JPH11289717A - サーボモータ装置 - Google Patents
サーボモータ装置Info
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- JPH11289717A JPH11289717A JP10093137A JP9313798A JPH11289717A JP H11289717 A JPH11289717 A JP H11289717A JP 10093137 A JP10093137 A JP 10093137A JP 9313798 A JP9313798 A JP 9313798A JP H11289717 A JPH11289717 A JP H11289717A
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- Japan
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Abstract
れることなく安価に製作することにある。 【解決手段】空心コイルを用いた微弱な磁界でサーボモ
ータ1の回転位置に応じて振幅値と位相の異なる2つの
信号波形を出力するレゾルバ10をサーボモータ1に直
結してこれらを一体化したものである。
Description
レゾルバを備えたサーボモータ装置に関する。
から放射線を発生する環境下で、作業や機器操作を行う
には、遠隔操作によりロボットやマニピュレータを制御
している。
レータの各駆動軸の駆動源としてサーボモータが用いら
れ、このサーボモータの回転位置を検出すると共に、そ
の検出信号を中央制御装置に伝送して制御に必要な演算
処理を行い、その演算結果に基づいてサーボモータを駆
動するようにしている。
には、放射線環境下では半導体による検出器が使用でき
ないため、回転体に発光ダイオード等を設けて光学的に
回転位置を検出するエンコーダ方式が考えられるが、こ
のような回転位置検出器では光信号を伝送するための光
ファイバーが必要となる。しかし、この光ファイバーは
放射線が当たると変色する、所謂ブラウニング(browni
ng)現象が発生するという問題がある。
ーボモータの回転位置が検出可能なものとして、ロータ
側に回転トランスを備えた構成の誘導型の回転位置検出
器の使用が考えられている。
回転位置検出器は回転トランスに鉄心が設けられている
ため、検出器の小型化が困難であり、超小型のサーボモ
ータと一体化するには寸法の違いが大きく構造的に無理
がある。
テータとロータとの間のギャップが回転位置に応じて変
化することに基づき、回転位置に応じた磁気抵抗変化を
出力信号としてその電気的位相角を検出している。この
ため、サーボモータの回転位置を位相方式で検出して同
じ振幅値の2つの信号波形を遠方の中央制御装置に伝送
すると、その検出信号が伝送路のインピーダンス等の影
響を受けて位相ずれが生じると同時に、波形に歪みが生
じて基準とすべき波形の認識が困難になり、検出精度の
点で問題がある。
なされたもので、その目的は空心コイルを用いた微弱な
磁界で回転位置を高精度で検出可能なレゾルバをサーボ
モータに直結して一体化することにより、全体を小型化
できると共に、使用環境に左右されることのないサーボ
モータ装置を提供することにある。
成するため、次のような手段によりサーボモータ装置を
構成するものである。請求項1に対応する発明は、空心
コイルを用いた微弱な磁界でサーボモータの回転位置が
検出可能なレゾルバをサーボモータに直結して一体化し
たものである。
装置にあっては、空心コイルを用いた微弱な磁界で回転
位置を高精度で検出可能なレゾルバをサーボモータに直
結して一体化するようにしたので、全体を小型化できる
と共に、製造コストが安価になる。
応する発明のサーボモータ装置において、レゾルバはサ
ーボモータの回転位置に応じて振幅値と位相の異なる2
つの信号波形を出力するものである。
装置にあっては、サーボモータの回転位置に応じて振幅
値と位相の異なる2つの信号波形を出力するレゾルバを
用いているので、長距離伝送により両信号が歪んでも基
準位相の認識が可能となり、その位相差を高精度で検出
することができる。
参照して説明する。図1は本発明によるサーボモータ装
置の実施の形態の構成例を示す縦断面図である。図1に
おいて、1は小型のサーボモータで、このサーボモータ
1は適宜離間して設けられた一対の軸受2により回転自
在に支承された回転軸3、この回転軸3に取付けられた
回転子4、この回転子4を包囲するように設けられ、軸
方向の両端部に軸受2を支持するブラケット5に取付け
られたフレーム6、このフレーム6の内周面に回転子3
と微小ギャップを存するようにして取付けられた固定子
7により構成されている。
一端に直結されたレゾルバで、このレゾルバ10は複数
個の空心コイルが配置されたステータ11、このステー
タ11の空心コイルに対面させて設けられたロータ12
とを備え、微弱な磁界でサーボモータ1の回転位置を検
出可能に構成されている。この場合、ステータ11はサ
ーボモータ1のブラケット5部にアダプタ13を介して
止めネジ14により固定され、またロータ12の軸部は
レゾルバ10の回転軸15に止めネジ16により固定さ
れて一体的に回転可能になっている。
イルの配置例とロータ12との関係を示すもので、
(a)は平面図、(b)は軸方向断面図である。図2に
示すようにステータ11の端面の円周方向に二重巻き構
成の複数個の外側コイル17が等間隔を存してそれぞれ
取付けられ、またその内側に複数個の外側コイル17よ
り巻回数の少ない内側コイル18が等間隔を存してそれ
ぞれ取付けられている。
を有する複数本のスリット19が円周方向に等間隔を存
してそれぞれ設けられている。なお、図示していないが
ステータ側には内側コイル18及び外側コイル17と鎖
交する磁束を発生させる励磁巻線が設けられている。
〜10mm程度の大きさに構成されている。従って、この
ような構成の誘導型のレゾルバ10においては、サーボ
モータ1の回転によりロータ12が一体的に回転すると
ステータ11の各外側コイル17及び内側コイル18に
はロータ12の回転位置に応じた起電力が発生し、この
起電力を図2(a)に示すように外側コイル17の例え
ばA位置のコイルとこれとは周方向にずれた内側コイル
18のA´位置のコイルとを組にして出力を取出すこと
により、電気角で90°位相差を持たせることができ
る。外側コイル17と内側コイル18の他の位置のコイ
ルについても同様の関係に組分けしてそれぞれ出力を取
出すことにより、同様の位相差を持たせることができ
る。
大きな出力、即ち波高値の大きな出力が、また内側コイ
ル18からは起電力の小さい、即ち波高値の小さな出力
を取出すことができる。また、ロータ12には複数本の
径方向のスリット19が等間隔を存して設けられ、渦電
流が流れないようにしているので、総合的に大きな起電
力を得ることができる。
例えばロボットの各駆動軸の駆動源として用い、これを
遠方の中央制御装置により制御するシステムを図3によ
り説明する。
位置を位相差方式で検出し、その検出信号を遠方の中央
制御装置20に伝送する。この中央制御装置20ではそ
の検出信号を演算処理して次の動作に必要な制御信号を
サーボモータ1に与えて制御する。
ーボモータ1の回転位置を波高値の大きな出力と波高値
の小さな波高値の位相差信号として出力しているので、
基準となる信号との位相差が明瞭になり、長距離伝送が
可能となる。即ち、図4(a)に示すようにレゾルバ1
0により検出されたサーボモータ10の回転位置に応じ
て出力される2つの波高値の大きな信号波形Vaと波高
値の小さな信号波形Vbが遠く離れた中央制御装置20
に伝送されると、その波高値は伝送距離によって変化し
ても、2つの信号波形Va´,Vb´の波高値の相対的
な比と両信号間の位相差は変化しないので、伝送距離に
よって両信号の振幅値が減衰してもその比は変化しない
ので、基準となる信号波形を確認できる。
モータ10の回転位置を高精度に検出することができ
る。これに対して、従来の回転トランスを用いた誘導型
のレゾルバでは、図4(b)に示すように回転位置に応
じて同じ振幅値の2つの信号波形V1,V2を出力して
いるため、長距離伝送により波形の歪みが大きくなる
と、基準とすべき信号波形V1´,V2´の確認が困難
である。
を用いた微弱な磁界で回転位置を高精度で検出可能なレ
ゾルバをサーボモータに直結して一体化するようにした
ので、全体を小型化できると共に、製造コストが安価に
なる。
幅値と位相の異なる2つの信号波形を出力するレゾルバ
を用いているので、長距離伝送により両信号が歪んでも
その位相差を検出することができる。
限界であったが、本実施の形態では40m程度の伝送が
可能である。なお、上記の実施の形態では巻回数の異な
る外側コイル及び内側コイルを図2に示すように配置し
た構成について述べたが、空心コイルを用いた微弱な磁
界で回転位置を高精度で検出可能なものであれば、上記
構成以外のものであっても良い。
コイルを用いた微弱な磁界で回転位置を高精度で検出可
能なレゾルバをサーボモータに直結して一体化したの
で、全体を小型化できると共に、使用環境に左右される
ことのない安価なサーボモータ装置を提供することがで
きる。
構成例を示す縦断面図。
の配置例とロータとの関係を示すもので、(a)は平面
図、(b)は軸方向断面図。
トの各駆動軸の駆動源として用い、これを遠方の中央制
御装置により制御する場合に適用したシステム構成例を
示す図。
るサーボモータの回転位置に応じた位相差方式の信号波
形を従来と対比して示すもので、(a)は本発明の信号
波形図、(b)は従来の信号波形図。
Claims (2)
- 【請求項1】 空心コイルを用いた微弱な磁界でサーボ
モータの回転位置が検出可能なレゾルバをサーボモータ
に直結して一体化したことを特徴とするサーボモータ装
置。 - 【請求項2】 レゾルバはサーボモータの回転位置に応
じて振幅値と位相の異なる2つの信号波形を出力するも
のである請求項1記載のサーボモータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09313798A JP4070869B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | サーボモータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09313798A JP4070869B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | サーボモータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11289717A true JPH11289717A (ja) | 1999-10-19 |
JP4070869B2 JP4070869B2 (ja) | 2008-04-02 |
Family
ID=14074149
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09313798A Expired - Lifetime JP4070869B2 (ja) | 1998-04-06 | 1998-04-06 | サーボモータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4070869B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6331759B1 (en) * | 1999-04-27 | 2001-12-18 | The Boeing Company | Pulse drive angle measurement system and method |
US6777843B2 (en) | 2001-10-05 | 2004-08-17 | Okuma Corporation | Resolver integrated type motor |
CN102941577A (zh) * | 2011-09-06 | 2013-02-27 | 北京理工大学 | 一种基于双旋变同轴设计的机器人一体化关节位置检测方法 |
JP2013088819A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Vitec Group Plc | カメラ支持装置 |
-
1998
- 1998-04-06 JP JP09313798A patent/JP4070869B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6331759B1 (en) * | 1999-04-27 | 2001-12-18 | The Boeing Company | Pulse drive angle measurement system and method |
US6777843B2 (en) | 2001-10-05 | 2004-08-17 | Okuma Corporation | Resolver integrated type motor |
CN102941577A (zh) * | 2011-09-06 | 2013-02-27 | 北京理工大学 | 一种基于双旋变同轴设计的机器人一体化关节位置检测方法 |
JP2013088819A (ja) * | 2011-10-19 | 2013-05-13 | Vitec Group Plc | カメラ支持装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4070869B2 (ja) | 2008-04-02 |
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