JPH11298356A - 高周波信号の受信装置 - Google Patents

高周波信号の受信装置

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JPH11298356A
JPH11298356A JP10525498A JP10525498A JPH11298356A JP H11298356 A JPH11298356 A JP H11298356A JP 10525498 A JP10525498 A JP 10525498A JP 10525498 A JP10525498 A JP 10525498A JP H11298356 A JPH11298356 A JP H11298356A
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signal
frequency signal
oscillator
oscillation
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JP10525498A
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Masaki Kitaguchi
勝紀 北口
Kenji Itagaki
憲志 板垣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高周波信号の受信装置の局部発振器の周波数
変動を抑え安定化すると共に、低消費電力化、小型化、
低コスト化を図る。 【解決手段】 入力された受信高周波信号を、第1の中
間周波信号に変換する第1の周波数変換手段と、該第1
の中間周波信号を第2の中間周波信号に変換する第2の
周波数変換手段と、該第2の中間周波信号を復調する復
調手段とを備えた高周波信号の受信装置において、 該
第2の周波数変換手段の局部発振信号と該復調手段の復
調用クロック信号とを1つの共通発振器より供給する構
成となすことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタルテレビジ
ョン放送などの高周波信号を受信するための高周波信号
の受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は従来例の高周波信号の受信装置の
概略的構成を示すブロック回路図、また、図3は他の従
来例の高周波信号の受信装置の概略的構成を示すブロッ
ク回路図である。以下、図2及び図3を用いて従来例の
技術を説明する。
【0003】図2の従来例の高周波信号の受信装置50
において、受信した高周波信号は、2回の周波数変換処
理によって、2回ダウンコンバートされ、第2の中間周
波信号に変換後、デジタル復調回路で復調されて出力さ
れる。
【0004】図2の従来例の高周波信号の受信装置50
は以下の構成より成る。高周波信号入力端子51より入
力された高周波信号は、バンドパスフイルタ(以下、B
PFと略称する)52により、受信周波数帯域に対応し
たフイルタリング処理が施され、自動利得制御回路53
にて入力された高周波信号のレベルに応じた利得制御電
圧により、所定のレベル範囲に制限された後、高周波増
幅回路54により増幅されて、第1の周波数変換器55
に供給される。
【0005】第1の周波数変換器55は、第1の局部発
振器56から出力される第1の局部発振信号に基づい
て、入力された高周波信号を第1の中間周波信号に周波
数変換(ダウンコンバート)している。入力された高周
波信号の周波数をfRFとし、第1の局部発振信号の周波
数をfLO1とし、第1の中間周波信号の周波数をfIF1
するとき、 fLO1−fRF=fIF1 ・・・(1) となる。
【0006】第1の局部発振器56は、フェイズロック
ループ(以下、PLLと略称する)回路57によって、
受信チャンネルに合わせてその発振周波数が安定的に制
御される。
【0007】第1の周波数変換器55から出力された第
1の中間周波信号は、第1のBPF58により、第1の
中間周波信号の周波数帯域に対応したフイルタリング処
理が施され、第1の中間周波増幅回路59で増幅された
後、再度第1のBPF60により、第1の中間周波信号
の周波数帯域に対応したフイルタリング処理が施され、
第2の周波数変換器61に供給される。
【0008】第2の周波数変換器61は、第2の局部発
振器62から出力される第2の局部発振信号に基づい
て、入力された第1の中間周波信号を第2の中間周波信
号に周波数変換(ダウンコンバート)している。入力さ
れた第1の中間周波信号の周波数をfIF1とし、第2の
局部発振信号の周波数をfLO2とし、第2の中間周波信
号の周波数をfIF2とするとき、 |fIF1−fLO2|=fIF2 ・・・(2) となる。
【0009】第2の周波数変換器61から出力された第
2の中間周波信号は、第2のBPF63により、第2の
中間周波信号の周波数帯域に対応したフイルタリング処
理が施され、第2の中間周波増幅回路64で増幅された
後、デジタル復調回路65に供給される。
【0010】第2の中間周波信号は、デジタル復調回路
65により、デジタル復調用発振器66からのクロック
信号に基づき、デジタル復調処理を施された後、復調信
号出力端子67より出力される。
【0011】図2に示す従来例の高周波信号の受信装置
50では、第2の周波数変換器61に第2の局部発振信
号を供給する第2の局部発振器62と、デジタル復調回
路65にクロック信号を供給するデジタル復調用発振器
66とをそれぞれ完全に独立して備えている。
【0012】従って、第2の周波数変換器61と第2の
局部発振器62、デジタル復調回路65とデジタル復調
用発振器66、それぞれは、完全に独立しており、第2
の局部発振器62は、第2の周波数変換器61に最適な
任意の周波数信号を発生することができ、デジタル復調
用発振器66は、デジタル復調回路65に最適な任意の
周波数信号を発生することができる。
【0013】さらに、プリント基板上でも、第2の周波
数変換器61と第2の局部発振器62、デジタル復調回
路65とデジタル復調用発振器66、それぞれを任意の
位置に離して配置できる。よって、第2の周波数変換器
61と第2の局部発振器62、デジタル復調回路65と
デジタル復調用発振器66、それぞれのアイソレーショ
ンが良好となる。
【0014】また、他の従来例として、特開平9−98
101号公報、発明の名称:ダブルコンバージョンタイ
プの高周波回路、出願人:ミツミ電機株式会社、があ
り、高周波信号の受信装置の概略的構成を示すブロック
回路図を図3に示す。
【0015】図3は、DBSチューナーのようなダブル
コンバージョンタイプの高周波回路であり、後段のコン
バータに適した周波数を発生する発振器と、この発振器
の出力を分周して前段のコンバータの基準周波数信号を
発生する分周器とを備えたダブルコンバージョンタイプ
の高周波回路に関するものである。
【0016】図3に示す高周波信号の受信装置100に
おいて、入力される高周波信号は、増幅器111、自動
利得制御回路117、フイルタ115及び増幅器112
を介してミクサ120に送られ、ここで発振器122の
出力に基づいて、例えば480MHzの中間周波数信号
に変換される。
【0017】そして、この出力は、増幅器113、自動
利得制御回路118、BPF116、増幅器114を介
してI/Qアナログ復調器123に送られる。I/Qア
ナログ復調器123は、SAW発振器124からの例え
ば480MHzの周波数信号に基づいてI及びQの信号
を復調し、これらを出力として後段に送出する。
【0018】この場合、発振器122は、SAW発振器
124からの480MHzの周波数信号を、分周器12
7により1/32分周したもの(15MHz)をPLL
制御部121の基準周波数信号として受けることにな
る。分周器127の分周比は、PLL制御部121の構
成によって異なるが、通常2〜20MHzの基準信号と
なるように定められる。
【0019】上記のように、I/Qアナログ復調器12
3とPLL制御部121、それぞれの基準周波数信号を
1つの共通のSAW発振器124で供給するようにする
ことで、安価でしかも小型化に適した高周波回路を得る
ことができると記載されている。
【0020】以上のように、図2の従来例では、復調用
発振器とその前段の局部発振器とをそれぞれ独立して備
えている。また、図3の他の従来例では、復調用発振器
とその前段のPLL制御部用基準発振器とを、分周器を
介して、1つの共通発振器で共用している。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来技術の高周波信号の受信装置は、次のような問題点
がある。
【0022】図2の従来例では、復調用発振器とその前
段の局部発振器とをそれぞれ独立して備えている。第2
の周波数変換器61に第2の局部発振信号を供給する第
2の局部発振器62と、デジタル復調回路65にクロッ
ク信号を供給するデジタル復調用発振器66とをそれぞ
れ完全に独立して備えている。従って、第2の局部発振
器62とデジタル復調用発振器66とのそれぞれの発振
周波数の誤差が累積されるため、誤差の影響が大きくな
る。誤差の影響が無視できない場合は、それを回避する
ために周波数精度のよい発振器を2つ使用しなければな
らず、コストアップの要因となる。また、発振器を2つ
使用するため回路が増え、高周波信号の受信装置の小型
化ができない等の問題点がある。
【0023】また、図3の他の従来例では、復調用発振
器とその前段のPLL制御部用基準発振器とを、分周器
を介して、1つの共通発振器で共用している。I/Qア
ナログ復調器123とPLL制御部121、それぞれの
基準周波数信号を1つの共通のSAW発振器124で共
用している。
【0024】これにより、図2に示す従来例では、発振
器を2つ使用することで、それぞれの発振周波数の誤差
が累積されるため、誤差の影響が大きくなる問題があっ
たが、図3に示す従来例では、この問題点は改善でき
る。しかし、SAW発振器124の発振周波数は、I/
Qアナログ復調器123に最適な周波数であり、PLL
制御部121に最適な周波数と異なるため、SAW発振
器124の発振周波数を、PLL制御部121に最適な
周波数とするための分周器127が必要となり、回路構
成は、図2に示す従来例より簡単には成らない。従っ
て、図3に示す従来例では、高周波信号の受信装置の小
型化ができない等の問題点がある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
高周波信号の受信装置は、入力された受信高周波信号
を、第1の中間周波信号に変換する第1の周波数変換手
段と、該第1の中間周波信号を第2の中間周波信号に変
換する第2の周波数変換手段と、該第2の中間周波信号
を復調する復調手段とを備えた高周波信号の受信装置に
おいて、該第2の周波数変換手段の局部発振信号と該復
調手段の復調用クロック信号とを1つの共通発振器より
供給する構成となすことを特徴とするものである。
【0026】また、本発明の請求項2記載の高周波信号
の受信装置は、前記第1の中間周波信号の周波数を、前
記第2の中間周波信号の周波数と、前記共通発振器の発
振周波数との和に設定することを特徴とするものであ
る。
【0027】さらに、本発明の請求項3記載の高周波信
号の受信装置は、前記第1の周波数変換手段の第1の局
部発振信号の周波数を、前記入力された受信高周波信号
の周波数と、前記第2の中間周波信号の周波数と、前記
共通発振器の発振周波数との和に設定することを特徴と
するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施例の形態
よりなる高周波信号の受信装置10の概略的構成を示す
ブロック回路図である。本発明は、図2に示す従来例と
比較し、第2の局部発振器62とデジタル復調用発振器
66の2つの発振器を、1つの共通発振器22にした点
が異なっている。以下、図1を用いて本発明の一実施例
の形態よりなる高周波信号の受信装置10について説明
する。
【0029】図1の本発明の高周波信号の受信装置10
において、受信した高周波信号は、2回の周波数変換処
理によって、2回ダウンコンバートされ、第2の中間周
波信号に変換後、デジタル復調回路で復調されて出力さ
れる。
【0030】図1の本発明の高周波信号の受信装置10
は以下の構成より成る。高周波信号入力端子11より入
力された高周波信号は、BPF12により、受信周波数
帯域に対応したフイルタリング処理が施され、自動利得
制御回路13にて入力された高周波信号のレベルに応じ
た利得制御電圧により、所定のレベル範囲に制限された
後、高周波増幅回路14により増幅されて、第1の周波
数変換器15に供給される。
【0031】第1の周波数変換器(第1の周波数変換手
段)15は、第1の局部発振器16から出力される第1
の局部発振信号に基づいて、入力された高周波信号を第
1の中間周波信号に周波数変換(ダウンコンバート)し
ている。入力された高周波信号の周波数をfRFとし、第
1の局部発振信号の周波数をfLO1とし、第1の中間周
波信号の周波数をfIF1とするとき、 fLO1−fRF=fIF1 ・・・(3) となる。第1の局部発振器16は、PLL回路17によ
って、受信チャンネルに合わせてその発振周波数が安定
的に制御される。
【0032】第1の周波数変換器15から出力された第
1の中間周波信号は、第1のBPF18により、第1の
中間周波信号の周波数帯域に対応したフイルタリング処
理が施され、第1の中間周波増幅回路19で増幅された
後、再度第1のBPF20により、第1の中間周波信号
の周波数帯域に対応したフイルタリング処理が施され、
第2の周波数変換器(第2の周波数変換手段)21に供
給される。
【0033】第2の周波数変換器21は、共通発振器2
2から出力される第2の局部発振信号に基づいて、入力
された第1の中間周波信号を第2の中間周波信号に周波
数変換(ダウンコンバート)している。入力された第1
の中間周波信号の周波数をfIF1とし、第2の局部発振
信号の周波数をfLO2とし、第2の中間周波信号の周波
数をfIF2とするとき、 |fIF1−fLO2|=fIF2 ・・・(4) となる。
【0034】第2の周波数変換器21から出力された第
2の中間周波信号は、第2のBPF23により、第2の
中間周波信号の周波数帯域に対応したフイルタリング処
理が施され、第2の中間周波増幅回路24で増幅された
後、デジタル復調回路(復調手段)25に供給される。
【0035】第2の中間周波信号は、デジタル復調回路
25により、共通発振器22から出力されるクロック信
号に基づき、デジタル復調処理を施された後、復調信号
出力端子26より出力される。
【0036】共通発振器22は、第2の周波数変換器2
1に第2の局部発振信号を、デジタル復調回路25にク
ロック信号を、それぞれ供給している。
【0037】次に、共通発振器22を第2の周波数変換
器21及びデジタル復調回路25で共用するための、第
1の中間周波信号の周波数と、第2の中間周波信号の周
波数と、共通発振器の発振周波数との関係について説明
する。
【0038】共通発振器22を第2の周波数変換器21
及びデジタル復調回路25で共用することから、第2の
局部発振信号の周波数とクロック信号の周波数とは同じ
周波数となる。第2の局部発振信号の周波数をfLO2
し、クロック信号の周波数をfMとし、共通発振器の発
振周波数をfCOMとするとき、 fLO2=fM=fCOM ・・・(5) となる。
【0039】そして、第1の中間周波信号の周波数をf
IF1とし、第2の中間周波信号の周波数をfIF2とし、第
2の局部発振信号の周波数をfLO2とし、共通発振器の
発振周波数をfCOMとすると、前記(4)式と上記
(5)式より、 fIF1=fIF2+fLO2=fIF2+fCOM ・・・(6) となる。
【0040】即ち、共通発振器22を、第2の周波数変
換器21及びデジタル復調回路25で共用するために
は、前記(6)式より、第1の中間周波信号の周波数f
IF1を、第2の中間周波信号の周波数fIF2と、共通発振
器の発振周波数fCOMとの和の関係に設定すればよい。
【0041】次に、第1の中間周波信号の周波数が、第
2の中間周波信号の周波数と、共通発振器の発振周波数
COMとの和の関係を保持するための、第1の局部発振
信号の周波数は、第1の局部発振信号の周波数をfLO1
とし、入力された高周波信号の周波数をfRFとし、第1
の中間周波信号の周波数をfIF1とするとき前記(3)
式より、 fLO1=fRF+fIF1 ・・・(7) となる。
【0042】第1の局部発振信号の周波数をfLO1
し、入力された高周波信号の周波数をfRFとし、第2の
中間周波信号の周波数をfIF2とし、共通発振器の発振
周波数をfCOMとすると、前記(7)式と(6)式よ
り、 fLO1=fRF+(fIF2+fCOM) ・・・(8) となる。
【0043】即ち、第1の中間周波信号の周波数が、第
2の中間周波信号の周波数と、共通発振器の発振周波数
との和の関係を保持するためには、前記(8)式より、
第1の局部発振信号の周波数fLO1が、入力された高周
波信号の周波数fRFと、第2の中間周波信号の周波数f
IF2と、共通発振器の発振周波数fCOMとの和の関係に設
定すればよい。
【0044】従って、図1に示すPLL回路17は、第
1の局部発振信号の周波数が、入力された高周波信号の
周波数と、第2の中間周波信号の周波数と、共通発振器
の発振周波数との和となるように、第1の局部発振器1
6を制御する。
【0045】具体的な信号周波数の一例として、米国仕
様の高周波信号の受信装置を例にとると、高周波信号入
力端子11より入力された高周波信号の周波数fRFは、
54〜806MHz、第1の局部発振器16から出力さ
れた第1の局部発振信号の周波数fLO1は高周波信号の
周波数(54〜806MHz)+48.429MHz、
第1の周波数変換器15から出力された第1の中間周波
信号の周波数fIF1は48.429MHz、共通発振器
22の発振周波数fCOMは43.048MHz、第2の
周波数変換器21から出力された第2の中間周波信号の
周波数fIF2は5.381MHzである。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の高周波信号の受
信装置によれば、入力された受信高周波信号を、第1の
中間周波信号に変換する第1の周波数変換手段と、該第
1の中間周波信号を第2の中間周波信号に変換する第2
の周波数変換手段と、該第2の中間周波信号を復調する
復調手段とを備えた高周波信号の受信装置において、該
第2の周波数変換手段の局部発振信号と該復調手段の復
調用クロック信号とを1つの共通発振器より供給する構
成となすことを特徴とするものである。従って、図2に
示す従来例と比較して、従来は、第2の周波数変換手段
の局部発振器とデジタル復調回路の発振器を2つ備えて
いたものを、本発明では、第2の周波数変換手段の局部
発振器とデジタル復調回路の発振器を、1つの共通発振
器で共用することにより、温度等による発振周波数の誤
差が、第2の周波数変換手段の局部発振信号とデジタル
復調回路のクロック信号とに連動して現れるようにす
る。それゆえ、第2の周波数変換手段の局部発振器とデ
ジタル復調回路の発振器に、むやみに高精度な発振器を
用いる必要がなく、低コスト化を図ることができると共
に、発振器を共用化して、高周波信号の受信装置の低消
費電力化、小型化及びさらなる低コスト化を図ることが
できる。さらに、図3に示す他の従来例と比較して、従
来は、復調用発振器とその前段の発振器とを、分周器を
介して、1つの共通発振器で共用していたものを、本発
明では、分周器をなくすようにした。
【0047】それゆえ、分周器をなくすことにより、高
周波信号の受信装置の低消費電力化、小型化及びさらな
る低コスト化を図ることができる。
【0048】また、本発明の請求項2記載の高周波信号
の受信装置は、前記第1の中間周波信号の周波数を、前
記第2の中間周波信号の周波数と、前記共通発振器の発
振周波数との和に設定することを特徴とするものであ
る。従って、第1の中間周波信号の周波数を上記の値と
することにより、1つの共通発振器で、第2の周波数変
換手段と、デジタル復調回路それぞれに、最適な周波数
信号を供給することができる。それゆえ、第2の周波数
変換手段の局部発振器とデジタル復調回路の発振器に、
むやみに高精度な発振器を用いる必要がなく、低コスト
化を図ることができると共に、発振器を共用化して、高
周波信号の受信装置の低消費電力化、小型化及びさらな
る低コスト化を図ることができる。
【0049】さらに、本発明の請求項3記載の高周波信
号の受信装置は、前記第1の周波数変換手段の第1の局
部発振信号の周波数を、前記入力された受信高周波信号
の周波数と、前記第2の中間周波信号の周波数と、前記
共通発振器の発振周波数との和に設定することを特徴と
するものである。従って、第1の局部発振信号の周波数
が上記の値となるようにPLL回路を制御することによ
り、1つの共通発振器で、第2の周波数変換手段と、デ
ジタル復調回路それぞれに、最適な周波数信号を供給す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態よりなる高周波信号の受
信装置の概略的構成を示すブロック回路図である。
【図2】従来例の高周波信号の受信装置の概略的構成を
示すブロック回路図である。
【図3】他の従来例の高周波信号の受信装置の概略的構
成を示すブロック回路図である。
【符号の説明】
10 高周波信号の受信装置 11 高周波信号入力端子 12 BPF 13 自動利得制御回路 14 高周波増幅回路 15 第1の周波数変換器 16 第1の局部発振器 17 PLL回路 18 第1のBPF 19 第1の中間周波増幅回路 20 第1のBPF 21 第2の周波数変換器 22 共通発振器 23 第2のBPF 24 第2の中間周波増幅回路 25 デジタル復調回路 26 復調信号出力端子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された受信高周波信号を、第1の中
    間周波信号に変換する第1の周波数変換手段と、該第1
    の中間周波信号を第2の中間周波信号に変換する第2の
    周波数変換手段と、該第2の中間周波信号を復調する復
    調手段とを備えた高周波信号の受信装置において、 該第2の周波数変換手段の局部発振信号と該復調手段の
    復調用クロック信号とを1つの共通発振器より供給する
    構成となすことを特徴とする高周波信号の受信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高周波信号の受信装置に
    おいて、 前記第1の中間周波信号の周波数を、前記第2の中間周
    波信号の周波数と、前記共通発振器の発振周波数との和
    に設定することを特徴とする高周波信号の受信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の高周波信号の受信装置に
    おいて、 前記第1の周波数変換手段の第1の局部発振信号の周波
    数を、前記入力された受信高周波信号の周波数と、前記
    第2の中間周波信号の周波数と、前記共通発振器の発振
    周波数との和に設定することを特徴とする高周波信号の
    受信装置。
JP10525498A 1998-04-16 1998-04-16 高周波信号の受信装置 Pending JPH11298356A (ja)

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