JPH11293834A - 建築物の床構築方法 - Google Patents

建築物の床構築方法

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JPH11293834A
JPH11293834A JP11273498A JP11273498A JPH11293834A JP H11293834 A JPH11293834 A JP H11293834A JP 11273498 A JP11273498 A JP 11273498A JP 11273498 A JP11273498 A JP 11273498A JP H11293834 A JPH11293834 A JP H11293834A
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JP
Japan
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floor
girder
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structural frame
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JP11273498A
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English (en)
Inventor
Nobutaka Kuwano
信敬 桑野
Yoshinobu Kurose
義宣 黒瀬
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Nippon Steel Metal Products Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Metal Products Co Ltd
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 地組工法による床構築の能率を一層向上させ
る。 【解決手段】 大梁材を左右対称の断面形状をなす2つ
の大梁構成部材13で構成する。1つの床区画の四辺の
大梁材について,それぞれ内側の大梁構成部材13を用
意する。地上において,前記4本の大梁構成部材13を
矩形状に配置し,隣接する大梁構成部材13どうしを繋
ぎ材14を溶接して結合し,大梁構成部材13に小梁1
5を溶接接合し,当該床区画のすべてのデッキプレート
1を乗せて床構造枠16を構成する。この床構造枠16
をクレーンで施工階に吊り上げ,各大梁構成部材13の
端部をそれぞれ対応する柱4に接合する。隣接する床区
画に設置された床構造枠16の境界部分に並んだ2つの
大梁構成部材13が大梁材となる。このように,大梁
材,および殆どの床部材を地組みでき,高所作業が著し
く削減され,クレーン吊り回数の削減される。床構造枠
の剛性は大なので,専用の吊り治具は不要となり,仮設
の補強枠も不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,建築物の床を構
築する際に,床を構成する部材の一定部分を予め地上で
組み付けておき,これをクレーンで施工階に吊り上げて
敷設する,いわゆる地組工法と呼ばれる建築物の床構築
方法に関する。
【0002】従来より,建築物の鉄筋コンクリート床や
合成床板を構築する床構築方法として,予め地上で,4
本の柱で囲まれた矩形状の床区画内の複数のデッキプレ
ート(床板)を一体に組み付けておき,これをクレーン
で施工階(今デッキプレートを敷設しようとしている施
工中の階)に吊り上げて敷設する,いわゆる地組工法と
呼ばれる建築物の床構築方法が種々提案されている(特
公昭59−10453号等参照)。なお,デッキプレー
トは鉄筋コンクリート床の場合は単なるコンクリート型
枠であり,合成床板の場合は型枠兼強度部材である。従
来の一般的な地組工法では,地上で,図10に示すよう
にデッキプレート1と小梁2とを組み付けて大組床パネ
ル3を構成し,この大組床パネル3を,図示略の吊り治
具を用いてクレーンで施工階に吊り上げ,次いで,図1
1に示すように,柱4間に接合された例えばH形鋼等に
よる大梁5,6上に載置し,かつ,小梁2の両端を大梁
6に接合する。この場合,通常,主として小梁2の端部
を大梁6に接合するためのボルト締めや溶接作業を容易
に行えるように,デッキプレート幅方向の最端部(大梁
6側のもの)にあるデッキプレートは大組床パネル3か
ら除外しておく。したがって,この除外したデッキプレ
ートの部分は,大組床パネル3を施工階の大梁5,6に
乗せた時点で隙間7,8(ハッチングで示す)となる。
なお,9は前記の除外したデッキプレートを受けるため
のデッキ受けであり,柱4の近傍で大梁5,6間に溶接
固定している。
【0003】また,図13に示した大組床パネル3’の
ように,デッキプレート1および小梁2に加えて,1本
の大梁6も地上で予め組み付けておく工法もある(特開
昭61−221436号等参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の各地組工法は,
1つの床区画内の複数のデッキプレート1を予め地上で
組み付けておくものであるから,施工階で行うデッキプ
レート敷設等の高所作業が大幅に削減でき,施工能率が
向上するという長所がある。しかし,大組床パネル3,
3’において除外したデッキプレートは,施工階で敷設
する必要があり,高所作業として残ることになる。ま
た,デッキプレート敷設作業が地上と高所との2度手間
となり,能率的でない。また,鉄骨建方において,図1
0の施工法では全ての大梁を,また図13の施工法では
大半の大梁を,それぞれ単独でクレーン吊りして柱に取
り付ける必要があり,かつ,大組床パネル3,3’から
除外したデッキプレートも別個にクレーンで吊り上げる
必要があり,クレーン吊りの回数が多くなり,作業効率
が低下する。また,大組床パネル3,3’はいずれも,
周囲に枠を持つ構造ではないから,パネルとしての剛性
は弱く,クレーン吊りするためには,専用の吊り治具が
必要であることは勿論,場合により大組床パネル3,
3’に仮設の補強枠を取り付けることも必要となり,煩
雑でありかつ作業性が悪い。また,従来の地組工法は,
大梁についての鉄骨建方の施工能率向上には特に関係し
ないが,鉄骨建方自体の施工能率も向上させることがで
きれば,建築物全体としての施工性が一層向上するの
で,望ましい。
【0005】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,柱で囲まれた1つの床区画の床構築に
際して,鉄骨建方も含めて地上における組み付け作業の
比重を大とすることが可能で,高所作業を一層削減する
ことができ,クレーン吊り回数を低減することができ,
専用の吊り治具を必要とせず,また,仮設の補強枠を取
り付けことも必要とせず,これらにより大梁の建方の施
工能率も含めて能率的に床を構築することのできる建築
物の床構築方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の建築物の床構築方法は,柱間に接合される大梁材
を左右対称の断面形状をなす2つの大梁構成部材を用
い,地上において,4本の柱で区画される1つの矩形の
床区画を形成する4本の大梁材のそれぞれ内側の大梁構
成部材のみを前記床区画に対応して矩形に配置し,かつ
繋ぎ材により隣接する大梁構成部材どうしを相互に結合
して床構造枠を構成し,次いで,この床構造枠を施工階
に吊り上げ,次いで,この床構造枠の各大梁構成部材の
端部をそれぞれ対応する柱に接合し,次いで,前記床構
造枠上に床板を敷設することを特徴とする。
【0007】請求項2の建築物の床構築方法は,柱間に
接合される大梁材を左右対称の断面形状をなす2つの大
梁構成部材を用い,地上において,4本の柱で区画され
る1つの矩形の床区画を形成する4本の大梁材のそれぞ
れ内側の大梁構成部材のみを前記床区画に対応して矩形
に配置し,かつ繋ぎ材により隣接する大梁構成部材どう
しを相互に結合しかつ対向する大梁材間に小梁を渡し接
合して床構造枠を構成し,次いで,この床構造枠を施工
階に吊り上げ,次いで,この床構造枠の各大梁構成部材
の端部をそれぞれ対応する柱に接合し,次いで,前記床
構造枠上に床板を敷設することを特徴とする。
【0008】請求項3の建築物の床構築方法は,柱間に
接合される大梁材を左右対称の断面形状をなす2つの大
梁構成部材を用い,地上において,4本の柱で区画され
る1つの矩形の床区画を形成する4本の大梁材のそれぞ
れ内側の大梁構成部材のみを前記床区画に対応して矩形
に配置し,かつ繋ぎ材により隣接する大梁構成部材どう
しを相互に結合しかつ対向する大梁材間に小梁を渡し接
合した後,床板を乗せて床構造枠を構成し,次いで,こ
の床構造枠を施工階に吊り上げ,次いで,この床構造枠
の各大梁構成部材の端部をそれぞれ対応する柱に接合す
ることを特徴とする。
【0009】請求項4は,請求項1,2または3におけ
る床板が鉄筋コンクリート床または合成床板を構築する
ためのデッキプレートであることを特徴とする。
【0010】請求項5は,請求項1,2または3におけ
る床板がコンクリートスラブであることを特徴とする。
【0011】請求項6は,請求項1,2または3におけ
る大梁構成部材としてZ形鋼を用いるとともに,前記床
構造枠を,前記Z形鋼の上側のフランジ端縁が四辺の内
側にくるように配置して構成し,各床区画についてそれ
ぞれ,床構造枠を施工階に吊り上げ柱に接合した後,各
床区画境界の大梁材における対向する大梁構成部材間に
コンクリートを打設して大梁を形成することを特徴とす
る。
【0012】請求項7は,請求項1,2または3におけ
る大梁構成部材として溝形鋼を用いるとともに,前記床
構造枠を,前記溝形鋼のフランジ端縁が四辺の内側にく
るように配置して構成し,各床区画についてそれぞれ,
床構造枠を施工階に吊り上げ柱に接合した後,各床区画
境界の大梁材における背中合わせの一対の大梁構成部材
のウエブをボルトで接合して鋼製の大梁を形成すること
を特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜9を参照して説明する。この実施例の建築物の床構築
方法は,デッキプレートを用いて鉄筋コンクリート床な
いし合成床板を構築する場合のものである。本発明で
は,柱に接合される大梁材を,左右対象の断面形状をな
す2つの大梁構成部材で構成する。なお,本発明におい
て,柱,大梁材,小梁は全て鋼製である。使用する床板
は,鋼製であるデッキプレート,またはコンクリートス
ラブ等であるが,実施例ではデッキプレートである。前
記の大梁材とは,鉄骨構造の建築物の場合は大梁自体で
あり,鉄骨鉄筋コンクリート構造(SRC造)の建築物
の場合は,大梁の一部の鋼材である。
【0014】図1〜図6に示した実施例はSRC造の場
合であり,大梁材11は,鉄骨鉄筋コンクリート梁であ
る大梁12(図6参照)の一部を構成する鋼材である。
実施例では,大梁材11を構成する大梁構成部材13と
してZ形鋼を用いている。
【0015】施工手順を説明すると,4本の柱で区画さ
れる矩形の床区画に対応する四辺の大梁材1について,
それぞれ内側の大梁構成部材13を用意する。地上にお
いて,図1に示すように,前記の用意した4本の大梁構
成部材13を矩形に配置し,かつ,四隅において,隣接
する大梁構成部材13の端部近傍間に繋ぎ材14を配置
しボルト接合して,さらに,図示例では2本の小梁15
を対向する大梁構成部材13間に渡し溶接接合して,小
梁付き矩形枠組み17を作る。図2は図1を模式的に拡
大したA−A断面図である。図1に点線で示した柱4は
位置関係の説明のためである。次いで,当該床区画用の
デッキプレート1を全て図3に示すように,前記小梁付
き矩形枠組み17の上に乗せ,周囲の大梁構成部材13
および小梁15に鋲や栓溶接やスタッド溶接等で固定し
て,床構造枠16を構成する。繋ぎ材14は,隣接する
大梁構成部材13どうしを接合するとともに,端部側の
デッキプレート1を受けるデッキ受けともなる。図4
(イ)は図2の模式的に拡大したB−B断面図,図4
(ロ)は同C−C断面図である。このように,1つの床
区画内のほとんど全ての部材を予め地上で組み付ける。
【0016】前記床構造枠16をクレーンで吊り上げ
て,当該施工階(今デッキプレートを敷設しようとして
いる施工中の階)における当該床区画に搬送し,各大梁
構成部材13の端部を図示例では角形鋼管の柱4に接合
する。図5は当該床区画(図示されている4本の柱4で
囲まれる区域)について床構造枠16を柱4に接合した
状態である。当該床区画の上側および右側は引き続き施
工すべき床区画である。図示は省略するが,柱4側には
大梁材11を受ける大梁受け材を予め溶接固定してお
き,この大梁受け材に大梁構成部材13の端部を継ぎ手
プレートを添えてボルト接合する。当該施工階の全ての
床区画について同様に床構造枠16を柱4に接合して梁
材の鉄骨建方およびデッキプレート1の敷設を終えた
後,床構造枠16上に配筋し,コンクリートを打設する
と,図6に示すように,鉄筋コンクリート床ないし合成
床板が構築されるとともに,大梁材11の内部(すなわ
ち大梁構成部材13である対向する2つのZ形鋼間の空
間)に打設されたコンクリートにより,鉄骨鉄筋コンク
リート梁である大梁12が構築される。こうして,対向
する2つの大梁構成部材13からなる大梁材11は,型
枠として機能すると同時に,強度部材として機能する。
なお,図6では大梁構成部材13にコンクリートと結合
させるためのスタッドボルト18を溶接固定したものと
して図示している(ただし,この場合には,図1の組み
付けを行う前の大梁構成部材13に既に溶接固定してお
く)。また,対向するZ形鋼(大梁構成部材13)の下
側のフランジ端縁13b間は,必要があればフラットバ
ー等を突き合わせ部分に添わせ溶接固定(図示せず)す
るとよい。
【0017】図7に他の実施例を示す。この実施例は,
大梁材21を構成する大梁構成部材23として溝形鋼を
用いている。この実施例は鉄骨構造の場合であり,大梁
材21自体が大梁となる。この大梁材21は,溝形鋼
(大梁構成部材23)のウエブを背中合わせしてH形状
にしボルト・ナット20でウエブを接合して構成され
る。なお,この床構造枠26を作る手順は,および施工
階に設置する手順は,図1〜図6で説明した実施例の場
合と基本的に同じである。
【0018】なお,大梁構成部材としてZ形鋼を用いた
場合,図8に示すように大梁構成部材13を,図1〜図
6で説明した実施例とは逆の向きに,すなわち,大梁材
11における対向する大梁構成部材13の上側のフラン
ジ端縁13aがそれぞれ内側に向き,下側のフランジ端
縁13bが外側を向く配置とすることも可能である。ま
た,大梁構成部材として溝形鋼を用いた場合,図9に示
すように大梁構成部材23を,図7で説明した実施例と
は逆の向きに,すなわち,フランジ端縁23aがそれぞ
れ内側に向いて角パイプを形成するように用いるこもで
きる。なお,図8,図9の実施例は,大梁材の内部にコ
ンクリートを打設できないから,通常は,鉄骨構造(鉄
骨梁)とする場合である。要するに,大梁材が左右対象
の断面形状をなす2つの鋼材(大梁構成部材)からなる
ものであればよい。
【0019】また,上述の実施例では,予め地上でデッ
キプレートを組み付けているが,地上では,デッキプレ
ートを組み付けずに,大梁構成部材13と小梁15と繋
ぎ材14とからなる小梁付き矩形枠組み17のみで床構
造枠を構成し,これを施工階にクレーンで吊り上げ柱4
に接合した後,デッキプレート1をこの床構造枠(小梁
付き矩形枠組み)上に敷設することも可能である。さら
に,地上では,デッキプレートおよび小梁のいずれも組
み付けずに,大梁構成部材13と繋ぎ材14とからなる
矩形枠組みのみで床構造枠を構成し,これを施工階にク
レーンで吊り上げ柱4に接合した後,小梁15を接合し
かつデッキプレート1を敷設することも可能である。な
お,上述の実施例では,対象とする床区画に小梁を有す
る場合であるが,床区画内に小梁を用いない場合は,地
上で組みつける床構造枠は当然,梁部材として大梁構成
部材を持つのみで小梁は持たない構造となる。
【0020】さらに,本発明はデッキプレートを利用す
る床構築に適用して好適であるが,デッキプレートの代
わりにコンクリートスラブ等を用いる場合にも,本発明
の適用は可能である。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば,大梁材を左右対象の断
面形状を持つ2つの大梁構成部材から構成したの,全て
の大梁材を地上で組み付けることが可能となり,大梁の
鉄骨建方の施工能率を向上させることができる。そし
て,床を構成する部材のうち,コンクリートを除く殆ど
の部材を地上で組み付けることが可能となるので,高所
作業が著しく削減される。また,殆どの部材を地上で組
み付けることができるので,クレーン吊りの回数は大幅
に削減され,作業性が大幅に向上する。
【0022】また,地上で床構造枠を組み付ける際,一
部のデッキプレートを床構造枠から除外することなく,
全てのデッキプレートを組み付けることができるので,
デッキプレート敷設作業が地上と高所との2度手間とな
る問題は発生せず,施工性が良好である。
【0023】また,床構造枠は周囲に大梁構成部材を枠
として持つ構造であり,剛性が十分大なので,吊り治具
を用いずにそのままクレーン吊りすることが可能であ
り,また,仮設の補強枠を仮に取り付けることも当然不
要であり,施工が著しく簡略化され,作業性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の建築物の床構築方法を説明
する図であり,地上で組み付ける床構造枠の,デッキプ
レート(床板)を乗せる前の小梁付き矩形枠組みの平面
図である。
【図2】図1における模式的に拡大したA−A断面図で
ある。
【図3】図1の小梁付き矩形枠組みにデッキプレートを
乗せて構成した床構造枠の平面図である。
【図4】(イ)は図3における模式的に拡大したB−B
断面図,(ロ)は同C−C断面図である。
【図5】本発明の建築物の床構築方法を説明するもの
で,図3の床構造枠を施工階の当該床区画にクレーンで
吊り上げ,柱に接合した段階の平面図である。
【図6】図5の段階ののち床構造枠上にコンクリートを
打設した状態を示すもので,図5のD−D断面図に対応
する断面図(ただしコンクリート打設後)である。
【図7】大梁構成部材として溝形鋼を用いて大梁材を構
成した場合の実施例を示すもので,図5のD−D断面図
に対応する図である。
【図8】大梁材を構成する大梁構成部材であるZ形鋼
を,図6と逆向きに用いた実施例を説明する図である。
【図9】大梁材を構成する大梁構成部材である溝形鋼
を,図7と逆向きに用いた実施例を説明する図である。
【図10】従来の建築物の床構築方法を説明するもの
で,地上で組み付けた大組床パネルの平面図である。
【図11】従来の建築物の床構築方法を説明するもの
で,図10の大組床パネルを施工階にクレーンで吊り上
げ,柱に接合した段階の平面図である。
【図12】図11における拡大したE−E断面図であ
る。
【符号の説明】
1 デッキプレート(床板) 4 柱 11 大梁材 21 大梁材(大梁でもある) 12 大梁 13,23 大梁構成部材 14 繋ぎ材 15 小梁 16 床構造枠 17 小梁付き矩形枠組み
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年6月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の建築物の床構築方法を説明
する図であり,地上で組み付ける床構造枠の,デッキプ
レート(床板)を乗せる前の小梁付き矩形枠組みの平面
図である。
【図2】図1における模式的に拡大したA−A断面図で
ある。
【図3】図1の小梁付き矩形枠組みにデッキプレートを
乗せて構成した床構造枠の平面図である。
【図4】(イ)は図3における模式的に拡大したB−B
断面図,(ロ)は同C−C断面図である。
【図5】本発明の建築物の床構築方法を説明するもの
で,図3の床構造枠を施工階の当該床区画にクレーンで
吊り上げ,柱に接合した段階の平面図である。
【図6】図5の段階ののち床構造枠上にコンクリートを
打設した状態を示すもので,図5のD−D断面図に対応
する断面図(ただしコンクリート打設後)である。
【図7】大梁構成部材として溝形鋼を用いて大梁材を構
成した場合の実施例を示すもので,図5のD−D断面図
に対応する図である。
【図8】大梁材を構成する大梁構成部材であるZ形鋼
を,図6と逆向きに用いた実施例を説明する図である。
【図9】大梁材を構成する大梁構成部材である溝形鋼
を,図7と逆向きに用いた実施例を説明する図である。
【図10】従来の建築物の床構築方法を説明するもの
で,地上で組み付けた大組床パネルの平面図である。
【図11】従来の建築物の床構築方法を説明するもの
で,図10の大組床パネルを施工階にクレーンで吊り上
げ,柱に接合した段階の平面図である。
【図12】図11における拡大したE−E断面図であ
る。
【図13】従来の他の建築物の床構築方法を説明するも
ので、地上で組み付けた大組床パネルの平面図である。
【符号の説明】 1 デッキプレート(床板) 4 柱 11 大梁材 21 大梁材(大梁でもある) 12 大梁 13,23 大梁構成部材 14 繋ぎ材 15 小梁 16 床構造枠 17 小梁付き矩形枠組み

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 柱間に接合される大梁材を左右対称の断
    面形状をなす2つの大梁構成部材を用い,地上におい
    て,4本の柱で区画される1つの矩形の床区画を形成す
    る4本の大梁材のそれぞれ内側の大梁構成部材のみを前
    記床区画に対応して矩形に配置し,かつ繋ぎ材により隣
    接する大梁構成部材どうしを相互に結合して床構造枠を
    構成し,次いで,この床構造枠を施工階に吊り上げ,次
    いで,この床構造枠の各大梁構成部材の端部をそれぞれ
    対応する柱に接合し,次いで,前記床構造枠上に床板を
    敷設することを特徴とする建築物の床構築方法。
  2. 【請求項2】 柱間に接合される大梁材を左右対称の断
    面形状をなす2つの大梁構成部材を用い,地上におい
    て,4本の柱で区画される1つの矩形の床区画を形成す
    る4本の大梁材のそれぞれ内側の大梁構成部材のみを前
    記床区画に対応して矩形に配置し,かつ繋ぎ材により隣
    接する大梁構成部材どうしを相互に結合しかつ対向する
    大梁材間に小梁を渡し接合して床構造枠を構成し,次い
    で,この床構造枠を施工階に吊り上げ,次いで,この床
    構造枠の各大梁構成部材の端部をそれぞれ対応する柱に
    接合し,次いで,前記床構造枠上に床板を敷設すること
    を特徴とする建築物の床構築方法。
  3. 【請求項3】 柱間に接合される大梁材を左右対称の断
    面形状をなす2つの大梁構成部材を用い,地上におい
    て,4本の柱で区画される1つの矩形の床区画を形成す
    る4本の大梁材のそれぞれ内側の大梁構成部材のみを前
    記床区画に対応して矩形に配置し,かつ繋ぎ材により隣
    接する大梁構成部材どうしを相互に結合しかつ対向する
    大梁材間に小梁を渡し接合した後,床板を乗せて床構造
    枠を構成し,次いで,この床構造枠を施工階に吊り上
    げ,次いで,この床構造枠の各大梁構成部材の端部をそ
    れぞれ対応する柱に接合することを特徴とする建築物の
    床構築方法。
  4. 【請求項4】 前記床板が鉄筋コンクリート床または合
    成床板を構築するためのデッキプレートであることを特
    徴とする請求項1,2または3記載の建築物の床構築方
    法。
  5. 【請求項5】 前記床板がコンクリートスラブであるこ
    とを特徴とする請求項1,2または3記載の建築物の床
    構築方法。
  6. 【請求項6】 前記大梁構成部材としてZ形鋼を用いる
    とともに,前記床構造枠を,前記Z形鋼の上側のフラン
    ジ端縁が四辺の内側にくるように配置して構成し,各床
    区画についてそれぞれ,床構造枠を施工階に吊り上げ柱
    に接合した後,各床区画境界の大梁材における対向する
    大梁構成部材間にコンクリートを打設して大梁を形成す
    ることを特徴とする請求項1,2または3記載の建築物
    の床構築方法。
  7. 【請求項7】 前記大梁構成部材として溝形鋼を用いる
    とともに,前記床構造枠を,前記溝形鋼のフランジ端縁
    が四辺の内側にくるように配置して構成し,各床区画に
    ついてそれぞれ,床構造枠を施工階に吊り上げ柱に接合
    した後,各床区画境界の大梁材における背中合わせの一
    対の大梁構成部材のウエブをボルトで接合して鋼製の大
    梁を形成することを特徴とする請求項1,2または3記
    載の建築物の床構築方法。
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