JPH11300747A - タイヤ加硫装置およびタイヤ加硫装置のモールド交換方法並びにタイヤ加硫方法 - Google Patents

タイヤ加硫装置およびタイヤ加硫装置のモールド交換方法並びにタイヤ加硫方法

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JPH11300747A
JPH11300747A JP10124138A JP12413898A JPH11300747A JP H11300747 A JPH11300747 A JP H11300747A JP 10124138 A JP10124138 A JP 10124138A JP 12413898 A JP12413898 A JP 12413898A JP H11300747 A JPH11300747 A JP H11300747A
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    • B29D30/0606Vulcanising moulds not integral with vulcanising presses
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 設備全体を安価でかつ簡単、小型とすると
ともに、熱の有効利用を図る。 【解決手段】 加硫モールドの交換時、互いに組み合
わされた上、下サイドモールド21、14、セクターモール
ド49を、加硫装置11の移動部材43に設けられた支持爪61
によって下方から支持しながら、搬入出するようにした
ので、加硫装置11自体を搬入出装置として用いることが
でき、この結果、特別な搬入出装置が不要となって設備
全体を安価でかつ簡単、小型とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、タイヤ加硫装置
およびタイヤ加硫装置のモールド交換方法並びにタイヤ
加硫方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、生タイヤを加硫するタイヤ加硫
装置の処理速度は、生タイヤを成形するタイヤ成形装置
の処理速度より遅いため、このタイヤ加硫装置の処理速
度を、タイヤ加硫時間の短縮およびタイヤ加硫モールド
交換時間の短縮の両面から高める研究がなされてきた。
そして、前述のタイヤ加硫モールド交換時間を短縮する
ために、過去においてタイヤ加硫装置から一対の基台、
上、下サイドモールド、セクターモールド、可動プレー
ト、移動部材、アウターリングを組み合わせた状態で取
り出した後、次加硫のタイヤに対応する次使用の一対の
基台、上、下サイドモールド、セクターモールド、可動
プレート、移動部材、アウターリングをタイヤ加硫装置
に一括搬入して取り付けるようにすることが提案され
た。
【0003】しかしながら、このようなタイヤ加硫装置
は、交換が必ずしも必要でない部材(加硫するタイヤの
種類に変更があっても共通使用することができる部
材)、ここでは基台、可動プレート、アウターリングを
も交換するようにしているため、これら基台等を余分に
準備する必要があり、また、搬送する際にも大重量とな
って作業能率が低下してしまうという問題点がある。
【0004】このような問題点を解決するため、例えば
特開昭63ー212513号公報に記載されているよう
にタイヤ加硫装置から上、下サイドモールド、セクター
モールドのみを組み合わせた状態で取り出した後、次使
用の上、下サイドモールド、セクターモールドをタイヤ
加硫装置に一括搬入して取り付けるようにしたものが提
案された。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタイヤ加硫装置にあっては、前述の上、下サ
イドモールドおよびセクターモールドをタイヤ加硫装置
とは別の搬入出装置によって把持しながら搬出および搬
入を行うようにしているため、これら加硫モールド用の
特別な搬入出装置が必要となって設備全体が高価で複雑
化、大型化するという問題点がある。しかも、加硫モー
ルドの搬入出に特別な搬入出装置を用いているため、加
硫モールドの交換に多大の時間が必要となり、この結
果、この交換時に上、下基台から多量の熱が無駄に放出
されるとともに、加硫開始前にこれら上、下基台を加硫
温度まで再加熱しなければならないという問題点もあ
る。
【0006】この発明は、設備全体を安価でかつ簡単、
小型とすることができるとともに、熱の有効利用を図る
ことができるタイヤ加硫装置およびタイヤ加硫装置のモ
ールド交換方法並びにタイヤ加硫方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、第1
に、静止した下基台と、下基台に着脱可能に取り付けら
れ、タイヤの下側のサイドウォール部を主に型付けする
下サイドモールドと、下基台の上方に設置され、昇降す
ることにより下基台に対して接近離隔する上基台と、上
基台の直下に配置された可動プレートと、可動プレート
の直下に配置されタイヤの上側のサイドウォール部を主
に型付けする上サイドモールドと、前記可動プレートお
よび上サイドモールドが取り外し可能に連結され、該可
動プレート、上サイドモールドを上基台と別個に一体昇
降させることにより、上基台に対して接近離隔させる接
離手段と、上サイドモールドを半径方向外側から囲むよ
う上基台に取り付けられ、内周に下基台に向かって拡開
している傾斜面が形成されたアウターリングと、可動プ
レートに半径方向に移動可能に支持されるとともに周方
向に離れて設置され、前記可動プレートが上基台に対し
て接近離隔したとき、アウターリングの傾斜面の楔作用
によって半径方向に同期移動させられる複数の移動部材
と、各移動部材の内面側に着脱可能に連結され、全体と
してタイヤのトレッド部を主に型付けするセクターモー
ルドを構成する複数のセクターセグメントとを備えたタ
イヤ加硫装置において、前記移動部材の下端部に下サイ
ドモールドと下基台との間に挿入することができる3個
以上の支持爪を周方向に離して取付け、モールドの交換
時、下サイドモールドを支持爪によって下方から支持し
ながら上サイドモールド、セクターモールドとともに搬
入出するようにしたタイヤ加硫装置により、第2に、上
基台を下降させて静止した下基台に対し接近させるとと
もに、可動プレート、上サイドモールドを接離手段によ
って上基台に対し接近させることにより、上サイドモー
ルドを下サイドモールドに接近させるとともに、周方向
に離れて設置された移動部材、セクターセグメントを上
基台に取り付けられたアウターリングの傾斜面の楔作用
によって半径方向内側に同期移動させ、これらセクター
セグメントから構成されたセクターモールドを上、下サ
イドモールドに密着させて組み合わせるとともに、上基
台によってこれら上、下サイドモールドおよびセクター
モールドを組み合わされた状態で保持する工程と、上基
台を上昇させることにより、上基台に保持された上、下
サイドモールドおよびセクターモールドを組み合わされ
た状態で交換位置まで搬出する工程と、該交換位置にお
いて、搬出された上、下サイドモールド、セクターモー
ルドを、組み合わされた状態のまま上基台から解放分離
する工程と、該交換位置において、解放分離された上、
下サイドモールド、セクターモールドを、互いに組み合
わされた次使用の上、下サイドモールド、セクターモー
ルドに交換する工程と、該交換位置において、搬入され
た上、下サイドモールド、セクターモールドを、組み合
わされた状態のまま上基台によって保持する工程と、上
基台を下降させることにより、該上基台に保持された次
使用の上、下サイドモールドおよびセクターモールドを
組み合わせた状態のまま下基台上まで搬入する工程とを
備えたタイヤ加硫装置のモールド交換方法により、第3
に、前記タイヤ加硫装置を用いて、加硫装置に残された
上、下基台が残熱状態にある間にモールドを次使用のモ
ールドに交換し、その後、残熱状態の上基台を上昇させ
て未加硫タイヤをモールド内に搬入し、加硫を続けるよ
うにしたタイヤ加硫方法により達成することができる。
【0008】加硫すべきタイヤの種類変更に伴ってタイ
ヤ加硫装置のモールド交換を行う場合には、加硫が終了
してモールドが開放されている状態から上基台を下降さ
せ、該上基台を静止した下基台に対し接近させる。この
結果、上サイドモールド、可動プレート、アウターリン
グは下サイドモールドに接近するが、このとき、可動プ
レート、上サイドモールドを接離手段によって上基台に
対し接近させる。この結果、移動部材およびセクターセ
グメントはアウターリングの傾斜面の楔作用により半径
方向内側に同期移動させられて上、下サイドモールドに
密着し、これら上、下サイドモールドとセクターモール
ドとが組み合わされるとともに、支持爪が下サイドモー
ルドと下基台との間に挿入されることで、該下サイドモ
ールドの下方に挿入される。これにより、上基台は支持
爪、移動部材、アウターリングを介してこれら組み合わ
された上、下サイドモールドおよびセクターモールドを
保持する。次に、下サイドモールドを下基台から取り外
した後、前記支持爪によって下サイドモールドを下方か
ら支持しながら上基台を上昇させることにより、上基台
に保持された上、下サイドモールドおよびセクターモー
ルドを組み合わされた状態で交換位置まで搬出する。そ
の後、交換位置において、各セクターセグメントと移動
部材との連結を解除するとともに、接離手段から可動プ
レート、上サイドモールドを取り外すことにより、搬出
された上、下サイドモールド、セクターモールドを、組
み合わされた状態のまま上基台から解放分離する。な
お、セクターセグメントと移動部材との連結の解除また
は接離手段からの可動プレート、上サイドモールドの取
り外しの少なくともいずれか一方を、前述のように加硫
モールドの搬出後ではなく、加硫モールドの搬出前、例
えば、下サイドモールドの下基台からの取り外しとほぼ
同時に行うようにしてもよい。次に、前記交換位置にお
いて、解放分離された上、下サイドモールド、セクター
モールドを、互いに組み合わされた次使用の上、下サイ
ドモールド、セクターモールドに交換する。次に、交換
位置において、下サイドモールドを支持爪によって下方
から支持することにより、搬入された上、下サイドモー
ルド、セクターモールドを上基台によって組み合わされ
た状態のまま保持する。その後、上基台を下降させるこ
とにより、上基台に保持されている次使用の上、下サイ
ドモールドおよびセクターモールドを組み合わせた状態
のままで下基台上まで搬入するが、この搬入前に、セク
ターセグメントと移動部材とを連結するとともに、可動
プレート、上サイドモールドを接離手段に連結する。そ
して、これらモールドの搬入後に、下サイドモールドを
下基台に取り付ける。ここで、セクターセグメントと移
動部材との連結または接離手段への可動プレート、上サ
イドモールドの連結の少なくともいずれか一方を、前述
のように加硫モールドの搬入前ではなく、加硫モールド
の搬入後、例えば下サイドモールドの下基台への取り付
けとほぼ同時に行うようにしてもよい。また、このよう
な加硫モールドの交換作業を、請求項7、8に記載のよ
うに加硫装置に残された上、下基台が残熱状態にある間
に行うようにしてもよい。その後、残熱状態の上基台を
上昇させて未加硫タイヤをこれら上、下サイドモールド
およびセクターモールド内に搬入し、加硫を続ける。こ
のように上、下サイドモールドおよびセクターモールド
の搬入出を、支持爪を含む加硫装置自体によって行うこ
とができるので、特別な搬入出装置が不要となって設備
全体を安価でかつ簡単、小型とすることができるととも
に、加硫モールドの交換時間を短縮することができる。
そして、このような時間短縮により、上、下基台からの
放熱量を減少させることができるとともに、加硫開始前
における上、下基台の再加熱も殆ど不要となり、熱の有
効利用を図ることができる。
【0009】また、請求項2に記載のように構成すれ
ば、セクターセグメントを移動部材に簡単でかつ確実に
連結することができる。さらに、請求項3に記載のよう
に構成すれば、セクターセグメントと移動部材との連結
を簡単かつ確実に解除することができる。また、請求項
4に記載のように構成すれば、簡単な構造でありながら
モールド交換の能率を向上させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1において、11はタイヤ加硫
装置であり、このタイヤ加硫装置11は図示していない固
定フレームに取り付けられ静止している下基台12を有
し、この下基台12は加熱用の下プラテン13を有する。こ
の下基台12上には下サイドモールド14が載置され、この
下サイドモールド14はその上面に未加硫タイヤの下側の
サイドウォール部を主に型付けする型付け面15が設けら
れている。17は下基台12の上方にこれから離れて設置さ
れた上基台であり、この上基台17は前記下基台12と対を
なすとともに、下基台12と同様に加熱用の上プラテン18
を有する。そして、この上基台17は図示していない垂直
なシリンダのピストンロッドに連結されており、この結
果、該シリンダが作動すると、上基台17は昇降し、これ
により、上基台17は下基台12に対して接近離隔する。
【0011】図1、2において、20は上基台17の直下に
配置された水平な可動プレートであり、この可動プレー
ト20の直下には上サイドモールド21が配置されている。
そして、この上サイドモールド21はその下面に未加硫タ
イヤの上側のサイドウォール部を主に型付けする型付け
面22を有する。23は基端部(下端部)が上サイドモール
ド21の中央部にねじ込み固定された上下方向に延びる複
数の係止体であり、これらの係止体23は周方向に等距離
離れて配置されている。これら係止体23はその先端部
(上端部)に大径のヘッド24を有し、このヘッド24の下
端面は段差24aとなっている。そして、これら係止体23
は可動プレート20と上サイドモールド21とが密着してい
るとき、その中央部が可動プレート20内を貫通するとと
もに、ヘッド24が可動プレート20から上方に突出し、段
差24aと可動プレート20の上面との間に間隙が形成され
る。
【0012】27は上基台17の中央部に取り付けられた垂
直に延びる接離手段としてのシリンダであり、このシリ
ンダ27は両ロッド形であるため、上方および下方に向か
って延びる一対の上ピストンロッド28aおよび下ピスト
ンロッド28bを有する。この上ピストンロッド28aの他
端(上端)には前記シリンダ27と同軸である副シリンダ
29が取り付けられ、この副シリンダ29のピストンロッド
30は前記シリンダ27の上、下ピストンロッド28a、b内
を貫通し、下ピストンロッド28bの下端から下方に向か
って突出している。前記下ピストンロッド28bの一端
(下端)にはブラケット32が固定され、このブラケット
32にはピン33を介してL字形をした複数の把持体34の上
端部が回動可能に支持されている。35は半径方向内端部
が前記ピストンロッド30の先端(下端)にピン36を介し
て回動可能に連結され、半径方向外端部が把持体34の中
央部にピン37を介して回動可能に連結された複数の連結
リンクであり、これら連結リンク35は、前記ピストンロ
ッド30が下方に突出すると、徐々に水平状態に向かって
揺動して把持体34の下端部を半径方向外側に向かって移
動させ、前記可動プレート20の上面と係止体23の段差24
aとの間に押し込む。前述した係止体23、把持体34は全
体として、シリンダ27と可動プレート20、上サイドモー
ルド21との間に設けられた1台の把持手段38を構成し、
この把持手段38は可動プレート20を上サイドモールド21
に押し付けた状態でこれら可動プレート20、上サイドモ
ールド21を中央部において一括して把持することができ
る。この結果、これら可動プレート20、上サイドモール
ド21は把持手段38を介して前記シリンダ27に取り外し可
能に連結されることになる。そして、前記シリンダ27が
作動して把持手段38に昇降力を付与されると、この昇降
力は把持手段38を介して可動プレート20および上サイド
モールド21に伝達されるため、これら可動プレート20お
よび上サイドモールド21は把持手段38に一括把持された
状態で上基台17と別個に一体昇降し、該上基台17に対し
て接近離隔する。
【0013】図1、3において、41は可動プレート20お
よび上サイドモールド21を半径方向外側から囲むよう設
けられたアウターリングであり、このアウターリング41
の上端は前記上基台17の半径方向外端部に取り付けられ
ている。そして、このアウターリング41の内周には下基
台12に向かって拡開している円錐状の傾斜面42が形成さ
れている。43は周方向に離れて設置された複数、ここで
は9個の弧状をした移動部材であり、これらの移動部材
43の上端は上サイドモールド21より半径方向外側の可動
プレート20に半径方向に移動可能に支持されている。ま
た、これら移動部材43の外周には前記アウターリング41
の傾斜面42と同一勾配の傾斜面44が形成され、これら傾
斜面44と前記傾斜面42とはあり継手によって連結されな
がら摺動可能に係合している。この結果、可動プレート
20が上基台17に対し接近離隔してこれらの間の間隔が変
化すると、移動部材43は可動プレート20に支持されなが
ら前記傾斜面42、44の楔作用によって半径方向に同期移
動する。
【0014】47は各移動部材43の半径方向内側に配置さ
れ移動部材43と同数の弧状をしたセクターセグメントで
あり、これらセクターセグメント47の半径方向内側面に
は未加硫タイヤのトレッド部を主に型付けする型付け面
48が形成されている。そして、これら複数のセクターセ
グメント47は全体としてリング状のセクターモールド49
を構成する。50は基端部(半径方向内端部)が各セクタ
ーセグメント47の外周側にねじ込み固定された半径方向
に延びる係止ピンであり、これらの係止ピン50は先端部
(半径方向外端部)に先端に向かうに従い先細りとなっ
た円錐状のヘッド51を、また、中央部にヘッド51の最大
径より小径の軸部52を有し、これらヘッド51と軸部52と
の境界、即ちヘッド51の半径方向内端面は段差53となっ
ている。54は移動部材43の周方向両端面に摺動可能に係
合した対をなすスライドプレートであり、これらのスラ
イドプレート54には各移動部材43内に昇降可能に収納さ
れた係止片55の両端部が連結されている。なお、56は前
記スライドプレート54に連結されたガイドロッドであ
り、これらのガイドロッド56は各移動部材43に形成され
た上下方向に延びる長孔57内に摺動可能に挿入され、ス
ライドプレート54の昇降をガイドする。前記係止片55の
中央部には貫通孔58が形成され、該貫通孔58には前記係
止ピン50が挿入可能である。そして、前記移動部材43が
セクターセグメント47に向かって半径方向内側に移動す
ると、前記係止ピン50は移動部材43および係止片55の貫
通孔58に挿入されるが、このとき、円錐状のヘッド51が
係止片55を楔作用によって一旦押上げ、その後、ヘッド
51が貫通孔58を通過するとともに移動部材43がセクター
セグメント47に密着すると、係止片55は自重により軸部
52に当接するまで下降して係止ピン50の段差53に係止さ
れ、該係止ピン50の抜け止めを行う。一方、前記係止片
55が持ち上げられると、係止ピン50を移動部材43から抜
き出すことが可能となる。このようにセクターセグメン
ト47は対応する移動部材43の内面側に係止ピン50および
係止片55によって着脱可能に取り付けられている。ま
た、これらセクターセグメント47は移動部材43と共に半
径方向内側限まで移動すると、互いに密着して連続リン
グ状となるが、このとき、これらセクターセグメント47
(セクターモールド49)は下降端の上サイドモールド21
および下サイドモールド14に密着するため、これら上、
下サイド、セクターモールド21、14、49は閉止して内部
に未加硫タイヤを収納するドーナツ状の空間を形成する
とともに、型付け面22、15、48は連続して未加硫タイヤ
の外形形状を規定する型付け面を構成する。
【0015】61は移動部材43の下端部に周方向にほぼ等
距離離れて取り付けられた3個以上の支持爪であり、こ
れらの支持爪61の半径方向内端部は移動部材43より半径
方向内側に突出し、また、この突出した半径方向内端部
には半径方向内側に向かうに従い下方に傾斜した傾斜面
62が形成されている。一方、前記下サイドモールド14の
半径方向外端部には前記傾斜面62と同一角度で傾斜した
傾斜面63が形成されている。そして、前記支持爪61の半
径方向内端部は、移動部材43が半径方向内側限まで移動
したとき、下サイドモールド14の下方、ここでは下サイ
ドモールド14と下基台12との間に挿入され、その傾斜面
62が傾斜面63に面接触する。このように傾斜面62、63同
士が接触しているとき、上基台17が上昇すると、互いに
密着し組み合わされている上、下サイド、セクターモー
ルド21、14、49は支持爪61によって下方から支持されな
がら持ち上げられ、これにより、これら上、下サイド、
セクターモールド21、14、49は支持爪61、移動部材43、
アウターリング41を介して上基台17に保持される。
【0016】図1、2、3において、64は下基台12の中
央部に遊嵌された上下方向に延びる円筒体であり、この
円筒体64は図示していない流体シリンダ等により昇降さ
れる。この円筒体64内には該円筒体64と同軸のセンター
ポスト65が摺動可能に挿入され、このセンターポスト65
は図示していないシリンダ等によって円筒体64と別個に
昇降される。このセンターポスト65の上端部には上クラ
ンプリング66が周知のロック機構67を介して取り外し可
能に取り付けられており、この上クランプリング66は
上、下サイドモールド21、14間に位置するとともに、セ
ンターポスト65が上昇したとき、上サイドモールド21の
内端部に当接する。前述したセンターポスト65およびシ
リンダ等は全体として、上クランプリング66を個別に昇
降させる上昇降手段68を構成する。前記円筒体64の上端
部には前述と同様のロック機構を介して下クランプリン
グ69が取り外し可能に取り付けられ、この下クランプリ
ング69は上、下サイドモールド21、14間に位置するとと
もに、円筒体64が下降したとき、下サイドモールド14の
内端部に当接することで該下サイドモールド14を下基台
12に押付けて取り外し可能に取り付ける。前述した円筒
体64およびシリンダ等は全体として、下クランプリング
69を個別に昇降させる下昇降手段70を構成する。71は下
端部が下クランプリング69に、上端部が上クランプリン
グ66にそれぞれ気密状態で把持された屈曲可能な加硫ブ
ラダであり、この加硫ブラダ71は内部に高温、高圧の加
硫媒体が注入されると、未加硫タイヤ内でドーナツ状に
膨張し、該未加硫タイヤを加硫モールド、即ち上、下サ
イドモールド21、14およびセクターモールド49の型付け
面に押し付けながら加硫する。
【0017】75は上クランプリング66の上面に対向する
上サイドモールド21の下面に埋設された状態で取り付け
られたリング状の永久磁石であり、この永久磁石75は、
上、下サイドモールド21、14、セクターモールド49を
上、下クランプリング66、69、加硫ブラダ71と共にタイ
ヤ加硫装置11に搬入出する際、センターポスト65から取
り外されて自由となった上クランプリング66を吸着して
位置ずれを阻止することにより、加硫ブラダ71の変形を
防止するようにしている。また、下クランプリング69の
下面に対向する下サイドモールド14の上面にはリング状
の永久磁石76が埋設された状態で取り付けられ、この永
久磁石76は、前述と同様に加硫モールド、加硫ブラダ71
等を搬入出する際、下クランプリング69を吸着して回転
を阻止することにより、加硫ブラダ71の変形を防止する
ようにしている。
【0018】次に、この発明の一実施形態の作用につい
て説明する。前述したタイヤ加硫装置11を用いて未加硫
タイヤを加硫する場合には、まず、未加硫タイヤをタイ
ヤ加硫装置11に搬入して円筒状をした加硫ブラダ71の外
側に嵌合するとともに、該未加硫タイヤの下側のサイド
ウォール部を下サイドモールド14の型付け面15に接触さ
せる。次に、センターポスト65、上クランプリング66を
下降させながら加硫ブラダ71内に低圧流体を供給して該
加硫ブラダ71をドーナツ状に膨張させ未加硫タイヤ内に
侵入させる。このとき、シリンダ27の下ピストンロッド
28bは下方に向かって突出しているため、可動プレート
20、上サイドモールド21は上基台17から下方に所定距離
離れているとともに、移動部材43、セクターセグメント
47はアウターリング41の傾斜面42に沿って下方および半
径方向外側に移動し、アウターリング41の下端部から垂
下した状態で停止している。また、このとき、移動部材
43に挿入されている係止ピン50の段差53には係止片55が
係止しているため、対応する移動部材43とセクターセグ
メント47とは互いに強固に連結されている。
【0019】次に、上基台17、アウターリング41、可動
プレート20、上サイドモールド21、移動部材43、セクタ
ーセグメント47を一体的に下降させ、上サイドモールド
21を未加硫タイヤ、下サイドモールド14に接近させる。
そして、上サイドモールド21が下降端に到達して上クラ
ンプリング66に当接すると、可動プレート20、上サイド
モールド21、移動部材43、セクターセグメント47の下降
は上クランプリング66によって強制的に停止される。こ
のとき、上サイドモールド21の型付け面22は未加硫タイ
ヤの上側のサイドウォール部に接触し、また、セクター
セグメント47の下端が下基台12の上面に当接する。
【0020】このようにして上サイドモールド21等は強
制的に下降が停止されるが、この後も上基台17は継続下
降して可動プレート20、上サイドモールド21に接近する
ため、シリンダ27の下ピストンロッド28bをこの上基台
17の下降に追従して上方に引っ込め、可動プレート20、
上サイドモールド21と上基台17とを互いに接近させる。
この結果、セクターセグメント47および移動部材43は可
動プレート20に支持されながら傾斜面42、44の楔作用に
より押されて半径方向内側に同期移動し、未加硫タイヤ
に接近する。そして、上基台17、アウターリング41が下
降限に到達すると、上基台17の下降を停止させるが、こ
のとき、セクターセグメント47は半径方向内側限に到達
して互いに密着するとともに、上、下サイドモールド2
1、14に密着し、これら上、下サイドモールド、セクタ
ーモールド21、14、49が閉止される。その後、加硫ブラ
ダ71内に高温、高圧の加硫媒体を供給して、未加硫タイ
ヤを上、下サイド、セクターモールド21、14、49の型付
け面により型付けしながら加硫する。
【0021】このようにしてタイヤの加硫が終了する
と、上基台17を上昇させるが、このとき、シリンダ27の
下ピストンロッド28bを下方に突出させることで可動プ
レート20、上サイドモールド21を加硫時の位置に保持す
る。この結果、移動部材43、セクターセグメント47は傾
斜面42、44の楔作用により半径方向外側に同期移動す
る。また、アウターリング41は上基台17と共に上昇する
が、移動部材43を支持している可動プレート20は前述の
ように加硫時の位置に停止されているので、移動部材4
3、セクターセグメント47は傾斜面42に沿って下方に摺
動する。その後、移動部材43はアウターリング41に係止
されて摺動が停止するが、このとき、シリンダ27の下ピ
ストンロッド28bの突出も停止する。その後も上基台17
は上昇するため、移動部材43、セクターセグメント47は
アウターリング41の下端部から吊り下げられた状態で可
動プレート20、上サイドモールド21と共に上昇する。次
に、センターポスト65が上昇して加硫ブラダ71が円筒状
に変形されると、図示していない搬出装置が加硫済みの
タイヤをタイヤ加硫装置11から搬出する。以上がタイヤ
加硫の1サイクルであり、以後このサイクルが繰り返さ
れる。
【0022】次に、加硫すべきタイヤの種類変更に伴っ
てタイヤ加硫装置11の加硫モールド、即ち上、下サイド
モールド21、14およびセクターモールド49の交換を行う
場合には、加硫が終了してモールドが開放されている状
態から、前述の加硫時と同様にセンターポスト65、上ク
ランプリング66を所定位置まで下降させるとともに、上
基台17を下降させて静止した下基台12に接近させ、把持
手段38に一括把持された可動プレート20、上サイドモー
ルド21およびアウターリング41を下サイドモールド14に
接近させる。そして、上サイドモールド21が下降端に到
達して上クランプリング66に当接すると、セクターセグ
メント47の下端が下基台12の上面に当接するが、その後
も上基台17、アウターリング41は継続下降するため、シ
リンダ27の下ピストンロッド28bをこの上基台17の下降
に追従して上方に引っ込め、可動プレート20、上サイド
モールド21と上基台17とを互いに接近させる。これによ
り、セクターセグメント47および移動部材43は傾斜面4
2、44に押されて半径方向内側に同期移動する。そし
て、これら移動部材43、セクターセグメント47が半径方
向内側限まで移動すると、セクターセグメント47は互い
に密着するとともに、上、下サイドモールド21、14に密
着し、これら上、下サイドモールド21、14およびセクタ
ーモールド49が組み合わされる。このとき、支持爪61の
半径方向内端部は下サイドモールド14の下方、ここでは
下サイドモールド14と下基台12との間に挿入され、その
傾斜面62が傾斜面63に面接触する。これにより、上基台
17はこれら組み合わされた上、下サイドモールド21、14
およびセクターモールド49を保持するが、このときの状
態が図1に示されている。
【0023】次に、ロック機構67を解除して上、下クラ
ンプリング66、69をセンターポスト65、円筒体64からそ
れぞれ切り離すことにより、下サイドモールド14を下基
台12から取り外すが、このとき、上、下クランプリング
66、69は永久磁石75、76にそれぞれ吸着保持されてい
る。この状態で上基台17を上昇させると、把持手段38に
よって一括把持されている可動プレート20、上サイドモ
ールド21と、可動プレート20に支持されながらアウター
リング41により半径方向内側限まで押し込まれたセクタ
ーモールド49と、支持爪61によって下方から支持された
下サイドモールド14とは組み合わされた状態で、上、下
クランプリング66、69、加硫ブラダ71と共に上基台17に
保持されながら所定位置まで搬送される。このような搬
送時、上、下クランプリング66、69は永久磁石75、76に
よって吸着保持されているので、多少の外力を受けても
これら上、下クランプリング66、69に位置ずれや回転が
発生することはなく、この結果、加硫ブラダ71の余計な
変形が防止される。
【0024】次に、持ち上げられた加硫モールドの直下
に、図4、5に示すような水平な載置台80を搬入する。
ここで、この載置台80は円板状をした水平なベース81
と、このベース81の上面に固定されセクターセグメント
47と同数である突起82とから構成され、これらの突起82
は周方向に等距離離れるとともに、半径方向内端にセク
ターセグメント47の半径方向外端に係合可能な傾斜面83
が形成されている。次に、上基台17を下降させて前記
上、下サイドモールド21、14およびセクターモールド49
を交換位置、ここでは載置台80まで搬出し、これらを載
置台80上に載置するが、このとき、前記突起82にスライ
ドプレート54の下端が当接するため、これら突起82によ
りスライドプレート54、係止片55、ガイドロッド56が一
体的に押し上げられ、係止片55が係止ピン50から離脱す
る。このように組み合わされた上、下サイドモールド2
1、14およびセクターモールド49を載置台80上に載置す
るだけで、係止ピン50を移動部材43から抜き出すことが
可能となり、これにより、移動部材43のセクターセグメ
ント47からの連結解除を簡単かつ確実に行うことができ
る。次に、上基台17を上昇させて下基台12と上基台17、
アウターリング41とを互いに離隔させるが、これと同時
にシリンダ27の下ピストンロッド28bを下方に向かって
突出させ、上サイドモールド21をセクターモールド49に
密着した位置に保持する。これにより、移動部材43が傾
斜面42、44の楔作用によって半径方向外側に同期移動す
るが、このとき、係止ピン50が移動部材43から抜き出さ
れ各セクターセグメント47と移動部材43との連結が解除
されるとともに、各支持爪61が下サイドモールド14の下
方から抜け出る。このときの状態が図6に示されてい
る。次に、副シリンダ29を作動してピストンロッド30を
引っ込め、連結リンク35を直立状態に向かって揺動させ
る。これにより、把持体34の下端部は半径方向内側に向
かって移動し、可動プレート20の上面と係止体23の段差
24aとの間から抜け出る。この結果、可動プレート20と
上サイドモールド21とは把持手段38の把持から解放され
シリンダ27から取り外される。このようにして搬出され
た上、下サイドモールド21、14およびセクターモールド
49は組み合わされた状態のまま上基台17から解放され
る。この状態で上基台17をさらに上昇させるが、このと
き、アウターリング41、可動プレート20、移動部材43は
上基台17と共に上昇して加硫モールドから離隔し、一
方、上、下サイドモールド21、14、セクターモールド4
9、上、下クランプリング66、69、加硫ブラダ71は組み
合わされた状態で上基台17等から完全分離し、載置台80
上に残留する。このときの状態が図7に示されている。
次に、この載置台80を上基台17から解放分離された加硫
モールドと共にタイヤ加硫装置11から搬出する。このよ
うな搬出時、突起82の傾斜面83がセクターセグメント47
の半径方向外端に係合しているため、該セクターセグメ
ント47はこれら突起82により位置ずれ、倒れが阻止され
る。
【0025】次に、次加硫のタイヤに対応した次使用の
上、下サイドモールド21、14、セクターモールド49、
上、下クランプリング66、69、加硫ブラダ71を互いに組
み合わせた状態で載置台80上に載置しながら交換位置ま
で搬入する。このようにして使用済みの上、下サイドモ
ールド21、14、セクターモールド49を、前記交換位置に
おいて次使用の上、下サイドモールド21、14、セクター
モールド49に交換する。その後、上基台17を図6に示す
位置まで下降させるとともに、シリンダ27の下ピストン
ロッド28bを図6に示す位置まで下方に突出させる。次
に、副シリンダ29のピストンロッド30を突出させること
で連結リンク35を水平状態に向かって揺動させると、把
持体34の下端部は半径方向外側に向かって移動し、可動
プレート20の上面と係止体23の段差24aとの間に押し込
まれる。これにより、把持手段38は可動プレート20を上
サイドモールド21に押し付けた状態で、これら可動プレ
ート20と上サイドモールド21を中央部において一括把持
し、可動プレート20、上サイドモールド21が該把持手段
38を介してシリンダ27に連結される。次に、上基台17、
アウターリング41を下降させるが、このとき、シリンダ
27の下ピストンロッド28bを上方に引っ込め、上サイド
モールド21をセクターモールド49に密着した位置に保持
する。このように上基台17、アウターリング41が下降す
ると、移動部材43は傾斜面42、44の楔作用により半径方
向内側に同期移動され、係止ピン50が移動部材43および
係止片55の貫通孔58に挿入される。このとき、係止ピン
50の円錐状のヘッド51は係止片55、スライドプレート54
を楔作用によって一旦押上げるが、該ヘッド51が貫通孔
58を通過すると、係止片55は自重により軸部52に当接す
るまで下降して係止ピン50の段差53に係止される。この
ようにしてセクターセグメント47は対応する移動部材43
に簡単かつ確実に連結される。また、前述のような移動
部材43の半径方向内側への移動により支持爪61の半径方
向内端が下サイドモールド14の下方に挿入される。これ
により、下サイドモールド14は支持爪61によって下方か
ら支持され、搬入された上、下サイドモールド21、14お
よびセクターモールド49は上基台17によって組み合わさ
れた状態のまま保持される。
【0026】次に、上基台17を上昇させると、前記搬入
された上、下サイドモールド21、14、セクターモールド
49、上、下クランプリング66、69、加硫ブラダ71は組み
合わされた状態で持ち上げられ載置台80から取り出され
る。その後、載置台80をタイヤ加硫装置11から搬出する
とともに、上基台17を下降させ、支持爪61によって下方
から支持された下サイドモールド14、上サイドモールド
21およびセクターモールド49を組み合わされた状態で下
基台12上まで搬入する。次に、ロック機構67を作動して
上、下クランプリング66、69をセンターポスト65、円筒
体64にそれぞれ連結するとともに、円筒体64を下降させ
て下クランプリング69により下サイドモールド14を下基
台12に押し付け取り付ける。このようにして加硫モール
ドの交換を行うが、このような交換作業は加硫装置11側
に残された上、下基台17、12が残熱状態にある間に行
う。その後、残熱状態の上基台17を上昇させて未加硫タ
イヤをこれら上、下サイドモールド21、14およびセクタ
ーモールド49内に搬入し、加硫を続ける。ここで、前述
のように可動プレート20および上サイドモールド21を把
持する把持手段38は1台だけであるので、構造が簡単と
なり、また、可動プレート20および上サイドモールド21
を把持手段38により把持するだけで、これらを接離手段
であるシリンダ27に連結することができるため、作業が
簡単となり加硫モールドの交換作業を高能率で行うこと
ができる。また、前述のように移動部材43に支持爪61を
設けるだけで加硫装置11を加硫モールドの搬入出装置と
して使用することができ、これにより、加硫設備全体の
構造を簡単とすることができるとともに、加硫モールド
の交換時間を短縮することができる。そして、このよう
な時間短縮により、上、下基台17、12からの放熱量を減
少させることができるとともに、次加硫時においても
上、下基台17、12の残熱を利用することができため、こ
れら上、下基台17、12の再加熱が殆ど不要となり、熱の
有効利用を図ることができる。
【0027】なお、前述の実施形態においては、上基台
17を上昇させることにより互いに組み合わされた加硫モ
ールドを持ち上げて上、下基台17、12間の交換位置(載
置台80)まで搬送し、その後、該交換位置において加硫
モールドを使用済みのものから次使用のものに交換する
ようにしたが、この発明においては、上基台を上昇に加
えて横行させることにより、互いに組み合わされた加硫
モールドを加硫装置の側方の交換位置まで搬送し、その
後、該交換位置において加硫モールドを使用済みのもの
から次使用のものに交換するようにしてもよい。また、
前述の実施形態においては、セクターセグメント47に、
移動部材43とセクターセグメント47とが密着したとき、
移動部材43に挿入される係止ピン50を固定するととも
に、移動部材43に、自重によって下降したとき、挿入さ
れた係止ピン50に係止して抜け止めを行う係止片55を設
けるようにしたが、この発明においては、その逆に、移
動部材に、移動部材とセクターセグメントとが密着した
とき、セクターセグメントに挿入される係止ピンを固定
するとともに、セクターセグメントに、自重によって下
降したとき、挿入された係止ピンに係止して抜け止めを
行う係止片を設けるようにしてもよい。さらに、前述の
実施形態においては、上、下クランプリング66、69およ
び加硫ブラダ71を加硫モールドと共にタイヤ加硫装置11
に搬入出するようにしたが、この発明においては、加硫
モールドの交換時、加硫ブラダをタイヤ加硫装置側に引
き込んで残すようにしたり、あるいは、別の搬入出装置
を用いて加硫モールドとは別個にタイヤ加硫装置から搬
入出するようにしてもよい。また、前述の実施形態にお
いては、加硫ブラダ71を用いて未加硫タイヤを加硫する
ようにしたが、この発明においては、金属製の内型を用
いてタイヤ加硫を行うようにしてもよい。さらに、前述
の実施形態においては、下サイドモールド14を下基台12
から取り外した後、上、下サイドモールド21、14および
セクターモールド49を組み合わされた状態でタイヤ加硫
装置11から搬出し、その後、各セクターセグメント47と
移動部材43との連結を解除するとともに、可動プレート
20、上サイドモールド21を把持手段38による把持から解
放することでシリンダ(接離手段)27から取り外すよう
にしたが、セクターセグメントと移動部材との連結の解
除または接離手段からの可動プレート、上サイドモール
ドの取り外しの少なくともいずれか一方を、加硫モール
ドの搬出後ではなく、加硫モールドの搬出前、例えば、
下サイドモールドの下基台からの取り外しとほぼ同時に
行うようにしてもよい。また、前述の実施形態において
は、セクターセグメント47と移動部材43とを連結すると
ともに、可動プレート20、上サイドモールド21を把持手
段38を介してシリンダ27に連結した後、上、下サイドモ
ールド21、14およびセクターモールド49をタイヤ加硫装
置11に搬入し、その後、下サイドモールド14を下基台12
に取り付けるようにしたが、この発明においては、セク
ターセグメントと移動部材との連結または接離手段と可
動プレート、上サイドモールドとの連結の少なくともい
ずれか一方を、前述のように加硫モールドの搬入前では
なく、加硫モールドの搬入後、例えば下サイドモールド
の下基台への取り付けとほぼ同時に行うようにしてもよ
い。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、設備全体を安価でかつ簡単、小型とすることができ
るとともに、熱の有効利用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態を示す正面断面図であ
る。
【図2】把持手段近傍の正面断面図である。
【図3】セクターモールド近傍の正面断面図である。
【図4】作用を説明する正面断面図である。
【図5】載置台の平面図である。
【図6】作用を説明する正面断面図である。
【図7】作用を説明する正面断面図である。
【符号の説明】
11…タイヤ加硫装置 12…下基台 14…下サイドモールド 17…上基台 20…可動プレート 21…上サイドモールド 27…接離手段(シリンダ) 38…把持手段 41…アウターリング 42…傾斜面 43…移動部材 47…セクターセグメン
ト 49…セクターモールド 50…係止ピン 55…係止片 61…支持爪 80…載置台 82…突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29L 30:00

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静止した下基台と、下基台に着脱可能に取
    り付けられ、タイヤの下側のサイドウォール部を主に型
    付けする下サイドモールドと、下基台の上方に設置さ
    れ、昇降することにより下基台に対して接近離隔する上
    基台と、上基台の直下に配置された可動プレートと、可
    動プレートの直下に配置されタイヤの上側のサイドウォ
    ール部を主に型付けする上サイドモールドと、前記可動
    プレートおよび上サイドモールドが取り外し可能に連結
    され、該可動プレート、上サイドモールドを上基台と別
    個に一体昇降させることにより、上基台に対して接近離
    隔させる接離手段と、上サイドモールドを半径方向外側
    から囲むよう上基台に取り付けられ、内周に下基台に向
    かって拡開している傾斜面が形成されたアウターリング
    と、可動プレートに半径方向に移動可能に支持されると
    ともに周方向に離れて設置され、前記可動プレートが上
    基台に対して接近離隔したとき、アウターリングの傾斜
    面の楔作用によって半径方向に同期移動させられる複数
    の移動部材と、各移動部材の内面側に着脱可能に連結さ
    れ、全体としてタイヤのトレッド部を主に型付けするセ
    クターモールドを構成する複数のセクターセグメントと
    を備えたタイヤ加硫装置において、前記移動部材の下端
    部に下サイドモールドと下基台との間に挿入することが
    できる3個以上の支持爪を周方向に離して取付け、モー
    ルドの交換時、下サイドモールドを支持爪によって下方
    から支持しながら上サイドモールド、セクターモールド
    とともに搬入出するようにしたことを特徴とするタイヤ
    加硫装置。
  2. 【請求項2】前記移動部材またはセクターセグメントの
    いずれか一方に、これら移動部材とセクターセグメント
    とが密着したとき、残り他方に挿入される係止ピンを固
    定するとともに、残り他方のセクターセグメントまたは
    移動部材に、自重によって下降したとき、挿入された係
    止ピンに係止して抜け止めを行う係止片を設けること
    で、各セクターセグメントを移動部材に着脱可能に連結
    するようにした請求項1記載のタイヤ加硫装置。
  3. 【請求項3】搬出された前記上、下サイドモールドおよ
    びセクターモールドを載置する載置台に係止片を持ち上
    げて係止ピンから離脱させる突起を設け、上、下サイド
    モールドおよびセクターモールドを載置台上に載置する
    だけでセクターセグメントと移動部材との連結を解除す
    るようにした請求項2記載のタイヤ加硫装置。
  4. 【請求項4】前記接離手段と可動プレート、上サイドモ
    ールドとの間に、これら可動プレートおよび上サイドモ
    ールドを一括して把持することができる1台の把持手段
    を設けるとともに、前記接離手段からの昇降力を把持手
    段を介して可動プレート、上サイドモールドに伝達する
    ようにした請求項1記載のタイヤ加硫装置。
  5. 【請求項5】上基台を下降させて静止した下基台に対し
    接近させるとともに、可動プレート、上サイドモールド
    を接離手段によって上基台に対し接近させることによ
    り、上サイドモールドを下サイドモールドに接近させる
    とともに、周方向に離れて設置された移動部材、セクタ
    ーセグメントを上基台に取り付けられたアウターリング
    の傾斜面の楔作用によって半径方向内側に同期移動さ
    せ、これらセクターセグメントから構成されたセクター
    モールドを上、下サイドモールドに密着させて組み合わ
    せるとともに、上基台によってこれら上、下サイドモー
    ルドおよびセクターモールドを組み合わされた状態で保
    持する工程と、上基台を上昇させることにより、上基台
    に保持された上、下サイドモールドおよびセクターモー
    ルドを組み合わされた状態で交換位置まで搬出する工程
    と、該交換位置において、搬出された上、下サイドモー
    ルド、セクターモールドを、組み合わされた状態のまま
    上基台から解放分離する工程と、該交換位置において、
    解放分離された上、下サイドモールド、セクターモール
    ドを、互いに組み合わされた次使用の上、下サイドモー
    ルド、セクターモールドに交換する工程と、該交換位置
    において、搬入された上、下サイドモールド、セクター
    モールドを、組み合わされた状態のまま上基台によって
    保持する工程と、上基台を下降させることにより、該上
    基台に保持された次使用の上、下サイドモールドおよび
    セクターモールドを組み合わせた状態のまま下基台上ま
    で搬入する工程とを備えたことを特徴とするタイヤ加硫
    装置のモールド交換方法。
  6. 【請求項6】前記移動部材の下端部に周方向に離して3
    個以上の支持爪を取り付け、移動部材、セクターセグメ
    ントの半径方向内側への同期移動により支持爪を下サイ
    ドモールドの下方に挿入し該下サイドモールドを下方か
    ら支持することで、組み合わされた上、下サイドモール
    ドおよびセクターモールドを支持爪、移動部材、アウタ
    ーリングを介して上基台により保持するとともに、セク
    ターセグメントの半径方向外側への同期移動により支持
    爪を下サイドモールドの下方から抜き出すことで、組み
    合わされた上、下サイドモールドおよびセクターモール
    ドを上基台による保持から解放するようにした請求項5
    記載のタイヤ加硫装置のモールド交換方法。
  7. 【請求項7】前記モールドの交換作業時、加硫装置に残
    された前記上、下基台は残熱状態である請求項5または
    6記載のタイヤ加硫装置のモールド交換方法。
  8. 【請求項8】請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤ加
    硫装置を用いて、加硫装置に残された上、下基台が残熱
    状態にある間にモールドを次使用のモールドに交換し、
    その後、残熱状態の上基台を上昇させて未加硫タイヤを
    モールド内に搬入し、加硫を続けるようにしたことを特
    徴とするタイヤ加硫方法。
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