JPH11295651A - 画像表示装置及びプリズムブロック - Google Patents

画像表示装置及びプリズムブロック

Info

Publication number
JPH11295651A
JPH11295651A JP9480498A JP9480498A JPH11295651A JP H11295651 A JPH11295651 A JP H11295651A JP 9480498 A JP9480498 A JP 9480498A JP 9480498 A JP9480498 A JP 9480498A JP H11295651 A JPH11295651 A JP H11295651A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
prism
image display
light
display device
block
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9480498A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Sugano
靖之 菅野
Kyoichi Murakami
恭一 村上
Masato Shinoda
真人 篠田
Shige Kanamori
樹 金森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9480498A priority Critical patent/JPH11295651A/ja
Publication of JPH11295651A publication Critical patent/JPH11295651A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造が容易でコストがやすくコンパクトな画
像表示装置を提供すること。 【解決手段】 断面がほぼ直角2等辺3角形になるよう
に形成されている3角柱からなる第1プリズム41と、
第1プリズム41とほぼ同一の形状に形成されており、
第1プリズム41の断面におけるほぼ直角を形成してい
る1辺と、斜面とが接着されている第2プリズム42
と、断面がほぼ直角3角形であって第1プリズム41よ
り小さく形成されていて、第1プリズム41のほぼ直角
を形成している面と、断面におけるほぼ直角を形成して
いる対面とが接着されている第3プリズム43とからな
っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置及び
プリズムブロックの改良、特に例えば液晶プロジェクタ
装置などの画像表示装置及びプリズムブロックに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、マルチメディア機器やコンピュー
タの普及により、大画面を有する表示装置のニーズが高
まってきている。最近では、例えば液晶表示パネル等の
光変調手段と光源、投射レンズなどの光学部品から構成
される画像表示装置である液晶プロジェクタ装置が、テ
レビジョン受像器やコンピュータを用いたプレゼンテー
ション用表示装置として広く普及している。
【0003】図10には、従来の画像表示装置の一例を
示す模式図であり、図10を参照して画像表示装置1に
ついて説明する。画像表示装置1は光源2、分光部3、
2次元画像表示素子である液晶表示パネル4a、4b、
4c、プリズムブロック5、投射レンズ6等からなって
いる。光源3はメタルハイドランプやハロゲンランプ等
からなっており、光源3から放出されるRGB(赤色
光、緑色光、青色光)は、ダイクロイックミラー等から
なる分光部3によってRGB各色ごとに分光される。そ
してRGB各色の光束は、各色に対応した液晶表示パネ
ル4a、4b、4cに入射して光変調されて、プリズム
ブロック5で合成される。プリズムブロック5からの出
力光がカラー映像としてのRGB光となり、このRGB
光は投射レンズ6に入射されて、スクリーンに投影され
る。
【0004】ここで、図12は従来のプリズムブロック
の一例を一例を示す構成図であり、図12を参照してプ
リズムブロック5について説明する。図12のプリズム
ブロック5はいわゆる正方形型の複合プリズムであっ
て、4つのプリズム5a、5b、5c、5dからなって
おり、これらのプリズムはほぼ同一の形状で形成されて
いる。4つのプリズム5a、5b、5c、5dはそれぞ
れ直角2等辺3角形に形成されており、直角を形成する
面に対してそれぞれ対向して接着されている。そして、
プリズム5a、5b、5cに対向する位置に液晶表示パ
ネル4a、4b、4cがそれぞれ設けられており、プリ
ズム5dに対向する位置には投射レンズ6が配置されて
いる。
【0005】液晶表示パネル4aから投射された例えば
赤色の画像信号はプリズム5a、5d内に進んで、反射
面5eで45度反射し、投射レンズ6に入射される。ま
た、液晶表示パネル4bから投射された例えば緑色の画
像信号はプリズム5b、5d内を進んで、投射レンズ6
に入射される。液晶表示パネル4cから投射された例え
ば青色の画像信号はプリズム5c、5d内を進んで、反
射面5fで45度反射し投射レンズ6に入射される。こ
れにより、投射レンズ6にはRGB色の画像が合成され
た光が入射されて、スクリーンに表示される。
【0006】図11には従来の別の画像表示装置の一
例、図13には図11におけるプリズムブロックの構成
図を示しており、図11と図13を参照して画像表示装
置1aのプリズムブロック7について説明する。図13
のプリズムブロック7はプリズム7a、7b、7cから
なっており、いわゆるL字型に形成されている。プリズ
ム7a、7bはほぼ直角2等辺3角形に形成されてお
り、プリズム7aのほぼ直角を形成している一方の面と
プリズム7bのほぼ直角の対面とが接合されている。プ
リズム7cは断面がほぼ台形形状になっており、プリズ
ム7cの斜面とプリズム7aの直角を形成している面と
が接合している。プリズム7a付近には液晶表示パネル
4aが配置されており、プリズム7b付近には液晶表示
パネル4bが配置されている。プリズム7c付近には液
晶表示パネル7cと投射レンズ6が配置されている。
【0007】液晶表示パネル4aから投射された例えば
赤色の画像信号はプリズム7a内を進んで、反射面7e
で45度反射し、投射レンズ6に入射される。また、液
晶表示パネル4bから投射された例えば緑色の画像信号
はプリズム7b、7a、7c内を進んで、投射レンズ6
に入射される。液晶表示パネル4aから投射された例え
ば青色の画像信号はプリズム7c内を進んで、反射面5
fで45度反射し、投射レンズ6に入射される。これに
より、投射レンズ6にはRGB色の合成された画像が、
スクリーンに表示される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】図12のいわゆる正方
形型のプリズムブロック5を製造する場合、その角度精
度が厳しいため、製造するのが難しいという問題があ
る。すなわち、プリズムブロック5は4つのプリズム5
a、5b、5c、5dを組み合わせてなるものであっ
て、これらのプリズムが隙間なく接合できるように製造
しなければならない。また、4つのプリズムを用いて構
成されているため、部品点数が多くなってしまうととも
に、製造工程が多くなってしまう。よって、プリズム製
造の際に高い精度が要求され、プリズムブロック5の製
造に多くの時間と労力を費やしてしまうという問題があ
る。また、図13のプリズムブロック7において、プリ
ズムブロック7を構成しているプリズム、特にプリズム
7cが大きく重いため、画像表示装置1aの小型化、軽
量化を図ることが難しいという問題がある。
【0009】そこで本発明は上記課題を解消し、プリズ
ムブロックの製造が容易で、小型化、軽量化を実現する
画像表示装置及びプリズムブロックを提供することを目
的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、光源からの光を3原色に分光する分光部と、分
光されたそれぞれの光が照射される3つの2次元画像表
示素子と、2次元画像表示素子を通過したそれぞれの光
を合成するためのプリズムブロックと、合成された光を
表示部に投射するための投射レンズと、を有する画像表
示装置において、プリズムブロックは、断面がほぼ直角
3角形に形成されている3角柱からなる第1プリズム
と、第1プリズムとほぼ同一の形状に形成されており、
ほぼ直角を形成している一方の面が、第1プリズムのほ
ぼ直角を形成している角の対向する面と接着されている
第2プリズムと、断面がほぼ直角3角形に形成されてお
り、ほぼ直角を形成している角の対面が、第2プリズム
のほぼ直角を形成している他方の面と接着されている第
3プリズムとからなっている画像表示装置により、達成
される。
【0011】本発明では、プリズムブロックは、ほぼ直
角3角形に形成されている第1プリズム乃至第3プリズ
ムからなっていて、第1プリズムと第2プリズムはほぼ
同一形状を有している。そして、第2プリズムに第1プ
リズム及び第3プリズムが接合されている。これによ
り、プリズムブロックを形成する際に3つのプリズムを
用いるだけで製造することができるので、製造コストを
下げ製造時間の短縮化を図り、同時に装置全体の軽量
化、小型化を実現することができる。
【0012】上記目的は、本発明にあっては、断面がほ
ぼ直角3角形に形成されている3角柱からなる第1プリ
ズムと、第1プリズムとほぼ同一の形状に形成されてお
り、ほぼ直角を形成している一方の面が、第1プリズム
のほぼ直角を形成している角の対向する面と接着されて
いる第2プリズムと、断面がほぼ直角3角形に形成され
ており、ほぼ直角を形成している角の対面が、第2プリ
ズムのほぼ直角を形成している他方の面と接着されてい
る第3プリズムとからなっているプリズムブロックによ
り、達成される。
【0013】本発明では、プリズムブロックは、ほぼ直
角3角形に形成されている第1プリズム乃至第3プリズ
ムからなっていて、第1プリズムと第2プリズムはほぼ
同一形状を有している。そして、第2プリズムに第1プ
リズム及び第3プリズムが接合されている。これによ
り、プリズムブロックを形成する際に3つのプリズムを
用いるだけで製造することができるので、製造コストを
下げ製造時間の短縮化を図り、同時にプリズムブロック
全体の軽量化、小型化を実現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0015】図1は本発明の画像表示装置の好ましい実
施の形態を示すシステム図であり、図1を参照して画像
表示装置10について詳しく説明する。図1の画像表示
装置10は、本体11、光源12、投射レンズ13等を
有している。光源12は本体11に対して着脱可能に取
り付けられており、この光源12は反射鏡12a、ラン
プ12bを有している。ランプ12bは反射鏡12aの
焦点位置に配置されており、ランプ12bとしては例え
ばメタルハイドランプやハロゲンランプ等を採用するこ
とができる。投射レンズ13は、本体11に取り付けら
れており、投射レンズ13は複数のレンズからなってい
る。この複数のレンズは、プリズムブロックから投射光
をスクリーン100に対してフォーカスできる機構を有
している。
【0016】次に図1を参照して本体11について詳し
く説明する。本体11は外側を筐体によって覆われてお
り、本体11内には偏光ユニット20、2次元画像表示
素子である液晶表示パネル部30、プリズムブロック4
0、分光部50等を有している。まず、図1を参照して
偏光ユニット20について詳しく説明する。偏光ユニッ
ト20はカットフィルタ21、偏光分離ブロック22、
コンデンサレンズ23等を有している。
【0017】カットフィルタ21は光源12の周辺に配
置されており、光源12から出力される光の中の赤外線
領域及び紫外線領域の不要光線部分を遮断するものであ
る。カットフィルタ21を通過した光線は偏光分離ブロ
ック22に送られる。偏光分離ブロック22はP波(P
偏光成分)もしくはS波(S偏光成分)のみを前方に配
置されているコンデンサレンズ23に送るものである。
P波もしくはS波のみを出射することにより、光強度を
上げることができる。コンデンサレンズ23は、送られ
てきた光束を集光させてダイクロイックミラー51に送
る。
【0018】コンデンサレンズ23の前方には分光部5
0は配置されており、分光部50はダイクロイックミラ
ー51、ダイクロイックミラー52からなっている。ダ
イクロイックミラー51、ダイクロイックミラー52は
光軸OP1に対して45度傾いて設けられている。ダイ
クロイックミラー51は、例えば青色光Bのみを例えば
45度反射させて、赤色光R及び緑色光Gを透過させる
ものである。偏光した青色光Bはミラー53を介して液
晶表示パネル31に入射される。
【0019】またダイクロイックミラー52は例えば送
られてきた赤色光R及び緑色光Gのうち、赤色光Rのみ
を偏光させ緑色光Gのみを透過させる性質を有してい
る。偏光した赤色光Rは液晶表示パネル32に入射され
る。ダイクロイックミラー52の前方にはミラー54が
設けられていて、ダイクロイックミラー52を透過した
緑色光Gは45度反射して、ミラー55でさらに45度
反射して、液晶表示パネル33に入射される。
【0020】図2には液晶表示パネル部30とプリズム
ブロック40の周辺部位を示す図であり、図1と図2を
参照して液晶表示パネル部30についてくわしく説明す
る。図2の液晶表示パネル部30は、例えば3つの2次
元画像表示素子である液晶表示パネル31、32、33
からなっている。それぞれの液晶表示パネル31、3
2、33は図1の光軸OP2、OP3、OP4に対して
それぞれほぼ垂直に設けられている。液晶表示パネル3
1は、例えば画面の青色成分の画像が表示されており、
ミラー53から入射された青色光Bが液晶表示パネル3
1を透過して第1プリズム41に入射される。
【0021】液晶表示パネル32は、例えば画面の赤色
成分の画像が表示されており、ダイクロイックミラー5
2から入射された赤色光Rが液晶表示パネル32を透過
して第3プリズム43に入射される。液晶表示パネル3
2は、例えば画面の緑色成分の画像が表示されており、
ダイクロイックミラー24cが反射した例えば緑色光G
が入射される。そして、液晶表示パネル32を透過した
光が第1プリズム41に入射される。
【0022】次に、図1と図2を参照して、プリズムブ
ロック40についてくわしく説明する。プリズムブロッ
ク40は3つの第1プリズム41、第2プリズム42、
第3プリズム43からなっている。第1プリズム41は
ほぼ直角3角形に形成されており、好ましくは直角2等
辺3角形に形成されている。第1プリズム41の直角を
形成する一方の面41b側には液晶表示パネル31が設
けられており、他方の面41c側には投射レンズ13が
設けられている。投射レンズ13は入射した光を図1の
スクリーン100に表示するためのものであり、スクリ
ーン100に対してフォーカス等を行うため、複数のレ
ンズからなるレンズ機構を有している。
【0023】第2プリズム42は第1プリズム41とほ
ぼ同一の形状を有しており、斜面42a側には液晶表示
パネル32が配置されている。第1プリズム41の斜面
41aと第2プリズム42の略直角を形成する一方の面
41bとは接合されて、接合面43を形成している。接
合面43には色分離干渉膜であるダイクロイック膜が形
成されており、接合面43は液晶表示パネル31から入
射した青色光Bを略45度反射させる。
【0024】第3プリズム43もほぼ直角3角形に形成
されており、好ましくは直角2等辺3角形に形成されて
いる。第3プリズム43のほぼ直角を形成する一方の面
43c側には液晶表示パネル33は配置されており、第
3プリズム43の斜面43aは第2プリズム42の他方
の面42cと接合されていて接合面45を形成してい
る。第3プリズム43の斜面43aは第2プリズム42
の他方の面42cとほぼ同一の大きさを有するように形
成されている。従って、第3プリズム43は第1プリズ
ム41及び第3プリズム43より小さく形成されてい
る。接合面44は色分離干渉膜であるダイクロイック膜
が形成されており、液晶表示パネル33から入射された
緑色光Gを45度反射させる。
【0025】別の実施の形態 図3乃至図9には、本発明の別の実施の形態を示してい
る。以下の各実施の形態の画像表示装置は、図1の実施
の形態の画像表示装置及びプリズムブロックとほぼ同様
の構造である。従って、以下の実施の形態の画像表示装
置及びプリズムブロックにおける構成要素について、図
1の実施の形態の画像表示装置及びプリズムブロックに
おける構成要素と同じ場合には、同じ符号を記してその
説明を省略する。
【0026】第2実施の形態 図3は画像表示蔵置における第2の好ましい実施の形態
のプリズムブロック周辺部位を示す構成図を示してい
る。図3の第2の実施の形態が図1の第1の実施の形態
と異なる点は、液晶表示パネルの配置構造である。図3
の液晶表示パネル130は、液晶表示パネル131、1
32、133を有しており、液晶表示パネル131は光
軸OP2に対してほぼ平行に設けられている。液晶表示
パネル131を透過した光はミラー134により45度
反射されて、第1プリズム41に入射される。
【0027】ミラー134を用いることで、液晶表示パ
ネル131とプリズムブロック40との間に空間的な制
限がある場合、これを解消することができる。また、図
3においては、液晶表示パネル131が垂直であってミ
ラー134は45度に傾けられて設けられているが、こ
れに限らず、液晶表示パネル131を透過した光が第1
プリズム41に入射される範囲で自由に設定することが
できる。また、図3においては液晶表示パネル131の
配置構造について言及したが、液晶表示パネル132、
133についてもプリズムブロック40との間にミラー
を介することで、空間的制限を解消することができる。
【0028】第3の実施の形態 図4には画像表示装置における第3の好ましい実施の形
態を示すプリズムブロック周辺部位を示す光製図であ
り、図4を参照して画像表示装置についてくわしく説明
する。図4の第3の実施の形態が図1の第1の実施の形
態と異なる点は、補正レンズを有している点である。図
4(A)において、補正レンズ200は液晶表示パネル
31と第1プリズム41との間であって、液晶表示パネ
ル31周辺に設けられている。補正レンズ200は第1
プリズム41で色合成される例えば青色光Bの投射レン
ズ13の収差補正及び液晶表示パネル31に直接粉塵等
が付着するのを防ぎ、投射レンズ13のピント範囲内に
粉塵の付着を防止する役割を果たしている。
【0029】図5には補正レンズ200を設けた場合の
収差補正のグラフ図を示しており、図5(A)の軸上球
面収差R、G、BはそれぞれR色、G色、B色のそれぞ
れの光路に対応している。図5(A)のような投射レン
ズ13の軸上球面収差が残存している場合、B色の光路
の色分離された波長における焦点距離は光路R、Gより
微小に短い。このとき、負の屈折力を持つ補正レンズ2
00により焦点よりを微小に長くし、光路R、Gの焦点
距離と同じにすることで、図5(B)のように3色の投
影倍率を同じにすることができる。また図5(C)のよ
うな、投射レンズ13の軸上球面収差が残存している場
合、光路Bの色分離された波長における焦点距離は光路
R、Gより微小に長い。これを正の屈折力をもつ補正レ
ンズ200により焦点距離を微小だけ短くし、光路R、
Gの焦点距離と同じにすることで、図5(D)のように
3枚のスクリーン上の投影倍率を同じにすることができ
る。
【0030】図4(B)には、液晶表示パネル32、3
3の間であって液晶表示パネル32、33周辺に補正レ
ンズ201、202がそれぞれ設けられている。この補
正レンズ201、202は第1プリズム41で色合成さ
れる緑色光G及び赤色光Rの投射レンズ13の収差補正
及び液晶表示パネル32、33に直接粉塵等が付着する
のを防ぎ、投射レンズ13のピント範囲内に粉塵の付着
を防止する役割を果たしている。図5(A)のように、
投射レンズ13の軸上球面収差が残存している場合、B
色の光路の色分離された波長における焦点距離は、光路
R、Gより微小に短い。このとき、正の屈折力を持つ補
正レンズ201、202により焦点よりを微小に長く
し、光路R、Gの焦点距離と同じにすることで、図5
(B)のように3色の投影倍率を同じにすることができ
る。また図5(C)のように、投射レンズ13の軸上球
面収差が残存している場合、光路Bの色分離された波長
における焦点距離は光路R、Gより微小に長い。これを
負の屈折力をもつ補正レンズ200により焦点距離を微
小だけ短くし、光路R、Gの焦点距離と同じにすること
で、図5(D)のように3枚のスクリーン上の投影倍率
を同じにすることができる。
【0031】図4(C)においては液晶表示パネル31
と第1プリズム41との間に補正レンズ203が設けら
れており、補正レンズ203は第1プリズム41に対し
て直接貼り付けられもしくは片側が平面レンズではない
場合、少し離して設けられている。この補正レンズ20
3は第1プリズム41で色合成される青色光Bの投射レ
ンズ13の収差補正及び液晶表示パネル31に直接粉塵
等が付着するのを防ぎ、投射レンズ13のピント範囲内
に粉塵の付着を防止する役割を果たしている。尚、補正
レンズ203は第1プリズム41の付近に設けられてい
るので、屈折力は弱くなる。
【0032】図5(A)のように、投射レンズ13の軸
上球面収差が残存している場合、B色の光路の色分離さ
れた波長における焦点距離は、光路R、Gより微小に短
い。このとき、正の屈折力を持つ補正レンズ203によ
り焦点よりを微小に長くし、光路R、Gの焦点距離と同
じにすることで、図5(B)のように3色の投影倍率を
同じにする。また図5(C)のように、投射レンズ13
の軸上球面収差が残存している場合、光路Bの色分離さ
れた波長における焦点距離は光路R、Gより微小に長
い。これを負の屈折力をもつ補正レンズ200により焦
点距離を微小だけ短くし、光路R、Gの焦点距離と同じ
にすることで、図5(D)のように3枚のスクリーン上
の投影倍率を同じにすることができる。
【0033】第4の実施の形態 図6には画像表示装置における第4の好ましい実施の形
態のプリズムブロック周辺部位を示しており、図6を参
照して画像表示装置についてくわしく説明する。図6の
第4の実施の形態が図1の第1の実施の形態と異なる点
は、RGB色の各光路の進行方向である。図6の液晶表
示パネル31、32、33を透過するRGB色の各光軸
OP12、OP13、OP14は、液晶表示パネル3
1、32、33の垂直軸に対してそれぞれ角度θ1、θ
2、θ3分だけ傾いて入射されている。これにより、液
晶表示パネル30を通過したRGB色の照明光はが投射
レンズ13に対して多く入射されることになる。
【0034】具体的には、図7に示すように、各RGB
色が液晶表示パネル31、32、33に対して垂直に入
射された場合、プリズムブロック40の部位48及び4
9において一部のRGB光がプリズムブロック40の内
面に当たってしまい、投射レンズ13からスクリーン1
00に到達しない場合がある。一方、図6のように、そ
れぞれ角度θ1、θ2、θ3分だけ傾けて入射すると、
部位48、49においてRGB光が遮られないため、投
射レンズ13への入射光を多くすることができる。
【0035】第5の実施の形態 図8には第5の好ましい実施の形態のプリズムブロック
を示す構成図であり、図8を参照してプリズムブロック
400についてくわしく説明する。図8の画像表示装置
のプリズムブロックが図1の画像表示装置のプリズムブ
ロックと異なる点は、プリズムブロックを構成する各プ
リズムの接合面である。図8において、第2プリズム4
2のほぼ直角を形成している面42b、42cにダイク
ロイックコーティング401が施されており、第1プリ
ズム41及び第3プリズム43がダイクロイックコーデ
ィング401を介して接合されている。これにより、1
つの第2プリズム42にダイクロイックコート401を
施せばよいので、プリズムブロック400の生産の工
数、治具を削減することができる。
【0036】第6の実施の形態 図9には画像表示装置におけるプリズムブロックの第6
の好ましい実施の形態を示す構成図であり、図9を参照
してプリズムブロック500について詳しく説明する。
図9のプリズムブロック500が図2のプリズムブロッ
ク40と異なる点は、プリズムブロックに光遮断部が形
成されている点である。図9(A)において、第1プリ
ズム41の光が透過しない部位には光遮断部550が形
成されている。また図9(B)において、第1プリズム
41、第2プリズム42及び第3プリズム43の接点4
4には、光遮断部551が施されている。
【0037】これにより、プリズムブロック500の内
面反射によるゴーストを防止することができる。例え
ば、第1プリズム41から入射した光が接点551に達
したときに、本来ならば45度反射して、光路を変更す
るのだが、そのまま透過して第2プリズム42ないに入
ってしまう場合がある。この光が第2プリズム42の面
42aで反射して接合面45で45度反射し、投射レン
ズ13に入射される場合がある。このときスクリーンに
描かれる画像にゴーストが発生してしまうおそれがあ
る。よって、接点551を光遮断部である黒塗りにする
ことで、ゴーストを防止することができる。
【0038】上記各実施の形態によると、プリズムブロ
ックが3つのプリズムにより構成でき、さらに第1プリ
ズムと第2プリズムがほぼ同一の形状に形成されている
ため、製造コストが安くできるとともに、製造時間の短
縮を図ることができる。また、プリズムが3つの略直角
3角形で形成されているので、これを組み合わせること
でプリズムブロックの軽量化、小型化、さらには画像表
示装置の軽量化、小型化を実現することができる。
【0039】ところで、本発明は、上記実施の形態に限
定されない。上記各実施の形態において、第1プリズ
ム、第2プリズム及び第3プリズムにはそれぞれB色、
R色、G色の光が入射するものであるが、これに限ら
ず、どのプリズムにいずれか1色の光が入射すればよ
い。また、第3プリズム43は第1プリズム41及び第
2プリズム42より小さく形成されているが、第1プリ
ズム41等とほぼ同一の形状にしてももちろんかまわな
い。このとき、第3プリズム43に光が透過しない部位
に光遮断部を形成してもよい。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
製造が容易でコストがやすくコンパクトな画像表示装置
が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像表示装置の好ましい実施の形態を
示す構成図。
【図2】本発明のプリズムブロックの好ましい実施の形
態を示す構成図。
【図3】本発明の画像表示装置及びプリズムブロックの
第2の実施の形態を示す構成図。
【図4】本発明の画像表示装置及びプリズムブロックの
第3の実施の形態を示す構成図。
【図5】図4における投射レンズに入射される合成光の
軸上球面収差を示すグラフ図。
【図6】本発明の画像表示装置及びプリズムブロックの
第4の実施の形態を示す構成図。
【図7】本発明の画像表示装置及びプリズムブロックの
第1の実施の形態を示す構成図。
【図8】本発明の画像表示装置及びプリズムブロックの
第5の実施の形態を示す構成図。
【図9】本発明の画像表示装置及びプリズムブロックの
第6の実施の形態を示す構成図。
【図10】従来の画像表示装置及びプリズムブロックの
一例を示す構成図。
【図11】従来の別の画像表示装置及びプリズムブロッ
クの一例を示す構成図。
【図12】従来の画像表示装置におけるプリズムブロッ
クの一例を示す構成図。
【図13】従来の別の画像表示装置におけるプリズムブ
ロックの一例を示す構成図。
【符号の説明】
10・・・画像表示装置、11・・・本体部、12・・
・光源、13・・・投射レンズ、20・・・偏光ユニッ
ト、30・・・液晶表示パネル部、40、500・・・
プリズムブロック、50・・・分光部、200、20
1、202、203・・・補正レンズ、401・・・ダ
イクロイックコート、550、551・・・光遮断部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04N 5/74 H04N 5/74 A (72)発明者 金森 樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源からの光を3原色に分光する分光部
    と、分光されたそれぞれの光が照射される3つの2次元
    画像表示素子と、2次元画像表示素子を通過したそれぞ
    れの光を合成するためのプリズムブロックと、合成され
    た光を表示部に投射するための投射レンズと、を有する
    画像表示装置において、 プリズムブロックは、 断面がほぼ直角3角形に形成されている3角柱からなる
    第1プリズムと、 第1プリズムとほぼ同一の形状に形成されており、ほぼ
    直角を形成している一方の面が、第1プリズムの斜面と
    接着されている第2プリズムと、 断面がほぼ直角3角形に形成されており、斜面が第2プ
    リズムのほぼ直角を形成している他方の面と接着されて
    いる第3プリズムとからなっていることを特徴とする画
    像表示装置。
  2. 【請求項2】 第1プリズム、第2プリズム及び第3プ
    リズムの各断面はほぼ直角2等辺3角形を形成してお
    り、第2プリズムと第3プリズムとの接着面がほぼ同一
    である請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 【請求項3】 第1プリズムのほぼ直角を形成している
    一方の面の周辺には投射レンズが配置されていて、他方
    の面には2次元画像表示素子が配置されている請求項1
    に記載の画像表示装置。
  4. 【請求項4】 それぞれの2次元画像表示素子とプリズ
    ムブロックとの間には、収差補正のための補正レンズが
    少なくとも1つ配置されている請求項1の画像表示装
    置。
  5. 【請求項5】 補正レンズは2次元画像表示素子の周辺
    に配置されている請求項4に記載の画像表示装置。
  6. 【請求項6】 補正レンズはプリズムブロックの周辺に
    配置されている請求項4に記載の画像表示装置。
  7. 【請求項7】 補正レンズは第1プリズムと2次元画像
    表示素子の間に設配置されている請求項4に記載の画像
    表示装置。
  8. 【請求項8】 第1プリズム乃至第3プリズムの光が透
    過しない部位には、光遮断部が設けられている請求項1
    に記載の画像表示装置。
  9. 【請求項9】 第1プリズムと第2プリズム及び第1プ
    リズムと第3プリズムの接合面には、ダイクロイックコ
    ートが形成されている請求項1に記載の画像表示装置。
  10. 【請求項10】 第1プリズム乃至第3プリズムに入射
    される光は、それぞれのプリズムの入射面に対して傾い
    ている請求項1に記載の画像表示装置。
  11. 【請求項11】 断面がほぼ直角3角形に形成されてい
    る3角柱からなる第1プリズムと、 第1プリズムとほぼ同一の形状に形成されており、ほぼ
    直角を形成している一方の面が、第1プリズムの斜面と
    接着されている第2プリズムと、 断面がほぼ直角3角形に形成されており、斜面が第2プ
    リズムのほぼ直角を形成している他方の面と接着されて
    いる第3プリズムとからなっていることを特徴とするプ
    リズムブロック。
JP9480498A 1998-04-07 1998-04-07 画像表示装置及びプリズムブロック Pending JPH11295651A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9480498A JPH11295651A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 画像表示装置及びプリズムブロック

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9480498A JPH11295651A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 画像表示装置及びプリズムブロック

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11295651A true JPH11295651A (ja) 1999-10-29

Family

ID=14120256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9480498A Pending JPH11295651A (ja) 1998-04-07 1998-04-07 画像表示装置及びプリズムブロック

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11295651A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024034166A1 (ja) * 2022-08-10 2024-02-15 アルプスアルパイン株式会社 光学装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2024034166A1 (ja) * 2022-08-10 2024-02-15 アルプスアルパイン株式会社 光学装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5575548A (en) Full color three dimensional projector
US7452086B2 (en) Light pipe based projection engine
JP3457590B2 (ja) Xプリズム及び投写システム
JPH0915529A (ja) 像投写装置
JP3417757B2 (ja) 液晶表示装置およびその光束分離方法
US6607276B1 (en) Illuminating optical system and projector
US6943850B2 (en) Optical apparatus and projection type display apparatus for reducing a physical distance between a light source and a display
JP2002182307A (ja) 投射型表示装置
EP0405953B1 (en) Light source apparatus for separating white light into lights of a plurality of colours
KR100441506B1 (ko) 영상투사장치
US6987618B2 (en) Polarization converting device, illumination optical system and projector
JPH11281930A (ja) 投写型表示装置
JP4539319B2 (ja) 投射型表示装置
US6637889B2 (en) Image display apparatus
JP2003075769A (ja) 光学ユニット及びそれを用いた映像表示装置
US6612702B1 (en) Projection display device
JPH11295651A (ja) 画像表示装置及びプリズムブロック
JPS63216025A (ja) 投写型カラ−表示装置
US6048079A (en) Illumination optical system for liquid crystal display
JPH03202845A (ja) プロジェクタ用色合成光学系
JPH09230258A (ja) 投写型映像表示装置
JPH11296103A (ja) 画像表示装置
JP3615869B2 (ja) 液晶投影装置およびこれを用いた投影表示システム
JP3482789B2 (ja) 液晶プロジェクタ及びダイクロイックプリズム
JPH11174371A (ja) 光学装置及び光学装置を備える表示装置