較に基づいて機器の劣化を判断
するという手段が採用される。 c.電話回線あるいはインターネットを介して機器情報
を送信するという手段が採用される。管理施設では、ニ
ューラルネットワークの手法を用いて機器を模擬的にモ
デル化した機器モデルを機器情報に基づいて学習させる
ことによって、初期性能データとその後に受信された機
器情報に基づく性能データとを取得するという手段が採
用される。 d.管理施設は、複数の機器に係わる初期性能データを
データベース化して登録し、複数の機器について劣化診
断を行うという手段が採用される。 e.管理施設では、複数のパラメータからなる初期性能
データとその後に受信された機器情報に基づく複数のパ
ラメータとからなる評価関数を比較することによって機
器の劣化を判断するという手段が採用される。 f.初期性能データの後に受信された機器情報に基づく
パラメータを順次記憶し、機器の経時的な性能変化が診
断するという手段が採用される。 g.例えば、機器として発電所のガスタービンに本願発
明が適用される。また、機器の劣化診断装置に係わる手
段として、 h.機器の運転施設に備えられ、機器の状態を機器情報
として取得する機器モニタリング装置と、該機器モニタ
リング装置によって取得された機器情報を通信回線を介
して管理施設に送信する機器側通信手段と、管理施設に
備えられ、前記機器側通信手段から送信された機器情報
を受信する管理側通信手段と、該管理側通信手段によっ
て受信された機器情報に基づいて前記機器の劣化を判断
する機器劣化判断手段とを具備する手段が採用される。 i.機器劣化判断手段は、機器の初期状態における機器
情報に基づいて機器の初期特性を示す初期性能データを
まず取得し、その後に受信された機器情報に基づき得ら
れた同様の性能データとの比較に基づいて機器の劣化を
判断するという手段が採用される。 j.機器側通信手段は、電話回線あるいはインターネッ
トを介して機器情報を管理側通信手段に送信するという
手段が採用される。 k.管理施設では、ニューラルネットワークの手法を用
いて機器を模擬的にモデル化した機器モデルを機器情報
に基づいて学習させることによって得られた初期性能デ
ータとその後に受信された機器情報に基づき同様に得ら
れた性能データとを取得するという手段が採用される。 l.管理施設は、複数の機器に係わる初期性能データを
記憶するデータベースを備え、機器劣化判断手段は、デ
ータベースに基づいて複数の機器について劣化診断を行
うという手段が採用される。 m.機器劣化判断手段は、複数のパラメータから学習さ
れた初期性能データとその後に受信された機器情報に基
づく複数のパラメータから学習された性能データを比較
することによって機器の劣化を判断するという手段が採
用される。 n.機器劣化判断手段は、初期性能データの後に受信さ
れた機器情報に基づく性能データを順次記憶し、機器の
経時的な性能変化をも診断するという手段が採用され
る。 o.例えば、機器として発電所のガスタービンに本願発
明が適用される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明に
係わる機器の劣化診断方法及び装置の一実施形態につい
て説明する。なお、以下の説明において、図1は本実施
形態の機能構成を示すブロック図であり、図2,3は本
実施形態の作動を示すフローチャートである。
【0007】 まず、図1において、符号1は劣化診断
する機器が配備された機器運転施設(運転施設)であ
り、2は機器の劣化状態を判断するデータ収集管理施設
(管理施設)である。この機器運転施設1とデータ収集
管理施設2とは互いに遠隔地に設備されており、通信回
線3によって接続されている。この通信回線3は、公衆
回線あるいは専用回線が使用される。
【0008】機器運転施設1は、例えば火力発電所であ
り、劣化診断の対象機器であるエンジン(ガスタービ
ン)1aと、該エンジン1aによって駆動されるプラン
ト発電機1bと、エンジン1aの作動状態をリアルタイ
ムでモニタリングするエンジンモニタリング装置1c
(機器モニタリング装置)と、該エンジンモニタリング
装置1cがモニタリングしたデータ及びプラント発電機
1bの作動状態を示すデータを機器情報として通信イン
ターフェース1eに出力するコンピュータ1dと、上記
通信回線3を介して機器情報をデータ収集管理施設2に
送信する通信インターフェース1e(機器側通信手段)
とが配備されている。
【0009】データ収集管理施設2は、通信回線3を介
して機器運転施設1から機器情報を受信する通信インタ
ーフェース2a(管理側通信手段)と、機器情報に基づ
いてエンジン1aの劣化状態を判断するコンピュータ2
b(機器劣化判断手段)と、上記エンジン1a及び機器
運転施設1に設けられた他のエンジンや他の機器運転施
設のエンジン等、複数のエンジンに係わる初期性能デー
タを記憶するデータベース2dとが配備されている。
【0010】すなわち、上記コンピュータ1dは、機器
運転施設1におけるエンジン1aの機器情報の取得とそ
のデータ収集管理施設2への送信を管理するものであ
り、一方、データ収集管理施設2におけるコンピュータ
2bは、通信回線3を介して機器運転施設1から受信さ
れる機器情報に基づいてエンジン1aの劣化診断を行う
ものである。また、コンピュータ2bは、ニューラルネ
ットワークの手法を用いて予め生成されたエンジンモデ
ル(エンジン1aの性能を擬似的にモデル化した機器モ
デル)を機器情報を用いて学習させることによって、エ
ンジン1aの劣化状態を判断するものである。
【0011】例えば、コンピュータ2bは、初期運転時
やオーバーフォール終了時等、エンジンの性能が正常で
あると保証されている時期の機器情報に基づくエンジン
モデルの学習結果から得られたパラメータ(初期性能デ
ータ)を、これ以降、エンジン1aの通常運転時の機器
情報の学習結果から得られる性能データと比較すること
によって、エンジン1aの劣化状態を判断するものであ
る。
【0012】次に、図2参照して、上記エンジン1aの
劣化診断手順のうち、エンジン1aの初期性能データの
取得工程について説明する。
【0013】〔ステップSa1〕まず、データ収集管理施
設2のコンピュータ2bから接続要求が通信インターフ
ェース2aに出力される。この結果、該通信インターフ
ェース2aと機器運転施設1の通信インターフェース1
eとが通信回線3を介して交信可能状態とされ、コンピ
ュータ2bとコンピュータ1dとが接続状態とされる。
ここで、通信インターフェース2aと通信インターフェ
ース1eとは、高速通信の可能なものが適用され、例え
ばISDNやインターネットを介してリアルタイムの交
信を行う。
【0014】〔ステップSa2〕コンピュータ2bとコン
ピュータ1dとが通信インターフェース2a→通信回線
3→通信インターフェース1eを介して接続状態とされ
ると、コンピュータ2bは、上記機器情報の送信をコン
ピュータ1dに要求する。
【0015】〔ステップSa3〕このように機器情報の送
信要求が入力されると、コンピュータ1dは、エンジン
モニタリング装置1cから一定時間に亘るエンジン1a
の作動状態を示すデータを取得するとともに、このとき
のプラント発電機1bの作動状態を示すデータを該プラ
ント発電機1bから取得し、機器情報として通信インタ
ーフェース1eに出力する。ここで、エンジンモニタリ
ング装置1cは、運転中のエンジン1aに対してその作
動状態を示すデータをオンラインでモニタリングする。
したがって、機器情報の送信要求がコンピュータ2bか
ら発せられた時点から一定時間に亘る機器情報がコンピ
ュータ1dによって取得され、この一定時間に亘る機器
情報は、通信インターフェース1e→通信回線3→通信
インターフェース2aを介してコンピュータ2bに入力
される。
【0016】〔ステップSa4〕このようにして機器情報
が入力されると、コンピュータ2bは、上記エンジンモ
デルを所定時間に亘る学習が行われ、該学習の結果得ら
れた複数のパラメータよりなるエンジン1aの初期性能
を示す初期性能データとされる。例えば、初期性能デー
タとしては、エンジン1aのエンジン出力やエンジン効
率等である。
【0017】〔ステップSa5〕このようにエンジン1a
に係わる初期性能データが取得されると、コンピュータ
2bは、上記初期性能データが機器情報に対して一定の
誤差範囲内に入るか否かを判断する。すなわち、所定時
間に亘る機器情報の学習の結果得られた初期性能データ
がこのときの機器情報に対して一定の誤差範囲内に入る
と判断された場合は、初期性能データが正常に取得され
たとしてステップSa6の処理が続いて実行され、初期性
能データが該誤差範囲内に入らないと判断された場合に
は、初期性能データが正常に取得されていないとして上
記ステップSa4の処理が繰り返される。
【0018】〔ステップSa6〕そして、コンピュータ2
bは、初期性能データが正常に取得されてステップSa5
における判断が「Yes」となると、この結果得られた
エンジン1aの初期性能データをデータベース2dに記
憶させる。
【0019】ここで、上記初期性能データは、当該デー
タ収集管理施設2に対して予め指定された複数の機器、
例えば機器運転施設1に備えられた他のエンジンや他の
機器運転施設に備えられたエンジン等についても、上述
したような機器情報の学習に基づいて取得され、データ
ベース2dに順次記憶される。
【0020】次に、上記初期性能データを用いた劣化診
断工程について、図3に沿って説明する。なお、図3に
示すフローチャートにおけるステップSb1〜Sb4までの
一連の処理は、上記エンジン1aの初期状態以降に受信
された機器情報に対するステップSa1〜Sa4の処理を示
すものであり、以下の説明では省略する。
【0021】〔ステップSb5〕ステップSb1〜Sb4の処
理によって、初期性能データの取得後の任意の時刻にお
ける機器情報に基づいてエンジンモデルのパラメータが
更新される性能データが得られると、コンピュータ2b
は、当該性能データを初期性能データと比較する。この
場合、コンピュータ2bは、初期性能データと上記ステ
ップSb4において更新された性能データと比較し、その
差が評価基準よりも大きくなるとエンジン1aに劣化あ
るいは劣化の兆候があると判断する。すなわち、初期性
能データとして取得した全てのパラメータを加味して劣
化あるいは劣化の兆候が判断される。
【0022】〔ステップSb6〕そして、コンピュータ2
bは、上述の如くエンジン1aに劣化あるいは劣化の兆
候があると判断すると、このことを通信インターフェー
ス2a→通信回線3→通信インターフェース1eを介し
てコンピュータ1dに報告する。
【0023】〔ステップSb7〕機器運転施設1では、デ
ータ収集管理施設2から受信されたこの報告に基づいて
エンジン1aのメンテナンスを行う。なお、ステップS
b5において、エンジン1aに劣化あるいは劣化の兆候が
ないと判断された場合には、当該機器情報に関してメン
テナンスを行うことなく処理を終了する。
【0024】上記ステップSb1〜Sb5によるエンジン1
aの劣化診断は、例えば一定のタイムインターバルで行
われる。コンピュータ2bは、予めスケジューリングさ
れた日時に所定の順番で機器運転施設1にある複数のエ
ンジン(エンジン1aを含む)及び他の機器運転施設に
あるエンジンについて機器情報を取得し、該機器情報と
これら各エンジンについて予めデータベース2dに登録
された初期性能データに基づいて、上述したように劣化
診断を行う。
【0025】なお、上記実施形態では、劣化診断の対象
を火力発電所等に備えられたエンジン(ガスタービン)
としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、様
々なプラントにおいて継続運転される機器の劣化診断に
も応用することが可能である。また、上記実施形態では
通信インターフェースを介してすなわちアナログ回線を
介して機器情報等の送信を行う場合について説明した
が、機器情報の信号帯域によっては、伝送速度を確保す
るためにISDN等のデジタル回線を用いる場合が考え
られる。この場合、通信インターフェースに代えて、デ
ジタル通信用の各種通信装置が用いられる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係わる機
器の劣化診断方法及び装置によれば、以下のような効果
を奏する。 (1)運転施設において運転される機器の状態を監視
し、該監視によって得られた機器情報を通信回線を介し
て運転施設から遠隔地の管理施設に送信し、管理施設に
おいて機器情報に基づいて機器の劣化を判断するので、
遠隔地で機器の劣化を診断することができる。 (2)機器の初期状態における機器情報に基づいて機器
の初期特性を示す初期性能データをまず取得し、その後
に受信された機器情報に基づく性能データと初期性能デ
ータとの比較に基づいて機器の劣化を判断するので、正
確に機器の劣化診断を行うことができる。 (3)管理施設では、ニューラルネットワークの手法を
用いて機器を模擬的にモデル化した機器モデルを機器情
報に基づいて学習させることによって、初期性能データ
とその後に受信された機器情報に基づく性能データとを
取得するので、総合的に機器の劣化状態を診断すること
ができる。特に複数のパラメータを取得して劣化診断を
行う場合には、より総合的に機器の劣化状態を診断する
ことができる。 (4)通信回線を用いて機器情報を伝送することにより
遠隔地で集中的に機器の劣化を診断するので、機器のメ
ンテナンスコストを削減することができる。 (5)通信回線を用いてオンラインで機器の劣化を診断
することができる。 (6)複数の機器に係わる初期性能データをデータベー
ス化して登録し、複数の機器について劣化診断を行うの
で、複数の機器の劣化を効率的に診断することができ
る。 (7)初期性能データの後に受信された機器情報に基づ
く性能データを順次記憶し、機器の経時的な性能変化を
診断するので、機器の劣化状態の変化を経時的に掴むこ
とができる。 (8)電話回線あるいはインターネットを用いて機器情
報を運転施設から管理施設に伝送することにより、機器
情報の高速伝送を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる機器の劣化診断方法及び装置
の一実施形態において、劣化診断装置の機能構成を示す
ブロック図である。
【図2】 本発明に係わる機器の劣化診断方法及び装置
の一実施形態において、エンジンの初期性能データの取
得工程を示すフローチャートである。
【図3】 本発明に係わる機器の劣化診断方法及び装置
の一実施形態において、機器の劣化診断工程を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1……機器運転施設(運転施設) 1a……エンジン(ガスタービン) 1b……プラント発電機 1c……エンジンモニタリング装置(機器モニタリング
装置) 1d……コンピュータ 1e……通信インターフェース(機器側通信手段) 2……データ収集管理施設(管理施設) 2a……通信インターフェース(管理側通信手段) 2b……コンピュータ(機器劣化判断手段) 2c……操作盤 2d……データベース 3……通信回線

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転施設(1)において運転される機器
    (1a)の状態を監視し、該監視によって得られた機器
    情報を通信回線(3)を介して運転施設から遠隔地の管
    理施設(2)に送信し、該管理施設において機器情報に
    基づいて機器の劣化を判断することを特徴とする機器の
    劣化診断方法。
  2. 【請求項2】 管理施設では、機器の初期状態における
    機器情報に基づいて機器の初期特性を示す初期性能デー
    タをまず取得し、その後に受信された機器情報に基づく
    パラメータと初期性能データとの比較に基づいて機器の
    劣化を判断することを特徴とする請求項1記載の機器の
    劣化診断方法。
  3. 【請求項3】 電話回線あるいはインターネットを介し
    て機器情報を送信することを特徴とする請求項1または
    2記載の機器の劣化診断方法。
  4. 【請求項4】 管理施設では、ニューラルネットワーク
    の手法を用いて機器を模擬的にモデル化した機器モデル
    を機器情報に基づいて学習させることによって、初期性
    能データとその後に受信された機器情報に基づくパラメ
    ータとを取得することを特徴とする請求項2または3記
    載の機器の劣化診断方法。
  5. 【請求項5】 管理施設は、複数の機器に係わる初期性
    能データをデータベース化して登録し、複数の機器につ
    いて劣化診断を行うことを特徴とする請求項2ないし4
    いずれかに記載の機器の劣化診断方法。
  6. 【請求項6】 管理施設では、複数のパラメータからな
    る初期性能データとその後に受信された機器情報に基づ
    く複数のパラメータとからなる評価関数を比較すること
    によって機器の劣化を判断することを特徴とする請求項
    2ないし5いずれかに記載の機器の劣化診断方法。
  7. 【請求項7】 初期性能データの後に受信された機器情
    報に基づくパラメータを順次記憶し、機器の経時的な性
    能変化を診断することを特徴とする請求項2ないし6い
    ずれかに記載の機器の劣化診断方法。
  8. 【請求項8】 機器が発電所のガスタービンであること
    を特徴とする請求項1ないし7いずれかに記載の機器の
    劣化診断方法。
  9. 【請求項9】 機器(1a)の運転施設(1)に備えら
    れ、機器(1a)の状態を機器情報として取得する機器
    モニタリング装置(1c)と、 該機器モニタリング装置によって取得された機器情報を
    通信回線(3)を介して管理施設(2)に送信する機器
    側通信手段(1e)と、 管理施設に備えられ、前記機器側通信手段から送信され
    た機器情報を受信する管理側通信手段(2a)と、 該管理側通信手段によって受信された機器情報に基づい
    て前記機器の劣化を判断する機器劣化判断手段(2b)
    と、 を具備することを特徴とする機器の劣化診断装置。
  10. 【請求項10】 機器劣化判断手段は、機器の初期状態
    における機器情報に基づいて機器の初期特性を示す初期
    性能データをまず取得し、その後に受信された機器情報
    に基づき得られた同様の性能データとの比較に基づいて
    機器の劣化を判断することを特徴とする請求項9記載の
    機器の劣化診断装置。
  11. 【請求項11】 機器側通信手段は、電話回線またはイ
    ンターネットを介して機器情報を管理側通信手段に送信
    することを特徴とする請求項9または10記載の機器の
    劣化診断装置。
  12. 【請求項12】 機器劣化判断手段は、ニューラルネッ
    トワークの手法によって機器を模擬的にモデル化した機
    器モデルを機器情報に基づいて学習させることによって
    得られた初期性能データとその後に受信された機器情報
    に基づき同様に得られた性能データとを取得することを
    特徴とする請求項10または11記載の機器の劣化診断
    装置。
  13. 【請求項13】 管理施設は、複数の機器に係わる初期
    性能データを記憶するデータベースを備え、機器劣化判
    断手段は、データベースに基づいて複数の機器について
    劣化診断を行うことを特徴とする請求項10ないし12
    いずれかに記載の機器の劣化診断装置。
  14. 【請求項14】 機器劣化判断手段は、複数のパラメー
    タから学習された初期性能データとその後に受信された
    機器情報に基づく複数のパラメータとから学習された性
    能データを比較することによって機器の劣化を判断する
    請求項10ないし13いずれかに記載の機器の劣化診断
    装置。
  15. 【請求項15】 機器劣化判断手段は、初期性能データ
    の後に受信された機器情報に基づく性能データを順次記
    憶し、機器の経時的な性能変化をも診断する請求項10
    ないし14いずれかに記載の機器の劣化診断装置。
  16. 【請求項16】 機器が発電所のガスタービンであるこ
    とを特徴とする請求項9ないし15いずれかに記載の機
    器の劣化診断装置。
JP15266897A 1997-06-10 1997-06-10 機器の劣化診断方法及び装置 Pending JPH113113A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15266897A JPH113113A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 機器の劣化診断方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15266897A JPH113113A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 機器の劣化診断方法及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH113113A true JPH113113A (ja) 1999-01-06

Family

ID=15545495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15266897A Pending JPH113113A (ja) 1997-06-10 1997-06-10 機器の劣化診断方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH113113A (ja)

Cited By (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4893592A (en) * 1988-11-07 1990-01-16 Avelino Falero Combustion chamber for an internal combustion engine
WO2001081836A1 (fr) * 2000-04-20 2001-11-01 Daikin Industries,Ltd. Systeme de surveillance de climatiseur
JP2001312543A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Suga Kogyo Kk 建築設備劣化診断システム
JP2002023845A (ja) * 2000-07-13 2002-01-25 Hitachi Ltd 機器の遠隔診断システム
JP2002073156A (ja) * 2000-09-04 2002-03-12 Kawasaki Heavy Ind Ltd ガスタービン運転状態診断方法および診断装置
JP2002108440A (ja) * 2000-09-27 2002-04-10 Hitachi Ltd 発電設備の損傷診断装置
JP2002207837A (ja) * 2001-01-10 2002-07-26 Toshiba Corp 劣化診断方法、劣化診断仲介装置及び劣化診断装置並びにプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002296151A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Osaka Gas Co Ltd 潤滑油による設備診断システム、設備診断方法および設備診断プログラム
WO2002103177A1 (fr) * 2001-06-18 2002-12-27 Hitachi, Ltd. Procede et systeme permettant de diagnostiquer un etat de turbine a gaz
JP2003150237A (ja) * 2001-11-12 2003-05-23 Hitachi Ltd 高温部品の遠隔監視システムおよび遠隔監視方法
KR20030053335A (ko) * 2001-12-22 2003-06-28 주식회사 포스코 벌크 데이터 원격 송수신 방식에 의한 시피엘 라인 데이터전송관리 시스템 및 전송관리 방법
JP2003324010A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Sumitomo Heavy Ind Ltd 冷凍機冷却型超電導磁石装置の監視装置
JP2004206713A (ja) * 2002-12-20 2004-07-22 General Electric Co <Ge> 遠隔サービス配信のための中央側アーキテクチャ
US6772051B2 (en) 2000-06-22 2004-08-03 Hitachi, Ltd. Power plant operation control system and a power plant maintaining and managing method
JP2006042551A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Hitachi Ltd 発電設備のバックアップ制御方法および装置
JP2006517321A (ja) * 2003-02-06 2006-07-20 ローズマウント インコーポレイテッド プロセスプラントに遠隔診断及び保守サービスを提供するサービス・ファシリティ
US7689334B2 (en) 2006-09-28 2010-03-30 Perkins Engines Company Limited Engine diagnostic method
JP2010072868A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Nippon Steel Corp プラント制御診断装置、方法及びプログラム
JP2016009389A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 株式会社Ihi 閾値設定装置及び閾値設定方法
JP2016526194A (ja) * 2013-03-15 2016-09-01 ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイションUnited Technologies Corporation 小型空気熱モデルベースの劣化モード制御
JP2017138919A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 横河電機株式会社 プラント性能評価装置、プラント性能評価システム、およびプラント性能評価方法
JP2018055299A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 横河電機株式会社 プラントシミュレーション装置およびプラントシミュレーション方法

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4893592A (en) * 1988-11-07 1990-01-16 Avelino Falero Combustion chamber for an internal combustion engine
WO2001081836A1 (fr) * 2000-04-20 2001-11-01 Daikin Industries,Ltd. Systeme de surveillance de climatiseur
JP2001312543A (ja) * 2000-04-28 2001-11-09 Suga Kogyo Kk 建築設備劣化診断システム
US7496429B2 (en) 2000-06-22 2009-02-24 Hitachi, Ltd. Power plant operation control system and a power plant maintaining and managing method
US6772051B2 (en) 2000-06-22 2004-08-03 Hitachi, Ltd. Power plant operation control system and a power plant maintaining and managing method
US6907320B2 (en) 2000-06-22 2005-06-14 Hitachi, Ltd. Power plant operation control system and a power plant maintaining and managing method
US6980891B2 (en) 2000-06-22 2005-12-27 Hitachi, Ltd. Power plant operation control system and a power plant maintaining and managing method
US7188004B2 (en) 2000-06-22 2007-03-06 Hitachi, Ltd. Power plant operation control system and a power plant maintaining and managing method
US8412384B2 (en) 2000-06-22 2013-04-02 Hitachi, Ltd. Power plant operation control system and a power plant maintaining and managing method
JP2002023845A (ja) * 2000-07-13 2002-01-25 Hitachi Ltd 機器の遠隔診断システム
JP2002073156A (ja) * 2000-09-04 2002-03-12 Kawasaki Heavy Ind Ltd ガスタービン運転状態診断方法および診断装置
JP2002108440A (ja) * 2000-09-27 2002-04-10 Hitachi Ltd 発電設備の損傷診断装置
JP2002207837A (ja) * 2001-01-10 2002-07-26 Toshiba Corp 劣化診断方法、劣化診断仲介装置及び劣化診断装置並びにプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP2002296151A (ja) * 2001-03-29 2002-10-09 Osaka Gas Co Ltd 潤滑油による設備診断システム、設備診断方法および設備診断プログラム
US7065471B2 (en) 2001-06-18 2006-06-20 Hitachi, Ltd. Method and system for diagnosing state of gas turbine
JPWO2002103177A1 (ja) * 2001-06-18 2004-09-30 株式会社日立製作所 ガスタービンの状態診断方法及び診断システム
WO2002103177A1 (fr) * 2001-06-18 2002-12-27 Hitachi, Ltd. Procede et systeme permettant de diagnostiquer un etat de turbine a gaz
JP2003150237A (ja) * 2001-11-12 2003-05-23 Hitachi Ltd 高温部品の遠隔監視システムおよび遠隔監視方法
KR20030053335A (ko) * 2001-12-22 2003-06-28 주식회사 포스코 벌크 데이터 원격 송수신 방식에 의한 시피엘 라인 데이터전송관리 시스템 및 전송관리 방법
JP2003324010A (ja) * 2002-04-30 2003-11-14 Sumitomo Heavy Ind Ltd 冷凍機冷却型超電導磁石装置の監視装置
JP2004206713A (ja) * 2002-12-20 2004-07-22 General Electric Co <Ge> 遠隔サービス配信のための中央側アーキテクチャ
JP4763593B2 (ja) * 2003-02-06 2011-08-31 ローズマウント インコーポレイテッド プロセスプラントに遠隔診断及び保守サービスを提供するシステム、方法、及び制御ユニット
JP2006517321A (ja) * 2003-02-06 2006-07-20 ローズマウント インコーポレイテッド プロセスプラントに遠隔診断及び保守サービスを提供するサービス・ファシリティ
JP2006042551A (ja) * 2004-07-29 2006-02-09 Hitachi Ltd 発電設備のバックアップ制御方法および装置
US7689334B2 (en) 2006-09-28 2010-03-30 Perkins Engines Company Limited Engine diagnostic method
JP2010072868A (ja) * 2008-09-17 2010-04-02 Nippon Steel Corp プラント制御診断装置、方法及びプログラム
JP2016526194A (ja) * 2013-03-15 2016-09-01 ユナイテッド テクノロジーズ コーポレイションUnited Technologies Corporation 小型空気熱モデルベースの劣化モード制御
JP2016009389A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 株式会社Ihi 閾値設定装置及び閾値設定方法
JP2017138919A (ja) * 2016-02-05 2017-08-10 横河電機株式会社 プラント性能評価装置、プラント性能評価システム、およびプラント性能評価方法
US10520934B2 (en) 2016-02-05 2019-12-31 Yokogawa Electric Corporation Plant performance evaluation apparatus, plant performance evaluation system, and plant performance evaluation method
JP2018055299A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 横河電機株式会社 プラントシミュレーション装置およびプラントシミュレーション方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH113113A (ja) 機器の劣化診断方法及び装置
CN1854706B (zh) 诊断机器的方法和***
CN110977614B (zh) 一种数控机床健康诊断方法
US8914149B2 (en) Platform health monitoring system
CN108921303A (zh) 工业电动机的故障诊断及预测性维护方法
US20040199573A1 (en) System and method for remote diagnosis of distributed objects
CN106525415B (zh) 一种风电机组传动链健康状态评价***及方法
EP1808768A2 (en) Automatic remote monitoring and diagnostics system and communication method for communicating between a programmable logic controller and a central unit
CN107462425B (zh) 一种车载装备***的故障预测方法及故障预测平台
WO2001086576A1 (en) Monitoring of vehicle health based on historical information
CA2438353A1 (en) Method of diagnosing gas turbine condition and system for diagnosing the same
JP2004523735A (ja) 器械を取り付けられた機器およびプロセスのための推論信号生成装置
JP2009053938A (ja) 複数モデルに基づく設備診断システム及びその設備診断方法
CN113776794A (zh) 一种嵌入式边缘计算的故障诊断方法、装置和***
CN111124852A (zh) 一种基于bmc健康管理模块的故障预测方法及***
JPH09237103A (ja) 保守支援システム
CN110597235A (zh) 一种通用智能故障诊断方法
US20050102116A1 (en) High-resolution intelligent rotor machine diagnostic system and method
CN115586009A (zh) 一种故障诊断与健康管理***、方法
KR102545672B1 (ko) 기계고장 진단 방법 및 장치
KR20140049927A (ko) 플랫폼 건전성 모니터링 시스템
CN101093239A (zh) 自动化电站在线检测与远程诊断***
CN114648212A (zh) 一种基于云计算的船舶设备性能智能管理***及方法
CN112214911B (zh) 一种电源的健康状态预测方法
JP2003029818A (ja) 故障診断システム及び故障診断プログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040512

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060815

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061016

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070116