JPH11303034A - 複連引き戸式柵 - Google Patents

複連引き戸式柵

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JPH11303034A
JPH11303034A JP10782198A JP10782198A JPH11303034A JP H11303034 A JPH11303034 A JP H11303034A JP 10782198 A JP10782198 A JP 10782198A JP 10782198 A JP10782198 A JP 10782198A JP H11303034 A JPH11303034 A JP H11303034A
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JP
Japan
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fence
leg
fences
connecting member
bodies
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Application number
JP10782198A
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English (en)
Inventor
Kishikazu Furukawa
喜士一 古川
Tetsuya Nakada
哲也 中田
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Nippon Koki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Koki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右に延在する連結部材5 の一端側に脚体4
が固定された複数の柵体1a,1b,1cを左右にスライド可能
に連結し、柵の収縮時に各連結部材5 が互いに前後に並
列するようにした複連引き戸式柵において、連結部材5
の下面と地面との間の隙間を小さくする。 【解決手段】 各脚体4 に、その脚体4 に対して上記一
端側に配置された脚体4と連接した連結部材5 が挿通す
る開口を設けて、地面からの連結部材5 の高さを低くす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数個の柵体を前
後に並列配置するとともに、前後に隣り合った柵体同士
を互いに重なった収縮位置と左右にずらした伸長位置と
の間でスライド可能に連結して、使用時に横並びにした
各柵体を収納時には互いに重ねてコンパクトにすること
ができるように構成した複連引き戸式柵に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の柵の一例として、例えば
実公平7−8569号公報に、「伸縮式柵」と題する柵
が記載されている。この伸縮式柵の各柵体は、縦桟と横
桟とからなる四角い枠の中に網を張った構成になってお
り、それぞれ、左右の下端コーナー部の下面に、柵の前
後方向に沿う向きで固定された角材や角パイプからなる
脚体を有し、その脚体の下面に、各柵体を移動させるた
めの車輪が固定されている。
【0003】各柵体の横桟にはリップ溝型部材が用いら
れており、リップ溝型部材は開溝が横桟の側面に位置す
るように配置されている。この開溝には滑動子(ロー
ラ)がスライド可能に嵌合しており、滑動子の軸を、隣
の柵体を構成する縦桟の上下の端部に固定することによ
り、隣り合った柵体同士が左右へスライド可能に連結さ
れている。以上の構成により、各柵体を横並びにしたり
重ねたりできるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の複連引き戸式柵
は、上述した伸縮式柵を含め、一般に、柵の左右方向へ
延在する部材(以下、連結部材という。上述の例では、
各柵体の横桟が連結部材になっている。)を脚体の上に
固定し、この連結部材を使って隣り合った柵体同士をス
ライド可能に連結しているが、そのような構成では連結
部材(上述の例では、特に上下2本の横桟のうち下側の
もの)が車輪と脚体の高さ分だけ地面から浮くことにな
るために、この連結部材の下面と地面との間にできる隙
間が比較的大きくなりがちであるという問題があった。
【0005】本発明は、このような従来の課題に鑑み、
連結部材の下面と地面との間の隙間を小さくすることの
できる複連引き戸式柵を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するために、本発明に係る複連引き戸式柵は、複数の柵
体1a,1b,1cを備え、各柵体1a,1b,1cが、柵体1a,1b,1cの
左右方向へ延在する連結部材5 と、連結部材5 の左右い
ずれか一端側に固定された脚体4 と、脚体4 の前後に配
置された柵体走行手段8 とを備え、各柵体1a,1b,1cの連
結部材5 が柵の収縮時に互いに前後に並列するように配
置されるとともに、各柵体1a,1b,1cが、隣り合う柵体1
a,1b,1cの連結部材5 同士を柵体1a,1b,1cの左右方向へ
スライド可能に連結する連結手段10a,11を備えた複連引
き戸式柵において、各脚体4 が、その脚体4 に対して上
記左右いずれか一端側に配置された脚体4 と連接した連
結部材5 が挿通する開口12を備えたことを特徴としてい
る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、添付図面を参照して詳細に説明する。まず、図1
から図6に示した第1の実施形態について説明する。
【0008】図1(a)はこの複連引き戸式柵を伸ばし
た状態での平面図、 図1(b)は正面図、図2は側面
図、 図3は柵を縮めた状態での平面図である。また、図
4は図3の部分破断拡大図、図5は図4のA−A線拡大
断面図、図6は柵材の取付構造を示す拡大断面図であ
る。なお、以下の説明において前後左右の方向性は単な
る一例であり、前後左右を入れ替えた構成にすることは
当然に可能である。
【0009】この複連引き戸式柵は、3個の柵体1a,1b,
1cを前後に並べて配置するとともに、前後に隣り合った
柵体同士を互いに重なった収縮位置と横にずらした伸長
位置との間でスライド可能に連結したものである。各柵
体1a,1b,1cは、左右方向へ延在する連結部材5 と、連結
部材5 に固定された脚体4 と、脚体4 の前後に配置され
た柵体走行手段8 とを備えている。連結部材5 と脚体4
と柵体走行手段8 が各柵体1a,1b,1cの台車 2を構成して
おり、各台車2 の上面には柵材3 が着脱可能に装着され
ている。各柵体1a,1b,1cの連結部材5 は、柵の収縮時に
互いに前後に並列するように配置されている。
【0010】連結部材5 は、柵の左右方向に延在する真
っ直ぐな角筒状の部材で構成されており、各柵体1a,1b,
1cの台車2 は、この連結部材5 の右側の端部(この実施
形態では柵の伸長方向と反対側の端部である。)に脚体
4 が固定されたものであるが、最前列に位置する柵体1a
だけは、連結部材5 の左側の端部(柵の伸長方向側端
部)にも脚体4 が固定されている。なお、連結部材5
は、必要に応じて、柵の前後方向へ湾曲した部材を用い
てもよく、筒状以外の型材を用いてもよい。
【0011】各脚体4 は、柵体1a,1b,1cの前後方向に延
在する角筒状の脚本体4aの前後の端面に,柵体走行手段
としての車輪8 が固定されたものである。車輪8 は、脚
本体4aの前後両端面を閉じたエンドプレート6 に、ブラ
ケット7 を介して取り付けられている。各連結部材5
は、図5に示すように、その上下の面に取り付けた固定
部材9 (図4には示さず)を用いて脚本体4aに固定され
ている。
【0012】連結部材5 は、図5に示すように側面にガ
イド溝10a を有する軽金属製などの型材10を二本並べて
構成している。柵体1bと1cの連結部材5 は溝10a が前後
両側面に位置するように2本の型材10,10 を背中合わせ
にして固定しているが、柵体1aの連結部材5 は、柵体1a
を正面から見たときに溝10a が見えないようにするため
に、2本の型材10を同じ向きにして固定している。
【0013】中央の2個の脚本体4aは、 図1においてそ
の脚本体4aの右側、つまりその脚本体に対して柵の伸長
方向と反対側に配置された脚体 4に連結された連結部材
5 (柵体1aの右側の脚本体4aについては柵体1bと1cの連
結部材5 、柵体1bの脚本体4aについては柵体1cの連結部
材5 )が挿通する開口12を有している。一番右側に位置
する脚体4 については、それよりも右側に脚体が配置さ
れていないので開口は設けられておらず、一番左側に位
置する脚体4 については、柵の収縮時でも柵体1bの連結
部材5 の左側端面がこの脚体4 に接近するだけで干渉す
るところまでは達しないので開口は設けられていない。
【0014】各開口12は、 隣り合った柵体1a及び1b、1b
及び1cの連結部材5 同士が前後に近接するように位置が
定められており、柵体1a,1b,1cを相互に広げたり縮めた
りするときに、連結部材5 がこの開口12の中を通って移
動するようになっている。なお、この実施形態では各脚
体4 で開口12の大きさが異なっているが、これは連結部
材5 が1本通るものと2本通るものがあるためであり、
使用する柵体の数や連結部材5 の長さなどによって適宜
定めればよい。
【0015】各柵体1a,1b,1cは、隣り合った柵体1a,1b,
1cの連結部材5 同士を左右方向へスライド可能に連結す
る連結手段10a,11を備えている。この連結手段10a,11
は、連結部材5 の側面に該連結部材5 のスライド方向に
沿って形成されたガイド溝10aと、このガイド溝10a に
嵌合するように隣の連結部材に保持されたガイドローラ
11とから構成されている。各連結部材5 は、 ガイドロー
ラ11の抜け止めのために、ガイド溝10a の上端外面側か
ら下方へ突出する帯状の抜け止め部10b を有している。
【0016】ガイドローラ11は4本用いられており、そ
れぞれ図4に示すように、柵体1aの連結部材5 の右側
(伸長方向と反対側)の端部において柵体1bの連結部材
5 のガイド溝10a と嵌合するように、柵体1bの連結部材
5 の左側(伸長方向側)の端部において柵体1aの連結部
材5 のガイド溝10a と嵌合するように、柵体1bの連結部
材5 の右側の端部において柵体1cの連結部材5 のガイド
溝10a と嵌合するように、そして柵体1cの連結部材5 の
左側の端部において柵体1bの連結部材5 のガイド溝10a
と嵌合するように配置されている。
【0017】各ガイドローラ11は、 軸11a と、軸11a を
中心として回転可能な転動体11b とからなり、軸11a を
連結部材5 にリベット止めすることにより固定されてい
る。なお、柵体1aについては、ガイドローラ11を連結部
材5 に取り付けるため、連結部材5 の前面P (図5)に
作業穴(図示せず)が形成されている。この作業穴は、
連結部材5 を脚本体4aに取り付けたときはエンドプレー
ト6 で塞がれるので、組み付け後には外から見えなくな
る。
【0018】一方、脚体4 の脚本体4aには、 連結部材5
をガイドする補助ガイドローラ13が設けられている。補
助ガイドローラ13は、開口12を形成した中央2個の脚本
体4aに、隣り合う連結部材5 の間隔がスライド時に広が
らないようにするために配置されていて、それにより、
連結部材5 の帯状抜け止め部10b が損傷するのを防止し
ている。この補助ガイドローラ13は、脚本体4aの側板の
内面にブラケット14,15 を介して固定されている。
【0019】次に、台車2 に対する柵材3 の取付構造
を、 図6に示した拡大断面図を用いて説明する。この実
施形態では、柵材3 を台車2 の上面に着脱するための着
脱手段として、柵材3 と嵌合するように台車2 の上面に
配置した支持部材17と、支持部材17に嵌合した柵材3 を
支持部材17に固定するための固定手段23とが用いられて
いる。
【0020】本実施形態では、 図1から図3に示した柵
材3 は、断面が円形で上端の塞がれたパイプ16(図6)
により構成されている。脚本体4aの上面には、このパイ
プ16を支持するための支持部材として、取付ブロック17
が2枚の補強用プレート18,19 を用いて固定されてい
る。 取付ブロック17は、補強用プレート19、脚本体4aの
上面、補強用プレート18、及び取付ブロック17のそれぞ
れに形成した取付穴20に対して下方からボルト21を通
し、このボルト21にナット22を締め付けて固定されてい
る。柵材3 として用いられているパイプ16は、取付ブロ
ック17に上方から差し込んだ後、側面から止めネジなど
の固定手段23で固定されている。パイプ16は、止めネジ
23を外せば脚体4 から簡単に取り外すことができる。
【0021】一方、図1から図3において、柵体1aの左
側端部のパイプ16には、柵を使用時に伸ばした際に、柵
体1aをその位置で固定するためのロック機構24が設けら
れている。このロック機構24は、詳細な説明は省略する
が従来より一般に用いられている落とし棒を用いたもの
で、落とし棒を図1(b)に示した上端位置に保持して
いるときには柵体1aが移動自在で、落とし棒の下端を床
面に形成したロック用の穴の中に落とし込んだときには
柵体の移動を規制するものである。また、ロック機構の
上部には、柵を引っ張って移動するための取っ手25が設
けられている。
【0022】この複連引き戸式柵は、図3に示した収縮
状態において取っ手25を左側へ引っ張ると、まず取っ手
25の付いた柵体1aが左へ移動し、次いで柵体1b,1c の順
に移動するので、各柵体1a,1b,1cを簡単に横並びに広げ
た状態にすることができる。逆に、不使用時は柵体1aを
反対方向へ動かせると各柵体1a,1b,1cを重ねた図3の収
縮状態にすることができるので、コンパクトに収納する
ことができる。なお、柵を伸ばしたり縮めたりするとき
に隣合った脚体4 同士が衝突することにより生じ得る衝
撃や危険を避けるように、脚体4 間の所定位置に緩衝材
26が固定されている。緩衝材26には、 例えば、ゴムや軟
質プラスチックなどを用いることができる。
【0023】本実施形態の柵は、脚体4 に開口12を形成
し、その右側に配置された脚体 4に連接した連結部材5
がこの開口12を挿通するようにしているので、柵の実質
上の下面である連結部材5 の下面と地面との間の隙間を
小さくすることができる。車輪8 を脚本体4aの下面では
なく前後の端面に取り付けていることも、この隙間を小
さくするのに寄与している。
【0024】また、本実施形態では、隣り合う柵体1a,1
b,1cの柵材3 同士を連結するのではなく、台車2 同士を
連結してその上面に柵材3 を装着するようにしているの
で、柵材3 のデザインの自由度が高いという効果が得ら
れる。つまり、上述した実公平7−8569号公報に記
載された従来技術においては柵体の枠同士がスライドす
るようにしているために柵体を必ず上下に横桟のある枠
形状にしなければならないというデザイン上の制約があ
るのに対して、そのようなデザイン上の制約が生じな
い。
【0025】逆に、 この公報に記載されたような、枠の
中に網を張った柵材3 を使用することもでき、その場
合、柵体1aでは左右の縦桟をそれぞれ左右の脚体4 に取
り付ければよく、柵体1b,1c では右側の縦桟を脚体4 に
取り付けて左側はフリーにしたり、枠の下側の横桟を隣
の柵体の脚体4 でスライド可能に支えるようにしたりす
ればよい。また、そのような枠状の柵材を使用する場
合、柵を伸ばした状態でも柵体1b,1c の連結部材5 の左
側端部が柵体1a,1b の脚体4 よりも少し左側へ突出する
長さに構成しておき、柵材の枠の横桟のうち下側に位置
するものの下面が脚体4 の上面よりも少し上に離れるよ
うにして、柵材の左側の端部を連結部材の左側端部に連
結し、柵材の右側の端部を脚体に連結してもよい。
【0026】なお、本実施形態の柵は、床面に対して自
由に移動できるように構成しているので設置個所を任意
に代えることが可能であるが、設置個所を変える必要の
ない場所で使用するのであれば、床面にガイドレールを
設け、台車がその上を走行するように構成するとよい。
【0027】一方、本実施形態においては、各柵体1a,1
b,1cを台車2 と柵材3 との間で分離可能に構成し、隣接
する柵体同士1a,1b,1cを台車2 間においてスライド可能
に連結しているので、柵材3 に傷がついたような場合
に、柵材3 のみを簡単に取り外して修理・交換すること
ができる。特に、ガイドレール上を走行するタイプの柵
の場合、設置後の柵材3 の修理や交換を従来に比べて著
しく簡単に行うことができる。
【0028】また、台車2 と柵材3 とを分離可能に構成
しているので、数種類のデザインの柵を製作する場合に
台車2 を共用部品として使用することができる。したが
って、部品の共通化による在庫管理の改善やコストダウ
ンが可能になるうえ、柵の使用中に柵材3 のデザインに
飽きたような場合でも、柵自体を廃棄することなく、台
車2 はそのままで柵材3 のみを交換して使用することが
できる。さらに、用途によって柵材3 の形態を変えるよ
うにすれば、門扉として使用したり、各種展示会場での
ブースの仕切りとして使用したり、通路の通行規制に使
用したりするなど、適用の幅を広げることもできる。
【0029】次に、図7から図9に示した第2の実施形
態について説明する。この実施形態の複連引き戸式柵
は、第1の実施形態の柵の柵材3 が、各脚体4 上に固定
されたパイプ16だけ、つまり縦桟だけで構成されていた
のに対し、パイプ16の上部に横桟を通した点が異なって
いる。この点以外は第1実施形態と同じ構成であるた
め、同じ部分については説明を省略する。なお、第1実
施形態と同じ構成部品には同じ符号を付している。
【0030】横桟27は、詳細は図示していないが断面が
ほぼC字形をしたリップ溝型材で構成されている。この
横桟27は、柵体1aについては、左右のパイプ16の上端部
にそれぞれ左右の端部が固定され、背面側がガイド溝
(図示せず)になっている。柵体1b及び1cについては、
各横桟27の右側の端部がパイプ16の上端部に固定され、
同じく背面側がガイド溝になっている。詳細構造は図示
していないが、これらの柵体1b及び1cの横桟27の左側の
端部にはブラケット28を介してガイドローラが設けられ
ており、このガイドローラが、隣接する柵体の横桟27の
ガイド溝にスライド可能に連結されている。
【0031】本実施形態では各柵体1a,1b,1cの柵材3 に
横桟27を設けているので、通路などでの通行規制を図1
から図6の第1実施形態と比べてより確実に行うことが
可能である。
【0032】次に、図10から図12に示した第3の実
施形態について説明する。この複連引き戸式柵は、柵材
3 をパイプ16とチェーン29で構成したことを特徴として
おり、他の構成は第1実施形態と同一である。異なる部
分について具体的に説明すると、第1の実施形態で柵材
3 として単体で用いていたパイプ16の上端に、隣り合う
パイプ16間で向き合うようにフック30を配置し、このフ
ック30間にチェーン29を引っかけた構成にしている。な
お、図ではチェーン29は太い破線で簡略化して示してい
る。
【0033】このようにすれば、柵の不使用時にはチェ
ーン29はパイプ16の間でたるんで垂れ下がり、使用時に
はパイプ16の間で横に広がるので、第2実施形態におい
て用いたような横桟27同士の複雑な連結構造が不要とな
り、より簡単な構造で第2実施形態とほぼ同じ効果を得
ることができる。
【0034】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、その他種々の態様で実施することが可
能である。例えば、上記各実施形態の柵は、それぞれ柵
体を3連に連結した構成になっているが、2連以上であ
れば本発明を適用できる。
【0035】また、上記各実施形態では各柵体1a,1b,1c
のそれぞれについて断面円形のパイプ16を設けている
が、不要個所には設けないようにしてもよい。さらに、
断面円形のパイプ以外にも角パイプや棒状部材あるいは
型材などその他の任意の材料を使用することができる
し、台車2 に対する取付構造も、図6に示したものは単
なる一例であって、その他の任意の構造を適宜選択すれ
ばよい。例えば柵材3 として中実の棒状部材を用いた場
合は、脚体4 側にその棒状部材が嵌合する筒状の保持部
材を固定し、その筒状の保持部材の外面から止めネジな
どの固定手段で柵材を取り付けることができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複連引き
戸式柵は、各脚体4 に、その脚体4 よりも柵の反伸長方
向側(実施形態においては右側)に配置された脚体4 と
連接した連結部材5 が挿通する開口を設けることによっ
て、連結部材5 の高さを従来よりも低くできるようにし
ているので、連結部材5 の下面と地面との間の隙間を小
さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る複連引き戸式柵の第1実施形態を
示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図2】図1の柵の側面図である。
【図3】図1の柵を畳んだ状態の平面図である。
【図4】図3の部分破断拡大図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】柵材の取付構造を示す拡大断面図である。
【図7】本発明に係る複連引き戸式柵の第2実施形態を
示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図8】図7の柵の側面図である。
【図9】図7の柵を畳んだ状態の平面図である。
【図10】本発明に係る複連引き戸式柵の第3実施形態
を示し、(a)は平面図、(b)は正面図である。
【図11】図10の柵の側面図である。
【図12】図10の柵を畳んだ状態の平面図である。
【符合の説明】
1a 柵体 1b,1c 柵体 2 台車 3 柵材 4 脚体 4a 脚本体 5 連結部材 8 車輪(柵体走行手段) 10a ガイド溝(連結手段) 11 ガイドローラ(連結手段) 12 開口 16 パイプ 17 取付ブロック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の柵体(1a)(1b)(1c)を備え、各柵体
    (1a)(1b)(1c)が、該柵体(1a)(1b)(1c)の左右方向へ延在
    する連結部材(5) と、該連結部材(5) の左右いずれか一
    方の端部に固定された脚体(4) と、該脚体(4) の前後に
    配置された柵体走行手段(8) とを備え、各柵体(1a)(1b)
    (1c)の連結部材(5) が柵の収縮時に互いに前後に並列す
    るように配置されるとともに、各柵体(1a)(1b)(1c)が、
    隣り合う柵体(1a)(1b)(1c)の連結部材(5) 同士を該柵体
    (1a)(1b)(1c)の左右方向へスライド可能に連結する連結
    手段(10a)(11) を備えた複連引き戸式柵において、上記
    各脚体(4) が、その脚体(4) に対して上記左右いずれか
    一方側に配置された脚体(4) と連接した連結部材(5) が
    挿通する開口(12)を備えたことを特徴とする複連引き戸
    式柵。
JP10782198A 1998-04-17 1998-04-17 複連引き戸式柵 Pending JPH11303034A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107326830A (zh) * 2017-09-04 2017-11-07 西南大学 一种可升降的自动导流栏杆

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CN107326830A (zh) * 2017-09-04 2017-11-07 西南大学 一种可升降的自动导流栏杆

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