JPH11300428A - パンチプレスの加工方法及びその装置 - Google Patents

パンチプレスの加工方法及びその装置

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JPH11300428A
JPH11300428A JP11229898A JP11229898A JPH11300428A JP H11300428 A JPH11300428 A JP H11300428A JP 11229898 A JP11229898 A JP 11229898A JP 11229898 A JP11229898 A JP 11229898A JP H11300428 A JPH11300428 A JP H11300428A
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hydraulic
punch
hydraulic cylinder
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hydraulic pressure
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Koji Kawaguchi
晃司 川口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラスタパンチ又は通常のパンチのいずれに
よる加工時にも圧力センサの誤動作をなくす。 【解決手段】 油圧シリンダ19により上下動自在なラ
ム21でパンチPを打撃し、ワークWをパンチング加工
する。使用する金型の種類に応じて、例えば通常のパン
チPが使用されるときは油圧シリンダ19の至近位置に
配置された第1油圧検出装置53に切り換え、クラスタ
パンチCPが使用されるときは第1油圧検出装置53よ
り離れた位置に配置された第2油圧検出装置55に切換
える。第1又は第2油圧検出装置により油圧シリンダ1
9の過負荷を判断した時にパンチプレスの運転を停止す
る。第2油圧検出装置55では油圧シリンダ19から離
れた位置でヘッド圧力が検出されるので応答速度が悪く
なるが、クラスタパンチCPではヒットレートが多少ダ
ウンしても支障がないどころかむしろ連続増幅振動によ
る第2油圧検出装置55の誤信号を防げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンチプレスの加
工方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、油圧駆動式のパンチプレス101
においては、図6に示されているように油圧シリンダ1
03のピストン105の下端には所定位置のパンチPを
打圧するストライカ107が固定されている。
【0003】又、前記油圧シリンダ103は複数のパン
チPが装着されたパンチブロック(図示省略)の上方に
設けられており、前記パンチブロックの下方には各パン
チPに相対向する位置に複数のダイDを装着したダイブ
ロック(図示省略)が設けられている。
【0004】油圧シリンダ103に装着されたストライ
カ107の位置にパンチブロックの所望のパンチPが位
置決めされ、前記油圧シリンダ103のピストン105
が下降すると、前記ストライカ107によりパンチPが
打圧され、このパンチPとダイDとの協働により、板材
等のワークWにパンチング加工あるいは成形加工が行わ
れる。
【0005】前記油圧シリンダ103へ圧油を供給及び
排出する油圧回路は、オイルタンク109より圧油を供
給するための圧油供給側管路111がサーボバルブ11
3のPポートへ連通しており、この圧油供給側管路11
1にはポンプモータ115にて駆動される可変容量形の
油圧ポンプ117が設けられている。サーボバルブ11
3のBポートは加圧側管路119を介して油圧シリンダ
103の加圧室121へ連通されており、サーボバルブ
113のAポートは背圧側管路123を介して油圧シリ
ンダ103の背圧室125へ連通されている。また、サ
ーボバルブ113のTポートは排出側管路127を介し
て前記タンク109へ連通されている。
【0006】また、加圧側管路119には、油圧シリン
ダ103のヘッド圧力を検出する油圧検出装置としての
例えば圧力センサ129が応答性を良くするために油圧
シリンダ103の至近位置に設けられており、圧力セン
サ129は制御装置(図示省略)に電気的に接続されて
いる。なお、具体的には圧力センサ129は図7に示さ
れているように油圧シリンダ103のマニホールド13
1に直接取付けられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、パンチプレ
ス101においては、図8に示されているような複数の
パンチ部、例えば64連等のパンチ部を備えたクラスタ
パンチCPがパンチング加工に用いられることがある。
通常の1つのパンチ部を備えたパンチPによる打抜き加
工では問題はないが、上記のようなクラスタパンチCP
によるパンチング加工では64発ほど打ち抜くので例え
ばヘッド圧力が30トン以下のパンチング加工であって
も圧力センサ129が振動により誤動作してしまうとい
う問題点があった。
【0008】上記のように誤動作を起こしたときに圧力
センサ129を調べると、圧力センサ129自体は壊れ
ておらず、圧力センサ129内のダイアフラムがクラス
タパンチCPの連続増幅振動により瞬間的に振れ、この
ときに生じた圧力センサ129の誤信号がパンチプレス
101の制御装置に送られてしまうために、制御装置で
は過負荷と判断してパンチプレス101の運転を停止し
てしまうという問題点があった。
【0009】本発明は叙上の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、クラスタパンチあるいは通常
のパンチのいずれによるパンチング加工であっても油圧
シリンダのヘッド圧力を検出する圧力センサの誤動作を
なくすことにより安定した効率のよいパンチング加工を
行い得るパンチプレスの加工方法及びその装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のパンチプレスの加工方法
は、油圧シリンダにより上下動されるラムでパンチを打
撃し、このパンチとダイとの協働によりワークにパンチ
ング加工を行うパンチプレスの加工方法において、使用
する金型の種類に応じて、前記油圧シリンダの至近位置
に配置されて油圧シリンダの圧油を検出する第1油圧検
出装置、又はこの第1油圧検出装置より離れた位置に配
置されて油圧シリンダの圧油を検出する第2油圧検出装
置のいずれか一方に切換え、この切換えられた第1又は
第2油圧検出装置の検出信号により前記油圧シリンダに
おける過負荷を判断した時にパンチプレスの運転を停止
せしめることを特徴とするものである。
【0011】したがって、予め入力された加工プログラ
ムに基づいてパンチング加工する際に、使用する金型の
種類に応じて、例えば予め入力された加工プログラムに
基づいて通常のパンチが使用されるときには第1油圧検
出装置に切り換えられ、クラスタパンチが使用されると
きには第2油圧検出装置に切り換えられる。
【0012】第2油圧検出装置では油圧シリンダから離
れた位置でヘッド圧力が検出されるので応答速度が悪く
なる。しかし、例えばクラスタパンチは1回のパンチで
例えば64発ほど打ち抜くのでヒットレートが多少ダウ
ンしても支障がないどころかむしろ連続増幅振動による
第2油圧検出装置の誤信号を防ぐことになる。
【0013】また、第1油圧検出装置では油圧シリンダ
の至近位置でヘッド圧力が検出されるために応答速度が
良いので、通常のパンチによるパンチング加工ではヒッ
トレートが落ちることなく効率よい加工が行われると共
に、油圧シリンダに過負荷圧力が生じたときには誤動作
が生じることなくパンチング加工の運転が確実に停止さ
れる。
【0014】請求項2によるこの発明のパンチプレスの
加工装置は、油圧シリンダにより上下動されるラムでパ
ンチを打撃し、このパンチとダイとの金型によりワーク
にパンチング加工を行うパンチプレスの加工装置におい
て、前記油圧シリンダに圧油を供給する油圧配管の途中
に設けられ、前記油圧シリンダの至近位置に位置する第
1油圧検出装置と、この第1油圧検出装置より離れた位
置の前記油圧配管又はこの油圧回路とは別の油圧配管を
介して設けられた第2油圧検出装置とを設け、使用する
金型の種類に応じて前記第1油圧検出装置と第2油圧検
出装置とのいずれか一方に切換える切換回路を設けると
共にこの切換回路で切換えられた第1又は第2油圧検出
装置の検出信号により前記油圧シリンダの過負荷を判断
しパンチプレスを停止せしめる指令を発生する制御装置
を設けてなることを特徴とするものである。
【0015】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、パンチング加工する際に、使用する金型の種類に
応じて、例えば予め入力された加工プログラムに基づい
て通常のパンチが使用されるときには制御装置の指令に
より切換回路で第1油圧検出装置に切り換えられ、クラ
スタパンチが使用されるときには制御装置の指令により
切換回路で第2油圧検出装置に切り換えられる。
【0016】第2油圧検出装置では油圧シリンダから離
れた位置でヘッド圧力が検出されるので応答速度が悪く
なる。しかし、例えばクラスタパンチは1回のパンチで
例えば64発ほど打ち抜くのでヒットレートが多少ダウ
ンしても支障がないどころかむしろ連続増幅振動による
第2油圧検出装置の誤信号を防ぐことになる。
【0017】また、第1油圧検出装置では油圧シリンダ
の至近位置でヘッド圧力が検出されるために応答速度が
良いので、通常のパンチによるパンチング加工ではヒッ
トレートが落ちることなく効率よい加工が行われると共
に、油圧シリンダに過負荷圧力が生じたときには誤動作
が生じることなくパンチング加工の運転が確実に停止さ
れる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明のパンチプレスの加
工方法及びその装置の実施の形態について、図面を参照
して説明する。なお、本実施の形態としてタレットパン
チプレス1を対象としたが、この機種に限定されるもの
ではない。
【0019】図2を参照するに、本実施の形態に係わる
パンチプレスとしての例えばタレットパンチプレス1
は、ベース3の両側に立設したサイドフレーム5,7に
上部フレーム9の両側が支持された態様のフレーム構造
に構成されている。前記上部フレーム9の下部には、多
種類のパンチPを着脱交換自在に備えた円盤状の上部タ
レット11が回転自在に装着されている。ベース3の上
面には、上部タレット11に対向した下部タレット13
が回転自在に装着されており、この下部タレット13に
は、多種類のパンチPと対向した多数のダイDが円弧状
に配置され且つ着脱交換自在に装着されている。前記上
部タレット11の軸心と下部タレット13の軸心とは同
一軸心に配置されており、この上部タレット11と下部
タレット13は制御装置15(図1参照)の制御によっ
て、同方向へ同期して回転される。
【0020】前記上部タレット11と下部タレット13
の図2において右側部分に装着されたダイD、パンチP
の位置が加工位置となっており、この加工位置にあるパ
ンチPの上方における上部フレーム9にはストライカ1
7が上下動自在に設けられている。このストライカ17
は上部フレーム9内に設けられた駆動装置としての油圧
シリンダ19に例えばラム21(打圧部材)を介して連
結されている。
【0021】このラム21は、上部タレット11および
下部タレット13の回転によってラム21の下方へ割出
し位置決めされたパンチPを打圧するものである。
【0022】なお、タレットパンチプレス1にはワーク
Wを前後左右方向へ移動位置決めするためのワークWの
移動位置決め装置23が設けられており、この移動位置
決め装置23は前記ベース3上の図2において右端に,
Y軸方向(図2において左右方向)へ移動自在なキャレ
ッジベース25が設けられており、このキャレッジベー
ス25にはX軸方向(図2において紙面に対して直交す
る方向)へ移動自在なキャレッジ27が設けられてい
る。このキャレッジ27にはX軸方向へ適宜な間隔でワ
ークWをクランプする複数のワーククランプ29が設け
られている。
【0023】この移動位置決め装置23は制御装置15
によって制御されワークWをパンチPとダイDとの間の
所望の位置へ位置決めするものである。
【0024】したがって、上部タレット11に装着した
パンチPと下部タレット13に装着したダイDとの間
に、板状のワークWを位置決めした後に、ラム21によ
ってパンチPが打圧されることにより、パンチPとダイ
DによってワークWにパンチング加工が行われるのであ
る。
【0025】次に、前述した油圧シリンダ19へ圧油を
供給するための油圧回路について説明する。なお、油圧
回路に設けられる各機器は既に公知であるので、その構
造については説明を省略する。
【0026】図1を参照するに、油圧回路はオイルタン
ク31よりポンプモータ33にて駆動される可変容量形
油圧ポンプ35の圧油供給側管路37はサーボバルブ3
9のPポートへ連通している。サーボバルブ39のBポ
ートは加圧側管路41を介して油圧シリンダ19の加圧
室43へ連通されており、サーボバルブ39のAポート
は背圧側管路45を介して油圧シリンダ19の背圧室4
7へ連通されている。また、サーボバルブ39のTポー
トは排出側管路49を介して前記オイルタンク31へ連
通されている。なお、上記のサーボバルブ39は制御装
置15に電気的に接続されている。
【0027】したがって、前記サーボバルブ39の流路
を切り換えてPポートとBポート、AポートとTポート
を連通せしめると、圧油供給側管路37からの圧油は加
圧側管路41を通り油圧シリンダ19の加圧室43へ流
入しピストンロッド51を下降させる。そして、油圧シ
リンダ19の背圧室47より排出された圧油は背圧側管
路45を通りサーボバルブ39のAポートへ入り、Tポ
ートより排出側管路49を通りオイルタンク31へ戻さ
れる。
【0028】また、前記サーボバルブ39の流路を切り
換えてPポートとAポート、BポートとTポートを連通
せしめると、圧油供給側管路37からの圧油は背圧側管
路45を通り油圧シリンダ19の背圧室47へ流入しピ
ストンロッド51を上昇させる。そして、油圧シリンダ
19の加圧室43より排出された圧油は加圧側管路41
を通りサーボバルブ39のBポートへ入り、Tポートよ
り排出側管路49を通りオイルタンク31へ戻される。
【0029】また、加圧側管路41には、油圧シリンダ
19のヘッド圧力を検出する第1油圧検出装置としての
例えば第1圧力センサ53が油圧シリンダ19の至近位
置に設けられており、さらに、第1圧力センサ53と同
様に油圧シリンダ19のヘッド圧力を検出する第2油圧
検出装置としての例えば第2圧力センサ55が前記第1
圧力センサ53より離れた位置に設けられている。
【0030】なお、第1圧力センサ53及び第2圧力セ
ンサ55は切換え装置57を介して制御装置15に電気
的に接続されている。また、切換え装置57は第1圧力
センサ53と第2圧力センサ55のいずれかの一方に切
換える指令を切換え回路59を介して与えるよう制御装
置15に電気的に接続されている。したがって、第1圧
力センサ53及び第2圧力センサ55にて検出された検
出信号は切換え装置57によりいずれかの一方に切換え
られて制御装置15に入力される。
【0031】制御装置15は、CPU60を備えてお
り、このCPU60にはクラスタパンチCPや通常のパ
ンチPなどの金型の種類、金型の大きさ等の金型コード
や、ワークWの材質や板厚や大きさ、パンチング形状な
どの加工プログラムのデータを入力する入力装置61と
表示装置63が設けられており、油圧シリンダ19に過
負荷が生じたときのヘッド圧力が過負荷設定圧力値とし
て予め記憶するメモリ65が設けられている。また、第
1圧力センサ53又は第2圧力センサ55にて検出され
た油圧シリンダ19のヘッド圧力が、予め記憶されてい
る過負荷設定圧力値より高いときにはサーボバルブ39
に対してパンチング加工の運転を停止するよう作動せし
める指令を発生する比較判断装置67が設けられてい
る。
【0032】上記構成により、予め入力された加工プロ
グラムに基づいてパンチング加工する際に、使用する金
型の種類に応じて、例えばクラスタパンチCPによる打
抜き加工が行われるときには制御装置15から切換え回
路59を介して第2圧力センサ55と制御装置15が導
通するように切換え装置57に指令が発生される。ま
た、通常のパンチPの金型によるパンチング加工が行わ
れるときには制御装置15から切換え回路59を介して
第1圧力センサ53と制御装置15が導通するように切
換え装置57に指令が発生される。
【0033】第2圧力センサ55では油圧シリンダ19
から離れた位置でヘッド圧力が検出されるので応答速度
が悪くなるために、第1圧力センサ53で検出されるヒ
ットレートに比べて10%程度ダウンする。しかし、ク
ラスタパンチCPは1回のパンチで例えば64発ほど打
ち抜くのでヒットレートが多少ダウンしても支障を来す
ことはなく、むしろ従来における問題点としてのクラス
タパンチCPの連続増幅振動による第2圧力センサ55
の誤信号を防ぐことができるという効果をもたらすこと
になる。
【0034】第1圧力センサ53では油圧シリンダ19
の至近位置でヘッド圧力が検出されるので応答速度が良
いために、通常のパンチPの金型によるパンチング加工
では油圧シリンダ19のヘッド圧力が正確に検出される
ことになり、油圧シリンダ19に過負荷圧力が生じたと
きにパンチング加工の運転が停止される。
【0035】ちなみに、通常のパンチPの金型によるパ
ンチング加工のときに上記の第2圧力センサ55で油圧
シリンダ19のヘッド圧力が検出されるようにすると、
ヒットレートがダウンするために油圧シリンダ19に過
負荷圧力が生じても検出されないことになる。
【0036】以上のように、使用する金型の種類に応じ
て前記第1圧力センサ53と第2圧力センサ55とのい
ずれか一方に適正に切換えるので、油圧シリンダ19に
過負荷圧力が生じたときには誤動作が生じることなくパ
ンチング加工の運転が確実に停止される。
【0037】また、本発明の他の実施の形態としては、
図3及び図4に示されているように油圧シリンダ19の
加圧室43及び背圧室47にはドライブシリンダ・マニ
ホールド69を介して圧油が供給されており、第1圧力
センサ53は前記ドライブシリンダ・マニホールド69
の加圧側管路41に直接取り付けられており、油圧シリ
ンダ19のヘッド圧力を検出するように構成されてい
る。第2圧力センサ55はドライブシリンダ・マニホー
ルド69の加圧側管路41に油圧ホース71のPライン
を介して離れた位置に設けられている。
【0038】以上の場合の油圧回路は図5に示されてい
るようになり、前述した図1に示される実施の形態の場
合と同様の作用、効果がある。
【0039】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。本実施の形態ではパン
チプレスとしてタレットパンチプレスを例にとって説明
したがその他のパンチプレスであっても構わない。
【0040】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、予め入
力された加工プログラムに基づいてパンチング加工する
際に、使用する金型の種類に応じて、第1油圧検出装置
又は第2油圧検出装置に切り換えられるので、例えばク
ラスタパンチによる加工時は応答速度が悪い第2油圧検
出装置で検出されるためにむしろ連続増幅振動による第
2油圧検出装置の誤信号を防ぐことができる。
【0041】また、通常のパンチによる加工時は、油圧
シリンダの至近位置でヘッド圧力が検出されるために応
答速度が良い第1油圧検出装置で検出されるので、ヒッ
トレートが落ちることなく効率のよい加工を行なうこと
ができ、また油圧シリンダに過負荷圧力が生じたときに
は誤動作を生じることなくパンチング加工の運転を確実
に停止できる。
【0042】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、予め入力された加工プログラムに基
づいてパンチング加工する際に、使用する金型の種類に
応じて、制御装置の指令により切換回路で第1油圧検出
装置又は第2油圧検出装置に切り換えられるので、例え
ばクラスタパンチによる加工時は応答速度が悪い第2油
圧検出装置で検出されるためにむしろ連続増幅振動によ
る第2油圧検出装置の誤信号を防ぐことができる。
【0043】また、通常のパンチによる加工時は油圧シ
リンダの至近位置でヘッド圧力が検出されるために応答
速度が良い第1油圧検出装置で検出されるので、ヒット
レートが落ちることなく効率よい加工を行なうことがで
き、また油圧シリンダに過負荷圧力が生じたときには誤
動作を生じることなくパンチング加工の運転を確実に停
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係わる油圧回路の一例を
示すものである。
【図2】本発明の実施の形態に係わるタレットパンチプ
レスの側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係わる他の例を示す正面
図である。
【図4】図3における平面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係わる油圧回路の他の例
を示すものである。
【図6】従来例の油圧回路を示すものである。
【図7】従来例を示す正面図である。
【図8】クラスタパンチの一例を示すものである。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス 15 制御装置 17 ストライカ 19 油圧シリンダ 37 圧油供給側管路 39 サーボバルブ 41 加圧側管路 45 背圧側管路 49 排出側管路 53 第1圧力センサ(第1油圧検出装置) 55 第2圧力センサ(第2油圧検出装置) 57 切換え装置 59 切換え回路 67 比較判断装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダにより上下動されるラムで
    パンチを打撃し、このパンチとダイとの協働によりワー
    クにパンチング加工を行うパンチプレスの加工方法にお
    いて、 使用する金型の種類に応じて、前記油圧シリンダの至近
    位置に配置されて油圧シリンダの圧油を検出する第1油
    圧検出装置、又はこの第1油圧検出装置より離れた位置
    に配置されて油圧シリンダの圧油を検出する第2油圧検
    出装置のいずれか一方に切換え、この切換えられた第1
    又は第2油圧検出装置の検出信号により前記油圧シリン
    ダにおける過負荷を判断した時にパンチプレスの運転を
    停止せしめることを特徴とするパンチプレスの加工方
    法。
  2. 【請求項2】 油圧シリンダにより上下動されるラムで
    パンチを打撃し、このパンチとダイとの協働によりワー
    クにパンチング加工を行うパンチプレスの加工装置にお
    いて、 前記油圧シリンダの加圧室に圧油を供給する油圧配管の
    途中に設けられ、前記油圧シリンダの至近位置に位置す
    る第1油圧検出装置と、この第1油圧検出装置より離れ
    た位置の前記油圧配管又はこの油圧回路とは別の油圧配
    管を介して設けられた第2油圧検出装置とを設け、 使用する金型の種類に応じて前記第1油圧検出装置と第
    2油圧検出装置とのいずれか一方に切換える切換回路を
    設けると共にこの切換回路で切換えられた第1又は第2
    油圧検出装置の検出信号により前記油圧シリンダの過負
    荷を判断しパンチプレスを停止せしめる指令を発生する
    制御装置を設けてなることを特徴とするパンチプレスの
    加工装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017001096A (ja) * 2015-04-29 2017-01-05 トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトTrumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG プレート状のワークのワーク部分の間における結合ウェブを押圧変形する装置および方法

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JP2017001096A (ja) * 2015-04-29 2017-01-05 トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトTrumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG プレート状のワークのワーク部分の間における結合ウェブを押圧変形する装置および方法

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