JPH11306295A - 電気機器およびこの電気機器を制御するプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電気機器およびこの電気機器を制御するプログラムを記録した記録媒体

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JPH11306295A
JPH11306295A JP10113164A JP11316498A JPH11306295A JP H11306295 A JPH11306295 A JP H11306295A JP 10113164 A JP10113164 A JP 10113164A JP 11316498 A JP11316498 A JP 11316498A JP H11306295 A JPH11306295 A JP H11306295A
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power supply
mounting
terminal
check
electric device
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Application number
JP10113164A
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Inventor
Hiroshi Osawa
弘 大澤
Shinichi Tsuchiya
慎一 土谷
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着脱自在な被装着物例えばICカードに内蔵
の情報・機能等を利用することが可能な携帯通信端末や
携帯情報端末などの電気機器において、装着状況が異常
であるときは使用者が認識できるようにし、また異物装
着に起因した回路部品の損傷・故障・異常動作等を防止
する。 【解決手段】 ICカード50の装着状態をチェックす
る装着検出スイッチ18がONでロック検出スイッチ1
9がONのときに電源制御部15において第二の電源1
4bを出力する状態とし、電圧チェック端子dでの電圧
レベルVdが導電性異物の判定の基準となる所定のしき
い値Vth以下となるときは導電性異物の装着として報知
器20を動作させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、着脱自在な被装着
物例えばICカードに内蔵の情報・機能等を利用するこ
とが可能な電気機器にかかわり、例えば電子手帳や各種
のPDA(Personal Digital Assistant)などと称され
るモバイルツールなど携帯情報端末、携帯通信端末その
他の携帯型電子機器、据え置き型のパーソナルコンピュ
ータやワードプロセッサなどの情報処理装置、通信装置
等の電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】図12は従来の技術にかかわる携帯通信
端末およびICカードの概略構成を示すブロック図であ
る。図において、符号の70は機器本体(端末本体)、
71は機器本体70の全体の制御を司るCPU、72は
その制御のためのプログラムを格納しているROMと制
御を補助するとともにデータを格納するRAMとからな
るメモリ、73はICカード80に対するインタフェー
ス、74はカードホルダー、75はロック機構、76は
装着検出スイッチ、77はロック検出スイッチ、78は
通信インタフェースである。また、80はICカード、
81はCPU、82はROMとRAMからなるメモリ、
83はインタフェースである。
【0003】ICカード80を機器本体70のカードホ
ルダー74に挿入すると、機器本体70のインタフェー
ス73に接続のコネクタに対してICカード80のイン
タフェース83に接続のコネクタが電気的・機械的に接
続される。正常に接続されたときは装着検出スイッチ7
6がONとなる。挿入が正常に行われたICカード80
に対してロック機構75が働き、ICカード80の装着
状態の保持と抜け出し防止とを行う。正常にロックされ
たときはロック検出スイッチ77がONとなる。CPU
71は、装着検出スイッチ76からの検出信号とロック
検出スイッチ77からの検出信号とを入力したときはI
Cカード80とのデータ授受の動作を開始する。データ
の授受は互いに接続されたインタフェース73,83を
介して行われる。機器本体70のCPU71がメモリ7
2から読み出した命令はインタフェース73,83から
ICカード80のCPU81に送出される。CPU81
は命令に従ってメモリ82をアクセスし、必要なプログ
ラムやデータを読み出して機器本体70に送出する。C
PU71はプログラムやデータを受け取ったときはメモ
リ72にロードし、演算処理に利用する。また、機器本
体70のCPU71から転送したデータをICカード8
0のメモリ82に書き込むことも可能である。CPU7
1は必要に応じICカード80から受け取ったものを含
めてプログラムやデータを通信インタフェース78を介
して外部へ送出する。以上のように、このシステムはカ
ードリーダー/ライターの機能を有したものとして記述
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術に
は次のような問題点がある。カードホルダー74に装着
されたものが正規のICカードであるかどうかを弁別す
る機能を有しておらず、同等のサイズ・形状の金属プレ
ートなどの導電性異物が挿入された場合には短絡による
過電流のためにCPU71その他の回路部品が損傷され
たり故障したりするおそれがある。また、正規のICカ
ードであっても表裏が反転された状態で挿入されたとき
はそのことを判別する手段がなく、異常動作を招来する
おそれがあっても使用者には判らないという不都合があ
る。
【0005】本発明は上記した課題の解決を図るべく創
案されたものであって、装着状況が異常であるときは使
用者が認識できるようにし、また異物装着に起因した回
路部品の損傷・故障・異常動作等を防止することを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかわる請求項
1の電気機器は、この電気機器に着脱自在に装着される
被装着物に内蔵の情報・機能等を利用可能なものであっ
て、被装着物の装着を検出したときに被装着物の所定の
電極に対して装着チェック用の電源を供給し、検出電気
量に基づいて正規の被装着物か否かを判定し、異常判定
時には報知するように構成されたものである。誤って導
電性異物が挿入されたときには装着チェック用の電源に
よる電流が過電流となって導電性異物に流入する結果、
検出電気量に基づいた判定が異常となり、その異常を使
用者に知らせる。
【0007】本発明にかかわる請求項2の電気機器は、
上記請求項1において、異常判定時には本来の駆動用の
電源の供給状態への切り換えは禁止し、正常判定時には
駆動用の電源の供給状態に切り換えるように構成したも
のである。導電性異物が挿入され異常と判定したときに
は駆動用の電源は供給しないので、CPUその他の回路
部品の損傷・故障・異常動作等は防止される。
【0008】本発明にかかわる請求項3の電気機器は、
上記請求項1または請求項2において、被装着物の装着
の検出信号または装着ロックの検出信号もしくは前記両
検出信号に基づいて装着チェック用の電源の供給を開始
するように構成されたものである。被装着物の装着状態
ではメイン電源のパワーオンによってあるいはアイドリ
ング時の被装着物の装着によって上記所要の処理を開始
する。
【0009】本発明にかかわる請求項4の電気機器は、
上記請求項1において、装着チェック用の電源と本来の
駆動用の電源とを別個とするものである。そして、被装
着物の装着の検出信号または装着ロックの検出信号もし
くは前記両検出信号に基づいて被装着物の所定の電極に
装着チェック用の電源の供給を開始し、検出電気量に基
づいて正規の被装着物か否かを判定し、異常判定時には
報知するとともに駆動用の電源の供給状態への切り換え
は禁止し、正常判定時には駆動用の電源の供給状態に切
り換えるように構成してある。導電性異物が挿入された
場合には、その異常を使用者に知らせるとともに、CP
Uその他の回路部品の損傷・故障・異常動作等を防止す
る。
【0010】本発明にかかわる請求項5の電気機器は、
上記請求項1から請求項4までのいずれかにおいて、被
装着物の所定の電極に給電する給電端子と装着チェック
用の電源および本来の駆動用の電源との間に電源制御部
を介挿してある。この電源制御部の前記給電端子に対す
る電源出力端子が駆動用の電源とチェック端子とに共通
に接続され、その共通接続点と装着チェック用の電源と
の間に過電流制限用の素子と高インピーダンス状態また
はオープン状態に切り換え可能な素子とが介在され、装
着判定時には後者の素子を導通状態とし、正常判定時に
は高インピーダンス状態またはオープン状態に切り換え
るように構成してある(図2参照)。被装着物の装着判
定時には後者の素子を導通状態として装着チェック用の
電源を共通接続点を介して供給して装着判定を行い、正
常と判定したときには後者の素子を高インピーダンス状
態またはオープン状態に切り換えて、本来の駆動用の電
源を共通接続点を介して供給するが、駆動用の電源から
装着チェック用の電源に電流が逆流するのを回避する。
【0011】本発明にかかわる請求項6の電気機器は、
上記請求項1から請求項4までのいずれかにおいて、被
装着物の所定の電極に給電する給電端子と装着チェック
用の電源および本来の駆動用の電源との間に電源制御部
が介挿され、この電源制御部の前記給電端子に対する電
源出力端子が前記駆動用の電源とチェック端子とに共通
に接続され、その共通接続点と装着チェック用の電源と
の間に過電流制限用の素子と逆流防止用のダイオードと
が介在されたものである(図4参照)。駆動用の電源か
ら装着チェック用の電源への電流の逆流を防止するのに
ダイオードを用いているので、簡易な構成となる。
【0012】本発明にかかわる請求項7の電気機器は、
上記請求項1から請求項6までのいずれかにおいて、被
装着物の所定の電極に給電する給電端子と装着チェック
用の電源および本来の駆動用の電源との間に電源制御部
が介挿され、この電源制御部の前記給電端子に対する電
源出力端子が切換スイッチを介して前記駆動用の電源と
チェック端子とに接続され、その切換スイッチと装着チ
ェック用の電源との間に過電流制限用の素子が介在され
たものである(図6、図10参照)。装着チェック時は
導電性異物の短絡に起因した過電流が流れるのを阻止
し、本来の駆動用時には駆動用の電源から装着チェック
用の電源に電流が逆流するのを防止する。
【0013】本発明にかかわる請求項8の電気機器は、
上記請求項1から請求項3までのいずれかにおいて、共
通電源に切換スイッチと過電流制限用の素子とを付加す
ることにより、装着チェック用の電源と本来の駆動用の
電源とを生成可能に構成したものである(図11参
照)。回路構成が簡素になる。
【0014】本発明にかかわる請求項9の電気機器は、
上記請求項1から請求項8までのいずれかにおいて、被
装着物の装着姿勢を判定する手段を併せ有し、装着姿勢
の異常判定時には報知するように構成されたものであ
る。正規の被装着物であっても表裏反転で挿入されたと
きは、そのことを使用者に知らせる。
【0015】本発明にかかわる請求項10の電気機器
は、上記請求項1から請求項9までのいずれかにおい
て、被装着物を、データまたはプログラムを記憶してい
て少なくとも読み出しが可能なまたは読み出し/書き込
みが可能な記録媒体とするものである。電子的カード類
の情報・機能が有効に利用される。
【0016】本発明にかかわる請求項11は、請求項1
から請求項10までのいずれかの電気機器を制御するプ
ログラムを記録した記録媒体にかかわるものであって、
被装着物の装着をチェックする手順と、装着チェック用
の電源を被装着物に供給する手順と、検出電気量に基づ
いて正規の被装着物か否かを判定する手順と、正常判定
時には駆動用の電源に切り換えて被装着物に供給し所定
の処理の開始に移る手順と、異常判定時には報知を行う
手順とを含むプログラムを記録したコンピュータ読み取
り可能な電気機器用の記録媒体である。この記録媒体に
記録されているプログラムを電気機器のマイクロコンピ
ュータにインストールすることにより、上記した各作用
を発揮する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかわる電気機器
の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。以下の
実施の形態は、電気機器として携帯通信端末を例にあ
げ、被装着物としてリーダー/ライター型のICカード
を例にあげる。
【0018】〔実施の形態1〕図1は実施の形態1にか
かわるICカード着脱式の携帯通信端末およびICカー
ドの構成を示すブロック図である。携帯通信端末の機器
本体10は次のような要素から構成されている。機器本
体10の全体の制御を司るCPU(中央演算処理装置)
11と、CPU11による制御・演算等のためのプログ
ラムを格納しているROM(リードオンリーメモリ)お
よび制御・演算等を補助するとともにデータを格納する
ワーキングメモリとしてのRAM(ランダムアクセスメ
モリ)とからなるメモリ12と、ICカード50に対す
るインタフェース13と、ICカード50の本来の駆動
用の電源としての第一の電源14aと、出力電圧レベル
が第一の電源14aよりも低く設定された装着チェック
用の電源としての第二の電源14bと、詳しくは後述す
る電源制御部15と、ICカード50を挿抜し装着され
たICカード50を保持するカードホルダー16と、正
常に装着されたICカード50の不測の抜け出しを防止
するロック機構17と、カードホルダー16に対するI
Cカード50の正常な装着を検出する装着検出スイッチ
18と、装着されたICカード50に対してロック機構
17が正常に動作していることを検出するロック検出ス
イッチ19と、異常を報知するための発光ダイオード・
ランプ等の灯器やブザーなどからなる報知器20と、外
部との通信を行う通信インタフェース21などからな
り、各要素は図示のとおりに結線され、機器本体10が
構成されている。第一の電源14aおよび第二の電源1
4bはそれぞれその出力のON/OFF制御がCPU1
1によって行われるようになっている。
【0019】図2は電源制御部15の具体的な回路構成
の一例を示す(請求項5に対応)。第二の電源14bに
接続された端子bに高インピーダンス手段としてのバッ
ファ22の入力端子が接続され、バッファ22の制御端
子は制御端子eを介してCPU11に接続されている。
CPU11からの制御端子eに対する制御ラインは第二
の電源14bをON/OFFする制御ラインと共通とな
っている。バッファ22の出力端子に過電流防止手段
(電流制御手段)としての抵抗器23の一端が接続され
ている。抵抗器23の他端と第一の電源14aの端子a
と電圧チェック端子dとの共通接続点Aが電源出力端子
cに接続され、この電源出力端子cはカードホルダー1
6におけるICカード50への給電端子(図示せず;図
7の符号27参照)に、電圧チェック端子dを介してC
PU11の入力ポートにそれぞれ接続されている。な
お、端子fとICカード50を結ぶラインおよび端子g
とCPU11を結ぶラインは本実施の形態1ではなくて
もよいものである。電源出力端子c,fとICカード5
0を結ぶラインが機器本体10の外側で出た状態で図示
されているが、これはもちろん図示の都合上のことであ
って、実際にはこれらのラインは機器本体10内に配線
され、その端部の給電端子がカードホルダー16に臨ん
でいる。なお、カードホルダー16におけるロック機構
17と装着検出スイッチ18とロック検出スイッチ19
と給電端子27の位置関係については後述する実施の形
態3にかかわる図7を参照されたい。ロック機構17の
具体的構造については、本発明の要旨に無関係であるの
で、また公知の種々の構造が採用可能であるので、説明
を省略する。
【0020】ICカード50は、CPU51と、ROM
・RAMからなるメモリ52と、インタフェース53と
から構成されている。
【0021】次に、以上のように構成された機器本体1
0の動作を図3に示すフローチャートに従って説明す
る。ICカード50はカードホルダー16に対して挿入
され、正常に装着されると機器本体10のインタフェー
ス13に対してICカード50のインタフェース53が
コネクタを介して電気的・機械的に接続され、装着検出
スイッチ18がONになる。装着されたICカード50
に対してロック機構17が正常に働きICカード50を
抜け止め状態に保持するとロック検出スイッチ19がO
Nになる。なお、ICカード50のカードホルダー16
に対する装着はメイン電源のパワーオンの前でも後でも
いずれでもよい。CPU11の動作は機器本体10にお
ける図示しないメイン電源のパワーオンによってスター
トする。
【0022】CPU11はステップS1において装着検
出スイッチ18がONとなるのを待ってステップS2に
進み、ロック検出スイッチ19がONとなるのを待って
ステップS3に進む。装着検出スイッチ18あるいはロ
ック検出スイッチ19がOFFのままであると、ステッ
プS8以降のICカードとのデータ授受の処理に進むこ
とがないため、使用者はそのことに気づく。その原因は
ICカード50の装着忘れか装着不良によるが、いずれ
にしても原則としてはICカード50を正しく装着する
ことになる。
【0023】装着検出スイッチ18とロック検出スイッ
チ19とがともにONとなってステップS3に進むと、
CPU11は第二の電源14bの制御端子と電源制御部
15の制御端子eとに制御信号を送出し、第二の電源1
4bを出力状態に切り換えるとともに電源制御部15内
のバッファ22を導通状態に切り換える。これにより第
二の電源14bから出力される電流が電源制御部15内
のバッファ22および抵抗器23を通り、電源出力端子
cからカードホルダー16の給電端子を介してICカー
ド50の電源入力用電極に流れ込む。
【0024】カードホルダー16に装着されているのが
正規のICカード50である場合には、ICカード50
のもつインピーダンスのために電源出力端子cからIC
カード50に流れ込む電流が相対的に少なく、その結果
として電圧チェック端子dの電圧レベルVdが導電性異
物の判定の基準となる所定のしきい値Vthよりも高くな
る。
【0025】もし誤って金属プレートなどの導電性異物
が装着されている場合には短絡を生じ、電圧チェック端
子dの電圧レベルVdはしきい値Vthよりも低くなる。
過剰な電流が流れ込んでも、抵抗器23においてその過
電流を防止するので導通状態にあるバッファ22は保護
される。
【0026】このことを利用して、CPU11はステッ
プS4において電圧チェック端子dの電圧レベルVdを
チェックし、電圧レベルVdがしきい値Vthよりも高い
かどうかを判断する。Vd>Vthのときは正規のICカ
ード50が装着されていることを意味しており、このと
きはステップS5に進んで、チェック済みゆえに不要と
なった第二の電源14bの出力を遮断するとともにバッ
ファ22を非導通として高インピーダンス状態とする。
【0027】次いで、ステップS6においてCPU11
は第一の電源14aの制御端子に制御信号を送出し、第
一の電源14aを出力状態に切り換える。このときすで
にバッファ22が高インピーダンス状態になっているの
で、第一の電源14aから第二の電源14bに電流が逆
流することは防止される。
【0028】ステップS7において報知器20にICカ
ード正常装着のメッセージ信号を送出し、報知器20の
所定の動作によって装着されているのが正規のICカー
ド50であることを使用者に知らせる。次いで、ステッ
プS8に進んでICカードとのデータ授受の処理を開始
する。
【0029】ステップS4においてVd≦Vthのときは
ステップS9に進んで、上記と同様にチェック済みゆえ
に不要となった第二の電源14bの出力を遮断するとと
もにバッファ22を非導通として高インピーダンス状態
とし、ステップS10において報知器20に導電性異物
装着のメッセージ信号を送出し、報知器20の所定の動
作によって装着されているのが導電性異物であることを
使用者に知らせる。
【0030】ステップS10の次はステップS1に戻
る。この場合、ステップS8以降のICカードとのデー
タ授受の処理に進むことが禁止されるため、機器本体1
0のCPU11やその他の回路構成を損傷したり破壊し
たりすることを免れる。導電性異物の装着を報知された
使用者はその導電性異物をカードホルダー16から引き
出し、正規のICカード50を装着することになる。
【0031】ICカード50とのデータ授受の処理にお
いてインタフェース53,13を介して機器本体10の
メモリ12に取り込んだデータ等は通信インタフェース
21を介して外部に送出することができる。なお、ステ
ップS8以降のICカードとのデータ授受の処理の途中
においても、周期的に図3に示すのと同様の装着異常の
チェックのルーチンを繰り返し実行するようにする。
【0032】〔実施の形態2〕実施の形態2は電源制御
部15の変形にかかわるものである。図4は実施の形態
2の場合の電源制御部15の具体的な回路構成を示す
(請求項6に対応)。装着チェック用の電源としての第
二の電源14bに接続された端子bに逆流防止用のダイ
オード24のアノードが接続され、ダイオード24のカ
ソードに過電流防止手段としての抵抗器25が接続され
ている。制御端子eとの接続はない。その他は実施の形
態1(図2)と同様である。第二の電源14bの出力電
圧レベルは、それとダイオード24の電圧降下分の和が
第一の電源14aの出力電圧レベルと等しいかそれ以下
のレベルとする。
【0033】次に、図4の構成の電源制御部15が図1
に接続された機器本体10の動作を図5のフローチャー
トに従って説明する。CPU11の動作は機器本体10
におけるメイン電源のパワーオンによってスタートす
る。CPU11はステップS21において装着検出スイ
ッチ18がONとなるのを待ってステップS22に進
み、ロック検出スイッチ19がONとなるのを待ってス
テップS23に進む。
【0034】ステップS23においてCPU11は装着
チェック用の電源としての第二の電源14bの制御端子
に制御信号を送出し、第二の電源14bを出力状態に切
り換える。これにより第二の電源14bから出力された
電流が電源制御部15のダイオード24および抵抗器2
5を通り、電源出力端子cからカードホルダー16の給
電端子を介してICカード50の電源入力用電極に流れ
込む。
【0035】CPU11はステップS24において電圧
チェック端子dの電圧レベルVdをチェックし、電圧レ
ベルVdが導電性異物の判定の基準となる所定のしきい
値Vthよりも高いかどうかを判断する。Vd>Vthのと
きは正規のICカード50が装着されていることを意味
しており、このときはステップS25に進んで、チェッ
ク済みゆえに不要となった第二の電源14bの出力を遮
断する。
【0036】次いで、ステップS26においてCPU1
1は本来の駆動用の電源としての第一の電源14aの制
御端子に制御信号を送出し、第一の電源14aを出力状
態に切り換える。ダイオード24の存在により第一の電
源14aから第二の電源14bに電流が逆流することは
防止される。
【0037】ステップS27において報知器20にIC
カード正常装着のメッセージ信号を送出し、報知器20
の所定の動作によって装着されているのが正規のICカ
ード50であることを使用者に知らせる。次いで、ステ
ップS28に進んでICカードとのデータ授受の処理を
開始する。
【0038】ステップS24においてVd≦Vthのとき
は金属プレートなどの導電性異物が装着されているため
に短絡を生じていることを意味している。短絡に起因す
る過剰電流は抵抗器25によって低減され、ダイオード
24は保護される。このときはステップS29に進ん
で、上記と同様にチェック済みゆえに不要となった第二
の電源14bの出力を遮断し、ステップS30において
報知器20に導電性異物装着のメッセージ信号を送出
し、報知器20の所定の動作によって装着されているの
が導電性異物であることを使用者に知らせる。
【0039】ステップS30の次はステップS21に戻
る。この場合、ステップS28以降のICカードとのデ
ータ授受の処理に進むことが禁止されるため、機器本体
10のCPU11やその他の回路構成を損傷したり破壊
したりすることを免れる。導電性異物の装着を報知され
た使用者はその導電性異物をカードホルダー16から引
き出し、正規のICカード50を装着することになる。
【0040】本実施の形態2の場合、電源制御部15の
構成要素として、実施の形態1のバッファ22に代えて
ダイオード24を用いているが、ダイオード24はバッ
ファ22よりもコストが安くつくので、その分有利とな
る。
【0041】なお、ステップS28以降のICカードと
のデータ授受の処理の途中においても、周期的に図5に
示すのと同様の装着異常のチェックのルーチンを繰り返
し実行するようにする。
【0042】その他として、実施の形態1において述べ
たが本実施の形態2では述べていない任意の事項につい
て、合理的判断のもと本実施の形態に適用し得る事項
は、本実施の形態にも該当するものとする。
【0043】実施の形態2において第二の電源14bの
出力電圧レベルを、それとダイオード24の電圧降下分
の和が第一の電源14aの出力電圧レベルよりも低いレ
ベルに設定した場合には、第二の電源14bからの出力
を常時的に供給する状態としてもよい。ダイオード24
による逆流が確実に防止されるからである。その場合に
は図5のフローチャートにおいて、ステップS23およ
びステップS25,29の処理は不要となる。
【0044】〔実施の形態3〕実施の形態3はICカー
ドの表裏の判断を行うものである。図6は実施の形態3
の場合の電源制御部15の具体的な構成を示す(請求項
7に対応)。逆流防止のための要素として実施の形態1
(図2)と同様にバッファ22を用いている。23は過
電流防止用の抵抗器である。ICカード50に対する電
源出力端子として電源出力端子cと並列にダミーの電源
出力端子fを追加するとともに切換スイッチ26を設
け、切換スイッチ26のコモン端子を端子aと電圧チェ
ック端子dと抵抗器23との共通接続点Aに対して接続
するとともに、CPU11に接続された制御端子gから
の制御信号により切換スイッチ26を電源出力端子cに
接続する状態とダミーの電源出力端子fに接続する状態
とに切り換えるように構成してある。
【0045】電源制御部15におけるその他の構成は実
施の形態1の場合と同様であるので、説明を省略する。
【0046】図7はカードホルダー16の概略的な構造
を示すが、カードホルダー16の上側の部分にはICカ
ード50が正常に装着されたときの表面に露出している
電源入力用電極に対して接触する位置に給電端子27が
設けられているとともに、カードホルダー16の下側の
部分にはICカード50が裏返し状態で装着されたとき
の表面(下となった面)に露出している前記の電源入力
用電極に対して接触する位置にもう1つのダミーの給電
端子28が設けられている。
【0047】なお、符号の17はロック機構、18は装
着検出スイッチ、19はロック検出スイッチである。
【0048】次に、図6の構成の電源制御部15が図1
に接続された機器本体10の動作を図8、図9に示すフ
ローチャートに従って説明する。CPU11の動作は機
器本体10におけるメイン電源のパワーオンによってス
タートする。CPU11はステップS41において装着
検出スイッチ18がONとなるのを待ってステップS4
2に進み、ロック検出スイッチ19がONとなるのを待
ってステップS43に進む。
【0049】ステップS43においてCPU11は第二
の電源14bの制御端子に制御信号を送出し、第二の電
源14bを出力状態に切り換えるとともにバッファ22
を導通状態に切り換える。これにより第二の電源14b
から出力された電流が電源制御部15のバッファ22お
よび抵抗器23を通り、電源出力端子cからカードホル
ダー16の給電端子27に出力される。
【0050】CPU11はステップS44において電圧
チェック端子dの電圧レベルVdをチェックし、電圧レ
ベルVdがICカード50の裏返しを判定するためのし
きい値Vth1 よりも低いかどうかを判断する。このしき
い値Vth1 は導電性異物の判定の基準となる所定のしき
い値Vthよりも大きい(Vth1>Vth)。Vd≧Vth1
ときは電源出力端子cに接続されている給電端子27が
ICカード50の電源入力用電極に接触していないこと
を意味する。このときはステップS45に進んでCPU
11より制御端子gに制御信号を送出して切換スイッチ
26をダミーの電源出力端子f側に切り換える。
【0051】そして、ステップS46において再び電圧
チェック端子dの電圧レベルVdをチェックし裏返しを
判定するためのしきい値Vth1 よりも低いかどうかを判
断する。Vd<Vth1 のときはダミーの電源出力端子f
に接続されているダミーの給電端子28が裏返しになっ
たICカード50の電源入力用電極に接触していること
を意味する。このときはステップS47に進んで報知器
20にICカード反転装着のメッセージ信号を送出し、
報知器20の所定の動作によってICカード50が反転
装着されていることを使用者に知らせる。
【0052】次いで、ステップS49においてチェック
済みゆえに不要となった第二の電源14bの出力を遮断
するとともにバッファ22を非導通として高インピーダ
ンス状態とし、ステップS50において制御端子gに制
御信号を送出して切換スイッチ26を切り換えて電源出
力端子c側に戻す。そして、ステップS41に戻る。使
用者は報知器20によるICカード反転装着の動作を認
識して、ICカード50を正しい姿勢で入れ替えること
になる。ステップS46の判断でVd≧Vth1のとき
は、給電端子27に接触している部分もダミーの給電端
子28に接触している部分もともに絶縁物であること、
すなわち絶縁性異物が誤って装着されていることを意味
する。このときはステップS48に進んで報知器20に
絶縁性異物装着のメッセージ信号を送出し、報知器20
の所定の動作によって絶縁性異物が装着されていること
を使用者に知らせる。
【0053】次いで、ステップS49以下ステップS5
0を経てステップS41に戻る。使用者は絶縁性異物を
取り出し、正規のICカード50を装着することにな
る。
【0054】ステップS44の判断でVd<Vth1 のと
きはステップS51〜S57あるいはステップS51〜
S55を実行するが、それは実施の形態1の図3のフロ
ーチャートにおけるステップS4…S10と同じであ
る。
【0055】なお、ステップS55以降のICカードと
のデータ授受の処理の途中においても、周期的に図8、
図9に示すのと同様の装着異常のチェックのルーチンを
繰り返し実行するようにする。
【0056】その他として、実施の形態1,2において
述べたが本実施の形態3では述べていない任意の事項に
ついて、合理的判断のもと本実施の形態に適用し得る事
項は、本実施の形態にも該当するものとする。
【0057】〔実施の形態4〕実施の形態4は電源制御
部15の変形にかかわるものである。図10は実施の形
態4の場合の電源制御部15の具体的な構成を示す(請
求項7に対応)。第二の電源14bに接続された端子b
に過電流制限用の抵抗器29の一端が接続され、その他
端が電圧チェック端子dに接続されている。
【0058】電源出力端子cに切換スイッチ30のコモ
ン端子が接続され、切換スイッチ30の一方のトランス
ファ接点が抵抗器29と電圧チェック端子dとの接続点
Bに接続され、他方のトランスファ接点が第一の電源1
4aに接続された端子aに接続されている。切換スイッ
チ30は制御端子eからの制御信号によって切り換える
ようになっている。この場合、バッファもダイオードも
不要である。動作については、実質的に実施の形態1
(図3のフローチャート)と同様である。
【0059】〔実施の形態5〕実施の形態5は電源制御
部15の変形にかかわるものである。図11は実施の形
態5の場合の電源制御部15の具体的な構成を示す(請
求項7に対応)。実施の形態1〜4では第一の電源14
aと第二の電源14bとを用いているが、本実施の形態
5の場合は共通単一の電源14を用いることとし、切換
スイッチ31のコモン端子を共通の電源14に接続され
た端子a′に接続するとともに、その一方のトランスフ
ァ接点を電源出力端子cと電圧チェック端子dとの共通
接続点Aに接続し、他方のトランスファ接点を過電流制
限用の抵抗器32を介して共通接続点Aに接続したもの
である。
【0060】切換スイッチ31は制御端子eからの制御
信号によって切り換えられるようになっている。この場
合も、バッファもダイオードも不要である。動作につい
ては、実質的に実施の形態1(図3のフローチャート)
と同様である。
【0061】以上、いくつかの実施の形態について説明
してきたが、本発明は次のように構成したものも含むも
のである。
【0062】(1)実施の形態3(図6)の変形とし
て、バッファ22の代わりに実施の形態2と同様にダイ
オードを用いてもよい。
【0063】(2)実施の形態1の図3に示すフローチ
ャートにおいて、ステップS7の報知処理とステップS
6の処理とを前後入れ替えてもよいし、ステップS7の
報知処理は省略してもよい。実施の形態2の図5に示す
フローチャートにおけるステップS26,S27につい
ても同様である。実施の形態3の図9に示すフローチャ
ートにおけるステップS53,S54についても同様で
ある。
【0064】(3)ロック機構17はなくてもよい。そ
して、ロック機構17の有無にかかわらずロック検出ス
イッチ19のないタイプではステップS2,S22,S
42は省略する。ロック機構17およびロック検出スイ
ッチ19をもつタイプでは装着検出スイッチ18を省略
してもよく、その場合はステップS1,S21,S41
を省略する。
【0065】(4)報知器20の動作としては、正規装
着時には例えば緑色の発光ダイオードを点灯させ、導電
性異物装着時は例えば赤色の発光ダイオードを点灯(ま
たは点滅)させ、絶縁性異物装着時は赤色の発光ダイオ
ードを逆に点滅(または点灯)させるようにするとか、
発光ダイオードは1つとし正規装着時には一定時間にわ
たる点灯とし、異物装着時には点滅とするといった動作
が考えられる。この場合、導電性異物装着時の点滅周期
と絶縁性異物装着時の点滅周期とを異ならせるものとす
る。報知器20がブザーであるときは、正規装着時の音
と異物装着時の音を変えるほか、別に音声合成回路を付
加して、正規装着や異物装着(導電性/絶縁性の区別)
のメッセージ音声を出力するようにしてもよい。他に、
報知器20として液晶表示装置などを用い、それに文字
や記号やアイコンや色によってメッセージ表示するよう
にしてもよい。
【0066】(5)バッファ22に代えてオン/オフス
イッチを設け、装着チェック終了後はそのスイッチをオ
ープン状態にするように構成してもよい。
【0067】(6)上記の実施の形態では装着チェック
を電圧で行ったが、電流でチェックするように構成して
もよい。
【0068】(7)上記の実施の形態では被装着物とし
てメモリ機能を有しデータまたはプログラムまたはその
両方を記憶しているICカード(ICメモリカード)を
例にあげて説明しているが、本発明はこれに限定するも
のではなく、IDカード、クレジットカード、モデムカ
ード、インタフェースカード、音源カード、ハードディ
スクドライブ内蔵カードなどや、これらのものでメモリ
だけの読み出し専用または書き込み専用のもの、メモリ
とマイクロプロセッサ(CPU)を内蔵した読み出し/
書き込み自在なもの、記憶機能はもたないアナログ回路
もしくはディジタル回路を内蔵したカード、その他PC
MCIA規格、JEIDA規格に則った各種のカード、
前記以外の規格のカード(例えばキーボードと液晶ディ
スプレイを搭載したカード)などであってもよい。
【0069】(8)第一の電源14aと第二の電源14
bあるいは共通の電源14は一次電池または二次電池で
あってもよいし、あるいはこれらの電池またはACアダ
プターに接続される状態に構成された電源回路であって
もよい。
【0070】(9)上記の実施の形態においては各図の
フローチャートで代表されるプログラムが機器本体10
のメモリ12のROMに内蔵されているものとしている
が、その代わりに、そのプログラムをICカード50の
メモリ52に内蔵し、ICカード50からの読み込みに
よりメモリ12のRAMにインストールするように構成
してもよい。メモリ12のRAMはバックアップ付きと
し、メイン電源をOFFしても、インストールされたプ
ログラムは保持される。したがって、一旦インストール
すればよい。なお、最初のインストールのときだけは装
着異常チェック処理はできないが、実際上は問題とはな
らない。
【0071】上記の(1)〜(9)は互いに独立した事
項であり、これらのうち任意の事項を任意数適当に組み
合わせてもよきものである。
【0072】なお、特許請求の範囲に記載した個々の構
成要素を表す文言、構成要素間の結合関係を表す文言、
各状態・各動作・各作用・各処理等を表す文言を含めて
すべての任意の文言はいずれも説明上の便宜のために付
けた表現にすぎず、したがって決して限定的に解釈すべ
きではなく、本発明の技術的思想の精神に反しない範囲
で均等な任意の表現がすべて含まれると解釈しなければ
ならず、あるいは各文言についてその意味を最も広義に
解釈しなければならない。課題を解決するための手段の
項および発明の効果の項における文言についても同様に
解釈しなければならない。とりわけ、「電気機器」「電
源」「被装着物」「電源制御部」「給電端子」「チェッ
ク端子」「電源出力端子」「切換スイッチ」「記録媒
体」「電気量」「報知」「装着」「ロック」等について
はそのように解釈しなければならない。例えば、「電気
機器」は「電子機器」も含み、また情報処理機能をもつ
機器だけでなく、広く家電製品、各種製造装置を含む広
義に解釈しなければならない。「被装着物」について
は、カード様態のものに限定するものではなく、何らか
の利用可能な情報・機能等を有するものであればその形
態は問わない。パソコンにおける増設ボードなども含
む。
【0073】
【発明の効果】着脱自在に装着される被装着物に内蔵の
情報・機能等を利用可能な電気機器についての本発明に
よれば、誤って正規の被装着物でない異物が挿入された
ときにはそのことを検出してその異常を使用者に知らせ
ることで安全性を確保することができる。また、正規の
被装着物であっても表裏反転で挿入されたときは、その
ことを使用者に知らせることで一層の安全性を確保する
ことができる。また、本来の駆動用の電源の供給を止め
ることでCPUその他の回路部品の損傷・故障・異常動
作を防止することができる。
【0074】また、電気機器を制御するプログラムを記
録した記録媒体にかかわる本発明によれば、そのプログ
ラムを電気機器のマイクロコンピュータにインストール
することにより、上記した各効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかわる携帯通信端末
およびICカードの概略構成を示すブロック図
【図2】実施の形態1における電源制御部の具体的な回
路構成を示す回路図
【図3】実施の形態1の動作を示すフローチャート
【図4】実施の形態2における電源制御部の具体的な回
路構成を示す回路図
【図5】実施の形態2の動作を示すフローチャート
【図6】実施の形態3における電源制御部の具体的な回
路構成を示す回路図
【図7】実施の形態3におけるカードホルダーの概略的
な構造を示す側面図
【図8】実施の形態3の動作を示すフローチャート
【図9】実施の形態3の動作を示すフローチャート(図
8の続き)
【図10】実施の形態4における電源制御部の具体的な
回路構成を示す回路図
【図11】実施の形態5における電源制御部の具体的な
回路構成を示す回路図
【図12】従来の技術にかかわる携帯通信端末およびI
Cカードの概略構成を示すブロック図
【符号の説明】
10……機器本体(携帯通信端末;電気機器) 11……CPU 12……メモリ 14……共通の電源 14a…第一の
電源 14b…第二の電源 15……電源制
御部 16……カードホルダー 17……ロック
機構 18……装着検出スイッチ 19……ロック
検出スイッチ 20……報知器 22……バッフ
ァ 24……ダイオード 23,25,29,32……抵抗器(過電流制限用の素
子) 26,30,31……切換スイッチ 27……給電端子 28……ダミー
の給電端子 50……ICカード(被装着物) 51……CPU 52……メモリ c……電源出力端子 d……電圧チェ
ック端子 e,g……制御端子 f……ダミーの
電源出力端子

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被装着物の所定の電極に装着チェック用
    の電源を供給し、検出電気量に基づいて正規の被装着物
    か否かを判定し、異常判定時には報知するように構成さ
    れている電気機器。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の電気機器において、 異常判定時には本来の駆動用の電源の供給状態への切り
    換えは禁止し、正常判定時には駆動用の電源の供給状態
    に切り換えるように構成してある電気機器。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の電気機
    器において、 被装着物の装着の検出信号または装着ロックの検出信号
    もしくは前記両検出信号に基づいて装着チェック用の電
    源の供給を開始するように構成されている電気機器。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の電気機器において、 装着チェック用の電源と本来の駆動用の電源とが別個で
    あり、被装着物の装着の検出信号または装着ロックの検
    出信号もしくは前記両検出信号に基づいて被装着物の所
    定の電極に装着チェック用の電源の供給を開始し、検出
    電気量に基づいて正規の被装着物か否かを判定し、異常
    判定時には報知するとともに駆動用の電源の供給状態へ
    の切り換えは禁止し、正常判定時には駆動用の電源の供
    給状態に切り換えるように構成してある電気機器。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載の電気機器において、 被装着物の所定の電極に給電する給電端子と装着チェッ
    ク用の電源および本来の駆動用の電源との間に電源制御
    部が介挿され、この電源制御部の前記給電端子に対する
    電源出力端子が前記駆動用の電源とチェック端子とに共
    通に接続され、その共通接続点と装着チェック用の電源
    との間に過電流制限用の素子と高インピーダンス状態ま
    たはオープン状態に切り換え可能な素子とが介在され、
    装着判定時には後者の素子を導通状態とし、正常判定時
    には高インピーダンス状態またはオープン状態に切り換
    えるように構成してある電気機器。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項4までのいずれかに
    記載の電気機器において、 被装着物の所定の電極に給電する給電端子と装着チェッ
    ク用の電源および本来の駆動用の電源との間に電源制御
    部が介挿され、この電源制御部の前記給電端子に対する
    電源出力端子が前記駆動用の電源とチェック端子とに共
    通に接続され、その共通接続点と装着チェック用の電源
    との間に過電流制限用の素子と逆流防止用のダイオード
    とが介在されている電気機器。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6までのいずれかに
    記載の電気機器において、 被装着物の所定の電極に給電する給電端子と装着チェッ
    ク用の電源および本来の駆動用の電源との間に電源制御
    部が介挿され、この電源制御部の前記給電端子に対する
    電源出力端子が切換スイッチを介して前記駆動用の電源
    とチェック端子とに接続され、その切換スイッチと装着
    チェック用の電源との間に過電流制限用の素子が介在さ
    れている電気機器。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項3までのいずれかに
    記載の電気機器において、 共通電源に切換スイッチと過電流制限用の素子とを付加
    することにより、装着チェック用の電源と本来の駆動用
    の電源とを生成可能に構成してある電気機器。
  9. 【請求項9】 請求項1から請求項8までのいずれかに
    記載の電気機器において、 被装着物の装着姿勢を判定する手段を併せ有し、装着姿
    勢の異常判定時には報知するように構成されている電気
    機器。
  10. 【請求項10】 請求項1から請求項9までのいずれか
    に記載の電気機器において、 被装着物を、データまたはプログラムを記憶していて少
    なくとも読み出しが可能なまたは読み出し/書き込みが
    可能な記録媒体とする電気機器。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10までのいずれ
    かの電気機器を制御するプログラムを記録した記録媒体
    であって、被装着物の装着をチェックする手順と、装着
    チェック用の電源を被装着物に供給する手順と、検出電
    気量に基づいて正規の被装着物か否かを判定する手順
    と、正常判定時には駆動用の電源に切り換えて被装着物
    に供給し所定の処理の開始に移る手順と、異常判定時に
    は報知を行う手順とを実行させるためのプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な電気機器用の記録媒
    体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010225289A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Denso Corp カード収納装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010225289A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Denso Corp カード収納装置

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