JPH11308438A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH11308438A
JPH11308438A JP10125343A JP12534398A JPH11308438A JP H11308438 A JPH11308438 A JP H11308438A JP 10125343 A JP10125343 A JP 10125343A JP 12534398 A JP12534398 A JP 12534398A JP H11308438 A JPH11308438 A JP H11308438A
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Yukio Yamaguchi
幸男 山口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿中の図形が濃度情報または色相情報の違
いによって閉領域を構成している場合でも、より適切な
閉領域検出が自動的に、あるいはユーザの希望するよう
に行う画像処理装置を提供する。 【解決手段】 画像読み取り部11で読み取ったカラー
画像データを記憶し、記憶されているカラー画像データ
から所定のエッジ情報をエッジ検出部により検出する。
原稿中の閉領域を指定し、エッジ検出部によって検出さ
れたエッジ情報から原稿中の閉領域を検出する。検出さ
れた閉領域情報により、閉領域の内部と外部とで異なる
画像処理を施す。従って、原稿中の閉領域が色相情報ま
たは濃度情報のような相違する条件の場合であっても、
適切な閉領域検出結果を出力することができ、誤りの無
い閉領域処理が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタ、複写
機、FAX、表示装置等の画像処理装置に関し、特に、
入力された画像データ中に指定した閉領域の内外におい
て異なる画像処理を施して外部に出力する画像処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機等の画像処理装置
において、通常のコピー動作時には原稿に対して画像処
理が均一に施される。しかし、視覚上の特殊効果を得る
ために、読み取り原稿中の閉領域の内部に対して他の領
域と異なる画像処理が行われる場合がある。
【0003】上記内容の従来技術として、プレスキャン
により原稿画像情報を二値化(0or1)して原稿画像
用ビットマップメモリに書き込み、デジタイザにより指
定した座標を中心として原稿画像中に閉領域を検出し、
個々の閉領域に対応する領域に対して塗り潰し用ビット
マップメモリを塗りつぶすという画像処理装置が特開平
1−168163号公報に開示されている。
【0004】上述のスキャンでは、塗り潰し用ビットマ
ップメモリに塗りつぶされた領域に対して所定の画像処
理を施し、閉領域の内外で異なる画像処理を提供してい
る。その際、原稿画像情報を記憶する原稿画像用ビット
マップには二値化情報が記憶され、原稿中の濃度情報や
色彩情報は記憶・利用されることはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術では、一般に閉領域の内外にて異なる画像処理
を施すためには、先ず原稿中の閉領域を検出することが
必要である。従来の技術において検出した結果を保持す
る際に、原稿中の閉領域情報としての二次元的な濃度の
みに着目をしている。ここで濃度情報に着目した処理方
式では、閉領域を構成している図形の原稿濃度と他領域
の濃度が同じで色相が異なる原稿では閉領域を検出でき
ないという問題点が図10(a)に示されている。
【0006】また、色相情報に着目した方式では、色相
が同じで濃度の異なる閉領域原稿を検出できないという
問題点が図10(b)に示されている。
【0007】本発明は、上記不具合に鑑みてなされたも
ので、原稿中の図形が濃度情報の違いによって閉領域を
構成している場合でも、また色相情報の違いによって閉
領域を構成している場合でも、より適切な閉領域検出が
自動的に、あるいはユーザの希望するように行うことの
できる画像処理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、原稿のカラー画像データを
読み取る画像読み取り手段と、画像読み取り手段によっ
て読み取られたカラー画像データを記憶する第1の記憶
手段と、第1の記憶手段に記憶されているカラー画像デ
ータから所定のエッジ情報を検出するエッジ情報検出手
段と、原稿中の閉領域を指定する閉領域指定手段と、エ
ッジ情報検出手段によって検出されたエッジ情報から原
稿中の閉領域を検出する閉領域検出手段と、閉領域検出
手段により検出された閉領域の情報により、閉領域の内
部と外部とで異なる画像処理を施す画像処理手段とを有
することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、所定のエッジ情報は、濃度情報、色相情報
の少なくとも何れか一つまたは二つを含む情報であるこ
とを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、閉領域検出手段により検出されるエッジ情
報が濃度情報と色相情報の二つである場合、濃度情報と
色相情報の論理演算の結果から原稿中の閉領域を検出す
ることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、論理演算は、論理和または論理積であるこ
とを特徴とする。
【0012】請求項5記載の発明は、請求項4記載の発
明において、エッジ情報検出手段により検出された濃度
情報または色相情報の何れか1つ、あるいは2つの論理
和、あるいは2つの論理積の何れかによって閉領域検出
手段において閉領域を検出するか否かを選択および制御
する選択制御手段を有することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
の実施形態である画像処理装置を詳細に説明する。図1
〜図8は、本実施形態のブロック構成例を示している。
図1は操作パネル付き複写機の構成図、および図2は画
像処理部、図3は色変換処理部、図4は階調処理部、図
5はアンダーカラー処理部、図6はペイント処理部、図
7は原稿用BM、図8はエリア用BM、の各ブロック図
である。
【0014】(全体構成)図1は、本発明をデジタルカ
ラー複写機に適応した場合の実施形態を示すブロック構
成図である。カラー複写機は、原稿を読みとってラスタ
スキャンのカラー画像データを出力する画像読み取り部
11と、読み取られた画像データに対して画像処理を施
す画像処理部12と、画像処理を施したカラー画像デー
タを所定用紙に記録する画像記録装置13と、エリア処
理用の座標指定を行うデジタイザ15と、画像読み取り
部11により読み取られたカラー画像データを所定の表
色系変換したのち記憶する原稿用BM(原稿記憶用ビッ
トマップメモリ)14と、画像処理部12で施される画
像処理のエリア処理内容を示すエリアデータを記憶する
エリア用BM(エリアデータ用ビットマップメモリ)1
6と、外部より各動作モードを選択・入力する操作パネ
ル17と、上記各部を制御するシステム制御部10とに
より構成される。以下に各ブロックの構成例と動作例と
を説明する。
【0015】画像読み取り部11は、RGB3本のCC
Dラインセンサを有しており、原稿から光学的に読み取
ったRGBデータに所定の補正処理、増幅処理を施した
後、8ビットRGBデータをパラレルに外部に出力す
る。
【0016】次に、図2を用いて画像処理部12の構成
例を説明する。画像処理部12は、画像読み取り部11
から入力されたRGBデータに色変換処理を施す色変換
処理部21と、色変換処理部21により色変換処理され
た画像データに対して階調処理を施す階調処理部22
と、階調処理部22より階調処理された画像データに対
してアンダーカラー処理を施すアンダーカラー処理部2
3と、アンダーカラー処理部23によりアンダーカラー
処理された画像データに対してペイント(塗り潰し)処
理を施すペイント処理部24と、外部から入力されるエ
リアデータに基づいて上記各ユニットの制御を行う図示
しないエリア処理制御部から構成されている。画像処理
部内の動作について以下に説明する。
【0017】図3を用いて色変換処理部21の構成例を
説明する。画像処理部12に入力されたRGBデータ
は、まず色変換処理部21によって所定の色変換処理が
施される。入力されたRGBデータは、マトリクス乗算
部211によってマスキング処理を施される。マトリク
ス乗算部211におけるマトリクス乗算処理は、マトリ
クステーブル212に保持されているマスキング係数に
応じて行われ、マトリクステーブル212中のデータ
は、図1に示されるシステム制御部10により書き換え
制御可能であるとする。以上の処理を施されたRGBデ
ータは、KCMYデータに変換される。
【0018】図4を用いて階調処理部22の構成例を説
明する。色変換処理部21によりKCMYデータに変換
された画像データは、階調処理部22により所定の階調
処理が施される。階調処理部22は、色変換部21のK
CMYデータ出力に各々接続されており、各KCMYデ
ータ出力に応じた階調処理を独立して行う。階調処理部
22に入力されたデータは、フィルタ乗算回路221に
よって各色に応じたフィルタリング処理が施される。フ
ィルタ乗算回路221には、一ライン分の長さを有する
FIFOが3本(223a、223b、223c)接続
されており、フィルタ乗算回路221中の長さ5画素分
のシフトレジスタによって3×5画素単位でフィルタ処
理を行っている。尚、上記3×5単位の乗算処理におい
て、各乗算係数はフィルタ係数テーブル222に保持さ
れており、テーブルデータはシステム制御部10により
書き換え制御可能である。
【0019】図5を用いてアンダーカラー処理部23の
構成例を説明する。階調処理部22で階調処理された画
像データは、アンダーカラー処理部23によってアンダ
ーカラー処理が施される。アンダーカラー処理部23に
入力された階調処理後の画像データと所定のオフセット
値が保持されているレジスタ233の内容とを加算器2
31にて加算する。セレクタ232では、加算結果と加
算前の入力画像データのうち、どちらかを選択して外部
に出力する。またレジスタ233に保持されているオフ
セット値やセレクタ232のセレクト信号は、外部から
選択されたアンダーカラー処理のON/OFFやアンダ
ーカラー色に応じてシステム制御部10により制御が可
能である。
【0020】図6を用いてペイント処理部24の構成例
を説明する。アンダーカラー処理(処理OFF含む)さ
れた画像データは、ペイント処理部24によってペイン
ト処理が施される。ペイント処理部24に入力された画
像データと所定のペイント濃度データを保持しているレ
ジスタ242の内容とがセレクタ回路241に入力さ
れ、システム制御部10からのセレクト信号によってど
ちらか一方が外部に出力される。尚、レジスタ242に
保持されているペイント濃度データは、システム制御部
10により書き換えが可能である。
【0021】デジタイザ15では、原稿中の任意の一点
を指定してその座標データをシステム制御部10に送信
する。ここでは原稿中に存在する閉領域図形の任意の内
部を一点指定する。
【0022】図7を用いて原稿用BM14の構成例を説
明する。原稿用BM14は、入力される8ビットRGB
データに対して所定の間隔(主副4ドット)で間引きし
た後、8→4ビット変換処理する間引き処理部31と、
間引き処理されたRGBデータをR用、G用、B用のそ
れぞれのビットマップメモリに記憶するRGB用ビット
マップメモリ(RGB用BM)32と、RGB用BM3
2の任意のアドレスをアクセスするデータアクセス回路
33と、読み出したRGBデータに対して色相データに
変換する色相変換回路34と、濃度データに変換する濃
度変換回路35と、ラプラシアン処理によって上記変換
処理された結果からエッジを検出するエッジ検出回路3
6、37と、二値化処理回路38、39と、色相エッジ
の2つを入力とするセレクタ回路40とによって構成さ
れる。
【0023】尚、色相変換回路34と、濃度変換回路3
5とは同様な構成を有し、変換回路に接続される変換処
理用マトリクステーブル212の内容を書き換えること
により、色相変換・濃度変換の機能を持たせている。原
稿用BM14の内部の動作を以下に説明する。
【0024】プレスキャンによって取り込まれたRGB
データは、間引き処理部31により4×4のOR処理を
施され、ビットシフト処理によって8→4ビット変換さ
れる。変換処理されたRGBデータは、画像読み取り部
11のラスタ走査に同期してRGB用BM32にそれぞ
れ記憶される。RGB用BM32に記憶されているRG
Bデータは、データ読み出し回路によって読み出され、
色相変換回路34及び濃度変換回路35の2つの変換回
路によって濃度情報と色相情報とに変換されて、それぞ
れがエッジ検出回路36、37に出力される。エッジ検
出回路36、37内では、ラプラシアンフィルタによっ
て入力情報内のエッジ成分を検出し、検出結果は二値化
回路38、39によって二値化処理される。
【0025】尚、ラプラシアンフィルタを内蔵するエッ
ジ検出回路の基本構成は、図4に示す階調処理回路22
と同様な構成を有する。
【0026】このように検出された色相情報のエッジ情
報と濃度情報のエッジ情報は、セレクタ回路40に入力
され、外部からのセレクト信号に応じて2つの入力のい
ずれか一方、あるいは2つの入力の論理積・論理和がセ
レクタ回路40から出力される。
【0027】ここで二値化処理に用いられるしきい値と
ラプラシアンフィルタのフィルタテーブル、変換回路の
マトリクステーブルは、システム制御部10によって書
き換え可能である。
【0028】図8にエリア用BM16の構成例を示す。
エリア用BM16は、エリアデータ4ビットを原稿用B
M14と同じ分解能(主副1/4)で記憶する深さ4ビ
ットBM322と、システム制御部10からの書き込み
アドレスとデータに応じて深さ4ビットBM322にデ
ータを書き込むデータ書き込み部321と、システム制
御部10からの読み出しアドレスに応じてデータを外部
に出力するデータ読み出し部323とにより構成され
る。
【0029】エリア用BM16の内部の動作例を説明す
る。システム制御部10より書き込みアドレス信号・デ
ータが入力され、エリア用BM16上にエリアデータが
書き込まれる。エリアデータは、4ビットであり、ビッ
トマップメモリの1ドットあたり1エリアデータが記憶
される。全てのエリアデータが書き込まれた後、本スキ
ャン動作に同期したシステム制御部10からの読み出し
アドレス信号が逐次データ読み出し部323に入力さ
れ、エリア用BM16上に記憶されているエリアデータ
を連続して読み出し、外部に出力する。
【0030】画像記録部13では、画像処理部12によ
って所定の画像処理を施された画像データが、所定の記
録用紙に記録される。
【0031】操作パネル17では、オペレータが複写機
システムに各種動作モードを選択・入力する。ここでは
指定閉ループ中の処理(ペイント、アンダーカラーのO
N/OFF制御、指定色の選択等)の他、閉ループ検出
のモード(濃度検出or色相検出or自動検出等)を外
部より選択することができる。
【0032】システム制御部10では、画像読み取り部
11、画像処理部12、デジタイザ15、原稿用BM1
4、エリア用BM16、画像記録部13に対して、同期
信号、アドレス信号、データ信号等を送受信し、統合的
に各ブロックを管理・制御する。また、システム制御部
10では,原稿用BM14中に記憶されている内容を読
み出し、原稿中の閉領域を構成する図形の輪郭情報を抽
出する機能や、抽出した情報をエリアデータとしてエリ
ア用BM16に書き込む機能を有する。
【0033】(全体動作)装置全体の動作例を以下に説
明する。先ずプレスキャンによって原稿画像データを原
稿用BM14に取り込む。原稿画像データの取り込みが
終了した後、予めオペレータによって操作パネル17に
選択・入力されていた閉領域検出モード(色相検出or
濃度検出or自動検出)に応じて、システム制御部10
は、図7に示されるセレクト回路40を制御する。ここ
で上記閉領域検出モードに色相検出モードが選択されて
いた場合には、色相エッジ成分のみが出力されるように
セレクト回路40のセレクト信号を制御し、濃度検出モ
ードが選択されていた場合には、濃度エッジ成分のみが
出力されるようにセレクト回路40のセレクト信号を制
御する。また上記閉領域検出モードに自動検出モードが
選択されていた場合には、色相エッジ成分と濃度エッジ
成分との論理和結果が出力されるようにセレクト回路4
0のセレクト信号を制御する。以上のような方式で、原
稿中の閉領域のエッジ部分を読み出すことが可能とな
る。
【0034】図9は、輪郭線検出・追跡を説明するため
の概念図である。図9において、上記エッジ部分の読み
出し処理結果とデジタイザによる閉領域内の一点指定座
標から、システム制御部10は、その指定点を内包する
閉領域の輪郭線を追跡し、閉領域検出を行う。検出した
閉領域の輪郭情報は、システム制御部10内のRAMに
格納される。
【0035】このようにシステム制御部10は、操作パ
ネル17で指定された閉領域検出モードに応じて原稿中
のエッジ成分検出処理を切り替え、原稿中の濃度に注目
した閉領域輪郭、あるいは色相に注目した閉領域輪郭、
あるいは濃度と色相の両方に注目した閉領域輪郭を検出
することが可能となる。
【0036】上記手法によって原稿中の閉領域輪郭を抽
出した後、システム制御部10内のRAMにスタックさ
れた輪郭情報を用いて、輪郭線に囲まれる領域のエリア
用BM16内のビットマップメモリにエリアデータを書
き込む。ここで書き込まれるエリアデータは、オペレー
タが選択した処理内容(ペイント処理、アンダーカラー
処理等)を示すデータであり、システム制御部10は、
エリア用BM16を参照することにより、その位置にお
けるエリア処理内容を検知することができる。
【0037】エリア用BM16にエリアデータの書き込
みが終了した後、本スキャンが実行され原稿画像が画像
読み取り部11より再び取り込まれる。取り込まれた画
像データは、上記に述べたように色変換処理部21、階
調処理部22、アンダーカラー処理部23、ペイント処
理部24をそれぞれ通り、各々の処理が施される。シス
テム制御部10は、画像読み取り部11の読み取り動作
に同期してエリア用BM16内のエリアデータを読み出
し、読み出したエリアデータを逐次デコードして画像処
理部12にデコード内容を指定し、そのエリアデータに
相当する各画像処理(単色処理、アンダーカラー処理、
ペイント処理)をON/OFF制御する。その結果、画
像記録部12には、原稿上の閉領域に囲まれた領域につ
いてオペレータが指定した任意の画像処理を施した画像
データが送られ、所定の記録用紙に処理結果が出力され
る。
【0038】上記実施形態では、原稿中の閉領域検出方
式に閉領域の輪郭検出処理を行っているが、他の方式に
よって閉領域検出を行ってもよい。また、デジタイザ1
5によって原稿中の座標データを入力しているが、他の
座標指定デバイス(原稿画像が表示されるタッチパネル
等)を用いて閉領域内座標を入力するような方式であっ
てもよい。さらに、エリア処理として、単色処理、ペイ
ント、アンダーカラー処理がおこなわれる構成になって
いるが、他の編集処理(色変換、階調変換、影付け、中
抜き、ネガポジ反転処理等)をエリア制御する構成であ
ってもよい。
【0039】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。例えば、上記濃度エッジ検出結果と上記
色相エッジ検出結果のいずれか一方、あるいは2つの論
理和、あるいは2つの論理積のどれによって閉領域検出
手段において閉領域を検出するか選択・制御する選択・
制御部を設けてもよい。さらに、画像処理部をペイント
処理、アンダーカラー処理、単色処理等の何れかとして
もよい。
【0040】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明に
よれば、原稿のカラー画像データを記憶し、記憶された
カラー画像データから所定のエッジ情報を検出する。検
出されたエッジ情報から原稿中の閉領域を検出し、検出
された閉領域情報により、閉領域の内部と外部とで異な
る画像処理を施すことにより、原稿中の閉領域が色相情
報または濃度情報により検出される場合であっても、適
切な閉領域検出結果を出力することができ、誤りの無い
閉領域処理が可能となる。
【0041】また、原稿中の閉領域が色相情報または濃
度情報により検出される場合であっても、適切な閉領域
検出結果を出力することができる。さらに、検出した濃
度エッジ情報との論理演算手法を外部より制御すること
ができ、原稿に応じて適当な閉領域検出方式を任意に選
択することができ、原稿中の閉領域がどちらの場合で検
出されていても、適切な閉領域検出結果を出力すること
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である画像処理装置が適用さ
れるファクシミリ装置のブロック構成図である。
【図2】画像処理部の構成例を示すブロック図である。
【図3】色変換処理部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図4】階調処理部の構成例を示すブロック図である。
【図5】アンダーカラー処理部の構成例を示すブロック
図である。
【図6】ペイント処理部の構成例を示すブロック図であ
る。
【図7】原稿用BMの構成例を示すブロック図である。
【図8】エリア用BMの構成例を示すブロック図であ
る。
【図9】本実施形態の動作例を説明するための概念図で
ある。
【図10】従来例の問題点を説明するための概念図であ
る。
【符号の説明】
10 システム制御部 11 画像読み取り部 12 画像処理部 13 画像記録装置 14 原稿記憶用ビットマップメモリ(原稿用BM) 15 デジタイザ 16 エリアデータ用ビットマップメモリ(エリア用B
M) 17 操作パネル 21 色変換処理部 22 階調処理部 23 アンダーカラー処理部 24 ペイント処理部 31 間引き処理部 32 RGB用ビットマップメモリ(RGB用BM) 33 データアクセス回路 34 色相変換回路 35 濃度変換回路 36、37 エッジ検出回路 38、39 二値化回路 40 セレクタ回路 211 マトリクス乗算回路 212 マトリクステーブル 221 フィルタ乗算回路 222 フィルタ係数テーブル 223 FIFO 231 加算器 232 セレクタ 233、242 レジスタ 241 セレクタ回路 321 データ書き込み部 322 BM 323 データ読み出し部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿のカラー画像データを読み取る画像
    読み取り手段と、 該画像読み取り手段によって読み取られた前記カラー画
    像データを記憶する第1の記憶手段と、 該第1の記憶手段に記憶されている前記カラー画像デー
    タから所定のエッジ情報を検出するエッジ情報検出手段
    と、 前記原稿中の閉領域を指定する閉領域指定手段と、 前記エッジ情報検出手段によって検出された前記エッジ
    情報から前記原稿中の閉領域を検出する閉領域検出手段
    と、 前記閉領域検出手段により検出された前記閉領域の情報
    により、該閉領域の内部と外部とで異なる画像処理を施
    す画像処理手段とを有することを特徴とする画像処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記所定のエッジ情報は、濃度情報、色
    相情報の少なくとも何れか一つまたは二つを含む情報で
    あることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記閉領域検出手段により検出される前
    記エッジ情報が前記濃度情報と前記色相情報の二つであ
    る場合、前記濃度情報と前記色相情報の論理演算の結果
    から前記原稿中の閉領域を検出することを特徴とする請
    求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記論理演算は、論理和または論理積で
    あることを特徴とする請求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記エッジ情報検出手段により検出され
    た前記濃度情報または前記色相情報の何れか1つ、ある
    いは2つの論理和、あるいは2つの論理積の何れかによ
    って前記閉領域検出手段において前記閉領域を検出する
    か否かを選択および制御する選択制御手段を有すること
    を特徴とする請求項4記載の画像処理装置。
JP10125343A 1998-04-20 1998-04-20 画像処理装置 Pending JPH11308438A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7359568B2 (en) 2004-03-30 2008-04-15 Toshiba Solutions Corporation Image processing apparatus and image processing method
US10084938B2 (en) 2013-10-31 2018-09-25 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Reading apparatus and non-transitory storage medium storing instructions executable by reading apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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