JPH11306177A - 文字列記憶呼出装置及び文字列記憶呼出のためのプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

文字列記憶呼出装置及び文字列記憶呼出のためのプログラムを記録した記録媒体

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JPH11306177A
JPH11306177A JP10108890A JP10889098A JPH11306177A JP H11306177 A JPH11306177 A JP H11306177A JP 10108890 A JP10108890 A JP 10108890A JP 10889098 A JP10889098 A JP 10889098A JP H11306177 A JPH11306177 A JP H11306177A
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JP
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character string
type
character
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JP10108890A
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Ko Watabe
校 渡部
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の文字列等のデータを記憶可能なクリッ
プボードを備え、所望のデータを容易に選択可能とする
文字列記憶呼出装置を提供する。 【解決手段】 文字列入力手段105と、入力された文
字列を表示する表示手段104と、表示された文字列の
一部あるいは全部を指定する文字列指定手段と、文字列
を複数記憶可能な文字列記憶手段102−2と、文字列
の登録を指示する登録指示手段と、登録指示手段による
指示に応じて文字列指定手段によって指定された文字列
を文字列記憶手段に記憶する登録手段と、文字列の呼出
を指示する呼出指示手段と、呼出指示に応じて文字列記
憶手段に記憶された文字列を呼び出す呼出手段と、文字
列の種類を判別するための判別情報を記憶している判別
情報記憶手段と、文字列指定手段によって指定された文
字列、または呼出手段によって呼び出された文字列の種
類を、判別情報記憶手段に記憶している判別情報に基づ
いて判別する文字列種類判別手段と、呼び出された文字
列を、文字列種類判別手段によって判別された文字列の
種類に基づいた形態で出力する出力手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置、具
体的には文字列を入力、編集、表示可能なワードプロセ
ッサ・パーソナルコンピュータ・ネットワーク情報端末
装置・携帯型情報端末装置等の文字列記憶呼出装置に関
し、及び文字列記憶呼出のためのプログラムを記録した
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報処理装置においては、同じ文
字列を複数回入力したり、文字列の複写や移動等の編集
作業を容易に行うために、所謂クリップボードと呼ばれ
る文字列記憶手段を備えていた。その操作方法の一例と
しては、表示画面上に表示された文章に対して一部また
は全部の範囲を指定し、記憶(カットまたはコピー)指
示を行うと、前記指定された範囲の文字列がクリップボ
ードに記憶され、次に所望の位置をカーソルにて指定
し、呼び出し(ペースト)指示を行うと、前記クリップ
ボードに記憶されている文字列が該位置に入力されると
いうものであった。
【0003】このクリップボードは、複数のアプリケー
ションソフトにまたがって利用可能であり、例えば電子
メール送受信ソフトで受信した、電子メール本文中に記
載されている住所文字列をコピーして、住所録ソフトに
ペーストしたり、ワープロソフトで入力した特許公報番
号文字列をコピーして、データベース登録・検索ソフト
でペーストするなどの操作により、文字列入力の省力化
を図ることができた。
【0004】また、従来の情報処理装置においては、上
記のようなクリップボードに文字列だけではなく、様々
なオブジェクトデータを記憶することが出来た。(ここ
でオブジェクトデータとは図形データ(図形の種類や座
標値やサイズデータなどの集合)、表計算データ(セル
の書式や計算式データや数値データなどの集合)、ファ
イルデータ(ファイル名やファイルの種類データなどの
集合)などを示し、文字列データとは区別する。)これ
らのオブジェクトデータは通常同じ(同じ種類の)アプ
リケーション間のみでコピー/カット&ペースト処理が
可能である。
【0005】また、従来の情報処理装置においては、上
記のようなクリップボードに複数個の文字列やオブジェ
クトデータを記憶することが可能なものもあった。例え
ば特開平6−131199号公報では、クリップボード
にn個のスタック(領域)を設け、各スタックに文字列
を記憶可能にする技術が開示されている。文字列を呼び
出そうとする場合には、クリップボードに記憶されてい
る内容を、それが記憶された順序で一覧表示し、その中
から所望の文字列をユーザーが選択することができるよ
うになっている。
【0006】なお、この特開平6−131199号公報
に記載の技術では、文字列を記憶する際、その文字列を
様々なデータ形式(イメージ形式・表形式など)に変換
し、それらも同時に記憶するようにし、また、呼び出す
ために一覧表示する際に、その呼び出すアプリケーショ
ンが取り扱うことのできる形式のデータは通常表示、取
り扱うことのできない形式のデータは薄く表示する技術
などが開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、従来の情
報処理装置ではクリップボードに複数個の文字列を記憶
することができ、指定された位置にその記憶された文字
列の中から所望の文字列を呼び出すことが可能であっ
た。しかしながら文字列を呼び出す際、通常複数の文字
列がその記憶された順序で表示されるようになっている
ため、多くの文字列が記憶されている場合、操作者が所
望の1つを選択することが容易でないという問題点があ
った。
【0008】また、指定された位置に呼び出すのに相応
しい文字列と相応しくない文字列とが混在して表示され
る(例えば電話番号入力領域にカーソルがある時にペー
スト指示を行った際に、電話番号文字列と氏名文字列な
どが混在して表示される)ため、操作者が誤って相応し
くない文字列を選択してしまう可能性が少なくないとい
う問題点もあった。
【0009】前記特開平6−131199号公報では、
貼り付け時に、当該アプリケーションで貼り付け出来な
いデータ形式(キャラクタコード形式、イメージ形式・
表形式など)のデータは薄く表示するなどの工夫をして
いるが、データの順序を並び替えることは行なっていな
いため、また同一のデータ形式のデータ(例えばキャラ
クタコード形式データ)については表示形態を変化させ
るなどは行なっていないため、多数のデータ中から所望
の1つを選択することは容易でないという問題点があっ
た。
【0010】本願発明は上記の問題点を鑑みてなされた
ものであり、複数の文字列等のデータを記憶可能なクリ
ップボードを備える情報処理装置において、所望のデー
タを容易に選択可能とする文字列記憶呼出装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】また、本願発明は、表示された文字列の一
部あるいは全部が指定され、登録の指示がなされると、
指定された文字列を記憶する文字列記憶呼出装置を提供
することを目的とする。
【0012】更に、本願発明は、文字列の呼出が指示さ
れると、記憶された文字列を呼び出し、指定された文字
列、または呼び出された文字列の種類を、記憶されてい
る判別情報に基づいて判別する文字列記憶呼出装置を提
供することを目的とする。
【0013】更に、本願発明は、呼び出された文字列
を、判別された文字列の種類に基づいた形態(判別され
た種類に基づいた順序、判別された種類を示す文字列を
付加した表示形態など)で出力する文字列記憶呼出装置
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の文字列記
憶呼出装置は、文字列を入力する入力手段と、前記入力
された文字列を表示する表示手段と、前記表示された文
字列の一部あるいは全部を指定する文字列指定手段と、
文字列を複数記憶可能な文字列記憶手段と、文字列の登
録を指示する登録指示手段と、前記登録指示手段による
指示に応じて前記文字列指定手段によって指定された文
字列を前記文字列記憶手段に記憶する登録手段と、文字
列の呼出を指示する呼出指示手段と、前記呼出指示に応
じて、前記文字列記憶手段に記憶された文字列を呼び出
す呼出手段と、文字列の種類を判別するための判別情報
を記憶している判別情報記憶手段と、前記文字列指定手
段によって指定された文字列、または前記呼出手段によ
って呼び出された文字列の種類を、前記判別情報記憶手
段に記憶している判別情報に基づいて判別する文字列種
類判別手段と、前記呼び出された文字列を、前記文字列
種類判別手段によって判別された文字列の種類に基づい
た形態で出力する出力手段とを備えることを特徴とす
る。
【0015】請求項2記載の文字列記憶呼出装置は、請
求項1に記載の文字列記憶呼出装置において、前記出力
手段は、前記呼び出された文字列を、前記文字列種類判
別手段によって判別された文字列の種類に基づいた順序
で出力することを特徴とする。
【0016】請求項3記載の文字列記憶呼出装置は、請
求項2に記載の文字列記憶呼出装置において、呼び出す
べき文字列の種類を指定する呼出種類指定手段を更に備
え、前記出力手段は、前記呼び出された文字列を、前記
文字列種類判別手段によって判別された文字列の種類、
および前記指定された文字列の種類に基づいた順序で出
力することを特徴とする。
【0017】請求項4記載の文字列記憶呼出装置は、請
求項3に記載の文字列記憶呼出装置において、前記文字
列記憶手段は、各種類における複数の文字列の記憶順序
を更に記憶し、前記出力手段は、前記呼び出された文字
列を、前記文字列種類判別手段によって判別された文字
列の種類、および前記指定された文字列の種類、および
前記記憶順序に基づいた順序で出力することを特徴とす
る。
【0018】従って、例えば、呼び出すべき文字列の種
類がメールアドレスと判別され、「aaa@shar
p.co.jp」(メールアドレス:記憶順序1)と
「www.sharp.co.jp」(URL:記憶順
序2)と「bbb@sharp.co.jp」(メール
アドレス:記憶順序3)の3つの文字列が呼び出された
場合、「bbb@sharp.co.jp」(メールア
ドレス:記憶順序3)、「aaa@sharp.co.
jp」(メールアドレス:記憶順序1)、「www.s
harp.co.jp」(URL:記憶順序2)のよう
な順序で出力する。呼び出すべき文字列の種類がメール
アドレスと判別されたためURLよりもメールアドレス
が優先される。メールアドレス内では記憶順序の数字の
大きいものが優先される。
【0019】請求項5記載の文字列記憶呼出装置は、請
求項1乃至請求項4に記載の文字列記憶呼出装置におい
て、前記出力手段は、前記呼び出された文字列を、前記
文字列種類判別手段によって判別された文字列の種類を
示す文字列とともに出力することを特徴とする。
【0020】従って、例えば、「aaa@sharp.
co.jp」(メールアドレス)が呼び出された場合、
「aaa@sharp.co.jp<メールアドレス
>」が出力される。
【0021】請求項6に記載の文字列記憶呼出装置は、
請求項1乃至請求項5に記載の文字列記憶呼出装置にお
いて、前記文字列種類判別手段は、前記文字列指定手段
によって同時に複数の文字列が指定されている場合は該
複数の文字列それぞれの種類、あるいは前記文字列指定
手段によって指定されている文字列または前記呼出手段
によって呼び出された文字列が分割可能である場合は、
該文字列を複数に分割し該分割された文字列それぞれの
種類を判別することを特徴とする。複数の文字列が指定
されている場合、または指定されている文字列が分割可
能な場合、それぞれの種類を判別する。
【0022】従って、例えば、「aaa@sharp.
co.jp」(メールアドレス)と「www.shar
p.co.jp」(URL)の2つが範囲指定されてい
た場合、それぞれの種類を判別する。メールアドレス呼
び出し指示があった場合、「aaa@sharp.c
o.jp」のみを呼び出す。
【0023】請求項7に記載の文字列記憶呼出装置は、
請求項3乃至請求項6に記載の文字列記憶呼出装置にお
いて、前記呼出種類指定手段は、文字列呼出指示がなさ
れた際の入力状況(カーソル位置)に応じて、呼び出す
べき文字列の種類を判別して指定することを特徴とす
る。カーソル位置に応じて呼び出すべき文字列の種類を
判別する。
【0024】従って、例えば、カーソルがURL入力ボ
ックス内にあれば、呼び出すべき文字列はURL、カー
ソルが住所録表内の名前入力欄にあれば、呼び出すべき
文字列は名前(氏名または会社名)であると判別して指
定する。
【0025】請求項8記載の文字列記憶呼出装置は、請
求項6に記載の文字列記憶呼出装置において、前記呼出
種類指示手段は、文字列呼出指示がなされた際のカーソ
ル位置の近辺あるいは対応する位置に存在する文字列に
応じて、呼び出すべき文字列の種類を判別して指定する
ことを特徴とする。カーソル位置の近辺の文字列に応じ
て、呼び出すべき文字列の種類を判別する。
【0026】従って、例えば、カーソルの付近に「UR
L」という文字列が存在すれば、呼び出すべき種類はU
RL、カーソルが住所録表内にあり、カーソルの存在す
る桁の先頭行に「名前」という文字列が存在すれば、呼
び出すべき種類は名前(氏名または会社名)と判別す
る。
【0027】請求項9記載の文字列記憶呼出のためのプ
ログラムを記録した記録媒体は、文字列を入力する入力
手段と、前記入力された文字列を表示する表示手段と、
文字列を複数記憶可能な文字列記憶手段と、前記表示さ
れた文字列の一部あるいは全部を指定する文字列指定手
段と、文字列の登録を指示する登録指示手段と、文字列
の呼出を指示する呼出指示手段とを備えるコンピュータ
に対し、前記登録指示手段の登録指示に応じて、前記文
字列指定手段によって指定された文字列を、前記文字列
記憶手段に記憶する登録制御プログラムと、前記呼出指
示手段の呼出指示に応じて、前記記憶された文字列を呼
び出す呼出制御プログラムと、文字列の種類を判別する
ための判別情報データと、前記文字列指定手段によって
指定された文字列、または前記呼出制御プログラムによ
って呼び出された文字列の種類を、前記判別情報データ
に基づいて判別する文字列種類判別制御プログラムを実
行させ、前記呼び出された文字列を、前記文字列種類判
別制御プログラムによって判別された種類に基づいた形
態で出力する文字列記憶呼出のためのプログラムを記録
したことを特徴とする。
【0028】請求項1記載の文字列記憶呼出装置によれ
ば、入力手段から入力された文字列は表示手段に表示さ
れる。前記表示された文字列の一部あるいは全部が文字
列指定手段により指定され、登録指示手段により登録の
指示がなされると、登録手段は前記指定された文字列を
文字列記憶手段に記憶する。呼出指示手段により文字列
の呼出が指示されると、呼出手段は前記文字列記憶手段
に記憶された文字列を呼び出す。また文字列種類判別手
段は、前記文字列指定手段によって指定された文字列、
または前記呼出手段によって呼び出された文字列の種類
を、判別情報記憶手段に記憶されている判別情報に基づ
いて判別し、出力手段は前記呼び出された文字列を、前
記文字列種類判別手段によって判別された文字列の種類
に基づいた形態(判別された種類に基づいた順序、判別
された種類を示す文字列を付加した表示形態など)で出
力する。
【0029】請求項2記載の文字列記憶呼出装置によれ
ば、請求項1に記載の文字列記憶呼出装置において、前
記出力手段は、前記呼び出された文字列を、前記文字列
種類判別手段によって判別された文字列の種類に基づい
た順序で出力することを特徴とする。従って、例えば、
「aaa@sharp.co.jp」(メールアドレ
ス)と「www.sharp.co.jp」(URL)
と「bbb@sharp.co.jp」(メールアドレ
ス)の3つの文字列が呼び出された場合、「aaa@s
harp.co.jp」(メールアドレス)、「bbb
@sharp.co.jp」(メールアドレス)、「w
ww.sharp.co.jp」(URL)のように、
同じ種類の文字列をまとめて出力する。
【0030】請求項3に記載の文字列記憶呼出装置によ
れば、請求項2に記載の文字列記憶呼出装置において、
呼び出すべき文字列の種類を指定する呼出種類指定手段
を更に備え、前記出力手段は、前記呼び出された文字列
を、前記文字列種類判別手段によって判別された文字列
の種類、および前記指定された文字列の種類に基づいた
順序で出力することを特徴とする。
【0031】従って、例えば、呼び出すべき文字列の種
類がURLと指定され、「aaa@sharp.co.
jp」(メールアドレス)と「www.sharp.c
o.jp」(URL)と「bbb@sharp.co.
jp」(メールアドレス)の3つの文字列が呼び出され
た場合、「www.sharp.co.jp」(UR
L)、「aaa@sharp.co.jp」(メールア
ドレス)、「bbb@sharp.co.jp」(メー
ルアドレス)のように、種類がURLの文字列を優先し
て出力する。
【0032】請求項4記載の文字列記憶呼出装置によれ
ば、請求項3に記載の文字列記憶呼出装置において、前
記文字列記憶手段は、各種類における複数の文字列の記
憶順序を更に記憶し、前記出力手段は、前記呼び出され
た文字列を、前記文字列種類判別手段によって判別され
た文字列の種類、および前記指定された文字列の種類、
および前記記憶順序に基づいた順序で出力することを特
徴とする。
【0033】従って、例えば、呼び出すべき文字列の種
類がメールアドレスと判別され、「aaa@shar
p.co.jp」(メールアドレス:記憶順序1)と
「www.sharp.co.jp」(URL:記憶順
序2)と「bbb@sharp.co.jp」(メール
アドレス:記憶順序3)の3つの文字列が呼び出された
場合、「bbb@sharp.co.jp」(メールア
ドレス:記憶順序3)、「aaa@sharp.co.
jp」(メールアドレス:記憶順序1)、「www.s
harp.co.jp」(URL:記憶順序2)のよう
な順序で出力する。呼び出すべき文字列の種類がメール
アドレスと判別されたためURLよりもメールアドレス
が優先される。メールアドレス内では記憶順序の数字の
大きいものが優先される。
【0034】請求項5記載の文字列記憶呼出装置によれ
ば、請求項1乃至請求項4に記載の文字列記憶呼出装置
において、前記出力手段は、前記呼び出された文字列
を、前記文字列種類判別手段によって判別された文字列
の種類を示す文字列とともに出力することを特徴とす
る。
【0035】従って、例えば、「aaa@sharp.
co.jp」(メールアドレス)が呼び出された場合、
「aaa@sharp.co.jp<メールアドレス
>」が出力される。
【0036】請求項6に記載の文字列記憶呼出装置によ
れば、請求項1乃至請求項5に記載の文字列記憶呼出装
置において、前記文字列種類判別手段は、前記文字列指
定手段によって同時に複数の文字列が指定されている場
合は該複数の文字列それぞれの種類、あるいは前記文字
列指定手段によって指定されている文字列または前記呼
出手段によって呼び出された文字列が分割可能である場
合は、該文字列を複数に分割し該分割された文字列それ
ぞれの種類を判別することを特徴とする。複数の文字列
が指定されている場合、または指定されている文字列が
分割可能な場合、それぞれの種類を判別する。
【0037】従って、例えば、「aaa@sharp.
co.jp」(メールアドレス)と「www.shar
p.co.jp」(URL)の2つが範囲指定されてい
た場合、それぞれの種類を判別する。メールアドレス呼
び出し指示があった場合、「aaa@sharp.c
o.jp」のみを呼び出す。
【0038】請求項7に記載の文字列記憶呼出装置によ
れば、請求項3乃至請求項6に記載の文字列記憶呼出装
置において、前記呼出種類指定手段は、文字列呼出指示
がなされた際の入力状況(カーソル位置)に応じて、呼
び出すべき文字列の種類を判別して指定することを特徴
とする。カーソル位置に応じて呼び出すべき文字列の種
類を判別する。
【0039】従って、例えば、カーソルがURL入力ボ
ックス内にあれば、呼び出すべき文字列はURL、カー
ソルが住所録表内の名前入力欄にあれば、呼び出すべき
文字列は名前(氏名または会社名)であると判別して指
定する。
【0040】請求項8記載の文字列記憶呼出装置によれ
ば、請求項6に記載の文字列記憶呼出装置において、前
記呼出種類指示手段は、文字列呼出指示がなされた際の
カーソル位置の近辺あるいは対応する位置に存在する文
字列に応じて、呼び出すべき文字列の種類を判別して指
定することを特徴とする。カーソル位置の近辺の文字列
に応じて、呼び出すべき文字列の種類を判別する。
【0041】従って、例えば、カーソルの付近に「UR
L」という文字列が存在すれば、呼び出すべき種類はU
RL、カーソルが住所録表内にあり、カーソルの存在す
る桁の先頭行に「名前」という文字列が存在すれば、呼
び出すべき種類は名前(氏名または会社名)と判別す
る。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態の文
字列記憶呼出装置(情報処理装置)について図面を参照
しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態の情
報処理装置を示すブロック図である。
【0043】101はCPU(Central Pro
cessing Unit)であり、RAM(Rand
om Access Memory)102またはRO
M(Read Only Memory)103に記憶
されたプログラムおよびデータに従って本発明の各手段
を実現する。
【0044】RAM102は図2(1)に示すように、
OS(Operating System)や各種プロ
グラムを記憶するプログラム記憶領域102−1、文書
データを記憶する文書データ記憶領域102−2、クリ
ップボードデータを記憶するクリップボードデータ記憶
領域102−3、文字列の種類を判別するための情報を
記憶する文字列種類判別辞書領域102−4、かなを漢
字に変換するための情報を記憶する仮名漢字変換辞書領
域102−5、文字列や図形等オブジェクトデータの指
定されている範囲を記憶する指定範囲記憶領域102−
6、各種変数データを記憶する変数データ記憶領域10
2−7、その他のデータを記憶するその他データ記憶領
域102−8に分割されている。
【0045】プログラム記憶領域102−1は、情報処
理装置本体に対し着脱自在な、プログラムを格納する記
録媒体であればよく、例えば、磁気テープ、ICカー
ド、RAMカード等のいかなるタイプの記録媒体であっ
てもよい。
【0046】更に、プログラム記憶領域102−1、文
書データ記憶領域102−2、クリップボードデータ記
憶領域102−3、文字列種類判別辞書領域102−
4、仮名漢字変換辞書領域102−5、指定範囲記憶領
域102−6、変数データ記憶領域102−7、その他
データ記憶領域102−8のいかなる1つ又はいかなる
複数のものが情報処理装置本体に対し着脱自在な、プロ
グラムを格納する記録媒体であればよく、例えば、磁気
テープ、ICカード、RAMカード等のいかなるタイプ
の記録媒体であってもよい。
【0047】ROM103は図2(2)に示すように、
本情報処理装置の基本処理やハードエアの制御を行うB
IOS(Basic Input Output Sy
stem)が記憶されているBIOS記憶領域103−
1、表示用の文字フォントデータが記憶されている文字
フォントデータ記憶領域103−2、その他のデータが
記憶されているその他データ記憶領域103−3などに
分割されている。
【0048】BIOS記憶領域103−1、文字フォン
トデータ記憶領域103−2、その他データ記憶領域1
03−3のいかなる1つ又はいかなる複数のものが情報
処理装置本体に対し着脱自在な、プログラムを格納する
記録媒体であればよく、例えば、磁気テープ、CD−R
OM、ICカード等のいかなるタイプの記録媒体であっ
てもよい。
【0049】またCPU101には、文書データやカー
ソルなどの表示を行う表示装置104と、文書データや
コマンドなどの情報入力を行うキーボード105と、表
示装置104に表示された文書データの範囲を指定する
等の操作を入力するマウス106と、複数の文書データ
や文書データ編集プログラムなどの各種プログラムを記
憶するフロッピーディスクまたは/およびハードディス
ク(以下、FD・HDと称する)、またはその他のいか
なるタイプの記録媒体であってもよい、そうした記録媒
体107と、通信回線を介して他の情報処理装置と通信
を行なう通信装置108とが接続されている。
【0050】本情報処理装置の電源が投入されると、初
期化処理が行われた後、前記BIOSのプログラムが実
行され、FD・HD107からOSが読み込まれ、プロ
グラム記憶領域102−1に格納後、実行される。OS
はFD・HD107から文書データ編集プログラムやW
WW(World Wide Web)ブラウザプログ
ラム、電子メール作成・送受信プログラム、住所録管理
プログラム、文字入力編集プログラム、文書データ入力
編集プログラム、文書データコピー/カットプログラ
ム、文書データペーストプログラムなどを読み込み、プ
ログラム記憶領域102−1に格納する。
【0051】またOSはFD・HD107から文字列種
類判別辞書を読み込んで文字列種類判別辞書領域102
−4に格納し、仮名漢字変換辞書を読み込んで仮名漢字
変換辞書領域102−5に格納する。
【0052】図3および図4は、本願発明を実現する情
報処理装置の処理を示したメインフローチャートであ
る。本フローチャートはCPU101がプログラム記憶
領域102−1に記憶されたOSおよびその他のプログ
ラムを実行することによって実現される。
【0053】ステップ(以下単にSと称する)101で
は、文書データ編集指示がなされたか否かを判断し、指
示されたと判断した場合S102へ、そうでない場合S
106へ移行する。文書データ編集の指示は、ユーザー
がキーボード105に設けられたファンクションキーを
押し下げる、または表示装置104に表示されたアイコ
ンをマウス106で指示する等の操作により行なわれ
る。なお、文書データとは文字列(テキスト)データま
たは/および図形オブジェクト(ビットマップ画像デー
タやベクトル図形データ)の集合のことを示している。
【0054】S101の処理は、CPU101がOSを
実行することによって実現される。またS102以降の
処理は、CPU101が主に文書データ編集プログラム
を実行することによって実現される。S102では、F
D・HD107に記憶されている作成済みの文書データ
のファイル名、あるいは新規に作成しようとしている文
書データのファイル名の入力を促すダイアログボックス
(ユーザーの入力操作を促す、小型のウィンドウ)を表
示する。
【0055】S103では、ユーザーのキーボード10
5または/およびマウス106の操作に応じて、文字の
入力およびその文字の修正や削除などの編集処理を行な
う。本処理は、CPU101が文字入力編集プログラム
を実行することによって実現される。この際、現在の入
力状況はファイル名を入力する状況であることが文字入
力編集プログラムに対して通知される。なお、本処理の
詳細なフローチャートは図5に示し、説明は後述する。
【0056】S104では、S103で入力された文字
列と一致するファイル名のファイルがFD・HD107
に存在するか判断し、存在する場合そのファイルを読み
込んで文書データ記憶領域102−2に記憶し、また表
示装置104に表示する。存在しなかった場合は、新規
文書の入力とみなして、文書データ記憶領域102−2
をクリアして、空の文書を表示する。
【0057】S105では、ユーザーのキーボード10
5または/およびマウス106の操作に応じて、文書デ
ータの入力およびその文書の修正や削除などの編集処理
を行なう。本処理は、CPU101が文書データ入力編
集プログラムを実行することによって実現される。な
お、本処理の詳細なフローチャートは図6に示し、説明
は後述する。S105の処理終了後は、STARTへ戻
る。
【0058】一方S106では、WWWブラウジング指
示(インターネットのホームページ表示指示)がなされ
たか否かを判断し、指示されたと判断した場合S107
へ、そうでない場合は図4のS111へ移行する。WW
Wブラウジングの指示は、ユーザーがキーボード105
に設けられたファンクションキーを押し下げる、または
表示装置104に表示されたアイコンをマウス106で
指示する等の操作により行なわれる。S106の処理
は、CPU101がOSを実行することによって実現さ
れる。またS107以降の処理は、CPU101が主に
WWWブラウザプログラムを実行することによって実現
される。
【0059】S107では、URL(Uniform
Resource Locator:ホームページのア
ドレス)の入力を促すダイアログボックスを表示する。
S108では、ユーザーのキーボード105または/お
よびマウス106の操作に応じて、文字の入力およびそ
の文字の修正や削除などの編集処理を行なう。本処理は
前記S103の処理と同様、CPU101が文字入力編
集プログラムを実行することによって実現される。この
際、現在の入力状況はURLを入力する状況であること
が文字入力編集プログラムに対して通知される。なお、
本処理の詳細なフローチャートは図5に示し、説明は後
述する。
【0060】S109では、S108で入力された文字
列(URL)で示される他の情報処理装置へ通信装置1
08を介してアクセスし、ホームページデータを読み込
んで表示装置104に表示する。なお、通信処理、ホー
ムページデータの読み込みおよび表示処理は公知の技術
であり、また本願発明の要旨と直接関係しないため、詳
細な説明は省略する。S110では、ユーザーのキーボ
ード105または/およびマウス106の操作によって
次ページの表示指示がなされたか判断し、指示された場
合S107へ、そうでない場合はSTARTへ戻る。
【0061】一方図4のS111では、電子メール作成
指示がなされたか否かを判断し、指示されたと判断した
場合S112へ、そうでない場合S117へ移行する。
電子メール作成の指示は、ユーザーがキーボード105
に設けられたファンクションキーを押し下げる、または
表示装置104に表示されたアイコンをマウス106で
指示する等の操作により行なわれる。
【0062】S111の処理は、CPU101がOSを
実行することによって実現される。またS112以降の
処理は、CPU101が主に電子メール作成・送受信プ
ログラムを実行することによって実現される。S112
では、送信先電子メールアドレスの入力を促すダイアロ
グボックスを表示する。S113では、ユーザーのキー
ボード105または/およびマウス106の操作に応じ
て、文字の入力およびその文字の修正や削除などの編集
処理を行なう。本処理は前記S103の処理と同様、C
PU101が文字入力編集プログラムを実行することに
よって実現される。この際、現在の入力状況は電子メー
ルアドレスを入力する状況であることが文字入力編集プ
ログラムに対して通知される。なお、本処理の詳細なフ
ローチャートは図5に示し、説明は後述する。
【0063】S114では、電子メール本文の入力を促
すダイアログボックスを表示する。S115では、ユー
ザーのキーボード105または/およびマウス106の
操作に応じて、文字の入力およびその文字の修正や削除
などの編集処理を行なう。本処理は前記S103の処理
と同様、CPU101が文字入力編集プログラムを実行
することによって実現される。この際、現在の入力状況
は電子メール本文を入力する状況であることが文字入力
編集プログラムに対して通知される。なお、本処理の詳
細なフローチャートは図5に示し、説明は後述する。S
116では、通信装置108を介して、S115で入力
された電子メール本文をS113で入力された送信先電
子メールアドレスへ送信し、STARTへ戻る。なお、
電子メールの送信処理は公知の技術であり、また本願発
明の要旨と直接関係しないため、詳細な説明は省略す
る。
【0064】一方S117では、住所録作成指示がなさ
れたか否かを判断し、指示されたと判断した場合S11
8へ移行し、そうでない場合STARTへ戻る。住所録
作成の指示は、ユーザーがキーボード105に設けられ
たファンクションキーを押し下げる、または表示装置1
04に表示されたアイコンをマウス106で指示する等
の操作により行なわれる。S117の処理は、CPU1
01がOSを実行することによって実現される。またS
118以降の処理は、CPU101が主に住所録管理プ
ログラムを実行することによって実現される。
【0065】S118では、名前(氏名や会社名)の入
力を促すダイアログボックスを表示する。S119で
は、ユーザーのキーボード105または/およびマウス
106の操作に応じて、文字の入力およびその文字の修
正や削除などの編集処理を行なう。本処理は前記S10
3の処理と同様、CPU101が文字入力編集プログラ
ムを実行することによって実現される。この際、現在の
入力状況は名前(氏名、会社名)を入力する状況である
ことが文字入力編集プログラムに対して通知される。な
お、本処理の詳細なフローチャートは図5に示し、説明
は後述する。S120では、住所の入力を促すダイアロ
グボックスを表示する。
【0066】S121では、ユーザーのキーボード10
5または/およびマウス106の操作に応じて、文字の
入力およびその文字の修正や削除などの編集処理を行な
う。本処理は前記S103の処理と同様、CPU101
が文字入力編集プログラムを実行することによって実現
される。この際、現在の入力状況は住所を入力する状況
であることが文字入力編集プログラムに対して通知され
る。なお、本処理の詳細なフローチャートは図5に示
し、説明は後述する。S122では、ユーザーのキーボ
ード105または/およびマウス106の操作によって
次データの入力指示がなされたか判断し、指示された場
合S118へ戻り上記処理を繰り返し、そうでない場合
はSTARTへ戻る。
【0067】なお、上記のフローチャートでは各ダイア
ログボックスを順次表示するようにしているが、複数の
ダイアログボックスを並べて表示し、ユーザーのキーボ
ード105または/およびマウス106の操作によって
任意のダイアログボックスを任意の順序で選択できるよ
うにしてもよい。例えば、住所録データを表形式で表示
し、ユーザーが任意に移動させることのできるカーソル
の位置に応じて、入力状況(名前の入力、住所の入力な
ど)を切り換えるようにすると良い。予め、位置情報と
入力状況を対応付けて記憶しておくことにより判別でき
る。
【0068】図5は文字入力・編集処理(図3のS10
3、S108、図4のS113、S115、S119、
S121)の詳細を示したフローチャートである。本フ
ローチャートはCPU101が、プログラム記憶領域1
02−1に記憶されている文字入力・編集プログラムを
実行することによって実現される。
【0069】S201では、文字の入力または削除が指
示されたか判断し、指示されたと判断された場合S20
2へ、そうでない場合S203へ移行する。文字の入力
指示は、キーボード105に備えられた文字キーの入
力、文字の削除指示は、キーボード105に備えられた
削除キーの入力によって行われる。S202では、文字
の入力が指示された場合は、現在のカーソル位置に、前
記入力された文字キーに対応する文字を挿入表示し、そ
の他データ記憶領域102−8の所定の位置に該文字コ
ードを挿入する。文字の削除が指示された場合は、現在
のカーソル位置の文字を消去し、その他データ記憶領域
102−8の所定の位置の文字コードを削除する。
【0070】S203では、カーソルの移動が指示され
たか判断し、指示されたと判断された場合S204へ、
そうでない場合S205へ移行する。カーソルの移動指
示は、キーボード105に備えられたカーソル移動キー
の入力、あるいはマウス106のボタンの入力によって
行われる。S204では、S203で指示された位置へ
(例えば左カーソル移動キーが入力された場合は現在位
置より1つだけ左へ、下カーソル移動キーが入力された
場合は現在位置より1つだけ下へ、マウス106のボタ
ンが押された場合はマウスカーソルが指示している位置
へ)カーソルを移動させる。
【0071】S205では、範囲指定の指示がなされた
か判断し、指示されたと判断した場合、S206へ移行
する。範囲指定の指示は、キーボード105上に備えら
れた範囲指定キーの入力、あるいはマウスのボタンの入
力によって行われる。文字列の範囲指定は、先頭文字に
カーソルを移動させて、キーボード105に備えられた
範囲指定キーを入力し、更に最終文字にカーソルを移動
させて同様に範囲指定キーを入力することによって行わ
れる。あるいは、先頭文字にマウスカーソルを移動させ
てマウスのボタンを押し、そのままマウスカーソルを最
終文字まで移動させることによって行われる。なお、上
記の操作を繰り返す(マウス106による操作の場合
は、キーボード105に備えられたコントロールキーを
押しながら操作する)ことにより、複数の範囲も指定可
能である。
【0072】S206では、指定された範囲を記憶する
処理を行う。具体的には前記指示された文字列の先頭文
字の位置情報、最終文字の位置情報を指定範囲記憶領域
102−6へ記憶する。なお、指定範囲記憶領域102
−6に既に他のデータ(以前に記憶した範囲データ)が
記憶されていた場合は、そのデータに置き換えて上記デ
ータを記憶する。S207では、コピーまたはカットの
指示がなされたか判断し、指示されたと判断した場合、
S208へ移行する。コピーの指示はキーボード105
に備えられたコピーキーを押すことにより、カットの指
示はキーボード105に備えられたカットキーを押すこ
となどにより行われる。
【0073】S208では、指定された範囲の文字列の
種類を判別し、クリップボードデータ記憶領域102−
3に該文字列を前記判別された種類と対応付けて記憶す
る処理を行い、またS207でカットが指示された場合
は、指定された範囲の文字列を削除する処理を行なう。
本処理は、CPU101が文書データコピー/カットプ
ログラムを実行することによって実現される。この際、
現在の入力状況(文字入力・編集処理(図5のフローチ
ャート)が呼び出される際に通知された状況:ファイル
名入力、URL入力、メールアドレス入力、メール本文
入力、名前(氏名、会社名)入力、住所入力などの何れ
か)を文書データコピー/カットプログラムに対して通
知する。なお、本処理の詳細なフローチャートは図7に
示し、説明は後述する。
【0074】S209では、ペースト指示がなされたか
判断し、指示されたと判断した場合、S210へ移行す
る。ペーストの指示はユーザーがキーボード105に備
えられたペーストキーを押すことなどにより行われる。
S210では、現在のカーソル位置に、クリップボード
データ記憶領域102−3に記憶されている複数の文字
列の中から所望の文字列を選択して呼び出し、カーソル
位置に貼り付ける(ペースト)処理を行う。ペーストさ
れた文字列はS202で入力された文字同様、その他デ
ータ記憶領域102−8の所定の位置に挿入される。ク
リップボードデータ記憶領域102−3に記憶されてい
る複数の文字列は現在の入力状況に適した順序で表示さ
れ、その中から所望の1つをユーザーが選択する。
【0075】本処理は、CPU101が文書データペー
ストプログラムを実行することによって実現される。こ
の際、現在の入力状況(文字入力・編集処理(図5のフ
ローチャート)が呼び出される際に通知された状況:フ
ァイル名入力、URL入力、メールアドレス入力、メー
ル本文入力、名前(氏名、会社名)入力、住所入力など
の何れか)を文書データペーストプログラムに対して通
知する。なお、本処理の詳細なフローチャートは図13
に示し、説明は後述する。
【0076】S211では、終了指示がなされたか判断
し、そうであれば本処理を終了し(図3のS104、S
109、図4のS114、S116、S120、S12
2の何れかへ戻り)、そうでなければS203へ戻る。
なお上記フローチャートでは、文字列をクリップボード
データ記憶領域102−3に記憶する際にその種類を判
別しているが、ペースト時(クリップボードデータ記憶
領域102−3から呼び出す際)に判別するようにして
も良い。
【0077】図6は文書データ(文字・図形オブジェク
ト)入力・編集処理(図3のS105)の詳細を示した
フローチャートである。本フローチャートはCPU10
1が、プログラム記憶領域102−1に記憶されている
文書データ入力・編集プログラムを実行することによっ
て実現される。
【0078】S301では、変数M(現在の入力モード
を示す変数)に、文字入力モードを示す値を代入する。
なお、変数の値は変数データ記憶領域102−7に記憶
される。S302では、入力モードを図形入力モードに
切り換える指示がなされたか否かを判断し、指示された
と判断した場合はS305へ、そうでない場合はS30
3へ移行する。入力モードの切り換え指示は、ユーザー
がキーボード105に備えられた入力モード切り換えキ
ーを押すことなどにより行われる。
【0079】S303では、ユーザーのキーボード10
5または/およびマウス106の操作に応じて、文字の
入力およびその文字の修正や削除などの編集処理を行な
う。本処理は前記S103の処理と同様、CPU101
が文字入力編集プログラムを実行することによって実現
される。この際、現在の入力状況は文書データ(文字)
を入力する状況であることが文字入力編集プログラムに
対して通知される。なお、本処理の詳細なフローチャー
トは図5に示したものとほぼ同一であるが、入力された
文字は文書データ記憶領域102−2に記憶される。S
304では、終了指示がなされたか判断し、そうであれ
ば本処理を終了し(図3のSTARTへ戻り)、そうで
なければS302へ戻る。
【0080】一方S306では、図形オブジェクトの入
力または削除が指示されたか判断し、指示されたと判断
された場合S307へ、そうでない場合S308へ移行
する。図形オブジェクトの入力指示は、キーボード10
5に備えられた図形入力キーの入力、図形オブジェクト
の削除指示は、キーボード105に備えられた図形削除
キーの入力によって行われる。
【0081】S307では、図形入力キーが入力された
場合は、図形オブジェクトの種類やサイズなどをキーボ
ード105またはマウス106によってユーザーに入力
させ、現在のマウスカーソル位置に該入力された種類の
図形オブジェクトを表示し、文書データ記憶領域102
−2の所定の位置に該図形オブジェクトのデータ(図形
オブジェクトの種類やサイズなどのデータ)を記憶す
る。図形削除キーが入力された場合は、後述する図形指
定処理によって既に指定されている図形を消去し、文書
データ記憶領域102−2に記憶されている該図形オブ
ジェクトのデータを削除する。
【0082】S308では、マウスカーソルの移動が指
示されたか判断し、指示されたと判断された場合S30
9へ、そうでない場合S310へ移行する。S309で
は、S308で指示された位置へマウスカーソルを移動
させる。S310では、図形オブジェクトを指定する指
示がなされたか判断し、指示されたと判断した場合、S
311へ移行する。図形オブジェクト指定の指示は、表
示装置104に表示されている図形オブジェクト上にマ
ウスカーソルを移動させ、マウスのボタンを押すことに
よって行われる。
【0083】なお、上記の操作をキーボード105に備
えられたコントロールキーを押しながら繰り返すことに
より、複数の図形オブジェクトも指定可能である。S3
11では、指定された図形オブジェクトを記憶する処理
を行う。具体的には上記の操作によって指定された図形
オブジェクトの種類・サイズ・位置情報などを、指定範
囲記憶領域102−6に記憶する。なお、指定範囲記憶
領域102−6に、既に他のデータ(文字列範囲指定デ
ータなど)が記憶されていた場合は、そのデータに置き
換えて上記データを記憶する。
【0084】S312では、コピーまたはカットの指示
がなされたか判断し、指示されたと判断された場合、S
313へ移行する。コピーの指示はキーボード105に
備えられたコピーキーを押すことにより、カットの指示
はキーボード105に備えられたカットキーを押すこと
などにより行われる。
【0085】S313では、指定された図形オブジェク
トをクリップボードデータ記憶領域102−3に記憶す
る処理を行い、またS312でカットが指示された場合
は、指定された図形オブジェクトを削除する処理を行な
う。本処理は前記S208の処理と同様、CPU101
が文書データコピー/カットプログラムを実行すること
によって実現される。この際、現在の入力状況(文書デ
ータの図形モードであること)を文書データコピー/カ
ットプログラムに対して通知する。なお、本処理の詳細
なフローチャートは図7に示し、説明は後述する。
【0086】S314では、ペースト指示がなされたか
判断し、指示されたと判断された場合、S315へ移行
する。ペーストの指示はキーボード105に備えられた
ペーストキーを押す、またはマウス106のボタンを押
す操作などにより行われる。S315では、現在のマウ
スカーソル位置に、クリップボードデータ記憶領域10
2−3に記憶されている図形オブジェクトを貼り付ける
(ペースト)処理を行う。
【0087】本処理は、CPU101が文書データペー
ストプログラムを実行することによって実現される。こ
の際、現在の入力状況(文書データの図形モードである
こと)を文書データペーストプログラムに対して通知す
る。なお、本処理の詳細なフローチャートは図13に示
し、説明は後述する。S316では、入力モードを文字
入力モードに切り換える指示がなされたか否かを判断
し、指示されたと判断した場合はS301へ、そうでな
い場合はS306へ戻り、上記の処理を繰り返す。
【0088】図7はコピー/カット処理(図5のS20
8および図6のS313)の詳細を示したフローチャー
トである。本フローチャートはCPU101が、プログ
ラム記憶領域102−1に記憶されているコピー/カッ
トプログラムを実行することによって実現される。なお
図5のS208および図6のS313で説明した通り、
本フローチャートが呼び出される際、現在の入力状況
(ファイル名入力、URL入力、メールアドレス入力、
メール本文入力、名前(氏名、会社名)入力、住所入
力、文書データ(文字)入力、文書データ(図形オブジ
ェクト)入力など)が通知される。
【0089】S401では、文字列あるいはその他のオ
ブジェクト(図形オブジェクト)が範囲指定されている
か判断し、されていない場合はS402へ、されている
場合はS403へ移行する。(範囲指定されている場
合、指定範囲記憶領域102−6に、指定された範囲の
位置情報などが記憶されている。)S402では、範囲
が指定されていなかったため、エラー処理(ブザー音を
鳴らすなど)を行い、処理を終了する(S314へ移行
する)。
【0090】S403では、文字列が範囲指定されてい
るか、その他のオブジェクト(図形オブジェクトなど)
が指定されているかを、指定範囲記憶領域102−6に
記憶されている情報によって判断し、文字列が範囲指定
されている場合はS405へ、そうでない場合(オブジ
ェクトが指定されている場合)はS404へ移行する。
指定範囲記憶領域102−6には、文字列か図形オブジ
ェクトかを表す種類情報、文字列の場合は先頭文字位置
情報と最終文字位置情報、図形オブジェクトの場合は図
形の種類・サイズ・図形の位置情報などが記憶されてい
る。S404では、指定されているオブジェクトのデー
タをクリップボードデータ記憶領域102−3へ記憶す
る処理を行い、S415へ移行する。
【0091】クリップボードデータ記憶領域102−3
は、図8に示すように、複数の文字列を記憶する文字列
記憶領域102−3−1と、文字列以外のオブジェクト
(図形オブジェクトなど)を記憶するオブジェクト記憶
領域102−3−2とから構成されている。
【0092】オブジェクト記憶領域102−3−2には
オブジェクトデータ(オブジェクトの種類や位置情報、
サイズなど)を記憶できる。なお、図6のS310にお
いて複数個のオブジェクトが指定されていた場合は、そ
の複数個のオブジェクトデータをオブジェクト記憶領域
102−3−2に記憶できる。また、以前に行われたコ
ピー/カット処理によって既にオブジェクト記憶領域1
02−3−2にデータが記憶されていた場合は、その既
記憶データを削除して新たなデータを記憶する。図8の
例では、オブジェクト記憶領域102−3−2には、図
形(円)オブジェクトデータが記憶されていることを示
している。なお、文字列記憶領域102−3−1の詳細
については後述する。
【0093】一方S405では、複数の文字列範囲が指
定されているか、あるいは指定されている範囲の文字列
が分割可能であるかを判断し、そうであればS406
へ、そうでなければS408へ移行する。なお分割可能
な文字列とは、例えば文字列の中に改行コード・タブコ
ード・句読点・カンマ・括弧・クォーテーションなどが
挿入されている文字列である。例えば、「シャープ株式
会社、大阪」という文字列が範囲指定されていた場合、
この文字列は句点の位置で前後に分割可能である。
【0094】S406では、指定されている範囲の(複
数または分割可能な)文字列を一まとまりとして文字列
記憶領域102−3−1に記憶させる処理を行なう。例
えば「シャープ株式会社、大阪」という文字列が範囲指
定されていた場合、この文字列「シャープ株式会社、大
阪」全体を文字列記憶領域102−3−1に記憶させ
る。この処理の詳細は図12にて後述する。
【0095】S407では、変数nに範囲指定されてい
た数、あるいは文字列の分割可能な数を代入し、S40
9へ移行する。例えば「シャープ株式会社、大阪」とい
う文字列が範囲指定されていた場合、この文字列は句点
位置で2つに分割できるため、変数nには2を代入す
る。なお、変数の値は変数データ記憶領域102−7に
記憶される。
【0096】一方S408では変数nに1を代入し、S
409へ移行する。S409では、複数の範囲が指定さ
れていた場合はn番目の指定範囲の文字列、あるいは分
割可能な文字列が指定されていた場合はn番目の分割文
字列をキーとして文字列種類判別辞書領域102−4ま
たは/および仮名漢字変換辞書領域102−5を照会し
て、前記文字列の種類を判別する。
【0097】例えば、範囲指定されていた文字列が「シ
ャープ株式会社、大阪」の場合、1番目の分割文字列は
「シャープ株式会社」、2番目の分割文字列は「大阪」
となり(この場合、句点は削除している。)、nが1で
あった場合、文字列「シャープ株式会社」の種類を判別
する。この処理(S409)の詳細なフローチャートを
図9に示し、説明は後述する。
【0098】なお、この文字列の種類判別処理は前記図
9に示した処理以外の方法でもかまわない。例えば前記
通知された入力状況から判断してもよい。例えば通知さ
れた入力状況が「ファイル名入力」であった場合は文字
列の種類は「ファイル名」、通知された入力状況が「U
RL入力」であった場合は文字列の種類は「URL」と
判別する。通知された入力状況が「メール本文入力」、
「文書データ(文字)入力」、「文書データ(図形オブ
ジェクト)入力」の場合は、判別は失敗となる。
【0099】S410では、前記文字列の種類が判別で
きたか否かを判断し、判別できなかった場合S411
へ、できた場合S412へ移行する。S411では、前
記文字列を、種類を分類不可として文字列記憶領域10
2−3−1へ記憶する。S412では、前記文字列を、
前記判別された種類に対応付けて文字列記憶領域102
−3−1へ記憶する。なおS402で前記文字列に対し
て複数の種類が判別された場合(例えば文字列「奈良」
は、「地名」もしくは「人名」であると判別された場
合)は、前記文字列に対して前記複数の種類を対応付け
て文字列記憶領域102−3−1へ記憶する。
【0100】文字列記憶領域102−3−1は、図8
(1)に示すように文字列とその文字列の種類とその文
字列の記憶順序(各種類別の記憶順序、および全体の記
憶順序)とが対応付けて記憶される。なお、図8(1)
の詳細な説明は後述する。
【0101】S413では、変数nの値を1だけ減算
し、S414では、その結果変数nの値が0になったか
否かを判断し、0であればS415へ移行し、そうでな
ければS409へ戻り、残りの文字列の記憶処理を繰り
返す。S415では、図5のS312での指示が、カッ
ト指示であったか否かを判断し、カット指示であればS
416へ移行し、そうでなければ本処理を終了する(図
5のS314へ移行する)。S416では、指定されて
いる範囲の文字列あるいは図形オブジェクトをすべて削
除し、本処理を終了する(図5のS314へ移行す
る)。
【0102】図8(1)は文字列記憶領域102−3−
1の具体例を示した図である。この例では、例えば文字
列「bbb@sharp.co.jp」が、種類がメー
ルアドレス、種類別の記憶順序が2、全体での記憶順序
が13として記憶されており、また文字列「ftp:/
/sharp.co.jp」が、種類がURL、種類別
の記憶順序が3、全体の記憶順序が14として記憶され
ており、また文字列「本日は晴天なり」が、種類が分類
不可、種類別の記憶順序が1、全体での記憶順序が2と
して記憶されていることがわかる。
【0103】記憶順序の数値は小さいものほど、過去に
記憶されたことを示している(0は未記憶であることを
示している)。文字列を記憶させる場合には、種類別の
記憶順序は、その種類で既に記憶済みの種類別記憶順序
内で最も大きい数に1を加えた数を記憶し、全体の記憶
順序は、既に記憶済みの全体の記憶順序内で最も大きい
数に1を加えた数を記憶する。
【0104】図8(1)において、文字列の種類はメー
ルアドレス、URL、氏名、会社名、地名、分類不可の
6つとなっているが、これ以外にも後述する図10ある
いは図11で示すような、様々な種類が記憶可能であ
る。また、各種類に対して記憶可能な文字列の数(図8
(1)の場合は各4個)も任意の数に変更することがで
きる。
【0105】文字列を記憶させる際に、既に各種類に記
憶できる最大の個数が記憶されていた場合は、その文字
列を記憶させようとする種類の中で、最も過去に記憶さ
れた文字列を削除して、前記文字列を記憶させる。例え
ば図8(1)において、「北海道」(地名)を記憶させ
る場合、種類が地名の文字列は既に4個が記憶されてい
るため、種類別の記憶順序が1である文字列「大阪」
(全体の記憶順序は7)を削除し、その他の記憶されて
いる文字列の記憶順序を更新(地名の種類別の記憶順序
2乃至4を1乃至3に変更し、全体の記憶順序が7以上
ものをすべてデクリメント)し、新たな文字列「北海
道」を種類別の記憶順序を4、全体の記憶順序を14と
して記憶する。
【0106】また、文字列を記憶させる際に、既にその
文字列と同じ文字列が記憶されていた場合、その文字列
の記憶順序を更新する処理だけを行なう。例えば図8
(1)において、「http://www.shar
p.co.jp」(URL)を記憶させる場合、この文
字列は既に記憶されている(種類はURL、種類別の記
憶順序は1、全体の記憶順序は3)ので、その文字列の
種類別の記憶順序をその種類別の最大値(その種類の記
憶文字列数)に、全体の記憶順序を全体の最大値(全記
憶文字列数)に変更し、その他の文字列の記憶順序を更
新(URLの種類別の記憶順序2乃至3を1乃至2に変
更し、全体の記憶順序が3以上ものをすべてデクリメン
ト)する。
【0107】図9は種類判別処理(図7のS409)の
詳細を示したフローチャートである。本フローチャート
はCPU101が、プログラム記憶領域102−1に記
憶されている種類判別プログラムを実行することによっ
て実現される。
【0108】また、図10は文字列種類判別辞書領域1
02−4の一例を示した図である。S501では、変数
mに1を代入する。なお変数の値は変数データ記憶領域
102−7に記憶される。S502では、前記n番目の
文字列が、文字列種類判別辞書領域102−4のm番目
(図10の(m))の条件1に合致するか否かを判別
し、合致する場合S503へ、合致しない場合S506
へ移行する。例えばn番目の文字列が「aaa@sha
rp.co.jp」であった場合、この文字列は図10
の(1)の条件1(「@」が文字列中に1つだけ含まれ
る)と合致するため、S503へ移行する。
【0109】S503では、文字列種類判別辞書領域1
02−4のm番目(図10の(m))に条件2が存在す
るか否かを判別し、存在する場合S504へ、存在しな
い場合S505へ移行する。S504では、前記n番目
の文字列が文字列種類判別辞書領域102−4のm番目
(図10の(m))の条件2に合致するか否かを判別
し、合致する場合S505へ、合致しない場合S506
へ移行する。例えばn番目の文字列が「aaa@sha
rp.co.jp」であった場合、この文字列は図10
の(1)の条件2(英数字、「@」(アットマー
ク)「.」(ピリオド)または「〜」(チルダ)で構成
される)と合致するため、S505へ移行する。S50
5では、文字列種類判別辞書領域102−4のm番目
(図10の(m))の種類を、前記n番目の文字列の種
類であると決定し、本処理を終了する(図7のS410
へ移行する)。
【0110】一方S506では、変数mに1を加え、S
507では、文字列種類判別辞書領域102−4にm番
目の条件が存在するか否か、すなわち文字列種類判別辞
書領域102−4のチェックをすべて終了したか否かを
判断し、終了した場合S508へ移行し、終了していな
い場合S502へ戻り、処理を繰り返す。例えば前記n
番目の文字列が「大阪」であった場合、図10に示した
文字列種類判別辞書領域102−4内のすべてをチェッ
クしても合致する種類が無いため、S508へ移行す
る。
【0111】S508では、仮名漢字変換辞書領域10
2−5内の表記に、前記n番目の文字列が存在するか否
かを検索し、存在する場合S509へ移行し、存在しな
い場合は前記n番目の文字列の種類を決定しないまま本
処理を終了する。なお、仮名漢字変換辞書領域102−
5の具体例を図11に示し、詳細な説明は後述する。S
509では、前記検索された表記に対応して記憶されて
いる種類を、前記n番目の文字列の種類であると決定
し、本処理を終了する。
【0112】なお、図9および図10に示した実施例で
は、条件1(および条件2)によって前記文字列の種類
を判別しているが、種類によっては更に条件3・条件4
などが存在しても良い。
【0113】図11は仮名漢字変換辞書領域102−5
の一例を示した図である。通常、仮名を漢字に変換させ
るために用意されている仮名漢字変換辞書には、読みと
表記と種類とが対応付けられて記憶されている。この辞
書の表記部分を前記n番目の文字列をキーとして検索
し、一致する表記が見つかればそれに対応する種類を前
記文字列の種類と判別する。
【0114】例えば、前記n番目の文字列が「大阪」で
あった場合、この文字列をキーとして仮名漢字変換辞書
領域102−5の表記部分を検索することにより、前記
文字列の種類は地名であると判別することができる。な
お「大阪」は地名(都道府県)と地名(市)の2つの種
類があるが、この場合どちらも地名であるため、区別せ
ず単に地名で統一すると良い。また「奈良」は地名(都
道府県)と地名(市)と人名(姓)の3つの種類がある
が、この場合は地名と人名の2つを、前記文字列「奈
良」の種類と判別するのが望ましい。
【0115】図12は全指定範囲文字列記憶処理(図7
のS406)の詳細を示すフローチャートである。本フ
ローチャートは、CPU101が、プログラム記憶領域
102−1に記憶されている全指定範囲文字列記憶プロ
グラムを実行することによって実現される。
【0116】S601では、変数nに範囲指定の数、あ
るいは文字列の分割可能な数を代入する。S602で
は、n番目の範囲指定の文字列、あるいはn番目の分割
文字列をキーとして文字列種類判別辞書領域102−4
または/および仮名漢字変換辞書領域102−5を照会
して、前記文字列の種類を判別する。この判別処理は前
記図9に記載のフローチャートによって実行される。判
別結果はその他データ記憶領域102−8の所定の位置
に記憶される。S603では、前記文字列の種類が判別
できたか否かを判断し、判別できた場合S604へ、で
きなかった場合S608へ移行する。S604では、変
数nの値を1だけ減算し、S605では、その結果変数
nの値が0になったか否かを判断し、0であればS60
6へ移行し、そうでなければS602へ戻り、残りの文
字列の種類判別処理を繰り返す。
【0117】S606では、S603で判別されたすべ
ての文字列(文字列(1)乃至文字列(n))の種類が
すべて同一であるか否かを判別し、すべて同一であれば
S607へ、そうでなければS608へ移行する。S6
07では、前記文字列(複数の文字列が範囲指定されて
いた場合はその複数の文字列の集合、分割可能な文字列
が範囲指定されていた場合はその分割可能な文字列全
体)を、上記種類と対応付けて文字列記憶領域102−
3−1に記憶し、本処理を終了する(図7のS407へ
移行する)。
【0118】例えば、前記文字列が「東京[改行]大
阪」であった場合([改行]は改行コードを表してい
る)、分割された文字列「東京」、「大阪」はすべて地
名であると判別されるため、この文字列「東京[改行]
大阪」は、種類を「地名」として文字列記憶領域102
−3−1に記憶する。S608では、前記文字列を、種
類を「分類不可」として文字列記憶領域102−3−1
へ記憶し、本処理を終了する(図7のS407へ移行す
る)。例えば、文字列が「シャープ株式会社、大阪」で
あった場合、この文字列は種類が会社名と地名とが混在
しているため、この文字列「シャープ株式会社、大阪」
を、種類を「分類不可」として文字列記憶領域102−
3−1に記憶する。
【0119】図13はペースト処理(図5のS210お
よび図6のS315)の詳細を示したフローチャートで
ある。本フローチャートは、CPU101が、プログラ
ム記憶領域102−1に記憶されているペースト処理プ
ログラムを実行することによって実現される。
【0120】なお図5のS210および図6のS315
で説明した通り、本フローチャートが呼び出される際、
現在の入力状況(ファイル名入力、URL入力、メール
アドレス入力、メール本文入力、名前(氏名、会社名)
入力、住所入力、文書データ(文字)入力、文書データ
(図形オブジェクト)入力など)が通知される。
【0121】S701では、前記通知された現在の入力
状況が、文書データ(図形オブジェクト)の入力モード
であるか否かを判断し、文書データ(図形オブジェク
ト)入力モードであればS702へ、そうでなければS
703へ移行する。S702では、オブジェクト記憶領
域102−3−2に記憶されているオブジェクトデータ
(図形オブジェクト)のペースト処理を行ない、本処理
を終了する(図5のS316へ戻る)。なお、オブジェ
クトデータのペースト処理は公知の技術であり、また本
願発明の要旨には直接関係しないため、詳細な説明は省
略する。
【0122】S703では、ペーストすべき文字列の種
類を判別する処理を行なう。本処理は、CPU101が
ペースト文字列種類判別プログラムを実行することによ
って実現される。この際、前記現在の入力状況が文字列
種類判別プログラムに対して通知される。本処理の詳細
なフローチャートは図14に示し、説明は後述する。な
お、ペーストすべき文字列の種類の判別は、上記方法以
外にユーザーがキーボード105などを操作することに
よって指定する方法でもよい。この場合、例えば入力さ
れたキーに応じて種類を判別する。
【0123】S704では、S703において種類を判
別できたか否かを判断し、判別できた場合S705へ、
判別できなかった場合S711へ移行する。S705で
は、文字列記憶領域102−3−1に記憶されている複
数の文字列の内、前記判別された種類に対応付けられて
記憶されている文字列の数を、変数Cに代入する。例え
ば文字列記憶領域102−3−1に図8(1)のように
記憶されている場合で、前記判別された種類が「地名」
であった場合、変数Cには4が代入される。S706で
は、変数Cの値が0であるか否かを判断し、0であれば
S711へ、0でなければS707へ移行する。
【0124】S707では、文字列記憶領域102−3
−1内の、前記種類別の記憶順序がC番目の文字列を呼
び出して出力する。例えば前記の例(C=4)の場合、
文字列「奈良」を表示装置104に表示する。この際、
標準の表示形式とは異なる表示形式(表示色を変えるな
ど)で出力したり、あるいはその文字列の種類を示す文
字列を該文字列に付加して出力すると良い。例えば、文
字列「奈良」は「奈良<地名>」として出力する。S7
08では、キーボード105などから次候補表示の指示
がなされたか否かを判断し、指示された場合S709
へ、そうでない場合S710へ移行する。S709で
は、変数Cの値を1だけ減じ、S706へ戻る。
【0125】S710では、前記出力した文字列の記憶
順序を更新する処理(出力した文字列の種類別および全
体の記憶順序をそれぞれ最も大きな値に変更し、該変更
前の値以上の値が記憶されている文字列の種類別および
全体の記憶順序をすべてデクリメントする処理)を行な
い、本処理を終了する。具体的には、例えば文字列記憶
領域102−3−1に図8(1)に示すようなデータが
記憶されている際に、URLの「www.sharp.
co.jp」を出力した場合、「www.sharp.
co.jp」の記憶順序(種類別)は3、記憶順序(全
体)は14、「ftp://sharp.co.jp」
の記憶順序(種類別)は2、記憶順序(全体)は13、
「bbb@sharp.co.jp」の記憶順序(種類
別)は2、記憶順序(全体)は12に変更する。なお、
前記S707において前記文字列を他の文字列と異なる
表示形式で表示していた場合は、ここでその表示形式を
元に戻し、また種類を示す文字列を付加して表示してい
た場合、その付加した文字列を消去する。
【0126】一方S711では、文字列記憶領域102
−3−1に記憶されている文字列の数を、変数Cに代入
する。例えば文字列記憶領域102−3−1に図8
(1)のように記憶されている場合、変数Cには14
(=2+3+2+1+4+2)が代入される。S712
では、変数Cの値が0であるか否かを判断し、0であれ
ば本処理を終了し、0でなければS713へ移行する。
【0127】S713では、文字列記憶領域102−3
−1内の、全体の記憶順序がC番目の文字列を呼び出し
て出力する。例えば前記の例(C=14)の場合、文字
列「ftp://sharp.co.jp」が表示装置
104に(必要であれば他の文字列とは異なる表示形式
で)表示される。
【0128】なおS707において既に出力した文字列
は、ここでは出力しないようにしても良い。S707に
おいて出力した文字列を記憶しておき、S713におい
て、呼び出した文字列が前記記憶していた文字列と一致
した場合は、出力せずにS714へ移行する。
【0129】また、上記では出力する文字列は全体の記
憶順序がC番目の文字列としたが、全記憶文字列を種類
毎にまとめ、そのC番目の文字列を出力するようにして
も良い。例えば図8(1)のように文字列が種類毎にま
とめられて記憶されている場合、1番目の文字列はUR
Lの「ftp://sharp.co.jp」、2番目
は「www.sharp.co.jp」、3番目は「h
ttp://www.sharp.co.jp」、4番
目はメールアドレスの「bbb@sharp.co.j
p」、5番目は「aaa@sharp.co.jp」、
6番目は地名の「奈良」…の順序で出力しても良い。上
記の順序となるルールは、まず全体の記憶順序の最も大
きい文字列が含まれる種類を選択し、その種類の種類別
記憶順序に従う。その後、次に全体の記憶順序の最も大
きい文字列が含まれる種類を選択し、以下同様である。
【0130】S714では、キーボード105などから
次候補表示の指示がなされたか否かを判断し、指示され
た場合S715へ、そうでない場合S710へ移行す
る。S715では、変数Cの値を1だけ減じ、S716
へ移行する。S716では、変数Cの値が0であるか否
かを判断し、0であればS703へ、0でなければS7
13へ戻る。以上の処理によって、ペースト処理が実現
される。
【0131】なお上記のフローチャートでは、所定の記
憶順序の文字列を1つ出力し、次候補指示がなされた場
合に次の記憶順序の文字列を1つ出力するように動作し
ているが、1度に複数の文字列を出力し、その複数の文
字列からユーザーの操作によって任意の文字列を選択す
るようにしても良い。
【0132】図14はペースト文字列種類判別処理(図
13のS703)の詳細を示したフローチャートであ
る。本フローチャートは、CPU101が、プログラム
記憶領域102−1に記憶されているペースト文字列種
類判別プログラムを実行することによって実現される。
【0133】なお図13のS703で説明した通り、本
フローチャートが呼び出される際、現在の入力状況(フ
ァイル名入力、URL入力、メールアドレス入力、メー
ル本文入力、名前(氏名、会社名)入力、住所入力、文
書データ(文字)入力など)が通知される。
【0134】S801では、前記通知された現在の入力
状況が「ファイル名入力」であるか判断し、そうであれ
ばS802へ、そうでなければS803へ移行する。S
802では、ペーストすべき文字列の種類を「ファイル
名」と決定し、本処理を終了する(図13のS704へ
移行する)。S803では、前記通知された現在の入力
状況が「URL入力」であるか判断し、そうであればS
804へ、そうでなければS805へ移行する。S80
4では、ペーストすべき文字列の種類を「URL」と決
定し、本処理を終了する(図13のS704へ移行す
る)。
【0135】S805では、前記通知された現在の入力
状況が「メールアドレス入力」であるか判断し、そうで
あればS806へ、そうでなければS807へ移行す
る。S806では、ペーストすべき文字列の種類を「メ
ールアドレス」と決定し、本処理を終了する(図13の
S704へ移行する)。S807では、前記通知された
現在の入力状況が「名前(氏名、会社名)入力」である
か判断し、そうであればS808へ、そうでなければS
809へ移行する。S808では、ペーストすべき文字
列の種類を「名前(氏名、会社名)」と決定し、本処理
を終了する(図13のS704へ移行する)。
【0136】なお、図8(1)に示した例では、氏名と
会社名とを区別しているが、上記のように、ペーストす
べき文字列の種類が複数の種類に決定された場合、図1
3のS707乃至S709の処理を多少変更することに
よって処理可能である。例えば上記のようにペーストす
べき文字列の種類が氏名および会社名であった場合、図
8(1)を参照すると、氏名の記憶文字列数は2、会社
名の記憶文字列数は1であるので、S705では変数C
に3(=2+1)を代入し、S707では、氏名および
会社名の記憶文字列の記憶順序(全体)のC番目の文字
列(1番目の文字列=「渡部」、2番目の文字列=「シ
ャープ株式会社」、3番目の文字列=「辻」)を出力す
る。
【0137】S809では、前記通知された現在の入力
状況が「住所」であるか判断し、そうであればS810
へ、そうでなければS811へ移行する。S810で
は、ペーストすべき文字列の種類を「住所」と決定し、
本処理を終了する(図13のS704へ移行する)。S
811では、前記通知された入力状況(メール本文入
力、文書データ(文字)入力など)だけでは、ペースト
すべき文字列の種類は判別できないため、現在のカーソ
ル位置の近辺、あるいは関係する位置に存在する文字列
(上下左右数文字の範囲内に表示されている文字列、リ
ンクされている文字列、ラベル名、表計算シートの先頭
行など)から、種類を判別する。例えば、カーソル位置
の前方に「URL」という文字列が存在していれば、ペ
ーストする種類は「URL」と決定する。上記の処理に
より、ペーストすべき文字列の種類を判別できる。
【0138】その他、本発明は上記しかつ図面に示した
実施の形態のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱
しない範囲内で適宜変形して実施できることは勿論であ
る。
【0139】
【発明の効果】請求項1記載の文字列記憶呼出装置によ
れば、登録指示に応じて、範囲指定された文字列を複数
記憶することができ、また呼出指示に応じて、前記記憶
した文字列を呼び出すことが可能であるため、一度入力
した文字列を再度入力する手間を省くことができる。こ
の際、呼び出された文字列はその文字列の種類に応じて
まとめられた順序で出力されるため、所望の文字列を選
択することが容易になる。例えば、クリップボードにメ
ールアドレスを示す文字列が複数個、URLを示す文字
列が複数個、雑多に(ランダムな記憶順序で)記憶され
ていた場合、ペースト指示に応じてそれらの文字列が種
類別にまとめられた順序で表示されるため、所望の文字
列を選択することが容易になる。
【0140】また、予め入力すべき文字列の種類が決ま
っている場合には、その種類の文字列が優先された順序
で出力されるため、所望の文字列を選択することが更に
容易になる。例えば、クリップボードにメールアドレス
を示す文字列が複数個、URLを示す文字列が複数個、
雑多に(ランダムな記憶順序で)記憶されていた場合で
あって、URL入力ボックス内にカーソルがあった場合
(ブラウザソフト実行中で、URLを入力する処理を行
なっている場合)にペースト指示を行なうと、ペースト
指示に応じて前記複数の文字列が種類別にまとめられ、
またURL文字列が優先された順序で表示されるため、
所望の文字列(この場合URL文字列)を選択すること
が容易になる。
【0141】例えば、クリップボードに図8(1)に示
すように記憶されていた場合で、所望の文字列が「ht
tp://www.sharp.co.jp」であった
場合、従来の技術では、この文字列は12番目(全体の
文字列記憶数が14で、この文字列の記憶順序が3なの
で、14−3+1=12)に表示されるため、次候補表
示指示を11回行なわなければならなかったが、本発明
では3番目に表示されるため、次候補表示指示は2回で
すむ。
【0142】また、入力すべき文字列の種類を示す文字
列がカーソル位置の近辺、あるいはカーソル位置に対応
する所定の位置に既に存在している場合、その種類の文
字列が優先された順序で出力されるため、所望の文字列
を選択することが更に容易になる。
【0143】例えば、クリップボードにメールアドレス
を示す文字列が複数個、URLを示す文字列が複数個、
雑多に(ランダムな記憶順序で)記憶されていた場合で
あって、カーソル位置の近辺または対応する位置に例え
ば「URL」という文字列が存在している場合(例えば
ワープロソフト実行中に、キーボードから「URL」と
いう文字列を入力後)にペースト指示を行なうと、ペー
スト指示に応じて前記複数の文字列が種類別にまとめら
れ、またURL文字列が優先された順序で表示されるた
め、所望の文字列(この場合URL文字列)を選択する
ことが容易になる。
【0144】また、呼び出された文字列の種類を示す文
字列が、前記文字列とともに出力されるため、所望の文
字列を選択することが更に容易になる。例えば、クリッ
プボードにメールアドレスを示す文字列が複数個、UR
Lを示す文字列が複数個、雑多に(ランダムな記憶順序
で)記憶されていた場合にペースト指示を行なうと、ペ
ースト指示に応じて前記複数の文字列が種類別にまとめ
られ、またメールアドレス文字列には「<メールアドレ
ス>」といった文字列が、URL文字列には「<URL
>」といった文字列が付加されて表示されるため、所望
の文字列を選択することが容易になる。
【0145】また、複数の文字列範囲が指定されている
場合はそれぞれの文字列の種類、あるいは指定されてい
る文字列または呼び出された文字列が分割可能な場合、
その分割された文字列それぞれの種類を判別するため、
複数の文字列の登録作業が容易になり、また個々の文字
列をそれぞれの種類に基づいて呼び出すことが可能にな
る。
【0146】例えば、メールアドレス文字列とURL文
字列の2つの範囲が同時に指定されている際にコピー指
示を行なった後で、メールアドレスペースト指示を行な
うと(メール送受信ソフト実行中で、メールアドレス入
力処理の際にペースト指示を行なった場合や、ユーザー
がキーボードの操作などによりメールアドレスのペース
ト指示を行なった場合)、前記指定されていた複数の文
字列の内、メールアドレス文字列が優先されて表示さ
れ、URLペースト指示を行なうと(ブラウザソフト実
行中で、URL入力処理の際にペースト指示を行なった
場合や、ユーザーがキーボードの操作などによりURL
のペースト指示を行なった場合)、前記指定されていた
複数の文字列の内、URL文字列が優先されて表示され
るため、コピー処理を複数回繰り返すことなく、容易に
複数の文字列をコピーすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の情報処理装置のブロッ
ク図である。
【図2】本発明の一実施の形態のRAMおよびROMの
構成図である。
【図3】本発明の一実施の形態のメイン処理フローチャ
ート(1)である。
【図4】本発明の一実施の形態のメイン処理フローチャ
ート(2)である。
【図5】本発明の一実施の形態の文字入力・編集処理の
フローチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態の文書データ入力・編集
処理フローチャートである。
【図7】本発明の一実施の形態のコピー/カット処理フ
ローチャートである。
【図8】本発明の一実施の形態のクリップボードデータ
記憶領域の具体例を示す図面である。
【図9】本発明の一実施の形態の種類判別処理フローチ
ャートである。
【図10】本発明の一実施の形態の文字列種類判別辞書
の具体例を示す図面である。
【図11】本発明の一実施の形態の仮名漢字変換辞書の
具体例を示す図面である。
【図12】本発明の一実施の形態の全範囲記憶処理フロ
ーチャートである。
【図13】本発明の一実施の形態のペースト処理フロー
チャートである。
【図14】本発明の一実施の形態のペースト文字列種類
判別処理フローチャートである。
【符号の説明】
101 CPU 102 RAM 103 ROM 104 表示装置 105 キーボード 106 マウス 107 フロッピーディスクまたは/およびハードデ
ィスク 108 通信装置

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字列を入力する入力手段と、 前記入力された文字列を表示する表示手段と、 前記表示された文字列の一部あるいは全部を指定する文
    字列指定手段と、 文字列を複数記憶可能な文字列記憶手段と、 文字列の登録を指示する登録指示手段と、 前記登録指示手段による指示に応じて前記文字列指定手
    段によって指定された文字列を前記文字列記憶手段に記
    憶する登録手段と、 文字列の呼出を指示する呼出指示手段と、 前記呼出指示に応じて、前記文字列記憶手段に記憶され
    た文字列を呼び出す呼出手段と、 文字列の種類を判別するための判別情報を記憶している
    判別情報記憶手段と、 前記文字列指定手段によって指定された文字列、または
    前記呼出手段によって呼び出された文字列の種類を、前
    記判別情報記憶手段に記憶している判別情報に基づいて
    判別する文字列種類判別手段と、 前記呼び出された文字列を、前記文字列種類判別手段に
    よって判別された文字列の種類に基づいた形態で出力す
    る出力手段とを備えることを特徴とする文字列記憶呼出
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の文字列記憶呼出装置に
    おいて、前記出力手段は、前記呼び出された文字列を、
    前記文字列種類判別手段によって判別された文字列の種
    類に基づいた順序で出力することを特徴とする文字列記
    憶呼出装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の文字列記憶呼出装置に
    おいて、呼び出すべき文字列の種類を指定する呼出種類
    指定手段を更に備え、前記出力手段は、前記呼び出され
    た文字列を、前記文字列種類判別手段によって判別され
    た文字列の種類、および前記指定された文字列の種類に
    基づいた順序で出力することを特徴とする文字列記憶呼
    出装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の文字列記憶呼出装置に
    おいて、前記文字列記憶手段は、各種類における複数の
    文字列の記憶順序を更に記憶し、前記出力手段は、前記
    呼び出された文字列を、前記文字列種類判別手段によっ
    て判別された文字列の種類、および前記指定された文字
    列の種類、および前記記憶順序に基づいた順序で出力す
    ることを特徴とする文字列記憶呼出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4に記載の文字列記
    憶呼出装置において、前記出力手段は、前記呼び出され
    た文字列を、前記文字列種類判別手段によって判別され
    た文字列の種類を示す文字列とともに出力することを特
    徴とする文字列記憶呼出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項5に記載の文字列記
    憶呼出装置において、前記文字列種類判別手段は、前記
    文字列指定手段によって同時に複数の文字列が指定され
    ている場合は該複数の文字列それぞれの種類、あるいは
    前記文字列指定手段によって指定されている文字列また
    は前記呼出手段によって呼び出された文字列が分割可能
    である場合は、該文字列を複数に分割し該分割された文
    字列それぞれの種類を判別することを特徴とする文字列
    記憶呼出装置。
  7. 【請求項7】 請求項3乃至請求項6に記載の文字列記
    憶呼出装置において、前記呼出種類指定手段は、文字列
    呼出指示がなされた際の入力状況(カーソル位置)に応
    じて、呼び出すべき文字列の種類を判別して指定するこ
    とを特徴とする文字列記憶呼出装置。
  8. 【請求項8】 請求項3乃至請求項7に記載の文字列記
    憶呼出装置において、前記呼出種類指示手段は、文字列
    呼出指示がなされた際のカーソル位置の近辺あるいは対
    応する位置に存在する文字列に応じて、呼び出すべき文
    字列の種類を判別して指定することを特徴とする文字列
    記憶呼出装置。
  9. 【請求項9】 文字列を入力する入力手段と、 前記入力された文字列を表示する表示手段と、 文字列を複数記憶可能な文字列記憶手段と、 前記表示された文字列の一部あるいは全部を指定する文
    字列指定手段と、 文字列の登録を指示する登録指示手段と、 文字列の呼出を指示する呼出指示手段とを備えるコンピ
    ュータに対し、 前記登録指示手段の登録指示に応じて、前記文字列指定
    手段によって指定された文字列を、前記文字列記憶手段
    に記憶する登録制御プログラムと、 前記呼出指示手段の呼出指示に応じて、前記記憶された
    文字列を呼び出す呼出制御プログラムと、 文字列の種類を判別するための判別情報データと、 前記文字列指定手段によって指定された文字列、または
    前記呼出制御プログラムによって呼び出された文字列の
    種類を、前記判別情報データに基づいて判別する文字列
    種類判別制御プログラムを実行させ、 前記呼び出された文字列を、前記文字列種類判別制御プ
    ログラムによって判別された種類に基づいた形態で出力
    する文字列記憶呼出のためのプログラムを記録した記録
    媒体。
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