JPH11291600A - 減圧印刷装置 - Google Patents

減圧印刷装置

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JPH11291600A
JPH11291600A JP10101333A JP10133398A JPH11291600A JP H11291600 A JPH11291600 A JP H11291600A JP 10101333 A JP10101333 A JP 10101333A JP 10133398 A JP10133398 A JP 10133398A JP H11291600 A JPH11291600 A JP H11291600A
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JP
Japan
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printing
plate
lid
bottom plate
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Application number
JP10101333A
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English (en)
Inventor
Koichi Uchiyama
耕一 内山
Junnosuke Katsuyama
順之助 勝山
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Riso Kagaku Corp
Original Assignee
Riso Kagaku Corp
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41LAPPARATUS OR DEVICES FOR MANIFOLDING, DUPLICATING OR PRINTING FOR OFFICE OR OTHER COMMERCIAL PURPOSES; ADDRESSING MACHINES OR LIKE SERIES-PRINTING MACHINES
    • B41L13/00Stencilling apparatus for office or other commercial use
    • B41L13/02Stencilling apparatus for office or other commercial use with flat stencil carriers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F15/00Screen printers
    • B41F15/02Manually-operable devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41PINDEXING SCHEME RELATING TO PRINTING, LINING MACHINES, TYPEWRITERS, AND TO STAMPS
    • B41P2215/00Screen printing machines
    • B41P2215/10Screen printing machines characterised by their constructional features
    • B41P2215/13Devices for increasing ink penetration
    • B41P2215/134Devices for increasing ink penetration by increasing pressure beneath the screen

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】操作性のよいコンパクトな減圧印刷装置を提供
する。 【解決手段】 本体2に対して蓋体8は開閉可能であ
る。12は可撓性シート、枠9,10の型部11に孔版
原紙組立体20が載置される。4は用紙の載置台であ
る。蓋体と本体の間に減圧室Sが区画される。本体2の
下には、底板30と袋体31からなる空気ポンプ3が設
けられる。減圧室Sは空気ポンプ3と連通している。版
と用紙を設けた後、蓋体を閉める。手動操作レバー35
を下げる。減圧室は減圧される。可撓性シートが変形し
て版を押し、用紙に押しつける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は孔版印刷装置に関す
る。本発明の孔版印刷装置は、版と印刷用紙が収納され
る圧力チャンバを有する。圧力チャンバには内部を減圧
するための減圧手段が連結され、圧力チャンバの壁面の
一部は可撓性シート部材からなる。圧力チャンバを減圧
手段で減圧し、可撓性シート部材を介して大気圧でイン
キを押圧する。孔版原紙の穿孔部を介して印刷用紙にイ
ンクが転移し、印刷が行われる。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、特開平6−270523号
において、この種の圧力チャンバを備えた減圧式孔版印
刷装置の基本的概念を既に提案している。この孔版印刷
装置は、壁面の一部を可撓性のダイヤフラムで構成した
圧力チャンバを備えている。この圧力チャンバには減圧
手段が接続されている。この減圧式孔版印刷装置によれ
ば、印刷面が大きい場合にも、所定濃度、均一濃度の孔
版印刷を簡便かつ迅速に行える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる孔版印
刷装置においても、大きな印刷面に対応しようとすれば
必然的に圧力チャンバが大型化し、大容量の減圧手段が
必要となる。かかる大容量の減圧手段としては、真空ポ
ンプ、特にモーターブロワによる真空ポンプのようなも
のが用いられる。これらの減圧手段を用いると、次のよ
うな問題が生じる。まず、印刷装置全体が大型化する。
また、一定速度で減圧するため、印刷に必要な適正圧力
に至るまでに多くの時間を要する。また、押圧力の微調
整が行いにくい。作業時間を多く取られ、操作も煩雑に
なる。
【0004】本発明は、上述した減圧を用いた孔版印刷
装置であって、減圧を迅速簡単に行うことができるとと
もに、装置全体を小型化、軽量化及び単純化し、操作性
も向上させた孔版印刷装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された減
圧印刷装置は、本体(2,51)と、前記本体の一面に
回動可能に設けられて前記本体との間に被印刷体と版を
設けるための空間を区画する蓋体(8,52)と、前記
版に対面するように前記蓋体に設けられた可撓性シート
(12,59)と、前記空間に連通するように前記本体
の下側に設けられて前記空間内を減圧する減圧手段
(3,70)と、前記蓋体と実質的に同一の高さにある
操作開始位置から下方に押し下げることによって前記減
圧手段を操作する手動操作手段(35,91)とを有す
ることを特徴としている。
【0006】請求項2に記載された減圧印刷装置は、印
刷用紙が上面に載置される本体(2,51)と、版が取
り付けられるとともに前記本体の上面に回動可能に設け
られて前記本体との間に前記印刷用紙と前記版を収納す
るための空間を区画する蓋体(8,52)と、前記版に
対面するように前記蓋体の上面に設けられた可撓性シー
ト(12,59)と、前記空間に連通するように前記本
体の下側に設けられて前記空間内を減圧することにより
前記可撓性シートを介して大気圧で前記版と前記印刷用
紙を密着させて印刷を行わせる減圧手段(3,70)
と、前記蓋体と実質的に同一の高さにある操作開始位置
から下方に押し下げることによって前記減圧手段を操作
する手動操作手段(35,91)とを有することを特徴
としている。
【0007】請求項3に記載された減圧印刷装置は、請
求項2記載の減圧印刷装置において、前記蓋体は前記版
を取り付けるための開口部(9a,10a)を備えた枠
(9,10)を有しており、前記可撓性シートは印刷時
に前記開口部を密閉するように前記枠の上面に開閉可能
に取り付けられたことを特徴としている。
【0008】請求項4に記載された減圧印刷装置は、請
求項3記載の減圧印刷装置において、前記枠(9)の上
面と前記可撓性シートの下面の一方には弾性粘着層が設
けられ、 他方は平滑度の高い樹脂シートで形成された
ことを特徴としている。
【0009】請求項5に記載された減圧印刷装置は、請
求項2記載の減圧印刷装置において、前記減圧手段が、
前記本体の下面に後端部を軸支されて上下方向に回動可
能な底板(30)と、前記底板の上面と前記本体の下面
の間に設けられて上下方向に伸縮する可撓性の袋体(3
1)とを有している。さらに、前記手動操作手段は前記
底板の前端部(35)である。さらに前記底板を上方向
に付勢して操作開始位置に設定する復帰手段(37)を
備えている。
【0010】請求項6に記載された減圧印刷装置は、請
求項2記載の減圧印刷装置において、前記減圧手段が、
前記本体の下側に設けられた上板(72)と、前記上板
の下面に設けられた上下方向に伸縮する可撓性の袋体
(73)と、前記袋体の下側に設けられた底板(74)
と、前記底板に設けられた係止部(75)とを有してい
る。さらに、前記手動操作手段は、上下方向に回動可能
となるように前記本体の側面に軸支され、前記係止部に
上から係止する手動操作レバー(90)である。さらに
前記底板を上方向に付勢して前記手動操作レバーを操作
開始位置に設定する復帰手段(76)を備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施例におけ
る減圧印刷装置1の斜視図、図2は図1の(イ)−
(イ)切断線における断面図である。本体2は、水平な
板状部2aと、板状部2aの対向する一対の縁辺に設け
られた一対の垂直な脚部2b,2bを有している。即
ち、板状部2aは、脚部2b,2bに支えられており、
その下面と設置面との間には空間がある。板状部2aの
下側の前記空間には、減圧手段としての空気ポンプ3が
設けられている。空気ポンプ3については後述する。本
体2の板状部2aの上面中央には、被印刷体を載置する
ための載置台4が設けられている。載置台4はスポンジ
等の弾性材からなる。載置台4は、紙及びプラスチック
シート等の枚葉体に印刷を施すのに適するように、その
上面はA4版相当の形状の平面とされている。載置台4
の上面には粘着層5が形成されており、被印刷体として
の印刷用紙6を載置台4上に粘着保持できる。図2に示
すように、本体2の上面には枠部材7が設けられてい
る。この枠部材7は所定の隙間をおいて前記載置台4を
取り囲んでいる。
【0012】前記本体2の上面には蓋体8が開閉可能に
取り付けられている。図2に示すように、蓋体8は、上
側の第1の枠9と本体2側の第2の枠10を、互いに接
合した積層体である。第1の枠9の矩形の開口部9a
は、本体2側にある第2の枠10の矩形の開口部10a
よりも大きい。このため、蓋体8の上側からみて、第2
の枠10の内方周縁部が第1の枠9の開口9aの内部に
張り出して肩部11を構成している。第1の枠9の矩形
の開口部9aの外形は、孔版印刷に用いる版の外形に合
致している。
【0013】第2の枠は可撓性の磁石シートで形成され
ている。枠部材7は強磁性体で構成されている。蓋体8
を本体2に重ねれば、両者は密着して隙間から空気が漏
れにくくなる。
【0014】蓋体8の上面側には、可撓性シート12が
重ねられている。可撓性シート12を含む蓋体8の一辺
は、前記本体2の板状部2aの一辺に結合されており、
板状部2aに対して回動できる。また、可撓性シート1
2は、第1の枠9に対して開閉可能である。可撓性シー
ト12を上方に回動して第1の枠9から離せば、前記肩
部11の上に孔版印刷用の版を設けることができる。
【0015】第1の枠9の上面には弾性粘着層13が設
けられている。可撓性シート12は、平滑度の高い樹脂
シート、例えば塩化ビニルシートで形成されている。こ
れによって、可撓性シート12を第1の枠9の上に重ね
れば、両者は密着して隙間から空気が漏れにくくなる。
【0016】本実施例においては、本体2、可撓性シー
ト12、第1及び第2の枠9,10は、すべてプラスチ
ック材料から製作することができる。この具体例では、
可撓性シート12及び枠9,10は、両者の密着性を良
くするために厚さそれぞれ0.5mmと5mm程度の塩
化ビニルシートから作られている。枠9,10は、一般
に、可撓性シート12よりも堅固に製作することが好ま
しい。蓋体8と本体2の開閉可能な連結は、可撓性シー
ト12及び枠9,10の本体2に対する接着部に隣接す
る部分に折り曲げ成形を施したり、又は薄肉部を形成す
ることによって達成できる。この具体例では、この連結
部は軟質のポリプロピレンで形成している。しかし、可
撓性シート12及び枠9,10を本体21に蝶番を用い
て接続してもよい。
【0017】かくして、この減圧印刷装置1において蓋
体8を閉めれば、蓋体8と本体2の間には空間が区画さ
れる。図2に示すように、この空間を減圧室Sと呼ぶ。
蓋体8を本体2に重ねるだけで、この減圧室Sの外部に
対する気密が保たれる。蓋体8を閉める前に、この減圧
室Sの内部に孔版印刷に用いられる版と印刷用紙を収納
しておく。即ち、版は可撓性シート12を開いて第1の
枠9の内側に挿入する。印刷用紙は蓋体8を開いて載置
台4の上に載置する。
【0018】本例の版としては、図3に示すような孔版
原紙組立体20を用いる。孔版原紙組立体20は、枠2
1と、孔版原紙22と、インキカバーシート23を有す
る。枠21は、厚紙、プラスチック等からなる。孔版原
紙22は枠21の一方の面に張られている。インキカバ
ーシート23はインキ不通過性であり、枠21の他方の
面に開閉可能に貼られている。孔版原紙22を製版した
後、インキカバーシート23を開いて孔版原紙22の上
にインキを載せ、インキカバーシート23を閉じて印刷
に供する。堅固な枠21は肩部11に当接して確実に保
持されるので好都合である。しかし、インキカバーシー
ト23は不要であれば設けなくてもよい。なお、この孔
版原紙組立体20は実開昭51−132005号公報等
に示されている孔版原紙組立体と実質的に同一構造のも
のであってよい。その詳細については当該公報を参照さ
れたい。また、孔版原紙としては感熱孔版原紙が使用で
きる。感熱孔版原紙としては、熱可塑性樹脂フィルム
と、和紙・繊布等の多孔性支持体を積層したものを用い
ることができる。
【0019】本体21の下側に設けられた前記空気ポン
プ3について図2及び図5を参照して説明する。この空
気ポンプ3は、板状部2aの下面の後方に軸支された底
板30を有している。また、底板と板状部2aの下面と
の間に、可撓性の袋体31を有している。袋体は蛇腹状
に形成された樹脂シートからなり、底板と板状部2aの
下面との間に空間を区画する。底板を上下に回動させれ
ば、袋体はふいごのように伸縮する。袋体31の内部空
間33と、印刷用紙が設けられる前記減圧室Sとは、通
孔34で連通している。図5に示すように、底板30を
下に下げると減圧室S内は減圧される。減圧室S内が減
圧されると、可撓性シート12は大気圧を受けて本体2
側に向けて変形し、孔版原紙組立体20を印刷用紙6に
密着させる。
【0020】空気ポンプ3の底板30の前端部は本体の
前側に突出している。この部分は空気ポンプ3を駆動す
るための手動操作手段(手動操作板レバー35)として
機能する。
【0021】手動操作レバー35と板状部2aの間に
は、復帰手段としての復帰ばね37が設けられている。
図2に示すように、底板30に力を加えない時、復帰ば
ね37は底板30をほぼ水平な位置に保持する。この位
置が手動操作レバー35の操作開始位置である。操作開
始位置の手動操作レバー35は、閉止した蓋体8と、実
質的に同一の高さにある。この位置から手動操作レバー
35を押し下げると、復帰ばね37は伸びる。力を抜く
と、復帰ばね37は手動操作レバー35を操作開始位置
に復帰させる。
【0022】本装置を用いた印刷について説明する。図
3に示すように、可撓性シート12を上方に開き、イン
キを含む製版済みの孔版原紙組立体20を、上側の枠9
の開口9a内に配置する。この時、孔版原紙組立体20
は、その枠21が枠10の肩部11に面で接触した状態
で支持される。次に、図1に示すように、可撓性シート
12を枠9上に再び重ね合わせる。孔版原紙組立体20
は枠10と可撓性シート12との間に挟まれて保持され
る。図4に示すように、可撓性シート12と枠9,10
を重ね合わせたまま、蓋体8の全体を上方に開く。印刷
用紙を載置台4の上に載置する。
【0023】次に印刷動作に移る。蓋体8を下方に向け
て回動させ、本体2の上に重ねる。この時の蓋体8の状
態は図1及び図2に示す通りである。但し、図2には孔
版原紙組立体20は記載されていない。次に、図5に示
すように、手動操作レバー35を下方に押す。袋体31
が伸び、内部空間33が広がる。減圧室S内の空気は内
部空間33に移動し、減圧室S内は減圧される。大気圧
を受けた可撓性シート12は下方に撓み、孔版原紙組立
体20を押圧する。インキは押圧され、孔版原紙22の
穿孔部から通過して印刷用紙に転移する。印刷はこのよ
うに行われる。
【0024】印刷後、手動操作レバー35を押さえてい
る力を抜く。手動操作レバー35(底板30)は復帰ば
ね37によって上方に移動し、操作開始位置に戻る。変
形した袋体31は縮退する。内部空間33内の空気は通
孔34を介して減圧室S内に戻る。。蓋体8を開いて印
刷された印刷用紙を取り出す。
【0025】多数回印刷を行った後、インキの補充が必
要な場合は、図3に示すように、可撓性シート12を開
いて孔版原紙組立体20を枠から取り出し、インキを補
充すればよい。
【0026】なお、ここで使用されるインキとしては、
特公昭54−23601号公報に示されるような、スプ
レッドメータによる1分値が32以下で、形状を自己保
持できる硬度を有するエマルジョンタイプの印刷インキ
であることが好ましい。更にはチキソトロピー性を有し
ていてもよい。
【0027】本装置では、手動操作レバー35を1回ス
トロークさせれば、本体2側の減圧室Sを印刷に必要な
程度に減圧できるよう設計されている。すなわち、空気
ポンプ3の行程容積が、減圧室Sの容積の等倍以上にな
るように設定されている。このように、手動操作レバー
35の1回のストロークで印刷に必要な減圧を達成する
場合、減圧は加速度的に瞬間的に行われると考えられ、
真空ポンプで吸引した場合に比べて、短い印刷時間で、
鮮明な画像が得られる。
【0028】ここで、図6は減圧室S内の圧力と減圧時
間との関係を示すグラフである。Aは、本願の減圧印刷
装置1において減圧手段として従来の真空ポンプを使っ
た場合である。Bは本願の減圧印刷装置1を使用した場
合である。また、図7は図6のAの場合を、時間軸を拡
大して示したものである。図6から明らかなように本願
の減圧印刷装置1は、従来の真空ポンプを用いた場合に
比べて、減圧室S内を所定圧力まで減圧するのに要する
時間が短い。減圧室S内の圧力が低いほど印刷濃度は濃
くなる。圧力のかかっている時間はミリセカンドオーダ
ーの極めて短い時間であるため、印刷インキの不要な流
動が避けられ、滲みの少ない高品位の印刷物を得ること
ができる。
【0029】図8は本発明の第2実施例における減圧印
刷装置50の斜視図、図2は減圧印刷装置50の印刷時
の操作方法を示す図である。以下の記載においては、第
1実施例と異なる部分を中心に説明する。記載の簡明の
ため、機能乃至目的からみて、第1実施例と同一の部分
には第1実施例の符号と同一の符号を付して説明を省略
する。
【0030】本体51は内部が空洞の箱体である。本体
51の上面には、蓋体52がヒンジ53を介して回動可
能に設けられている。蓋体52は、中央に開口部54を
有する枠体である。蓋体52の下面には、枠材55が設
けられている。枠材55は開口部54の内方に突出して
いる。開口部54内には、孔版原紙組立体25が設けら
れる。孔版原紙組立体25は、枠21と、孔版原紙22
から構成されている。孔版原紙組立体25は枠材55の
上に載置される。枠材55は、蓋体52を本体51に重
ねた時、枠部材7に密着する。
【0031】開口部54内にはインキ供給ユニット56
が着脱可能に設けられる。インキ供給ユニット56は、
枠状の基体57と、中央のインク58と、インク58の
表面を覆う可撓性シート59を有している。60はカバ
ーである。インキ供給ユニット56は、開口部54に固
定具61で固定される。インキ供給ユニット56は、必
要なインキの種類・色彩に応じて交換することができ
る。
【0032】本体51の内部には、空気ポンプ70が設
けられている。空気ポンプ70は、本体51の内部に箱
体71を有している。箱体71の上板72の下面には、
可撓性の袋体73が設けられている。袋体73には底板
74が設けられている。底板74は、袋体73の外に板
部74aを有している。板部74aは、前記ヒンジ53
の軸方向について、袋体73の両端に設けられている。
各板部74aにはそれぞれローラ状の係止部75が設け
られている。各板部74aと、本体51の底板の間に
は、復帰手段としての復帰ばね76が設けられている。
図8に示すように、底板74に下向きの力が加わらない
時、復帰ばね76は底板74をほぼ水平な位置に保持す
る。この時、袋体73の内部空間100は最も容積が小
さい。
【0033】袋体73の内部空間100と減圧室Sは、
可撓性の管路80で連通されている。
【0034】図9に示すように、前記ヒンジ53の軸方
向について、本体51の両側には一対の手動操作レバー
90,90が設けられている。一対の手動操作レバーの
基部は、前記ヒンジ53の軸方向に平行な回動軸により
一体に連結されている。回動軸を中心に一対の手動操作
レバー90,90は上下方向に回動可能である。手動操
作レバー90は前記係止部75に上側から係止してい
る。
【0035】図9に示すように、前記ヒンジ53の軸方
向について、本体51の両側には一対の操作部91,9
1が設けられている。一対の操作部91,91の各作用
点は、前記ヒンジ53の軸方向に平行な横木91aによ
り一体に連結されている。操作部91の先端(力点)
は、前記手動操作レバー90の先端に係止している。手
動操作レバー90の先端にはころが設けられている。
【0036】手動操作レバー90と操作部91は、操作
開始位置において水平であり、閉止した蓋体52と実質
的に同一の高さにある。この時、袋体73の内部空間1
00は最も容積が小さい。この位置から手動操作レバー
35を押し下げると、復帰ばね76は縮む。力を抜く
と、復帰ばね76は手動操作レバー90と操作部を操作
開始位置に復帰させる。
【0037】図9に想像線で示したように、操作部91
を下げれば、手動操作レバー90が押されて下方に揺動
する。下方に揺動した手動操作レバー90は係止部75
を押し下げる。これによって前記袋体73は下方に伸び
る。袋体73の内部空間100の容積は増大する。減圧
室S内の空気は内部空間100に移動し、減圧室S内は
減圧される。大気圧を受けた可撓性シート59は下方に
撓み、インク58が孔版原紙22の穿孔部から通過して
印刷用紙6に転移する。印刷はこのように行われる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、減圧室内を減圧して印
刷を行うための減圧手段が本体の下側に収納されている
ので、全体の構成がコンパクトになった。また、印刷用
紙の載置位置と、空気ポンプを操作する手動操作アーム
の操作開始位置が実質的に同じ高さにあるので、操作が
円滑に行える。本発明の減圧印刷装置によれば、減圧室
は瞬間的に加速度的に減圧されるので、印刷用紙に簡単
に孔版印刷を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の減圧印刷装置を示す斜視図であ
る。
【図2】図1の(イ)−(イ)線に沿った断面図であ
る。
【図3】本例の減圧印刷装置において可撓性シートを開
いた状態で示す斜視図である。
【図4】本例の減圧印刷装置において蓋体を開いた状態
を示す斜視図である。
【図5】本例の減圧印刷装置の減圧室を減圧した状態で
示す図2と同様の断面図である。
【図6】減圧室内の圧力と減圧時間との関係を示す図で
ある。
【図7】図6のAの場合を時間軸を拡大して示した図で
ある。
【図8】第2実施例の減圧印刷装置の断面図である。
【図9】第2実施例の減圧印刷装置における印刷時の操
作を示した側面図である。
【符号の説明】
1,50 減圧印刷装置 2,51 本体 3,70 減圧手段としての空気ポンプ 6 被印刷体としての印刷用紙 8,52 蓋体 9,10 枠 9a,10a 開口部 12,59 可撓性シート 13 弾性粘着層 20,25 版としての孔版原紙組立体 30,74 底板 31,73 袋体 35,90 手動操作手段としての手動操作レバー 72 上板 75 係止部 S 空間としての減圧室

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と、前記本体の一面に回動可能に設
    けられて前記本体との間に被印刷体と版を設けるための
    空間を区画する蓋体と、前記版に対面するように前記蓋
    体に設けられた可撓性シートと、前記空間に連通するよ
    うに前記本体の下側に設けられて前記空間内を減圧する
    減圧手段と、前記蓋体と実質的に同一の高さにある操作
    開始位置から下方に押し下げることによって前記減圧手
    段を操作する手動操作手段とを有することを特徴とする
    減圧印刷装置。
  2. 【請求項2】 印刷用紙が上面に載置される本体と、版
    が取り付けられるとともに前記本体の上面に回動可能に
    設けられて前記本体との間に前記印刷用紙と前記版を収
    納するための空間を区画する蓋体と、前記版に対面する
    ように前記蓋体の上面に設けられた可撓性シートと、前
    記空間に連通するように前記本体の下側に設けられて前
    記空間内を減圧することにより前記可撓性シートを介し
    て大気圧で前記版と前記印刷用紙を密着させて印刷を行
    わせる減圧手段と、前記蓋体と実質的に同一の高さにあ
    る操作開始位置から下方に押し下げることによって前記
    減圧手段を操作する手動操作手段とを有することを特徴
    とする減圧印刷装置。
  3. 【請求項3】 前記蓋体は前記版を取り付けるための開
    口部を備えた枠を有しており、前記可撓性シートは印刷
    時に前記開口部を密閉するように前記枠の上面に開閉可
    能に取り付けられたことを特徴とする請求項2記載の減
    圧印刷装置。
  4. 【請求項4】 前記枠の上面と前記可撓性シートの下面
    の一方には弾性粘着層が設けられ、他方は平滑度の高い
    樹脂シートで形成されたことを特徴とする請求項3記載
    の減圧印刷装置。
  5. 【請求項5】 前記減圧手段は、前記本体の下面に後端
    部を軸支されて上下方向に回動可能な底板と、前記底板
    の上面と前記本体の下面の間に設けられて上下方向に伸
    縮する可撓性の袋体とを有しており、 前記手動操作手段は、前記底板の前端部であり、 さらに前記底板を上方向に付勢して操作開始位置に設定
    する復帰手段を備えている請求項2記載の減圧印刷装
    置。
  6. 【請求項6】 前記減圧手段は、前記本体の下側に設け
    られた上板と、前記上板の下面に設けられた上下方向に
    伸縮する可撓性の袋体と、前記袋体の下側に設けられた
    底板と、前記底板に設けられた係止部とを有しており、 前記手動操作手段は、上下方向に回動可能となるように
    前記本体の側面に軸支され、前記係止部に上から係止す
    る手動操作レバーであり、 さらに前記底板を上方向に付勢して前記手動操作レバー
    を操作開始位置に設定する復帰手段を備えている請求項
    2記載の減圧印刷装置。
JP10101333A 1998-04-13 1998-04-13 減圧印刷装置 Pending JPH11291600A (ja)

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