JPH11302968A - ガラス繊維織物の付着剤除去方法 - Google Patents

ガラス繊維織物の付着剤除去方法

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JPH11302968A
JPH11302968A JP10106179A JP10617998A JPH11302968A JP H11302968 A JPH11302968 A JP H11302968A JP 10106179 A JP10106179 A JP 10106179A JP 10617998 A JP10617998 A JP 10617998A JP H11302968 A JPH11302968 A JP H11302968A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 Dガラスより成るガラス繊維織物の付着剤を
効率よく完全に除去して高品質のガラス繊維織物を提供
することができる実用性に秀れたガラス繊維織物の付着
剤除去方法を提供するものである。 【解決手段】 Dガラスで形成されたガラスフィラメン
トを集束して成るガラス繊維1を織成したガラス繊維織
物2の付着剤除去方法であって、ガラス繊維織物2をヒ
ートクリーニングする前に、熱水,温水若しくは水を付
着せしめ、続いて、ヒートクリーニングしてガラス繊維
1に付着していた保護剤や収束剤などの付着剤を除去す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高品質のガラス繊
維織物を提供することができるガラス繊維織物の付着剤
除去方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ガラス
フィラメントを撚り合わせてガラス繊維を形成したり、
ガラス繊維を織成してガラス繊維織物を形成したりする
と、ガラスフィラメントを撚り合わせるときや、ガラス
繊維を織り上げるときに、ガラスフィラメント同志が擦
れ合って摩耗してしまい、該ガラスフィラメント(及び
ガラス繊維やガラス繊維織物)の強度が低下してしま
う。
【0003】従って、ガラスフィラメントやガラス繊維
(以下、ガラス材という。)には、潤滑性を有する保護剤
(サイジング)が塗布され、この保護剤によってガラス
材の摩耗が防止されている。
【0004】また、ガラス材には、上記保護剤以外に
も、ガラスフィラメントやガラス繊維のばらけを防止す
る収束剤(バインダー)が塗布されている。尚、これら
の保護剤や収束剤には、一般には澱粉,ポリビニールア
ルコール等の有機物が使用される。
【0005】このような保護剤や収束剤のような付着剤
は、例えば、熱硬化性樹脂を硬化剤と共に溶剤で溶解
し、ガラス繊維織物に含浸したあと加熱半硬化する、い
わゆるガラスクロスプリプレグを形成する場合には、熱
硬化性樹脂の含浸を阻害してしまうという問題がある。
従って、ガラス繊維織物の形成工程においては、ガラス
繊維織物を織成したあと該ガラス繊維織物を鉄管等の芯
材に巻取り、芯材と共にガラス組成に影響を与えない温
度に加熱し、ガラス繊維織物に付着している付着剤を焼
却したり飛ばしたりするヒートクリーニンングを行うの
が一般的である。
【0006】ところで、電気絶縁特性などに秀れている
Dガラスより成るガラス繊維は、通常使用されているE
ガラスに比してSiO2の割合が高くて脆い為、ガラス
繊維がダメージを受け易い。よって、付着剤も特殊なも
のを使用し、その付着量も多く、通常のヒートクリーニ
ンングでは付着剤を除去しきれない。そこで、ガラス繊
維織物を巻取る芯材の径を大きくして巻取ったガラス繊
維織物の厚さを薄くするなどの工夫により付着剤の除去
を促進させているが、この方法においてもDガラスより
成るガラス繊維織物の付着剤の除去は不十分であり、ガ
ラス繊維織物への熱硬化性樹脂の含浸が阻害されたり、
ガラス繊維織物が着色して不良品になったりする問題点
が生じる。
【0007】また、高温で加熱するとガラス組成の一部
に悪影響が及ぼされ、誘電率等の電気特性が低下してし
まう。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するもので、
Dガラスより成るガラス繊維織物の付着剤を効率よく完
全に除去して高品質のガラス繊維織物を提供することが
できる実用性に秀れたガラス繊維織物の付着剤除去方法
を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】添付図面を参照して本発
明の要旨を説明する。
【0010】Dガラスで形成されたガラスフィラメント
を集束して成るガラス繊維1を織成したガラス繊維織物
2の付着剤除去方法であって、ガラス繊維織物2をヒー
トクリーニングする前に、熱水,温水若しくは水を付着
せしめ、続いて、ヒートクリーニングしてガラス繊維1
に付着していた保護剤や収束剤などの付着剤を除去する
ことを特徴とするガラス繊維織物の付着剤除去方法に係
るものである。
【0011】また、Dガラスで形成されたガラスフィラ
メントを集束して成るガラス繊維1を織成したガラス繊
維織物2の付着剤除去方法であって、ガラス繊維織物2
をヒートクリーニングする前に、熱水,温水若しくは水
を所定時間付着せしめ、続いて、ヒートクリーニングし
てガラス繊維1に付着していた保護剤や収束剤などの付
着剤を除去することを特徴とするガラス繊維織物の付着
剤除去方法に係るものである。
【0012】また、Dガラスで形成されたガラスフィラ
メントを集束して成るガラス繊維1を織成したガラス繊
維織物2の付着剤除去方法であって、ガラス繊維織物2
をヒートクリーニングする前に、熱水,温水若しくは水
を溜めた液溜槽3を通過せしめ、続いて、ヒートクリー
ニングしてガラス繊維1に付着していた保護剤や収束剤
などの付着剤を除去することを特徴とするガラス繊維織
物の付着剤除去方法に係るものである。
【0013】また、Dガラスで形成されたガラスフィラ
メントを集束して成るガラス繊維1を織成したガラス繊
維織物2の付着剤除去方法であって、ガラス繊維織物2
をヒートクリーニングする前に、70〜100℃の熱水
を溜めた液溜槽3を通過せしめ、続いて、ヒートクリー
ニングしてガラス繊維1に付着していた保護剤や収束剤
などの付着剤を除去することを特徴とするガラス繊維織
物の付着剤除去方法に係るものである。
【0014】また、請求項3,4いずれか1項に記載の
ガラス繊維織物の付着剤除去方法において、液溜槽3を
通過せしめる前のガラス繊維織物2を、該ガラス繊維織
物2に熱水,温水若しくは水を噴射して該ガラス繊維織
物2を強制的に開繊する強制開繊工程を施すことを特徴
とするガラス繊維織物の付着剤除去方法に係るものであ
る。
【0015】また、請求項3〜5いずれか1項に記載の
ガラス繊維織物の付着剤除去方法において、液溜槽3を
通過せしめた後のガラス繊維織物2を芯材6に巻取収納
し、この巻取収納したガラス繊維織物2をヒートクリー
ニングしてガラス繊維1に付着していた保護剤や収束剤
などの付着剤を除去することを特徴とするガラス繊維織
物の付着剤除去方法に係るものである。
【0016】
【発明の作用及び効果】本発明は繰り返した実験により
得られた効果を請求項としてまとめたものである。
【0017】本発明の作用は明確ではないが下記のよう
に推測される。
【0018】ガラス繊維織物2をヒートクリーニングす
る前に、例えば、該ガラス繊維織物2を熱水,温水若し
くは水を溜めた液溜槽3を通過せしめて該ガラス繊維織
物2に熱水,温水若しくは水を付着せしめると、収束さ
れていたガラスフィラメントがばらけてガラス繊維1が
開繊される。また、ガラス繊維織物2に付着していた保
護剤の一部も除去される。
【0019】続いて、ガラス繊維織物2を芯材6に巻取
るなどしてヒートクリーニングを行うと、ガラス繊維1
が開繊されて表面積が広くなっているから、ガラス繊維
織物2に付着していた保護剤や収束剤が良好に焼却され
て除去される。
【0020】本発明は上述のようにするから、Dガラス
より成るガラス繊維織物の付着剤を効率よく完全に除去
して高品質のガラス繊維織物を提供することができる実
用性に秀れたガラス繊維織物の付着剤除去方法となる。
【0021】
【発明の実施の形態】図面は本発明の一実施例を図示し
たものであり、以下に説明する。
【0022】本実施例は、Dガラスで形成されたガラス
フィラメントを集束して成るガラス繊維1を織成したプ
リント配線基板用のガラス繊維織物2の付着剤除去方法
であって、ガラス繊維織物2をヒートクリーニングする
前に、熱水,温水若しくは水を溜めた浴槽3(液溜槽
3)を通過せしめるものである。
【0023】また、浴槽3を通過せしめる前のガラス繊
維織物2を、該ガラス繊維織物2に熱水,温水若しくは
水を噴射して該ガラス繊維織物2を強制的に開繊する強
制開繊工程を施すものである。
【0024】強制開繊工程を行う強制開繊装置は、強制
開繊工程用浴槽10と、該強制開繊工程用浴槽10内に設け
られた噴射ノズルとから構成されている。
【0025】強制開繊工程用浴槽10は、前記浴槽3と同
様に水や、温水や、70〜100℃好ましくは90±5
℃の熱水が溜められる。尚、この温度は、実験によって
求めたより良い上限及び下限の温度である。
【0026】噴射ノズルは、回転する中空筒体7の側壁
にノズル孔を設けて構成され、該中空筒体7に当接され
るガラス繊維織物2に、該中空筒体7内を流れる水や温
水や熱水を噴射して該ガラス繊維織物2を強制的に開繊
する。また、中空筒体7は、ガラス繊維織物2が強制開
繊工程用浴槽10を通過する際のローラーの役割も担って
おり、該中空筒体7はガラス繊維織物2の通過スピード
に応じて適宜な回転速度で回転せしめられる。
【0027】浴槽3は、第一槽8と第二槽9とから構成
され、この浴槽3には、水や、温水や、70〜100℃
好ましくは90±5℃の熱水が溜められる(この温度
も、実験によって求めたより良い上限及び下限の温度で
ある。)。尚、浴槽3は二槽構造でなくとも単槽構造でも
三槽構造でも良く、付着剤の除去性能から適宜通過時間
等を考慮して設定する。
【0028】浴槽3を通過したガラス繊維織物2は温風
機や輻射式乾燥機やシリンダー乾燥機などの適宜な乾燥
機4によって加熱乾燥され、芯材6に巻取収納される。
【0029】所定長のガラス繊維織物2を芯材6に巻取
ったら、該ガラス繊維織物2を400℃×30hでヒー
トクリーニングして付着剤を焼却したり飛ばしたりして
除去する。
【0030】本実施例は上述のようにするから、ガラス
繊維織物2は浴槽3を通過する際に水や温水や熱水によ
ってガラス繊維1が開繊され、よって、ヒートクリーニ
ングの際にガラス繊維1が開繊されているから、空気と
接する面積が広くて付着剤の燃焼効率が高まり、ガラス
繊維1に付着していた保護剤や収束剤などの付着剤が良
好に除去され、プリント配線基板用として極めて適した
ガラス繊維織物2を提供することができる実用性に秀れ
たガラス繊維織物の付着剤除去方法となる。
【0031】また、ガラス繊維織物2は強制開繊工程を
通過する際に強制的に開繊されるから、ガラス繊維1に
付着していた付着剤がより一層良好に除去され、プリン
ト配線基板用として極めて適したガラス繊維織物2を提
供することができるより一層実用性に秀れたガラス繊維
織物の付着剤除去方法となる。
【0032】以下、本実施例の効果を確認した実験結果
について詳述する。尚、各サンプルは芯材6に1000
mのガラス繊維織物2(同一規格品)を巻回したものを
使用した。
【0033】<実験例1> サンプル:ヒートクリーニングのみを行った サンプル:ガラス繊維織物2として低付着剤品を使用
し、ヒートクリーニングのみを行った サンプル:ガラス繊維織物2を、本実施例に係る熱水
を溜めた浴槽3(90±5℃)を通過せしめた後、乾燥
機4により乾燥し、続いて、ヒートクリーニングを行っ
た。
【0034】下記表1に、ヒートクリーニング前の付着
剤濃度(%)と、ヒートクリーニング後のガラス繊維織
物2の色差(ΔE)とを示す。尚、付着剤残量(付着
量)の測定は、JIS R 3420(水分率及び強熱
減量)に準じて行った。また、色差の測定は、ミノルタ
(株)製のCM−500を使用し、芯材6に巻いたガラ
ス繊維織物2の巻表部(0m部)と巻中間部(500m
部)とを測定し、この値の差をΔEとした。このΔEの
値が大きい程、色差が大きくてヒート性が悪いとの判断
となる(実物において着色状態となる。尚、白色に近づ
く程、Eが0に近くなり、また、ΔEも0に近づく。)。
【表1】 ガラス繊維織物2に付着している付着剤はヒートクリー
ニングにより茶色に変色するので、上記色差から付着剤
の除去度合いを推察した実験例1の結果を下記に示す。
【0035】1.付着剤の付着量を下げても付着剤はあ
まり除去されず、効果は小さい。
【0036】2.湯洗工程による付着剤の除去効果は極
めて大きく、付着量が多くても十分な除去効果を得られ
る。
【0037】<実験例2> サンプル:ガラス繊維織物2を、本実施例に係る熱水
を溜めた浴槽3(90±5℃)を通過せしめた後、乾燥
機4により乾燥し、続いて、ヒートクリーニングを行っ
た サンプル:本実施例に係る浴槽3として水槽を使用し
た以外はサンプルに同じ サンプル:ガラス繊維織物2を、本実施例に係る強制
開繊工程を通過せしめた後、サンプルと同じ工程を行
った。
【0038】下記表2に、水洗等の処理前後の付着剤付
着量(%)と、ヒートクリーニング後のガラス繊維織物
2の色差(ΔE)とを示す。尚、測定方法等は実験例1
と同様である。
【表2】 実験例2の結果を下記に示す。
【0039】3.ヒートクリーニングの前工程として、
ガラス繊維織物2を、熱水や水を溜めた浴槽3を通過せ
しめると付着剤の除去効果を極めて大きくすることがで
きる。
【0040】4.水よりも熱水の方が付着剤の除去効果
が大きい。
【0041】5.二槽構造の浴槽3を通過せしめるだけ
でなく、強制開繊工程を施すことにより付着剤の除去効
果を大きくすることができる。
【0042】以下、上記実験例1,2から得られた結果
について考察する。
【0043】ガラス繊維織物2に付着している付着剤の
量が少なくても、該付着剤はガラス繊維1の繊維内部に
まで浸透しているから、単にヒートクリーニングを行う
だけでは付着剤が多く残留してしまう。
【0044】従って、ガラス繊維織物2を構成するガラ
ス繊維1を、浴槽3を通過せしめる湯洗や水洗などによ
って開繊させることにより、繊維内部が十分空気と接す
ることができ、付着剤がヒートクリーニングによって良
好に除去されることになる。
【0045】また、水より温水、また、温水より熱水の
方が付着剤(収束剤)を除去する効果が大きいことはよ
り優位であるから、ヒートクリーニングの前工程として
は水洗よりも湯洗の方が適している。
【0046】また、浴槽3による湯洗工程時間が長い
方、及び、強制開繊工程が設けられている方がガラス繊
維1の開繊度合いが高まるから、浴槽3を三槽構造とし
たり、強制開繊装置を併用したりした方が付着剤の除去
効果が大きいことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の付着剤除去工程を示す説明図であ
る。
【図2】本実施例のガラス繊維織物2の初期状態を示す
説明図である。
【図3】本実施例の浴槽3通過後のガラス繊維織物2の
状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ガラス繊維 2 ガラス繊維織物 3 液溜槽 4 乾燥機 6 芯材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Dガラスで形成されたガラスフィラメン
    トを集束して成るガラス繊維を織成したガラス繊維織物
    の付着剤除去方法であって、ガラス繊維織物をヒートク
    リーニングする前に、熱水,温水若しくは水を付着せし
    め、続いて、ヒートクリーニングしてガラス繊維に付着
    していた保護剤や収束剤などの付着剤を除去することを
    特徴とするガラス繊維織物の付着剤除去方法。
  2. 【請求項2】 Dガラスで形成されたガラスフィラメン
    トを集束して成るガラス繊維を織成したガラス繊維織物
    の付着剤除去方法であって、ガラス繊維織物をヒートク
    リーニングする前に、熱水,温水若しくは水を所定時間
    付着せしめ、続いて、ヒートクリーニングしてガラス繊
    維に付着していた保護剤や収束剤などの付着剤を除去す
    ることを特徴とするガラス繊維織物の付着剤除去方法。
  3. 【請求項3】 Dガラスで形成されたガラスフィラメン
    トを集束して成るガラス繊維を織成したガラス繊維織物
    の付着剤除去方法であって、ガラス繊維織物をヒートク
    リーニングする前に、熱水,温水若しくは水を溜めた液
    溜槽を通過せしめ、続いて、ヒートクリーニングしてガ
    ラス繊維に付着していた保護剤や収束剤などの付着剤を
    除去することを特徴とするガラス繊維織物の付着剤除去
    方法。
  4. 【請求項4】 Dガラスで形成されたガラスフィラメン
    トを集束して成るガラス繊維を織成したガラス繊維織物
    の付着剤除去方法であって、ガラス繊維織物をヒートク
    リーニングする前に、70〜100℃の熱水を溜めた液
    溜槽を通過せしめ、続いて、ヒートクリーニングしてガ
    ラス繊維に付着していた保護剤や収束剤などの付着剤を
    除去することを特徴とするガラス繊維織物の付着剤除去
    方法。
  5. 【請求項5】 請求項3,4いずれか1項に記載のガラ
    ス繊維織物の付着剤除去方法において、液溜槽を通過せ
    しめる前のガラス繊維織物を、該ガラス繊維織物に熱
    水,温水若しくは水を噴射して該ガラス繊維織物を強制
    的に開繊する強制開繊工程を施すことを特徴とするガラ
    ス繊維織物の付着剤除去方法。
  6. 【請求項6】 請求項3〜5いずれか1項に記載のガラ
    ス繊維織物の付着剤除去方法において、液溜槽を通過せ
    しめた後のガラス繊維織物を芯材に巻取収納し、この巻
    取収納したガラス繊維織物をヒートクリーニングしてガ
    ラス繊維に付着していた保護剤や収束剤などの付着剤を
    除去することを特徴とするガラス繊維織物の付着剤除去
    方法。
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