JPH11305717A - マルチ画面表示システム - Google Patents
マルチ画面表示システムInfo
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- JPH11305717A JPH11305717A JP10893498A JP10893498A JPH11305717A JP H11305717 A JPH11305717 A JP H11305717A JP 10893498 A JP10893498 A JP 10893498A JP 10893498 A JP10893498 A JP 10893498A JP H11305717 A JPH11305717 A JP H11305717A
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- unit
- power consumption
- display device
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- Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 各表示装置の平均輝度の異なる映像信号を入
力した場合でも、画面間の輝度の変化をなくしたマルチ
画面表示システムを提供すること。 【解決手段】 表示装置A〜Dが、映像信号を増幅する
映像増幅器1と、同映像信号をデジタル信号に変換する
A/D変換部2と、同デジタル映像信号を入力して映像
を表示するPDP(プラズマディスプレイパネル)3
と、同PDPの消費電力を検出する消費電力検出部4
と、同検出信号に基づいて、前記映像増幅器のゲインを
制御する制御部5と、前記映像増幅器のゲイン変化量を
検出してゲインデータを出力するゲイン検出部6と、同
ゲインデータを各表示装置に送信するとともに、各表示
装置からのゲインデータを受信する伝送手段7と、同受
信した各表示装置のゲインデータから、自映像増幅器の
ゲインを決定するゲイン算出手段8とを設けてなり、同
各表示装置間の輝度の変化をなくすように制御する。
力した場合でも、画面間の輝度の変化をなくしたマルチ
画面表示システムを提供すること。 【解決手段】 表示装置A〜Dが、映像信号を増幅する
映像増幅器1と、同映像信号をデジタル信号に変換する
A/D変換部2と、同デジタル映像信号を入力して映像
を表示するPDP(プラズマディスプレイパネル)3
と、同PDPの消費電力を検出する消費電力検出部4
と、同検出信号に基づいて、前記映像増幅器のゲインを
制御する制御部5と、前記映像増幅器のゲイン変化量を
検出してゲインデータを出力するゲイン検出部6と、同
ゲインデータを各表示装置に送信するとともに、各表示
装置からのゲインデータを受信する伝送手段7と、同受
信した各表示装置のゲインデータから、自映像増幅器の
ゲインを決定するゲイン算出手段8とを設けてなり、同
各表示装置間の輝度の変化をなくすように制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PDPを使用した
表示装置を複数配置したマルチ画面表示システムに係わ
り、とくに、各表示装置の消費電力を制限しつつ、表示
装置間の輝度の変化をなくしたものに関する。
表示装置を複数配置したマルチ画面表示システムに係わ
り、とくに、各表示装置の消費電力を制限しつつ、表示
装置間の輝度の変化をなくしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】PDPを使用した表示装置を複数配置し
て大画面を形成してなるマルチ画面表示システムは、従
来、図4に示すように、前記各表示装置A〜Dが、入力
される映像信号を増幅する映像増幅器1と、同映像増幅
器1よりの映像信号をデジタル信号に変換するA/D変
換部2と、同A/D変換部2のデジタル映像信号を入力
して映像を表示するPDP(プラズマディスプレイパネ
ル)3と、同PDP3の消費電力を検出する消費電力検
出部4と、同消費電力検出部4よりの検出信号に基づい
て、前記映像増幅器のゲインを制御する制御部5’とで
構成してなり、図2−(A)に示すように各表示装置A
〜Dが、画面の一部(Va,Vb,VcまたはVd)を
表示するようにしていた。しかし、この構成では、例え
ば、図2−(A)に示すように、表示装置Bに表示する
画面の輝度が全体に高い場合は、消費電力検出部4で検
出した表示装置BのPDPにおける消費電力が多くなる
ので、制御部5’が映像増幅器1のゲインを下げて消費
電力が一定値以下になるように制御される。このため、
図2−(B)に示すように表示装置A,C,Dの輝度が
高く、表示装置Bの輝度が低くなるといった、画面間の
輝度が変化してしまい、本来の画面と異なる明暗がつい
てしまいうという問題があった。
て大画面を形成してなるマルチ画面表示システムは、従
来、図4に示すように、前記各表示装置A〜Dが、入力
される映像信号を増幅する映像増幅器1と、同映像増幅
器1よりの映像信号をデジタル信号に変換するA/D変
換部2と、同A/D変換部2のデジタル映像信号を入力
して映像を表示するPDP(プラズマディスプレイパネ
ル)3と、同PDP3の消費電力を検出する消費電力検
出部4と、同消費電力検出部4よりの検出信号に基づい
て、前記映像増幅器のゲインを制御する制御部5’とで
構成してなり、図2−(A)に示すように各表示装置A
〜Dが、画面の一部(Va,Vb,VcまたはVd)を
表示するようにしていた。しかし、この構成では、例え
ば、図2−(A)に示すように、表示装置Bに表示する
画面の輝度が全体に高い場合は、消費電力検出部4で検
出した表示装置BのPDPにおける消費電力が多くなる
ので、制御部5’が映像増幅器1のゲインを下げて消費
電力が一定値以下になるように制御される。このため、
図2−(B)に示すように表示装置A,C,Dの輝度が
高く、表示装置Bの輝度が低くなるといった、画面間の
輝度が変化してしまい、本来の画面と異なる明暗がつい
てしまいうという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上述べた問
題点を解決し、各表示装置の平均輝度が異なる映像信号
を入力した場合であっても、画面間の輝度の変化をなく
し見やすい画面としたマルチ画面表示システムを提供す
ることを目的としている。
題点を解決し、各表示装置の平均輝度が異なる映像信号
を入力した場合であっても、画面間の輝度の変化をなく
し見やすい画面としたマルチ画面表示システムを提供す
ることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するため、表示装置を複数配置して大画面を形成して
なるマルチ画面表示システムにおいて、前記表示装置
が、入力される映像信号を増幅する映像増幅器と、同映
像増幅器よりの映像信号をデジタル信号に変換するA/
D変換部と、同A/D変換部のデジタル映像信号を入力
して映像を表示するPDP(プラズマディスプレイパネ
ル)と、同PDP(プラズマディスプレイパネル)の消
費電力を検出する消費電力検出部と、同消費電力検出部
よりの検出信号に基づいて、前記映像増幅器のゲインを
制御する制御部と、前記映像増幅器のゲイン変化量を検
出してゲインデータを出力するゲイン検出部と、同ゲイ
ン検出部よりのゲインデータを各表示装置に送信すると
ともに、各表示装置からのゲインデータを受信する伝送
手段と、同受信した各表示装置のゲインデータから、自
映像増幅器のゲインを決定するゲイン算出手段とを設け
てなり、同各表示装置間の輝度の変化をなくすようにし
たマルチ画面表示システムとしている。
決するため、表示装置を複数配置して大画面を形成して
なるマルチ画面表示システムにおいて、前記表示装置
が、入力される映像信号を増幅する映像増幅器と、同映
像増幅器よりの映像信号をデジタル信号に変換するA/
D変換部と、同A/D変換部のデジタル映像信号を入力
して映像を表示するPDP(プラズマディスプレイパネ
ル)と、同PDP(プラズマディスプレイパネル)の消
費電力を検出する消費電力検出部と、同消費電力検出部
よりの検出信号に基づいて、前記映像増幅器のゲインを
制御する制御部と、前記映像増幅器のゲイン変化量を検
出してゲインデータを出力するゲイン検出部と、同ゲイ
ン検出部よりのゲインデータを各表示装置に送信すると
ともに、各表示装置からのゲインデータを受信する伝送
手段と、同受信した各表示装置のゲインデータから、自
映像増幅器のゲインを決定するゲイン算出手段とを設け
てなり、同各表示装置間の輝度の変化をなくすようにし
たマルチ画面表示システムとしている。
【0005】前記制御部が、前記映像増幅器のゲインの
デフォルト値を記憶するデフォルト値記憶部と、前記消
費電力検出部よりの検出信号に基づいて、ゲイン制御量
を判定するゲイン制御量判定部と、同ゲイン制御量判定
部により判定されたゲイン制御量に基づいて前記映像増
幅器のゲインの増減を制御するゲイン制御部とでなるマ
ルチ画面表示システムとしている。
デフォルト値を記憶するデフォルト値記憶部と、前記消
費電力検出部よりの検出信号に基づいて、ゲイン制御量
を判定するゲイン制御量判定部と、同ゲイン制御量判定
部により判定されたゲイン制御量に基づいて前記映像増
幅器のゲインの増減を制御するゲイン制御部とでなるマ
ルチ画面表示システムとしている。
【0006】前記ゲイン検出部が、前記デフォルト値記
憶部に記憶するゲインのデフォルト値と、前記ゲイン制
御量判定部で判定されたゲイン制御量に基づいてゲイン
変化量を算出するゲイン変化量検出部と、同ゲイン変化
量を記憶する第1のゲイン記憶部とでしてなるマルチ画
面表示システムとしている。
憶部に記憶するゲインのデフォルト値と、前記ゲイン制
御量判定部で判定されたゲイン制御量に基づいてゲイン
変化量を算出するゲイン変化量検出部と、同ゲイン変化
量を記憶する第1のゲイン記憶部とでしてなるマルチ画
面表示システムとしている。
【0007】前記ゲイン算出手段が、各表示装置より受
信したゲインデータを記憶する第2のゲイン記憶部と、
同第2のゲイン記憶部に記憶されるゲインデータを比較
して、表示装置全体の設定ゲイン変化量を決定する設定
ゲイン決定部と、前記第1のゲイン記憶部に記憶するゲ
イン変化量と同設定ゲイン決定部で決定した設定ゲイン
変化量とを比較して自装置の映像増幅器のゲイン制御量
を決定するゲイン比較部とでなるマルチ画面表示システ
ムとしている。
信したゲインデータを記憶する第2のゲイン記憶部と、
同第2のゲイン記憶部に記憶されるゲインデータを比較
して、表示装置全体の設定ゲイン変化量を決定する設定
ゲイン決定部と、前記第1のゲイン記憶部に記憶するゲ
イン変化量と同設定ゲイン決定部で決定した設定ゲイン
変化量とを比較して自装置の映像増幅器のゲイン制御量
を決定するゲイン比較部とでなるマルチ画面表示システ
ムとしている。
【0008】前記消費電力検出部が、PDPのサスティ
ン電流を検出してなるマルチ画面表示システムとしてい
る。
ン電流を検出してなるマルチ画面表示システムとしてい
る。
【0009】前記消費電力検出部が、PDPのサスティ
ン電流とアドレス電流との和を検出してなるマルチ画面
表示システムとしている。
ン電流とアドレス電流との和を検出してなるマルチ画面
表示システムとしている。
【0010】前記消費電力検出部が、PDP全体の消費
電流を検出してなるマルチ画面表示システムとしてい
る。
電流を検出してなるマルチ画面表示システムとしてい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以上のように、本発明のマルチ画
面表示システムにおいては、表示装置が、入力される映
像信号を増幅する映像増幅器と、同映像増幅器よりの映
像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、同A
/D変換部のデジタル映像信号を入力して映像を表示す
るPDP(プラズマディスプレイパネル)と、同PDP
(プラズマディスプレイパネル)の消費電力を検出する
消費電力検出部と、同消費電力検出部よりの検出信号に
基づいて、前記映像増幅器のゲインを制御する制御部
と、前記映像増幅器のゲイン変化量を検出してゲインデ
ータを出力するゲイン検出部と、同ゲイン検出部よりの
ゲインデータを各表示装置に送信するとともに、各表示
装置からのゲインデータを受信する伝送手段と、同受信
した各表示装置のゲインデータから、自映像増幅器のゲ
インを決定するゲイン算出手段とを設けてなるので、同
各表示装置間の輝度の変化をなくすように制御すること
ができる。
面表示システムにおいては、表示装置が、入力される映
像信号を増幅する映像増幅器と、同映像増幅器よりの映
像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、同A
/D変換部のデジタル映像信号を入力して映像を表示す
るPDP(プラズマディスプレイパネル)と、同PDP
(プラズマディスプレイパネル)の消費電力を検出する
消費電力検出部と、同消費電力検出部よりの検出信号に
基づいて、前記映像増幅器のゲインを制御する制御部
と、前記映像増幅器のゲイン変化量を検出してゲインデ
ータを出力するゲイン検出部と、同ゲイン検出部よりの
ゲインデータを各表示装置に送信するとともに、各表示
装置からのゲインデータを受信する伝送手段と、同受信
した各表示装置のゲインデータから、自映像増幅器のゲ
インを決定するゲイン算出手段とを設けてなるので、同
各表示装置間の輝度の変化をなくすように制御すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明によるマルチ画
面表示システムを詳細に説明する。図1は本発明による
マルチ画面表示システムの一実施例を示すブロック図で
ある。図において、A〜Dはマルチ画面表示システムを
構成する表示装置である。1は映像増幅器で、入力され
る映像信号(R,G,B)を所定のレベルに増幅してい
る。2はA/D変換部で、前記映像増幅器1より出力さ
れる所定レベルの映像信号をデジタル信号に変換してい
る。3はPDP(プラズマディスプレイパネル)で、前
記A/D変換部2よりのデジタル映像信号の色合等を調
整して表示している。4は前記PDPの消費電力を検出
する消費電力検出部である。この消費電力検出部4はP
DPのサスティン電流を検出するか、サスティン電流お
よびアドレス電流を検出するか、または、全体の消費電
流を検出するようにしている。5は制御部で、前記映像
増幅器1の工場出荷時のゲインを記憶するデフォルト値
記憶部51と、前記消費電力検出部4よりの検出信号に
基づいて、ゲイン制御量を判定するゲイン制御量判定部
52と、同ゲイン制御量判定部52により判定されたゲ
イン制御量に基づいて前記映像増幅器1のゲインの増減
を制御するゲイン制御部53とで構成している。6はゲ
イン検出部で、前記デフォルト値記憶部51に記憶する
ゲインのデフォルト値と、前記ゲイン制御量判定部52
で判定されたゲイン制御量に基づいてゲイン変化量を算
出するゲイン変化量検出部61と、同ゲイン変化量をゲ
インデータとして記憶する第1のゲイン記憶部62とで
構成している。7は例えば、LANで接続される伝送手
段で、ゲイン検出部6の第1のゲイン記憶部62よりゲ
インデータを読み出して、各表示装置に送信するととも
に、各表示装置からのゲインデータを受信している。8
は前記伝送手段7で受信した各表示装置のゲインデータ
から、自映像増幅器1のゲインを決定するゲイン算出手
段で、各表示装置より受信したゲインデータを記憶する
第2のゲイン記憶部81と、同第2のゲイン記憶部81
に記憶されるゲインデータを比較して、表示装置全体の
設定ゲイン変化量を決定する設定ゲイン決定部82と、
前記第1のゲイン記憶部62に記憶するゲイン変化量と
同設定ゲイン決定部82で決定した設定ゲイン変化量と
を比較して自装置の映像増幅器1のゲイン制御量を決定
するゲイン比較部83とで構成している。これらの表示
装置A〜Dは図2に示すように隣接して複数配置され、
大画面を形成するようにしている。
面表示システムを詳細に説明する。図1は本発明による
マルチ画面表示システムの一実施例を示すブロック図で
ある。図において、A〜Dはマルチ画面表示システムを
構成する表示装置である。1は映像増幅器で、入力され
る映像信号(R,G,B)を所定のレベルに増幅してい
る。2はA/D変換部で、前記映像増幅器1より出力さ
れる所定レベルの映像信号をデジタル信号に変換してい
る。3はPDP(プラズマディスプレイパネル)で、前
記A/D変換部2よりのデジタル映像信号の色合等を調
整して表示している。4は前記PDPの消費電力を検出
する消費電力検出部である。この消費電力検出部4はP
DPのサスティン電流を検出するか、サスティン電流お
よびアドレス電流を検出するか、または、全体の消費電
流を検出するようにしている。5は制御部で、前記映像
増幅器1の工場出荷時のゲインを記憶するデフォルト値
記憶部51と、前記消費電力検出部4よりの検出信号に
基づいて、ゲイン制御量を判定するゲイン制御量判定部
52と、同ゲイン制御量判定部52により判定されたゲ
イン制御量に基づいて前記映像増幅器1のゲインの増減
を制御するゲイン制御部53とで構成している。6はゲ
イン検出部で、前記デフォルト値記憶部51に記憶する
ゲインのデフォルト値と、前記ゲイン制御量判定部52
で判定されたゲイン制御量に基づいてゲイン変化量を算
出するゲイン変化量検出部61と、同ゲイン変化量をゲ
インデータとして記憶する第1のゲイン記憶部62とで
構成している。7は例えば、LANで接続される伝送手
段で、ゲイン検出部6の第1のゲイン記憶部62よりゲ
インデータを読み出して、各表示装置に送信するととも
に、各表示装置からのゲインデータを受信している。8
は前記伝送手段7で受信した各表示装置のゲインデータ
から、自映像増幅器1のゲインを決定するゲイン算出手
段で、各表示装置より受信したゲインデータを記憶する
第2のゲイン記憶部81と、同第2のゲイン記憶部81
に記憶されるゲインデータを比較して、表示装置全体の
設定ゲイン変化量を決定する設定ゲイン決定部82と、
前記第1のゲイン記憶部62に記憶するゲイン変化量と
同設定ゲイン決定部82で決定した設定ゲイン変化量と
を比較して自装置の映像増幅器1のゲイン制御量を決定
するゲイン比較部83とで構成している。これらの表示
装置A〜Dは図2に示すように隣接して複数配置され、
大画面を形成するようにしている。
【0013】以上の構成において、つぎにその動作を説
明する。図3はPDPに入力される映像信号レベルによ
るPDPの消費電力の変化を示す説明図である。いま、
表示装置A〜DのPDP3に、図2−(A)に示す映像
を表示させる場合を考察する。表示装置A,C,DのP
DP3には図3に示すように平均信号レベルの比較的低
いSVa,SVc,SVdが入力され、表示装置Bには
平均信号レベルの高い映像信号SVbが入力される。こ
の場合、表示装置A,C,Dの消費電力検出部4の検出
するPDP3の消費電力は一定値Psを超えないので、
ゲイン制御量判定部52はゲイン変化量をゼロと判定
し、ゲインをデフォルト値記憶部51のゲインGdに固
定する。また、表示装置Bの消費電力検出部4の検出す
るPDP3の消費電力が一定値Psを超えたPbとなる
ので、ゲイン制御量判定部52は消費電力が一定値Ps
以下となる、ゲイン変化量を−ΔGbと判定し、ゲイン
制御部53が映像増幅器のゲインを−ΔGbだけ変化し
てデフォルト値記憶部51のゲインGdより低いG1に
変更している。この状態では各画面は、図2−(B)に
示すように表示装置Bの輝度が他の表示装置A,C,D
の輝度より低くなる。
明する。図3はPDPに入力される映像信号レベルによ
るPDPの消費電力の変化を示す説明図である。いま、
表示装置A〜DのPDP3に、図2−(A)に示す映像
を表示させる場合を考察する。表示装置A,C,DのP
DP3には図3に示すように平均信号レベルの比較的低
いSVa,SVc,SVdが入力され、表示装置Bには
平均信号レベルの高い映像信号SVbが入力される。こ
の場合、表示装置A,C,Dの消費電力検出部4の検出
するPDP3の消費電力は一定値Psを超えないので、
ゲイン制御量判定部52はゲイン変化量をゼロと判定
し、ゲインをデフォルト値記憶部51のゲインGdに固
定する。また、表示装置Bの消費電力検出部4の検出す
るPDP3の消費電力が一定値Psを超えたPbとなる
ので、ゲイン制御量判定部52は消費電力が一定値Ps
以下となる、ゲイン変化量を−ΔGbと判定し、ゲイン
制御部53が映像増幅器のゲインを−ΔGbだけ変化し
てデフォルト値記憶部51のゲインGdより低いG1に
変更している。この状態では各画面は、図2−(B)に
示すように表示装置Bの輝度が他の表示装置A,C,D
の輝度より低くなる。
【0014】つぎに、表示装置A,C,Dにおいては、
ゲイン変化量検出部61が、変化量ゼロを検出し、第1
のゲイン記憶部62にゲインデータとして記憶してい
る。また、表示装置Bにおいては、ゲイン変化量検出部
61が、変化量−ΔGbを検出し、第1のゲイン記憶部
にゲインデータとして記憶している。つぎに、伝送手段
7が前記第1のゲイン記憶部62に記憶されたゲインデ
ータを各表示装置に送信している。
ゲイン変化量検出部61が、変化量ゼロを検出し、第1
のゲイン記憶部62にゲインデータとして記憶してい
る。また、表示装置Bにおいては、ゲイン変化量検出部
61が、変化量−ΔGbを検出し、第1のゲイン記憶部
にゲインデータとして記憶している。つぎに、伝送手段
7が前記第1のゲイン記憶部62に記憶されたゲインデ
ータを各表示装置に送信している。
【0015】各表示装置においては、これらのゲインデ
ータを受信し、第2のゲイン記憶部81に記憶する。設
定ゲイン決定部は、第2のゲイン記憶部81に記憶され
た全てのゲインデータから、変化量のあるゲインデータ
を平均し、設定ゲインデータ(=−ΔGb)を決めてい
る。つぎに、各ゲイン比較部83で、自装置のゲインデ
ータと比較し、その差を自装置の映像増幅器1のゲイン
制御量としている。例えば、表示装置Aの場合は、自装
置のゲインデータ(=0)、設定ゲインデータ(=−Δ
Gb)との差(−ΔGb−0=−ΔGb)を自装置の映
像増幅器1のゲイン制御量とし、ゲイン制御部53を介
して映像増幅器1のゲインを現状G0からΔGbだけ下
げてG1としている。また表示装置Bの場合は、自装置
のゲインデータ(=−ΔGb)と設定ゲインデータ(=
−ΔGb)とが一致するため、その差(−ΔGb−−Δ
Gb=0)を自装置の映像増幅器1のゲイン制御量と
し、映像増幅器1のゲインを現状G1のままとしてい
る。この状態までくると、各画面は、図2−(C)に示
すように、画面間の輝度の差がなくなる。
ータを受信し、第2のゲイン記憶部81に記憶する。設
定ゲイン決定部は、第2のゲイン記憶部81に記憶され
た全てのゲインデータから、変化量のあるゲインデータ
を平均し、設定ゲインデータ(=−ΔGb)を決めてい
る。つぎに、各ゲイン比較部83で、自装置のゲインデ
ータと比較し、その差を自装置の映像増幅器1のゲイン
制御量としている。例えば、表示装置Aの場合は、自装
置のゲインデータ(=0)、設定ゲインデータ(=−Δ
Gb)との差(−ΔGb−0=−ΔGb)を自装置の映
像増幅器1のゲイン制御量とし、ゲイン制御部53を介
して映像増幅器1のゲインを現状G0からΔGbだけ下
げてG1としている。また表示装置Bの場合は、自装置
のゲインデータ(=−ΔGb)と設定ゲインデータ(=
−ΔGb)とが一致するため、その差(−ΔGb−−Δ
Gb=0)を自装置の映像増幅器1のゲイン制御量と
し、映像増幅器1のゲインを現状G1のままとしてい
る。この状態までくると、各画面は、図2−(C)に示
すように、画面間の輝度の差がなくなる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によるマル
チ画面表示システムによれば、表示装置が、入力される
映像信号を増幅する映像増幅器と、同映像増幅器よりの
映像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、同
A/D変換部のデジタル映像信号を入力して映像を表示
するPDP(プラズマディスプレイパネル)と、同PD
P(プラズマディスプレイパネル)の消費電力を検出す
る消費電力検出部と、同消費電力検出部よりの検出信号
に基づいて、前記映像増幅器のゲインを制御する制御部
と、前記映像増幅器のゲイン変化量を検出してゲインデ
ータを出力するゲイン検出部と、同ゲイン検出部よりの
ゲインデータを各表示装置に送信するとともに、各表示
装置からのゲインデータを受信する伝送手段と、同受信
した各表示装置のゲインデータから、自映像増幅器のゲ
インを決定するゲイン算出手段とを設けてなるので、同
各表示装置間の輝度の変化をなくすように制御すること
ができる。
チ画面表示システムによれば、表示装置が、入力される
映像信号を増幅する映像増幅器と、同映像増幅器よりの
映像信号をデジタル信号に変換するA/D変換部と、同
A/D変換部のデジタル映像信号を入力して映像を表示
するPDP(プラズマディスプレイパネル)と、同PD
P(プラズマディスプレイパネル)の消費電力を検出す
る消費電力検出部と、同消費電力検出部よりの検出信号
に基づいて、前記映像増幅器のゲインを制御する制御部
と、前記映像増幅器のゲイン変化量を検出してゲインデ
ータを出力するゲイン検出部と、同ゲイン検出部よりの
ゲインデータを各表示装置に送信するとともに、各表示
装置からのゲインデータを受信する伝送手段と、同受信
した各表示装置のゲインデータから、自映像増幅器のゲ
インを決定するゲイン算出手段とを設けてなるので、同
各表示装置間の輝度の変化をなくすように制御すること
ができる。
【図1】本発明によるマルチ画面表示システムの一実施
例を示すブロック図である。
例を示すブロック図である。
【図2】本発明によるマルチ画面表示システムの画面の
制御を説明する説明図である。
制御を説明する説明図である。
【図3】本発明によるマルチ画面表示システムの動作を
説明する説明図である。
説明する説明図である。
【図4】従来のマルチ画面表示システムを示すブロック
図である。
図である。
A〜D 表示装置 1 映像増幅器 2 A/D変換部 3 PDP(プラズマディスプレイパネル) 4 消費電力検出部 5 制御部 51 デフォルト値記憶部 52 ゲイン制御量判定部 53 ゲイン制御部 6 ゲイン検出部 61 ゲイン変化量検出部 62 第1のゲイン記憶部 7 伝送手段 8 ゲイン算出手段 81 第2のゲイン記憶部 82 設定ゲイン決定部 83 ゲイン比較部
Claims (7)
- 【請求項1】 表示装置を複数配置して大画面を形成し
てなるマルチ画面表示システムにおいて、前記表示装置
が、入力される映像信号を増幅する映像増幅器と、同映
像増幅器よりの映像信号をデジタル信号に変換するA/
D変換部と、同A/D変換部のデジタル映像信号を入力
して映像を表示するPDP(プラズマディスプレイパネ
ル)と、同PDP(プラズマディスプレイパネル)の消
費電力を検出する消費電力検出部と、同消費電力検出部
よりの検出信号に基づいて、前記映像増幅器のゲインを
制御する制御部と、前記映像増幅器のゲイン変化量を検
出してゲインデータを出力するゲイン検出部と、同ゲイ
ン検出部よりのゲインデータを各表示装置に送信すると
ともに、各表示装置からのゲインデータを受信する伝送
手段と、同受信した各表示装置のゲインデータから、自
映像増幅器のゲインを決定するゲイン算出手段とを設け
てなり、同各表示装置間の輝度の変化をなくすようにし
たことを特徴とするマルチ画面表示システム。 - 【請求項2】 前記制御部が、前記映像増幅器のゲイン
のデフォルト値を記憶するデフォルト値記憶部と、前記
消費電力検出部よりの検出信号に基づいて、ゲイン制御
量を判定するゲイン制御量判定部と、同ゲイン制御量判
定部により判定されたゲイン制御量に基づいて前記映像
増幅器のゲインの増減を制御するゲイン制御部とでなる
ことを特徴とする請求項1記載のマルチ画面表示システ
ム。 - 【請求項3】 前記ゲイン検出部が、前記デフォルト値
記憶部に記憶するゲインのデフォルト値と、前記ゲイン
制御量判定部で判定されたゲイン制御量に基づいてゲイ
ン変化量を算出するゲイン変化量検出部と、同ゲイン変
化量を記憶する第1のゲイン記憶部とでしてなることを
特徴とする請求項2記載のマルチ画面表示システム。 - 【請求項4】 前記ゲイン算出手段が、各表示装置より
受信したゲインデータを記憶する第2のゲイン記憶部
と、同第2のゲイン記憶部に記憶されるゲインデータを
比較して、表示装置全体の設定ゲイン変化量を決定する
設定ゲイン決定部と、前記第1のゲイン記憶部に記憶す
るゲイン変化量と同設定ゲイン決定部で決定した設定ゲ
イン変化量とを比較して自装置の映像増幅器のゲイン制
御量を決定するゲイン比較部とでなることを特徴とする
請求項3記載のマルチ画面表示システム。 - 【請求項5】 前記消費電力検出部が、PDPのサステ
ィン電流を検出してなることを特徴とする請求項1記載
のマルチ画面表示システム。 - 【請求項6】 前記消費電力検出部が、PDPのサステ
ィン電流とアドレス電流との和を検出してなることを特
徴とする請求項1記載のマルチ画面表示システム。 - 【請求項7】 前記消費電力検出部が、PDP全体の消
費電流を検出してなることを特徴とする請求項1記載の
マルチ画面表示システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10893498A JPH11305717A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | マルチ画面表示システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10893498A JPH11305717A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | マルチ画面表示システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11305717A true JPH11305717A (ja) | 1999-11-05 |
Family
ID=14497366
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10893498A Pending JPH11305717A (ja) | 1998-04-20 | 1998-04-20 | マルチ画面表示システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11305717A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002006804A (ja) * | 2000-06-27 | 2002-01-11 | Nec Corp | マルチ画面表示装置 |
JP2002196717A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-07-12 | Nec Corp | マルチ画面輝度レベル制御方式 |
KR100619483B1 (ko) * | 2000-03-30 | 2006-09-06 | 후지츠 히다찌 플라즈마 디스플레이 리미티드 | 표시 패널의 구동방법 및 패널 표시장치 |
WO2012137886A1 (ja) * | 2011-04-08 | 2012-10-11 | シャープ株式会社 | 表示装置、および表示装置の駆動方法 |
-
1998
- 1998-04-20 JP JP10893498A patent/JPH11305717A/ja active Pending
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US9437154B2 (en) | 2011-04-08 | 2016-09-06 | Sharp Kabushiki Kaisha | Display device, and method for driving display device |
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