JPH11309072A - 据置型液体注出容器 - Google Patents

据置型液体注出容器

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JPH11309072A
JPH11309072A JP12204398A JP12204398A JPH11309072A JP H11309072 A JPH11309072 A JP H11309072A JP 12204398 A JP12204398 A JP 12204398A JP 12204398 A JP12204398 A JP 12204398A JP H11309072 A JPH11309072 A JP H11309072A
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JP
Japan
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lid
container
stationary liquid
locking
liquid pouring
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JP12204398A
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English (en)
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Hiroaki Izumi
宏昭 出水
Hiroaki Tsujii
博昭 辻井
Hiroshi Kobayashi
博 小林
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Zojirushi Corp
Original Assignee
Zojirushi Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋体の開閉操作を安全に容易に行えるように
する。 【解決手段】 上向きの開口部を有する容器本体1に略
水平方向に突出する突出部6を設け、該突出部6に下向
きの注出口7を設け、該注出口7より容器本体1を傾け
ることなく内部に収容された液体を注出可能な注出手段
を備える。容器本体1の注出口側に表示部9を設けると
ともに、容器本体1の上部に設けた肩部4に注出口7に
対して側方に位置するヒンジ部11を介して取り付けた
蓋体2で容器本体1の突出部6を除く開口部を開閉自在
に覆う。さらに、容器本体1のヒンジ部11近傍に断面
U字形のハンドル10の一端を回動自在に取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアーポットや沸騰
ポット等、主に家庭用に使用される据置型液体注出容器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、据置型液体注出容器として、例え
ば意匠登録第933209号や同第916944号に示
されるように、容器本体の上面の開口部を蓋体にて全面
的に覆うものが知られている。近年では、意匠登録第9
94376号に示されるように、肩部を前方に突出させ
てその上面を容器本体の上面として露出させ、後方の開
口部を蓋体で覆うものも知られている。
【0003】このような従来の据置型液体注出容器は、
蓋体のヒンジ部が注出口と反対側に形成されている。こ
の構造は、特に前述の容器本体の上面の全面を蓋体で覆
う容器では縦長の蓋体の内面に付着した液体が容器本体
側に流れやすくて都合がよいため、液体注出容器の常識
として定着し、前述の肩部を前方に露出する容器にもそ
のまま踏襲されている。
【0004】また、前述の従来の据置型液体注出容器に
は、液量の表示や操作ボタンを含む各種表示部が注出口
側に設けられ、注出口側を手前側として、各表示の確認
や、液体の注出操作等の各種操作が行えるようになって
いる。このため、製品は常にその注出口が使用者の手前
側に向けて設置されている。
【0005】また、蓋体のヒンジ部が前述のように注出
口の反対側で、かつ、縦長の奥に設けられているので、
蓋体を開放するとき、蓋体を手前側から後方にかけて大
きく回動操作しなければならず、動作が大きくなり、操
作性が良くなかった。また、蓋体を手で開く際に、熱湯
が収容されている保温容器、特に湯沸かし機構を有する
容器の場合、容器本体に熱湯が残っていると、蓋体の開
放操作の際に手が容器本体の開口部の上方を通過して加
熱された蒸気に触れるため、安全上好ましくなかった。
【0006】一方、意匠登録第931682号や実公昭
63−7166号に示されるように、蓋体が注出口に対
して側方から開閉する構造を備えた液体注出容器も公知
である。しかしながら、前者は、蓋体が肩部の上面の全
面を覆っているため、容器本体の開口部に比して極めて
大きく、蓋体の開閉操作がしにくいものであるうえ、同
意匠公報には開閉操作のための具体的な構造が示されて
おらず、開閉操作をどのように行えるのか明らかでな
い。また、蓋体の上面に設けられた把手は、蓋体を開閉
操作するためのものか、容器全体を持ち上げて携帯する
ためのものか不明である。その把手が蓋体の開閉操作用
であれば容器全体の携帯が不便であり、容器の携帯用で
あれば携帯性が悪いし、携帯時、容器が傾き、蓋体の通
気孔から熱湯が溢れる危険性がある。
【0007】また、後者は、把手の一端の容器本体への
取付部に注出口を形成しているので、把手の回動の度に
注出口も回動し、注出口に付着した液体が飛び散り、周
囲が汚れやすいうえ、注出口として認識しにくいもので
ある。さらに、熱湯により劣化しやすい部分を把手の取
付部としているので、安全性上好ましくない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記従来の問
題点に鑑みてなされたもので、蓋体の開閉操作がしやす
く、安全性に優れ、表示も見やすい据置型液体注出容器
を提供することを課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は、上向きの開口部を有する容器本体に略水
平方向に突出する突出部を設け、該突出部に下向きの注
出口を設け、該注出口より容器本体を傾けることなく内
部に収容された液体を注出可能な注出手段を備えた据置
型液体注出容器であって、前記容器本体の注出口側に表
示部を設けるとともに、前記容器本体の肩部に前記注出
口に対して側方に位置するヒンジ部を介して取り付けた
蓋体で前記容器本体の突出部を除く開口部を開閉自在に
覆うとともに、前記容器本体のヒンジ部近傍に断面U字
形のハンドルの一端を回動自在に取り付けたことを特徴
とするものである。
【0010】このように、本発明は、容器本体の肩部に
注出口に対して側方に位置するヒンジ部を介して蓋体を
取り付けて、注出口に対して側方に回動操作するように
したので、小さな動作で開閉することができる。また、
容器に熱湯が収容されている場合であっても、蓋体を開
放操作する際に手が容器本体の開口部を通過しないの
で、加熱された蒸気に触れることがなく、安全である。
さらに、この蓋体で容器本体の突出部を除く開口部を覆
うようにしたので、蓋体が小さくて開閉操作がしやす
い。なお、ハンドルを前記ヒンジ部の近傍の容器本体に
回動自在に取り付けたので、携帯性が良いとともに、耐
久性も安定している。
【0011】本発明においては、前記突出部は前記容器
本体の肩部に設けることができる。この突出部は、前記
肩部から連続する先細りの流線型で、その形状自体が注
出位置を表示する前記表示部を兼ねるようにしてもよ
い。また、前記表示部は、前記容器本体の上面に設ける
ことができる。
【0012】前記蓋体は、肩部の上面を覆うか、肩部の
内側に嵌入していることが好ましい。特に、後者の場
合、前者よりも蓋体が小さくなり、開閉操作がさらに容
易になる。
【0013】前記蓋体のヒンジ部と反対側に係止部を設
け、該係止部を前記容器本体の肩部に形成した係止受け
部に係止可能にすることができる。この場合、前記係止
部を前記係止受け部から離脱させて蓋体を開放する操作
部材を、前記蓋体の上面に位置するように、前記係止部
に一体に設けることが好ましい。また、前記係止部は、
前記ヒンジ部の軸線と平行な線上に位置する一対の脚部
の先端に設けることが、係止時の安定性、確実性の点で
好ましい。
【0014】前記係止部を前記係止受け部から離脱させ
て蓋体を開放する操作部材を、前記蓋体の上面に位置す
るとともに前記ヒンジ部の軸線と平行な線上に位置する
一対の操作摘みで形成することができる。これにより、
一対の操作摘みを摘まんでそのまま蓋体を引き上げるだ
けで、蓋体を開放することができ、蓋体の開き操作が簡
単になる。
【0015】前記ヒンジ部を前記蓋体の外周縁の互いに
反対側の2つの位置に設けるとともに、前記係止部を前
記係止受け部から離脱させて蓋体を開放する操作部材を
前記ヒンジ部と同じ2つの位置に設けて、該ヒンジ部を
前記係止部が係止可能な係止受け部とすることにより、
前記蓋体をいずれの操作部材によっても開閉自在に設け
ることができる。これにより、使用環境や使用者の利き
手に応じて、蓋体を注出口に対して両側のいずれからも
開閉操作することができ、使い勝手が向上する。
【0016】前記蓋体を開放方向に常時付勢して設ける
とともに、前記係止部を前記係止受け部から離脱させる
操作ボタンを前記肩体の突出部の上面または蓋体の上面
に設けることができる。これにより、操作ボタンを押す
だけで、蓋体を自動開放させることができる。
【0017】前記ハンドルは、回動させた際、前記蓋体
のヒンジ部と、前記係止部を前記係止受け部から離脱さ
せて蓋体を開放する操作部材に干渉しないようにするこ
とが好ましい。あるいは、ハンドルの回動を妨げないよ
うに、前記蓋体のヒンジ部と操作部材を、容器本体の外
形から突出させないようにすることが好ましい。前記ハ
ンドルに、前記蓋体に設けたヒンジ部と操作部材とに干
渉しない逃げ部を設けることもできる。
【0018】前記ハンドルは、子供等によって蓋体が気
ままに開放されることを防止するために、任意の回動位
置で、前記ハンドルの一部が前記蓋体の操作部材を操作
不能に覆うようにすることができる。この場合、前記ハ
ンドルが直立位置で、前記蓋体の操作部材が操作不能に
なるようにして、携行時にも蓋体を開放できないように
してもよい。
【0019】本発明では、前記肩部を別部材で形成し、
前記容器本体に取り付けることができる。また、前記注
出手段は、手動エアー給湯式または電動給湯式であって
もよい。さらに、前記液体注出容器は、液体保温容器、
または内部に収容された液体を沸騰加熱可能な容器とす
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。図1から図22は、本発明に係
る据置型液体注出容器としての電動給湯式電気ポットの
実施形態である。図1は、本発明に係る据置型液体注出
容器の第1実施形態を示す。この液体注出容器は、湯沸
かし機能を有する所謂沸騰ポットであり、容器本体1と
横開き式の蓋体2とからなっている。
【0021】容器本体1は、内容器3と、該内容器3を
収容する外装体5とからなり、上向きに開口している。
内容器3の底部には、図示しない湯沸かしヒータを備え
ている。外装体5の上部の肩部4には略水平方向に突出
する突出部6が設けられている。この突出部6には下向
きの注出口7が設けられ、肩部4に設けた吐出ボタン3
5を押すと、前記注出口7より図示しない注出ポンプ等
の注出手段によって内容器3に収容された液体を容器本
体1を傾けることなく注出可能になっている。容器本体
1の底部には前記突出部6と同じ方向に水平に突出する
コップ載置台8が設けられている。このコップ載置台8
と前記突出部6の間にコップを載置できる空間が形成さ
れ、コップ載置台8に載置されたコップに前記注出口7
から注出される液体が注ぎ込まれるようになっている。
外装体5の正面よりやや右側には内部の液体の液量を表
示する液量計9が設けられている。容器本体1の肩部4
の前記注出口7に対して両側にU字形のハンドル10の
両端が取り付けられ、容器を携帯できるようになってい
る。なお、ハンドル10は、製品を持ち上げた際に、製
品が安定状態を保つように、その一端が後述するヒンジ
部の近傍に設けられていればよく、必ずしもヒンジ位置
と一致させる必要はない。
【0022】蓋体2は、注出口7に対して左側方に位置
するヒンジ部11を介して容器本体1の肩部4に取り付
けられ、前記突出部6を除く容器本体1を開閉自在に覆
っている。蓋体2には前記ヒンジ部11と反対側に操作
レバー12が設けられている。この操作レバー12は、
支軸13によって回動可能であり、内側に向かって付勢
して取り付けられている。操作レバー12の先端には容
器本体1の肩部4に設けた係止受け凹部14に係止可能
な係止部15が設けられている。
【0023】前記液体注出容器では、図1(B)に示す
閉じた状態から、ハンドル10を倒した後、蓋体2は、
その操作レバー12の係止部15を容器本体1の係止受
け凹部14から解除し、その係止部15に指を掛けたま
ま、図1(A)中矢印で示すように、注出口7に対して
左側方に回動操作して開放することができる。このた
め、従来のように前方から後方に開くものに比べて、僅
かな動作で開くことができるうえ、突出部6に設けられ
たスイッチ等に手が触れて誤操作を起こすことがない。
また、蓋体2を開放操作する際に、手は蓋体2の上面側
に位置するので、容器本体1の開口部を通過しない。こ
のため、手が容器本体1内の加熱された蒸気に触れるこ
とがなく、安全に開閉することができる。さらに、蓋体
2は突出部6(表示部)を除く開口部のみを覆うように
したので、蓋体2が小さく、開閉操作が容易である。ま
た、ハンドル10が容器本体1の肩部4に取り付けられ
ているので、携帯しやすく、しかも強度的にも安定して
いる。
【0024】以下に説明する実施形態は、特記以外は前
記第1実施形態と実質的に同一であり、対応する部分に
ついては同一符号を付して説明を省略し、相違する部分
についてのみ説明する。
【0025】図2は、本発明に係る据置型液体注出容器
の第2実施形態を示す。この液体注出容器は、容器本体
1に肩部4から連続する先細りの流線型の突出部6を設
けて該突出部6に注出口7を設けたもので、前記第1実
施形態のような液量計9やコップ載置台8は設けられて
いない。この実施形態では、前記突出部6の形状自体が
注出位置を表示する唯一の表示部となっている。そし
て、この表示部である突出部6を除く容器本体1の上面
が蓋体2で覆われている。なお、図2(A)中、2点鎖
線で示すように、蓋体2に操作等の表示部16を設けて
もよいし、図2(B)に示すように、突出部6に操作等
の表示部17を設けてもよい。また、図2(A)に示す
ように操作レバー12に穴12aを設けたり、図2
(B)に示すように切欠き12bを設けて、操作レバー
12を摘まみ易いようにしてもよい。
【0026】図3は、本発明に係る据置型液体注出容器
の第3実施形態を示す。この第3実施形態では、前記実
施形態とは異なり、肩部4が別部材で形成され、蓋体2
は肩部4の内側に嵌入され、肩部4の上面と面一になっ
ている。蓋体2のヒンジ部11と反対側には、図4に示
すように、凹部18が形成されるとともに、該凹部18
に一端が露出する操作レバー19が支軸20を介して回
動可能に設けられている。操作レバー19の他端は、蓋
体2の中心方向にスライド可能に設けられるとともにば
ね21によって外側に向かって付勢されたスライダ22
に係合している。スライダ22の先端の係止部23は肩
部4に形成された係止受け凹部24に係止するようにな
っている。
【0027】この実施形態では、操作レバー19に指を
掛けて引き上げると、スライダ22がばね21の付勢力
に抗して後退し、先端の係止部23が肩部4の係止受け
凹部24から離脱する。この結果、操作レバー19に指
を掛けたまま持ち上げれば、蓋体2を注出口に対して左
側方に回動操作して開放することができる。
【0028】図5,6は、本発明に係る据置型液体注出
容器の第4実施形態を示す。この実施形態では、蓋体2
のヒンジ部11と反対側の上面に、蓋体2の中心とヒン
ジ部11とを結ぶ中心線の両側に位置する一対の開口部
25が形成され、該開口部25より一対の操作摘み26
が上方に突設されている。一対の操作摘み26にはヒン
ジ部11の軸と平行な線上に位置する脚部27が延設さ
れている。一対の操作摘み26と脚部27は図示しない
ばねによって外側に付勢され、脚部27の先端の係止部
28が肩部に形成された図示しない係止凹部に係止する
ようになっている。脚部27の先端の係止部28は、ヒ
ンジ部11とともに、蓋体2の周縁を略3等分した位置
に配置されている。
【0029】この実施形態では、一対の操作摘み26を
摘まんで図示しないばねの付勢力に抗して接近させる
と、脚部27の先端の係止部28が肩部の図示しない係
合凹部から離脱する。この結果、一対の操作摘み26を
摘まんだまま蓋体2を持ち上げれば、蓋体2を注出口7
に対して左側方に回動操作して開放することができる。
【0030】図7,8は、本発明に係る据置型液体注出
容器の第5実施形態を示す。この実施形態では、蓋体2
の上面中央に、該蓋体2の中心とヒンジ部11とを結ぶ
中心線の両側に位置する一対の凹部29が形成され、該
凹部29内に一対の操作摘み30がヒンジ部11の軸と
平行に互いに反対方向に突設されている。一対の操作摘
み30には、それぞれ脚部31がヒンジ部11と反対側
に向かって斜めに延設されている。各脚部31の先端の
係止部32は、ヒンジ部11の軸と平行な線上に位置
し、かつ、ヒンジ部11とともに蓋体の周縁を略3等分
した位置に配置されている。一対の操作摘み30と脚部
31はそれらの間に介装されたばね33によって外側に
付勢され、脚部31の先端の係止部32が容器本体1の
肩部4に形成された係止受け凹部34に係止するように
なっている。
【0031】この実施形態においても、前記第4実施形
態と同様、一対の操作摘み30を摘まんでばね33の付
勢力に抗して接近させると、脚部31の先端の係止部3
2が肩部4の係止受け凹部34から離脱する。この結
果、一対の操作摘み30を摘まんだまま蓋体2を持ち上
げれば、蓋体2を注出口に対して左側方に回動操作して
開放することができる。なお、蓋体2のヒンジ部11と
反対側には、吐出ボタン35が設けられている。この吐
出ボタン35を押圧すると、該吐出ボタン35より延設
された舌片36が肩部4の上面に突出する吐出スイッチ
37を押圧し、電動給湯方式にて注出口7より容器本体
1内部の液体が注出される。なお、電動給湯方式には、
遠心ポンプ型や、ギアポンプ型、スクリュ型に代表され
る汲み上げポンプ方式や、電動エアー給湯式等、任意の
方法を使用することができる。
【0032】図9,10は、本発明に係る据置型液体注
出容器の第6実施形態を示す。この実施形態は、蓋体2
を注出口7に対して左側方と右側方のいずれからでも開
閉できるようにしたものである。容器本体1の注出口7
に対して左側と右側の互いに対向する肩部4の位置に
は、それぞれヒンジピン38が互いに平行に設けられて
いる。蓋体2の注出口7に対して左側と右側の互いに反
対側の位置には、それぞれ凹部39が形成されるととも
に、操作レバー40が設けられている。
【0033】前記各操作レバー40は、第1レバー41
と第2レバー42とからなっている。第1レバー41
は、支軸43によって蓋体2に回動可能に取り付けら
れ、その一端の操作端41aは凹部39内に位置し、他
端の湾曲した作用端41bは蓋体2内に位置している。
第2レバー42は、支軸44によって蓋体2に取り付け
られ、図示しないばねによって図10において時計回り
方向に付勢されている。第2レバー42の一端は、蓋体
内に延びて前記第2レバー41の作用端41bに下方か
ら接触している。また、第2レバー42の他端は、容器
本体1の肩部4の側面に沿って下方に屈曲され、その内
面に一対のリブ45が突設されるとともに、該リブ45
にU字形の切欠き46が形成されている。この第2レバ
ー42のリブ45は、蓋体2に形成された垂直片47に
外側から圧接し、該垂直片47と切欠き46とで囲まれ
る穴に前記肩部4のヒンジピン38が挿通されている。
これにより、本実施形態では、蓋体2の垂直片47、第
2レバー42の切欠き46及び肩部4のヒンジピン38
が蓋体2のヒンジ部を構成するとともに、第2レバー4
2の切欠き46がヒンジピン38に対する係止部を構成
している。
【0034】図10に示す蓋体2が閉じられた状態か
ら、注出口7に対して右側の操作レバー40の第1レバ
ー41の操作端41aに指を掛けて該第1レバー41を
引き上げると、図11(A)に示すように、第1レバー
41が支軸43を中心に時計回りに回動し、その作用端
41bが第2レバー42を押圧する。これにより、第2
レバー42は支軸44を中心に図示しないばねの付勢力
に抗して反時計回りに回動し、そのリブ45が蓋体2垂
直片47から離脱する。この結果、第2レバー42の切
欠き46とヒンジピン38との係止が解除され、第1レ
バーの操作端41aに指を掛けたまま蓋体2を持ち上げ
れば、蓋体2を注出口7に対して左側方に回動操作して
開放することができる。逆に、注出口7に対して左側の
操作レバー40の第1レバー41の操作端41aに指を
掛けて該第1レバー41を引き上げると、図11(B)
に示すように、蓋体2を注出口7に対して右側方に回動
操作して開放することができる。
【0035】前記図9,図10に示す実施形態では、操
作レバー40は2つのレバー41,42で構成されてい
るが、図12,図13に示すように、1つの操作レバー
48で構成してもよい。すなわち、操作レバー48は、
支軸49によって蓋体2に回動可能に取り付けられ、ば
ね50により図において時計回り方向に付勢されてい
る。操作レバー48の一端の操作端48aは蓋体2の上
面から上方に突出し、他端は容器本体1の肩部4の側面
に沿って下方に屈曲され、その内面に一対のリブ51が
突設されるとともに、該リブ51にU字形の切欠き52
が形成されている。このリブ51は、前記図11に示す
実施形態と同様、蓋体2に形成された垂直片47に外側
から圧接し、該垂直片47と切欠き52とで囲まれる穴
に前記肩部4のヒンジピン38が挿通されている。
【0036】右側の操作レバー48の操作端48aに指
を掛けて押圧すると、図12中2点鎖線で示すように、
切欠き52とヒンジピン38との係止が解除され、蓋体
2を注出口7に対して左側方に回動操作して開放するこ
とができる。また、逆に、図示しない左側の操作レバー
48の操作端48aに指を掛けて押圧すると、図13に
示すように、蓋体2を注出口7に対して右側方に回動操
作して開放することができる。
【0037】図14,図15は、本発明に係る据置型液
体注出容器の第7実施形態を示す。この実施形態は、蓋
体2を自動開放できるようにしたものである。蓋体2の
ヒンジ部11には、蓋体2を開き方向に付勢する図示し
ないばねが装着されている。蓋体2のヒンジ部11と反
対側には、図15に示すように、操作ボタン53がその
端部に位置する支軸54を介して回動可能に設けられて
いる。操作ボタン53は蓋体2の上面に面一に露出して
いる。操作ボタン53の内面の支軸54に対して一端側
には傾斜面55を有するリブ56が突設され、他端側に
は容器本体1の肩部4の上面に当接する蹴上部57が形
成されている。蓋体2の内部には、スライダ58が蓋体
2の中心方向にスライド可能に設けられるとともにばね
59によって外側に向かって付勢されている。スライダ
58の先端の係止部60は肩部4に形成された係止受け
凹部61に係止するようになっている。このスライダ5
8には、起立片62が突設され、該起立片62の上端部
に前記操作ボタン53の傾斜面55と対向して接触する
傾斜面63が形成されている。
【0038】前記操作ボタン53を押圧すると、操作ボ
タン53は支軸54を中心に図において反時計回り方向
に回動し、その傾斜面55がスライダ58の傾斜面63
を押圧する。これにより、スライダ58がばね59の付
勢力に抗して後退し、その先端の係止部60が肩部4の
係止受け凹部61から離脱する。また、操作ボタン53
の回動によりその蹴上部57が容器本体1の肩部4上面
を押圧するので、蓋体2は上方に蹴り上げられる。この
結果、蓋体2を押圧する力を緩めると、蓋体2はヒンジ
部11の図示しないばねの付勢力によって注出口7に対
して左側に回動して自動的に開放される。なお、操作ボ
タンの位置は、前記実施例に限らず、例えば図14の破
線で示すように、肩部4の上面に設け(53′)、任意
の方法で蓋体2の係合解除を行ってもよい。
【0039】図16,図17は、本発明に係る据置型液
体注出容器の第8実施形態を示す。この実施形態は、ハ
ンドル10が蓋体2のヒンジ部11と操作レバー12に
邪魔にならないようにしたものである。すなわち、ハン
ドル10は、U字形で、その両端が容器本体1の肩部4
の外周面上であってヒンジ部10と操作レバー12のそ
れぞれの右隣近傍に取り付けられている。このハンドル
10の取付部は、図17に示すように、蓋体2のヒンジ
部11と操作レバー12を結ぶ線に対してθ度傾斜し、
かつ、容器本体1の中心Cを通る直線上に位置する。こ
れにより、ハンドル10は、ヒンジ部11や操作レバー
12の位置と重ならない位置に設けることができる。ま
た、ハンドル10の両端の取付部を結ぶ直線は容器本体
1の中心Cを通るので、このハンドル10で容器本体1
を携帯しても容器本体1が傾くことがない。
【0040】図18,図19は、本発明に係る据置型液
体注出容器の第9実施形態を示す。この実施形態は、ハ
ンドル10を回動させた際に蓋体2のヒンジ部11と操
作レバー64とに干渉しないようにしたものである。す
なわち、蓋体2のヒンジ部11は、図19に示すよう
に、容器本体1の肩部4の外周面よりも内側に設けられ
ている。また、操作レバー64は、断面逆L字形で、蓋
体2のヒンジ部11と反対側に支軸65により取り付け
られ、ばね66によって時計回り方向に付勢されてい
る。操作レバー64の一方の上面片64aは蓋体2の上
面と面一で、その上面に操作摘み部64cを突出させ、
他方の係止片64bは肩部4の外周側面と面一になって
いる。操作レバー64の係止片64bの内面には、肩部
4の外周側面に形成された係合受け凹部67に係止する
係止部68が形成されている。U字形のハンドル10の
両端は、それぞれヒンジ部11、操作レバー64の係止
片64bの下方に設けられている。
【0041】前記実施形態では、ヒンジ部11が肩部4
の外周側面より内側に位置し、操作レバー64の係止片
64bが肩部4の外周側面と面一になっているので、ハ
ンドル10を回動させても、ヒンジ部11及び操作レバ
ー64の係止片64bと干渉することはない。
【0042】図20は、本発明に係る据置型液体注出容
器の第10実施形態を示す。この実施形態は、ハンドル
10を回動させた際に蓋体2のヒンジ部11と操作レバ
ー12とに干渉しないように、ハンドル10の取付部の
近傍に外方に湾曲する逃げ部69を設けたものである。
これにより、蓋体2のヒンジ部11及び操作レバー12
が蓋体2から突出し、かつ、ハンドル10の取付部がヒ
ンジ部11と操作レバー12の下方に位置していても、
それらと干渉することなくハンドル10を回動させるこ
とができる。
【0043】図21は、本発明に係る据置型液体注出容
器の第11実施形態を示す。この実施形態は、ハンドル
10が特定の位置にあるときには蓋体2を開放操作でき
ないようにしたものである。すなわち、図21(B)に
示すように、蓋体2の操作レバー70は、蓋体2の上面
と面一な上面片70aと、肩部4の外周側面に形成され
た係止受け凹部71に係止する係止部72が先端に形成
された係止片70bと、該係止片70bから上方に延設
された摘み部70cとからなり、蓋体2に支軸73を中
心に回動可能に取り付けられ、ばね74によって図にお
いて時計回り方向に付勢されている。操作レバー70の
係止片70bは、肩部4の外周側面と面一ではなく、該
外周側面よりやや外方に突出しており、垂直に立てられ
たハンドル10の内面とほとんど隙間なく対向するよう
になっている。
【0044】前記実施形態では、ハンドル10を垂直に
立てたときに上面片70aを押圧しても、係止片70b
がハンドル10に当接して操作レバー70の回動が阻止
されるうえ、ハンドル10が邪魔して摘み部70cを摘
まむこともできないので、蓋体2は開放不能となる。し
たがって、ハンドル10を垂直に立てておけば、子供等
によって蓋体2が気ままに開放されるのを防止すること
ができる。なお、図21(A)は、肩部4に任意の構造
で着脱する操作レバー70を蓋体2の外周より内方で上
面に突出させたものであるが、この場合も、ハンドル1
0が邪魔になり、該操作レバー70を操作することがで
きない。
【0045】なお、前記実施形態において、ハンドル1
0を垂直に立てたときだけでなく、図22に示すよう
に、ハンドル10を水平にしたときに、その取付部の近
傍に突設した突片75が操作レバー70の係止片70b
に隙間なく対向するようにすれば、水平位置においての
蓋体2を開放操作不能にすることができる。この場合、
図22中2点鎖線で示すように、ハンドル10を完全に
倒せば、突片75が操作レバー70から離れるので、蓋
体2の開閉操作が可能となる。
【0046】図23から図27は、本発明に係る据置型
液体注出容器としての手動エアー給湯式魔法瓶の実施形
態である。
【0047】図23から図25は、本発明に係る据置型
液体注出容器の第12実施形態を示す。この液体注出容
器は、熱湯を保温する所謂エアーポットであり、上向き
に開口する容器本体101と、横開き式の蓋体102
と、ハンドル110とからなっている。
【0048】容器本体101は、真空二重構造からなる
ガラス製の内容器103と、該内容器103の開口部の
周囲に位置する肩部104と、前記内容器103を収容
する外装体105とからなっている。肩部104には水
平方向に前方に突出する突出部106が設けられてい
る。内容器103の内部には揚水管107aが挿入さ
れ、該揚水管107aの上端は、肩部104内に設けら
れた注水管107bに接続されている。注水管107b
は転倒時漏水防止弁107cを介して突出部106に導
かれ、該突出部106の下面に形成された注出口107
に向かって下向きに開口している。外装体105と内容
器103の間には、下端が内容器103の底部と連通し
上端が肩部104の内口部から通孔状態の接続部104
´に連通する液量パイプ109が設けられ、外部から内
容器103内の液量を確認できるようになっている。
【0049】蓋体102は、図24に示すように、容器
本体101の注出口107に対して右側に着脱可能に取
り付けるヒンジ部111が設けられ、左側に操作レバー
112が設けられている。操作レバー112は、支軸1
13によって蓋体102に回動可能に取り付けられると
ともに、ばね114によって図において時計回り方向に
付勢されている。操作レバー112の一方の操作片11
2aは蓋体102に形成された凹部115に露出してお
り、他方の係止片112bの外面には係止部116が形
成されている。この係止片112bの係止部116は、
肩部104の垂直壁117の内面に形成された係止受け
凹部118に係止している。なお、蓋体102のヒンジ
部111と操作レバー112は、肩部102の外周側面
から突出しないようになっている。
【0050】蓋体102の下面には、蓋体102を閉じ
たときに前記内容器103の開口部を塞ぐためのパッキ
ン102′および断熱効果を高めるための栓119が取
り付けられている。また、蓋体102の上面に形成され
た穴部120には、ベローズ121と該ベローズ121
を手動にて押圧する押し蓋122とからなる公知の注出
機構が収容されている。
【0051】ハンドル110は、略U字形で、その両端
は蓋体102のヒンジ部111と操作レバー112の下
方の肩部104に取り付けられている。このハンドル1
10を直立した状態に保持するために、図25に示すよ
うに、肩部104にはハンドル110の両端がそれぞれ
係止する一対の突部123が形成されている。なお、こ
の突部123は、ハンドル110が回動する場合に重な
る部材であれば、いずれの部材に設けてもよい。また、
逆に、ハンドル110に突部を設け、他部材に凹部を設
ける等、任意の保持構造を設けることができる。
【0052】この実施形態において、図24に示す状態
から、操作レバー112の操作片112aに指を掛けて
外側に押圧すると、操作レバー112が支軸113を中
心に反時計回りに回動し、係止片112bの先端の係止
部116が肩部104の係止受け凹部118から離脱す
る。この結果、操作レバー112に指を掛けたまま蓋体
102を持ち上げれば、蓋体102を注出口107に対
して右側方に回動操作して開放することができる。な
お、この実施形態において、蓋体102のヒンジ部11
1と操作レバー112を逆にすることにより、蓋体10
2を注出口107に対して左側に開放するようにしても
よい。
【0053】前記実施形態において、蓋体102のヒン
ジ部111と操作レバー112を肩部104の外周側面
から突出させてもよいが、この場合、図26と図27に
示すように、ハンドル110をこれらと干渉しないよう
にする必要がある。図26は、ハンドル110の一方の
取付部を図17に示す実施形態と同様、ヒンジ部111
の側方に設け、他方の取付部を操作レバー112の中心
からずらしたものであり、ヒンジ部111が大きく突出
しているが、操作レバー112がハンドル110に接触
しないように形成したものであり、ハンドル110が直
立するまでの回動が可能である。なお、操作レバー11
2を大きく突出させてヒンジ部111をハンドル110
に接触しないようにしても同様に可能となる。また、図
27は、図20に示す実施形態と同様、ハンドル110
を回動させた際に蓋体102のヒンジ部111と操作レ
バー112の係止片112bとに干渉しないように、ハ
ンドル110の取付部の近傍に外方に湾曲する逃げ部1
24を設けたものである。
【0054】前述した各実施形態は、特に、容器本体や
蓋体の構造、ヒンジ部や開閉レバーの構造は、図示する
ものに限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々
の変更が可能である。また、本発明は、前記実施形態の
ような沸騰ポットやエアーポットのみならず、保温機能
のない液体注出容器にも適用することが可能である。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、容器本体の肩部に注出口に対して側方に位置
するヒンジ部を介して蓋体を取り付けて、注出口に対し
て側方に回動操作するようにしたので、加熱された蒸気
に手が触れることなく、安全かつ簡単に蓋体の開閉操作
をすることができるうえ、従来より小さな動作で蓋体の
開閉が可能となり、さらに突出部を除く開口部を覆うよ
うにしたので、蓋体が小さくて開閉操作が優れる等の効
果を有している。
【0056】蓋体を肩部の内側に嵌入したものでは、蓋
体がより小さくなり、開閉操作がさらに容易になる。
【0057】蓋体の係止部をヒンジ部の軸線と平行な線
上に位置する一対の脚部の先端に設けたものでは、蓋体
の係止時の安定性、確実性が向上する。
【0058】操作部材を蓋体の上面に位置するとともに
前記ヒンジ部の軸線と平行な線上に位置する一対の操作
摘みで形成したものでは、その一対の操作摘みを摘まん
でそのまま蓋体を引き上げるだけで、蓋体を開放するこ
とができ、蓋体の開き操作が簡単になる。
【0059】ヒンジ部を蓋体の外周縁の互いに反対側の
2つの位置に設けるとともに、係止部を係止受け部から
離脱させて蓋体を開放する操作部材をヒンジ部と同じ2
つの位置に設けて、該ヒンジ部を係止部が係止可能な係
止受け部とすることにより、蓋体をいずれの操作部材に
よっても開閉自在に設けたものでは、使用環境や使用者
の利き手に応じて、蓋体を注出口に対して両側のいずれ
からも開閉操作することができ、使い勝手が向上する。
【0060】蓋体のヒンジ部と、係止部を係止受け部か
ら離脱させて蓋体を開放する操作部材とに干渉しないよ
うに、蓋体のヒンジ部と操作部材を容器本体の外形から
突出させたり、ハンドルに蓋体のヒンジ部と操作部材と
に干渉しない逃げ部を設けたものでは、ヒンジ部と操作
部材の取付位置や形状の制約がなくなり、設計がしやす
いとともに、ハンドルの取付け位置も制約がなくなり、
美観や携帯性が向上する。
【0061】ハンドルの一部が蓋体の操作部材を操作不
能に覆うようにしたものでは、子供等によって蓋体が気
ままに開放されることが防止される。特に、ハンドルが
直立位置で蓋体の操作部材が操作不能になるようにした
ものでは、携行時にも蓋体が開放する虞れがなく、安全
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る据置型液体注出容器の第1実施
形態の斜視図で、(A)は蓋開放時、(B)は蓋閉鎖時
の状態を示す。
【図2】 (A)は本発明に係る据置型液体注出容器の
第2実施形態の斜視図で、(B)はその変形例を示す。
【図3】 本発明に係る据置型液体注出容器の第3実施
形態の斜視図である。
【図4】 図3に示す容器の部分破断正面図である。
【図5】 本発明に係る据置型液体注出容器の第4実施
形態の斜視図である。
【図6】 図5に示す容器の平面図である。
【図7】 本発明に係る据置型液体注出容器の第5実施
形態の平面図である。
【図8】 図7に示す容器の蓋体の部分破断正面図であ
る。
【図9】 本発明に係る据置型液体注出容器の第6実施
形態の斜視図である。
【図10】 図9に示す容器の部分破断正面図である。
【図11】 図9に示す容器の蓋体の開放状態を示す部
分破断正面図であり、(A)は左開き、(B)は右開き
状態を示す。
【図12】 図10に示す容器の変形例を示す部分破断
正面図である。
【図13】 図12に示す容器の右開き状態を示す部分
破断正面図である。
【図14】 本発明に係る据置型液体注出容器の第7実
施形態の斜視図である。
【図15】 図14に示す容器の部分破断正面図であ
る。
【図16】 本発明に係る据置型液体注出容器の第8実
施形態の斜視図である。
【図17】 図16に示す容器の平面図である。
【図18】 本発明に係る据置型液体注出容器の第9実
施形態の斜視図である。
【図19】 図18に示す容器の部分破断正面図であ
る。
【図20】 本発明に係る据置型液体注出容器の第10
実施形態の斜視図である。
【図21】 (A)は本発明に係る据置型液体注出容器
の第11実施形態の斜視図、(B)はその部分断面図で
ある。
【図22】 図18に示す容器の変形例である。
【図23】 本発明に係る据置型液体注出容器の第12
実施形態の側面断面図である。
【図24】 図23に示す容器のI−I線断面図であ
る。
【図25】 図23に示す容器の平面図である。
【図26】 図23に示す容器の変形例を示す平面図で
ある。
【図27】 図23に示す容器の他の変形例を示す部分
破断正面図である。
【符号の説明】
1 容器本体 2 蓋体 4 肩部 6 突出部 7 注出口 9 液量計(表示部) 10 ハンドル 11 ヒンジ部 12 操作レバー 14 係止受け凹部 15 係止部 16 操作等の表示部 17 操作等の表示部 19 操作レバー 23 係止部 24 係止受け凹部 26 操作摘み 27 脚部 28 係止部 30 操作摘み 31 脚部 32 係止部 34 係止受け凹部 38 ヒンジピン(ヒンジ部) 40 操作レバー 45 リブ(ヒンジ部兼係止部) 46 切欠き(ヒンジ部兼係止部) 47 垂直壁(ヒンジ部兼係止部) 48 操作レバー 52 切欠き(ヒンジ部兼係止部) 53 操作ボタン 60 係止部 61 係止受け凹部 64 操作レバー 67 係止受け凹部 68 係止部 69 逃げ部 70 操作レバー 72 係止部 75 突片 101 容器本体 102 蓋体 104 肩部 106 突出部 107 注出口 109 液量パイプ(表示部) 110 ハンドル 111 ヒンジ部 112 操作レバー 116 係止受け凹部 118 係止部 124 逃げ部

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上向きの開口部を有する容器本体に略水
    平方向に突出する突出部を設け、該突出部に下向きの注
    出口を設け、該注出口より容器本体を傾けることなく内
    部に収容された液体を注出可能な注出手段を備えた据置
    型液体注出容器であって、 前記容器本体の注出口側に表示部を設けるとともに、前
    記容器本体の肩部に前記注出口に対して側方に位置する
    ヒンジ部を介して取り付けた蓋体で前記容器本体の突出
    部を除く開口部を開閉自在に覆うとともに、前記容器本
    体のヒンジ部近傍に断面U字形のハンドルの一端を回動
    自在に取り付けたことを特徴とする据置型液体注出容
    器。
  2. 【請求項2】 前記突出部は、前記容器本体の肩部に設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の据置型液体注出
    容器。
  3. 【請求項3】 前記突出部は、前記肩部から連続する先
    細りの流線型で、その形状自体が注出位置を表示する前
    記表示部を兼ねることを特徴とする請求項2に記載の据
    置型液体注出容器。
  4. 【請求項4】 前記表示部を、前記肩部の上面に設けた
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の据置型液体
    注出容器。
  5. 【請求項5】 前記蓋体は、前記肩部の上面を覆ってい
    ることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の据
    置型液体注出容器。
  6. 【請求項6】 前記蓋体は、前記肩部の内側に嵌入して
    いることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の
    据置型液体注出容器。
  7. 【請求項7】 前記蓋体のヒンジ部と反対側に係止部を
    設け、該係止部を前記容器本体の肩部に形成した係止受
    け部に係止可能にしたことを特徴とする請求項1から6
    の何れかに記載の据置型液体注出容器。
  8. 【請求項8】 前記係止部を前記係止受け部から離脱さ
    せて蓋体を開放する操作部材を、前記蓋体の上面に位置
    するように、前記係止部に一体に設けたことを特徴とす
    る請求項7に記載の据置型液体注出容器。
  9. 【請求項9】 前記係止部は、前記ヒンジ部の軸線と平
    行な線上に位置する一対の脚部の先端に設けたことを特
    徴とする請求項7又は8の何れかに記載の据置型液体注
    出容器。
  10. 【請求項10】 前記係止部を前記係止受け部から離脱
    させて蓋体を開放する操作部材を、前記蓋体の上面に位
    置するとともに前記ヒンジ部の軸線と平行な線上に位置
    する一対の操作摘みで形成したことを特徴とする請求項
    7から9の何れかに記載の据置型液体注出容器。
  11. 【請求項11】 前記ヒンジ部を前記蓋体の外周縁の互
    いに反対側の2つの位置に設けるとともに、前記係止部
    を前記係止受け部から離脱させて蓋体を開放する操作部
    材を前記ヒンジ部と同じ2つの位置に設けて、該ヒンジ
    部を前記係止部が係止可能な係止受け部とすることによ
    り、前記蓋体をいずれの操作部材によっても開閉自在に
    設けたことを特徴とする請求項8に記載の据置型液体注
    出容器。
  12. 【請求項12】 前記蓋体を開放方向に常時付勢して設
    けるとともに、前記係止部を前記係止受け部から離脱さ
    せる操作ボタンを前記肩部の突出部の上面又は蓋体の上
    面に設けたことを特徴とする請求項7に記載の据置型液
    体注出容器。
  13. 【請求項13】 前記ハンドルを回動させた際、前記蓋
    体のヒンジ部と、前記係止部を前記係止受け部から離脱
    させて蓋体を開放する操作部材とに干渉しないようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載の据置型液体注出容
    器。
  14. 【請求項14】 前記蓋体のヒンジ部と操作部材を、容
    器本体の外形から突出させないようにしたことを特徴と
    する請求項13に記載の据置型液体注出容器。
  15. 【請求項15】 前記ハンドルに、前記蓋体に設けたヒ
    ンジ部と操作部材とに干渉しない逃げ部を設けたことを
    特徴とする請求項13に記載の据置型液体注出容器。
  16. 【請求項16】 前記ハンドルの任意の回動位置で、前
    記ハンドルの一部が前記蓋体の操作部材を操作不能に覆
    ったことを特徴とする請求項13から15の何れかに記
    載の据置型液体注出容器。
  17. 【請求項17】 前記ハンドルが直立位置で、前記蓋体
    の操作部材が操作不能になるようにしたことを特徴とす
    る請求項16に記載の据置型液体注出容器。
  18. 【請求項18】 前記肩部を別部材で形成し、前記容器
    本体に取り付けたことを特徴とする請求項1から17の
    何れかに記載の据置型液体注出容器。
  19. 【請求項19】 前記注出手段は、手動エアー給湯式で
    あることを特徴とする請求項1から18の何れかに記載
    の据置型液体注出容器。
  20. 【請求項20】 前記注出手段は、電動給湯式であるこ
    とを特徴とする請求項1から18の何れかに記載の据置
    型液体注出容器。
  21. 【請求項21】 前記液体注出容器は、液体保温容器で
    あることを特徴とする請求項1から20の何れかに記載
    の据置型液体注出容器。
  22. 【請求項22】 前記液体注出容器は、内部に収容され
    た液体を沸騰加熱可能であることを特徴とする請求項2
    1に記載の据置型液体注出容器。
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