JPH11304040A - スリップ機構を備えた弁操作キャップ - Google Patents

スリップ機構を備えた弁操作キャップ

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JPH11304040A
JPH11304040A JP10837698A JP10837698A JPH11304040A JP H11304040 A JPH11304040 A JP H11304040A JP 10837698 A JP10837698 A JP 10837698A JP 10837698 A JP10837698 A JP 10837698A JP H11304040 A JPH11304040 A JP H11304040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input shaft
sleeve
adapter
cap
hole
Prior art date
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Pending
Application number
JP10837698A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Kitamura
雅明 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH11304040A publication Critical patent/JPH11304040A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力軸への過大なトルクの伝達を防止するス
リップ機構およびスリップ機構を備えた弁操作キャップ
を提供することを目的とする。 【解決手段】 孔部14内に角筒状のスリーブ15を挿
入し、孔部14の内周面にスリーブ15の角部15aを
軸心廻りにおいて係止する凹部14aを形成し、スリー
ブ15内に入力軸2に嵌合する嵌合孔17を形成したア
ダプタ16を挿入し、アダプタ16の角部16aを円弧
状をなすスリップ面に形成し、アダプタ16の外側面1
6bをスリーブ15の内側面に当接する平坦なトルク伝
達面に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁の操作機におけ
るキャップと入力軸とを接続する技術に係り、スリップ
機構を備えた弁操作キャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば図4に示すように、弁の操
作機1などにおいては、操作機1の入力軸2にキャップ
3を設けており、キャップ3を操作棒(図示省略)等に
より回転駆動し、操作棒の駆動力をキャップ3を介して
入力軸2に伝達している。キャップ3は、入力軸2を角
錐状に形成し、キャップ3に入力軸2に嵌合する角錐状
の孔部4を設けることにより、入力軸2の軸心廻りにお
ける廻り止めを行なっており、固定ボルト5により入力
軸2に対してキャップ3を抜け止めしている。入力軸2
とキャップ3の結合は、キャップ3に設けたシアーピン
を入力軸2に貫入することによって行なう場合もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成において、角錐もしく角柱状をなす入力軸2とキ
ャップ3の孔部4との嵌合によって駆動力の伝達を行な
う場合には、弁の全開時もしくは全閉時に、弁の回転限
度を越えて過大なトルクをキャップ3に加えると、キャ
ップ3は加えられた全てのトルクを入力軸2に伝達する
ので、弁が破損する問題があった。
【0004】本発明は上記した課題を解決するものであ
り、入力軸への過大なトルクの伝達を防止するスリップ
機構およびスリップ機構を備えた弁操作キャップを提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明のスリップ機構を備えた弁操作キャップ
は、弁の入力軸に装着してトルクを伝達するものであっ
て、入力軸に遊嵌する孔部を有し、孔部内に角筒状のス
リーブを挿入し、孔部の内周面にスリーブの角部を軸心
廻りにおいて係止する凹部を形成し、スリーブ内に入力
軸に嵌合する嵌合孔を形成したアダプタを挿入し、アダ
プタの角部を円弧状をなすスリップ面に形成し、アダプ
タの外側面をスリーブの内側面に当接する平坦なトルク
伝達面に形成したものである。
【0006】また、嵌合孔は、入力軸に当接する内側面
を入力軸の外側面と平行に形成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。先に図4において説明したものと
同様の作用を行なう部材は同一番号を付して説明を省略
する。図1〜図3において、キャップ11は、弁の操作
機1の入力軸2に装着してトルクを伝達するものであ
り、キャップ11を操作棒(図示省略)等により回転駆
動することにより、入力軸2を回転操作する。入力軸2
は、角柱状もしくは角錐状をなしており、断面形状にお
いて四角形、六角形等のものがあり、弁棒自体である場
合もある。
【0008】キャップ11は、操作棒(図示省略)に嵌
合する入力軸部12が角柱状もしくは角錐状をなしてお
り、操作機1の入力軸2に装着するソケット部13に、
入力軸2に遊嵌する孔部14を設けている。
【0009】孔部14は、開口側の大径部14Aに、角
部15aが円弧状の丸みを有する角筒状のスリーブ15
を挿入しており、孔部14の大径部14Aの内周面には
スリーブ15の角部15aのそれぞれに係合する複数の
凹部14aを形成し、凹部14aと角部15aの係合に
よりキャップ11とスリーブ15を軸心廻りにおいて相
互に係止している。尚、凹部14aと角部15aは、角
張った形状でもよい。
【0010】スリーブ15は、弾性変形可能なばね材や
金属材や樹脂材等からなり、内部にアダプタ16を着脱
自在に挿入している。アダプタ16は、入力軸2に嵌合
する嵌合孔17を有し、角部16aがスリーブ15の角
部15aより曲率半径の大きい円弧状のスリップ面を形
成し、外側面16bがスリーブ15の内側面に当接する
平坦なトルク伝達面を形成している。アダプタ16の角
部16bは、アダプタ16の軸心を中心とする円状の曲
面に形成することも可能である。
【0011】嵌合孔17は、入力軸2に当接する内側面
17aが入力軸2の外側面と平行に形成したものであ
り、入力軸2が角柱状である場合には軸心と平行な面に
形成し、入力軸2が角錐状である場合には軸心に対して
傾斜するテーパ面に形成する。
【0012】このアダプタ16を装着する目的の一つ
は、入力軸2が角錐面で製作される場合に、直胴状のス
リーブに対して寸法誤差の少ない角柱面を入力軸の外周
部に確保し、形状の異なる入力軸2とスリーブ16の間
においてスリップを安定的に行なうことにある。つま
り、アダプタ16が入力軸2の軸心方向において移動
し、アダプタ16の角錐状テーパ面をなす嵌合孔17が
その寸法に適応する部位において入力軸2に嵌合するこ
とにより、入力軸2の寸法誤差を吸収するとともに、外
周部に寸法誤差の少ない角柱面が構成される。
【0013】また、他の目的は、直胴状のスリーブ15
を形状の異なる入力軸2に適応させることにあり、アダ
プタ16を、装着する入力軸2の形状に応じた嵌合孔1
7を有するアダプタ16に変更することにより、同一の
キャップ11を形状の異なる入力軸2にも装着すること
ができる。
【0014】孔部14の奥側の小径部14Bには、ばね
状のストッパー18を設けており、ストッパー18の先
端部が入力軸2の凹部19および孔部14の凹部20に
係合してキャップ11の抜け止めを行なっている。
【0015】以下、上記した構成における作用を説明す
る。図2に示すように、キャップ11を入力軸2に装着
する状態において、孔部14の凹部14aがスリーブ1
5の角部15aを軸心廻りにおいて係止し、スリーブ1
5の内側面がアダプタ16のトルク伝達面である外側面
16bに当接する。
【0016】弁の開閉操作時に、入力軸部12に装着す
る操作棒等によりキャップ11を回転駆動すると、スリ
ーブ15およびアダプタ16を介して入力軸2にトルク
が伝わり、入力軸2が回転し、弁が開閉動作する。
【0017】図3に示すように、弁の全開時もしくは全
閉時に、弁の回転限度を越えて過大なトルクをキャップ
11に加えると、スリーブ15が弾性変形してアダプタ
16の角部16aの通過を許容し、スリーブ15がアダ
プタ16のスリップ面をなす角部16aにおいてスリッ
プしながら回転し、あるいは孔部14の凹部14aから
スリーブ15の角部15aが離脱して、過大なトルクが
入力軸2に伝わることを防止する。
【0018】入力するトルクに対するスリーブ15の抗
力は、アダプタ16の角部16aの円弧形状を違えるこ
とにより、あるいはスリーブ15を構成する素材の材
質、厚み等を選択することにより任意の値に設定するこ
とができ、予め設定する過大なトルクの値に応じてスリ
ーブ15の抗力を設定する。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、ス
リーブおよびアダプタを介して入力軸とキャップを接合
し、アダプタの角部を円弧状をなすスリップ面に形成
し、アダプタの外側面をスリーブの内側面に当接する平
坦なトルク伝達面に形成することにより、過大なトルク
に対して、スリーブが弾性変形してアダプタの周囲にお
いてスリップしながら回転し、あるいは孔部の凹部から
スリーブの角部が離脱することにより、過大なトルクが
入力軸に伝わることを防止できる。また、アダプタによ
り、同一のキャップを形状の異なる入力軸に装着するこ
とができ、キャップの汎用性を高めることができるとと
もに、入力軸の寸法誤差を吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における弁操作キャップの
断面図である。
【図2】同弁操作キャップの水平断面図である。
【図3】同弁操作キャップの動作を示す説明図である。
【図4】従来の弁の操作機を示す断面図である。
【符号の説明】
1 操作機 2 入力軸 11 キャップ 14 孔部 14a 凹部 15 スリーブ 15a 角部 16 アダプタ 16a 角部 17 嵌合孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁の入力軸に装着してトルクを伝達する
    ものであって、入力軸に遊嵌する孔部を有し、孔部内に
    角筒状のスリーブを挿入し、孔部の内周面にスリーブの
    角部を軸心廻りにおいて係止する凹部を形成し、スリー
    ブ内に入力軸に嵌合する嵌合孔を形成したアダプタを挿
    入し、アダプタの角部を円弧状をなすスリップ面に形成
    し、アダプタの外側面をスリーブの内側面に当接する平
    坦なトルク伝達面に形成したことを特徴とするスリップ
    機構を備えた弁操作キャップ。
  2. 【請求項2】 嵌合孔は、入力軸に当接する内側面を入
    力軸の外側面と平行に形成したことを特徴とする請求項
    1に記載のスリップ機構を備えた弁操作キャップ。
JP10837698A 1998-04-20 1998-04-20 スリップ機構を備えた弁操作キャップ Pending JPH11304040A (ja)

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JP10837698A JPH11304040A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 スリップ機構を備えた弁操作キャップ

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JP10837698A JPH11304040A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 スリップ機構を備えた弁操作キャップ

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JPH11304040A true JPH11304040A (ja) 1999-11-05

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ID=14483210

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10837698A Pending JPH11304040A (ja) 1998-04-20 1998-04-20 スリップ機構を備えた弁操作キャップ

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JP (1) JPH11304040A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020076443A (ko) * 2001-03-28 2002-10-11 이금우 밸브 개폐장치
KR100905068B1 (ko) * 2006-10-03 2009-06-30 에스엠씨 가부시키 가이샤 수동전환밸브

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20020076443A (ko) * 2001-03-28 2002-10-11 이금우 밸브 개폐장치
KR100905068B1 (ko) * 2006-10-03 2009-06-30 에스엠씨 가부시키 가이샤 수동전환밸브
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