JPH11289344A - データ伝送システム - Google Patents

データ伝送システム

Info

Publication number
JPH11289344A
JPH11289344A JP10091656A JP9165698A JPH11289344A JP H11289344 A JPH11289344 A JP H11289344A JP 10091656 A JP10091656 A JP 10091656A JP 9165698 A JP9165698 A JP 9165698A JP H11289344 A JPH11289344 A JP H11289344A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
priority
determined
terminal
port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP10091656A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Tsuchiya
英雄 土屋
Kenichiro Mori
健一郎 森
Toshiaki Sasamori
利明 笹森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP10091656A priority Critical patent/JPH11289344A/ja
Publication of JPH11289344A publication Critical patent/JPH11289344A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フレームフォーマットの構造を変えることな
く各フレームの優先度に応じたフレームの送受を行うこ
とができるようにしたデータ伝送システムを提供する。 【解決手段】 フレーム長、フレーム受信頻度、上位プ
ロトコル、フレーム受信間隔の標準偏差、優先度設定フ
レームをもとにスイッチングハブ20でフレームの優先
度を判定するように構成することで、フレームフォーマ
ットの構造を変えることなく各フレームの優先度に応じ
たフレームの送受を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の端末をス
イッチングハブに接続し、スイッチングハブを介して端
末間でフレームの送受信を行なうデータ伝送システムの
フレーム優先度判定方法に関し、特にFA( ファクトリ
オートメーション)に適したした優先度判定方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の端末をスイッチングハブに
接続し、スイッチングハブを介して端末間でフレームの
送受信を行なうデータ伝送システムは、LAN(ローカ
ルエリアネットワーク)としてのイーサネットとしてF
A等の各種分野で広く普及している。
【0003】かかる従来のLANとしてのイーサネット
を用いたデータ伝送システムでは、すべての送受信フレ
ームが同等に扱われる。
【0004】図14は、上記従来のデータ伝送システム
で送受信されるフレームのフォーマット構造を示す図で
ある。
【0005】図14において、このフレームフォーマッ
トは、宛先アドレスDA、送信元アドレスSA、データ
(DATA)長L、データDATA、誤り検出符号FC
Sから構成される。
【0006】しかし、図14に示すようなフレームフォ
ーマットを用いたデータ伝送装置においては、上述した
ようにすべての送受信フレームが同等に扱われているた
め、優先度の高いフレームを優先度の低いフレームより
優先して送信することができない。
【0007】このためFAのLANをイーサネットで構
築した場合、制御系データ(生産ラインの制御に直接関
係するデータ)等を含む優先度の高いフレームが、情報
系データ(統計情報等、生産ラインの制御には直接関係
しないデータ)等を含む優先度の低いフレームによって
待たされる場合があるという問題がある。
【0008】また、生産ラインの制御に直接関係するP
LC(プログラマブルロジックコントローラ)等の制御
系端末と、生産ラインの制御に直接関係しないパーソナ
ルコンピュータ等の情報系端末とが混在する環境におい
て、制御系端末の通信が情報系端末の通信によって待た
される場合があるという問題がある。
【0009】この問題を解決するため、フレームに優先
度を示すフィールドを設け、高優先度のフレームを低優
先度のフレームより優先して送信する方法がIEEE等
で検討されている。
【0010】図15は、上記IEEE等で検討されてい
る優先フィールドを追加したフレームのフォーマット構
造を示す図である。
【0011】図15において、このフレームフォーマッ
トは、図14に示したフレームフォーマットのデータ
(DATA)長LとデータDATAとの間に優先度PR
Iを追加したもので、宛先アドレスDA、送信元アドレ
スSA、データ(DATA)長L、優先度PRI、デー
タDATA、誤り検出符号FCSから構成されており、
この構造のフレームフォーマットを採用することで各フ
レームの優先度に応じたフレームの送受の制御が可能に
なる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
15に示す構造のデータフォーマットを用いると、この
フレームフォーマットが従来のフレームフォーマットと
異なってしまうため、従来機器との間で通信を行なうこ
とができなくなるという問題が生じた。
【0013】そこで、この発明は、フレームフォーマッ
トの構造を変えることなく各フレームの優先度に応じた
フレームの送受を行うことができるようにしたデータ伝
送システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数の端末をスイッチング
ハブに接続し 該スイッチングハブを介して上記複数の
端末間でフレームの送受信を行なうデータ伝送システム
において、上記フレームの属性に基づき該フレームの優
先度を判定し、該判定した優先度に基づき上記端末間の
フレームの送受信を制御することを特徴とする。
【0015】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記フレームの優先度は、該フレー
ムのフレーム長が短いものほど高いと判定することを特
徴とする。
【0016】また、請求項3記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記フレームの優先度は、フレーム
受信頻度が高いポートで受信したフレームであるほど高
いと判定することを特徴とする。
【0017】また、請求項4記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記フレームの優先度は、該フレー
ムを送受信する上位プロトコルに応じて判定することを
特徴とする。
【0018】また、請求項5記載の発明は、請求項4記
載の発明において、上記フレームを送受信する上位プロ
トコルがUDPであれば優先度が高いと判定することを
特徴とする。
【0019】また、請求項6記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記フレームの優先度は、該フレー
ムのフレーム受信間隔の標準偏差が小さいポートで受信
したフレームであるほど高いと判定することを特徴とす
る。
【0020】また、請求項7記載の発明は、請求項1記
載の発明において、上記フレームの優先度は、上記端末
から送信される優先度フレームに含まれる優先度情報を
もとに判定することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るデータ通信
方式の一実施の形態を添付図面を参照して詳細に説明す
る。
【0022】図1は、この発明に係るデータ伝送システ
ムで採用されるネットワーク構成の一実施の形態を示す
ブロック図である。
【0023】図1において、各端末(端末1)10−
1、端末(端末2)10−2、端末(端末3)10−
3、端末(端末4)10−4は、スイッチングハブ20
のそれぞれのポートに接続され、このスイッチングハブ
20を介してフレームの送受信を行う。
【0024】ここで、スイッチングハブ20はあるポー
トで受信したフレームを、宛先端末が接続されているポ
ートにのみ中継する。例えば、端末(端末1)10−1
が端末(端末2)10−2宛のフレームを送信するとそ
のフレームは端末(端末2)10−2が接続されている
ポートにのみ中継される。
【0025】図2は、図1に示したスイッチングハブの
詳細構成を示すブロック図である。
【0026】なお、図2においては、n個のポートを有
し、n個の端末が接続可能なスイッチングハブ20が示
されている。
【0027】図2において、このスイッチングハブ20
は、各ポートに対応して、受信部21−1〜21−n、
受信バッファ22−1〜22−n、送信部23−1〜3
−n、優先度1送信バッファ24−1〜24−n、優先
度2送信バッファ25−1〜25−n、…、優先度n送
信バッファ26−1〜26−nを具備し、さらに、アド
レステーブル27、メモリ28、制御部29を具備して
構成される。
【0028】ここで、受信部21−1〜21−nは、端
末からフレームを受信し、この受信したフレームをそれ
ぞれ受信バッファ22−1〜22−nに書き込む処理を
行う。
【0029】また、受信バッファ22−1〜22−n
は、受信部21−1〜21−nにより端末から受信した
フレームを蓄積するもので、この受信バッファ22−1
〜22−nにおけるフレームの蓄積は、端末から受信し
た順に行われる。
【0030】送信部23−1〜3−nは、優先度1送信
バッファ24−1〜24−n、優先度2送信バッファ2
5−1〜25−n、…、優先度n送信バッファ26−1
〜26−nに蓄積されたフレームを端末へ送信する。こ
こで、送信部23−1〜3−nによるフレームの送信
は、優先度の高い送信バッファに蓄積されたフレームを
優先して行われる。なお、図2の構成においては、優先
度1送信バッファ24−1〜24−nが最も優先度が高
く、優先度n送信バッファ26−1〜26−nが最も優
先度が低く設定されている。
【0031】優先度1送信バッファ24−1〜24−
n、優先度2送信バッファ25−1〜25−n、…、優
先度n送信バッファ26−1〜26−nは、端末へ送信
するフレームを、フレームの優先度別に蓄積するバッフ
ァで、優先度1送信バッファ24−1〜24−nが最も
優先度が高く、優先度n送信バッファ26−1〜26−
nが最も優先度が低い。また、優先度1送信バッファ2
4−1〜24−n、優先度2送信バッファ25−1〜2
5−n、…、優先度n送信バッファ26−1〜26−n
におけるそれぞれのフレームの蓄積は、端末へ送信され
るフレームの順に行われる。
【0032】アドレステーブル27は、各ポートに接続
された端末のアドレスを記憶する。
【0033】図3は、図2に示したスイッチングハブの
アドレステーブルの構成例を示した図である。
【0034】図3においては、ポート「1」に端末アド
レス「1」が記憶され、ポート「2」に端末アドレス
「3」が記憶され、ポート「n」に端末アドレス「2」
が記憶される場合を示している。
【0035】メモリ28は、制御部29が実行するプロ
グラムや、一時的なデータを記憶するものである。
【0036】また、制御部29は、各ポートの受信バッ
ファ21−1〜21−nに蓄積されたフレームを取出
し、そのフレームの宛先アドレスの端末が接続されてい
るポートをアドレステーブルで検索し、そのポートの優
先度1送信バッファ24−1〜24−n、優先度2送信
バッファ25−1〜25−n、…、優先度n送信バッフ
ァ26−1〜26−nにフレームを書き込む。
【0037】さて、この発明においては、フレーム長、
フレーム受信頻度、上位プロトコル、フレーム受信間隔
の標準偏差、優先度設定フレームをもとにスイッチング
ハブ20でフレームの優先度を判定するように構成する
ことで、フレームフォーマットの構造を変えることなく
各フレームの優先度に応じたフレームの送受を可能にす
るように構成される。
【0038】以下、この発明の詳細動作について図4乃
至図13を参照して詳細に説明する。
【0039】図4は、図2に示したスイッチングハブの
送信部の処理を示すフローチャートである。
【0040】図4において、スイッチングハブ20の送
信部23−1〜3−n(以下、送信部23として説明す
る)の処理が開始されると(ステップ101)、優先度
1送信バッファ24−1〜24−n(以下、優先度1送
信バッファ24として説明する)にフレームがあるかを
調べる(ステップ102)。ここで、優先度1送信バッ
ファ24にフレームがあると(ステップ102でYE
S)、この優先度1送信バッファ24のフレームを送信
し(ステップ103)、ステップ102に戻る。
【0041】しかし、ステップ102で優先度1送信バ
ッファ24にフレームがないと判断されると(ステップ
102でNO)、次に、優先度2送信バッファ25−1
〜25−n(以下、優先度2送信バッファ25として説
明する)にフレームがあるかを調べる(ステップ10
4)。ここで、優先度2送信バッファ25にフレームが
あると(ステップ104でYES)、この優先度2送信
バッファ25のフレームを送信し(ステップ105)、
ステップ102に戻る。
【0042】しかし、ステップ104で優先度1送信バ
ッファ24にフレームがないと判断されると(ステップ
104でNO)、次に、優先度3送信バッファにフレー
ムがあるかを調べ、以下、同様の処理を続ける。
【0043】そして、優先度n送信バッファ26−1〜
26−n(以下、優先度n送信バッファ26として説明
する)にフレームがあるかを調べ(ステップ106)、
ここで、優先度n送信バッファ26にフレームがあると
(ステップ106でYES)、この優先度n送信バッフ
ァ26のフレームを送信し(ステップ107)、ステッ
プ102に戻るが、優先度n送信バッファ26にフレー
ムがないと判断されると(ステップ106でNO)、そ
のままステップ102に戻る。
【0044】図5は、図2に示したスイッチングハブの
制御部の処理を示すフローチャートである。
【0045】図5において、スイッチングハブ20の制
御部29の処理は、ポート1からポートnまでの処理を
順次行い、それを繰り返すことにより行われる。
【0046】すなわち、制御部29の処理が開始される
と(ステップ201)、まずポート1の処理を行い(ス
テップ202)、次に、ポート2の処理を行い(ステッ
プ203)、同様にして各ポートの処理を行って、ポー
トnの処理を行うと(ステップ204)、ステップ20
2に戻り、これを繰り返す。
【0047】各ポートの処理は、ポート1の処理(ステ
ップ202)に関して示されているように、 1)受信バッファ22−1にフレームがあるかを調べる
(ステップ211) 2)受信バッファ22−1にフレームがある場合は(ス
テップ211でYES)、受信バッファ22−1の先頭
から1フレームを取り出す(ステップ212) 3)受信バッファ22−1から取出したフレームの宛先
ポート(宛先アドレスの端末が接続されているポート)
をアドレステーブル27で検索する(ステップ213) 4)受信バッファ22−1から取出したフレームの優先
度を判定する(ステップ214) 5)ステップ214で判定した結果の優先度に対応する
送信バッファにフレームを書き込む(ステップ215) 6)受信バッファ22−1にフレームがない場合は(ス
テップ211でNO)、そのままステップ203に進む 処理により行われる。なお、他のポートの処理も上記ポ
ート1の処理と同様に行われる。
【0048】図6は、図5に示した優先度判定処理の一
例を示すフローチャートである。
【0049】図6に示す優先度判定処理は、図5に示し
たステップの214の優先度判定処理の一例を示すもの
で、この優先度判定処理は、フレーム長に基づき優先度
を判定する。すなわち、フレーム長が短いものほど優先
度が高いと判定し、フレーム長が長いものほど優先度が
低いと判定する。
【0050】一般に、FAでは優先度の高い制御系デー
タは、優先度の低い情報系データよりフレーム長が短く
なる。そこで、フレーム長が短いものほど優先度が高い
と判定する。これにより、フレームフォーマットを変更
することなく、優先度の判定が可能となる。
【0051】この場合、フレーム長に関して、第1の閾
値<第2の閾値<…<第n−1の閾値の関係にあるn−
1個の閾値を設定し、フレーム長をこのn−1個の閾値
と順次比較することにより「1」から「n」の優先度を
判定する。
【0052】すなわち、この優先度判定処理が開始され
ると(ステップ221)、まず、当該フレームのフレー
ム長に関して、フレーム長<第1の閾値の関係が成立す
るかを調べる(ステップ222)。
【0053】ここで、フレーム長<第1の閾値の関係が
成立すると(ステップ222でYES)、当該フレーム
の優先度を「1」と判定して(ステップ223)、この
処理を終了する(ステップ229)。
【0054】しかし、ステップ222でフレーム長<第
1の閾値の関係が成立しないと判断されると(ステップ
222でNO)、次に、当該フレームのフレーム長に関
して、フレーム長<第2の閾値の関係が成立するかを調
べる(ステップ224)。
【0055】ここで、フレーム長<第2の閾値の関係が
成立すると(ステップ224でYES)、当該フレーム
の優先度を「2」と判定して(ステップ225)、この
処理を終了する(ステップ229)。
【0056】しかし、ステップ224でフレーム長<第
2の閾値の関係が成立しないと判断されると(ステップ
224でNO)、次に、当該フレームのフレーム長に関
して、フレーム長<第3の閾値の関係が成立するかを調
べる。
【0057】以下、同様にして、当該フレームのフレー
ム長と閾値との比較、フレーム優先度の判定を行う。
【0058】そして、フレーム長<第n−1の閾値の関
係が成立するかを調べ(ステップ226)、ここで、フ
レーム長<第n−1の閾値の関係が成立すると(ステッ
プ226でYES)、当該フレームの優先度を「n−
1」と判定して(ステップ227)、この処理を終了す
るが(ステップ229)、ステップ226で、フレーム
長<第n−1の閾値の関係が成立しないと判断されると
(ステップ226でNO)、当該フレームの優先度を
「n」と判定して(ステップ228)、この処理を終了
する(ステップ229)。
【0059】図7は、図5に示した優先度判定処理の他
の例を示すフローチャートである。
【0060】図7に示す優先度判定処理は、図5に示し
たステップの214の優先度判定処理の一例を示すもの
で、この優先度判定処理は、フレーム受信頻度に基づき
優先度を判定する。すなわち、フレーム受信頻度が高い
ポートで受信したフレームは優先度が高いと判定し、フ
レーム受信頻度が低いポートで受信したフレームは優先
度が低いと判定する。
【0061】一般に、FAでは制御系端末(優先度の高
いフレームを送信する端末)は情報系端末(優先度の低
いフレームを送信する端末)よりフレーム送信頻度が高
い。そこで、フレーム受信頻度(単位時間あたりに受信
するフレーム数)が高いポートで受信したフレームほど
優先度が高いと判定する。これにより、フレームフォー
マットを変更することなく、優先度の判定が可能とな
る。
【0062】この場合、フレーム受信頻度に関して、第
1の閾値>第2の閾値>…>第n−1の閾値の関係にあ
るn−1個の閾値を設定し、フレーム受信頻度をこのn
−1個の閾値と順次比較することにより「1」から
「n」の優先度を判定する。
【0063】すなわち、この優先度判定処理が開始され
ると(ステップ231)、まず、当該フレームを受信し
たポートのフレーム受信頻度を更新し(ステップ23
2)、当該フレーム受信頻度に関して、フレーム受信頻
度>第1の閾値の関係が成立するかを調べる(ステップ
233)。
【0064】ここで、フレーム受信頻度>第1の閾値の
関係が成立すると(ステップ233でYES)、当該フ
レームの優先度を「1」と判定して(ステップ23
4)、この処理を終了する(ステップ240)。
【0065】しかし、ステップ233でフレーム受信頻
度>第1の閾値の関係が成立しないと判断されると(ス
テップ233でNO)、次に、当該フレーム受信頻度に
関して、フレーム受信頻度>第2の閾値の関係が成立す
るかを調べる(ステップ235)。
【0066】ここで、フレーム受信頻度>第2の閾値の
関係が成立すると(ステップ235でYES)、当該フ
レームの優先度を「2」と判定して(ステップ23
6)、この処理を終了する(ステップ240)。
【0067】しかし、ステップ235でフレーム受信頻
度>第2の閾値の関係が成立しないと判断されると(ス
テップ235でNO)、次に、当該フレーム受信頻度に
関して、フレーム受信頻度>第3の閾値の関係が成立す
るかを調べる。
【0068】以下、同様にして、当該フレーム受信頻度
と閾値との比較、フレーム優先度の判定を行う。
【0069】そして、当該フレーム受信頻度に関して、
フレーム受信頻度>第n−1の閾値の関係が成立するか
を調べ(ステップ237)、ここで、フレーム受信頻度
>第n−1の閾値の関係が成立すると(ステップ237
でYES)、当該フレームの優先度を「n−1」と判定
して(ステップ238)、この処理を終了するが(ステ
ップ240)、ステップ237で、フレーム受信頻度>
第n−1の閾値の関係が成立しないと判断されると(ス
テップ237でNO)、当該フレームの優先度を「n」
と判定して(ステップ239)、この処理を終了する
(ステップ240)。
【0070】さて、イーサネットの上位層のプロトコル
としてTCP(Transmission Control Protocol )およ
びUDP(User Datagram Protocol)が広く利用されて
いる。そして、一般にFAでは制御系フレームにはコネ
クション確立のオーバーヘッドがないUDPプロトコル
が利用され、情報系フレームにはコネクションを確立し
てから通信を開始するTCPプロトコルが利用される。
【0071】ここで、上位プロトコルの種別はDATA
フィールド中のIPヘッダの10バイト目のPROTフ
ィールドに記述される。
【0072】図8は、フレームフォーマットのPROT
フィールドを説明する図である。
【0073】図8において、このフレームフォーマット
は、宛先アドレスDA、送信元アドレスSA、データ
(DATA)長L、データDATA、誤り検出符号FC
Sから構成されており、データDATAは、IPヘッダ
とIPデータから構成されている。こので、IPヘッダ
の10バイト目にはPROTフィールドが設けられてお
り、このPROTフィールドが「6」なら上位層のプロ
トコルとしてTCPが用いられ、「17」なら上位層の
プロトコルとしてUDPが用いられることを示してい
る。
【0074】したがって、IPヘッダの10バイト目の
PROTフィールドを調べることにより、上位層のプロ
トコルとしてTCPが用いられた優先度の低い制御系の
フレームであるか、上位層のプロトコルとしてUDPが
用いられた優先度の高い制御系のフレームであるかを判
別することができる。
【0075】図9は、図5に示した優先度判定処理のさ
らに他の例を示すフローチャートである。
【0076】図9に示す優先度判定処理は、図5に示し
たステップの214の優先度判定処理の一例を示すもの
で、この優先度判定処理は、IPヘッダの10バイト目
のPROTフィールドを調べることによりフレーム優先
度を判定する。
【0077】すなわち、この優先度判定処理が開始され
ると(ステップ241)、まず、当該フレームのデータ
DATAのIPヘッダの10バイト目のPROTフィー
ルドが「17」であるか、すなわち、上位層のプロトコ
ルとしてUDPが用いられた優先度の高い制御系のフレ
ームであるかを調べ(ステップ242)、ここで、PR
OTフィールドが「17」であると、当該フレームの優
先度を最高優先度「1」と判定して(ステップ24
3)、この処理を終了する(ステップ240)。
【0078】しかし、ステップ242で、当該フレーム
のPROTフィールドが「17」でないと判断される
と、当該フレームの優先度を最低優先度「n」と判定し
て(ステップ244)、この処理を終了する(ステップ
240)。
【0079】図10は、制御系/情報系端末のフレーム
送信間隔分布を示す図である。
【0080】一般に、FAでは制御系端末(優先度の高
いフレームを送信する端末)は情報系端末(優先度の低
いフレームを送信する端末)よりフレーム送信の周期性
が強い。このため、図10(a)に示すように、制御系
端末ではフレーム間隔の平均値からの広がり具合を示す
標準偏差が小さく、図10(b)に示すように、情報系
端末ではフレーム間隔の平均値からの広がり具合を示す
標準偏差が大きい。
【0081】そこで、この制御系/情報系端末のフレー
ム送信間隔分布を利用してフレーム優先度を判定するこ
とができる。
【0082】図11は、図5に示した優先度判定処理の
さらに他の例を示すフローチャートである。
【0083】図11に示す優先度判定処理は、図5に示
したステップの214の優先度判定処理の一例を示すも
ので、この優先度判定処理は、制御系/情報系端末のフ
レーム送信間隔分布、すなわち、フレーム間隔の平均値
からの広がり具合を示す標準偏差を利用してフレーム優
先度を判定する。
【0084】ここで、この標準偏差は、過去n回に受信
したフレームの時間間隔(T1〜T。)から求めること
ができる。そして、この標準偏差が小さいほど優先度が
高いと判定する。これにより、フレームフォーマットを
変更することなく、優先度の判定が可能となる。
【0085】この場合、標準偏差に関して、第1の閾値
<第2の閾値<…<第n−1の閾値の関係にあるn−1
個の閾値を設定し、標準偏差をこのn−1個の閾値と順
次比較することにより「1」から「n」の優先度を判定
する。
【0086】すなわち、この優先度判定処理が開始され
ると(ステップ251)、まず、当該フレームを受信し
たポートのフレーム受信間隔の標準偏差を更新する(ス
テップ252)。そして当該標準偏差に関して、標準偏
差<第1の閾値の関係が成立するかを調べる(ステップ
253)。
【0087】ここで、標準偏差<第1の閾値の関係が成
立すると(ステップ253でYES)、当該フレームの
優先度を「1」と判定して(ステップ254)、この処
理を終了する(ステップ260)。
【0088】しかし、ステップ253で標準偏差<第1
の閾値の関係が成立しないと判断されると(ステップ2
53でNO)、次に、当該標準偏差に関して、標準偏差
<第2の閾値の関係が成立するかを調べる(ステップ2
55)。
【0089】ここで、標準偏差<第2の閾値の関係が成
立すると(ステップ255でYES)、当該フレームの
優先度を「2」と判定して(ステップ256)、この処
理を終了する(ステップ260)。
【0090】しかし、ステップ255で標準偏差<第2
の閾値の関係が成立しないと判断されると(ステップ2
55でNO)、次に、当該標準偏差に関して、標準偏差
<第3の閾値の関係が成立するかを調べる。
【0091】以下、同様にして、当該標準偏差と閾値と
の比較、フレーム優先度の判定を行う。
【0092】そして、当該標準偏差に関して、標準偏差
<第n−1の閾値の関係が成立するかを調べ(ステップ
257)、ここで、標準偏差<第n−1の閾値の関係が
成立すると(ステップ257でYES)、当該フレーム
の優先度を「n−1」と判定して(ステップ258)、
この処理を終了するが(ステップ260)、ステップ2
57で、標準偏差<第n−1の閾値の関係が成立しない
と判断されると(ステップ257でNO)、当該フレー
ムの優先度を「n」と判定して(ステップ259)、こ
の処理を終了する(ステップ260)。
【0093】なお、端末が優先度設定フレームをスイッ
チングハブ20宛に送信することにより、その端末が送
信するフレームの優先度を設定するように構成すること
もできる。この場合、スイッチングハブ20にも端末と
同様のアドレスを割当てる。図12は、上記優先度設定
フレームのフォーマットを示す図である。
【0094】図12において、この優先度設定フレーム
フォーマットは、宛先アドレスDA、送信元アドレスS
A、データ(DATA)長L、データDATA、誤り検
出符号FCSから構成されており、宛先アドレスDAに
は、スイッチングハブ20のアドレスが記述され、デー
タDATAには、その端末のフレームの優先度が記述さ
れる。
【0095】図13は、優先度設定フレームを用いる場
合の図2に示したスイッチングハブの制御部の処理を示
すフローチャートである。
【0096】この場合、スイッチングハブ20の制御部
29は、ポート毎に優先度を記憶しておき、各ポートで
受信したフレームの優先度は、そのポートに現在設定さ
れている優先度であると判定する。ポートの優先度は端
末が送信する優先度設定フレームにより変更することが
できる。これにより、フレームフォーマットを変更する
ことなく、優先度の判定が可能となる。
【0097】図13(a)において、スイッチングハブ
20の制御部29の処理は、ポート1からポートnまで
の処理を順次行い、それを繰り返すことにより行われ
る。
【0098】すなわち、制御部29の処理が開始される
と(ステップ261)、まずポート1の処理を行い(ス
テップ262)、次に、ポート2の処理を行い(ステッ
プ263)、同様にして各ポートの処理を行って、ポー
トnの処理を行うと(ステップ264)、ステップ26
2に戻り、これを繰り返す。
【0099】各ポートの処理は、ポート1の処理(ステ
ップ262)に関して示されているように、 1)受信バッファ22−1にフレームがあるかを調べる
(ステップ271) 2)受信バッファ22−1にフレームがある場合は(ス
テップ271でYES)、受信バッファ22−1の先頭
から1フレームを取り出す(ステップ272) 3)宛先アドレスがスイッチングハブ20のアドレスか
を調べる(ステップ273) 4)宛先アドレスがスイッチングハブ20のアドレスで
ない場合は(ステップ273でNO)、受信バッファ2
2−1から取出したフレームの宛先ポート(宛先アドレ
スの端末が接続されているポート)をアドレステーブル
27で検索する(ステップ274) 5)受信バッファ22−1から取出したフレームの優先
度を判定する(ステップ275) 6)ステップ275で判定した結果の優先度に対応する
送信バッファにフレームを書き込む(ステップ276) 7)受信バッファ22−1にフレームがない場合は(ス
テップ271でNO)、そのままステップ263に進む 8)ステップ273で宛先アドレスがスイッチングハブ
20のアドレスであると判断された場合は(ステップ2
73でYES)、受信したフレームから優先度情報を取
り出し(ステップ277)、優先度設定更新を行う(ス
テップ278)処理により行われる。なお、他のポート
の処理も上記ポート1の処理と同様に行われる。
【0100】なお、この場合のステップ275の優先度
判定処理は、図13(b)に示すようになる。
【0101】すなわち、この優先度判定処理が開始され
ると(ステップ281)、受信ポートに現在設定されて
いる優先度を当該フレームの優先度として判定し(ステ
ップ282)、この優先度判定処理を終了する。
【0102】このように、この発明では、フレーム長、
フレーム受信頻度、上位プロトコル、フレーム受信間隔
の標準偏差、優先度設定フレームをもとにスイッチング
ハブ20でフレームの優先度を判定することで、フレー
ムフォーマットの構造を変えることなく各フレームの優
先度に応じたフレームの送受を行うことができる。
【0103】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレーム長、フレーム受信頻度、上位プロトコル、フレ
ーム受信間隔の標準偏差、優先度設定フレームをもとに
スイッチングハブ20でフレームの優先度を判定するよ
うに構成したので、フレームフォーマットの構造を変え
ることなく各フレームの優先度に応じたフレームの送受
を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るデータ伝送システムで採用され
るネットワーク構成の一実施の形態を示すブロック図。
【図2】図1に示したスイッチングハブの詳細構成を示
すブロック図。
【図3】図2に示したスイッチングハブのアドレステー
ブルの構成例を示した図。
【図4】図2に示したスイッチングハブの送信部の処理
を示すフローチャート。
【図5】図2に示したスイッチングハブの制御部の処理
を示すフローチャート。
【図6】図5に示した優先度判定処理の一例を示すフロ
ーチャート。
【図7】図5に示した優先度判定処理の他の例を示すフ
ローチャート。
【図8】フレームフォーマットのPROTフィールドを
説明する図。
【図9】図5に示した優先度判定処理のさらに他の例を
示すフローチャート。
【図10】制御系/情報系端末のフレーム送信間隔分布
を示す図。
【図11】図5に示した優先度判定処理のさらに他の例
を示すフローチャート。
【図12】優先度設定フレームのフォーマットを示す
図。
【図13】図12に示した優先度設定フレームを用いる
場合の図2に示したスイッチングハブの制御部の処理を
示すフローチャート。
【図14】従来のデータ伝送システムで送受信されるフ
レームのフォーマット構造を示す図。
【図15】IEEE等で検討されている優先フィールド
を追加したフレームのフォーマット構造を示す図。
【符号の説明】
10−1 端末(端末1) 10−2 端末(端末2) 10−2 端末(端末3) 10−4 端末(端末4) 20 スイッチングハブ 21−1〜21−n 受信部 22−1〜22−n 受信バッファ 23−1〜3−n 送信部 24−1〜24−n 優先度1送信バッファ 25−1〜25−n 優先度2送信バッファ 26−1〜26−n 優先度n送信バッファ 27 アドレステーブル 28 メモリ 29 制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末をスイッチングハブに接続し
    該スイッチングハブを介して上記複数の端末間でフレ
    ームの送受信を行なうデータ伝送システムにおいて、 上記フレームの属性に基づき該フレームの優先度を判定
    し、 該判定した優先度に基づき上記端末間のフレームの送受
    信を制御することを特徴とするデータ伝送システム。
  2. 【請求項2】 上記フレームの優先度は、 該フレームのフレーム長が短いものほど高いと判定する
    ことを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。
  3. 【請求項3】 上記フレームの優先度は、 フレーム受信頻度が高いポートで受信したフレームであ
    るほど高いと判定することを特徴とする請求項1記載の
    データ伝送システム。
  4. 【請求項4】 上記フレームの優先度は、 該フレームを送受信する上位プロトコルに応じて判定す
    ることを特徴とする請求項1記載のデータ伝送システ
    ム。
  5. 【請求項5】 上記フレームを送受信する上位プロトコ
    ルがUDPであれば優先度が高いと判定することを特徴
    とする請求項4記載のデータ伝送システム。
  6. 【請求項6】 上記フレームの優先度は、 該フレームのフレーム受信間隔の標準偏差が小さいポー
    トで受信したフレームであるほど高いと判定することを
    特徴とする請求項1記載のデータ伝送システム。
  7. 【請求項7】 上記フレームの優先度は、 上記端末から送信される優先度フレームに含まれる優先
    度情報をもとに判定することを特徴とする請求項1記載
    のデータ伝送システム。
JP10091656A 1998-04-03 1998-04-03 データ伝送システム Withdrawn JPH11289344A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10091656A JPH11289344A (ja) 1998-04-03 1998-04-03 データ伝送システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10091656A JPH11289344A (ja) 1998-04-03 1998-04-03 データ伝送システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11289344A true JPH11289344A (ja) 1999-10-19

Family

ID=14032558

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10091656A Withdrawn JPH11289344A (ja) 1998-04-03 1998-04-03 データ伝送システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11289344A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012239138A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 優先度設定装置及びコンピュータプログラム
JP2015128310A (ja) * 2015-02-24 2015-07-09 住友電気工業株式会社 優先度設定装置及びコンピュータプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012239138A (ja) * 2011-05-13 2012-12-06 Sumitomo Electric Ind Ltd 優先度設定装置及びコンピュータプログラム
JP2015128310A (ja) * 2015-02-24 2015-07-09 住友電気工業株式会社 優先度設定装置及びコンピュータプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7860028B2 (en) Flexible ethernet bridge
US5535338A (en) Multifunction network station with network addresses for functional units
JP2520563B2 (ja) パケット交換網
EP2100406B1 (en) Method and apparatus for implementing multicast routing
JP4547349B2 (ja) ネットワーク型ルーティング機構
CN102907049A (zh) 基于虚拟站接口发现和配置协议响应来指定优先级
CN1178435C (zh) 在网络交换机中选择性地删除地址表项目的方法及使用这种方法的网络交换机
GB2462237A (en) Packet switch device
JPH11289344A (ja) データ伝送システム
JPH09102790A (ja) 受信フレームに対する高速処理方式
JP3132232B2 (ja) データリンク層形式の自動設定装置
JP2006203735A (ja) 通信装置
US7006532B1 (en) Dynamically building encapsulation and decapsulation chains at run time
JP2002026981A (ja) トラヒック制御方法
US20040252712A1 (en) Information data transmitting and receiving device and transmitting and receiving method of information data
JP3080499B2 (ja) 分散制御システム
JPH11308218A (ja) レイヤ3マルチキャスト送信方式
JP2004336437A (ja) 映像受信回路および映像受信装置
JPH05235946A (ja) ネットワークの構成認識装置
JP2003333063A (ja) スイッチングハブ
JP2001244937A (ja) イーサネットを用いた通信における電文量を削減する方法
JPH02214349A (ja) Csma/cdバスブリッジ
JPH0669927A (ja) Lan間中継装置のアドレス認識テーブルの検索方法
JPH10341251A (ja) ルータ装置及びフレーム転送方法
JPH07107111A (ja) 経路制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050607